JP2004129290A - 通信システム - Google Patents

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Satoru Toguchi
渡口 悟
Katsuya Onodera
小野寺 克也
Masahiro Hirasawa
平沢 雅弘
Takeyoshi Asami
浅見 武義
Katsuyuki Tazawa
田澤 勝行
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Abstract

【課題】 内線・外線電話装置やデスクトップPCや携帯端末等の間でデータの送受信をシームレスに扱うことができなかった。
【解決手段】 構内ネットワーク70と、これに接続された回線コントローラ10、移動無線端末の親機として使用される無線基地局40a,40b、2種類の回線端末20、30、光無線親機80a,80b、構内ネットワーク70の制御を行うサーバ100を有している。そして、相互に音声データを含むデータの送受信を行うことができる。
【選択図】   図1

Description

 本発明は、通信システムに関し、特にLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のコンピュータネットワークを用いた音声通話サービスやデータ通信サービスを提供することが可能な通信システムに関するものである。
 一般に、1つの企業が所定範囲の構内で音声通話やデータ通信を行う場合、音声処理ボードとネットワークインターフェース(I/F)カードが組み込まれたパソコンを使用することがある。すなわち、音声処理ボードと交換機を電話線で接続し、交換機を介して音声通話が行われている。また、LANなどの有線ネットワークをネットワークI/Fカードに接続し、ネットワーク上で他のパソコンとデータ通信を行うことができる。さらに、音声処理ボードとネットワークI/Fが一体になったボードもあり、この場合は、ネットワーク上で音声通話とデータ通信を行うことができる。
 近年、LANが急速に普及し、企業内ではネットワークで各自のパソコンがつながれており、ネットワークを介して他のパソコンとデータ通信を行うことが一般化している。かかるLANを用いて音声通話を行う場合、パソコンに音声処理ボードを組み込み、パソコンと交換機との間を電話線で接続し、交換機を介して音声通話を行うこととなる。また、ネットワーク対応の音声処理ボードもあり、この場合、ネットワーク上で他のパソコンと音声通話を行うことができる。
 ところが、このような方法では一人に1台の電話機を持たせるためには、全てのパソコンを電話線でつながなければならず、大規模な配線工事が必要となる。さらに、一人について1回線を割り当てなければならず、必要以上の大規模な交換機を導入しなければならない。また、当該ネットワーク対応の音声処理ボードを組み込んだ場合には、当該ネットワークでつながれた相手としか通話できないという制約がある。さらに、大規模な交換機を導入したり、ネットワーク対応の音声処理ボードを組み込んだとしても、自分の席からしか電話できないので、席を外している場合は電話をかけたり受けたりできないという問題があった。
 そこで、本出願人は、平成9年3月3日出願の特願平9−63754号「通信システム」にて、LANネットワークを介して無線移動端末同士で音声データを含むデータ送受信を行うことのできる通信システムを提供した。
 この通信システムでは、無線移動端末として、例えばPHS(パーソナル・ハンディホン・システム)を使用しているので、屋内では内線電話、屋外では通常の携帯電話機として同じ端末を使用することができ、また、データの送受信もできるので、戸外にも持ち運びが可能な携帯型のPCの送受信端末として、使用することも可能である。
 また、無線LANとしては、従来より、光を用いたものがあり、赤外線を用いることにより、10Mbps〜100Mbps以上の伝送速度でデータの送受信を行うことができるものが開発されてきている。
 この無線移動端末を用いた通信システムと光無線LANは、共に室内での配線が不要となり、使用する端末の設置自由度を増すことができる。
 光無線LANは、10Mbps〜100Mbps以上の伝送能力があるので、短時間で大量のデータ転送をすることができ、また、配線も不要であることからデスクトップPCやハブ(HUB)を介して複数の機器に接続して使用するのに非常に便利である。しかし、反射光や障害物に弱く、使用する場所が制限されていた。また、指向性が高いので、送受信を行う送受後部の方向を定めなければならないという欠点があり、携帯端末や携帯用PCには、不向きであった。
