JP2004126157A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004126157A JP2002289085A JP2002289085A JP2004126157A JP 2004126157 A JP2004126157 A JP 2004126157A JP 2002289085 A JP2002289085 A JP 2002289085A JP 2002289085 A JP2002289085 A JP 2002289085A JP 2004126157 A JP2004126157 A JP 2004126157A
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Atsuteru Oikawa
及川 敦輝
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Abstract

【課題】外排紙ユニットを開いた状態で、後処理手段を閉めても、外排紙ユニットや後処理手段が破損することなく、且つ後処理装置がラッチされることが無い画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像を転写材Pに転写する転写手段と、トナー像を定着する定着手段80と、転写材Pの排出方向に設けられ定着手段80を開閉自在に覆う開閉扉82と、定着手段80と該開閉扉82を略水平方向に移動自在に保持すると共に排出方向に引き出し自在に装着する保持部材と、排出方向に引き離し自在に装着され、転写材Pを処理する後処理手段100とを備え、後処理手段100を引き離し、保持部材を介して定着手段80及び開閉扉82を引き出し、且つ開閉扉82を開けている状態で、後処理手段100を排出方向と反対方向に移動しても、後処理手段100が開閉扉82と接触しない構造であることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式などによって転写材に対し画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、特に転写材を処理する後処理手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式の複数色又はフルカラーの画像形成装置として、各色毎に応じて感光ドラムを1列に複数配置し、各感光ドラム上に形成された各色のトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成する、いわゆるインライン型の画像形成装置が実用化されている。
【0003】
図7は、従来の電子写真方式でインライン型の中間転写体を有するフルカラー画像形成装置(図ではフルカラー複写機)およびその後処理手段の一例を示す概略構成図である。
【0004】
この画像形成装置1は、プリンタ部1Pとリーダー部1Rとから構成される。そして、プリンタ部1Pには、画像形成部(イエロー色)dと、画像形成部(マゼンタ色)cと、画像形成部(シアン色)bと、画像形成部(ブラック色)aの4つの画像形成部(画像形成ユニット)が一定の間隔をおいて一列に配置されている。
【0005】
各画像形成部a,b,c,dには、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)11a〜11dがそれぞれ1個ずつ設置されている。各感光ドラム11a〜11dの周囲には、帯電器12a〜12d、現像装置14a〜14d、転写ブレード35a〜35d、ドラムクリーニング装置15a〜15dがそれぞれ1個ずつ設置されている。そして、帯電器12a〜12dと現像装置14a〜14d間の上方には露光装置13a〜13dがそれぞれ1個ずつ設置されている。また、各現像装置14a〜14dには、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーが収納されている。
【0006】
転写手段としての転写ブレード35a〜35dは弾性部材で構成されており、各1次転写ニップ部Ta〜Tdにて無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトという)31を介して各感光ドラム11a〜11dに当接している。
【0007】
中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、2次転写対向ローラ34、テンションローラ33間に張架されており、駆動ローラ32の駆動によって矢印方向(時計方向)に回転(移動)される。
【0008】
2次転写対向ローラ34は、中間転写ベルト31を介して2次転写ローラ36と当接して、2次転写部Teを形成している。2次転写ローラ36は、中間転写ベルト31に接離自在に設置されている。中間転写ベルト31の外側のテンションローラ33近傍には、中間転写ベルト31表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置52が設置されている。ベルトクリーニング装置52には、弾性部材からなる板状のブレード部材51が中間転写ベルト31に当接して設置されている。また、2次転写部の転写材搬送方向の下流側には、定着ローラ47と加圧ローラ46を有する定着装置40が設置されている。
【0009】
