JP2004128640A - 生成多項式演算回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】非分割フレーム及び分割フレーム中の誤り検出符号を生成する小面積、高いデータ伝送能力を持つ生成多項式演算回路を実現する。
【解決手段】フレーム中のヘッダーに対する誤り検出符号と、分割フレーム中の分割フレームヘッダーに対する誤り検出符号を生成する回路、及び非分割フレーム中のデータに対する誤り検出符号と、分割フレーム中の分割データに対する誤り検出符号を生成する回路をそれぞれ共通化した。更に分割されたオリジナルフレーム中のヘッダー、データそれぞれに対して誤り検出符号生成を行う回路を備える構成とする。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ転送用のフレーム中に組み込まれる、規定の生成多項式に基づく誤り検出符号を生成する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に、データ伝送システムにて送信されるフレームフォーマットの例を示す。a)は一般的に使用されるフレームフォーマットである。600はヘッダー、601は600に対する誤り検出符号であるヘッダー誤り検出符号HCS(Header Check Sequence)、602は601の後に続くデータ、603は602に対する誤り検出符号であるデータ誤り検出符号CRC(Cyclic Redundancy Check)である。b)はフレームを時分割送信する方式において、送信に必要な領域に対し使用が許可された領域が小さい場合に、フレームを分割(Fragment)して送信する際使用されるフォーマットである。以下、分割して送信されるフレームを分割フレーム、分割されず送信されるフレームを非分割フレームとする。604a、604bは、分割される事で新たに追加される分割フレームヘッダー、605a、605bは604a、604bそれぞれに対する分割フレームヘッダー誤り検出符号FHCS、606はオリジナルフレーム、608a、608bは分割フレーム毎の分割されたオリジナルフレーム、607a、607bは608a、608bそれぞれに対する分割データ誤り検出符号FCRCである。ここで、オリジナルフレームには、自身の600及び602に対する、601と603が含まれる。601と605aと605b、603と607aと607bは、それぞれ同じ生成多項式に基づいて生成される(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
“DOCSIS Radio Frequency Interface SpecificationSP−RFIv1.1−I09−020830”、p.55−128,Fig6−4,Fig6−13,p.166−p.168,Fig8−9,[online]、平成14年8月30日、[平成14年9月24日検索]、インターネット<URL:http://www.cablemodem.com/downloads/spec/SP−RFIv1.1−I09−020830.pdf>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記a)及びb)に含まれる誤り検出符号を生成するために、例えば図7に示すように、あらかじめ図6のa)に含まれる601と603を生成したフレーム700をメモリ701に格納しておく方法がある。送信の際にフレームを分割する必要が生じたら、分割フレームヘッダーとFHCSを生成し、フレームの分割送信分のデータを701から取り出して702を生成し送信する。しかしこの方法では、700を格納するための701が必要となり、回路規模が増大する。また701へのフレーム格納、取り出しを制御する事で処理時間が増え、データ伝送全体のパフォーマンスに影響する。
【0005】
本発明は上記課題を解決するもので、冗長な回路の削減、及びデータ伝送パフォーマンスの向上に貢献する回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の生成多項式演算回路は、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号又は前記分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記分割フレームの、分割前のフレーム中のヘッダー誤り検出符号と、前記分割前のフレーム中のデータ誤り検出符号を生成するオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路と、前記オリジナルフレーム誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路、を備える構成とした。
【0007】
また、本願発明においては、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、ヘッダー誤り検出符号又は分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の制御信号出力の幾つかを入力とし、前記分割フレームの、分割前のフレームの構造解析を行い、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力を遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力する分割フレーム構造解析回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのヘッダー誤り検出符号を生成する第2のヘッダー誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのデータ誤り検出符号を生成する第2のデータ誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路の制御信号出力と、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を入力とし、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を選択出力する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路、を備える構成とした。
【0008】
また、本願発明においては、サービス毎に独立した複数のデータフローで送信される、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号又は前記分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記複数のデータフロー毎に、前記分割フレームの、分割前のフレーム中の前記ヘッダー誤り検出符号と、前記分割前のフレーム中の前記データ誤り検出符号を生成するオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路と、前記複数のデータフロー毎のオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路の出力と、データフロー選択信号を入力とし、前記複数のオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路の出力を1つ選択出力する第2の選択回路と、前記第2の選択回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路、を備える構成とした。