 また、無線移動端末を使用した通信システムでは、電波を使用しているので、例えば、PHSを使用した場合でも最大32kbpsの伝送能力しかなく、大量のデータ転送には、不向きであった。
 そして、近年では、内線・外線電話装置からデスクトップPCや携帯端末まで、各種の機器間でデータの送受信を行うなど、使用する機器の種類に関係なくシームレスに扱うことのできる通信システムが、要望されていた。
 そこで本発明は、電話線や複数の通信線を並行して施設する必要がなく、また、各種機器の設置状況や使用状況に合わせて、同一ネットワーク内で有線と光と電波を使い分けて使用することにより、音声データを含むデータの送受信をシームレスに行うことのできる通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための手段として、下記に示す通信システム及び回線コントローラを提供しようとするものである。
 1.有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の端末との間で無線データの高速送受信を行う第1の親機と、有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の端末との間で無線データの送受信を行う親機であって前記第1の親機よりも低速でデータの送受信を行うことのできる第2の親機とを備えたことを特徴とする通信システム。
2.上記1記載の通信システムにおいて、前記第1の親機または第2の親機の少なくとも一方に前記有線ネットワークを介して接続され、接続された前記親機に対して呼制御を行うよう指示を出すことにより、前記複数の端末同士の通信、あるいは前記端末と前記ネットワークに接続された他の端末との間の通信を制御する回線コントローラを設けたことを特徴とする通信システム。
 3.有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと光無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の光無線端末との間で光によるデータの送受信を行う少なくとも1つ以上の光無線親機と、有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の移動無線端末との間で電波によるデータの送受信を行う少なくとも1つ以上の無線基地局と、を備えたことを特徴とする通信システム。
 4.上記3記載の通信システムにおいて、前記無線基地局に前記ネットワークを介して接続され、前記無線基地局に対し呼制御を行うよう指示を出すことにより、前記複数の移動無線端末同士の通信、あるいは前記移動無線端末と前記ネットワークに接続された他の端末との間の通信を制御する回線コントローラを設けたことを特徴とする通信システム。
 5.上記1または2または3または4記載の通信システムにおいて、少なくとも有線ネットワークに接続されている機器のアドレス管理を行うサーバを備えたことを特徴とする通信システム。
 本発明の通信システムは、有線のネットワークに対して無線基地局、光無線親機と回線コントローラ等を接続し、無線基地局を介して複数の移動無線端末同士の通信を可能としているので電話導入のための大規模な配線工事を行うことなく、また、高価な構内交換機を導入することなく容易に構内コードレス電話システムを構築することができる。また、各自が移動無線端末を持つことにより、席を外している場合でも電話をかけたり受けたりすることができる通信システムが提供される。さらに、契約する回線数以上の移動無線端末を使用することができるので、電話の使用頻度に応じてリーズナブルに一人1台のコードレス電話環境を提供することができる。
そして、光無線通信を使用することにより、大規模な配線工事を行うことなく、LANの構築が可能となる。無線で大容量のデータ送受信が可能となる等の効果がある。
 さらに、データ転送速度の異なる親機をネットワークで接続して、相互通信を可能にすることができるので、用途やコストに応じた自由なネットワークを構築することができる。
さらに、設置位置や使用状況により、移動無線端末によるデータ送受信と光無線通信によるデータ送受信とを選択することにより、より多用途での使用が可能であり、また、相互での通信が可能であるので、シームレスに使用することができる。