ドラムクリーニング装置15a,15b,15c,15dは、ブレード部材によって感光ドラム11a,11b,11c,11d表面にそれぞれ残った転写残トナーを除去して回収する。
【0010】
リーダー部1Rには、原稿(図示せず)の画像に光を照射して走査する走査部を有し、走査部からの走査光(原稿からの反射光)は光学レンズ系を介してCCDに入力されて電気信号に変換され、色分解等の処理を施してプリンタ部Aの各露光装置13a〜13dに入力される。
【0011】
次に、上記した画像形成装置1による画像形成動作について説明する。
【0012】
画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各画像形成部a〜dの各感光ドラム11a〜11dは、それぞれ帯電器12a〜12dによって一様に負極性に帯電される。そして、露光装置13a〜13dは、リーダー部Bから入力される原稿(図示せず)のカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(図示せず)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光で帯電された各感光ドラム11a〜11d上をそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
【0013】
そして、先ず感光ドラム11d上に形成された静電潜像に、感光ドラム11dの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置14dによりイエローのトナーを付着させて、トナー像として可視像化する。このイエローのトナー像は、感光ドラム11dと転写ブレード35d間の1次転写部Tdにて1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ブレード35dにより、回転(移動)している中間転写ベルト31上に1次転写される。イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト31は画像形成部c側に回転(移動)される。そして、画像形成部cにおいても、前記同様にして感光ドラム11cに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト31上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、1次転写部Tcにて転写される。
【0014】
以下、同様にして中間転写ベルト31上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部b,aの感光ドラム11b,11aで形成されたシアン、ブラックのトナー像を各1次転写部Tc,Tdにて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト31上に形成する。
【0015】
そして、中間転写ベルト31上のフルカラーのトナー像先端が2次転写対向ローラ10と2次転写ローラ12a〜12d間の2次転写部Teに移動されるタイミングに合わせて、給紙カセット21a,21b又は手差しカセット27から選択されて転写材搬送部24を通して給紙される転写材(用紙)Pが、レジストローラ25により2次転写部Teに搬送される。この際、2次転写ローラ36を中間転写ベルト31を介して2次転写対向ローラ34に当接させる。そして、2次転写部Teに搬送された転写材Pに、2次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転写ローラ12〜12dによりフルカラーのトナー像が一括して2次転写される。
【0016】
フルカラーのトナー像が形成された転写材Pは定着装置40に搬送されて、定着ローラ47と加圧ローラ46間の定着ニップでフルカラーのトナー像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後に排紙トレイ48a,または48b上に排出して、一連の画像形成動作を終了する。48a,48bの切り替えはフラッパー61により行う。図7のフラッパー61の位置は上排紙トレイ48aへ排紙される位置に切り替えられている。
【0017】
次に、後処理手段であるフィニッシャー(後処理装置)100をつけた場合を図8を用いて説明する。
【0018】
本後処理装置100は画像形成装置本体の排出ローラ45aから排出された転写材Pを入口ローラ101で受け取り、第一排紙ローラ102で排出を行い、処理トレイ103に仮積載させる。この部分に数枚積載された状態で、整合板104にて転写材Pは整合され、束としてそろえられる。この状態でステープラ108によりステ―プルがおこなわれ、その後束排出ベルト106が一回転して、束排出爪106aによりステープル束は排紙トレイ107に積載される。
【0019】
また、後処理装置100はスライド可能なレール110に支持されている。また、ラッチ201及びラッチ板200により画像形成装置のプリンタ部1Pに対して左右方向の位置決めを行っている。
【0020】
次に、上記の装置で転写材が2次転写ローラ36通過後から排出ローラ45bまでの、転写材詰まりの処理を行う場合を図9及び図10に示す。なお、図9及び図10は、図8の転写材詰まりの処理時の状態を示す図である。
【0021】
