JP2004126892A - 商品又は役務検索装置、商品又は役務検索プログラム - Google Patents
商品又は役務検索装置、商品又は役務検索プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】購買時における最新の商品状況を即時に提供することを目的とする。
【解決手段】購買者の購買希望商品を検索するための商品検索装置であって、前記購買希望商品の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段23Aと、前記検索条件データの検索条件に適合した商品を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品検索手段23Bと、前記商品検索手段23Bを用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段23Dとを具備する構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】購買者の購買希望商品を検索するための商品検索装置であって、前記購買希望商品の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段23Aと、前記検索条件データの検索条件に適合した商品を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品検索手段23Bと、前記商品検索手段23Bを用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段23Dとを具備する構成とした。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品又は役務を提供する提供者と、これら商品又は役務の提供を受ける購買者との間で交わされる商取引を、装置システムを介して支援するための取引支援設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットに代表される通信システムや装置の発達で、近時、インターネットのデータ性及びリアルタイム性を利用した電子商取引が盛んになっている。
【0003】
また、このような電子商取引において、商品又は役務の販売を支援するシステムが提案されている。このシステムは、通常、販売支援業者によって運営されるWebサイト上に提供商品を公開しているが、その商品の数や種類等が膨大な量となるため、購買希望者が所望の商品を容易に探し出せるように、購買希望者が商品名や購買希望価格などを検索条件として入力することによって、希望の商品を検索できる装置を採用している。 (例えば、特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】特開2002−183563号公報(第3頁、段落番号0017、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当該検索装置を用いて希望の商品を探し当てたとしても、例えば商品検索時からその商品の購買決定するまでに何日も経過してしまった場合には、検索時にはあった商品が既に完売していることもある。また、逆に検索後に生じた商品の入荷や商品価格の下落、その他の要因によって検索時には提示できなかった商品が提示可能となる場合もある。例えば航空チケットなどのように、フライト時を過ぎてしまうと価値のなくなってしまう商品は、フライト時期が迫るにつれて購買希望価格まで価格を下げる場合が考えられる。このように、購買決定時には以前の商品状況と異なることも多々あり、以前に行った検索結果が利用できない場合も多い。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、図1に示すように、購買者の購買希望商品又は購買希望役務を検索するための商品又は役務検索装置であって、前記購買希望商品又は役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
なお、本発明をシステムとして実現するには、スタンドアローン装置のみで構成する場合もあれば、ホスト装置及びこれにインターネット等の通信ネットワークを介して接続された端末装置を利用して構成する場合もある。
【0008】
ここで、「所定条件」とは、当初検索時からの一定期間の経過や、検索終了を示唆するイベントの発生など、検索終了の契機となりうる条件を言う。
【0009】
また、「検索結果を出力する」とは、例えばディスプレイ等の表示手段に画面表示することやプリンタなどにて印刷すること、ファックスやその他の装置に送信することなど種々の形態をなす出力が含まれる。
【0010】
このようなものであれば、再び検索条件等を入力する手間を省いた上で、常に最新の検索結果に基づく商品又は役務を購買者に対して即時に提示することが可能となる。また、最初の検索時には購買希望商品又は役務を提示できなかった場合にも、後の検索結果に応じて適合した商品又は役務を入手した場合には購買希望者にその商品又は役務を提示し販売促進を図ることができる。
【0011】
具体的な実施態様としては、図2に示すように、購買者の購買意思決定に関する購買意思データを受け付けるまで繰り返して検索することが考えられる。
【0012】
ここで、「購買意思決定」とは、最終的な商品又は役務の購買決定のほか、仮予約するための仮押さえなども含む概念である。
【0013】
更に、図3に示すように、キャンセルされた商品又は役務に関するデータを含んだキャンセルデータ受付手段を備え、前記キャンセルデータの内容に対応する商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索してその検索結果を出力することも考えられる。これにより、キャンセルされた商品の代替商品を販売する機会を得ることができるだけでなく、キャンセルした商品の情報を基に、購買者にとって魅力あり必要とされる商品提示を行うことが可能となる。
【0014】
加えて、図4に示すように、検索条件に適合した商品又は役務を、通信可能に接続された販売者側端末装置に設けた商品又は役務データベースの中から検索することで、よりリアルタイムな商品又は役務在庫状況を把握することが可能となるとともに、多くの商品又は役務の中から希望商品等を検索することができ、更に商品又は役務販売の機会を増大することができる。
【0015】
更に、例えば、出張などに必要とされる商品または役務を検索する際には、目的地に行くまでの航空券と、その目的地での宿泊施設など、一定の目的を達成するために、どの商品も欠けては目的が達成しないような場合には、複数の商品または役務を検索対象とすることで、必要とされる複数の商品または役務を全てを検索することができ、目的達成のための商品または役務を全て揃えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0017】
この実施形態における取引支援設備は、取引を支援促進するためのものであり、図5に示すように、当該商品や役務(以下商品について説明する)の需要者である購買者側にそれぞれ設けられた情報処理装置たる購買者側端末装置P1及び商品の提供者である販売者側に設けられた情報処理装置たる販売者側端末装置P2とインターネット等の通信回線を介して双方向通信可能に接続された情報処理装置たるサーバ装置SRVにより構成される。
【0018】
本実施の形態においては、旅行市場において取引支援設備を利用した場合について説明する。
【0019】
ここで販売者Xとは、本実施形態においては、例えば各種旅行のパッケージ商品や飛行機や宿泊施設などのチケットを取り扱う旅行業社や、ホテルや旅館などの宿泊施設提供者、飛行機や鉄道等の運輸業者などであり、不特定多数の業者のうち、本設備を利用可能な者として登録されたもののことを指す。登録は、登録支援手段(図示しない)を利用して行われる。この登録支援手段は、前記不特定の業者が、例えばオンラインによりサーバ装置SRVにアクセスした場合に、その業者の基本データの入力を要求し、その業者に、識別子たるIDを発行するとともに、このIDに関連付けて前記基本データを記憶するものである。販売者Xとして登録された後は、そのID及び必要に応じてパスワードを端末に入力することにより、本設備の利用が可能となる。
【0020】
購買者Yは、販売者X同様、本設備を利用可能な者として登録された者のことを指す。なお、登録にあたっての手続やID取得等に関しても上述と同様であるので説明は省略する。
【0021】
1.機器構成
次いで、この取引支援設備を構築するにあたって利用する機器構成について説明すると、購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2は、いわゆるパーソナル装置や、ファクシミリ装置、電話等も含む概念であり、実施に際しては、これらの機器が併用されることもあるが、本実施形態の以下の説明においては購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2がパーソナル装置である場合について説明する。なお、これらの所在は、国内に限られず、海外でも構わない。
【0022】
また、これら購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2は、図6に示すように、キーボード101、マウス102等の入力手段、ディスプレイ104等の出力手段、HD等の記憶装置106、CPU103、内部メモリ105、通信インタフェース107等を備えたもので、WEBブラウザ等を有する。
【0023】
サーバ装置SRVは、WEBサーバ機能やデータベース機能等を備えたものであり、購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2と略同様な機器構成を有してなる。なお、このサーバ装置SRVは、一箇所に集中させて設けてあるか、分散させて設けてあるかは問わないし、その所在は国内に限られず、海外でも構わない。
【0024】
本実施形態においては、サーバ装置SRVを、購買希望価格データなどの購買希望商品に関する購買希望条件を抽出する購買希望条件抽出装置SRV1と、前記購買希望価格と当該購買を希望されている商品の販売希望価格などを基に各種オファーを制御したり、売買取引を成立させるために使用される補填を管理したりする取引支援装置SRV2と、前記取引がなされる商品を検索する商品検索装置SRV3とから構成している。
【0025】
2.概略機能
しかして本実施形態における取引支援設備は、図7に示すように、前記購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2やサーバ装置SRVの記憶装置106に記憶させた所定のプログラムにしたがって、それら装置P1、P2、SRVにおけるCPU103や周辺機器が作動することにより、以下に示す各種機能を発揮する。
【0026】
以下、装置毎に詳述する。
【0027】
購買者側端末装置P1は、例えばスケジュール管理用のアプリケーションソフトを具備しており、そのディスプレイに月単位や週単位毎のカレンダーを表示可能として、予定の入った日付けにスケジュールデータを入力できるように構成されており、少なくとも入力手段1A、送受信手段1B、表示手段1Cとの機能を有している。尚、所定のサーバにスケジュール管理用のアプリケーションソフトを具備しておき、社内などの所定のグループで各自のスケジュールを共有できるグループウェア仕様としても良い。
【0028】
ここで、入力手段1Aは、会議などのスケジュールデータのほか、購買希望価格や購買希望商品の他、商品の仮押さえや購買決定、キャンセルのデータ等を購買者が入力するためのものであり、主としてキーボード等の入力手段106によりデータを受け付ける。
【0029】
送受信手段1Bは、電話回線網を介して直接的なダイヤルアップ接続を確立して、又はインターネット回線網を介して接続を確立することによりサーバ装置SRVとの間で送受信を行う状態をとりうるものである。主として、通信インターフェース107等を用いてサイトへアクセス可能とするもので、各種データを送受信する機能を有する
表示手段1Cは、図12に示すようなスケジュール画面や、サーバ装置SRVから送信されてくる各種データを表示するディスプレイ104等から構成されるもので、表示指示信号に基づいて各種内容を表示する機能を有する。
【0030】
次にサーバ装置SRVは、前述の通り購買希望条件抽出装置SRV1、販売支援装置SRV2、商品検索装置SRV3とから構成される。
【0031】
購買希望条件抽出装置SRV1は、会議などのスケジュールが入った際に、そのスケジュールを実行するために必要とされる商品、例えば飛行機のチケットやホテルなどの商品に関する購買希望条件を抽出するためのものであり、自動検出手段21A、スケジュールデータ受付手段21B、手配管理手段21C、プランニング手段21D、経路探索手段21E、質問データ作成手段21F、データ格納手段21G、質問データ出力手段21H、回答データ受付手段21I、購買希望データ作成手段21J、購買希望データ出力手段21K、購買条件生成手段21Lとしての機能を有している。
【0032】
また、本実施の形態においては、更に入力支援手段21Mを備え、購買者が入力手段1Aを利用して取引に必要となる様々なデータの入力する際に適切な画面等を送信してその入力を促す機能を有し、購買者側端末装置P1とサーバ装置SRVとの窓口となり双方において各種データの送受信を行う入力支援装置としての機能も果たす。
【0033】
自動検出手段21Aは、図示しないタイマーなどを有し、予め定めた所定の時刻を迎えると、自動的にスケジュールデータの自動検出プログラムを立ち上げる。そして、購買者側端末措置P1と互いに通信可能な状態に接続し、予め定めた複数の購買者側端末装置P1を巡回して少なくとも日付に関するデータを含んだスケジュールデータを自動的に検出する。
【0034】
スケジュールデータ受付手段21Bは、前記自動検出手段21Aを用いて検出したスケジュールデータを受け付けるものであり、例えば、日付に関するデータや、その日付欄に記載された「会議」や「福岡」などの予定を示すデータを受け付ける。
【0035】
手配管理手段21Cは、前記スケジュールデータ受付手段21Bにより受け付けたスケジュールを実行する上で必要となる商品の手配が既になされているか否かを管理する機能を有している。具体的には、図示しないタイマーなどを有し、予め定めた所定の時刻を迎えたり、前記スケジュールデータ受付手段21Bによりスケジュールデータを受け付けたことを契機として、そのスケジュールデータに含まれるスケジュールを実行する上で必要となる商品が手配済みかを確認し、手配がされていない場合には手配を開始する。そして、各スケジュールについて、手配状態が未手配状態であるか、手配が完了した手配完了状態であるかなどのデータを格納することで、各スケジュールに対する手配状態を管理する機能を有している。尚、購買者から手配が不要である旨の意思表示が成された場合には、以後手配を進めない構成とすることも考えられる。
【0036】
プランニング手段21Dは、前記スケジュール受付手段21Bにより受け付けたスケジュールを実行するために必要とされるプランを作成する機能を有している。本実施の形態においては、スケジュールデータに含まれる内容、及び後述するデータ格納手段21Gに格納されたプランデータや、購買者データを基に、複数のプランを作成していく。具体的には、スケジュールデータに目的を会議とし、その会議の開始時間を13:00、終了時間を17:00頃、開催地を福岡である旨が入力されたとする。すると、まず移動に関するプランデータを読み出す。その際、移動のプランデータとして、移動手段や、出発地、出発時刻、到着地、到着時刻を条件として定めなければならない旨が定義付けられている。更には、目的を会議としている場合には、開始の20分前に到着する、出発地を会社とするなどの諸条件が予め定められている。従って、会議開始時間を13:00であると受け付けた場合には、その開始時間から自動的に到着時刻を換算し、12:40に開催場所へと到着するプランを作成していく。更に、購買者データとして予め会社住所等を格納しているため、自動的に出発地に購買者の会社住所を当てはめてプランを作成していく。そして、その他自動的に定められない項目、例えば移動手段や出発時刻などの購買者の希望する条件を、後述する質問データ作成手段21F等を利用することにより埋めていきプランを作成していく。
