JP2004127911A - メンブレンスイッチ及びこれを備えるダイヤル操作体 - Google Patents

メンブレンスイッチ及びこれを備えるダイヤル操作体 Download PDF

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Abstract

【課題】微小な荷重で通電状態にすることができるメンブレンスイッチ及びこれを備えるダイヤル操作体を提供する。
【解決手段】メンブレンスイッチ10は、導体11aを有する下部接点シート11と、導体12aを有する上部接点シート12との間にスペーサ13が挟み込まれている。上部接点シート12の接点部12gに加圧力が加わると、この上部接点シート12が撓み接点部11gと接点部12gとが接触する。導体11a,12aは、導電部11j,12jで接触しており常に導通した状態である。このため、接点部11gと接点部12gとが一点で接触しただけでメンブレンスイッチ10が通電状態(ON)になる。その結果、非常に軽い動作力を加えるだけでメンブレンスイッチ10が通電状態になり信頼性を向上させることができる。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、たわみ性を有するフィルムに印刷等で導体回路を形成した後、スペーサを挟み込んでスイッチを構成する、メンブレンスイッチ及びこれを備えるダイヤル操作体に関する。
【0002】
【従来の技術】
メンブレンスイッチは、ポリエステルフィルム等のたわみ性を有する基材に導電性ペーストを印刷して形成された回路を利用したスイッチである。その特徴は軽く、薄く、フレキシブルであり、量産に向いている。このような性質により、コンピュータ用キーボード、家電製品、携帯電話をはじめとした携帯通信機器、自動車部品、楽器、医療機器など、あらゆる分野に幅広く利用されている。
図7は、従来のメンブレンスイッチの平面図である。図8は、従来のメンブレンスイッチの下部接点シートの平面図である。図9は、従来のメンブレンスイッチの上部接点シートの平面図である。図10は、従来のメンブレンスイッチの断面図であり、図10(A)は非通電状態の断面図であり、図10(B)は通電状態の断面図である。
【0003】
従来のメンブレンスイッチ110は、図7〜図10に示すように、下部接点シート111と、上部接点シート112と、スペーサ113と、コネクタ114などを備えている。下部接点シート111には、図8に示すように、導体111aと突出部111bとが形成されており、この導体111aには先端が略U字状に分岐した接点部111c,111dが形成されている。上部接点シート112には、図9に示すように、下部接点シート111側の接点部111c,111dと接触して導通状態になる円形状の接点部112aが形成されている。スペーサ113には、図7に示すように、下部接点シート111側の接点部111c,111dと上部接点シート112側の接点部112aとが導通可能なように、これらと対応する部分に貫通孔113aが形成されている。コネクタ114には、導体111aが形成された下部接点シート111の一部である突出部111bが挿し込まれている。
【0004】
次に、従来のメンブレンスイッチの動作を説明する。
図10(A)に示すように、突起部109dによって上部接点シート112が押し下げられて撓むと、図10(B)に示すように接点部112aが接点部111c,111dと接触する。その結果、接点部111c,111dが接点部112aによってブリッジされて短絡しメンブレンスイッチ110が導通状態(ON)になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のメンブレンスイッチ110では、上部接点シート112に加わる加圧力が小さいと、二つの接点部111c,111dのいずれか一方のみと接点部112aが接触して、メンブレンスイッチ110が導通状態にならない問題があった。また、従来のメンブレンスイッチ110では、接点部111c,111dと接点部112aとを確実に接触させるために、弾力性のあるゴムなどからなる突起部109dをある程度以上の加圧力で上部接点シート112に密着させ押し付ける必要がある。このため、メンブレンスイッチ110を構成する部品が増加してコストが高くなってしまう問題があった。
【0006】
