JP2004127903A - 投光機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】伸縮支柱3の上端に設けた角度調整ユニットaにより、照明装置4を前後方向と左右方向へ回動自在に支持する。角度調整ユニットaは、回動を付勢するばね12,13を備え、これら両ばね12,13の弾発力をほぼ同等として、照明装置4の前後方向への回動を緩衝し、照明装置4の重みによる急激な回動を防止する。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば工事現場、競技用グランド、キャンプ場や各種イベント会場等の照明として使用される投光機に関し、詳しくは、伸縮支柱の上端に装備した照明装置の角度調整機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許文献1に開示されるように、発電機を搭載する台車に立設した伸縮支柱の上端に、電球の光を反射器により前方へ向けて照射するスポット型の照明装置を所要数装備した投光機が知られている。
【0003】
また本願出願人は、特許文献2に開示されるように、眩しさを感じさせることなく、且つ、光を広い範囲に照射することができるバルーン型の照明装置を備えた新規な投光機を先に提供した。
【0004】
さらに本願出願人は、特許文献3に記載されるように、前記バルーン型の照明装置と、該照明装置に電力を供給する発電機と、前記照明装置が上端に装備された自立式の伸縮支柱からなる組み立て・分解可能な簡易型の投光機を先に提案した。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−175392号公報
【特許文献2】
特開2003−36709号公報
【特許文献3】
特許第3092453号(実願2002−5476号)
【0006】
これら特許文献に記載される投光機は、伸縮支柱を伸張させることで照明装置の高さを任意に設定する一方、伸縮支柱を収縮させたコンパクトな状態で搬送、保管をするようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種投光機は、伸縮支柱の上端に照明装置を前後,左右方向へ回動自在に取り付けて、投光角度を任意に調整し得ると共に、搬送,保管の際には照明装置が伸縮支柱に対して前方へ略90度折れ曲がる状態にして、よりコンパクトな状態で搬送,保管がなされるようになっている。
しかしながら、照明装置は相当の重量物であるため、前後方向へ回動操作した場合、その重みで急激に回動してしまう虞れがある。
【0008】
本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、伸縮支柱上端に装着した照明装置を前後方向へ回動させる際、該照明装置が自身の重みで急激に回動してしまうような虞れのない、安全性に優れた新規な投光機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、発電機(1,1’)から供給される電力で発光する照明装置(4)を伸縮支柱(3,3’)に装備してなる投光機であって、前記伸縮支柱上端に取り付けた角度調整ユニット(a)により前記照明装置を少なくとも前後方向へ回動自在に支持してなり、
前記角度調整ユニット(a)は、伸縮支柱側に取り付けられて前後方向への回動中心となる第一の支軸(10)と、該第一の支軸に回動自在に外装され前後方向へ回動自在に支持される筒部材(11)と、該筒部材の前方への回動を付勢する前側付勢部材(12)と、前記筒部材の後方への回動を付勢する後側付勢部材(13)と、前記筒部材と前記照明装置を連結する連結部材(14)を備え、
前記前側と後側の付勢部材(12,13)の付勢力をほぼ同等とし、これら付勢部材により前記照明装置(4)の前後方向への回動を緩衝するよう形成したことを特徴とする。
【0010】
このように形成した場合、照明装置(4)が重量物であったとしても、前後の付勢部材(12,13)によって前後方向への回動に対する緩衝作用が働き、該照明装置がその重みで急激に回動してしまうことを防止することができる。
【0011】