【0037】
経路探索手段21Eは、出発地から到着地までの経路を探索するもので、様々な経路のほか、移動手段や所要時間を換算する機能を有している。
【0038】
質問データ作成手段21Fは、前記スケジュールデータから導き出した条件を基に、当該スケジュールに必要とされる商品の購買希望条件を導き出すための質問データを作成する機能を果たす。つまり、前記プランニング手段21Dを用いてプランニングしていく際に必要とされるデータ、例えば、交通機関や宿泊施設などを手配するために必要となる条件を導き出すため、「目的地はどこですか?」「到着希望時刻は?」「出発希望時刻は?」「目的は?」「出発地はどこですか?」「希望の交通機関は?」「購買希望価格は?」などを問いかける質問データを作成する。また、スケジュールデータ内に例えば「福岡」などの目的地と思われる文字列が含まれていた場合には、「目的地は福岡でよろしいですか?」などの確認を促す質問データを作成することも考えられる。また、過去の購買履歴に基づいて予測される商品を提示するための質問データを作成することも考えられる。尚、本実施の形態においては、データ格納手段21Gに格納された予め定めた質問データの中から選択できるように構成しているが、逐次作成してもかまわない。
【0039】
データ格納手段21Gは、図8に示すように、購買者データ211G、購買希望条件データ212G、質問データ213G、プランデータ214G、購買条件データ215G等を各種領域に分けて格納するものである。詳述すると、購買者データ211Gは、購買者識別子に基づいて、氏名、位置データとなる会社住所や自宅住所、電話番号などの購買者の個人情報のほか、その購買者の購買履歴等を格納する。また、購買希望条件データ212Gとして、購買希望条件となりうる各種データ、例えば目的地、出発地、出発時刻、到着時刻、交通機関、目的、購買希望価格などを格納している。更に、質問データ213Gとして、「目的地はどこですか?」「到着希望時刻は?」「出発希望時刻は?」「目的は?」「出発地はどこですか?」「希望の交通機関は?」「購買希望価格は?」など、購買希望条件を導き出すためのデータを格納している。また、プランデータ214Gとしては、スケジュールを実行するプランに必要とされる条件、例えば移動手段や、出発地、出発時刻、到着地、到着時刻等を定める旨が定義付けられている。更には、目的を会議としている場合には、20分前に到着する、出発地を会社とするなどの諸条件をプランデータとして格納している。購買条件データ215Gとしては、実際に商品を手配する際に必要となる条件、例えば航空券を購買する際に必要とされる条件である出発時刻、出発地、氏名、年齢、性別、航空会社、到着地、到着時刻、便名、希望の座席、支払方法等の必要項目を商品毎に格納している。また、この購買条件データ215の中には、どの販売者から購入しても必要となる一般内容のほか、販売者(サイト)毎に異なる内容も格納されており、両者の内容を組み合わせて使用できる構成としている。
【0040】
質問データ出力手段21Hは、前記質問データ作成手段21Cを用いて作成された質問データを購買者側端末装置P1に出力する機能を有している。
【0041】
回答データ受付手段21Iは、前記質問データに対する購買者からの回答データを受け付けるものである。本実施の形態においては、購買者端末装置P1から回答データを受信することにより受け付けている。
【0042】
購買希望データ作成手段21Jは、前記回答データから抽出した購買希望条件等を具備する商品に関する購買希望データを作成するものであり、例えば、購買希望条件として、「出発地」を「東京」、「目的地」を「福岡」、「購買希望価格」を「40000円」として受け付けた場合には、その購買希望条件を満たす飛行機チケットを商品として購買希望データを作成する。また、宿泊の可能性も考えられる場合には、その他に宿泊施設を予約する宿泊プランを満たす購買希望データを作成する。尚、本実施の形態の図16にように、スケジュールデータに含まれるスケジュールを実行するために複数の商品が必要とされる場合には、一連の商品群を選び出し、その商品群に含まれる複数の商品に関する購買希望データを作成する。
【0043】
購買希望データ出力手段21Kは、前記購買希望データ作成手段21Jを用いて作成した購買希望データを、後述する販売支援装置SRV2の有する購買希望データ受付手段22Aへと出力するものである。
【0044】
購買条件生成手段21Lは、実際に商品を購入する際に必要とされる条件を生成していく機能を有するものである。具体的には、購買条件データ215Gとして挙げられている条件、例えば航空券を購買する際に必要とされる条件である、出発時刻、出発地、氏名、年齢、性別、航空会社、到着地、到着時刻、便名、希望の座席、支払方法等であり、どの販売者から購入しても必要となる一般内容のほか、販売者側端末装置P2(サイト)毎に異なる条件をも満たすように、前述の質問データ作成手段21F等を利用して必要となる条件を購買者から聞き出して必要となる購買条件を生成していく。
【0045】
販売支援装置SRV2は、購買希望データ受付手段22A、検索指令手段22B、販売希望データ受付手段22C、差額算出手段22D、第1の出力手段22E、補填準備金認定手段22F、補填準備金格納手段22G、補填限度額管理手段22H、補填判定手段22I、第2の出力手段22J、補填データ処理手段22K、約定制御手段22Lとしての機能を少なくとも有している。
【0046】
詳述すると、購買希望データ受付手段22Aは、少なくとも価格に関するデータを含んだ購買希望データを受け付けるものである。購買希望データが複数の商品を有する商品群から構成されている場合には、その合計額を価格に関するデータとして受け付ける。尚、個々の商品について購買希望価格を受け付けてもよいのはもちろんである。本実施の形態においては、購買者側端末装置P1から送信されてきた購買希望価格データ、購買希望商品データ、仮押さえデータ、仮押さえキャンセルデータ、購買確定データ、購買キャンセルデータなどを受け付ける。尚、他の装置からデータを受信することにより入力を受け付けても良いし、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体等により受け付けても良い。更に、購買者YからFAXや郵便により受け取るようにし、受け取った設備運営者等が、サーバ装置SRVに直接入力するようにしても構わない。
【0047】
検索指令手段22Bは、前記購買希望データの内容に対応する提供商品を商品のデータが格納された商品データーベースから検索すべき旨の検索指令信号を出力する機能を有する。尚、検索対象となる商品が、スケジュールを実行するために複数必要とされている場合には、その商品群に含まれるすべての商品について検索指令信号を出力する。具体的には、後述する商品検索装置SRV3を介して、各種販売者側装置P2の有する商品DB(データベース)3Bから購買者が希望する商品に関する販売希望データを検索する。尚、本実施の形態おいては商品DBを販売者側端末装置P2に設けているが、サーバ装置SRVに設置しても良い。
【0048】
販売希望データ受付手段22Cは、前記検索指令信号に応答して返却されてくる提供商品に関する販売希望データを受け付けるものである。本実施形態においては、販売者側端末装置P2から送信されてきた販売希望価格データ、販売希望商品データなどを受け付ける。尚、購買希望データ受付手段22Aと同様に、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体等により受け付けても良い。更に、販売者XからFAXや郵便により受け取るようにし、受け取った設備運営者等が、サーバ装置SRVに直接入力するようにしても構わない。
【0049】
差額算出手段22Dは、前記購買希望データにより特定される購買希望価格と当該購買希望データの内容に対応した販売希望データにより特定される販売希望価格との差額を算出する機能を有している。具体的には、購買希望価格から販売希望価格を差し引いてその差額を算出するものである。尚、複数の商品を有する商品群から構成されている場合には、各商品の購買希望価格の合計額と、各商品の販売希望価格の合計額とを差額を算出する。
【0050】
第1の出力手段22Eは、前記差額算出手段22Dにより算出された差額が正の値を示す場合、つまり購買希望価格が販売希望価格を上回る場合に売買の成立が可能である旨の約定可能信号を出力するものである。
【0051】
ここで、「約定可能信号」とは、前記購買希望価格及び販売希望価格にて取引が成立できることを示す信号を言う。
【0052】
補填準備金認定手段22Fは、前記差額算出手段22Dにより算出された差額が正の値を示す場合、つまり購買希望価格が販売希望価格を上回る場合に、その差額を積み立て可能な補填準備金と認定するものである。この認定された補填準備金は、定められたルールに従ったタイミングにて後述する補填準備金格納手段22Gに補填準備金として格納される。本実施の形態においては、商品消耗時に補填準備金として積み立てられる。
【0053】
補填準備金格納手段22Gは、前記積み立て可能な補填準備金をデータとして積み立てておくためのものである。
【0054】
補填限度額管理手段22Hは、この補填準備金格納手段から補填準備金を引き出す場合の限度額を管理する機能を有する。具体的には、前記差額算出手段22Dにて算出した結果が、負の値を示す場合に補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出す場合のルールを定めてその限度額を管理している。本実施の形態においては、補填必要額に基づいて以下に定める補填式に従って定められる補填の優先スコアにて限度額を管理している。詳述すると、補填の優先度スコアを、補填の必要額(負の値を示す差額)/(購買希望価格+販売希望価格)にて算出する。例えば、購買希望価格が100円、販売希望価格が120円の場合には、差額(補填必要額)はマイナス20円となる。従って、優先スコアは、20/220≒0.09となる。この優先スコアは、常に0より大きく1以下となり、この値が小さいほど優先度が高いという判断ができる指標となっている。そして、過去の取引結果から仮想的に求めた優先度スコアの閾値を導き出し、その優先値スコアの閾値を今回の優先値スコアが上回るか否かで今回の補填における限度額を管理する。
【0055】
優先値スコアの閾値の算出方法としては、まず過去の一定分の取引結果、具体的には取引数、取引期間、取引高合計などにより選び出した取引結果に基づいて算出する。この取引結果は、実際に約定が成立したものの他、差益がマイナスになり約定が成立しなかったものも含む。つまり一定期間等における売りデータと買いデータとのペアを一旦すべてマッチングさせて、各ペアにおける差額を算出する。そして差額が高い順(正の値を示す)にソートする。
【0056】
一方、前記マッチングにおいて生じる収入(手数料合計+差益合計)を算出する。ここで、例えば差益の20%は売買の成立の約定がキャンセルされた場合に対応するためのキャンセル準備金として換算しないなどの一定のルールを定めていた場合には、そのルールによる留保分を前記収入合計から差し引くことも考えられる。そして、その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金にて補填できる限界値を導き出し、その限界値となる売買ペアの優先値スコアを閾値とする。
【0057】
更に、補填ができる範囲内で、前記算出方法により限界値となった優先値スコアよりも大なる優先値スコアを閾値として正確に算出したい場合には、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引き、その差額を補填に回した場合に限界となる優先値スコアを導き出すことが考えられる。
【0058】
具体的には、優先値スコア0.5における補填額が10500円であったとする。その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金が10700円であり、仮に次の取引を成立させようとすると優先値スコアが0.7となり補填額が10750円必要であったとすると、前記限界値となる優先値スコアは0.5となる。しかし、この場合において、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引くと、補填準備金は残高が200円となる。ここで、仮の取引を想定し、この残高を使い切るような優先値スコア(例えば優先値スコア0.6)を割り出し、閾値を定める。
【0059】
ここで、限度額を定める際に、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金の残高に応じてその限度額を変動させて管理しても良い。具体的には、その補填準備金残高額や補填準備金残高の変化率などに応じて管理しても良い。
【0060】
また、マーケティングデータや過去の入札データなどを統計処理し、その活況度に応じて限度額を変動させても良い。
【0061】
更に、顧客の過去の取引状況や市場の活況度に応じて、例えば、優良顧客やマーケティングデータから優良化の可能性が高いと思われる顧客に優先的に補填をすることも考えられる。
【0062】
加えて、予め閾値となる優先値スコアを定めておき、その閾値を下回る優先スコアとなる補填必要額を限度額としても良い。また、予め決まった額を限度額として定めておくことも考えられる。
【0063】
補填判定手段22Iは、前記差額が負の値を示す場合にその差額に対応する金額を前記限度額の範囲内において補填できるか否かを判断する。具体的には、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金が補填が必要となる負の差額分を上回っているか否かを判断する。
【0064】
第2の出力手段22Jは、前記補填判定手段22Iにより補填可能である旨の判定がなされた場合に売買の成立が可能である旨の約定可能信号を出力する。
【0065】
補填データ処理手段22Kは、前記第1の出力手段22Eから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には前記補填準備金認定手段22Fにより認定された補填準備金を補填準備金格納手段22Gに積み立てるためのデータ処理を行うとともに前記第2の出力手段22Jから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には負の値を示す差額を補填するために前記補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出すためのデータ処理を行う機能を有している。
【0066】
この補填データ処理を行うタイミングについては、マッチング時、約定時、商品消耗時、キャンセル時など商品の性質や管理者の必要に応じて定めることができる。本実施形態においては、商品消耗時、つまり後述する約定制御手段22Lから旅行チケットなどが使用され商品が消耗したとの信号が補填データ処理手段22Kに送信された際に処理が行われる。また、この正の差額を積み立て処理する際に、例えばキャンセル損害の保証用などとして補填準備金とは別途積み立てておくことも考えられる。
【0067】
約定制御手段22Lは、約定の確定やキャンセル、また、商品の仮押さえや仮押さえのキャンセル、商品の消耗などを制御すると共に、その各種データ等に基づいて、その取引のステータス(約定確定状態なのか、仮押さえ状態なのか等)を管理する。また、その約定データ等に基づいて前記補填データ処理手段22Kに補填データ処理の指示を行う。具体的には、前記第1の出力手段22Eや第2の出力手段22Jから約定可能信号や、購買者側端末装置P1や販売者側端末装置P2から送信されてくる各種データに基づいて制御を行う。
【0068】
商品検索装置SRV3は、購買者の購買希望商品を検索するためのものであり、前記検索指令手段22Bから検索指令信号を受信すると、購買希望データに応じた提供商品に関する販売希望データを検索する機能を有すると共に、約定の確定やキャンセル、また、商品の仮押さえや仮押さえのキャンセルなどのデータを販売者側端末装置P2との間でやり取りする機能を有している。