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る通信システムの好ましい実施の形態の構成を示す構成図である。この通信システムは有線の構内ネットワーク70と、これに接続された回線コントローラ10、移動無線端末の親機として使用される無線基地局(第2の親機)40a,40b、2種類の回線端末20、30、光無線親機(第1の親機)80a,80b、端末のアドレス管理など構内ネットワーク70の制御を行うサーバ100を有している。
 回線端末20はISDN回線端末であり、回線端末30はPSTN(プライベート・スイッチ・テレフォン・ネットワーク)回線端末であり、これらの端末20、30は高速デジタル回線網であるISDN網と一般のアナログ回線網である公衆回線網(両者を代表して60で示す)にそれぞれ接続されている。ISDN回線端末20はISDN網との間の局線インターフェース(I/F)を提供し、また、音声データ及び通信データの転送を行う機能を有する。また、PSTN回線端末30はアナログ公衆網との間の局線インターフェース(I/F)を提供し、また、音声データの転送を行う機能を有する。構内ネットワーク70としてはイーサネット(Ethernet)に代表されるLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)を用いるものとする。
 無線基地局40a,40b,40cは、それぞれ複数の子機としての移動無線端末51〜58(以下51で代表する)と電波にて通信可能である。これらの移動無線端末51としては、PHS(パーソナル・ハンディーホン・システム)の端末が用いられる。
 図2は回線コントローラ10の各機能ブロック図である。回線コントローラ10は、空き回線の管理と発呼・着呼などの呼制御を行うものである。
 回線コントローラ10は、対端末通信処理部11、回線コントローラ制御部12、回線接続処理部13、呼状態管理部14により構成されている。
 そして、図1における移動無線端末51からアナログ公衆回線網60に発信する場合を例に取ると、回線コントローラ10は、移動無線端末51から無線基地局40aを介して供給される「呼設定要求」を受信すると、空いているPSTN回線を探し、無線基地局40aとPSTN回線端末30との間の呼制御を行う。
図2の回線コントローラ10の対端末通信処理部11は「呼設定要求」を受信すると、回線コントローラ制御部12に通知する。回線コントローラ制御部12は発信元の端末番号、発信先の電話番号を取り出し、回線接続処理部13に通知する。回線接続処理部13は呼状態管理部14に空き回線があるかどうかを問い合わせる。呼状態管理部14はネットワーク上に接続されている各端末の呼状態を常に監視しており、回線接続処理部13から問い合わせがあると、使用可能な端末番号を返す。回線接続処理部13は使用可能な端末を見つけたら、回線コントローラ制御部12に発信元の無線基地局40aに「呼設定受付」の発行を指示し、また、使用可能なPSTN回線端末30に「呼設定要求」の発行を指示する。対端末通信処理部11は「呼設定受付」を作成して無線基地局40aに送信し、「呼設定要求」を作成してPSTN回線端末30に送信する。このように、回線コントローラ制御部12と、回線接続処理部13と、呼状態管理部14は協働して無線基地局40aと回線端末20間の通信パスを管理する通信制御手段を構成している。
 図3は、無線基地局40aの各機能ブロック図である。無線基地局40aは、CS音声データ処理部41、CS(セル・ステーション)呼制御部42、システム制御部43、対回線コントローラ通信処理部44、呼状態監視部45により構成されている。
 無線基地局40aは移動無線端末51からの発信要求を受けると、回線コントローラ10に対して「呼設定要求」を発行する。図3に示す無線基地局40のCS(セル・ステーション)呼制御部42は移動無線端末51からの発信要求を受信すると、呼状態監視部45に通知するとともに、システム制御部43にその電話番号とチャネル番号を通知する。なお、呼制御部42は呼制御手段を構成する。呼状態監視部45はCS呼制御部42が発信要求状態になったらシステム制御部43に通知する。システム制御部43は電話番号とチャネル番号をパラメータとし、対回線コントローラ通信処理部44に「呼設定要求」の発行を指示し、「呼設定受付」の受信を待つ。対回線コントローラ通信処理部44は「呼設定要求」コマンドを作成し、ネットワーク上の回線コントローラ10に対して送信する。
