JP2004127350A - データ記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域に記録する装置において、外部の記録制御装置の指示に基づいて記録する場合に、外部の記録制御装置が連続空き領域の制限を考慮せずにシームレス再生可能に記録するデータ記録装置を提供すること。
【解決手段】記録媒体6にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域(b)(c)(e)に記録する装置において、外部接続端子7を介して外部のコンピュータ11の指示に基づいて記録する場合に、スペースビットマップMの該領域(b)(c)(e)の対応箇所にダミー情報Dsを形成する擬似スペースビットマップDM1を形成し、空き領域でないように見せかけることで、データが所定の大きさ未満の連続空き領域へ記録されることを防止する。
【選択図】 図5
【解決手段】記録媒体6にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域(b)(c)(e)に記録する装置において、外部接続端子7を介して外部のコンピュータ11の指示に基づいて記録する場合に、スペースビットマップMの該領域(b)(c)(e)の対応箇所にダミー情報Dsを形成する擬似スペースビットマップDM1を形成し、空き領域でないように見せかけることで、データが所定の大きさ未満の連続空き領域へ記録されることを防止する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像データなどを記録する記録装置において、前記記録装置の外部にある記録制御装置により記録装置への動画像データなどの記録を制御する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、よく知られたMPEG2等の動画像圧縮技術を用いて、ハードディスクやDVD−RAM等のノンリニアアクセス(ランダムアクセス)可能な記録媒体へ動画像圧縮データを記録、再生するシステムが開発されている。
【0003】
前記システムでは、記録媒体をセクタと呼ばれる単位で管理し、セクタ毎にデータの空領域かどうかを判別する情報を参照し、動画像圧縮データを空いているセクタへ記録するのが一般的である。例えば、DVD−RAM等で用いられているUniversal Disk Format(以下、UDFと称す)では、Space Bit Mapによりセクタ毎に空いているかどうかを判別する情報を管理しており、前記Space Bit Mapを参照することで、空いているセクタを短時間で抽出し、必要なデータの記録されたセクタに上書きすることなく新しい動画像圧縮データ等を記録することができる。
【0004】
上記のようなシステムにおいて、何も記録されていないブランクディスクに動画像圧縮データを記録する場合には、ディスク上に螺旋状に配置された先頭のセクタから順次記録されていき、記録時と同じ順序で再生する場合には、再生用ピックアップがジャンプすることなく順次走査するため、再生信号が途切れることはほとんどない。ところが、記録されたディスクから不要なデータを部分的に消去することを繰り返すうちに、空きセクタが歯抜けとなり、その状態で新しい動画像圧縮データを記録すると、記録時と同じ順序で再生する場合であっても、再生用ピックアップが該当するセクタを含むトラックまで移動(トラックジャンプ)するためのシーク時間と、そのトラック上で再生用ピックアップが目的のセクタ位置に来るまでの回転待ち時間と、サーボが安定するまでのサーボロック時間とが存在し、その間、再生用ピックアップの再生信号が途切れることになる。
【0005】
このように再生用ピックアップの再生信号が途切れた場合でも、システムとして動画像の再生が途絶えないようにするためには、空きセクタの歯抜けがあまり細かくなりすぎない、すなわち、再生するセクタ数、あるいは、再生する時間に対してシーク回数が増えすぎないことが望ましく、そのように制御する方法が従来知られており、図14を用いて具体的に説明する。
【0006】
図14は、記録媒体に追加記録する際の信号の配置を示す模式図であり、(a)は追加記録する前の状態を、(b)は追加記録後の状態を其々示しており、斜線部分が既に記録されていた領域、黒塗り部分が新たに記録された領域、残りが空き領域である。なお、記録媒体がディスクである場合、記録トラックは螺旋状となるのが一般的であるが、図14では直線的に表示してある(以下、同様)。
【0007】
この図14に示す例では、シームレス再生に必要な連続空き領域は1分以上のデータを格納できる領域と定義し、図示しない記録媒体の管理情報を格納するTOC(Table of Contents)領域のデータを参照し、それぞれの空き領域の大きさが1分以上であるかどうかを判定し、最後にある空き領域に新たなデータを追加記録している。
【0008】
上記方法を用いることで、シーク回数を減らし、大容量のバッファを用いずにシームレス再生を行うことを実現している(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−39800号公報(段落[0001]から[0007][0020]、図2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術で示す方法では、記録装置や記録媒体の特性に基づいて設定されたシームレス再生に必要な所定の時間以上の連続空き領域を検出し、前記連続空き領域にのみ記録する制御手段が記録装置内にあることを前提としている。
【0011】
従って、記録装置とは別個の装置であるコンピュータと記録装置とを接続し、コンピュータの制御指示により記録装置内の記録媒体にデータを記録する態様において、シームレス再生の条件を満たすためには、コンピュータ側が所定の時間以上の記録媒体の連続空き領域を検出し、前記連続空き領域にのみ記録する必要がある。
【0012】
このことは、今後、各種規格や仕様に基づいた様々な記録媒体、記録装置が開発され、前記記録装置に接続したコンピュータ側からの制御により記録する場合には、コンピュータ側が各々の記録媒体、記録装置の特性等から設定されるシームレス再生に必要な所定の時間に対応するセクタ数等を認識する必要があり、非常に複雑な処理を強いられるといった課題がある。
【0013】
また、記録装置にとっても、コンピュータ側が自ら(記録装置)の特性を理解した制御を行うことができる環境が整うまで、コンピュータと制御信号やデータの転送上の接続ができるようにならないといった課題がある。
【0014】
本発明では、上記問題点に鑑み、コンピュータ側がデータ記録装置のデータ記録を制御する場合でも、コンピュータ側がシームレス再生に必要な所定の時間に対応するセクタ数等をデータ記録媒体から認識する必要がないデータ記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するために、以下の手段にて構成される。
本発明は、記録媒体にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域に記録するデータ記録装置において、データ記録装置の外部の外部記録制御装置からの制御信号を入力する外部信号入力部と、記録媒体の空き領域を管理する制御部と、を設け、制御部は、外部信号入力部を介して外部記録制御装置には所定の大きさ未満の連続空き領域を認識させないことを特徴とする。係る構成により、外部記録制御装置はデータ記録装置が例えば、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の連続空き領域を認識することなく、データ記録装置がシームレス再生可能な領域にのみ書き込み指示を出すことができる。
【0016】