【0009】
また、本願発明においては、サービス毎に独立した複数のデータフロー毎に個別に、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号及び前記分割フレームヘッダー誤り検出符号及び前記分割データ誤り検出符号を生成するフレーム誤り検出符号生成回路と、前記複数のデータフロー毎の前記フレーム誤り検出符号生成回路の出力と、データフロー選択信号を入力とし、前記複数のデータフロー毎の前記フレーム誤り検出符号生成回路の出力を1つ選択出力する選択回路、を備える構成とした。
【0010】
また、本願発明においては、クロック毎に1バイト単位で動作する事を特徴とする。
【0011】
また、本願発明においては、入力される前記非分割フレーム又は前記分割フレームの、前記ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号及び前記分割フレームヘッダー誤り検出符号及び前記分割データ誤り検出符号の領域が、ゼロ挿入されている事を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照にして説明する。
【0013】
図1に、本発明における生成多項式演算回路の実施の形態1を示す。100は非分割フレーム又は分割フレームで、各誤り検出符号の位置にはゼロが挿入されている。101はフレーム構造解析回路、102はデータ/分割データ位置信号、103はデータ/分割データ誤り検出符号位置信号、104はオリジナルフレーム位置信号、105はヘッダー/分割フレームヘッダー位置信号、106はヘッダー/分割フレームヘッダー誤り検出符号位置信号、107は101の出力、108はヘッダー誤り検出符号生成回路1、109は108の出力、110は分割フレーム構造解析回路、111はオリジナルフレームデータ位置信号信号、112はオリジナルフレームデータ誤り検出符号位置信号信号、113はオリジナルフレームヘッダー誤り検出符号選択信号、114はオリジナルフレームヘッダー位置信号、115はオリジナルフレームヘッダー誤り検出符号位置信号、116は110の出力、117はヘッダー誤り検出符号生成回路2、118は117の出力、119はデータ誤り検出符号生成回路2、120は119の出力、121は選択回路1、122は121の出力、123はデータ誤り検出符号生成回路1、124は123の出力、125はオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路、126はフレーム誤り検出符号生成回路である。
【0014】
以下、各誤り検出符号生成動作について、図4、5を用いて説明する。
【0015】
図4に、100として図6のa)が入力された場合の符号生成処理過程を示す。a)が101に入力されると、101では、600に格納されるヘッダ−長情報、データ長情報、分割フレーム情報を抽出し、102、103、104、105、106を生成する。105は、ヘッダーの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。106は、ヘッダー誤り検出符号の位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。105、106は、100を内部処理時間分遅延した107に同期するよう遅延調整して出力する。102は、データの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。103は、データ誤り検出符号の位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。102、103は、123に入力される122に同期するよう遅延調整して出力する。104は、分割フレーム中のオリジナルフレームの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなるが、図4の場合入力される100は分割フレームではないのでLowとなる。108では、フレームのヘッダー600に対する誤り検出符号601を生成する。105がHighの時の107に対して601生成処理を行い、106がHighなら生成した601、Lowなら入力された107を順次110に出力する。106の立ち下がりを検出したら、符号生成を終了し次の入力に備える。110では、101から入力される104が常にLowであり、入力された109が分割フレームではない事を示しているので、111、112、113、114、115をLowとする。109を内部処理時間分遅延した116を117、119に出力する。117では、114、115がLowであり、この場合116を内部処理時間分遅延してそのまま118に出力する。119では、111、112がLowであり、この場合116を内部処理時間分遅延してそのまま120に出力する。121では、113がLowであり、この場合118を選択出力する。123では、フレームのデータ602に対する誤り検出符号603を生成する。102がHighの時の122に対して603生成処理を行い、103がHighなら生成した603、Lowなら入力された122を順次出力する。103の立ち下がりを検出したら、符号生成を終了し次の入力に備える。
【0016】
以上の処理で、a)の誤り検出符号が全て生成される。
【0017】
図5に、100として図6のb)が入力された場合の符号生成処理過程を示す。b)が101に入力されると、101では、604a又は604bに格納されるヘッダ−長情報、データ長情報、分割フレーム情報を抽出し、102、103、104、105、106を生成する。105は、分割フレームヘッダーの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。106は、分割フレームヘッダー誤り検出符号の位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。105、106は、100を内部処理時間分遅延した107に同期するよう遅延調整して出力する。102は、分割データの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。103は、分割データ誤り検出符号の位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。102、103は、123に入力される122に同期するよう遅延調整して出力する。104は、分割フレーム中のオリジナルフレームの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。108では、分割フレームヘッダー604a又は604bに対する誤り検出符号605a又は605bを生成する。