本発明において、前記伸縮支柱(1,1’)の上端に、左右方向への回動中心となる第二の支軸(15)を設け、該第二の支軸により前記第一の支軸(10)と筒部材(11)を左右方向へ回動自在に支持して、前記照明装置(4)を左右方向へも回動自在に形成することが好ましい。
【0012】
本発明に係る投光機の具体的態様として、前記伸縮支柱(3)が発電機(1)を搭載する台車(2)上に立設されている投光機をあげることができる。
【0013】
本発明に係る投光機の具体的態様として、前記伸縮支柱(3’)が自立手段(50)を有する自立式の伸縮支柱である投光機をあげることができる。
【0014】
本発明に係る投光機の具体的態様として、前記照明装置(4)が、バルーン(5)内に、電球(6)と、該電球を保持する保持枠(7)と、前記バルーンを膨らませるためのバルーン膨張手段(8)を備えたバルーン型の照明装置である投光機をあげることができる。
【0015】
また本発明に係る投光機の具体的態様として、前記照明装置が、電球の光を反射器により前方へ向けて照射するスポット型の照明装置である投光機をあげることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る投光機の実施形態の例を、図面を参照して説明する。
図1には、発電機1を搭載する台車2上に伸縮支柱3を立設すると共に、その伸縮支柱3に照明装置4を装備した投光機Aを示し、照明装置4は、伸縮支柱3の上端に取り付けた角度調整ユニットaにより前後方向と左右方向へ回動自在に支持されている。
【0017】
台車2は前後左右に車輪を備えたもので、車体ベースに搭載する発電機1を移動不能に保持する係止手段を備えることが好ましい。
【0018】
台車2の後部に立設された伸縮支柱3は、基管柱3aに対して遂次内径を小さくした少なくとも一つ(本例では二つ)の中管柱3b,3cを順次上下摺動可能に遊嵌して伸張、収縮自在とすると共に、滑車,ワイヤ,ウインチを組み合わせた昇降手段、或いはガスダンパーなどの昇降手段を内蔵してなり、これら昇降手段の作動で各中管柱3b,3cを順次上下摺動させることによってその長さを調節し、照明装置4の高さを適宜に設定し得るように形成されている。
【0019】
最上位の中管柱3cの上端には角度調整ユニットaが取り付けられ、該角度調整ユニットaに、照明装置4が着脱可能に装着されている。
【0020】
照明装置4は、バルーン5内に、電球6、該電球6を保持する保持枠7、バルーン5を膨らませるための空気吸込み装置(バルーン膨張手段)8などを備えたもので、通電ケーブル9を介して発電機1から供給される電力を電球6と空気吸込み装置8に供給し、バルーン5を膨らませた状態で電球6を点灯して、その照射光をバルーン5を通過させることで眩しさを低減し、且つ、光を広い範囲に照射するよう形成されている。
【0021】
角度調整ユニットaは、図2〜図8に示すように、伸縮支柱3側に取り付けられて前後方向への回動中心となる第一の支軸10と、該第一の支軸10に回動自在に外装され前後方向へ回動自在に支持される筒部材11と、該筒部材11の前方への回動を付勢する前側ばね(前側付勢部材)12と、筒部材11の後方への回動を付勢する後側ばね(後側付勢部材)13と、筒部材11と照明装置4を連結する連結軸(連結部材)14と、最上位の中管柱3cの上端に突設され第一の支軸10と筒部材11を左右方向へ回動自在に支持する第二の支軸15から形成されている。
【0022】
第一の支軸10は、略円筒状に形成された軸体の長さ方向中央部分に第二の支軸15が回動自在に挿入される軸孔10aを備え、第二の支軸15により左右方向へ回動自在に支持されている。
また第一の支軸10は、前記軸孔10aを挟むよう内設された左右の隔壁10b,10bを有し、これら隔壁10bと周壁10cで区画される凹部10d,10dを左右両側に備えており、これら凹部10d内に前側と後側の付勢部材12,13が装填されている。
【0023】
筒部材11は、第一の支軸10に回動自在に外装する本体部11aの下面に第二の支軸15が挿入される軸孔11bを備え、第一の支軸10により前後方向へ回動自在に支持されると共に、第一の支軸10と一体に左右方向へ回動するようになっている。前記本体部11aの上面には、隆起部11cで囲まれる装着孔11dが、前記軸孔10a,11bと同心状に形成されており、該装着孔11dに、筒部材11と照明装置4を連結する連結軸14の下端部が螺合等の連結手段で固定されている。