例えば、制御部が管理する記録媒体の空き領域を示す領域マップを、外部記録制御装置に対して、記録媒体の所定の大きさ未満の連続空き領域が空いていないように見せかける擬似領域マップに変更することで実現できる。
【0017】
例えば、擬似領域マップは、領域マップに所定の大きさ未満の連続空き領域が使用済みであることを示す擬似情報を書き込むことで作成できる。
【0018】
また、外部信号入力部から記録媒体に所定の大きさ未満の連続空き領域への書き込み指示の制御指示があった場合、制御部は、記録媒体に所定の大きさ以上の連続空き領域にデータの記録を行い、領域マップを書き込み指示の通りに書き込みを実行した場合に変更する構成により、外部記録制御装置はデータ記録装置が例えば、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の連続空き領域を認識することなく、データ記録装置がシームレス再生可能な領域にのみ書き込み指示を出すことができる。
【0019】
また、制御部が、書き込み指示のあった領域と記録媒体に書き込んだ領域とを記録する変換テーブルを管理することで、実際の記録媒体の空き領域の状態を領域マップと変換テーブルを介して理解することができるので、所定の大きさ以上の連続空き領域を認識することができる。
【0020】
また、制御部は、外部記録制御装置の制御下から外れた時や、ユーザーの指示、又は、所定の時間間隔で変換テーブルを参照し、領域マップが記録媒体の実際の空き領域を示すように再構築することで、記録媒体の空き領域の状態に則した領域マップを参照する必要がある場合に備えることができる。また、同時に変換テーブルを初期状態に戻すことで、変換テーブルが無限に累積することを防止できる。
【0021】
以上のように、データ記録装置と例えばコンピュータ等の外部記録制御装置を接続し、外部記録制御装置の指示に基づいて記録する場合でも、外部記録制御装置がデータ記録装置の特性等から設定された所定の時間以上の連続空き領域を認識することなく、記録媒体上では連続空き領域の条件を満たす領域のみに記録することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るデータ記録再生装置を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ記録再生装置10の概略ブロック図であり、1は動画像入力端子、2は動画像の圧縮を行う動画像エンコーダ、3は動画像圧縮データを蓄積するバッファメモリ、4は前記バッファメモリと後述のピックアップ等を制御するディスクコントローラ、5は記録媒体へ記録再生するピックアップ、6はデータ記録用の記録媒体、7は外部のコンピュータと接続するための外部接続端子、8は動画像の伸長を行う動画像デコーダ、9は動画像出力端子、10は、前記1乃至9で構成されるデータ記録再生装置、11はコンピュータをそれぞれ示している。
【0023】
尚、本実施形態ではデータ記録再生装置10がコンピュータ11からの制御信号やデータ等を入力する外部信号入力部は、コンピュータ11との有線接続の場合として外部接続端子7を用いているが、コンピュータ11との無線接続を用いる場合には外部接続端子7に替えて、或いは別個にコンピュータ11からの制御信号やデータ等を受信する受信器を設けることとなる。
【0024】
図2は、記録媒体6の所定記憶領域6nにおける信号の配置を直線的に示す模式図であり、既使用領域と空き領域を示している。図2では、斜線部分が既使用領域を示し、空白部分が未使用領域(a)〜(e)を示しており、未使用領域(a)〜(e)の其々は、セクタa0、セクタb0〜b3、セクタc0〜c6、セクタd0〜d1、セクタe0〜e9で構成している。本実施の形態では、シームレス再生に必要な大きさ以上の空き領域に該当するものは、未使用領域(b),(c),(e)とする。
【0025】
図3は、図2の所定領域6nの情報を管理するSpace Bit Map(スペースビットマップ)Mの模式図である。
【0026】
スペースビットマップMは、記録媒体6の管理情報として例えば、記録媒体6に格納されており、記録媒体6中における所定領域6n(又は、全Space Bit Map中におけるSpace Bit MapM)を特定するための固有の標識Tagを格納する領域Maと、所定領域6nのビット数を格納する領域Mbと、所定領域6nのバイト数を格納する領域Mcと、所定領域6n内の各領域と一対一に対応させて各領域の使用状態(斜線部分)と空き状態(空白部分)を特定する情報を格納するビットマップ領域Mdと、を有している。
【0027】
本実施形態のビットマップ領域Mdは、図2の所定記憶領域6nの先頭側(図2の左側)からの情報を、図3の左上から順に水平方向に向かって行を変えながら上記情報を格納しており、図2に示す各領域と使用、空き状態の対応関係を明確化するために、記憶領域6n内の各領域の対応箇所に同一斜線(使用状態)、同一符号a0〜e9(空き状態)を示している。
【0028】
図4は、書き込み後の所定領域6nの説明図である。尚、図面中、右上がり斜線部分が既使用領域であり、右下がり斜線部分が新規書き込み領域(変更領域)である。
【0029】
前記データ記録再生装置の構成において、まず、データ記録再生装置10単体で記録再生する方法について説明する。
【0030】
動画像入力端子1から入力された動画像信号を動画像エンコーダ2にて圧縮を行い動画像圧縮データを生成し、ディスクコントローラ4の制御によりバッファメモリ3に蓄える。ディスクコントローラ4は、記録媒体6の空きセクタの情報をスペースビットマップM(図3)を参照して認識し、予め設定された所定の大きさ以上の連続空き領域の位置を探索する。ここでは、空き領域(b)の先頭位置を記録開始位置として認識し、ピックアップ5を空き領域(b)の位置へ移動させた後、バッファメモリ3に蓄えられた動画像圧縮データを順次読み出しながら、記録媒体6(所定領域6n)に記録する(図4)。空き領域(b)の記録が終わると、ピックアップ5を空き領域(c)の先頭位置に移動した後、記録を続け、空き領域(c)の記録が終わると、空き領域(e)の先頭位置に移動した後、ユーザーの指示により記録停止命令が来るまで記録を続ける。前記工程により、新しい動画像圧縮データは、図4に示すように空き領域(b)、(c)、(e)の順に記録される。
【0031】
前記工程により記録媒体6の空き領域(b)、(c)、(e)に記録された動画像圧縮データを記録時と同じ順序で再生する場合には、ディスクコントローラ4は、ピックアップ5を空き領域(b)の先頭位置へ移動させた後、再生を開始し、一旦バッファメモリ3に動画像圧縮データを蓄える。バッファメモリ3にある程度の動画像圧縮データが蓄積された後、動画像圧縮データを動画像デコーダ8に供給し伸長し、動画像出力端子9から動画像再生信号として出力する。前記動作と並行して、ピックアップ5による空き領域(b)の再生が終わると、ピックアップ5を空き領域(c)の先頭位置へ移動させ、再生を続け、空き領域(c)を再生が終わると、ピックアップ5を空き領域(e)の先頭位置へ移動させ、再生を続ける。それぞれの空き領域(b)、(c)、(e)は、データ記録再生装置10でのシームレス再生に必要な大きさ以上の領域であるため、ピックアップ5の移動に伴って再生信号が途切れた場合でも、バッファメモリ3が空になることがなく、動画像再生信号を途絶えることなく再生できる。
【0032】
[実施例1]
次に、本データ記録装置10を外部接続端子7を介してコンピュータ11と接続し、コンピュータ11の制御によりデータ記録装置10内の記録媒体6にデータを記録する実施例1について図5を新たに参照しつつ説明する。
【0033】
なお、本実施例では、外部接続端子7の一例としてIEEE1394端子、制御プロトコルとしてSBP−2方式を用いるものとして説明する。SBP−2方式とは、Serial Bus Protocol−2の略で、IEEE1394を介して、SCSIコマンド等を用いて、ハードディスク等の記録媒体にデータを記録再生する方式である。
