JP2004126805A - 電子名刺提供方法とこれに利用可能な電子名刺提供装置 - Google Patents

電子名刺提供方法とこれに利用可能な電子名刺提供装置 Download PDF

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浮川 和宣
Akira Yamada
山田 亮
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Abstract

【課題】携帯端末などに格納する名刺データは、ハードウェアやソフトウェアの互換性に問題がある上、紙の名刺との使い分けが却って面倒だった。
【解決手段】電子名刺提供サーバ14において、発行部22はユーザに電子名刺、名刺ID、認証IDを発行し、これを電子名刺格納部30が保持する。認証部28がユーザを認証すると、そのユーザの名刺IDに対応する電子名刺を抽出処理部32が電子名刺格納部30から抽出し、これを通し番号とともにプリンタへ送信する。プリンタは通し番号付きの名刺を印刷する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子名刺提供方法および電子名刺提供装置に関する。この発明は特に、電子名刺として登録する情報をユーザから取得してネットワーク上で閲覧可能に公開する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、名刺交換はビジネス上の習慣として不可欠とされているが、受け取った名刺の管理は煩雑である。この名刺管理を支援するために、名刺の内容をコンピュータに入力して電子的に管理する方法が考えられる(例えば、特許文献1参照)。また、スキャナを用いて情報を電子化する方法も考えられるが、データを逐一入力しなければならない煩雑さの面ではスキャナを使用しない場合と大差はない。一方、名刺に掲載すべきデータはPDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話などの携帯端末で扱うこともできる。この場合、名刺データは、相手端末の至近距離から赤外線通信や無線通信を利用してデータ交換することも可能である。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−243413号公報 (第9−14頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯端末での名刺交換は、ハードウェアやソフトウェアの互換性などに制約を受け、従来型の紙媒体による名刺を置き換える技術として普及するには至っていない。電子媒体と紙媒体の使い分けは、管理上混乱を生じさせる場合も考えられる。したがって、従来の名刺も併用でき、しかもデータ管理が容易となる技術に対して潜在的な需要があると考えられた。
【0005】
本発明者は以上の認識に基づき本発明をなしたもので、その目的は、ネットワーク上に登録する電子名刺と紙に印刷した名刺とを融合させ、情報を効率よく交換および管理する技術の提供にある。別の目的は、名刺の配布を通じて個別対応型の情報提供を実現する点にある。さらに別の目的は、機動性の高い名刺を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、電子名刺提供方法に関する。この方法は、現実世界における名刺を電子化した仮想世界における電子名刺を提供するサービスの認証に用いられる認証IDをユーザに設定する工程と、その電子名刺を作成するために電子化すべき名刺の内容をその本人であるユーザから取得する工程と、電子名刺を特定するために用いるユーザ固有の識別情報であって現実世界の名刺において氏名とともに掲載すべき名刺IDを本人であるユーザに発行する工程と、電子名刺、名刺ID、および認証IDを対応づけて記憶装置へ格納する工程と、電子名刺の印刷を希望するユーザから認証IDおよび印刷対象の名刺IDを取得する工程と、取得した認証IDおよび名刺IDに基づいてそのユーザを認証する工程と、ユーザから印刷希望枚数および希望プリンタの指定を取得する工程と、印刷対象の名刺IDに対応する電子名刺を記憶装置から抽出する工程と、抽出した電子名刺の印刷履歴を参照して過去の印刷枚数に基づく通し番号を設定する工程と、抽出した電子名刺に通し番号を付した印刷レイアウトを生成する工程と、印刷レイアウトを希望プリンタから印刷する工程と、希望枚数に達するまで印刷のたびに通し番号をインクリメントする工程と、印刷した枚数を印刷履歴に記録する工程と、を有する。