【0024】
本体部11aの周壁には軸方向に沿うスリット20を形成してその内径を縮小,拡開可能とし、該スリット20の上縁と下縁に沿って上下の突出部21a,21bを設けると共に、それら突出部21a,21bにはネジ孔22a,22bが同心状に形成されている。
【0025】
それらネジ孔22a,22bには、ハンドル23の基端部に設けたネジ部24が螺合しており、ハンドル23の正方向への回動操作で突出部21a,21bが近接して本体部11aの内径が縮小し、逆方向の回動操作で突出部21a,21bが離間して本体部11aの内径が拡開するようになっている。
前記第一の支軸10の周壁にも軸方向に沿うスリット25を形成してその内径を縮小,拡開可能としてある。
【0026】
そうして、前記ハンドル23を正方向へ回動操作すると本体部11aの内径が縮小し、これにより第一の支軸10と本体部11aの摩擦抵抗が高まって筒部材11の前後方向への回動が規制されると共に、第一の支軸10の内径も縮小して軸孔10aが変形するに伴い、第二の支軸15と軸孔10aの摩擦抵抗が高まって、第一の支軸10の(筒部材11の)左右方向への回動が規制されるようになっている。
【0027】
一方、ハンドル23を逆方向へ回動操作すると本体部11aの内径が拡張し、これにより第一の支軸10と本体部11aの摩擦抵抗が低くなって筒部材11の前後方向への回動が自在となると共に、第一の支軸10の内径も拡張して、第一の支軸10の(筒部材11の)左右方向への回動が自在となるよう形成されている。
【0028】
前側と後側の付勢部材12,13は所定の弾発力を有するつるまきバネであり、これら付勢部材12,13は、凹部10dを塞ぐよう筒部材11にビス止め30された蓋部材31の裏面に突出する軸32に巻装すると共に、一端12a,13aを第一の支軸10に係止し、他端12b,13bを筒部材11の係合壁11eに係止して、第一の支軸10の左右両側の凹部10d内に収容されている。
【0029】
前側と後側の付勢部材12,13はその付勢力(弾発力)がほぼ同等であり、前側付勢部材12により筒部材11の前方への回動を付勢し、後側付勢部材13により筒部材11の後方への回動を付勢すると共に、それら付勢力をほぼ均等のものとして、筒部材11の(照明装置4の)前後方向への回動を緩衝するようになっている。
【0030】
第二の支軸15には、第一の支軸10にネジ止めしたボルト33の先端が係合して第一の支軸10の抜けを防止する係合溝34が周設されると共に、その係合溝34には回り止めビス35をネジ止めし、係合溝34内に突出するビス頭36とボルト33先端の係合により、第一の支軸10と筒部材11の(照明装置4の)水平方向への回動範囲を適宜に規制するようになっている。
【0031】
さらに、筒部材11の本体部11aの周壁には、第二の支軸15に係合して、筒部材11の(照明装置4の)前後方向への回動範囲を、連結軸14がほぼ垂直に立ち上がる位置に規制する面41と、第二の支軸15の下端に嵌合したカラー40に係合して、連結軸14がほぼ水平に倒れた位置の範囲(約90度の範囲)に規制する面42との間にわたって溝43が形成されている。
【0032】
連結軸14は、下端に設けたねじ部14aを装着孔11dに螺合させて筒部材11に取り付けられると共に、上端部に、照明装置4の保持枠7の下面板7aに固定した筒部7bを外装しネジ止め44して、筒部材11と照明装置4を連結している。
【0033】
以上のように構成した本例の投光機Aは、伸縮支柱3を伸張させて照明装置4を適宜高さに設置し、且つ発電機1の作動でバルーン5を膨らませると共に電球6を点灯させ、その光をバルーン5を通して柔らかな光に変えて、バルーン5の外側全周方向に対し投光することができるので、眩しさを感じさせることなく、光を広い範囲に照射することができる(図1参照)。
【0034】
また、バルーン5の外周に遮光シートを張るなどして投光範囲を限定した場合は、角度調整ユニットaによりその投光方向,投光角度を適宜に調整することができる。