すなわち、転写材が2次転写ローラ36通過後から排出ローラ45b間でシート詰まりが発生した場合、まず、後処理装置100のラッチ201を解除し左側に任意の距離離間させる。定着搬送ユニット80を図9のように左側に引き出した後、取っ手62を引くことにより、外排紙ユニット82がヒンジ81を回動中心としてまわり、ストッパ84で外排紙ユニット82の回転が止められる。図10は、外排紙ユニット82が開けられた状態である。この状態で転写材Pの詰まりの処理を行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記転写材Pの詰まり処理の際、以下に示すような問題があった。
【0023】
すなわち、転写材Pの詰まりの際、図10に示すように、後処理装置100をジャム処理前の元の位置に戻そうと右側にスライドさせると、後処理装置100と外排紙ユニット82が接触し、外排紙ユニット82や後処理装置100が破損してしまうという問題があった。
【0024】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、外排紙ユニットを開いた状態で、後処理手段を閉めても、外排紙ユニットや後処理手段が破損することなく、且つ後処理装置がラッチされることが無い画像形成装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、単数又は複数の像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写されたトナー像を前記転写材上に定着する定着手段と、前記定着手段が前記転写材を排出する排出方向に設けられ前記定着手段を開閉自在に覆う開閉扉と、該定着手段と該開閉扉を略水平方向に移動自在に保持すると共に前記排出方向に引き出し自在に装着された保持部材と、前記定着手段及び前記開閉扉を含む画像形成装置本体に隣接して前記画像形成装置本体に対し前記排出方向に引き離し自在に装着され、前記排出された転写材を処理する後処理手段とを備えた画像形成装置において、前記後処理手段を前記排出方向に引き離し、前記保持部材を介して前記定着手段及び前記開閉扉を前記排出方向に引き出し、且つ前記開閉扉を開けている状態で、前記後処理手段を前記排出方向と反対方向に移動しても、前記後処理手段が前記開閉扉と接触しない構造であることを特徴とする。
【0026】
また、本発明の画像形成装置において、前記後処理手段を前記排出方向に引き離し、前記保持部材を介して前記定着手段及び前記開閉扉を前記排出方向に引き出し、且つ前記開閉扉を開けている状態で、前記後処理手段を前記排出方向と反対方向に移動しても、前記後処理手段が前記保持部材と接触することにより、前記後処理手段が前記開閉扉と接触しない構造であることを特徴とする。
【0027】
以上から本発明は、前記後処理手段を前記排出方向に引き離し、前記保持部材を介して前記定着手段及び前記開閉扉を前記排出方向に引き出し、且つ前記開閉扉を開けている状態で、前記後処理手段を排出方向と逆方向に閉じた場合に、前記後処理装置の右側面に設けられた面と、前記保持手段の左側面に設けられた面が接触することにより、前記画像形成装置及び前記後処理装置の他部分の干渉を防ぎ、且つ前記保持手段がストッパとなり、前記後処理手段の左右方向の位置決めをさせない。
【0028】
更に、本発明の画像形成装置において、前記後処理手段と前記保持部材の接触する部分が面同士である構成のものも例示できる。
【0029】
更にまた、本発明の画像形成装置において、前記後処理手段が、画像形成装置本体に抱えられる懸架構造である構成のものや、前記後処理手段が、床に自立する自立構造である構成のものも例示できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態1及び実施の形態2を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態1及び実施の形態2に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0031】
〈実施の形態1〉
図1〜図3は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置(図では電子写真方式でインライン型の中間転写体を有するフルカラー複写機)を示す概略構成図である。
【0032】
この画像形成装置は、プリンタ部1Pとリーダー部1Rとから構成される。そして、プリンタ部1Pには、イエロー色の画像を形成する画像形成部dと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部cと、シアン色の画像を形成する画像形成部bと、ブラック色の画像を形成する画像形成部aの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えており、これらの4つの画像形成部a,b,c,dは一定の間隔をおいて一列に配置されている。
【0033】
各画像形成部a,b,c,dには、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)11a,11b,11c,11dがそれぞれ1個ずつ設置されている。
【0034】
各感光ドラム11a,11b,11c,11dの周囲には、帯電器12a,12b,12c,12d、現像装置14a,14b,14c,14d、転写ブレード35a,35b,35c,35d、ドラムクリーニング装置15a,15b,15c,15dがそれぞれ1個ずつ設置されている。