105がHighの時の107に対して605a又は605b生成処理を行い。106がHighなら生成した605a又は605b、Lowなら入力された107を順次110に出力する。106の立ち下がりを検出したら、符号生成を終了し次の入力に備える。110では、101から入力される104がHighの時、入力される109は分割フレーム中のオリジナルフレームであると判断し、オリジナルフレーム中の600に格納されるヘッダー長情報、データ長情報、フレーム種類情報を抽出し、111、112、113、114、115を生成する。114は、オリジナルフレーム中のヘッダーの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。115は、オリジナルフレーム中のヘッダー誤り検出符号の位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。111は、オリジナルフレーム中のデータの位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。112は、オリジナルフレーム中のデータ誤り検出符号の位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。111、112、114、115は、109を内部処理時間分遅延した116に同期するよう遅延調整して出力する。113は、オリジナルフレーム中のヘッダー誤り検出符号の位置ではHighとなり、それ以外ではLowとなる。113は、121に入力される118、120に同期するよう遅延調整して出力する。117では、分割フレーム中のオリジナルフレームのヘッダー600に対する誤り検出符号601を生成する。114がHighの時の116に対して601生成処理を行い、115がHighなら生成した601、Lowなら入力された116を順次118に出力する。この時、118が119の出力120に同期するよう遅延調整する。115の立ち下がりを検出したら、符号生成を終了し次の入力に備える。119では、分割フレーム中のオリジナルフレームのデータ602に対する誤り検出符号603を生成する。111がHighの時の116に対して603生成処理を行い、112がHighなら生成した603、Lowなら入力された116を順次120に出力する。この時、120が117の出力118に同期するよう遅延調整する。112の立ち下がりを検出したら、符号生成を終了し次の入力に備える。最初の分割フレームでは、112の立ち下がりが検出されないので、引き続き次の分割フレームのオリジナルフレームデータが入力されるまで処理状態を保持する。次の分割フレームでは、112の立ち下がりを検出するので、符号生成を終了し次の入力に備える。
【0018】
121では、113がHighの時118、Lowの時120を選択出力する。120は、分割フレーム中のオリジナルフレームに関して、ヘッダー誤り検出符号のみが生成されていない。方や、113はオリジナルフレーム中のヘッダー誤り検出符号の位置を示すので、121の出力122では、分割フレーム中のオリジナルフレームの誤り検出符号生成が全て終了している。123では、分割フレーム中の分割データ608a又は608bに対する誤り検出符号607a又は607bを生成する。102がHighの時の122に対して607a又は607b生成処理を行い、103がHighなら生成した607a又は607b、Lowなら入力された122を順次出力する。103の立ち下がりを検出したら、符号生成を終了し次の入力に備える。
【0019】
以上の処理で、b)の誤り検出符号が全て生成される。
【0020】
また、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号及び分割フレームヘッダ−誤り検出符号及び分割データ誤り検出符号の領域が、あらかじめゼロ挿入されている非分割フレーム又は分割フレームを入力とする事により、生成した符号を挿入するためのデータレートの増加を防止出来ると共に、誤り検出符号領域分ゼロを入力して生成する符号の場合、符号生成のための処理が簡略化出来る。
【0021】
更に、符号生成をクロック毎に1バイト単位の動作で実行する事により、より高速な動作を実現し、クロック毎に1ビット単位の動作を行う回路構成と比較し小規模な回路面積で符号生成を実現可能となる。
【0022】
図2に、本発明における生成多項式演算回路の実施の形態2を示す。125−1 ̄125−nはデータフロー毎のオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路、122−1〜122−nは125−1〜125−nそれぞれの出力、200は選択回路2、201は200の出力、202はデータフロー選択信号である。あるデータフロー(i)で送信されるフレームが、分割フレームとして送信される場合、分割フレーム中のオリジナルフレームに含まれる誤り検出符号を生成するためには、オリジナルフレームが格納される複数の分割フレームに渡り処理状態を保持する必要がある。そのため、オリジナルフレームに含まれる誤り検出符号を生成する125−iを、データフロー毎に用意した。実施の形態2の回路構成により、複数のサービス毎のデータフローへの対応を実現出来る。
【0023】
図3に、本発明における生成多項式演算回路の実施の形態3を示す。126−1〜126−nはデータフロー毎のフレーム誤り検出符号生成回路、124−1〜124−nは126−1〜126−nそれぞれの出力、300は選択回路2、301は300の出力、202はデータフロー選択信号である。非分割フレーム、分割フレームに含まれる全ての誤り検出符号を生成する302−1〜302−nを、データフロー毎に用意した。実施の形態3の回路構成により、複数のサービス毎のデータフローへの対応を実現出来る。すなわち、非分割フレーム又は分割フレーム中の誤り符号検出生成処理を、各データフロー毎で独立に実行するので、データフローが複数存在するために必要な制御を容易化出来る。また各データフロー毎に処理変更が発生した場合でも、柔軟な対応が可能である。
【0024】
なお、121の入力信号113を、118、120に同期するよう遅延調整した112に変更してもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上、実施の形態に示す回路構成により、符号生成における制御の簡略化及び回路の小面積化、更にデータ伝送能力を向上させる事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における生成多項式演算回路の構成図
【図2】本発明の実施の形態2における生成多項式演算回路の構成図
【図3】本発明の実施の形態3における生成多項式演算回路の構成図
【図4】本発明の生成多項式演算回路の処理過程1を示す図
【図5】本発明の生成多項式演算回路の処理過程2を示す図
【図6】データ伝送システムにて送信されるフレームフォーマット例を示す図
【図7】誤り検出符号生成の実行例を示す図
【符号の説明】
100 非分割フレーム又は分割フレーム
101 フレーム構造解析回路
102〜106 101の制御信号出力
108 ヘッダー誤り検出符号生成回路1
110 分割フレーム構造解析回路
111〜115 110の制御信号出力