【0069】
詳述すると、この商品検索装置SRV3は、購買者の購買希望商品を検索するために、検索条件データ受付手段23Aと、購買意思データ受付手段23Bと、商品検索手段23Cと、検索結果出力手段23Dとを少なくとも具備している。
【0070】
検索条件データ受付手段23Aは、購買者の希望する商品の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付けるものであり、本実施の形態においては、検索条件として購買希望データを受け付ける。具体的には、図11に示す商品を検索条件として受け付ける。
【0071】
購買意思データ受付手段23Bは、購買者側端末装置P1から送信されてきた最終的な購買決定を示す約定の確定データのほか、仮予約のための仮押さえデータなどの購買者の購買意思決定に関するデータを受け付けるものである。本実施形態においては、約定の確定やキャンセル、また、商品の仮押さえや仮押さえのキャンセルなどのデータを受け付け、かかるデータを販売者側端末装置P2との間でやり取りする機能をも有している。
【0072】
商品検索手段23Cは、前記検索条件データの検索条件に適合した商品を、この商品検索装置SRV3と通信可能に接続された複数の販売者側端末装置P2に設けた商品DB3Bの中から検索するものである。そして、前記購買意思データ、本実施の形態においては仮押さえデータを受け付けるまで所定間隔をおいて繰り返して検索するように設定されている。尚、検索の対象としては単一の商品及び複数の商品から構成される商品群を検索する場合も含まれる。
【0073】
検索結果出力手段23Dは、前記商品検索手段23Cを用いて検索した検索結果を提供商品データとして販売支援装置SRV2の販売希望データ受付手段22Cへと出力する働きをなす。
【0074】
販売者側端末装置P2は、送受信手段3A、商品DB3B、入力手段3Cとしての働きをなす。
【0075】
送受信手段3Aは、前記サーバ装置SRVとの間で各種データを送受信するためのもので、主として通信インターフェース等により構成される。
【0076】
商品DB3Bは、各販売者が取り扱う商品の販売希望価格や商品品目などの商品のデータが格納されている。
【0077】
入力手段3Cは、前記商品DB3Bに格納される販売購買希望価格や購買希望商品のデータを販売者が入力するためのものであり、主としてキーボード等の入力手段106によりデータを受け付ける。
【0078】
3.動作例
次に本実施形態のシステムの動作例を図9、図10を参照して説明する。
【0079】
購買者Yは、例えば会議等の予定が入った場合には、図11に示すように、スケジュール管理用のアプリケーションソフトを立ち上げ、予定の入った日付にスケジュールデータを入力する。本実施の形態においては、7月2日の欄に13:00、会議、福岡と入力した場合について説明する。
【0080】
一方、購買希望条件抽出装置SRV1は、自動検出手段21Aを用いて、図示しないタイマーなどにより所定の時刻を刻むと、自動的にスケジュールデータの自動検出プログラムを立ち上げる。そして、購買者側端末措置P1と互いに通信可能な状態に接続し、予め定めた複数の購買者側端末装置P1を巡回して少なくとも日付に関するデータを含んだスケジュールデータを自動的に検出する工程を繰り返している。
【0081】
そして、図12に示すように、新たなスケジュールデータを検出すると(ステップS1:Yes)、スケジュールデータ受付手段21Bにより、前記自動検出手段21Aを用いて検出したスケジュールデータを受け付ける(ステップS2)。具体的には、7月2日という日付に関するデータや、その日付欄に記載された「会議」や「福岡」などの予定を示すデータを受け付ける。
【0082】
購買希望条件抽出装置SRV1は、このようなスケジュールデータを受け付けると、既にスケジュールの実行に必要とされる商品が手配されているか否かを判断し(ステップS3)、未手配状態であることを確認すると、プランニングを開始する(ステップS4)。
【0083】
ここで、図13を用いて、前記プランニング工程について詳述する。
【0084】
購買希望条件抽出装置SRV1は、まず、前記スケジュール受付手段21Bにより受け付けたスケジュールを実行するために必要とされるプランを作成するために、データ格納手段21Gに格納されたプランデータ等を読み出し(ステップS101)、スケジュールデータに含まれる内容、及びデータ格納手段21Gに格納された購買者データを基に、プランを作成していく。
【0085】
具体的には、スケジュールデータに目的を会議とし、その会議の開始時間を13:00、開催地を福岡である旨が入力されたとする。すると、まず移動に関するプランデータを読み出す。その際、移動のプランデータとして、移動手段や、出発地、出発時刻、到着地、到着時刻を条件として定めなければならない旨が定義付けられている。更には、目的を会議としている場合には、開始の20分前に到着する、出発地を会社とするなどの諸条件をプランデータとして予め定められている。従って、会議開始時間を13:00であると受け付けた場合には、その開始時間から自動的に到着時刻を換算し、12:40に開催場所へと到着するプランを作成していく。更に、購買者データとして予め会社住所等を格納しているため、自動的に出発地に購買者の会社住所を当てはめてプランを作成していく。加えて、経路検索手段21Eを用いて、目的地に辿り着くための経路を複数パターン作成し、複数の経路パターンに基づく複数のプランを作成したり、日帰りプランや宿泊プランなどスケジュールを実行するための複数のプランを作成していく。尚、単一の商品にてプランを作成する場合もあれば、複数の商品から構成される商品群にてプランを作成する場合がある。
【0086】
そして、次に前記工程において自動的に定められなかった項目、例えば移動手段や出発時刻などの購買者の希望する条件を、質問データ作成手段21F等を利用することにより埋めていく。
【0087】
具体的には、前記スケジュールデータから導き出した条件を基に、当該スケジュールに必要とされる商品の購買希望条件を導き出すための質問データを作成する(ステップS102)。つまり、交通機関や宿泊施設などを手配するために必要となる条件を導き出すため、「目的地はどこですか?」「到着希望時刻は?」「出発希望時刻は?」「目的は?」「出発地はどこですか?」「希望の交通機関は?」「購買希望価格は?」などを問いかける質問データを作成する。また、質問データ作成の際には、データ格納手段21Gに格納された各種購買者データを基に、必要とされる商品を予測して質問データを作成する。具体的には、例えば目的が会議で、目的地が福岡とされている場合には、会社住所として格納されている購買者の位置データを基に目的地との距離を判断し、その両者間が遠い場合には飛行機や新幹線などの移動手段が必要である場合には、かかる交通機関を手配するための質問データを作成する。また、スケジュールデータ内に例えば「福岡」などの目的地と思われる文字列が含まれていた場合には、「目的地は福岡でよろしいですか?」などの確認を促す質問データを作成することも考えられる。更に、過去の購買履歴に基づいて予測される商品を提示するための質問データを作成することも考えられる。尚、本実施の形態においては、データ格納手段に格納された予め定めた質問データの中から選択できるように構成しているが、逐次作成してもかまわない。そして前記工程において質問データを作成すると、この質問データを図14のように表示可能な状態として購買者端末装置P1に向けて送信する(ステップS103)。
【0088】
次に、その質問データに対する回答データを受信すると(ステップS104)、スケジュールデータ及び回答データから抽出される購買希望条件を記憶すると共に、購買希望データを作成するために必要とされる購買希望条件が充足しているか否かを判断する(ステップS105)。
【0089】
そして、充足していない場合には(ステップS105:No)、不足している購買希望条件を得るために、再び質問データを作成して送信する。一方、購買希望データを作成するために必要とされる購買希望条件が充足している場合には(ステップS105:Yes)、前記購買希望条件を満たす商品に関する購買希望データを作成する(ステップS106)。つまり、購買希望データ作成手段21Jを用いて、前記回答データから抽出した購買希望条件を具備する商品に関する購買希望データを作成する。例えば、購買希望条件として、「出発地」を「東京」、「目的地」を「福岡」、「到着希望時間」を「12:00」、「購買希望価格」を「40000円」等として受け付けた場合には、その購買希望条件を満たす飛行機チケットを商品として購買希望データを作成する。また、宿泊の可能性も考えられる場合には、その他に宿泊施設を予約する宿泊プランを満たす購買希望データを作成する。尚、本実施の形態の図15にように、スケジュールデータに含まれるスケジュールを実行するために複数の商品が必要とされる場合には、一連の商品群に関する購買希望データを作成する。
【0090】
そして、このように作成した購買希望データを、販売支援装置SRV2の有する購買希望データ受付手段22Aへと出力する(ステップS107)。
【0091】
一方、図16を参照して説明すると、少なくとも購買希望額を有する購買希望データを受け付けた販売支援装置SRV2は(ステップS201)、前記購買希望データに合致する商品組み合わせを検索し、商品検索装置SRV3へと該当する商品の検索指令信号を送信する(ステップS202)。つまり、図15に示すように、まず、前記購買希望データに合致する宿泊プランとして航空券や宿泊施設などの複数の商品から構成される商品群であるバスケット・フレーム1のような組み合わせを、また、日帰りプランとしてバスケット・フレーム2のような組み合わせを設定する。この個々の購買希望商品の検索条件は、例えば東京発福岡着の飛行機であって、日付を2002年7月1日18:00以降に出発して20:00以前に到着する便など出発時刻や到着時刻、或いは航空会社などに関して一定の幅のある商品条件に設定することもできる。また、航空会社や便名までも指定した条件設定とすることも可能である。
【0092】
ここで、上記購買希望商品の検索工程について図17を参照して詳述する。
【0093】
商品検索装置SRV3は、検索条件データ受付手段23Aが、検索指令手段22Cから検索指示信号とともに、購買希望データに含まれる商品の検索条件に関する検索条件データを受け付けると(ステップS301)、前記検索条件に適合した商品の検索を開始する(ステップS302)。つまり、この商品検索装置SRV3と通信可能に接続された複数の販売者側端末装置P2に設けた商品DB3Bの中から検索条件データに合致する商品を検索する。その際、複数の商品から構成される商品群を検索対象としている場合には、その合計金額を目安として検索をする。尚、販売者側端末装置P2が有する商品の中から複数の商品から構成される商品郡を選び出せるように、予めプランデータに含まれる商品から構成される商品群を作成しておくことも考えられる。また、個々の商品に割り振られるおおよその金額を目安に、個々の商品を検索してもよい。
【0094】
そして、販売者側端末装置P2から検索条件に合致した商品に関する販売希望データを受信すると(ステップS303)、検索結果として当該販売希望データを販売支援装置SRV2の販売希望データ受付手段22Cへと出力する(ステップS303)。
【0095】
また、この商品検索装置SRV3は、図示しないタイマーを備え、例えば10時間や1日などの予め定めた所定のタイミングにて商品検索を繰り返す(ステップS304:Yes)。そして、購買者端末装置P1から送信されてきた仮押さえデータを受け付ける(ステップS305)ことを契機として検索を終了する。
【0096】
そして、図18に示すように、商品検索装置SRV3が、販売者側端末装置P2の有する商品DB3Bから、前記購買希望データの内容に対応する提供商品を検索し、販売支援装置SRV2が、販売希望データ受付手段22Cにより、前記検索指令信号に応答して返却されてくる提供商品に関する販売希望データを受け付ける(ステップS203)。詳述すると、バスケット・フレームに含まれる複数の商品について前記販売希望データに合致する提供商品(例えばバスケット・フレーム1の東京−福岡間往路航空チケットであれば、航空会社A社、東京7月1日19:00発 20000円や、航空会社B社、東京7月1日20:00発
22000円など)を受け付ける。
【0097】
次に、各バスケット・フレームに含まれる複数の商品の購買希望価格から販売希望価格を差し引いた差額を算出する。尚、この購買希望価格および販売希望価格は、複数の商品の合計金額である。そして、その差額が正の値である場合は(ステップS204:Yes)損害が出ないため、第1の出力手段22Eより約定可能信号を出力する(ステップS207)。尚、前記差額算出手段22Dにより算出された差額が正の値を示す場合、つまり購買希望価格が販売希望価格を上回る場合には、補填準備金認定手段22Fを用いて、その差額を積み立て可能な補填準備金と認定される。
【0098】
一方、その差額が負の値を示す場合には(ステップS204:No)、負の値分を補填可能であるかどうか補填案を取得する(ステップS205)。具体的には、補填限度額管理手段22Hを用いて、補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出す場合の限度額を管理し、その限度額を超えない場合に補填可能と判断する。
【0099】
本実施の形態においては、以下に定める補填式に従って算出する補填の優先スコアに基づいて限度額を管理している。具体的には、補填の優先度スコアを、補填の必要額(負の値を示す差額)/(購買希望価格+販売希望価格)にて算出する。例えば、購買希望価格が100円、販売希望価格が120円の場合には、差額(補填必要額)はマイナス20円となる。従って、優先スコアは、20/220≒0.09となる。この優先スコアは、常に0より大きく1以下となり、この値が小さいほど優先度が高いという判断ができる指標となっている。
【0100】
そして、過去の取引から仮想的に求めた優先度スコアの閾値を導き出し、その優先値スコアの閾値を今回の優先値スコアが上回るか否かで今回の補填における限度額を管理する。優先値スコアの閾値の算出方法としては、まず過去の一定分の取引結果、具体的には取引数、取引期間、取引高合計などにより選び出した取引結果に基づいて算出する。この取引結果、つまり売りデータと買いデータとのペアを一旦すべてマッチングさせて、各ペアにおける差額を算出する。そして差額が高い順(正の値を示す)にソートする。
【0101】
一方、前記マッチングにおいて生じる収入(手数料合計+差益合計)を算出する。そして、その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金にて補填できる限界値を導き出す。更に、補填ができる範囲内で、前記算出方法により限界値となった優先値スコアよりも大なる優先値スコアを閾値として正確に算出するため場合には、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引き、その差額を補填に回した場合に限界となる優先値スコアを導き出す。具体的には、優先値スコア0.5における補填額が10500円であったとする。その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金が10700円であり、仮に次の取引を成立させようとすると優先値スコアが0.7となり補填額が10750円必要であったとすると、前記限界値となる優先値スコアは0.5となる。しかし、この場合において、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引くと、補填準備金は残高が200円となる。ここで、仮の取引を想定し、この残高を使い切るような優先値スコア(例えば優先値スコア0.6)を割り出し、閾値を定める。
【0102】
そして、優先値スコアが閾値を超えていた場合には、補填判定手段22Iを用いて、その差額に対応する金額を前記限度額の範囲内において補填できるか否かを判断する。