【0034】
まず、コンピュータ11と記録装置10を接続すると、コンピュータ11は、ディスクコントローラ4を介して記録媒体6の管理情報を読み出して、記録媒体6の状況を認識する。この時、ディスクコントローラ4は、空き領域の情報として、前記スペースビットマップM(図3)をコンピュータ11に認識させると、コンピュータ11がデータ記録再生装置10でシームレス再生できない所定の大きさ未満の空き領域(a)や(d)に新しいデータを記録する可能性があるので、本実施の形態では本当は空き領域である(a)や(d)を空いていないように見せかけた、図5に示す擬似Space Bit Map(スペースビットマップ)DM1をコンピュータ11に認識させる。
【0035】
図5に示す擬似スペースビットマップDM1は、図3に示すスペースビットマップMのビットマップ領域Mdの、図2の空き領域(a)と(d)に対応する箇所a0、d1、d2に、見せかけの使用領域を示すダミー情報Dsを格納したものである。
【0036】
前記擬似スペースビットマップDM1を認識させられたコンピュータ11は、空き領域(b)、(c)、(e)のみを記録媒体6(所定領域6n)の空き領域と認識し、新しいデータを記録する場合は、前記SCSIコマンドを用いて、例えば、空き領域(b)の先頭位置から(b)のセクタ数分だけ書き込む指示を出し、記録が完了すると、空き領域(c)の先頭位置から(c)のセクタ数分だけ書き込む指示を出し、記録を続け、更に、空き領域(e)の先頭位置から新しいデータの残りを格納するためのセクタ数分書き込む指示を出すことで、新しいデータを空き領域(b)、(c)、(e)に順次記録し、空き領域(a)や(d)への記録命令を出すことがなく、結果として図4と同様のデータの書き込みが可能となる。
【0037】
従って、シームレス再生に必要な大きさを認識していないコンピュータ11から制御して記録する場合でも、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の記録媒体6の空き領域にしかデータが記録されないため、その記録時と同順序で再生した場合に、途絶えることなく動画像再生信号を再生することができる。
【0038】
上記実施例では、ビットマップ領域上に、シームレス再生できない空き領域の対応箇所にダミー情報Dsを格納することで、データ記録再生装置10のシームレス再生条件を認識していないコンピュータ11からでもシームレス再生を可能としたが、次に、ダミー情報Dsを用いない場合を、実施例2として、図6〜13を新たに参照しつつ説明する。
【0039】
[実施例2]
実施例2では、コンピュータ11が記録媒体6の空き領域を認識するために用いる最初のスペースビットマップは図2に示す記録媒体6の空き状態と一対一に対応するスペースビットマップMを用いる。
【0040】
前記空き領域を認識したコンピュータ11がその空き領域順に書き込み指示をデータ記録再生装置10に出した場合、データ記録再生装置10はスペースビットマップMのビットマップ領域Mdにはコンピュータ11からの指示通りに使用情報を書き込む一方、実際の記録媒体6にはシームレス再生可能な空き領域にのみデータを記録する。従って、書き込み後のビットマップ領域Mdの空き情報は、実際の記録媒体6の空き状態とは一対一に対応しなくなり、結果として擬似スペースビットマップが形成されることとなる。係る場合、データ記録再生装置10が記録媒体6の空き状態を擬似スペースビットマップから把握可能とするために、本実施例では変換テーブルTを作成する。図6は、例えば記録媒体6に保有される変換テーブルTの初期状態を示している。
【0041】
変換テーブルTは、コンピュータ11からの書込指示領域を記録する指示領域SADRxと、その指示領域SADRxに対してデータ記録装置10が記録媒体6に実際に書き込みを開始した領域を記録する書込領域DADRxと、書込領域領域DADRxから連続してデータを書き込んだ領域のサイズSIZExと、を有している。尚、x=0〜nである。
【0042】
上記構成も下で、データ記録装置10にコンピュータ11を接続し、コンピュータ11の制御によりデータ記録装置10内の記録媒体6に記録する場合を説明する。
【0043】
データ記録装置10にコンピュータ11を接続した時、あるいは、記録媒体6を挿入した時に、コンピュータ11に認識させる記録媒体6の空き領域(図2)の情報、すなわちスペースビットマップは、実際の記録媒体に則したスペースビットマップM(図3)を用いる。そうすると、コンピュータ11は連続空き領域の大きさに関係なく、図2の空き領域(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の順に書き込み指示を出してくることになる。
【0044】
この時、データ記録装置10は、シームレス再生可能な大きさ未満の空き領域(a)に書き込みを行うとシームレス再生が出来なくなるので、スペースビットマップMを参照し、書き込み指示のあった領域がシームレス再生可能な大きさ未満であれば、例えば直近の、シームレス再生可能な大きさ以上の空き領域へ実際の記録を行う。それと同時に、データ記録装置10は、スペースビットマップMのビットマップ領域Mdには、コンピュータ11からの書き込み指示通りに内容を変更する。よって、記録媒体6の空き状態と一対一に対応しない擬似スペースビットマップDM2が形成される。
【0045】
また、データ記録装置10が記録媒体6の空き状態を検索可能等するために、該当する変換テーブルTのSADR0、書込領域DADR0と、サイズSIZE0を記載する。
【0046】
具体的には、データ記録装置10は、コンピュータ11から図2の空き領域(a)の先頭位置a0から領域(a)のセクタ数(1セクタ)分書き込む指示を受けると、スペースビットマップMを参照して空き領域(a)は領域がシームレス再生可能な大きさ未満の空き領域であると判断し、図7に示すように直近の空き領域(b)の先頭位置b0から領域(a)の1セクタ数分だけ書き込む一方、図8に示すように、スペースビットマップMに対してコンピュータ11から指示通りに領域(a)に擬似的にデータを書き込んだように変更し、擬似スペースビットマップDM2を形成する。尚、図面中、右上がり斜線部分が既使用領域であり、右下がり斜線部分が新規書き込み領域(変更領域)である(以下、同様)。
【0047】
また、図9に示すように変換テーブルTの指示領域SADR0に位置a0を、書込領域DADR0に領域b0を、サイズSIZE0にセクタ数「1」を対応付けて書き込む。
【0048】
次に、記録装置10がコンピュータ11から空き領域(b)の先頭位置b0から領域(b)の4セクタ分書き込む指示を受けた場合、データ記録装置10は擬似スペースビットマップDM2と変換テーブルT、例えば書込領域DADR0とサイズSIZE0を参照することで、記録媒体6の実際の空き領域の状態、例えば、シームレス再生可能な大きさ以上の領域や書き込み開始位置を把握できる。尚、領域(b)は、前工程で判シームレス再生可能な大きさと断済みである。
【0049】
データ記録装置10は、記録媒体6の空き領域(b)には既に空き領域(a)の1セクタ分が使用されているため(図7)、残りの空き領域の開始位置b1から領域(b)と領域(a)の差分3セクタだけ書き込みを行い、残りの1セクタ分は、領域(c)に書き込む(図11の一部参照)。
【0050】
また、データ記録装置10は、前記記録媒体6への書き込みと共に、変換テーブルTの指示領域SADR1に書込指示された位置b0を、書込領域DADR1に実際に書き込みを行った領域b1を、サイズSIZE1に前記書込セクタ数「3」を対応付けて書き込み、更に、指示領域SADR2に書込指示された位置b3を、書込領域DADR2に実際に書き込みを行った領域c0を、サイズSIZE2に前記書込セクタ数「1」を対応付けて書き込む(図12の一部参照)。