【0035】
そして、帯電器12a,12b,12c,12dと現像装置14a,14b,14c,14d間の上方には露光装置13a,13b,13c,13dがそれぞれ1個ずつ設置されている。
【0036】
また、各現像装置14a,14b,14c,14dには、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーが収納されている。
【0037】
各感光ドラム11a,11b,11c,11dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(図示せず)によって矢印方向(反時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
【0038】
帯電手段としての帯電器12a,12b,12c,12dは、帯電バイアス電源(図示せず)から印加される帯電バイアスによって各感光ドラム11a,11b,11c,11d表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
【0039】
現像装置14a,14b,14c,14dは、それぞれ感光ドラム11a,11b,11c,11d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。現像装置14a,14b,14c,14dによる現像方法としては、例えばトナー粒子に対して磁性キャリアを混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬送し、各感光ドラム11a,11b,11c,11dに対して接触状態で現像する2成分接触現像法を用いることができる。
【0040】
転写手段としての転写ブレード35a,35b,35c,35dは弾性部材で構成されており、各1次転写ニップ部Ta,Tb,Tc,Tdにて無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトという)31を介して各感光ドラム11a,11b,11c,11dに当接している。
【0041】
中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、2次転写対向ローラ34、テンションローラ33間に張架されており、駆動ローラ32の駆動によって矢印方向(時計方向)に回転(移動)される。中間転写ベルト31は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。
【0042】
2次転写対向ローラ34は、中間転写ベルト31を介して2次転写ローラ36と当接して、2次転写部Teを形成している。2次転写ローラ36は、中間転写ベルト31に接離自在に設置されている。
【0043】
中間転写ベルト31の外側のテンションローラ33近傍には、中間転写ベルト31表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置52が設置されている。ベルトクリーニング装置52には、弾性部材からなる板状のブレード部材51が中間転写ベルト31に当接して設置されている。
【0044】
また、2次転写部Teの転写材搬送方向の下流側には、2次転写ローラ36、搬送部材38及び定着装置40が設置されている。定着装置40は定着ローラ47と加圧ローラ46をしている。そして、この定着装置40は、2次転写ローラ36、搬送部材38とともに定着搬送ユニット80を構成する。この定着搬送ユニット80には、外排紙ユニット82がヒンジ81を回動中心として回転(開閉)自在に取り付けられている。なお、外排紙ユニット82が回転する際、回転を所定角度で止めるストッパ84が設けられている。すなわち、外排紙ユニット82は定着手段である定着搬送ユニット80を開閉自在に覆う開閉扉ということができる。
【0045】
ドラムクリーニング装置15a,15b,15c,15dは、ブレード部材によって感光ドラム11a,11b,11c,11d表面にそれぞれ残った転写残トナーを除去して回収する。
【0046】
露光装置13a、13b、13c、13dは、リーダー部1Rからそれぞれ入力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光がレーザ出力部(図示せず)から出力され、高速回転するポリゴンミラー(図示せず)等を介して各感光ドラム11a,11b,11c,11d表面を露光することにより、各帯電器12a,12b,12c,12dで帯電された各感光ドラム11a,11b,11c,11d表面に画像情報に応じた各色の静電潜像を形成する。
【0047】
リーダー部1Rには、原稿(図示せず)の画像に光を照射して走査する走査部を有し、走査部からの走査光(原稿からの反射光)は光学レンズ系を介してCCDに入力されて電気信号に変換され、色分解等の処理を施してプリンタ部Aの各露光装置13a,13b,13c,13dに入力される。
【0048】
次に、上記した画像形成装置による画像形成動作について説明する。
【0049】