【0103】
次に、補填ができると判断した場合には(ステップS206:Yes)、第2の出力手段22Jを用いて売買の成立が可能である旨の約定可能信号を約定制御手段22Lへと出力する(ステップS207)。
【0104】
このように、約定制御手段22Lが約定が可能な信号を受信すると、図12に示すように、サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2へ約定が可能なプラン情報を送信する(ステップS5)。また、複数の商品について約定が可能である場合には、その各種商品を選択できる状態にて購買者側端末装置P2にそのプラン情報を送信する。
【0105】
一方、この約定可能データを受信した購買者側端末装置P1は、図19に示すように、表示手段1Cに約定が可能な商品を選択可能に表示する。そして、表示された商品データの中から購買者が希望の商品を選択して画面上の「仮押さえ」ボタンを押下することにより、サーバ装置SRVにプラン選択情報が、選択された商品データ及び仮押さえデータを購買者識別子と関連付けた状態で送信される。
【0106】
この仮押さえデータを含むプラン選択情報を受け付けたサーバ装置SRVは(ステップS6)、図19に示すように、選択されたプランに含まれる商品の手配をする(ステップS7)。具体的には、図20に示すフローチャートを参照して説明すると、まず手配に必要となる購買条件データを取得する(ステップS401)。
【0107】
購買条件データ215Gとしては、例えば航空券を購買する際に必要とされる条件、具体的には、出発時刻、出発地、氏名、年齢、性別、航空会社、到着地、到着時刻、便名、希望の座席、支払方法等、どの販売者から購入しても必要となる一般内容のほか、販売者(サイト)毎に異なる内容が含まれる。この購買条件データ取得ステップは、購買条件生成手段21Lを用いて行われ、購買者データから氏名等の購買者情報を読み出したり、前記質問データ作成手段21F等を利用して、購買者から必要となるデータを収集することにより行われる。
【0108】
そして、購買条件データの取得を完了すると、選択された商品の仮押さえを行うため、販売者側端末装置P2へとその商品データ及び仮押さえデータを購買条件データと共に送信する(ステップS402)。そして、仮押さえされた商品が前記差額算出手段22Dにより差額がマイナスと判断され補填が必要なものであった場合には(ステップS403:Yes)、補填準備金格納手段22Gに対して差額分を一時金として確保するデータ処理を行い補填準備金を確保する(ステップS404)。そして、取引のステータスを仮押さえ状態に更新する(ステップS405)。尚、ここで、「ステータス」とは、例えば仮押さえ状態や商品キャンセル状態などの取引の状態を表すものを言う。
【0109】
このように、商品手配が完了すると、手配状態管理手段21Cを用いて手配状態を手配完了状態へと更新する(ステップS8)。
【0110】
次に、仮押された商品について購買決定される段階について図9、図21を参照して説明する。
【0111】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2から送信された購買決定データを受信すると(ステップS501)、仮押さえ状態から購買決定状態に変わった旨を販売者に知らせるべく、自動的に販売者側端末装置P2へと購買決定データを送信する(ステップS502)。
【0112】
すると、例えばチケットの配送や決済が終了した場合には、販売者側端末装置P2からサーバ装置SRVにその旨が通知される。そして、サーバ装置SRVは、補填準備金として格納されるもの、ここでは仲介手数料の決済データを受信すると(ステップS503)、その手数料を補填準備金格納手段22Gへと格納し(ステップS504)、ステータスを購買状態へと更新する(ステップS505)。
【0113】
次に、仮押された商品について仮押さえキャンセルされる場合について図10、図22を参照して説明する。
【0114】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2から送信された仮押さえキャンセルデータを受信すると(ステップS601)、購買者から仮押さえがキャンセルされた旨を販売者に知らせるべく、販売者側端末装置P2へと仮押さえキャンセルデータを自動的に送信する(ステップS602)。
【0115】
そして、サーバ装置SRVは、補填準備金の一時金として確保しておいた補填確保をキャンセルするデータ処理を補填準備金格納手段に対して行い(ステップS603)、ステータスを仮押さえキャンセル状態へと更新する(ステップS604)。尚、仮押さえのキャンセル期間時よっては仮押さえ料金を徴収する設定としても良い。
【0116】
次に、購買された商品が消化された場合(本実施形態においては、航空チケットが使用された場合等)について図10を参照して説明する。
【0117】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2からの通知または擬似pushにより商品が消化された旨を知らせる消化データを受信すると、補填データ処理を行う。具体的には、前記補填データ処理手段22Kを用いて、前記第1の出力手段22Eから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には前記補填準備金認定手段22Fにより認定された補填準備金を補填準備金格納手段22Gに積み立てるためのデータ処理を行うとともに、前記第2の出力手段22Jから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には負の値を示す差額を補填するために前記補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出すためのデータ処理を行う。
【0118】
次に、商品購買後の商品についてキャンセルされた場合について図10を参照して説明する。
【0119】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2から送信された仮押さえキャンセルデータを受信すると、補填準備金の一時金として確保しておいた補填確保をキャンセルするデータ処理を補填準備金格納手段に対して行う。
【0120】
以上のシステムにおいては、再び検索条件等を入力する手間を省いた上で、常に最新の検索結果に基づく商品又は役務を購買者に対して即時に提示することが可能となる。また、最初の検索時には購買希望商品又は役務を提示できなかった場合でも、後に例えば、補填可能範囲が変動するなどして検索条件に適合した商品又は役務を入手した場合には購買希望者にその商品又は役務を提示し販売促進を図ることができる。
【0121】
加えて、検索条件に適合した商品を、通信可能に接続された販売者側端末装置P2に設けた商品DB3Bの中から検索することで、よりリアルタイムな商品在庫状況を把握することが可能となるとともに、多くの商品の中から希望商品を検索することができ、更に販売の機会を増大することができる。
【0122】
更に、例えば、出張などに必要とされる商品または役務を検索する際には、目的地に行くまでの航空券と、その目的地での宿泊施設など、一定の目的を達成するために、どの商品も欠けては目的が達成しないような場合には、複数の商品または役務を検索対象とすることで、必要とされる複数の商品または役務を全てを検索することができ、目的達成のための商品または役務を全て揃えることができる。
【0123】
なお、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、販売希望価格及び購買希望価格として、所定幅をもたせた価格を受け付けるようにしてもよい。しかしてこの場合であれば、差額算出手段22Dを用いて、これら販売希望データと購買希望データとを比較し、少なくともその購買希望価格の最低額と提供希望価格の最高額との差額を算出し、その差額に基づいて約定が可能か否かを判断するようにしておけばよい。
【0124】
また、本実施の形態においては一つの市場間において補填の限度額を管理していたが、複数の市場にまたがって補填限度額の管理を行っても良い。更に、オークション形式の市場に適用することも考えられる。また、本実施形態においては、サーバ装置SRVと販売者側端末装置P2との管理主体を分けて構成していたが、双方を同一主体として自社の各支店の在庫状況を管理するような販売支援システムとして利用しても良い。
【0125】
加えて、例えば、本実施の形態においては、スケジュールデータを自動的に検出できる構成としているが、例えば会議等の予定が入った場合に、購買者Yが、自己の購買者側端末装置P1からサーバ装置SRVにログインし、スケジュールデータを送信するように構成しても良い。また、本実施の形態においてはスケジュールデータを自由な文章によって入力できるようにしているが、目的地や出発地などを予め定めた選択肢の中から選択させるようにしてスケジュールデータを入力できるように構成しても良い。また、購買条件抽出装置SRV1や販売支援装置SRV2、商品検索装置SRV3の持つ機能を、購買者側端末装置P1や、販売者側端末装置P2に持たせる構成としても良いし、また、単独の構成としても良いのはもちろんである。
【0126】
更に、例えば、キャンセルデータ受付手段を設け、以前購買が決定していた商品についてキャンセルされた場合には、その代替商品を検索し、キャンセルした購買者に提示する構成とすることも考えられる。これにより、キャンセルされた商品の代替商品を販売する機会を得ることができるだけでなく、キャンセルした商品の情報を基に、購買者にとって魅力あり必要とされる商品提示を行うことが可能となる。例えば、旅行先でのレンタカーがキャンセルされた場合に、そのあいた時間に開催されるオプションツアーを検索して提示することが考えられる。
【0127】
また、本実施の形態においては、仮押さえデータを受け付けた時点で検索を終了したが、最終的な購買決定データを受け付けた時点や、1ヶ月などの一定期間を経過した時点で検索を終了しても良い。
【0128】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、再び検索条件等を入力する手間を省いた上で、常に最新の検索結果に基づく商品又は役務を購買者に対して即時に提示することが可能となる。また、最初の検索時には購買希望商品又は役務を提示できなかった場合にも、後の検索結果に応じて適合した商品又は役務を入手した場合には購買希望者にその商品又は役務を提示し販売促進を図ることができる。
【0129】
また、購買者の購買意思決定に関する購買意思データを受け付けるまで繰り返して検索することで、より販売機会を逃すことのない構成とすることができる。
【0130】
更に、キャンセルされた商品又は役務に関するデータを含んだキャンセルデータ受付手段を備え、前記キャンセルデータの内容に対応する商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索してその検索結果を出力することにより、キャンセルされた商品の代替商品を販売する機会を得ることができるだけでなく、キャンセルした商品の情報を基に、購買者にとって魅力あり必要とされる商品提示を行うことが可能となる。
【0131】
加えて、検索条件に適合した商品又は役務を、通信可能に接続された販売者側端末装置に設けた商品又は役務データベースの中から検索することで、よりリアルタイムな商品又は役務在庫状況を把握することが可能となるとともに、多くの商品又は役務の中から希望商品等を検索することができ、更に商品又は役務販売の機会を増大することができる。
【0132】
更に、例えば、出張などに必要とされる商品または役務を検索する際には、目的地に行くまでの航空券と、その目的地での宿泊施設など、一定の目的を達成するために、どの商品も欠けては目的が達成しないような場合には、複数の商品または役務を検索対象とすることで、必要とされる複数の商品または役務を全てを検索することができ、目的達成のための商品または役務を全て揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の機能ブロック図
【図2】本願発明の機能ブロック図
【図3】本願発明の機能ブロック図
【図4】本願発明の機能ブロック図
【図5】本実施の形態における全体構成図。
【図6】同実施形態における装置システム構成図。
【図7】同実施形態における取引支援設備を示す機能ブロック図。
【図8】同実施形態における購買希望条件抽出装置のデータ格納手段におけるメモリマップ。
【図9】同実施形態における取引支援設備の動作フローチャート。
【図10】同実施形態における取引支援設備の動作フローチャート。
【図11】同実施形態におけるスケジュールデータ入力画面図。
【図12】同実施形態における購買希望条件抽出装置の動作フローチャート。
【図13】同実施形態における購買希望条件抽出装置の動作フローチャート。
【図14】同実施形態における回答データ入力画面図。
【図15】同実施形態における商品検索例
【図16】同実施形態における販売支援装置の動作フローチャート。
【図17】同実施形態における商品検索装置の動作フローチャート。
【図18】同実施形態における商品検索例
【図19】同実施形態における購買希望商品に関する選択画面図。
【図20】同実施形態における取引支援装置の動作フローチャート。
【図21】同実施形態における取引支援装置の動作フローチャート。
【図22】同実施形態における取引支援装置の動作フローチャート。
【符号の説明】
SRV3・・・商品又は役務検索装置(商品検索装置)
23A・・・検索条件データ受付手段
23B・・・購買意思データ受付手段
23C・・・商品又は役務検索手段(商品検索手段)
23D・・・検索結果出力手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品又は役務を提供する提供者と、これら商品又は役務の提供を受ける購買者との間で交わされる商取引を、装置システムを介して支援するための取引支援設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットに代表される通信システムや装置の発達で、近時、インターネットのデータ性及びリアルタイム性を利用した電子商取引が盛んになっている。
【0003】
また、このような電子商取引において、商品又は役務の販売を支援するシステムが提案されている。このシステムは、通常、販売支援業者によって運営されるWebサイト上に提供商品を公開しているが、その商品の数や種類等が膨大な量となるため、購買希望者が所望の商品を容易に探し出せるように、購買希望者が商品名や購買希望価格などを検索条件として入力することによって、希望の商品を検索できる装置を採用している。 (例えば、特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】特開2002−183563号公報(第3頁、段落番号0017、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当該検索装置を用いて希望の商品を探し当てたとしても、例えば商品検索時からその商品の購買決定するまでに何日も経過してしまった場合には、検索時にはあった商品が既に完売していることもある。また、逆に検索後に生じた商品の入荷や商品価格の下落、その他の要因によって検索時には提示できなかった商品が提示可能となる場合もある。例えば航空チケットなどのように、フライト時を過ぎてしまうと価値のなくなってしまう商品は、フライト時期が迫るにつれて購買希望価格まで価格を下げる場合が考えられる。このように、購買決定時には以前の商品状況と異なることも多々あり、以前に行った検索結果が利用できない場合も多い。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、図1に示すように、購買者の購買希望商品又は購買希望役務を検索するための商品又は役務検索装置であって、前記購買希望商品又は役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