【0007】
「現実世界における名刺」は、個人の氏名や身分を記載したカードであって、ビジネスにおいて特に初対面の相手と交換するものである。この名刺に記載する氏名などの情報を電子化したものが「仮想世界における電子名刺」であり、インターネット経由でサーバからダウンロードして画面に表示するだけでなく、これをユーザが印刷すれば現実世界の名刺として利用できる。「名刺ID」は、電子名刺の発行を受けたユーザに固有の情報であり、本人または他者はこの名刺IDを指定することによって所望の電子名刺をダウンロードする。この名刺IDは仮想世界において利用されるばかりでなく、現実世界においても名刺上に掲載して利用される。すなわち、名刺IDが掲載された名刺を受け取った相手は、電子名刺が管理されたサーバへアクセスしてその名刺IDをもとに名刺の電子データを取得できる。
【0008】
一方、電子名刺を有する本人または電子名刺の管理者は、認証IDを用いてサーバへログインし、複数のプリンタの中から印刷先として希望するプリンタを選択する。例えば、外出中に名刺の手持ちを切らしたユーザが携帯端末からサーバへログインし、現在位置から最も近いプリンタを指定して希望枚数分印刷してもよい。プリンタは、例えば提携するコンビニエンスストアなどの店頭に設置される。印刷した枚数は履歴として管理され、そのデータは例えばユーザが所属する会社の管理者によって閲覧可能とされる。また、本人は名刺に印刷された通し番号をもとに、配布枚数を把握できる。認証IDは、パスワードと同様に秘匿扱いされるべき情報であってもよい。希望プリンタの指定は必ずしも明示的なものでなくてよい。例えば明示的な指定がないときには特定のプリンタが選択されるよう設定されていてもよい。
【0009】
このように、通常の名刺と違い、ネットワーク上の電子名刺を印刷することによって紙の名刺を生成するので任意の時間と場所において自己の名刺を印刷できる。電子名刺の管理においては印刷枚数が正確に把握される。この重複のない通し番号付きの名刺を受け取った相手に対しては、その電子名刺の閲覧時に通し番号の入力を要求してもよい。その入力をもとに通し番号に応じた個別の情報を配信してもよい。これにより、名刺の活用の幅が広がるだけでなく、その利用効果を明確にすることができる。
【0010】
本発明の別の態様は、電子名刺提供装置に関する。この装置は、現実世界における名刺を電子化した仮想世界における電子名刺と、その電子名刺を提供するサービスの認証に用いられる認証IDと、電子名刺を特定するために用いるユーザ固有の識別情報であって現実世界の名刺において氏名とともに掲載すべき名刺IDとをユーザに発行する発行部と、電子名刺、名刺ID、および認証IDを互いに関連づけて保持する電子名刺格納部と、電子名刺の印刷を希望するユーザから認証IDおよび印刷対象の名刺IDを取得してそのユーザを認証する認証部と、印刷対象の名刺IDに対応する電子名刺を電子名刺格納部から抽出する抽出処理部と、ユーザが指定する希望枚数の電子名刺を印刷する出力処理部と、印刷の履歴を取得する履歴管理部と、を有する。抽出処理部は、印刷の履歴を参照して過去の印刷枚数に基づく通し番号を設定してもよい。出力処理部は、電子名刺に通し番号を付して印刷レイアウトを生成するとともに、希望枚数に達するまでの間、印刷のたびに通し番号をインクリメントしてもよい。
【0011】
本装置は、複数のユーザの電子名刺をネットワーク上に保持し、ユーザ端末からの閲覧要求または印刷要求に応じて電子名刺のデータを返送するサーバとして主に実現されてもよい。電子名刺格納部は記憶装置として実現されてもよく、出力処理部はプリンタとして実現されてもよい。
【0012】
この態様においても、認証を受けたユーザは任意の時間と場所において自己の名刺を印刷でき、その印刷枚数も管理される。そうした名刺データの管理がサーバ上で一括して行われるので、企業にとっては部署単位または会社単位でアウトソーシング的に利用することもできる。
【0013】