画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各画像形成部a,b,c,dの各感光ドラム11a,11b,11c,11dは、それぞれ帯電器12a,12b,12c,12dによって一様に負極性に帯電される。そして、露光装置13a,13b,13c,13dは、リーダー部Bから入力される原稿(図示せず)のカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(図示せず)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光で帯電された各感光ドラム11a,11b,11c,11d上をそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
【0050】
そして、先ず感光ドラム11d上に形成された静電潜像に、感光ドラム11dの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置14dによりイエローのトナーを付着させて、トナー像として可視像化する。
【0051】
このイエローのトナー像は、感光ドラム11dと転写ブレード35d間の1次転写部Tdにて1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ブレード35dにより、回転(移動)している中間転写ベルト31上に1次転写される。
【0052】
イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト31は画像形成部c側に回転(移動)される。そして、画像形成部cにおいても、前記同様にして感光ドラム11cに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト31上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、1次転写部Tcにて転写される。
【0053】
以下、同様にして中間転写ベルト31上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部b,aの感光ドラム11b,11aで形成されたシアン、ブラックのトナー像を各1次転写部Tc,Tdにて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト31上に形成する。
【0054】
そして、中間転写ベルト31上のフルカラーのトナー像先端が2次転写対向ローラ10と2次転写ローラ12a〜12d間の2次転写部Teに移動されるタイミングに合わせて、給紙カセット21a,21b又は手差しカセット27から選択されて転写材搬送部24を通して給紙される転写材(用紙)Pが、レジストローラ25a,25bにより搬送部材37を介して2次転写部Teに搬送される。
【0055】
この際、中間転写ベルト31を介して2次転写ローラ36を2次転写対向ローラ34に当接させる。そして、2次転写部Teに搬送された転写材Pに、2次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転写ローラ12a〜12dによりフルカラーのトナー像が一括して2次転写される。
【0056】
フルカラーのトナー像が形成された転写材Pは定着装置40に搬送されて、定着ローラ47と加圧ローラ46間の定着ニップでフルカラーのトナー像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後に排紙トレイ48a,または48b上に排出して、一連の画像形成動作を終了する。48a,48bの切り替えはフラッパー61により行う。
【0057】
また、単色画像(例えばモノクロ画像)を得る場合は、特定の画像形成部(例えば画像形成部d)より中間転写ベルト31上に単色(モノクロ画像)の可視画像が1次転写され、以下上記したフルカラー画像を形成する場合と同様のプロセスを経て、単色画像を得ることができる。
【0058】
次に、後処理手段である後処理装置100を説明する。後処理装置100は、画像形成装置本体に抱えられる懸架式(ランドセル式)構造である。
【0059】
本後処理装置100は画像形成装置本体の排出ローラ45aから排出された転写材Pを入口ローラ101で受け取り、第一排紙ローラ102で排出を行い、処理トレイ103に仮積載させる。
【0060】
この部分に数枚積載された状態で、整合板104にて転写材Pは整合され、束としてそろえられる。この状態でステープラ108によりステ―プルがおこなわれ、その後束排出ベルト106が一回転して、束排出爪106aによりステープル束は排紙トレイ107に積載される。
【0061】
また上記のステープル動作以外にも、整合板104の動作により、画像形成装置本体から来た転写材Pをそのまま排出トレイ107に出す動作(いわゆるノンソート排紙)や、ステ―プルせずに転写材Pの束を一定枚数ごとに左右にずらして積載する動作(いわゆるソートモード)も可能である。
【0062】
また、後処理装置100はスライド可能なレール(保持部材)110に支持されている。また、ラッチ201及びラッチ板200により画像形成装置のプリンタ部1Pに対して左右方向の位置決めを行っている。
【0063】
更に、後処理装置100の底面83が、図3に示すように、開放状態の外排紙ユニット82の上を通過可能な高さに設定されている。また、外排紙ユニット82の両側においても、後処理装置100を引き出す方向と逆方向に押し戻す際に、レール110より底面83を支えるキット前側板85とキット後側板86が外排紙ユニット82と接触しない構成となっている。
【0064】