 そして、無線基地局40aは回線コントローラ10から「呼設定受付」を受信すると、PSTN回線端末30からの音声データが転送されるのを待ち、その音声データを移動無線端末51に転送する。対回線コントローラ通信処理部44は「呼設定受付」を受信すると、システム制御部43に通知する。システム制御部43は相手先の端末番号とチャネル番号を取り出し、CS音声データ処理部41にPSTN回線端末30との音声転送開始を指示する。また、システム制御部43はCS呼制御部42に対して接続待ちであることを通知する。CS音声データ処理部41は、音声転送開始を指示されると、PSTN回線端末30の音声データを移動無線端末51に転送し、移動無線端末51の音声データをPSTN回線端末30に転送する。CS呼制御部42は呼状態監視部45に接続待ち状態になったことを通知する。
 ここで、無線基地局40bが高速で送受信を行う高速親機(第1の親機)である場合に、そのデータ整合手段について以下に説明する。そして、ここでは高速親機としてCDMAを利用した無線基地局40bを例に取り、CDMA無線デジタルデータとネットワークデータ間の音声データ整合手段の一実施の形態を図6に示して説明する。
 図6において、無線データ処理部201は移動無線端末54,55,56から受信したデータを逆拡散部201aによって逆拡散し、復調部201bで復調した後、無線データ変換部202に転送している。また、無線データ変換部202から転送されたデータを拡散変調部201cにて拡散変調し、移動無線端末54,55,56に送信するものである。
 無線データ変換部202は、無線データ処理部201から転送されたch(チャンネル)0の音声データを、音声コーディック(CODEC)202aを通して一度アナログ音声に変換し、さらに、G.711 CODEC202bを通して、デジタルデータに変換する。そして、変換した32バイトのデジタルデータを8m秒毎にバッファ管理部203のch0送信バッファに書き込む。
 また、同時に、ch0が受信中で、かつ、ch0受信バッファに有効なデータがある場合には、32バイト分のデジタルデータを読み出して、G.711 CODEC202bを通して一度アナログ音声に変換する。なお、ch0受信バッファに有効なデータがなければ、無音データ(0xFF)32バイト分をアナログ音声に変換する。そして、音声CODEC202aを通してアナログ音声データをデジタルデータに変換し、無線データ処理部201に転送する。さらに、通話中でなければ、無線データ変換部202は無線データ処理部201への最後のデータを転送する。
 そして、ネットワーク70が混雑してネットワーク70からのデータが受信できない場合を考慮して、通話開始時には、64m秒分のデータ(256バイト)がバッファ管理部203のch0受信バッファに蓄積されたときから有効と判断し、転送を開始する。
 なお、高速親機である無線基地局40bは同時に複数チャネル通話可能なので、同様にして他のチャネルのデータを処理している。たとえば、無線基地局40b(親機)からの無線伝送速度を384kbpsとし、移動無線端末54,55,56の伝送速度が64kbpsとすると、チャネル数は6となる。CDMAの場合は、移動無線端末54,55,56との間の伝送速度は可変であるので、同時通話数は移動無線端末54,55,56の伝送速度に依存することになる。
 また、上記説明では、音声CODEC202aを通して一度アナログ音声データに変換してからフォーマット変換及び速度変換などのデータ変換を行っているが、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等を利用して、直接データ変換を行う様にしても良い。
 バッファ管理部203は、ch0が通話中であれば、36m秒毎にch0の送信バッファにデータがあるかどうかチェックし、データがあれば、ネットワークデータ処理部204に転送する。他のチャネルのデータも同様に処理する。また、バッファ管理部203はネットワークデータ処理部204からデータが転送されると、指定されたchの受信バッファに書き込む。
 ネットワークデータ処理部204はバッファ管理部203から転送された送信データを図2に略図で示すようなUDPフォーマットに変換し、ネットワーク70を介して、指定された端末へ送信する。また、ネットワーク70からデータを受信すると、UDPフォーマットからデータ及びチャネル情報を取り出して、バッファ管理部203の指定するチャネルの受信バッファにデータを書き込む。ch情報はUDPサービスポートで指定する。なお、10041+チャネル番号をUDPサービスポートとする。また、UDPデータフォーマットの詳細はIEEE802.3、RFC−768、RFC−791に記載されている。