本装置は他の形態として、ネットワーク上に設置されたサーバ、ユーザ端末、またはプリンタのいずれかを指す場合と、ネットワークを介して接続されたサーバ、ユーザ端末、およびプリンタからなるシステムを指す場合の双方を含み、発行部、認証部、抽出処理部、出力処理部、および履歴管理部の各機能ブロックは、サーバ側、ユーザ端末側、プリンタ側のいずれに設けられてもよい。サーバ、ユーザ端末、およびプリンタのそれぞれに設けられてもよいし、その場合の各機能ブロックはそれぞれ同じ名称でもよい。これら各機能は、それぞれプログラムモジュールのかたちで提供され、サーバ、ユーザ端末、プリンタのいずれかまたはそれぞれにて実行されてもよいし、実行にあたりサーバからユーザ端末またはプリンタへダウンロードされてもよい。
【0014】
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施形態における現実世界の名刺レイアウト例を示す。図示する通り、名刺100の紙面には氏名、住所、電話番号の下方に、名刺ID102と閲覧サイトURL104を掲載する。これにより、名刺交換をした相手に自己の電子名刺の識別情報とこれを閲覧できるサイトを伝える。ただし、この名刺100に掲載された名刺ID102は見掛け上の識別情報であって、実際には「T−Tokushima.Sunsystem」という名刺IDと「0225」という通し番号が結合されている。通し番号は過去の名刺印刷枚数に応じて設定される。
【0016】
名刺を渡した相手はこれらが一体となった「T−Tokushima.Sunsystem.0225」が一つの名刺IDであると認識すればよく、閲覧サイトURL104をもとにそのサイトへアクセスし、名刺ID102を入力すると実際の名刺IDと通し番号を一括して入力したことになる。こうして閲覧者から通し番号の入力を取得できるので、あらかじめ通し番号に応じて異なる開示パターンを設定しておけば、電子名刺を通じて個別配信型の情報公開をすることができる。また、通し番号に応じて特典を発行することもできる。さらに、印刷枚数と閲覧者のアクセス数に基づいて、名刺の配布に対する反応を示す閲覧率を算出できるので、名刺配布の効果が明確になる。
【0017】
図2は、実施の形態に係る電子名刺提供システムの構成を示す。電子名刺提供システム10は、ネットワーク16を介して接続される複数のユーザ端末12、複数のプリンタ18、および電子名刺提供サーバ14により構成される。電子名刺提供サーバ14は、ウェブサーバを含む構成であってもよいし、ユーザ端末12は、パーソナルコンピュータと、これにインストールされたクライアントソフトウェアを含む構成であってもよい。プリンタ18は、ネットワーク機能と印刷機能を併せ持つ端末であってもよい。
【0018】
電子名刺提供サーバ14、ユーザ端末12、プリンタ18のそれぞれは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子で実現でき、ソフトウェア的にはデータ送受信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、以下説明する図3および図4ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できる。
【0019】
図3は、実施の形態に係る電子名刺提供サーバの基本構成を示す機能ブロック図である。電子名刺提供サーバ14は、通信部20と、電子名刺、名刺ID、および認証IDを発行する発行部22と、電子名刺のデータを名刺IDおよび認証IDと対応づけて保持する電子名刺格納部30と、ユーザを認証する認証部28と、電子名刺格納部30から印刷対象の電子名刺を抽出する抽出処理部32と、を有する。電子名刺提供サーバ14は、ユーザの指示に基づいて電子名刺の内容の開示範囲に関するパターンを設定する開示設定部38と、複数の開示パターン、名刺ID、および通し番号の対応を保持するパターン格納部40と、電子名刺の出力履歴を管理する履歴管理部42と、閲覧者の端末に電子名刺を表示させる表示処理部52と、閲覧者への特典を設定する特典設定部48と、その特典発行を処理する特典処理部50と、をさらに有する。各部は、通信部20を介してネットワーク16上のユーザ端末12およびプリンタ18との間でデータを送受信する。通信部20は、データ送受信機能のほか、ルータ機能やサーバ機能を有してもよい。
【0020】