なお、本発明をシステムとして実現するには、スタンドアローン装置のみで構成する場合もあれば、ホスト装置及びこれにインターネット等の通信ネットワークを介して接続された端末装置を利用して構成する場合もある。
【0008】
ここで、「所定条件」とは、当初検索時からの一定期間の経過や、検索終了を示唆するイベントの発生など、検索終了の契機となりうる条件を言う。
【0009】
また、「検索結果を出力する」とは、例えばディスプレイ等の表示手段に画面表示することやプリンタなどにて印刷すること、ファックスやその他の装置に送信することなど種々の形態をなす出力が含まれる。
【0010】
このようなものであれば、再び検索条件等を入力する手間を省いた上で、常に最新の検索結果に基づく商品又は役務を購買者に対して即時に提示することが可能となる。また、最初の検索時には購買希望商品又は役務を提示できなかった場合にも、後の検索結果に応じて適合した商品又は役務を入手した場合には購買希望者にその商品又は役務を提示し販売促進を図ることができる。
【0011】
具体的な実施態様としては、図2に示すように、購買者の購買意思決定に関する購買意思データを受け付けるまで繰り返して検索することが考えられる。
【0012】
ここで、「購買意思決定」とは、最終的な商品又は役務の購買決定のほか、仮予約するための仮押さえなども含む概念である。
【0013】
更に、図3に示すように、キャンセルされた商品又は役務に関するデータを含んだキャンセルデータ受付手段を備え、前記キャンセルデータの内容に対応する商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索してその検索結果を出力することも考えられる。これにより、キャンセルされた商品の代替商品を販売する機会を得ることができるだけでなく、キャンセルした商品の情報を基に、購買者にとって魅力あり必要とされる商品提示を行うことが可能となる。
【0014】
加えて、図4に示すように、検索条件に適合した商品又は役務を、通信可能に接続された販売者側端末装置に設けた商品又は役務データベースの中から検索することで、よりリアルタイムな商品又は役務在庫状況を把握することが可能となるとともに、多くの商品又は役務の中から希望商品等を検索することができ、更に商品又は役務販売の機会を増大することができる。
【0015】
更に、例えば、出張などに必要とされる商品または役務を検索する際には、目的地に行くまでの航空券と、その目的地での宿泊施設など、一定の目的を達成するために、どの商品も欠けては目的が達成しないような場合には、複数の商品または役務を検索対象とすることで、必要とされる複数の商品または役務を全てを検索することができ、目的達成のための商品または役務を全て揃えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0017】
この実施形態における取引支援設備は、取引を支援促進するためのものであり、図5に示すように、当該商品や役務(以下商品について説明する)の需要者である購買者側にそれぞれ設けられた情報処理装置たる購買者側端末装置P1及び商品の提供者である販売者側に設けられた情報処理装置たる販売者側端末装置P2とインターネット等の通信回線を介して双方向通信可能に接続された情報処理装置たるサーバ装置SRVにより構成される。
【0018】
本実施の形態においては、旅行市場において取引支援設備を利用した場合について説明する。
【0019】
ここで販売者Xとは、本実施形態においては、例えば各種旅行のパッケージ商品や飛行機や宿泊施設などのチケットを取り扱う旅行業社や、ホテルや旅館などの宿泊施設提供者、飛行機や鉄道等の運輸業者などであり、不特定多数の業者のうち、本設備を利用可能な者として登録されたもののことを指す。登録は、登録支援手段(図示しない)を利用して行われる。この登録支援手段は、前記不特定の業者が、例えばオンラインによりサーバ装置SRVにアクセスした場合に、その業者の基本データの入力を要求し、その業者に、識別子たるIDを発行するとともに、このIDに関連付けて前記基本データを記憶するものである。販売者Xとして登録された後は、そのID及び必要に応じてパスワードを端末に入力することにより、本設備の利用が可能となる。
【0020】
購買者Yは、販売者X同様、本設備を利用可能な者として登録された者のことを指す。なお、登録にあたっての手続やID取得等に関しても上述と同様であるので説明は省略する。
【0021】
1.機器構成
次いで、この取引支援設備を構築するにあたって利用する機器構成について説明すると、購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2は、いわゆるパーソナル装置や、ファクシミリ装置、電話等も含む概念であり、実施に際しては、これらの機器が併用されることもあるが、本実施形態の以下の説明においては購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2がパーソナル装置である場合について説明する。なお、これらの所在は、国内に限られず、海外でも構わない。
【0022】
また、これら購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2は、図6に示すように、キーボード101、マウス102等の入力手段、ディスプレイ104等の出力手段、HD等の記憶装置106、CPU103、内部メモリ105、通信インタフェース107等を備えたもので、WEBブラウザ等を有する。
【0023】
サーバ装置SRVは、WEBサーバ機能やデータベース機能等を備えたものであり、購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2と略同様な機器構成を有してなる。なお、このサーバ装置SRVは、一箇所に集中させて設けてあるか、分散させて設けてあるかは問わないし、その所在は国内に限られず、海外でも構わない。
【0024】
本実施形態においては、サーバ装置SRVを、購買希望価格データなどの購買希望商品に関する購買希望条件を抽出する購買希望条件抽出装置SRV1と、前記購買希望価格と当該購買を希望されている商品の販売希望価格などを基に各種オファーを制御したり、売買取引を成立させるために使用される補填を管理したりする取引支援装置SRV2と、前記取引がなされる商品を検索する商品検索装置SRV3とから構成している。
【0025】
2.概略機能
しかして本実施形態における取引支援設備は、図7に示すように、前記購買者側端末装置P1、販売者側端末装置P2やサーバ装置SRVの記憶装置106に記憶させた所定のプログラムにしたがって、それら装置P1、P2、SRVにおけるCPU103や周辺機器が作動することにより、以下に示す各種機能を発揮する。
【0026】
以下、装置毎に詳述する。
【0027】
購買者側端末装置P1は、例えばスケジュール管理用のアプリケーションソフトを具備しており、そのディスプレイに月単位や週単位毎のカレンダーを表示可能として、予定の入った日付けにスケジュールデータを入力できるように構成されており、少なくとも入力手段1A、送受信手段1B、表示手段1Cとの機能を有している。尚、所定のサーバにスケジュール管理用のアプリケーションソフトを具備しておき、社内などの所定のグループで各自のスケジュールを共有できるグループウェア仕様としても良い。
【0028】
ここで、入力手段1Aは、会議などのスケジュールデータのほか、購買希望価格や購買希望商品の他、商品の仮押さえや購買決定、キャンセルのデータ等を購買者が入力するためのものであり、主としてキーボード等の入力手段106によりデータを受け付ける。
【0029】
送受信手段1Bは、電話回線網を介して直接的なダイヤルアップ接続を確立して、又はインターネット回線網を介して接続を確立することによりサーバ装置SRVとの間で送受信を行う状態をとりうるものである。主として、通信インターフェース107等を用いてサイトへアクセス可能とするもので、各種データを送受信する機能を有する
表示手段1Cは、図12に示すようなスケジュール画面や、サーバ装置SRVから送信されてくる各種データを表示するディスプレイ104等から構成されるもので、表示指示信号に基づいて各種内容を表示する機能を有する。
【0030】
次にサーバ装置SRVは、前述の通り購買希望条件抽出装置SRV1、販売支援装置SRV2、商品検索装置SRV3とから構成される。
【0031】
購買希望条件抽出装置SRV1は、会議などのスケジュールが入った際に、そのスケジュールを実行するために必要とされる商品、例えば飛行機のチケットやホテルなどの商品に関する購買希望条件を抽出するためのものであり、自動検出手段21A、スケジュールデータ受付手段21B、手配管理手段21C、プランニング手段21D、経路探索手段21E、質問データ作成手段21F、データ格納手段21G、質問データ出力手段21H、回答データ受付手段21I、購買希望データ作成手段21J、購買希望データ出力手段21K、購買条件生成手段21Lとしての機能を有している。
【0032】
また、本実施の形態においては、更に入力支援手段21Mを備え、購買者が入力手段1Aを利用して取引に必要となる様々なデータの入力する際に適切な画面等を送信してその入力を促す機能を有し、購買者側端末装置P1とサーバ装置SRVとの窓口となり双方において各種データの送受信を行う入力支援装置としての機能も果たす。
【0033】
自動検出手段21Aは、図示しないタイマーなどを有し、予め定めた所定の時刻を迎えると、自動的にスケジュールデータの自動検出プログラムを立ち上げる。そして、購買者側端末措置P1と互いに通信可能な状態に接続し、予め定めた複数の購買者側端末装置P1を巡回して少なくとも日付に関するデータを含んだスケジュールデータを自動的に検出する。
【0034】
スケジュールデータ受付手段21Bは、前記自動検出手段21Aを用いて検出したスケジュールデータを受け付けるものであり、例えば、日付に関するデータや、その日付欄に記載された「会議」や「福岡」などの予定を示すデータを受け付ける。
【0035】
手配管理手段21Cは、前記スケジュールデータ受付手段21Bにより受け付けたスケジュールを実行する上で必要となる商品の手配が既になされているか否かを管理する機能を有している。具体的には、図示しないタイマーなどを有し、予め定めた所定の時刻を迎えたり、前記スケジュールデータ受付手段21Bによりスケジュールデータを受け付けたことを契機として、そのスケジュールデータに含まれるスケジュールを実行する上で必要となる商品が手配済みかを確認し、手配がされていない場合には手配を開始する。そして、各スケジュールについて、手配状態が未手配状態であるか、手配が完了した手配完了状態であるかなどのデータを格納することで、各スケジュールに対する手配状態を管理する機能を有している。尚、購買者から手配が不要である旨の意思表示が成された場合には、以後手配を進めない構成とすることも考えられる。
【0036】
プランニング手段21Dは、前記スケジュール受付手段21Bにより受け付けたスケジュールを実行するために必要とされるプランを作成する機能を有している。本実施の形態においては、スケジュールデータに含まれる内容、及び後述するデータ格納手段21Gに格納されたプランデータや、購買者データを基に、複数のプランを作成していく。具体的には、スケジュールデータに目的を会議とし、その会議の開始時間を13:00、終了時間を17:00頃、開催地を福岡である旨が入力されたとする。すると、まず移動に関するプランデータを読み出す。その際、移動のプランデータとして、移動手段や、出発地、出発時刻、到着地、到着時刻を条件として定めなければならない旨が定義付けられている。更には、目的を会議としている場合には、開始の20分前に到着する、出発地を会社とするなどの諸条件が予め定められている。従って、会議開始時間を13:00であると受け付けた場合には、その開始時間から自動的に到着時刻を換算し、12:40に開催場所へと到着するプランを作成していく。更に、購買者データとして予め会社住所等を格納しているため、自動的に出発地に購買者の会社住所を当てはめてプランを作成していく。そして、その他自動的に定められない項目、例えば移動手段や出発時刻などの購買者の希望する条件を、後述する質問データ作成手段21F等を利用することにより埋めていきプランを作成していく。
【0037】
経路探索手段21Eは、出発地から到着地までの経路を探索するもので、様々な経路のほか、移動手段や所要時間を換算する機能を有している。
【0038】
質問データ作成手段21Fは、前記スケジュールデータから導き出した条件を基に、当該スケジュールに必要とされる商品の購買希望条件を導き出すための質問データを作成する機能を果たす。つまり、前記プランニング手段21Dを用いてプランニングしていく際に必要とされるデータ、例えば、交通機関や宿泊施設などを手配するために必要となる条件を導き出すため、「目的地はどこですか?」「到着希望時刻は?」「出発希望時刻は?」「目的は?」「出発地はどこですか?」「希望の交通機関は?」「購買希望価格は?」などを問いかける質問データを作成する。また、スケジュールデータ内に例えば「福岡」などの目的地と思われる文字列が含まれていた場合には、「目的地は福岡でよろしいですか?」などの確認を促す質問データを作成することも考えられる。また、過去の購買履歴に基づいて予測される商品を提示するための質問データを作成することも考えられる。尚、本実施の形態においては、データ格納手段21Gに格納された予め定めた質問データの中から選択できるように構成しているが、逐次作成してもかまわない。
【0039】
データ格納手段21Gは、図8に示すように、購買者データ211G、購買希望条件データ212G、質問データ213G、プランデータ214G、購買条件データ215G等を各種領域に分けて格納するものである。詳述すると、購買者データ211Gは、購買者識別子に基づいて、氏名、位置データとなる会社住所や自宅住所、電話番号などの購買者の個人情報のほか、その購買者の購買履歴等を格納する。また、購買希望条件データ212Gとして、購買希望条件となりうる各種データ、例えば目的地、出発地、出発時刻、到着時刻、交通機関、目的、購買希望価格などを格納している。更に、質問データ213Gとして、「目的地はどこですか?」「到着希望時刻は?」「出発希望時刻は?」「目的は?」「出発地はどこですか?」「希望の交通機関は?」「購買希望価格は?」など、購買希望条件を導き出すためのデータを格納している。また、プランデータ214Gとしては、スケジュールを実行するプランに必要とされる条件、例えば移動手段や、出発地、出発時刻、到着地、到着時刻等を定める旨が定義付けられている。更には、目的を会議としている場合には、20分前に到着する、出発地を会社とするなどの諸条件をプランデータとして格納している。購買条件データ215Gとしては、実際に商品を手配する際に必要となる条件、例えば航空券を購買する際に必要とされる条件である出発時刻、出発地、氏名、年齢、性別、航空会社、到着地、到着時刻、便名、希望の座席、支払方法等の必要項目を商品毎に格納している。また、この購買条件データ215の中には、どの販売者から購入しても必要となる一般内容のほか、販売者(サイト)毎に異なる内容も格納されており、両者の内容を組み合わせて使用できる構成としている。
【0040】
質問データ出力手段21Hは、前記質問データ作成手段21Cを用いて作成された質問データを購買者側端末装置P1に出力する機能を有している。
【0041】
回答データ受付手段21Iは、前記質問データに対する購買者からの回答データを受け付けるものである。本実施の形態においては、購買者端末装置P1から回答データを受信することにより受け付けている。
【0042】
購買希望データ作成手段21Jは、前記回答データから抽出した購買希望条件等を具備する商品に関する購買希望データを作成するものであり、例えば、購買希望条件として、「出発地」を「東京」、「目的地」を「福岡」、「購買希望価格」を「40000円」として受け付けた場合には、その購買希望条件を満たす飛行機チケットを商品として購買希望データを作成する。また、宿泊の可能性も考えられる場合には、その他に宿泊施設を予約する宿泊プランを満たす購買希望データを作成する。尚、本実施の形態の図16にように、スケジュールデータに含まれるスケジュールを実行するために複数の商品が必要とされる場合には、一連の商品群を選び出し、その商品群に含まれる複数の商品に関する購買希望データを作成する。