 続いて、無線基地局40aが低速親機(第2の親機)である場合に、そのデータ整合手段について説明する。ここでは、移動無線端末51,52,53としてPHSを利用する無線基地局(低速親機)40aを例に取り、PHS無線デジタルデータとネットワークデータ間の音声データ整合手段の一実施の形態を図8に示す。
 図8において、無線データ処理部411は、5m秒毎に移動無線端末(PHS)51,52,53からのch0の送信データをch0の送信スロットから20バイト分を取り出して、無線データ変換部412に転送する。無線データのフォーマットを図9に簡単に示す。なお、PHS通話データのデータフォーマットの詳細はSTD―28に記載されている。また、無線データ変換部412から転送されたデータ20バイト分を、ch0の受信スロットにセットして移動無線端末51,52,53に送信する。そして、移動無線端末51,52,53としてPHSを使用する場合には、その親機は同時に3チャネル通話可能なので、同様にして、ch1,ch2のデータも処理する。
 無線データ変換部412は無線データ処理部411からのch0の送信データを一旦蓄え、ch0が通話中であれば、8m秒ごとに32バイトの送信データをバッファ管理部413のch0送信バッファに書き込む。また、同時にch0が通話中であり、かつ、ch0受信バッファに有効なデータがあれば、32バイト読み出し、無線データ処理部411に転送する。このとき、ch0受信バッファに有効なデータがなければ、無音データ(0xFF)を32バイト分転送する。なお、通話中でない場合には、無線データ変換部412は無線データ処理部411へ最後のデータを転送する。
 また、ネットワーク70が混雑してデータを受信できない場合を考慮し、通話開始時には、64m秒分のデータ(256バイト)がバッファ管理部413のch0受信バッファに蓄積されたときに有効と判断する。そして、同様にして、ch1,ch2のデータを処理する。
 バッファ管理部413は、ch0が通話中であれば、36m秒毎に送信バッファにデータがあるかどうかチェックし、データがあれば、ネットワークデータ処理部414に転送する。同様にch1,ch2のデータを処理する。また、バッファ管理部413はネットワークデータ処理部414からデータが転送されると、指定されたchの受信バッファに書き込みを行う。
 ネットワークデータ処理部414はバッファ管理部413から転送された送信データをUDPフォーマット(図7参照)に変換し、ネットワーク70を介して、指定された端末へ送信する。また、ネットワーク70からデータを受信すると、UDPフォーマットからデータ及びチャネル情報を取り出して、バッファ管理部413の指定するチャネルの受信バッファにデータを書き込む。ch情報はUDPサービスポートで指定する。なお、10041+チャネル番号をサービスポートとする。
図4は光無線親機80aの各機能ブロック図である。光無線親機80aは、光無線子機91,93と赤外線によりデータの送受信を行うものである。
この光無線親機80aは、光無線子機91,93からの光信号を受光する無線受信回路81、復調回路82a,82b、受信データを記憶するデータ記憶回路83、無線受信回路81の制御によりデータ記憶回路83の記憶データを選択出力する回線選択回路84、変調回路85a,85b、変調回路85aを介して得た選択データをネットワーク70に送信する回線送信回路86、ネットワーク70からのデータを受信する回線受信回路87、回線受信回路87の制御によりデータ記憶回路83の記憶データを選択出力する無線送信選択回路88、変調回路85bを介して得た選択データを光無線子機91,93に送信する無線送信回路89により構成されている。
 そして、このような構成により、ネットワーク70と光無線子機91,93との間でデータの送受信を行うことができる。
図5は光無線子機91の各機能ブロック図である。光無線子機91は、光無線親機80aと赤外線によりデータの送受信を行うものである。
光無線子機91は、受信回路94、復調回路95、変調回路96、送信回路97とで構成されている。