発行部22は、電子名刺の発行を受ける本人であるユーザまたは電子名刺の管理者から現実世界における名刺に掲載されている氏名、会社名、役職、住所、電話番号などの情報を取得する名刺設定部24と、電子名刺のサービスを利用するときの認証に用いる認証IDと識別情報となる名刺IDをユーザに対して発行するID設定部26を含む。発行部22が取得および発行した電子名刺の内容、名刺ID、および認証IDは電子名刺格納部30へ格納される。認証部28は、ユーザから認証IDと印刷対象の名刺IDを取得して認証する。
【0021】
抽出処理部32は、印刷の履歴を参照して過去の印刷枚数に基づく通し番号を設定する番号設定部34と、ユーザの指定に基づいて出力先であるプリンタを特定する出力先設定部36とを含む。履歴管理部42は、印刷の履歴をプリンタ18から取得してこれを保持する履歴保持部44と、名刺IDが掲載された名刺の配布数に対する反応の割合を示す閲覧率を算出する統計処理部46とを含む。統計処理部46は、電子名刺の閲覧履歴を表示処理部52から取得してこれを記録するとともに、電子名刺を印刷した枚数および閲覧の回数に基づいて閲覧率を算出する。
【0022】
開示設定部38は、電子名刺の内容の開示範囲に関して複数の開示パターンを設定し、ユーザの指示に基づいて通し番号と開示パターンの対応を設定し、パターン格納部40に格納する。表示処理部52は、電子名刺の閲覧者から閲覧対象として名刺IDおよび通し番号の指定を取得し、その名刺IDに対応する電子名刺を電子名刺格納部30から抽出する対象特定部54と、抽出された電子名刺を閲覧者のユーザ端末12へ送信してその画面に表示させる名刺送信部56とを含む。名刺送信部56はさらに、閲覧者により指定された通し番号に対応する開示パターンをパターン格納部40から抽出してその開示パターンに基づいて電子名刺の開示内容をユーザ端末12へ送信する。
【0023】
特典設定部48は、閲覧者に対する特典発行の有無をユーザの入力に基づいて通し番号との関係であらかじめ設定する。このとき、アットランダムに当選番号を設定してもよいし、設定者の意図に基づいて任意の通し番号を当選番号に設定してもよい。設定者は電子名刺の本人であってもよいし、電子名刺の管理者であってもよい。特典の内容は通し番号ごとに異なってもよく、特典に関する個別の説明を設定しておいてもよい。特典処理部50は、閲覧者によって指定された通し番号に基づいて特典を発行すべきか否かを判断し、その結果を閲覧者のユーザ端末12へ通知する。
【0024】
図4は、実施の形態に係るプリンタの構成を示す機能ブロック図である。プリンタ18は、電子名刺を印刷する出力処理部62と、電子名刺提供サーバ14からネットワーク16を介して電子名刺のデータを受信する通信部60とを有する。出力処理部62は、通信部60を介して電子名刺のデータ、通し番号の設定、希望印刷枚数に関するデータを受け取る。これらのデータに基づき、電子名刺に通し番号を付して印刷レイアウトを生成する。このとき、通し番号を名刺IDに結合させて見掛け上は一つの名刺IDとなるような体裁で印刷レイアウトを生成する。
【0025】
出力処理部62は、希望枚数に達するまでの間、印刷のたびに通し番号をインクリメントするカウンタ部64と、ユーザが指定する希望枚数の電子名刺を印刷する印刷部66とを含む。カウンタ部64は、印刷終了後に印刷枚数または最後の通し番号を電子名刺提供サーバ14の履歴管理部42へ送信して印刷履歴に記録させる。
【0026】
図5は、実施の形態に係る電子名刺提供システムにおける処理の過程を示すフローチャートである。ユーザは認証IDと名刺IDを入力して認証を受けた後(S10)、名刺の印刷を希望する枚数および出力希望プリンタの指定を入力する(S12)。ユーザの名刺IDに対応する電子名刺を抽出し(S14)、その電子名刺の印刷履歴に基づいて通し番号を設定し(S16)、電子名刺および通し番号をプリンタ18へ送信する(S18)。
【0027】
出力処理部62は、受信した電子名刺および通し番号に基づいて印刷レイアウトを生成し(S20)、その印刷レイアウトにて印刷する(S22)。名刺を1枚印刷するごとに通し番号をインクリメントし(S24)、その通し番号が希望枚数に達するまでS20〜S24の処理を繰り返す(S26N)。希望枚数の印刷が終わった後(S26Y)、印刷枚数が印刷履歴に記録される(S28)。
【0028】
次に、いくつかの画面例に沿って、本人以外の閲覧者が電子名刺を閲覧する場合を説明する。図6は、実施の形態に係る電子名刺サーバによる認証を受けるためのログイン画面を示す。閲覧者はURL入力欄112へ閲覧サイトのURL、例えば「http://www.e−meisi.com」を入力してログイン画面110を開く。この画面において閲覧者は認証ID欄114へ認証IDを入力してログインボタン118をクリックする。認証されれば閲覧画面に切り替わる。