この発明の課題は、微小な荷重で通電状態にすることができるメンブレンスイッチ及びこれを備えるダイヤル操作体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、弾力性又はたわみ性を有し、スイッチング操作に用いられる任意の押圧手段が接触する第1の押圧箇所と、固定用押圧手段が接触する第2の押圧箇所が存在する、絶縁体よりなる第1の基材と、前記第1の基材の前記第1の押圧箇所及び前記第2の押圧箇所に対応する位置に貼り付けられている第1の導体と、前記第1の導体に対向する位置に存在する、絶縁体よりなる第2の基材と、前記第2の基材に貼り付けられ、前記第1の導体の前記第1の押圧箇所に対向する位置に前記第1の導体と接触が可能な部分を備える第2の導体と、前記第2の基材に貼り付けられ、前記第1の導体の前記第2の押圧個所に対向する位置に前記第1の導体と接触が可能な部分を備える第3の導体と、前記第1の基材と前記第2の基材との間に介在すると共に、前記第1の押圧箇所に対応する第1の穴が設けられていると共に、前記第2の押圧箇所に対応する箇所に第2の穴が設けられている、絶縁体よりなるスペーサと、前記第2の基材上に設けられ、前記第2の導体と前記第3の導体が延在してなるコネクタ部材とよりなるメンブレンスイッチである。
【0008】
請求項2の発明は、弾力性又はたわみ性を有し、スイッチング操作に用いられる任意の押圧手段が接触する第1の押圧箇所と、固定用押圧手段が接触する第2の押圧箇所が存在する、絶縁体よりなる第1の基材と、前記第1の基材の前記第1の押圧箇所に対応する位置に貼り付けられている第1の導体と、前記第1の基材の前記第2の押圧箇所に対応する位置に貼り付けられている第2の導体と、前記第1の導体及び前記第2の導体に対向する位置に存在する、絶縁体よりなる第2の基材と、前記第2の基材に貼り付けられ、前記第1の導体の前記第1の押圧箇所に対向する位置に前記第1の導体と接触が可能な部分を備えると共に、前記第2の導体の前記第2の押圧箇所に対向する位置に前記第2の導体と接触が可能な部分を備える第3の導体と、前記第1の基材と前記第2の基材との間に介在すると共に、前記第1の押圧箇所に対応する箇所に第1の穴が設けられていると共に、前記第2の押圧箇所に対応する箇所に第2の穴が設けられている、絶縁体よりなるスペーサと、前記第1の基材上に設けられ、前記第1の導体と前記第2の導体が延在してなるコネクタ部材とよりなるメンブレンスイッチである。
【0009】
請求項3の発明は、シャフトと、前記シャフトが貫通する軸受と、前記シャフトに固定されている、前記シャフトを中心軸として回転可能なダイヤル体と、前記ダイヤル体に対向する位置に設けられているスイッチング用押圧部材と、前記スイッチング用押圧部材に対向する位置に複数設けられているスイッチング用押圧箇所を具備する、請求項1又は2記載のメンブレンスイッチとを備えるダイヤル操作体である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチを搭載した操作ダイヤルの断面図である。
操作ダイヤル1は、タッチセンス機能を有し回転操作される装置である。操作ダイヤル1は、化粧パネル2によって覆われた電子機器などのシャーシ3に固定されている。操作ダイヤル1は、例えば、DJ用のCDプレーヤなどに使用される装置であり、再生中のCDを一時停止させるときなどに操作される。操作ダイヤル1は、図1に示すように、ダイヤル4と、シャフト5と、軸受6と、エンコーダディスク7と、フォトインタラプタ8と、伝達部材9と、メンブレンスイッチ10などを備えている。
【0011】
ダイヤル4は回転操作される円盤状部材であり、例えば硬質プラスチック或はアルミニウムダイキャスト等で構成され、このダイヤル4には円周方向に円弧状の突起部4aが設けられている。シャフト5は、ダイヤル4を回転自在に支持する部材であり、シャフト5の一方の端部にはダイヤル4が固定され、シャフト5の他方の端部にはエンコーダディスク7が固定されている。軸受6は、シャフト5を回転自在に支持する部材であり、軸受6の上部にはピン6a,6bと突出部6cとが形成され、軸受6の下部には取付部6dが形成されている。軸受6は、シャーシ3の底面にねじ3a,3bによって固定されている。エンコーダディスク7は、円周方向に等間隔のスリットを有する回転板であり、ダイヤル4と一体となって回転する。フォトインタラプタ8は、エンコーダディスク7の回転速度及び回転方向を検出する装置であり、発光素子と受光素子との間にエンコーダディスク7のスリットが通過する。フォトインタラプタ8は、取付部6dに固定されている。伝達部材9は、ダイヤル4側に加わる加圧力をメンブレンスイッチ10側に伝達する部材であり、ダイヤル4同様円盤状であり、例えば硬質プラスチック或はアルミニウムダイキャスト等で構成される。伝達部材9には、ピン6a,6bを挿入する挿入孔9a,9bと、突起部4aと接触する接触部9cと、メンブレンスイッチ10と接触する突起部9dとが形成されている。
図1において、ダイヤル4と軸受6、またエンコーダディスク7と軸受6との間には僅かな隙間が設けられており、これによってダイヤル4及びエンコーダディスク7はシャフト5の長手方向に僅かに上下移動が可能なように構成されている。但し、この隙間はエンコーダディスク7とフォトインタラプタ8が接触しないように調整される。ダイヤル4の表面から押し下げると、その押圧力は突起部4aを通じて伝達部材9を押し下げる。伝達部材9はこの動作に呼応して、メンブレンスイッチ10を押し下げる。ダイヤル4の押し下げを止めると、メンブレンスイッチ10の復帰力によって伝達部材9が押し上げられ、これと共にダイヤル4も押し上げられる。