そして、光無線親機80aからの光信号は受信回路94にて受信(受光)し、この受信データは復調回路95に供給されて復調され、接続されている外部の機器へ出力される。外部の機器からの信号は、変調回路96にて変調されて送信回路97から光無線親機80aにむけて光信号が送信される。
 ここで、光無線親機80a及び光無線子機91におけるデータ整合手段について説明する。ここでは、光無線LANを例に取り、光無線デジタルデータとネットワークデータ間のデータ整合手段の一実施の形態について説明する。なお、図4に示す光無線親機80aを中心に説明し、光無線子機91は対応部品番号をカッコ内に記すことにより、その説明を省略する。
 図4(図5)において、復調回路82a(95)は、無線受信回路81(94)からの受信信号を復調し、データを取り出す。この時のデータフォーマットを図10に示す。復調回路82a(95)はCRCをチェックしてエラーがなければ、図10に示す取り出したデータのうち、送受信データのみを回線送信回路86(98)に転送する。回線送信回路86(98)は、復調回路82a(95)から転送されたデータに、図10に示されるプリアンブル、スタートフレームデリミタ、CRCを付加して、IEEE802.3で定められた規則に従ってネットワーク70に送信する。
 回線受信回路87(99)は、ネットワーク70からのデータを受信し、 CRCをチェックしてエラーがなければ、図10に示すデータのうちの送受信データのみを変調回路85b(96)に転送する。変調回路85b(96)は、回線受信回路87(99)から転送された送受信データに、図10に示すプリアンブル、スタートフレームデリミタ、CRCを付加した後に変調し、無線送信回路89(97)に転送する。無線送信回路89(97)は変調回路85b(96)から転送された変調データを光無線子機91(光無線親機80a)に送信する。
このような構成の光無線親機80aと光無線子機91との間でのデータの送受信は、10Mbps〜100Mbps以上のデータ速度で行うことができるので、光無線子機91に接続されるのは、図に示したようにデスクトップPC(パソコン)に限らず、携帯用PC、無線基地局40Cの他、PSTN I/F30、ISDN I/F20でも良く、ハブ(HUB)を接続して、複数のPCを接続しても良い。さらに、光無線子機91に光無線親機を接続して、異なる光無線子機との間で光通信を行うようにしても良い。
 以上説明した通信システムでは、サーバ100の制御により、構内ネットワーク70を介してのデータの送受信が可能となっている。
例えば、無線基地局40a〜40cそれぞれと電波でデータの送受信を行う移動無線端末51〜58間でのデータの送受信や光無線子機91〜93に接続されている機器間でのデータの送受信、無線基地局40a〜40cそれぞれと電波でデータの送受信を行う移動無線端末51〜58と光無線子機91〜93に接続されている機器との間でのデータの送受信等が可能である。
そして、回線コントローラ10の制御により、構内ネットワーク70を介しての音声データを含めたデータの送受信が可能となっている。
すなわち、無線基地局40a〜40cそれぞれと電波でデータの送受信を行う移動無線端末51〜58間での音声データの送受信や無線基地局40a〜40cそれぞれと電波でデータの送受信を行う移動無線端末51〜58とPSTN I/F30又はISDN I/F20を介してISDN/公衆回線60に接続されている外部の機器との間での音声データの送受信が可能である。
なお、図1に示す無線基地局40cのようにネットワーク70との間に光通信を行う光無線親機80aと光無線子機93が介在する場合でも音声データの送受信が可能であり、他の無線基地局40a,40bと電波でデータの送受信を行う移動無線端末51〜56との間、及びISDN/公衆回線60に接続されている外部の機器との間での音声データの送受信が可能である。
そして、回線コントローラ10とサーバ100の制御により、構内ネットワーク70を介して光無線子機91〜93に接続されている機器と、PSTN I/F30又はISDN I/F20を介してISDN/公衆回線60に接続されている外部の機器との間とのデータの送受信も可能となっている。
なお、図1では、便宜上、無線基地局40aに対しては移動無線端末51〜53、無線基地局40bに対しては移動無線端末54〜56、無線基地局40cに対しては移動無線端末57,58が電波でデータの送受信を行うことができるように記載しているが、例えば移動無線端末51を無線基地局40aの圏外に移動して無線基地局40cの圏内に入った場合には、移動無線端末51は無線基地局40cを介して他の機器との音声データを含むデータの送受信が可能であり、他の移動無線端末52〜58も同様に他の無線基地局40a〜40cの圏内に移動して使用することができる。