【0029】
一方、自己の認証IDを保有していない閲覧者は、ID発行ボタン120をクリックして認証IDの発行を受ける。クリックをすると発行画面に切り替わる。
【0030】
図7は、閲覧者が閲覧対象となる名刺IDを入力する画面を示す。閲覧画面140において閲覧者が入力欄142に閲覧対象となる名刺IDを入力して送信ボタン144をクリックすると、その名刺IDに対応する電子名刺が表示される画面に切り替わる。ここで入力欄142に入力される情報は見掛け上の名刺IDであり、実際には名刺IDと通し番号の結合が入力されることとなる。
【0031】
図8は、電子名刺および付加情報を表示する画面を示す。電子名刺画面150において電子名刺152が表示される。電子名刺152は図1に示す現実世界における名刺と同様の内容をもつ。電子名刺152は、入力された通し番号に応じて異なるパターンで表示される。表示されるべき内容はあらかじめ通し番号との対応で設定されている。この内容は電子名刺の持ち主による簡易なホームページとして活用できるとともに、相手に応じて個別に内容を変えられるので、メッセージ機能としても利用できる。また、自動車販売のように個人消費者向けの営業においても便利である。
【0032】
閲覧者がダウンロードボタン156をクリックすると、電子名刺のデータが所望の形式でダウンロードできる。データ形式は、ユーザ端末12において稼働する住所録ソフトウェア、名刺管理ソフトウェア、宛名書きソフトウェアなどに対応した形式でもよい。
【0033】
図9は、閲覧者が入力した通し番号が特典発行の当選番号であった場合の画面例を示す。この電子名刺画面150のように、当選の通知を内容とする付加情報を電子名刺の内容に含めておき、開示パターンを変えることによって結果を通知する。特典付きの名刺は、通常の名刺よりも付加価値が高く、その本人への関心を高められる。
【0034】
図10は、電子名刺に含まれる情報が格納されたテーブルを示す。電子名刺テーブル170は、電子名刺の名刺IDが格納される名刺ID欄172と、本人の氏名が格納される氏名欄174と、所属会社名が格納される会社名欄176と、所属部署が格納される所属欄178などの項目が含まれる。その他、住所、電話番号、ファックス番号、電子メールアドレス、会社ウェブページアドレス、顔画像、パスワードなどの項目が含まれてもよい。この電子名刺テーブル170は、図3の電子名刺格納部30が保持する。
【0035】
図11は、開示パターン、通し番号、および特典の有無が対応づけられたテーブルを示す。識別テーブル180は、ユーザ本人の名刺IDが格納される本人名刺ID欄182と、設定した開示パターンを示す情報が格納されるパターン欄184と、開示パターンに対応する通し番号が格納される番号欄186と、特典発行の有無が格納される特典欄188が含まれる。本図によると、通し番号0205を入力した閲覧者に特典が発行されるとともに、この閲覧者には001という開示パターンにて表示される。この認識テーブル180は、図3のパターン格納部40または特典設定部48が保持する。
【0036】
次に、外出中に手持ちの名刺を切らしたユーザが携帯端末から印刷の指示を出す手順を説明する。図12は、ユーザが名刺の印刷を指示するための画面例を示す。本図は携帯電話の画面であり、ユーザは名刺ID欄162に自己の名刺IDを入力し、認証ID欄164に自己の認証IDを入力する。名刺の希望印刷枚数を枚数欄166に入力し、出力先として希望プリンタの番号を番号欄168に入力して印刷ボタン169をクリックすると、ユーザ認証後に、希望プリンタへ電子名刺のデータ等が送信される。
【0037】
図13は、印刷履歴、閲覧回数、閲覧率を示す情報が格納されたテーブルを示す。本人名刺ID欄192にはユーザの名刺IDが格納され、枚数欄194にはそれまでの印刷枚数が格納され、回数欄196にはそれまでの閲覧回数が格納されている。閲覧率欄198には、印刷枚数に対する閲覧回数の割合が格納される。このテーブル190は、図3の履歴管理部42が保持する。
【0038】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を挙げる。
【0039】