次に、画像形成時に転写材Pが2次転写ローラ36及び搬送部材38を通過してから排出ローラ45bまでの、転写材詰まり(以下ジャムと呼ぶ)が発生した場合の本実施の形態における転写材詰り処置(以下ジャム処理とよぶ)について説明する。
【0065】
図1及び図2は、転写材が2次転写ローラ36及び搬送部材38を通過してから排出ローラ45b間でジャムが発生した場合のジャム処理時の状態を示す図である。
【0066】
まず、ユーザが後処理装置100のラッチ201を解除しレール110に沿って図面左側に任意の距離離間させる。次に定着搬送ユニット80をレール110に沿って図面左側に引き出した後、取っ手62を引くことにより、外排紙ユニット82がヒンジ81を回動中心としてまわり、ストッパ84で外排紙ユニット82の回転が止められる。
【0067】
図2は、外排紙ユニット82が開放状態を示す。この状態で、転写材Pを取り除きジャム処理を行う。
【0068】
図3は、図2の状態を排紙方向から見た図である。
【0069】
ここで、後処理装置100をジャム処理前の元の位置に戻そうと図面右側にスライドさせると、図3のように後処理装置100の底面83が外排紙ユニット82の上を通過し、且つキット前側板85とキット後側板86が外排紙ユニット82と接触することなく横を通過する。
【0070】
通過した後、図2に示す、キット前側板85の右面85(a)とキット後側板86の右面86(a)は、定着搬送ユニット80の左側面87と接触する。85(a)及び86(a)及び87は面であるので、接触した場合も破損する惧れが無い。
【0071】
また、接触することにより後処理装置100はラッチすることができないため、ユーザに外排紙ユニット82を閉めていないことを気付かせ、もう一度後処理装置100を左側に引き、外排紙ユニット82を閉めた後、後処理装置100を元の位置に戻し、ラッチさせるようにユーザを動作させることが可能となる。
【0072】
以上の構成をとることにより、ユーザがジャム処理時に外排紙ユニットを開けた状態で、後処理装置を閉めようと後処理装置を右側にスライドさせた場合でも、後処理装置と定着搬送ユニットの面同士が接触することにより、外排紙ユニット及び後処理装置を破損させることがなく、且つユーザに外排紙ユニットの閉め忘れを気付かせ、外排紙ユニットを閉めさせることが可能となる。
【0073】
〈実施の形態2〉
前述の実施の形態1では後処理装置が、本体に抱えられる懸架式の例を示したが次に実施の形態2として後処理装置が床に自立する自立式の場合を説明する。図4及び図5は、本発明の実施の形態2を示したものである。なお、実施の形態2の説明において、画像の形成、及び転写材の搬送、処理動作等は図1に示した実施の形態1の画像形成装置と同一であり、説明は省略する。
【0074】
後処理装置100は、図5に示すように、床に自立する大型機である。本実施の形態2において、転写材が2次転写ローラ36通過後から排出ローラ45bまでの間でジャムが発生した場合、まず、後処理装置100のラッチ201を解除し左側に任意の距離離間させる。
【0075】
定着搬送ユニット80を図4に示すように左側に引き出した後、取っ手62を引くことにより、外排紙ユニット82がヒンジ81を回動中心としてまわり、ストッパ84で外排紙ユニット82の回転が止められる。
【0076】
図5は、外排紙ユニット82の開放状態を示す。この状態で、転写材Pのジャム処理を行う。
【0077】
図6は、図5の状態を排紙方向から見た図である。
【0078】
ここで、後処理装置100をジャム処理前の元の位置に戻そうと図面右側にスライドさせると、後処理装置100の中ステイ93が外排紙ユニット82の上を通過し、且つ前側板95と後側板96が外排紙ユニット82と接触することなく横を通過する。
【0079】
通過した後、図5に示す前側板95の右面95(a)と後側板96の右面96(a)は、定着搬送ユニット80の左側面87と接触する。95(a)及び96(a)及び87は面であるので、接触した場合も破損する惧れが無い。
【0080】
また、接触することにより後処理装置100はラッチすることができないため、ユーザに外排紙ユニット82を閉めていないことを気付かせ、もう一度後処理装置100を左側に引き、外排紙ユニット82を閉めた後、後処理装置100を元の位置に戻し、ラッチさせるようにユーザを動作させることが可能となる。
【0081】
以上の構成をとることにより、大型の後処理装置100を転写材搬送方向の下流に備える画像形成装置において、ユーザがジャム処理時に外排紙ユニット80を開けた状態で、後処理装置100を閉めようと後処理装置100を押し戻す方向にスライドさせた場合でも、後処理装置100と定着搬送ユニット80の面同士が接触することにより、外排紙ユニット82及び後処理装置100を破損させることがなく、且つユーザに外排紙ユニットの閉め忘れを気付かせ、外排紙ユニットを閉めさせることが可能となる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、後処理手段を下流に備える画像形成装置において、ユーザがジャム処理時に外排紙ユニットを開けた状態で、後処理手段を閉めようと後処理手段を右側にスライドさせた場合でも、後処理手段と定着搬送ユニットの面同士が接触することにより、外排紙ユニット及び後処理手段を破損させることがなく、且つユーザに外排紙ユニットの閉め忘れを気付かせ、外排紙ユニットを閉めさせることが可能となる。
【0083】