【0012】
図2は、この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの平面図である。図3は、この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの下部接点シートの平面図である。図4は、この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの上部接点シートの平面図である。図5は、この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチのスペーサの平面図である。
【0013】
メンブレンスイッチ10は、導体11aを有する下部接点シート11と導体12aを有する上部接点シート12との間にスペーサ13を挟み込み、導体11aの接点部11gと導体12aの接点部12gとを加圧力によって導通させるスイッチである。メンブレンスイッチ10は、図2〜図5に示すように、下部接点シート11と、上部接点シート12と、スペーサ13と、コネクタ14とを備えている。
【0014】
下部接点シート11は、導体11aを有する基材である。下部接点シート11は、導電性のある銅、カーボン、銀などの微粒子をバインダ樹脂に混ぜた導電性ペーストをポリエステルフィルムに印刷して形成される。下部接点シート11には、図3に示すように、電流が流れる導体11aと、コネクタ14に挿入される突出部11bと、図1に示す突出部6cが貫通する貫通孔11cと、ピン6a,6bが貫通する貫通孔11d,11eと、ねじ3aが貫通する貫通孔11fとが形成されている。
【0015】
導体11aは、下部接点シート11の表面に形成され配線を構成する導体パターン部分である。導体11aは、下部接点シート11の中心から等距離の円周上に等間隔で6つ形成された円形状の接点部11gと、下部接点シート11の円周方向に形成されこれらの接点部11gに接続される導体部11hと、この導体部11hから突出部11bに伸びた導体部11iと、ねじ3aが貫通する円環状の導電部11jと、この導電部11jから突出部11bに伸びた導体部11kとから構成されている。
【0016】
上部接点シート12は、導体12aを有する基材である。上部接点シート12は、下部接点シート11と同様にポリエステルフィルムに導電性ペーストを印刷して形成される。上部接点シート12は、図4に示すように、電流が流れる導体12aと、図1に示す突出部6cが貫通する貫通孔12cと、ピン6a,6bが貫通する貫通孔12d,12eと、ねじ3aが貫通する貫通孔12fとが形成されている。
【0017】
導体12aは、上部接点シート12の表面に形成され配線を構成する導体パターン部分である。導体12aは、上部接点シート12の中心から等距離の円周上に等間隔で6つ形成された円形状の接点部12gと、上部接点シート12の円周方向に形成されこれらの接点部12gに接続される導体部12hと、この導体部12hに接続されねじ3aが貫通する円環状の導電部12jとから構成されている。接点部12gは、図2に示すように、接点部11gと対向して配置されており、接点部11g,12gは加圧力を受けたときに通電状態になる。導電部12jは、図2に示すように、接点部11gと対向して配置されており、図4に示すように導体部12hに接続されている。導電部11j,12jは、図1に示すねじ3aによって締付けられており、導体11aと導体12aとを常時導通状態にする。
【0018】
スペーサ13は、導体11aと導体12aとの間に所定の間隔を形成する部材である。スペーサ13は、下部接点シート11と上部接点シート12との間に挟み込まれており、これらを電気的に絶縁するポリエステルフィルムなどである。スペーサ13には、図5に示すように、導電部11jと導電部12jとを接触させ導通させるための貫通孔13cと、ピン6a,6bが貫通する貫通孔13d,13eと、接点部11gと接点部12gとを接触させ導通させるための貫通孔13gとが形成されている。貫通孔13gは、スペーサ13の中心から等距離の円周上に等間隔で6つ形成されている。
【0019】
コネクタ14は、電線、電気回路又は機器とメンブレンスイッチ10とを電気的に接続するための接続具である。コネクタ14は、図2及び図3に示すように、導体部11i,11kが形成された突出部11bの先端が挿し込まれることで、導体11aに接続される。
【0020】
次に、この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの動作を説明する。