実施の形態においては、電子名刺提供サーバ14が閲覧者の認証IDをログイン時の認証にて取得する構成としたが、取得タイミングは必ずしもログイン時でなくてもよい。例えば、閲覧対象の名刺IDを指定するタイミングで自己の認証IDを入力する形式でもよいし、自己の認証IDをユーザ端末12から電子名刺提供サーバ14へ自動送信する形式でもよい。携帯電話の発信者番号を認証IDとして利用してもよい。
【0040】
実施の形態においては、図1に示すように通し番号を名刺IDと結合させていたが、変形例においてはこれを見掛け上も別の情報として扱ってもよい。その場合、図7では名刺IDの入力欄以外に通し番号の入力欄も設けて閲覧者に入力させてもよい。
【0041】
実施の形態においては、出力処理部62は電子名刺提供サーバ14とは別構成であるプリンタ18の内部に設けた。変形例では、出力処理部62を電子名刺提供サーバ14の内部に設けてもよいし、ユーザ端末12に直結してもよい。電子名刺提供サーバ14の内部に設ける場合、本発明の装置をネットワーク型ではなくスタンドアロン型に構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、電子名刺との融合により名刺の活用の幅を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における現実世界の名刺レイアウト例を示す図である。
【図2】電子名刺提供システムの構成を示す図である。
【図3】実施の形態に係る電子名刺提供サーバの基本構成を示す機能ブロック図である。
【図4】実施の形態に係るプリンタの構成を示す機能ブロック図である。
【図5】実施の形態に係る電子名刺提供システムにおける処理の過程を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態に係る電子名刺サーバによる認証を受けるためのログイン画面を示す図である。
【図7】閲覧者が閲覧対象となる名刺IDを入力する画面を示す図である。
【図8】電子名刺および付加情報を表示する画面を示す図である。
【図9】閲覧者が入力した通し番号が特典発行の当選番号であった場合の画面例を示す図である。
【図10】電子名刺に含まれる情報が格納されたテーブルを示す図である。
【図11】開示パターン、通し番号、および特典の有無が対応づけられたテーブルを示す図である。
【図12】ユーザが名刺の印刷を指示するための画面例を示す図である。
【図13】印刷履歴、閲覧回数、閲覧率を示す情報が格納されたテーブルを示す図である。
【符号の説明】
10 電子名刺提供システム、 12 ユーザ端末、 14 電子名刺提供サーバ、 18 プリンタ、 22 発行部、 28 認証部、 30 電子名刺格納部、 32 抽出処理部、 38 開示設定部、 42 履歴管理部、 48 特典設定部、 50 特典処理部、 52 表示処理部、 62 出力処理部、 100 名刺、 102 名刺ID、 104 閲覧サイトURL、 152 電子名刺。

Claims (6)

  1. 現実世界における名刺を電子化した仮想世界における電子名刺を提供するサービスの認証に用いられる認証IDをユーザに設定する工程と、
    前記電子名刺を作成するために前記電子化すべき名刺の内容をその本人であるユーザから取得する工程と、
    前記電子名刺を特定するために用いるユーザ固有の識別情報であって前記現実世界の名刺において氏名とともに掲載すべき名刺IDを前記本人であるユーザに発行する工程と、
    前記電子名刺、名刺ID、および認証IDを対応づけて記憶装置へ格納する工程と、
    前記電子名刺の印刷を希望するユーザから認証IDおよび印刷対象の名刺IDを取得する工程と、
    前記取得した認証IDおよび名刺IDに基づいてそのユーザを認証する工程と、
    前記ユーザから印刷希望枚数および希望プリンタの指定を取得する工程と、
    前記印刷対象の名刺IDに対応する電子名刺を前記記憶装置から抽出する工程と、
    前記抽出した電子名刺の印刷履歴を参照して過去の印刷枚数に基づく通し番号を設定する工程と、
    前記抽出した電子名刺に前記通し番号を付した印刷レイアウトを生成する工程と、
    前記印刷レイアウトを前記希望プリンタから印刷する工程と、
    前記希望枚数に達するまで印刷のたびに前記通し番号をインクリメントする工程と、
    前記印刷した枚数を前記印刷履歴に記録する工程と、