【0051】
また、データ記録装置10は、コンピュータ11の指示通りに擬似スペースビットマップDM2を更新する(図10の一部参照)。
【0052】
以降、データ記録装置10は、コンピュータ11からの書込指示がある度に、擬似スペースビットマップDM2と変換テーブルTを参照しながら、書き込み指示のあった領域が所定の大きさ未満であるかどうか等を判断しつつ、所定の大きさ以上の空き領域へのみ実際の記録と、擬似スペースビットマップDM2と変換テーブルTの変更を行う。
【0053】
図10は、コンピュータ11から空き領域(a)〜(c)に書込指示があった場合の擬似スペースビットマップDM2を示しており、図11はコンピュータ11から空き領域(a)〜(c)への書込指示があった場合に、記録媒体6の領域(b)、(c)、及びe0に書き込みが行われた状態を示しており、図12は上記書込指示に基づいて形成された変換テーブルTを示している。図10,11から判るように、擬似スペースビットマップDM2と記録媒体6の状態では、領域(a)及びe0の状態が異なっている。
【0054】
結果として、記録媒体6は図4と同様なデータの書き込みが行われ、シームレス再生に必要な大きさを認識していないコンピュータ11から制御して記録する場合でも、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の記録媒体6の空き領域にしかデータが記録されないため、その記録時と同順序で再生した場合に、途絶えることなく動画像再生信号を再生することができる。
【0055】
尚、コンピュータ11とデータ記録装置10の接続を解除(データ記録装置10単体で再生する場合など)、又は、記録媒体6をデータ記録装置10から取り出すと、コンピュータ11の制御下から外れることとなる。この時、記録媒体6の擬似スペースビットマップDM2を記録媒体6の実際の空き状態に合わせておかないと、次にデータ記録装置10単体で再生する場合や記録媒体6を挿入、使用する場合などで不具合が生じるため、図10の擬似スペースビットマップDM2を図12の変換テーブルTを参照して、図11に示す記録媒体6の実際の状態にデータが合致する図13に示すスペースビットマップMに更新する必要がある。
【0056】
また、コンピュータ11は、常に記録媒体6から管理情報を読み出して最新の情報に更新しているわけではなく、自身の書き込み指示の成否結果などから構築しており、ユーザーの指示あるいは所定の時間間隔などで、記録媒体6から最新の管理情報に更新する手法をとることがある。この管理情報の更新の際に、図10の擬似スペースビットマップDM2と図12の変換テーブルTを参照して、図13のスペースビットマップMに更新し、該スペースビットマップMと同一の内容を擬似スペースビットマップDM2としてコンピュータ11に認識させるとともに、変換テーブルTはクリアしておけば、変換テーブルTが無限に累積することがないため都合が良い。
【0057】
また、詳しくは説明しないが、上記説明した更新の際には、前記スペースビットマップで示される空き情報に限らず、ファイルの位置を示す情報なども実際の使用実態に合わせて更新しておく必要があるのは、言うまでもない。
【0058】
なお、本発明の実施形態の実施例1,2では、記録媒体を管理する方法の一例としてUDF、その空き領域を認識する方法の一例としてSpace Bit Mapを用いたが、これらは一例であって、例えば記録媒体を管理する方法がFATなど他の管理方法であってもよく、外部の記録制御装置の一例としてコンピュータを用いたが他の装置であってもよい。
【0059】
以上説明してきたように、本発明の実施形態では、コンピュータ11などの外部記録制御装置が、データ記録装置10、記録媒体6の特性を理解していなくとも、汎用的な制御によりデータ記録装置10の意図する領域への記録が可能となるため、非常に有益である。
【0060】
【発明の効果】
本発明のデータ記録装置によれば、外部記録制御装置の指示に基づいて記録する場合でも、前記所定の大きさ未満の連続空き領域を空いていないように見せかけることで、データが所定の大きさ未満の連続空き領域へ記録されることを防止でき、データ記録装置単体で記録した時と同等に、シームレス再生を実現させる効果がある。
【0061】
また、外部記録制御装置から所定の大きさ未満の連続空き領域への書き込み指示があった場合でも、記録媒体に所定の大きさ以上の連続空き領域にデータの記録を行い、領域マップを書き込み指示の通りに書き込みを実行した場合に変更することシームレス再生を実現させる効果がある。また、書き込み指示のあった領域と実際に書き込んだ領域の変換テーブルを保有することで、後々、実際に書き込んだ領域に合わせた情報に再構築できる効果がある。
【0062】
また、外部の記録制御装置の制御下から外れた時や、ユーザーの指示に基づいて、あるいは、所定の時間間隔に、変換テーブルを参照し、実際の空き領域に則した領域マップを再構築することができ、当該記録媒体を他の装置で使用する時の不都合を回避するとともに、変換テーブルが無限に累積することを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ記録再生装置10のブロック図である。
【図2】記録媒体6の空き領域の関係を示す模式図である。
【図3】UDFにおけるSpace Bit Map Mの模式図である。
【図4】記録媒体6の書き込み状態を示す模式図である。
【図5】実施例1に係る擬似スペースビットマップDM1の模式図である。
【図6】実施例2に係る変換テーブルTの初期状態の模式図である。
【図7】実施例2に係る記録媒体6への書き込み状態を示す模式図である。
【図8】実施例2に係る擬似スペースビットマップDM2の模式図である。
【図9】実施例2に係る変換テーブルTの模式図である。
【図10】実施例2に係る擬似スペースビットマップDM2の模式図である。
【図11】実施例2に係る記録媒体6への書き込み状態を示す模式図である。
【図12】実施例2に係る変換テーブルTの模式図である。
【図13】実施例2に係るスペースビットマップMの模式図である。
【図14】従来の記録媒体に追加記録する際の信号の配置を示す模式図である。
【符号の説明】
4 ディスクコントローラ
5 ピックアップ
6 記録媒体
7 外部接続端子
10 データ記録再生装置
11 コンピュータ
6n 所定記憶領域
(a)〜(e) 未使用領域
M スペースビットマップ
DM1 擬似スペースビットマップ
Ds ダミー情報
DM2 擬似スペースビットマップ
T 変換テーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像データなどを記録する記録装置において、前記記録装置の外部にある記録制御装置により記録装置への動画像データなどの記録を制御する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、よく知られたMPEG2等の動画像圧縮技術を用いて、ハードディスクやDVD−RAM等のノンリニアアクセス(ランダムアクセス)可能な記録媒体へ動画像圧縮データを記録、再生するシステムが開発されている。
【0003】
前記システムでは、記録媒体をセクタと呼ばれる単位で管理し、セクタ毎にデータの空領域かどうかを判別する情報を参照し、動画像圧縮データを空いているセクタへ記録するのが一般的である。例えば、DVD−RAM等で用いられているUniversal Disk Format(以下、UDFと称す)では、Space Bit Mapによりセクタ毎に空いているかどうかを判別する情報を管理しており、前記Space Bit Mapを参照することで、空いているセクタを短時間で抽出し、必要なデータの記録されたセクタに上書きすることなく新しい動画像圧縮データ等を記録することができる。