【0043】
購買希望データ出力手段21Kは、前記購買希望データ作成手段21Jを用いて作成した購買希望データを、後述する販売支援装置SRV2の有する購買希望データ受付手段22Aへと出力するものである。
【0044】
購買条件生成手段21Lは、実際に商品を購入する際に必要とされる条件を生成していく機能を有するものである。具体的には、購買条件データ215Gとして挙げられている条件、例えば航空券を購買する際に必要とされる条件である、出発時刻、出発地、氏名、年齢、性別、航空会社、到着地、到着時刻、便名、希望の座席、支払方法等であり、どの販売者から購入しても必要となる一般内容のほか、販売者側端末装置P2(サイト)毎に異なる条件をも満たすように、前述の質問データ作成手段21F等を利用して必要となる条件を購買者から聞き出して必要となる購買条件を生成していく。
【0045】
販売支援装置SRV2は、購買希望データ受付手段22A、検索指令手段22B、販売希望データ受付手段22C、差額算出手段22D、第1の出力手段22E、補填準備金認定手段22F、補填準備金格納手段22G、補填限度額管理手段22H、補填判定手段22I、第2の出力手段22J、補填データ処理手段22K、約定制御手段22Lとしての機能を少なくとも有している。
【0046】
詳述すると、購買希望データ受付手段22Aは、少なくとも価格に関するデータを含んだ購買希望データを受け付けるものである。購買希望データが複数の商品を有する商品群から構成されている場合には、その合計額を価格に関するデータとして受け付ける。尚、個々の商品について購買希望価格を受け付けてもよいのはもちろんである。本実施の形態においては、購買者側端末装置P1から送信されてきた購買希望価格データ、購買希望商品データ、仮押さえデータ、仮押さえキャンセルデータ、購買確定データ、購買キャンセルデータなどを受け付ける。尚、他の装置からデータを受信することにより入力を受け付けても良いし、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体等により受け付けても良い。更に、購買者YからFAXや郵便により受け取るようにし、受け取った設備運営者等が、サーバ装置SRVに直接入力するようにしても構わない。
【0047】
検索指令手段22Bは、前記購買希望データの内容に対応する提供商品を商品のデータが格納された商品データーベースから検索すべき旨の検索指令信号を出力する機能を有する。尚、検索対象となる商品が、スケジュールを実行するために複数必要とされている場合には、その商品群に含まれるすべての商品について検索指令信号を出力する。具体的には、後述する商品検索装置SRV3を介して、各種販売者側装置P2の有する商品DB(データベース)3Bから購買者が希望する商品に関する販売希望データを検索する。尚、本実施の形態おいては商品DBを販売者側端末装置P2に設けているが、サーバ装置SRVに設置しても良い。
【0048】
販売希望データ受付手段22Cは、前記検索指令信号に応答して返却されてくる提供商品に関する販売希望データを受け付けるものである。本実施形態においては、販売者側端末装置P2から送信されてきた販売希望価格データ、販売希望商品データなどを受け付ける。尚、購買希望データ受付手段22Aと同様に、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体等により受け付けても良い。更に、販売者XからFAXや郵便により受け取るようにし、受け取った設備運営者等が、サーバ装置SRVに直接入力するようにしても構わない。
【0049】
差額算出手段22Dは、前記購買希望データにより特定される購買希望価格と当該購買希望データの内容に対応した販売希望データにより特定される販売希望価格との差額を算出する機能を有している。具体的には、購買希望価格から販売希望価格を差し引いてその差額を算出するものである。尚、複数の商品を有する商品群から構成されている場合には、各商品の購買希望価格の合計額と、各商品の販売希望価格の合計額とを差額を算出する。
【0050】
第1の出力手段22Eは、前記差額算出手段22Dにより算出された差額が正の値を示す場合、つまり購買希望価格が販売希望価格を上回る場合に売買の成立が可能である旨の約定可能信号を出力するものである。
【0051】
ここで、「約定可能信号」とは、前記購買希望価格及び販売希望価格にて取引が成立できることを示す信号を言う。
【0052】
補填準備金認定手段22Fは、前記差額算出手段22Dにより算出された差額が正の値を示す場合、つまり購買希望価格が販売希望価格を上回る場合に、その差額を積み立て可能な補填準備金と認定するものである。この認定された補填準備金は、定められたルールに従ったタイミングにて後述する補填準備金格納手段22Gに補填準備金として格納される。本実施の形態においては、商品消耗時に補填準備金として積み立てられる。
【0053】
補填準備金格納手段22Gは、前記積み立て可能な補填準備金をデータとして積み立てておくためのものである。
【0054】
補填限度額管理手段22Hは、この補填準備金格納手段から補填準備金を引き出す場合の限度額を管理する機能を有する。具体的には、前記差額算出手段22Dにて算出した結果が、負の値を示す場合に補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出す場合のルールを定めてその限度額を管理している。本実施の形態においては、補填必要額に基づいて以下に定める補填式に従って定められる補填の優先スコアにて限度額を管理している。詳述すると、補填の優先度スコアを、補填の必要額(負の値を示す差額)/(購買希望価格+販売希望価格)にて算出する。例えば、購買希望価格が100円、販売希望価格が120円の場合には、差額(補填必要額)はマイナス20円となる。従って、優先スコアは、20/220≒0.09となる。この優先スコアは、常に0より大きく1以下となり、この値が小さいほど優先度が高いという判断ができる指標となっている。そして、過去の取引結果から仮想的に求めた優先度スコアの閾値を導き出し、その優先値スコアの閾値を今回の優先値スコアが上回るか否かで今回の補填における限度額を管理する。
【0055】
優先値スコアの閾値の算出方法としては、まず過去の一定分の取引結果、具体的には取引数、取引期間、取引高合計などにより選び出した取引結果に基づいて算出する。この取引結果は、実際に約定が成立したものの他、差益がマイナスになり約定が成立しなかったものも含む。つまり一定期間等における売りデータと買いデータとのペアを一旦すべてマッチングさせて、各ペアにおける差額を算出する。そして差額が高い順(正の値を示す)にソートする。
【0056】
一方、前記マッチングにおいて生じる収入(手数料合計+差益合計)を算出する。ここで、例えば差益の20%は売買の成立の約定がキャンセルされた場合に対応するためのキャンセル準備金として換算しないなどの一定のルールを定めていた場合には、そのルールによる留保分を前記収入合計から差し引くことも考えられる。そして、その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金にて補填できる限界値を導き出し、その限界値となる売買ペアの優先値スコアを閾値とする。
【0057】
更に、補填ができる範囲内で、前記算出方法により限界値となった優先値スコアよりも大なる優先値スコアを閾値として正確に算出したい場合には、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引き、その差額を補填に回した場合に限界となる優先値スコアを導き出すことが考えられる。
【0058】
具体的には、優先値スコア0.5における補填額が10500円であったとする。その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金が10700円であり、仮に次の取引を成立させようとすると優先値スコアが0.7となり補填額が10750円必要であったとすると、前記限界値となる優先値スコアは0.5となる。しかし、この場合において、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引くと、補填準備金は残高が200円となる。ここで、仮の取引を想定し、この残高を使い切るような優先値スコア(例えば優先値スコア0.6)を割り出し、閾値を定める。
【0059】
ここで、限度額を定める際に、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金の残高に応じてその限度額を変動させて管理しても良い。具体的には、その補填準備金残高額や補填準備金残高の変化率などに応じて管理しても良い。
【0060】
また、マーケティングデータや過去の入札データなどを統計処理し、その活況度に応じて限度額を変動させても良い。
【0061】
更に、顧客の過去の取引状況や市場の活況度に応じて、例えば、優良顧客やマーケティングデータから優良化の可能性が高いと思われる顧客に優先的に補填をすることも考えられる。
【0062】
加えて、予め閾値となる優先値スコアを定めておき、その閾値を下回る優先スコアとなる補填必要額を限度額としても良い。また、予め決まった額を限度額として定めておくことも考えられる。
【0063】
補填判定手段22Iは、前記差額が負の値を示す場合にその差額に対応する金額を前記限度額の範囲内において補填できるか否かを判断する。具体的には、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金が補填が必要となる負の差額分を上回っているか否かを判断する。
【0064】
第2の出力手段22Jは、前記補填判定手段22Iにより補填可能である旨の判定がなされた場合に売買の成立が可能である旨の約定可能信号を出力する。
【0065】
補填データ処理手段22Kは、前記第1の出力手段22Eから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には前記補填準備金認定手段22Fにより認定された補填準備金を補填準備金格納手段22Gに積み立てるためのデータ処理を行うとともに前記第2の出力手段22Jから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には負の値を示す差額を補填するために前記補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出すためのデータ処理を行う機能を有している。
【0066】
この補填データ処理を行うタイミングについては、マッチング時、約定時、商品消耗時、キャンセル時など商品の性質や管理者の必要に応じて定めることができる。本実施形態においては、商品消耗時、つまり後述する約定制御手段22Lから旅行チケットなどが使用され商品が消耗したとの信号が補填データ処理手段22Kに送信された際に処理が行われる。また、この正の差額を積み立て処理する際に、例えばキャンセル損害の保証用などとして補填準備金とは別途積み立てておくことも考えられる。
【0067】
約定制御手段22Lは、約定の確定やキャンセル、また、商品の仮押さえや仮押さえのキャンセル、商品の消耗などを制御すると共に、その各種データ等に基づいて、その取引のステータス(約定確定状態なのか、仮押さえ状態なのか等)を管理する。また、その約定データ等に基づいて前記補填データ処理手段22Kに補填データ処理の指示を行う。具体的には、前記第1の出力手段22Eや第2の出力手段22Jから約定可能信号や、購買者側端末装置P1や販売者側端末装置P2から送信されてくる各種データに基づいて制御を行う。
【0068】
商品検索装置SRV3は、購買者の購買希望商品を検索するためのものであり、前記検索指令手段22Bから検索指令信号を受信すると、購買希望データに応じた提供商品に関する販売希望データを検索する機能を有すると共に、約定の確定やキャンセル、また、商品の仮押さえや仮押さえのキャンセルなどのデータを販売者側端末装置P2との間でやり取りする機能を有している。
【0069】
詳述すると、この商品検索装置SRV3は、購買者の購買希望商品を検索するために、検索条件データ受付手段23Aと、購買意思データ受付手段23Bと、商品検索手段23Cと、検索結果出力手段23Dとを少なくとも具備している。
【0070】
検索条件データ受付手段23Aは、購買者の希望する商品の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付けるものであり、本実施の形態においては、検索条件として購買希望データを受け付ける。具体的には、図11に示す商品を検索条件として受け付ける。
【0071】
購買意思データ受付手段23Bは、購買者側端末装置P1から送信されてきた最終的な購買決定を示す約定の確定データのほか、仮予約のための仮押さえデータなどの購買者の購買意思決定に関するデータを受け付けるものである。本実施形態においては、約定の確定やキャンセル、また、商品の仮押さえや仮押さえのキャンセルなどのデータを受け付け、かかるデータを販売者側端末装置P2との間でやり取りする機能をも有している。
【0072】
商品検索手段23Cは、前記検索条件データの検索条件に適合した商品を、この商品検索装置SRV3と通信可能に接続された複数の販売者側端末装置P2に設けた商品DB3Bの中から検索するものである。そして、前記購買意思データ、本実施の形態においては仮押さえデータを受け付けるまで所定間隔をおいて繰り返して検索するように設定されている。尚、検索の対象としては単一の商品及び複数の商品から構成される商品群を検索する場合も含まれる。
【0073】
検索結果出力手段23Dは、前記商品検索手段23Cを用いて検索した検索結果を提供商品データとして販売支援装置SRV2の販売希望データ受付手段22Cへと出力する働きをなす。
【0074】
販売者側端末装置P2は、送受信手段3A、商品DB3B、入力手段3Cとしての働きをなす。
【0075】
送受信手段3Aは、前記サーバ装置SRVとの間で各種データを送受信するためのもので、主として通信インターフェース等により構成される。
【0076】
商品DB3Bは、各販売者が取り扱う商品の販売希望価格や商品品目などの商品のデータが格納されている。
【0077】
入力手段3Cは、前記商品DB3Bに格納される販売購買希望価格や購買希望商品のデータを販売者が入力するためのものであり、主としてキーボード等の入力手段106によりデータを受け付ける。
【0078】
3.動作例
次に本実施形態のシステムの動作例を図9、図10を参照して説明する。
【0079】
購買者Yは、例えば会議等の予定が入った場合には、図11に示すように、スケジュール管理用のアプリケーションソフトを立ち上げ、予定の入った日付にスケジュールデータを入力する。本実施の形態においては、7月2日の欄に13:00、会議、福岡と入力した場合について説明する。
【0080】
一方、購買希望条件抽出装置SRV1は、自動検出手段21Aを用いて、図示しないタイマーなどにより所定の時刻を刻むと、自動的にスケジュールデータの自動検出プログラムを立ち上げる。そして、購買者側端末措置P1と互いに通信可能な状態に接続し、予め定めた複数の購買者側端末装置P1を巡回して少なくとも日付に関するデータを含んだスケジュールデータを自動的に検出する工程を繰り返している。
【0081】
そして、図12に示すように、新たなスケジュールデータを検出すると(ステップS1:Yes)、スケジュールデータ受付手段21Bにより、前記自動検出手段21Aを用いて検出したスケジュールデータを受け付ける(ステップS2)。具体的には、7月2日という日付に関するデータや、その日付欄に記載された「会議」や「福岡」などの予定を示すデータを受け付ける。
【0082】
購買希望条件抽出装置SRV1は、このようなスケジュールデータを受け付けると、既にスケジュールの実行に必要とされる商品が手配されているか否かを判断し(ステップS3)、未手配状態であることを確認すると、プランニングを開始する(ステップS4)。
【0083】
ここで、図13を用いて、前記プランニング工程について詳述する。
【0084】