    を有することを特徴とする電子名刺提供方法。
  2. 現実世界における名刺を電子化した仮想世界における電子名刺と、その電子名刺を提供するサービスの認証に用いられる認証IDと、前記電子名刺を特定するために用いるユーザ固有の識別情報であって前記現実世界の名刺において氏名とともに掲載すべき名刺IDとをユーザに発行する発行部と、
    前記電子名刺、名刺ID、および認証IDを互いに関連づけて保持する電子名刺格納部と、
    前記電子名刺の印刷を希望するユーザから認証IDおよび印刷対象の名刺IDを取得してそのユーザを認証する認証部と、
    前記印刷対象の名刺IDに対応する電子名刺を前記電子名刺格納部から抽出する抽出処理部と、
    前記ユーザが指定する希望枚数の電子名刺を印刷する出力処理部と、
    前記印刷の履歴を取得する履歴管理部と、を有し、
    前記抽出処理部は、前記印刷の履歴を参照して過去の印刷枚数に基づく通し番号を設定し、
    前記出力処理部は、前記電子名刺に前記通し番号を付して印刷レイアウトを生成するとともに、前記希望枚数に達するまでの間、印刷のたびに前記通し番号をインクリメントすることを特徴とする電子名刺提供装置。
  3. 電子名刺の閲覧者から閲覧対象として前記名刺IDの指定を取得し、その指定された名刺IDに対応する電子名刺を前記閲覧者の画面に表示させる表示処理部をさらに有し、
    前記履歴管理部は、前記電子名刺の閲覧履歴を記録するとともに、前記電子名刺を印刷した枚数および前記閲覧の回数に基づき、名刺IDが掲載された名刺の配布数に対する反応の割合を示す閲覧率を算出することを特徴とする請求項2に記載の電子名刺提供装置。
  4. 前記ユーザの指示に基づいて、前記電子名刺の内容の開示範囲に関して複数のパターンを設定し、前記通し番号と前記複数のパターンのいずれかを対応づけて保持する開示設定部と、
    電子名刺の閲覧者から閲覧対象として前記名刺IDおよび通し番号の指定を取得し、その指定された名刺IDに対応する電子名刺を前記指定された通し番号に対応するパターンに基づいて前記閲覧者の画面に開示する表示処理部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の電子名刺提供装置。
  5. 前記閲覧者に対する特典発行の有無をユーザの入力に基づいて前記通し番号との関係であらかじめ設定する特典設定部と、
    前記閲覧者によって指定された前記通し番号に基づいて前記特典を発行すべきか否かを判断し、その結果を前記閲覧者に通知する特典処理部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の電子名刺提供装置。
  6. 現実世界における名刺を電子化した仮想世界における電子名刺を提供するサービスの認証に用いられる認証IDをユーザに設定する工程と、
    前記電子名刺を作成するために前記電子化すべき名刺の内容をその本人であるユーザから取得する工程と、
    前記電子名刺を特定するために用いるユーザ固有の識別情報であって前記現実世界の名刺において氏名とともに掲載すべき名刺IDを前記本人であるユーザに発行する工程と、
    前記電子名刺、名刺ID、および認証IDを対応づけて記憶装置へ格納する工程と、
    前記電子名刺の印刷を希望するユーザから認証IDおよび印刷対象の名刺IDを取得する工程と、
    前記取得した認証IDおよび名刺IDに基づいてそのユーザを認証する工程と、
    前記ユーザから印刷希望枚数および希望プリンタの指定を取得する工程と、
    前記印刷対象の名刺IDに対応する電子名刺を前記記憶装置から抽出する工程と、
    前記抽出した電子名刺の印刷履歴を参照して過去の印刷枚数に基づく通し番号を設定する工程と、
    前記抽出した電子名刺に前記通し番号を付した印刷レイアウトを生成する工程と、
    前記印刷レイアウトを前記希望プリンタから印刷する工程と、
    前記希望枚数に達するまで印刷のたびに前記通し番号をインクリメントする工程と、
    前記印刷した枚数を前記印刷履歴に記録する工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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