また、光無線子機91〜93も同様に、他の光無線親機80a,80bの光送受信可能な範囲内に移動してもデータの送受信が可能である。但し、光通信の場合には、遮蔽物や送受信部の方向などに気を付ける必要がある。
そして、回線コントローラ10とサーバ100は共に、PC等のコンピュータとその周辺機器からなるハードウエアとそのコンピュータで動作するソフトウエアで実現することができる。したがって、回線コントローラ10とサーバ100とを同一ハードうウエアで実現し、ネットワーク70の制御と音声データの制御を1つの機器で行うことも可能である。
本発明の通信システムの好ましい実施の形態を示す構成図である。 図1中の回線コントローラの機能及び他の要素との接続状態を示すブロック図である。 図1中の無線基地局の機能及び他の要素との接続状態を示すブロック図である。 図1中の光無線親機の機能を示すブロック図である。 図1中の光無線子機の機能を示すブロック図である。 高速親機におけるデータ整合手段の一実施の形態を示す機能ブロック図である。 UDPデータフォーマットを簡潔に示した図である。 低速親機におけるデータ整合手段の一実施の形態を示す機能ブロック図である。 PHS通話データのデータフォーマットを簡潔に示した図である。 光無線親機80aにおけるIEEE802.3のデータフォーマットを簡潔に示した図である。
符号の説明
 10 回線コントローラ
 20 ISDN I/F
 30 PSTN I/F
 40a〜40c 無線基地局(第2の親機)
 51〜58 移動無線端末
 60 ISDN/公衆回線
 70 構内ネットワーク
 80a,80b 光無線親機(第1の親機)
 91,92,93 光無線子機
 100 サーバ
 101〜103 PC(パーソナル・コンピュータ)

Claims (5)

  1.  有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の端末との間で無線データの高速送受信を行う第1の親機と、
     有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の端末との間で無線データの送受信を行う親機であって前記第1の親機よりも低速でデータの送受信を行うことのできる第2の親機と
     を備えたことを特徴とする通信システム。
  2.  請求項1記載の通信システムにおいて、
     前記第1の親機または第2の親機の少なくとも一方に前記有線ネットワークを介して接続され、接続された前記親機に対して呼制御を行うよう指示を出すことにより、前記複数の端末同士の通信、あるいは前記端末と前記ネットワークに接続された他の端末との間の通信を制御する回線コントローラを設けたことを特徴とする通信システム。
  3.  有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと光無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の光無線端末との間で光によるデータの送受信を行う少なくとも1つ以上の光無線親機と、
     有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークデータと無線データとの間でフォーマット変換及びデータ速度の変換を行うデータ整合手段を備え、1つ以上の移動無線端末との間で電波によるデータの送受信を行う少なくとも1つ以上の無線基地局と、
     を備えたことを特徴とする通信システム。
  4.  請求項3記載の通信システムにおいて、
     前記無線基地局に前記ネットワークを介して接続され、前記無線基地局に対し呼制御を行うよう指示を出すことにより、前記複数の移動無線端末同士の通信、あるいは前記移動無線端末と前記ネットワークに接続された他の端末との間の通信を制御する回線コントローラを設けたことを特徴とする通信システム。
  5.  請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の通信システムにおいて、少なくとも有線ネットワークに接続されている機器のアドレス管理を行うサーバを備えたことを特徴とする通信システム。
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