図6は、この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの断面図であり、図6(A)は非通電状態の断面図であり、図6(B)及び図6(C)は通電状態の断面図である。図6(A)に示すように、上部接点シート12に突起部9dが接触した状態で図1に示すダイヤル4が操作されると、ダイヤル4への接触により生ずる荷重が突起部4aから伝達部材9を通じて突起部9dに作用する。その結果、図6(B)に示すように、上部接点シート12を突起部9dが加圧して押し下げ、上部接点シート12が撓み接点部11gと接点部12gとが接触する。図2〜図4に示すように、接点部11gを有する導体11aと接点部12gを有する導体12aとは、導電部11jと導電部12jとで接触しており常に導通した状態である。このため、接点部11gと接点部12gとが接触することでメンブレンスイッチ10が通電状態(ON)になる。
また、ダイヤル4への接触により生ずる荷重が少なく、その結果、図6(C)に示すように、接点部11gと接点部12gとの接触がごく一部分だけであったとしても、図6(B)の状態と同様にメンブレンスイッチ10が通電状態(ON)になる。
突起部9dに作用する荷重が小さくなると、上部接点シート12の弾性力によって突起部9dが押し上げられ、図6(A)に示す元の状態に復元してメンブレンスイッチ10が非通電状態(OFF)になる。
【0021】
この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチには、以下に記載するような効果がある。
(1) この実施形態では、導電部11j,12jが導体11a,12aを常時導通状態にし、導体11a,12aの接点部11g,12gが加圧力を受けたとき、僅かに接触すれば導通状態になる。その結果、図10に示す従来のメンブレンスイッチ110のように接点部111cと接点部111dとに跨るように接点部112aに大きな荷重を加えて接触させる必要がなく、タッチセンス程度の非常に軽い動作力を加えるだけでメンブレンスイッチ10が通電状態になり信頼性を向上させることができる。また、従来のメンブレンスイッチ110のように弾力性のある突起部109dを上部接点シート112に密着させる必要がなくなり、部品点数が低減しコストダウンを図ることができる。
【0022】
(2) この実施形態では、接点部11gと12gとが一点で接触するだけで導通する構成になっていると共に、接点部12gに常時導通している導電部11jが設けられている。この構成により、図7に示される従来のメンブレンスイッチ110のコネクタ114と互換性がある。このため、2つの導体11a,12aにそれぞれコネクタを接続する場合に比べて簡単に接続することができる。もし、接点部12gから単に導体部11iを延ばしてコネクタ14を形成しようとすると、コネクタの接点部分が下部接点シート11と上部接点シート12にそれぞれ設けられる形になってしまい、コネクタの接点部分が従来のものと互換性がなくなってしまう。
【0023】
(3) この実施形態では、下部接点シート11及び上部接点シート12の中心から等距離の円周上に接点部11g,12gが間隔を開けて複数配置されている。その結果、複数の接点部11gのいずれか一つを軽く触れるだけでメンブレンスイッチ10を簡単に通電状態にすることができる。
【0024】
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。例えば、この実施形態では、6つの接点部11g,12gを円周上に配置したが、設置間隔や設置個数は任意に設定することができる。また、この実施形態では、接点部11gと接点部12gとの間に間隙部を形成しているが、スペーサ13の厚さや貫通孔13gの内径を任意に設定して、接点部11gと接点部12gとの接触に必要な加圧力を調整することができる。さらに、この実施形態では、導電部11jと導電部12jとを直接接触させているが、他の導電部材を通じてこれらを電気的に接続し通電状態にしてもよい。また、この実施形態では、下部接点シート11と上部接点シート12とを同じ材質(例えばポリエステル)にて形成しているが、実際には上部接点シート12が弾性力を持つ材質で形成されていれば良く、下部接点シート11及びスペーサ13は必ずしも弾性力を持つ材質で構成される必要はない。特に、下部接点シート11は上部接点シート12に加わる加圧力を受け止める際に必要な、硬い材質の平面上に設けられるか、或は下部接点シート11そのものが硬い材質である必要がある。また、この実施形態では、下部接点シート11側の導体部11i,11kにコネクタ14を接続しているが、コネクタを接続する導体部を上部接点シート側に形成してもよい。すなわち、前述の実施例にある上部接点シート12と下部接点シート11の上下関係が逆転し、接点シート11が上側に、接点シート12が下側に設けられ、接点シート11が弾性部材によりなる構成になっていても良い。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によると、微小な荷重で通電状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチを搭載した操作ダイヤルの断面図である。