購買希望条件抽出装置SRV1は、まず、前記スケジュール受付手段21Bにより受け付けたスケジュールを実行するために必要とされるプランを作成するために、データ格納手段21Gに格納されたプランデータ等を読み出し(ステップS101)、スケジュールデータに含まれる内容、及びデータ格納手段21Gに格納された購買者データを基に、プランを作成していく。
【0085】
具体的には、スケジュールデータに目的を会議とし、その会議の開始時間を13:00、開催地を福岡である旨が入力されたとする。すると、まず移動に関するプランデータを読み出す。その際、移動のプランデータとして、移動手段や、出発地、出発時刻、到着地、到着時刻を条件として定めなければならない旨が定義付けられている。更には、目的を会議としている場合には、開始の20分前に到着する、出発地を会社とするなどの諸条件をプランデータとして予め定められている。従って、会議開始時間を13:00であると受け付けた場合には、その開始時間から自動的に到着時刻を換算し、12:40に開催場所へと到着するプランを作成していく。更に、購買者データとして予め会社住所等を格納しているため、自動的に出発地に購買者の会社住所を当てはめてプランを作成していく。加えて、経路検索手段21Eを用いて、目的地に辿り着くための経路を複数パターン作成し、複数の経路パターンに基づく複数のプランを作成したり、日帰りプランや宿泊プランなどスケジュールを実行するための複数のプランを作成していく。尚、単一の商品にてプランを作成する場合もあれば、複数の商品から構成される商品群にてプランを作成する場合がある。
【0086】
そして、次に前記工程において自動的に定められなかった項目、例えば移動手段や出発時刻などの購買者の希望する条件を、質問データ作成手段21F等を利用することにより埋めていく。
【0087】
具体的には、前記スケジュールデータから導き出した条件を基に、当該スケジュールに必要とされる商品の購買希望条件を導き出すための質問データを作成する(ステップS102)。つまり、交通機関や宿泊施設などを手配するために必要となる条件を導き出すため、「目的地はどこですか?」「到着希望時刻は?」「出発希望時刻は?」「目的は?」「出発地はどこですか?」「希望の交通機関は?」「購買希望価格は?」などを問いかける質問データを作成する。また、質問データ作成の際には、データ格納手段21Gに格納された各種購買者データを基に、必要とされる商品を予測して質問データを作成する。具体的には、例えば目的が会議で、目的地が福岡とされている場合には、会社住所として格納されている購買者の位置データを基に目的地との距離を判断し、その両者間が遠い場合には飛行機や新幹線などの移動手段が必要である場合には、かかる交通機関を手配するための質問データを作成する。また、スケジュールデータ内に例えば「福岡」などの目的地と思われる文字列が含まれていた場合には、「目的地は福岡でよろしいですか?」などの確認を促す質問データを作成することも考えられる。更に、過去の購買履歴に基づいて予測される商品を提示するための質問データを作成することも考えられる。尚、本実施の形態においては、データ格納手段に格納された予め定めた質問データの中から選択できるように構成しているが、逐次作成してもかまわない。そして前記工程において質問データを作成すると、この質問データを図14のように表示可能な状態として購買者端末装置P1に向けて送信する(ステップS103)。
【0088】
次に、その質問データに対する回答データを受信すると(ステップS104)、スケジュールデータ及び回答データから抽出される購買希望条件を記憶すると共に、購買希望データを作成するために必要とされる購買希望条件が充足しているか否かを判断する(ステップS105)。
【0089】
そして、充足していない場合には(ステップS105:No)、不足している購買希望条件を得るために、再び質問データを作成して送信する。一方、購買希望データを作成するために必要とされる購買希望条件が充足している場合には(ステップS105:Yes)、前記購買希望条件を満たす商品に関する購買希望データを作成する(ステップS106)。つまり、購買希望データ作成手段21Jを用いて、前記回答データから抽出した購買希望条件を具備する商品に関する購買希望データを作成する。例えば、購買希望条件として、「出発地」を「東京」、「目的地」を「福岡」、「到着希望時間」を「12:00」、「購買希望価格」を「40000円」等として受け付けた場合には、その購買希望条件を満たす飛行機チケットを商品として購買希望データを作成する。また、宿泊の可能性も考えられる場合には、その他に宿泊施設を予約する宿泊プランを満たす購買希望データを作成する。尚、本実施の形態の図15にように、スケジュールデータに含まれるスケジュールを実行するために複数の商品が必要とされる場合には、一連の商品群に関する購買希望データを作成する。
【0090】
そして、このように作成した購買希望データを、販売支援装置SRV2の有する購買希望データ受付手段22Aへと出力する(ステップS107)。
【0091】
一方、図16を参照して説明すると、少なくとも購買希望額を有する購買希望データを受け付けた販売支援装置SRV2は(ステップS201)、前記購買希望データに合致する商品組み合わせを検索し、商品検索装置SRV3へと該当する商品の検索指令信号を送信する(ステップS202)。つまり、図15に示すように、まず、前記購買希望データに合致する宿泊プランとして航空券や宿泊施設などの複数の商品から構成される商品群であるバスケット・フレーム1のような組み合わせを、また、日帰りプランとしてバスケット・フレーム2のような組み合わせを設定する。この個々の購買希望商品の検索条件は、例えば東京発福岡着の飛行機であって、日付を2002年7月1日18:00以降に出発して20:00以前に到着する便など出発時刻や到着時刻、或いは航空会社などに関して一定の幅のある商品条件に設定することもできる。また、航空会社や便名までも指定した条件設定とすることも可能である。
【0092】
ここで、上記購買希望商品の検索工程について図17を参照して詳述する。
【0093】
商品検索装置SRV3は、検索条件データ受付手段23Aが、検索指令手段22Cから検索指示信号とともに、購買希望データに含まれる商品の検索条件に関する検索条件データを受け付けると(ステップS301)、前記検索条件に適合した商品の検索を開始する(ステップS302)。つまり、この商品検索装置SRV3と通信可能に接続された複数の販売者側端末装置P2に設けた商品DB3Bの中から検索条件データに合致する商品を検索する。その際、複数の商品から構成される商品群を検索対象としている場合には、その合計金額を目安として検索をする。尚、販売者側端末装置P2が有する商品の中から複数の商品から構成される商品郡を選び出せるように、予めプランデータに含まれる商品から構成される商品群を作成しておくことも考えられる。また、個々の商品に割り振られるおおよその金額を目安に、個々の商品を検索してもよい。
【0094】
そして、販売者側端末装置P2から検索条件に合致した商品に関する販売希望データを受信すると(ステップS303)、検索結果として当該販売希望データを販売支援装置SRV2の販売希望データ受付手段22Cへと出力する(ステップS303)。
【0095】
また、この商品検索装置SRV3は、図示しないタイマーを備え、例えば10時間や1日などの予め定めた所定のタイミングにて商品検索を繰り返す(ステップS304:Yes)。そして、購買者端末装置P1から送信されてきた仮押さえデータを受け付ける(ステップS305)ことを契機として検索を終了する。
【0096】
そして、図18に示すように、商品検索装置SRV3が、販売者側端末装置P2の有する商品DB3Bから、前記購買希望データの内容に対応する提供商品を検索し、販売支援装置SRV2が、販売希望データ受付手段22Cにより、前記検索指令信号に応答して返却されてくる提供商品に関する販売希望データを受け付ける(ステップS203)。詳述すると、バスケット・フレームに含まれる複数の商品について前記販売希望データに合致する提供商品(例えばバスケット・フレーム1の東京−福岡間往路航空チケットであれば、航空会社A社、東京7月1日19:00発 20000円や、航空会社B社、東京7月1日20:00発
22000円など)を受け付ける。
【0097】
次に、各バスケット・フレームに含まれる複数の商品の購買希望価格から販売希望価格を差し引いた差額を算出する。尚、この購買希望価格および販売希望価格は、複数の商品の合計金額である。そして、その差額が正の値である場合は(ステップS204:Yes)損害が出ないため、第1の出力手段22Eより約定可能信号を出力する(ステップS207)。尚、前記差額算出手段22Dにより算出された差額が正の値を示す場合、つまり購買希望価格が販売希望価格を上回る場合には、補填準備金認定手段22Fを用いて、その差額を積み立て可能な補填準備金と認定される。
【0098】
一方、その差額が負の値を示す場合には(ステップS204:No)、負の値分を補填可能であるかどうか補填案を取得する(ステップS205)。具体的には、補填限度額管理手段22Hを用いて、補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出す場合の限度額を管理し、その限度額を超えない場合に補填可能と判断する。
【0099】
本実施の形態においては、以下に定める補填式に従って算出する補填の優先スコアに基づいて限度額を管理している。具体的には、補填の優先度スコアを、補填の必要額(負の値を示す差額)/(購買希望価格+販売希望価格)にて算出する。例えば、購買希望価格が100円、販売希望価格が120円の場合には、差額(補填必要額)はマイナス20円となる。従って、優先スコアは、20/220≒0.09となる。この優先スコアは、常に0より大きく1以下となり、この値が小さいほど優先度が高いという判断ができる指標となっている。
【0100】
そして、過去の取引から仮想的に求めた優先度スコアの閾値を導き出し、その優先値スコアの閾値を今回の優先値スコアが上回るか否かで今回の補填における限度額を管理する。優先値スコアの閾値の算出方法としては、まず過去の一定分の取引結果、具体的には取引数、取引期間、取引高合計などにより選び出した取引結果に基づいて算出する。この取引結果、つまり売りデータと買いデータとのペアを一旦すべてマッチングさせて、各ペアにおける差額を算出する。そして差額が高い順(正の値を示す)にソートする。
【0101】
一方、前記マッチングにおいて生じる収入(手数料合計+差益合計)を算出する。そして、その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金にて補填できる限界値を導き出す。更に、補填ができる範囲内で、前記算出方法により限界値となった優先値スコアよりも大なる優先値スコアを閾値として正確に算出するため場合には、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引き、その差額を補填に回した場合に限界となる優先値スコアを導き出す。具体的には、優先値スコア0.5における補填額が10500円であったとする。その際に補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金が10700円であり、仮に次の取引を成立させようとすると優先値スコアが0.7となり補填額が10750円必要であったとすると、前記限界値となる優先値スコアは0.5となる。しかし、この場合において、補填準備金格納手段22Gに格納されている補填準備金から前記限界値となった優先値スコアにおける補填額を差し引くと、補填準備金は残高が200円となる。ここで、仮の取引を想定し、この残高を使い切るような優先値スコア(例えば優先値スコア0.6)を割り出し、閾値を定める。
【0102】
そして、優先値スコアが閾値を超えていた場合には、補填判定手段22Iを用いて、その差額に対応する金額を前記限度額の範囲内において補填できるか否かを判断する。
【0103】
次に、補填ができると判断した場合には(ステップS206:Yes)、第2の出力手段22Jを用いて売買の成立が可能である旨の約定可能信号を約定制御手段22Lへと出力する(ステップS207)。
【0104】
このように、約定制御手段22Lが約定が可能な信号を受信すると、図12に示すように、サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2へ約定が可能なプラン情報を送信する(ステップS5)。また、複数の商品について約定が可能である場合には、その各種商品を選択できる状態にて購買者側端末装置P2にそのプラン情報を送信する。
【0105】
一方、この約定可能データを受信した購買者側端末装置P1は、図19に示すように、表示手段1Cに約定が可能な商品を選択可能に表示する。そして、表示された商品データの中から購買者が希望の商品を選択して画面上の「仮押さえ」ボタンを押下することにより、サーバ装置SRVにプラン選択情報が、選択された商品データ及び仮押さえデータを購買者識別子と関連付けた状態で送信される。
【0106】
この仮押さえデータを含むプラン選択情報を受け付けたサーバ装置SRVは(ステップS6)、図19に示すように、選択されたプランに含まれる商品の手配をする(ステップS7)。具体的には、図20に示すフローチャートを参照して説明すると、まず手配に必要となる購買条件データを取得する(ステップS401)。
【0107】
購買条件データ215Gとしては、例えば航空券を購買する際に必要とされる条件、具体的には、出発時刻、出発地、氏名、年齢、性別、航空会社、到着地、到着時刻、便名、希望の座席、支払方法等、どの販売者から購入しても必要となる一般内容のほか、販売者(サイト)毎に異なる内容が含まれる。この購買条件データ取得ステップは、購買条件生成手段21Lを用いて行われ、購買者データから氏名等の購買者情報を読み出したり、前記質問データ作成手段21F等を利用して、購買者から必要となるデータを収集することにより行われる。
【0108】
そして、購買条件データの取得を完了すると、選択された商品の仮押さえを行うため、販売者側端末装置P2へとその商品データ及び仮押さえデータを購買条件データと共に送信する(ステップS402)。そして、仮押さえされた商品が前記差額算出手段22Dにより差額がマイナスと判断され補填が必要なものであった場合には(ステップS403:Yes)、補填準備金格納手段22Gに対して差額分を一時金として確保するデータ処理を行い補填準備金を確保する(ステップS404)。そして、取引のステータスを仮押さえ状態に更新する(ステップS405)。尚、ここで、「ステータス」とは、例えば仮押さえ状態や商品キャンセル状態などの取引の状態を表すものを言う。
【0109】
このように、商品手配が完了すると、手配状態管理手段21Cを用いて手配状態を手配完了状態へと更新する(ステップS8)。
【0110】
次に、仮押された商品について購買決定される段階について図9、図21を参照して説明する。
【0111】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2から送信された購買決定データを受信すると(ステップS501)、仮押さえ状態から購買決定状態に変わった旨を販売者に知らせるべく、自動的に販売者側端末装置P2へと購買決定データを送信する(ステップS502)。
【0112】
すると、例えばチケットの配送や決済が終了した場合には、販売者側端末装置P2からサーバ装置SRVにその旨が通知される。そして、サーバ装置SRVは、補填準備金として格納されるもの、ここでは仲介手数料の決済データを受信すると(ステップS503)、その手数料を補填準備金格納手段22Gへと格納し(ステップS504)、ステータスを購買状態へと更新する(ステップS505)。
【0113】
次に、仮押された商品について仮押さえキャンセルされる場合について図10、図22を参照して説明する。
【0114】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2から送信された仮押さえキャンセルデータを受信すると(ステップS601)、購買者から仮押さえがキャンセルされた旨を販売者に知らせるべく、販売者側端末装置P2へと仮押さえキャンセルデータを自動的に送信する(ステップS602)。