また、本発明の画像形成装置の機能は、前記構成を限定するものではなく、他の機能を有する画像形成装置においても、本発明の構成を用いることにより、同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概略構成図であり、外排紙ユニットが開けられた状態を示す。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概略構成図であり、図2の状態を排紙方向から見た図を示す。
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の概略構成図であり、外排紙ユニットが開けられた状態を示す。
【図6】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の概略構成図であり、図5の状態を排紙方向から見た図を示す。
【図7】従来の画像形成装置の概略構成図であり、後処理手段を装備していない状態を示す。
【図8】従来の画像形成装置の概略構成図であり、後処理手段を装備している状態を示す。
【図9】従来の画像形成装置の概略構成図であり、後処理手段を装備しかつ後処理手段を引き出した状態を示す。
【図10】従来の画像形成装置の概略構成図であり、外排紙ユニットが開けられた状態を示す。
【符号の説明】
1 画像形成装置
1P  プリンタ部
1R リーダー部
10 2次転写対向ローラ
11a,11b,11c,11d 感光ドラム
12a,12b,12c,12d 帯電器
13a,13b,13c,13d 露光装置
14a,14b,14c,14d 現像装置
15a,15b,15c,15d ドラムクリーニング装置
21a,21b 給紙カセット
24 転写材搬送部
25 レジストローラ
27 カセット
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
33 テンションローラ
34 2次転写対向ローラ
35a,35b,35c,35d 転写ブレード
36 2次転写ローラ
40 定着装置
45a,45b 排出ローラ
46 加圧ローラ
47 定着ローラ
48a 排紙トレイ
51 ブレード部材
52 ベルトクリーニング装置
61 フラッパー
62 取手
80 定着搬送ユニット
81 ヒンジ
82 外排紙ユニット
83 後処理装置底面
84 ストッパ
85 キット前側板
85 右面
86 キット後側板
87 キット左側面
93 後処理装置中ステイ
95 前側板
96 後側板
100 後処理装置(後処理手段)
101 入口ローラ
102 第一排紙ローラ
103 処理トレイ
104 整合板
106 後束排出ベルト
106a 束排出爪
107 排出トレイ
108 ステープラ
110 レール
200 ラッチ板
a,b,c,d 画像形成部
P 転写材

Claims (5)

  1. 単数又は複数の像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写されたトナー像を前記転写材上に定着する定着手段と、前記定着手段が前記転写材を排出する排出方向に設けられ前記定着手段を開閉自在に覆う開閉扉と、該定着手段と該開閉扉を略水平方向に移動自在に保持すると共に前記排出方向に引き出し自在に装着された保持部材と、前記定着手段及び前記開閉扉を含む画像形成装置本体に隣接して前記画像形成装置本体に対し前記排出方向に引き離し自在に装着され、前記排出された転写材を処理する後処理手段とを備えた画像形成装置において、
    前記後処理手段を前記排出方向に引き離し、前記保持部材を介して前記定着手段及び前記開閉扉を前記排出方向に引き出し、且つ前記開閉扉を開けている状態で、前記後処理手段を前記排出方向と反対方向に移動しても、前記後処理手段が前記開閉扉と接触しない構造であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記後処理手段を前記排出方向に引き離し、前記保持部材を介して前記定着手段及び前記開閉扉を前記排出方向に引き出し、且つ前記開閉扉を開けている状態で、前記後処理手段を前記排出方向と反対方向に移動しても、前記後処理手段が前記保持部材と接触することにより、前記後処理手段が前記開閉扉と接触しない構造であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記後処理手段と前記保持部材の接触する部分が面同士であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記後処理手段が、前記画像形成装置本体に抱えられる懸架構造であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記後処理手段が、床に自立する自立構造であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012242704A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
US11912525B2 (en) 2020-05-29 2024-02-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Finisher with compact medium conveying structure

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