【0004】
上記のようなシステムにおいて、何も記録されていないブランクディスクに動画像圧縮データを記録する場合には、ディスク上に螺旋状に配置された先頭のセクタから順次記録されていき、記録時と同じ順序で再生する場合には、再生用ピックアップがジャンプすることなく順次走査するため、再生信号が途切れることはほとんどない。ところが、記録されたディスクから不要なデータを部分的に消去することを繰り返すうちに、空きセクタが歯抜けとなり、その状態で新しい動画像圧縮データを記録すると、記録時と同じ順序で再生する場合であっても、再生用ピックアップが該当するセクタを含むトラックまで移動(トラックジャンプ)するためのシーク時間と、そのトラック上で再生用ピックアップが目的のセクタ位置に来るまでの回転待ち時間と、サーボが安定するまでのサーボロック時間とが存在し、その間、再生用ピックアップの再生信号が途切れることになる。
【0005】
このように再生用ピックアップの再生信号が途切れた場合でも、システムとして動画像の再生が途絶えないようにするためには、空きセクタの歯抜けがあまり細かくなりすぎない、すなわち、再生するセクタ数、あるいは、再生する時間に対してシーク回数が増えすぎないことが望ましく、そのように制御する方法が従来知られており、図14を用いて具体的に説明する。
【0006】
図14は、記録媒体に追加記録する際の信号の配置を示す模式図であり、(a)は追加記録する前の状態を、(b)は追加記録後の状態を其々示しており、斜線部分が既に記録されていた領域、黒塗り部分が新たに記録された領域、残りが空き領域である。なお、記録媒体がディスクである場合、記録トラックは螺旋状となるのが一般的であるが、図14では直線的に表示してある(以下、同様)。
【0007】
この図14に示す例では、シームレス再生に必要な連続空き領域は1分以上のデータを格納できる領域と定義し、図示しない記録媒体の管理情報を格納するTOC(Table of Contents)領域のデータを参照し、それぞれの空き領域の大きさが1分以上であるかどうかを判定し、最後にある空き領域に新たなデータを追加記録している。
【0008】
上記方法を用いることで、シーク回数を減らし、大容量のバッファを用いずにシームレス再生を行うことを実現している(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−39800号公報(段落[0001]から[0007][0020]、図2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術で示す方法では、記録装置や記録媒体の特性に基づいて設定されたシームレス再生に必要な所定の時間以上の連続空き領域を検出し、前記連続空き領域にのみ記録する制御手段が記録装置内にあることを前提としている。
【0011】
従って、記録装置とは別個の装置であるコンピュータと記録装置とを接続し、コンピュータの制御指示により記録装置内の記録媒体にデータを記録する態様において、シームレス再生の条件を満たすためには、コンピュータ側が所定の時間以上の記録媒体の連続空き領域を検出し、前記連続空き領域にのみ記録する必要がある。
【0012】
このことは、今後、各種規格や仕様に基づいた様々な記録媒体、記録装置が開発され、前記記録装置に接続したコンピュータ側からの制御により記録する場合には、コンピュータ側が各々の記録媒体、記録装置の特性等から設定されるシームレス再生に必要な所定の時間に対応するセクタ数等を認識する必要があり、非常に複雑な処理を強いられるといった課題がある。
【0013】
また、記録装置にとっても、コンピュータ側が自ら(記録装置)の特性を理解した制御を行うことができる環境が整うまで、コンピュータと制御信号やデータの転送上の接続ができるようにならないといった課題がある。
【0014】
本発明では、上記問題点に鑑み、コンピュータ側がデータ記録装置のデータ記録を制御する場合でも、コンピュータ側がシームレス再生に必要な所定の時間に対応するセクタ数等をデータ記録媒体から認識する必要がないデータ記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するために、以下の手段にて構成される。
本発明は、記録媒体にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域に記録するデータ記録装置において、データ記録装置の外部の外部記録制御装置からの制御信号を入力する外部信号入力部と、記録媒体の空き領域を管理する制御部と、を設け、制御部は、外部信号入力部を介して外部記録制御装置には所定の大きさ未満の連続空き領域を認識させないことを特徴とする。係る構成により、外部記録制御装置はデータ記録装置が例えば、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の連続空き領域を認識することなく、データ記録装置がシームレス再生可能な領域にのみ書き込み指示を出すことができる。
【0016】
例えば、制御部が管理する記録媒体の空き領域を示す領域マップを、外部記録制御装置に対して、記録媒体の所定の大きさ未満の連続空き領域が空いていないように見せかける擬似領域マップに変更することで実現できる。
【0017】
例えば、擬似領域マップは、領域マップに所定の大きさ未満の連続空き領域が使用済みであることを示す擬似情報を書き込むことで作成できる。
【0018】
また、外部信号入力部から記録媒体に所定の大きさ未満の連続空き領域への書き込み指示の制御指示があった場合、制御部は、記録媒体に所定の大きさ以上の連続空き領域にデータの記録を行い、領域マップを書き込み指示の通りに書き込みを実行した場合に変更する構成により、外部記録制御装置はデータ記録装置が例えば、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の連続空き領域を認識することなく、データ記録装置がシームレス再生可能な領域にのみ書き込み指示を出すことができる。
【0019】
また、制御部が、書き込み指示のあった領域と記録媒体に書き込んだ領域とを記録する変換テーブルを管理することで、実際の記録媒体の空き領域の状態を領域マップと変換テーブルを介して理解することができるので、所定の大きさ以上の連続空き領域を認識することができる。
【0020】
また、制御部は、外部記録制御装置の制御下から外れた時や、ユーザーの指示、又は、所定の時間間隔で変換テーブルを参照し、領域マップが記録媒体の実際の空き領域を示すように再構築することで、記録媒体の空き領域の状態に則した領域マップを参照する必要がある場合に備えることができる。また、同時に変換テーブルを初期状態に戻すことで、変換テーブルが無限に累積することを防止できる。
【0021】
以上のように、データ記録装置と例えばコンピュータ等の外部記録制御装置を接続し、外部記録制御装置の指示に基づいて記録する場合でも、外部記録制御装置がデータ記録装置の特性等から設定された所定の時間以上の連続空き領域を認識することなく、記録媒体上では連続空き領域の条件を満たす領域のみに記録することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るデータ記録再生装置を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ記録再生装置10の概略ブロック図であり、1は動画像入力端子、2は動画像の圧縮を行う動画像エンコーダ、3は動画像圧縮データを蓄積するバッファメモリ、4は前記バッファメモリと後述のピックアップ等を制御するディスクコントローラ、5は記録媒体へ記録再生するピックアップ、6はデータ記録用の記録媒体、7は外部のコンピュータと接続するための外部接続端子、8は動画像の伸長を行う動画像デコーダ、9は動画像出力端子、10は、前記1乃至9で構成されるデータ記録再生装置、11はコンピュータをそれぞれ示している。