【0115】
そして、サーバ装置SRVは、補填準備金の一時金として確保しておいた補填確保をキャンセルするデータ処理を補填準備金格納手段に対して行い(ステップS603)、ステータスを仮押さえキャンセル状態へと更新する(ステップS604)。尚、仮押さえのキャンセル期間時よっては仮押さえ料金を徴収する設定としても良い。
【0116】
次に、購買された商品が消化された場合(本実施形態においては、航空チケットが使用された場合等)について図10を参照して説明する。
【0117】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2からの通知または擬似pushにより商品が消化された旨を知らせる消化データを受信すると、補填データ処理を行う。具体的には、前記補填データ処理手段22Kを用いて、前記第1の出力手段22Eから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には前記補填準備金認定手段22Fにより認定された補填準備金を補填準備金格納手段22Gに積み立てるためのデータ処理を行うとともに、前記第2の出力手段22Jから出力された約定可能信号に起因して約定が成立した場合には負の値を示す差額を補填するために前記補填準備金格納手段22Gから補填準備金を引き出すためのデータ処理を行う。
【0118】
次に、商品購買後の商品についてキャンセルされた場合について図10を参照して説明する。
【0119】
サーバ装置SRVは、購買者側端末装置P2から送信された仮押さえキャンセルデータを受信すると、補填準備金の一時金として確保しておいた補填確保をキャンセルするデータ処理を補填準備金格納手段に対して行う。
【0120】
以上のシステムにおいては、再び検索条件等を入力する手間を省いた上で、常に最新の検索結果に基づく商品又は役務を購買者に対して即時に提示することが可能となる。また、最初の検索時には購買希望商品又は役務を提示できなかった場合でも、後に例えば、補填可能範囲が変動するなどして検索条件に適合した商品又は役務を入手した場合には購買希望者にその商品又は役務を提示し販売促進を図ることができる。
【0121】
加えて、検索条件に適合した商品を、通信可能に接続された販売者側端末装置P2に設けた商品DB3Bの中から検索することで、よりリアルタイムな商品在庫状況を把握することが可能となるとともに、多くの商品の中から希望商品を検索することができ、更に販売の機会を増大することができる。
【0122】
更に、例えば、出張などに必要とされる商品または役務を検索する際には、目的地に行くまでの航空券と、その目的地での宿泊施設など、一定の目的を達成するために、どの商品も欠けては目的が達成しないような場合には、複数の商品または役務を検索対象とすることで、必要とされる複数の商品または役務を全てを検索することができ、目的達成のための商品または役務を全て揃えることができる。
【0123】
なお、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、販売希望価格及び購買希望価格として、所定幅をもたせた価格を受け付けるようにしてもよい。しかしてこの場合であれば、差額算出手段22Dを用いて、これら販売希望データと購買希望データとを比較し、少なくともその購買希望価格の最低額と提供希望価格の最高額との差額を算出し、その差額に基づいて約定が可能か否かを判断するようにしておけばよい。
【0124】
また、本実施の形態においては一つの市場間において補填の限度額を管理していたが、複数の市場にまたがって補填限度額の管理を行っても良い。更に、オークション形式の市場に適用することも考えられる。また、本実施形態においては、サーバ装置SRVと販売者側端末装置P2との管理主体を分けて構成していたが、双方を同一主体として自社の各支店の在庫状況を管理するような販売支援システムとして利用しても良い。
【0125】
加えて、例えば、本実施の形態においては、スケジュールデータを自動的に検出できる構成としているが、例えば会議等の予定が入った場合に、購買者Yが、自己の購買者側端末装置P1からサーバ装置SRVにログインし、スケジュールデータを送信するように構成しても良い。また、本実施の形態においてはスケジュールデータを自由な文章によって入力できるようにしているが、目的地や出発地などを予め定めた選択肢の中から選択させるようにしてスケジュールデータを入力できるように構成しても良い。また、購買条件抽出装置SRV1や販売支援装置SRV2、商品検索装置SRV3の持つ機能を、購買者側端末装置P1や、販売者側端末装置P2に持たせる構成としても良いし、また、単独の構成としても良いのはもちろんである。
【0126】
更に、例えば、キャンセルデータ受付手段を設け、以前購買が決定していた商品についてキャンセルされた場合には、その代替商品を検索し、キャンセルした購買者に提示する構成とすることも考えられる。これにより、キャンセルされた商品の代替商品を販売する機会を得ることができるだけでなく、キャンセルした商品の情報を基に、購買者にとって魅力あり必要とされる商品提示を行うことが可能となる。例えば、旅行先でのレンタカーがキャンセルされた場合に、そのあいた時間に開催されるオプションツアーを検索して提示することが考えられる。
【0127】
また、本実施の形態においては、仮押さえデータを受け付けた時点で検索を終了したが、最終的な購買決定データを受け付けた時点や、1ヶ月などの一定期間を経過した時点で検索を終了しても良い。
【0128】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、再び検索条件等を入力する手間を省いた上で、常に最新の検索結果に基づく商品又は役務を購買者に対して即時に提示することが可能となる。また、最初の検索時には購買希望商品又は役務を提示できなかった場合にも、後の検索結果に応じて適合した商品又は役務を入手した場合には購買希望者にその商品又は役務を提示し販売促進を図ることができる。
【0129】
また、購買者の購買意思決定に関する購買意思データを受け付けるまで繰り返して検索することで、より販売機会を逃すことのない構成とすることができる。
【0130】
更に、キャンセルされた商品又は役務に関するデータを含んだキャンセルデータ受付手段を備え、前記キャンセルデータの内容に対応する商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索してその検索結果を出力することにより、キャンセルされた商品の代替商品を販売する機会を得ることができるだけでなく、キャンセルした商品の情報を基に、購買者にとって魅力あり必要とされる商品提示を行うことが可能となる。
【0131】
加えて、検索条件に適合した商品又は役務を、通信可能に接続された販売者側端末装置に設けた商品又は役務データベースの中から検索することで、よりリアルタイムな商品又は役務在庫状況を把握することが可能となるとともに、多くの商品又は役務の中から希望商品等を検索することができ、更に商品又は役務販売の機会を増大することができる。
【0132】
更に、例えば、出張などに必要とされる商品または役務を検索する際には、目的地に行くまでの航空券と、その目的地での宿泊施設など、一定の目的を達成するために、どの商品も欠けては目的が達成しないような場合には、複数の商品または役務を検索対象とすることで、必要とされる複数の商品または役務を全てを検索することができ、目的達成のための商品または役務を全て揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の機能ブロック図
【図2】本願発明の機能ブロック図
【図3】本願発明の機能ブロック図
【図4】本願発明の機能ブロック図
【図5】本実施の形態における全体構成図。
【図6】同実施形態における装置システム構成図。
【図7】同実施形態における取引支援設備を示す機能ブロック図。
【図8】同実施形態における購買希望条件抽出装置のデータ格納手段におけるメモリマップ。
【図9】同実施形態における取引支援設備の動作フローチャート。
【図10】同実施形態における取引支援設備の動作フローチャート。
【図11】同実施形態におけるスケジュールデータ入力画面図。
【図12】同実施形態における購買希望条件抽出装置の動作フローチャート。
【図13】同実施形態における購買希望条件抽出装置の動作フローチャート。
【図14】同実施形態における回答データ入力画面図。
【図15】同実施形態における商品検索例
【図16】同実施形態における販売支援装置の動作フローチャート。
【図17】同実施形態における商品検索装置の動作フローチャート。
【図18】同実施形態における商品検索例
【図19】同実施形態における購買希望商品に関する選択画面図。
【図20】同実施形態における取引支援装置の動作フローチャート。
【図21】同実施形態における取引支援装置の動作フローチャート。
【図22】同実施形態における取引支援装置の動作フローチャート。
【符号の説明】
SRV3・・・商品又は役務検索装置(商品検索装置)
23A・・・検索条件データ受付手段
23B・・・購買意思データ受付手段
23C・・・商品又は役務検索手段(商品検索手段)
23D・・・検索結果出力手段
Claims (10)
- 購買者の購買希望商品又は購買希望役務を検索するための商品又は役務検索装置であって、
前記購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段とを具備することを特徴とする商品又は役務検索装置。 - 購買者の購買希望商品又は購買希望役務を検索するための商品又は役務検索装置であって、
前記購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記購買者の購買意思決定に関するデータを受け付ける購買意思データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、前記購買意思データを受け付けるまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段とを具備することを特徴とする商品又は役務検索装置。 - 購買者の購買希望商品又は購買希望役務を検索するための商品又は役務検索装置であって、
キャンセルされた商品又は役務に関するデータを含んだキャンセルデータ受付手段と、
前記キャンセルデータの内容に対応する商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段とを具備することを特徴とする商品又は役務検索装置。 - 購買者の購買希望商品又は購買希望役務を検索するための商品又は役務検索装置であって、
前記購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、通信可能に接続された販売者側端末装置に設けた商品又は役務データベースの中から所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段とを具備することを特徴とする商品又は役務検索装置。 - 購買者の購買希望商品又は購買希望役務を検索するための商品又は役務検索装置であって、
複数の購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した複数の商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段とを具備することを特徴とする商品又は役務検索装置。 - コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段として機能させるための商品又は役務検索プログラム。 - コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記購買者の購買意思決定に関するデータを受け付ける購買意思データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、前記購買意思データを受け付けるまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段として機能させるための商品又は役務検索プログラム。 - コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、キャンセルされた商品又は役務に関するデータを含んだキャンセルデータ受付手段と、
前記キャンセルデータの内容に対応する商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段として機能させるための商品又は役務検索プログラム。 - コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した商品又は役務を、通信可能に接続された販売者側端末装置に設けた商品又は役務データベースの中から所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段として機能させるための商品又は役務検索プログラム。 - コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、複数の購買希望商品又は購買希望役務の検索条件に関するデータを含んだ検索条件データを受け付ける検索条件データ受付手段と、
前記検索条件データの検索条件に適合した複数の商品又は役務を、所定条件を満たすまで繰り返して検索する商品又は役務検索手段と、
前記商品又は役務検索手段を用いて検索した検索結果を出力する検索結果出力手段として機能させるための商品又は役務検索プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002289279A JP2004126892A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | 商品又は役務検索装置、商品又は役務検索プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002289279A JP2004126892A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | 商品又は役務検索装置、商品又は役務検索プログラム |
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ID=32281502
Family Applications (1)
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JP2002289279A Pending JP2004126892A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | 商品又は役務検索装置、商品又は役務検索プログラム |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016038814A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社リコー | 情報処理システム、サーバ装置及び情報処理方法 |
JP2021043511A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 株式会社MaaS Tech Japan | プログラム及び情報処理装置 |
-
2002
- 2002-10-01 JP JP2002289279A patent/JP2004126892A/ja active Pending
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JP2016038814A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社リコー | 情報処理システム、サーバ装置及び情報処理方法 |
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