すなわち、ハンドル23の操作で筒部材11の本体部11aと第一の支軸10の内径を拡張させることで、筒部材11の前後方向と左右方向への回動を自在として、照明装置4を適宜角度に位置させ、その後、ハンドル23の操作で筒部材11の本体部11aと第一の支軸10の内径を縮小させることで、筒部材11の前後方向と左右方向への回動を規制(ロック)して、照明装置4の投光方向,投光角度を任意に設定することができる(図6,図7参照)。
【0035】
工事現場等において照明場所を変える際には、台車2により発電機1、伸縮柱3、照明装置4を一緒に移動することができるので、取扱いが容易であると共に任意の場所に設置できる。
【0036】
投光作業終了後は、伸縮支柱3を収縮させ、且つ発電機1を停止してバルーン5を収縮させると共に電球6を消灯し、さらに、角度調整ユニットaにより連結軸14を90度倒して、照明装置4が台車2に搭載した発電機1の上方に位置するコンパクトな状態で、搬送,保管を行うことができる(図9参照)。
【0037】
前記した角度調整作業の際、照明装置4がその重みで急激に前後方向へ回動しようとしても、前後の付勢部材12,13によって前後方向への回動に対する緩衝作用が働き、安全に作業を行うことができる。
【0038】
図10には、前記台車2を備えず、自立手段50を備えた自立式の伸縮支柱3’により照明装置4を支持する投光機A’を示す。それ以外の構成部分は前記投光機Aと同様のため、重複する説明、図示や省略し、相違点のみ以下に述べる。
【0039】
この例の伸縮支柱3’は、基管柱3a’に対して遂次内径を小さくした少なくとも一つ(この例では二つ)の中管柱3b’,3c’を順次上下摺動可能に遊嵌して伸張、収縮自在とすると共に、基管柱3a’の上端開口部、中管柱3b’の上端開口部に、各開口部の径を縮径させるべくその開口部に螺合するカラー部材60を装着し、各中管柱3b’,3c’の摺動を規制し得るようにして、その長さ(高さ)を任意に調整できるよう形成されている。
【0040】
自立手段50は、基管柱3a’の下部に所要数(この例では三つ)の接地板51を等間隔ごとに装着したもので、夫々の接地板51は、基管柱3a’に沿って立ち上がる折り畳み位置と、接地面に沿って横たわる使用位置との間を回動自在となるよう、支軸52により基管柱3a’に枢着して折り畳み自在に取り付けられている。
53は使用位置にある接地板51の回動を規制するリンク杆で、その両端部を基管柱3a’の下部、接地板51の中間部にそれぞれ枢着54a,54bされている。
【0041】
このような構成になるこの例の投光機A’は、各接地板51を開いた状態で伸縮支柱3’を自立させ、伸縮支柱3’を伸張させてその長さを任意に調節することで照明装置4を適宜高さに位置させ、小型の発電機1’から供給される電力でバルーン5を膨らませると共に電球6を点灯して、眩しさを低減させた光を広い範囲に照射することができる。
また、前記した投光機Aと同様にして、角度調整ユニットaによりその投光方向,投光角度を適宜に調整することができる。
【0042】
使用後は、伸縮支柱3’を収縮させ、且つ発電機1’を停止してバルーン5を収縮させると共に電球6を消灯し、さらに、角度調整ユニットaにより連結軸14を90度倒して、照明装置4が折り畳まれたコンパクトな状態で、専用のケースに収容するなどして搬送,保管を行うことができる。
【0043】
因みに、図1に示す投光機Aは主に、幹線道路や高速道路での夜間工事等の比較的高出力の明かりが要求される現場で使用され、図10に示す投光機A’は主に、比較的低出力の明かりが要求される現場で使用される。
【0044】
尚、本発明に係る投光機おいて、照明装置4は図示したバルーン型のものに限定されず、電球の光を反射器により前方へ向けて照射するスポット型の照明装置であってもよく、また電球の数も任意である。またバルーン型の照明装置において、バルーンの形状は図示例に限定されず、略横長太鼓形状、略円錐台形状、逆円錐台形状のものや、人形、動物、建築物、キャラクター等の各種形状のものとしても良い。
【0045】