【0023】
尚、本実施形態ではデータ記録再生装置10がコンピュータ11からの制御信号やデータ等を入力する外部信号入力部は、コンピュータ11との有線接続の場合として外部接続端子7を用いているが、コンピュータ11との無線接続を用いる場合には外部接続端子7に替えて、或いは別個にコンピュータ11からの制御信号やデータ等を受信する受信器を設けることとなる。
【0024】
図2は、記録媒体6の所定記憶領域6nにおける信号の配置を直線的に示す模式図であり、既使用領域と空き領域を示している。図2では、斜線部分が既使用領域を示し、空白部分が未使用領域(a)〜(e)を示しており、未使用領域(a)〜(e)の其々は、セクタa0、セクタb0〜b3、セクタc0〜c6、セクタd0〜d1、セクタe0〜e9で構成している。本実施の形態では、シームレス再生に必要な大きさ以上の空き領域に該当するものは、未使用領域(b),(c),(e)とする。
【0025】
図3は、図2の所定領域6nの情報を管理するSpace Bit Map(スペースビットマップ)Mの模式図である。
【0026】
スペースビットマップMは、記録媒体6の管理情報として例えば、記録媒体6に格納されており、記録媒体6中における所定領域6n(又は、全Space Bit Map中におけるSpace Bit MapM)を特定するための固有の標識Tagを格納する領域Maと、所定領域6nのビット数を格納する領域Mbと、所定領域6nのバイト数を格納する領域Mcと、所定領域6n内の各領域と一対一に対応させて各領域の使用状態(斜線部分)と空き状態(空白部分)を特定する情報を格納するビットマップ領域Mdと、を有している。
【0027】
本実施形態のビットマップ領域Mdは、図2の所定記憶領域6nの先頭側(図2の左側)からの情報を、図3の左上から順に水平方向に向かって行を変えながら上記情報を格納しており、図2に示す各領域と使用、空き状態の対応関係を明確化するために、記憶領域6n内の各領域の対応箇所に同一斜線(使用状態)、同一符号a0〜e9(空き状態)を示している。
【0028】
図4は、書き込み後の所定領域6nの説明図である。尚、図面中、右上がり斜線部分が既使用領域であり、右下がり斜線部分が新規書き込み領域(変更領域)である。
【0029】
前記データ記録再生装置の構成において、まず、データ記録再生装置10単体で記録再生する方法について説明する。
【0030】
動画像入力端子1から入力された動画像信号を動画像エンコーダ2にて圧縮を行い動画像圧縮データを生成し、ディスクコントローラ4の制御によりバッファメモリ3に蓄える。ディスクコントローラ4は、記録媒体6の空きセクタの情報をスペースビットマップM(図3)を参照して認識し、予め設定された所定の大きさ以上の連続空き領域の位置を探索する。ここでは、空き領域(b)の先頭位置を記録開始位置として認識し、ピックアップ5を空き領域(b)の位置へ移動させた後、バッファメモリ3に蓄えられた動画像圧縮データを順次読み出しながら、記録媒体6(所定領域6n)に記録する(図4)。空き領域(b)の記録が終わると、ピックアップ5を空き領域(c)の先頭位置に移動した後、記録を続け、空き領域(c)の記録が終わると、空き領域(e)の先頭位置に移動した後、ユーザーの指示により記録停止命令が来るまで記録を続ける。前記工程により、新しい動画像圧縮データは、図4に示すように空き領域(b)、(c)、(e)の順に記録される。
【0031】
前記工程により記録媒体6の空き領域(b)、(c)、(e)に記録された動画像圧縮データを記録時と同じ順序で再生する場合には、ディスクコントローラ4は、ピックアップ5を空き領域(b)の先頭位置へ移動させた後、再生を開始し、一旦バッファメモリ3に動画像圧縮データを蓄える。バッファメモリ3にある程度の動画像圧縮データが蓄積された後、動画像圧縮データを動画像デコーダ8に供給し伸長し、動画像出力端子9から動画像再生信号として出力する。前記動作と並行して、ピックアップ5による空き領域(b)の再生が終わると、ピックアップ5を空き領域(c)の先頭位置へ移動させ、再生を続け、空き領域(c)を再生が終わると、ピックアップ5を空き領域(e)の先頭位置へ移動させ、再生を続ける。それぞれの空き領域(b)、(c)、(e)は、データ記録再生装置10でのシームレス再生に必要な大きさ以上の領域であるため、ピックアップ5の移動に伴って再生信号が途切れた場合でも、バッファメモリ3が空になることがなく、動画像再生信号を途絶えることなく再生できる。
【0032】
[実施例1]
次に、本データ記録装置10を外部接続端子7を介してコンピュータ11と接続し、コンピュータ11の制御によりデータ記録装置10内の記録媒体6にデータを記録する実施例1について図5を新たに参照しつつ説明する。
【0033】
なお、本実施例では、外部接続端子7の一例としてIEEE1394端子、制御プロトコルとしてSBP−2方式を用いるものとして説明する。SBP−2方式とは、Serial Bus Protocol−2の略で、IEEE1394を介して、SCSIコマンド等を用いて、ハードディスク等の記録媒体にデータを記録再生する方式である。
【0034】
まず、コンピュータ11と記録装置10を接続すると、コンピュータ11は、ディスクコントローラ4を介して記録媒体6の管理情報を読み出して、記録媒体6の状況を認識する。この時、ディスクコントローラ4は、空き領域の情報として、前記スペースビットマップM(図3)をコンピュータ11に認識させると、コンピュータ11がデータ記録再生装置10でシームレス再生できない所定の大きさ未満の空き領域(a)や(d)に新しいデータを記録する可能性があるので、本実施の形態では本当は空き領域である(a)や(d)を空いていないように見せかけた、図5に示す擬似Space Bit Map(スペースビットマップ)DM1をコンピュータ11に認識させる。
【0035】
図5に示す擬似スペースビットマップDM1は、図3に示すスペースビットマップMのビットマップ領域Mdの、図2の空き領域(a)と(d)に対応する箇所a0、d1、d2に、見せかけの使用領域を示すダミー情報Dsを格納したものである。
【0036】
前記擬似スペースビットマップDM1を認識させられたコンピュータ11は、空き領域(b)、(c)、(e)のみを記録媒体6(所定領域6n)の空き領域と認識し、新しいデータを記録する場合は、前記SCSIコマンドを用いて、例えば、空き領域(b)の先頭位置から(b)のセクタ数分だけ書き込む指示を出し、記録が完了すると、空き領域(c)の先頭位置から(c)のセクタ数分だけ書き込む指示を出し、記録を続け、更に、空き領域(e)の先頭位置から新しいデータの残りを格納するためのセクタ数分書き込む指示を出すことで、新しいデータを空き領域(b)、(c)、(e)に順次記録し、空き領域(a)や(d)への記録命令を出すことがなく、結果として図4と同様のデータの書き込みが可能となる。
【0037】
従って、シームレス再生に必要な大きさを認識していないコンピュータ11から制御して記録する場合でも、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の記録媒体6の空き領域にしかデータが記録されないため、その記録時と同順序で再生した場合に、途絶えることなく動画像再生信号を再生することができる。
【0038】
上記実施例では、ビットマップ領域上に、シームレス再生できない空き領域の対応箇所にダミー情報Dsを格納することで、データ記録再生装置10のシームレス再生条件を認識していないコンピュータ11からでもシームレス再生を可能としたが、次に、ダミー情報Dsを用いない場合を、実施例2として、図6〜13を新たに参照しつつ説明する。
【0039】
[実施例2]