【図2】この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの平面図である。
【図3】この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの下部接点シートの平面図である。
【図4】この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの上部接点シートの平面図である。
【図5】この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチのスペーサの平面図である。
【図6】この発明の実施形態に係るメンブレンスイッチの断面図であり、(A)は非通電状態の断面図であり、(B)及び(C)は通電状態の断面図である。
【図7】従来のメンブレンスイッチの平面図である。
【図8】従来のメンブレンスイッチの下部接点シートの平面図である。
【図9】従来のメンブレンスイッチの上部接点シートの平面図である。
【図10】従来のメンブレンスイッチの断面図であり、(A)は非通電状態の断面図であり、(B)は通電状態の断面図である。
【符号の説明】
1 操作スイッチ
10 メンブレンスイッチ
11 下部接点シート
11a 導体
11g 接点部
11j 導電部
12 上部接点シート
12a 導体
12g 接点部
12j 導電部
14 コネクタ

Claims (3)

  1. (a) 1つ以上の押圧接触領域及び1つ以上の常時接触領域を有する第1の導体が表面にある、電気絶縁性の柔軟な第1の基材と、
    (b) 前記第1の導体に設けられている前記押圧接触領域の配置及び数に合わせて形成された1つ以上の押圧接触領域を有する第2の導体と、
    前記第1の導体に設けられている前記常時接触領域に対応する配置及び数に合わせて形成された1つ以上の常時接触領域を有する第3の導体とが、前記第1の基材の前記第1の導体に対向する表面上にあり、
    前記第2の導体と前記第3の導体を外部回路に接続する為のコネクタ部を備える、電気絶縁性の第2の基材と、
    (c) 前記第1の基材及び前記第2の基材の間に挟まれる配置であり、
    前記第1の基材及び前記第2の基材上の前記押圧接触領域及び前記常時接触領域に対応する位置に各々貫通穴が設けられている、電気絶縁性のスペーサと
    よりなるメンブレンスイッチ。
  2. (a) 1つ以上の押圧接触領域を有する第1の導体及び1つ以上の常時接触領域を有する第2の導体が表面にあり、
    前記第1の導体と前記第2の導体を外部回路に接続する為のコネクタ部を備える、電気絶縁性の柔軟な第1の基材と、
    (b) 前記第1の導体に設けられている前記押圧接触領域の配置及び数に合わせて形成された1つ以上の押圧接触領域を有すると共に、前記第2の導体に設けられている前記常時接触領域に対応する配置及び数に合わせて形成された1つ以上の常時接触領域を有する第3の導体が、前記第1の基材の前記第1の導体及び前記第2の導体に対向する表面上にある、電気絶縁性の第2の基材と、
    (c) 前記第1の基材及び前記第2の基材の間に挟まれる配置であり、
    前記第1の基材及び前記第2の基材上の前記押圧接触領域及び前記常時接触領域に対応する位置に各々貫通穴が設けられている、電気絶縁性のスペーサと
    よりなるメンブレンスイッチ。
  3. (a) シャフトと、
    (b) 前記シャフトが貫通する軸受と、
    (c) 前記シャフトに固定されている、前記シャフトを中心軸として回転可能なダイヤル体と、
    (d) 前記ダイヤル体に対向する位置に設けられており、少なくとも一つ以上のスイッチング用押圧凸部を具備するスイッチング用押圧部材と、
    (e) 前記スイッチング用押圧部材に設けられているスイッチング用押圧凸部に対向する位置に設けられている、少なくとも一つ以上のスイッチング用押圧箇所を具備する、請求項1又は2記載のメンブレンスイッチと
    を備えるダイヤル操作体。
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JP2007123101A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Fujitsu Component Ltd 入力デバイス及び電子機器

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JP2007123101A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Fujitsu Component Ltd 入力デバイス及び電子機器

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