117 ヘッダー誤り検出符号生成回路2
119 データ誤り検出符号生成回路2
121 選択回路1
123 データ誤り検出符号生成回路1
125、125−1〜125−n オリジナルフレーム誤り検出符号生成回路
126、126−1〜126−nフレーム誤り検出符号生成回路
200 選択回路2
202 データフロー選択信号
300 選択回路2
600 ヘッダー
601 HCS(Header Check Sequence)
602 データ
603 CRC(Cyclic Redundancy Check)
604a、604b 分割フレームヘッダー
605a、605b FHCS(Fragment Header Check
Sequence)
606 オリジナルフレーム
607a、607b FCRC
608a、608b 分割フレーム毎の分割されたオリジナルフレーム

Claims (11)

  1. ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、
    前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号又は前記分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、
    前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記分割フレームの、分割前のフレーム中のヘッダー誤り検出符号と、前記分割前のフレーム中のデータ誤り検出符号を生成するオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路と、
    前記オリジナルフレーム誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  2. 請求項1記載の前記オリジナルフレーム誤り検出符号生成回路は、
    前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の制御信号出力を入力とし、前記分割フレームの、分割前のフレームの構造解析を行い、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力を遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力する分割フレーム構造解析回路と、
    前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのヘッダー誤り検出符号を生成する第2のヘッダー誤り検出符号生成回路と、
    前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのデータ誤り検出符号を生成する第2のデータ誤り検出符号生成回路と、
    前記分割フレーム構造解析回路の制御信号出力と、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を入力とし、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を選択出力する第1の選択回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  3. ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、
    前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、ヘッダー誤り検出符号又は分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、
    前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の制御信号出力の幾つかを入力とし、前記分割フレームの、分割前のフレームの構造解析を行い、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力を遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力する分割フレーム構造解析回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのヘッダー誤り検出符号を生成する第2のヘッダー誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのデータ誤り検出符号を生成する第2のデータ誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路の制御信号出力と、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を入力とし、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を選択出力する第1の選択回路と、
    前記第1の選択回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  4. サービス毎に独立した複数のデータフローで送信される、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、
    前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号又は前記分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、
    前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記複数のデータフロー毎に、前記分割フレームの、分割前のフレーム中の前記ヘッダー誤り検出符号と、前記分割前のフレーム中の前記データ誤り検出符号を生成するオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路と、
    前記複数のデータフロー毎のオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路の出力と、データフロー選択信号を入力とし、前記複数のオリジナルフレーム誤り検出符号生成回路の出力を1つ選択出力する第2の選択回路と、
    前記第2の選択回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  5. 請求項4記載の生成多項式演算回路において、前記オリジナルフレーム誤り検出符号生成回路は、
    前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の制御信号出力を入力とし、前記分割フレームの、分割前のフレームの構造解析を行い、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力を遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力する分割フレーム構造解析回路と、