実施例2では、コンピュータ11が記録媒体6の空き領域を認識するために用いる最初のスペースビットマップは図2に示す記録媒体6の空き状態と一対一に対応するスペースビットマップMを用いる。
【0040】
前記空き領域を認識したコンピュータ11がその空き領域順に書き込み指示をデータ記録再生装置10に出した場合、データ記録再生装置10はスペースビットマップMのビットマップ領域Mdにはコンピュータ11からの指示通りに使用情報を書き込む一方、実際の記録媒体6にはシームレス再生可能な空き領域にのみデータを記録する。従って、書き込み後のビットマップ領域Mdの空き情報は、実際の記録媒体6の空き状態とは一対一に対応しなくなり、結果として擬似スペースビットマップが形成されることとなる。係る場合、データ記録再生装置10が記録媒体6の空き状態を擬似スペースビットマップから把握可能とするために、本実施例では変換テーブルTを作成する。図6は、例えば記録媒体6に保有される変換テーブルTの初期状態を示している。
【0041】
変換テーブルTは、コンピュータ11からの書込指示領域を記録する指示領域SADRxと、その指示領域SADRxに対してデータ記録装置10が記録媒体6に実際に書き込みを開始した領域を記録する書込領域DADRxと、書込領域領域DADRxから連続してデータを書き込んだ領域のサイズSIZExと、を有している。尚、x=0〜nである。
【0042】
上記構成も下で、データ記録装置10にコンピュータ11を接続し、コンピュータ11の制御によりデータ記録装置10内の記録媒体6に記録する場合を説明する。
【0043】
データ記録装置10にコンピュータ11を接続した時、あるいは、記録媒体6を挿入した時に、コンピュータ11に認識させる記録媒体6の空き領域(図2)の情報、すなわちスペースビットマップは、実際の記録媒体に則したスペースビットマップM(図3)を用いる。そうすると、コンピュータ11は連続空き領域の大きさに関係なく、図2の空き領域(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の順に書き込み指示を出してくることになる。
【0044】
この時、データ記録装置10は、シームレス再生可能な大きさ未満の空き領域(a)に書き込みを行うとシームレス再生が出来なくなるので、スペースビットマップMを参照し、書き込み指示のあった領域がシームレス再生可能な大きさ未満であれば、例えば直近の、シームレス再生可能な大きさ以上の空き領域へ実際の記録を行う。それと同時に、データ記録装置10は、スペースビットマップMのビットマップ領域Mdには、コンピュータ11からの書き込み指示通りに内容を変更する。よって、記録媒体6の空き状態と一対一に対応しない擬似スペースビットマップDM2が形成される。
【0045】
また、データ記録装置10が記録媒体6の空き状態を検索可能等するために、該当する変換テーブルTのSADR0、書込領域DADR0と、サイズSIZE0を記載する。
【0046】
具体的には、データ記録装置10は、コンピュータ11から図2の空き領域(a)の先頭位置a0から領域(a)のセクタ数(1セクタ)分書き込む指示を受けると、スペースビットマップMを参照して空き領域(a)は領域がシームレス再生可能な大きさ未満の空き領域であると判断し、図7に示すように直近の空き領域(b)の先頭位置b0から領域(a)の1セクタ数分だけ書き込む一方、図8に示すように、スペースビットマップMに対してコンピュータ11から指示通りに領域(a)に擬似的にデータを書き込んだように変更し、擬似スペースビットマップDM2を形成する。尚、図面中、右上がり斜線部分が既使用領域であり、右下がり斜線部分が新規書き込み領域(変更領域)である(以下、同様)。
【0047】
また、図9に示すように変換テーブルTの指示領域SADR0に位置a0を、書込領域DADR0に領域b0を、サイズSIZE0にセクタ数「1」を対応付けて書き込む。
【0048】
次に、記録装置10がコンピュータ11から空き領域(b)の先頭位置b0から領域(b)の4セクタ分書き込む指示を受けた場合、データ記録装置10は擬似スペースビットマップDM2と変換テーブルT、例えば書込領域DADR0とサイズSIZE0を参照することで、記録媒体6の実際の空き領域の状態、例えば、シームレス再生可能な大きさ以上の領域や書き込み開始位置を把握できる。尚、領域(b)は、前工程で判シームレス再生可能な大きさと断済みである。
【0049】
データ記録装置10は、記録媒体6の空き領域(b)には既に空き領域(a)の1セクタ分が使用されているため(図7)、残りの空き領域の開始位置b1から領域(b)と領域(a)の差分3セクタだけ書き込みを行い、残りの1セクタ分は、領域(c)に書き込む(図11の一部参照)。
【0050】
また、データ記録装置10は、前記記録媒体6への書き込みと共に、変換テーブルTの指示領域SADR1に書込指示された位置b0を、書込領域DADR1に実際に書き込みを行った領域b1を、サイズSIZE1に前記書込セクタ数「3」を対応付けて書き込み、更に、指示領域SADR2に書込指示された位置b3を、書込領域DADR2に実際に書き込みを行った領域c0を、サイズSIZE2に前記書込セクタ数「1」を対応付けて書き込む(図12の一部参照)。
【0051】
また、データ記録装置10は、コンピュータ11の指示通りに擬似スペースビットマップDM2を更新する(図10の一部参照)。
【0052】
以降、データ記録装置10は、コンピュータ11からの書込指示がある度に、擬似スペースビットマップDM2と変換テーブルTを参照しながら、書き込み指示のあった領域が所定の大きさ未満であるかどうか等を判断しつつ、所定の大きさ以上の空き領域へのみ実際の記録と、擬似スペースビットマップDM2と変換テーブルTの変更を行う。
【0053】
図10は、コンピュータ11から空き領域(a)〜(c)に書込指示があった場合の擬似スペースビットマップDM2を示しており、図11はコンピュータ11から空き領域(a)〜(c)への書込指示があった場合に、記録媒体6の領域(b)、(c)、及びe0に書き込みが行われた状態を示しており、図12は上記書込指示に基づいて形成された変換テーブルTを示している。図10,11から判るように、擬似スペースビットマップDM2と記録媒体6の状態では、領域(a)及びe0の状態が異なっている。
【0054】
結果として、記録媒体6は図4と同様なデータの書き込みが行われ、シームレス再生に必要な大きさを認識していないコンピュータ11から制御して記録する場合でも、シームレス再生可能な所定の大きさ以上の記録媒体6の空き領域にしかデータが記録されないため、その記録時と同順序で再生した場合に、途絶えることなく動画像再生信号を再生することができる。
【0055】
尚、コンピュータ11とデータ記録装置10の接続を解除(データ記録装置10単体で再生する場合など)、又は、記録媒体6をデータ記録装置10から取り出すと、コンピュータ11の制御下から外れることとなる。この時、記録媒体6の擬似スペースビットマップDM2を記録媒体6の実際の空き状態に合わせておかないと、次にデータ記録装置10単体で再生する場合や記録媒体6を挿入、使用する場合などで不具合が生じるため、図10の擬似スペースビットマップDM2を図12の変換テーブルTを参照して、図11に示す記録媒体6の実際の状態にデータが合致する図13に示すスペースビットマップMに更新する必要がある。
【0056】
また、コンピュータ11は、常に記録媒体6から管理情報を読み出して最新の情報に更新しているわけではなく、自身の書き込み指示の成否結果などから構築しており、ユーザーの指示あるいは所定の時間間隔などで、記録媒体6から最新の管理情報に更新する手法をとることがある。この管理情報の更新の際に、図10の擬似スペースビットマップDM2と図12の変換テーブルTを参照して、図13のスペースビットマップMに更新し、該スペースビットマップMと同一の内容を擬似スペースビットマップDM2としてコンピュータ11に認識させるとともに、変換テーブルTはクリアしておけば、変換テーブルTが無限に累積することがないため都合が良い。