以上、本発明に係る投光機の実施形態の例を図面を参照して説明したが、本発明は図示例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的思想の範疇において各種の変更が可能であることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成したので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
照明装置(4)が重量物であったとしても、前後の付勢部材(12,13)によって前後方向への回動に対する緩衝作用が働き、該照明装置がその重みで急激に回動してしまうことを防止して、安全に作業することができる。
【0047】
(請求項2)
前記効果に加え、筒部材(11)を左右方向へ回動自在に支持することで、照明装置(4)の左右方向への回動も自在とし、投光角度、投光範囲などをより幅広く調整することができる。
【0048】
(請求項3)
前記効果に加え、台車(2)により発電機(1)、伸縮柱(3)、照明装置(4)を一緒に移動することができるので、取扱いが容易であると共に任意の場所に設置できるなどの効果がある。
【0049】
(請求項4)
前記効果に加え、電球(6)を点灯させ、その光をバルーン(5)を通して柔らかな光に変えて、バルーン(5)の外側全周方向に対し投光することができるので、眩しさを感じさせることなく、光を広い範囲に照射することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投光機の実施形態の一例を示す斜視図で、使用状態を表す。
【図2】図1に示す投光機の角度調整ユニットの拡大斜視図。
【図3】(イ)同角度調整ユニットの正面図、(ロ)同角度調整ユニットの縦断正面図。
【図4】同角度調整ユニットの縦断側面図。
【図5】同角度調整ユニットの横断平面図。
【図6】同角度調整ユニットの前後方向への回動状態を示す一部切欠側面図で、(イ)はほぼ垂直に立ち上がる状態、(ロ)はほぼ水平に倒れた状態を表す。
【図7】同角度調整ユニットの前後方向への回動状態を示す斜視図。
【図8】同角度調整ユニットの分解斜視図。
【図9】図1に示す投光機の収容状態を示す側面図。
【図10】本発明に係る投光機の実施形態の他例を示す斜視図。
【符号の説明】
A,A’:投光機
1,1’:発電機
2:台車
3,3’:伸縮支柱
4:照明装置
5:バルーン
6:電球
7:保持枠
8:バルーン膨張手段
a:角度調整ユニット
10:第一の支軸
11:筒部材
12:前側ばね(前側付勢部材)
13:後側ばね(後側付勢部材)
14:連結軸(連結部材)
15:第二の支軸
Claims (4)
- 発電機(1,1’)から供給される電力で発光する照明装置(4)を伸縮支柱(3,3’)に装備してなる投光機であって、前記伸縮支柱上端に取り付けた角度調整ユニット(a)により前記照明装置を少なくとも前後方向へ回動自在に支持してなり、
前記角度調整ユニット(a)は、伸縮支柱側に取り付けられて前後方向への回動中心となる第一の支軸(10)と、該第一の支軸に回動自在に外装され前後方向へ回動自在に支持される筒部材(11)と、該筒部材の前方への回動を付勢する前側付勢部材(12)と、前記筒部材の後方への回動を付勢する後側付勢部材(13)と、前記筒部材と前記照明装置を連結する連結部材(14)を備え、
前記前側と後側の付勢部材(12,13)の付勢力をほぼ同等とし、これら付勢部材により前記照明装置(4)の前後方向への回動を緩衝するよう形成した投光機。 - 前記伸縮支柱(3)の上端に、左右方向への回動中心となる第二の支軸(15)を設け、該第二の支軸により前記第一の支軸(10)と筒部材(11)を左右方向へ回動自在に支持して、前記照明装置(4)を左右方向へも回動自在に形成した請求項1記載の投光機。
- 前記伸縮支柱(3)が、発電機(1)を搭載する台車(2)上に立設されている請求項1または2記載の投光機。
- 前記照明装置(4)が、バルーン(5)内に、電球(6)と、該電球を保持する保持枠(7)と、前記バルーンを膨らませるためのバルーン膨張手段(8)を備えたバルーン型の照明装置である請求項1〜3の何れか1項記載の投光機。
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