    前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのヘッダー誤り検出符号を生成する第2のヘッダー誤り検出符号生成回路と、
    前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのデータ誤り検出符号を生成する第2のデータ誤り検出符号生成回路と、
    前記分割フレーム構造解析回路の制御信号出力と、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を入力とし、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を選択出力する第1の選択回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  6. サービス毎に独立した複数のデータフローで送信される、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、
    前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号又は前記分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、
    前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記複数のデータフロー毎に、前記分割フレームの、分割前のフレームの構造解析を行い、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力を遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力する分割フレーム構造解析回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記複数のデータフロー毎に、前記分割前のフレームのヘッダー誤り検出符号を生成する第2のヘッダー誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記複数のデータフロー毎に、前記分割前のフレームのデータ誤り検出符号を生成する第2のデータ誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路の制御信号出力と、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を入力とし、前記複数のデータフロー毎に、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を選択出力する第1の選択回路と、
    前記第1の選択回路の出力と、データフロー選択信号を入力とし、前記複数のデータフロー毎の前記第1の選択回路の出力を1つ選択出力する第2の選択回路と、
    前記第2の選択回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  7. サービス毎に独立した複数のデータフロー毎に個別に、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号及び前記分割フレームヘッダー誤り検出符号及び前記分割データ誤り検出符号を生成するフレーム誤り検出符号生成回路と、
    前記複数のデータフロー毎の前記フレーム誤り検出符号生成回路の出力と、データフロー選択信号を入力とし、前記複数のデータフロー毎の前記フレーム誤り検出符号生成回路の出力を1つ選択出力する選択回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  8. 請求項7記載の生成多項式演算回路において、前記複数のデータフロー毎のフレーム誤り検出符号生成回路おのおのが、請求項3記載の生成多項式演算回路である事を特徴とする生成多項式演算回路。
  9. サービス毎に独立した複数のデータフロー毎に個別に、ヘッダー誤り検出符号及びデータ誤り検出符号を有する非分割フレーム、又は前記ヘッダー誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号と同じ生成多項式に基づく分割データ誤り検出符号を有する分割フレームを入力とし、前記非分割フレーム又は前記分割フレームを遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力するフレーム構造解析回路と、
    前記フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記ヘッダー誤り検出符号又は前記分割フレームヘッダー誤り検出符号を生成する第1のヘッダー誤り検出符号生成回路と、
    前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の制御信号出力を入力とし、前記分割フレームの、分割前のフレームの構造解析を行い、前記第1のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力を遅延出力し、且つ複数の制御信号を生成し出力する分割フレーム構造解析回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのヘッダー誤り検出符号を生成する第2のヘッダー誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路のフレーム出力及び制御信号出力を入力とし、前記分割前のフレームのデータ誤り検出符号を生成する第2のデータ誤り検出符号生成回路と、前記分割フレーム構造解析回路の制御信号出力と、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を入力とし、前記第2のヘッダー誤り検出符号生成回路の出力と、前記第2のデータ誤り検出符号生成回路の出力を選択出力する第1の選択回路と、
    前記第1の選択回路の出力と、前記フレーム構造解析回路の出力である制御信号を入力とし、前記データ誤り検出符号又は前記分割データ誤り検出符号を生成する第1のデータ誤り検出符号生成回路と、
    前記複数のデータフロー毎の前記第1のデータ誤り検出符号生成回路の出力と、データフロー選択信号を入力とし、前記複数のデータフロー毎の前記第1のデータ誤り検出符号生成回路の出力を1つ選択出力する第2の選択回路、を備える事を特徴とする生成多項式演算回路。
  10. 請求項1又は4又は7いずれか1項記載の生成多項式演算回路において、クロック毎に1バイト単位で動作する事を特徴とする生成多項式演算回路。
  11. 請求項1又は4又は7いずれか1項記載の生成多項式演算回路において、入力される前記非分割フレーム又は前記分割フレームの、前記ヘッダー誤り検出符号及び前記データ誤り検出符号及び前記分割フレームヘッダー誤り検出符号及び前記分割データ誤り検出符号の領域が、ゼロ挿入されている事を特徴とする生成多項式演算回路。
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