【0057】
また、詳しくは説明しないが、上記説明した更新の際には、前記スペースビットマップで示される空き情報に限らず、ファイルの位置を示す情報なども実際の使用実態に合わせて更新しておく必要があるのは、言うまでもない。
【0058】
なお、本発明の実施形態の実施例1,2では、記録媒体を管理する方法の一例としてUDF、その空き領域を認識する方法の一例としてSpace Bit Mapを用いたが、これらは一例であって、例えば記録媒体を管理する方法がFATなど他の管理方法であってもよく、外部の記録制御装置の一例としてコンピュータを用いたが他の装置であってもよい。
【0059】
以上説明してきたように、本発明の実施形態では、コンピュータ11などの外部記録制御装置が、データ記録装置10、記録媒体6の特性を理解していなくとも、汎用的な制御によりデータ記録装置10の意図する領域への記録が可能となるため、非常に有益である。
【0060】
【発明の効果】
本発明のデータ記録装置によれば、外部記録制御装置の指示に基づいて記録する場合でも、前記所定の大きさ未満の連続空き領域を空いていないように見せかけることで、データが所定の大きさ未満の連続空き領域へ記録されることを防止でき、データ記録装置単体で記録した時と同等に、シームレス再生を実現させる効果がある。
【0061】
また、外部記録制御装置から所定の大きさ未満の連続空き領域への書き込み指示があった場合でも、記録媒体に所定の大きさ以上の連続空き領域にデータの記録を行い、領域マップを書き込み指示の通りに書き込みを実行した場合に変更することシームレス再生を実現させる効果がある。また、書き込み指示のあった領域と実際に書き込んだ領域の変換テーブルを保有することで、後々、実際に書き込んだ領域に合わせた情報に再構築できる効果がある。
【0062】
また、外部の記録制御装置の制御下から外れた時や、ユーザーの指示に基づいて、あるいは、所定の時間間隔に、変換テーブルを参照し、実際の空き領域に則した領域マップを再構築することができ、当該記録媒体を他の装置で使用する時の不都合を回避するとともに、変換テーブルが無限に累積することを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ記録再生装置10のブロック図である。
【図2】記録媒体6の空き領域の関係を示す模式図である。
【図3】UDFにおけるSpace Bit Map Mの模式図である。
【図4】記録媒体6の書き込み状態を示す模式図である。
【図5】実施例1に係る擬似スペースビットマップDM1の模式図である。
【図6】実施例2に係る変換テーブルTの初期状態の模式図である。
【図7】実施例2に係る記録媒体6への書き込み状態を示す模式図である。
【図8】実施例2に係る擬似スペースビットマップDM2の模式図である。
【図9】実施例2に係る変換テーブルTの模式図である。
【図10】実施例2に係る擬似スペースビットマップDM2の模式図である。
【図11】実施例2に係る記録媒体6への書き込み状態を示す模式図である。
【図12】実施例2に係る変換テーブルTの模式図である。
【図13】実施例2に係るスペースビットマップMの模式図である。
【図14】従来の記録媒体に追加記録する際の信号の配置を示す模式図である。
【符号の説明】
4 ディスクコントローラ
5 ピックアップ
6 記録媒体
7 外部接続端子
10 データ記録再生装置
11 コンピュータ
6n 所定記憶領域
(a)〜(e) 未使用領域
M スペースビットマップ
DM1 擬似スペースビットマップ
Ds ダミー情報
DM2 擬似スペースビットマップ
T 変換テーブル
Claims (7)
- 記録媒体にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域に記録するデータ記録装置において、
前記データ記録装置の外部の外部記録制御装置からの制御信号を入力する外部信号入力部と、
前記記録媒体の空き領域を管理する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記外部信号入力部を介して前記外部記録制御装置には所定の大きさ未満の連続空き領域を認識させないことを特徴とするデータ記録装置。 - 記録媒体にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域に記録するデータ記録装置において、
前記データ記録装置の外部の外部記録制御装置からの制御信号を入力する外部信号入力部と、
前記記録媒体の空き領域を示す領域マップを管理する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記外部信号入力部を介して前記外部記録制御装置に対して、前記記録媒体の前記所定の大きさ未満の連続空き領域が空いていないように見せかける擬似領域マップを作成することを特徴とするデータ記録装置。 - 前記擬似領域マップは、前記領域マップに前記所定の大きさ未満の連続空き領域が使用済みであることを示す擬似情報を書き込むことで作成されることを特徴とする請求項2に記載のデータ記録装置。
- 記録媒体にデータを記録する際に所定の大きさ以上の連続空き領域に記録する装置において、
前記データ記録装置の外部の外部記録制御装置からの制御信号を入力する外部信号入力部と、
前記記録媒体の空き領域を示す領域マップを管理する制御部と、を有し、
前記外部信号入力部から前記記録媒体に前記所定の大きさ未満の連続空き領域への書き込み指示の制御指示があった場合、前記制御部は、該記録媒体に前記所定の大きさ以上の連続空き領域にデータの記録を行い、前記領域マップを該書き込み指示の通りに書き込みを実行した場合に変更することを特徴とするデータ記録装置。 - 前記制御部は、前記書き込み指示のあった領域と前記記録媒体に書き込んだ領域とを記録する変換テーブルを管理することを特徴とする請求項4に記載のデータ記録装置。
- 前記制御部は、前記外部記録制御装置の制御下から外れた時に、前記変換テーブルを参照し、前記領域マップが前記記録媒体の実際の空き領域を示すように再構築することを特徴とする請求項5に記載のデータ記録装置。
- 前記制御部は、ユーザーの指示に基づいて、あるいは、所定の時間間隔で、前記変換テーブルを参照し、前記領域マップが前記記録媒体の実際の空き領域を示すように再構築することを特徴とする請求項5に記載のデータ記録装置。
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JP (1) | JP2004127350A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5265113B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2013-08-14 | パナソニック株式会社 | データ処理装置 |
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2002
- 2002-09-30 JP JP2002286359A patent/JP2004127350A/ja active Pending
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JP5265113B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2013-08-14 | パナソニック株式会社 | データ処理装置 |
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