JP2004125952A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004125952A JP2002286916A JP2002286916A JP2004125952A JP 2004125952 A JP2004125952 A JP 2004125952A JP 2002286916 A JP2002286916 A JP 2002286916A JP 2002286916 A JP2002286916 A JP 2002286916A JP 2004125952 A JP2004125952 A JP 2004125952A
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関田 逸朗
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Abstract

【課題】画像形成装置において、一方向に当該画像形成装置の一部を引き出すことで転写材の詰まりを取り除くことが可能な画像形成装置及び後処理装置を提供する。
【解決手段】転写材P上に転写されたトナー像を前記転写材P上に定着する定着手段40と、転写材Pを搬送する搬送手段48と、前記定着手段40と前記搬送手段48とを保持する、画像形成装置1に対して排紙方向に引き出し自在に装着され直線方向に移動自在な保持部材110と、前記定着手段40の下流には前記転写材Pを後処理する後処理装置100を備え、前記後処理装置100が、前記画像形成装置1における排紙方向の外部に引き出し自在に装着されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式などによって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、後処理装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式の複数色又はフルカラーの画像形成装置として、各色毎に応じて感光ドラムを1列に複数配置し、各感光ドラム上に形成された各色のトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成する、いわゆるインライン型の画像形成装置が実用化されている。
【0003】
図12は、従来の電子写真方式でインライン型の中間転写体を有するフルカラー画像形成装置であるフルカラー複写機(以下画像形成装置1と称する)及びその後処理装置の一例を示す概略構成図である。
【0004】
この画像形成装置1は、プリンタ部1Pとリーダー部1Rとからなる。プリンタ部1Pには、イエロー色の画像を形成する画像形成部dと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部cと、シアン色の画像を形成する画像形成部bと、ブラック色の画像を形成する画像形成部あの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えており、これらの4つの画像形成部a,b,c,dは一定の間隔をおいて一列に配置されている。
【0005】
各画像形成部a,b,c,dには、それぞれ像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと称す)11a,11b,11c,11dが設置されている。各感光ドラム11a,11b,11c,11dの周囲には、帯電器12a,12b,12c,12d、現像装置14a,14b,14c,14d、転写ブレード35a,35b,35c,35d、並びにドラムクリーニング装置15a,15b,15c,15dがそれぞれ設置されている。また、帯電器12a,12b,12c,12dと現像装置14a,14b,14c,14d間の上方には露光装置13a,13b,13c,13dがそれぞれ設置されている。さらに、各現像装置14a,14b,14c,14dには、それぞれイエロートナー,マゼンタトナー,シアントナー,ブラックトナーが収納されている。
【0006】
各感光ドラム11a,11b,11c,11dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって矢印A方向(反時計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
【0007】
帯電手段としての帯電器12a,12b,12c,12dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光ドラム11a,11b,11c,11dの表面を負極性の所定電位に均一に帯電させる。
【0008】
現像装置14a,14b,14c,14dは、それぞれ感光ドラム11a,11b,11c,11d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させることで、この静電潜像をトナー像として現像(可視像化)する。上記現像装置14a,14b,14c,14dによる現像方法としては、例えばトナー粒子に対して磁性キャリアを混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬送し、各感光ドラム11a,11b,11c,11dに対して接触状態で現像する、2成分接触現像法が挙げられる。
【0009】
転写手段としての転写ブレード35a,35b,35c,35dは弾性部材で構成されている。この転写ブレード35a,35b,35c,35dは、各1次転写ニップ部Ta,Tb,Tc,Tdにて無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと称す)8を介して各感光ドラム11a,11b,11c,11dに当接している。
【0010】
中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、2次転写対向ローラ34、テンションローラ33間に張架されており、駆動ローラ32の駆動によって矢印方向(時計方向)に回転(移動)される。中間転写ベルト31は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等の誘電体樹脂によって構成されている。
【0011】
2次転写対向ローラ34は、中間転写ベルト31を介して2次転写ローラ36と当接して、2次転写ニップ部Teを形成している。2次転写ローラ36は、中間転写ベルト31に接離自在に設置されている。中間転写ベルト31の外側のテンションローラ33近傍には、中間転写ベルト31の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置52が設置されている。ベルトクリーニング装置52には、弾性部材からなる板状のブレード部材51aが、上記中間転写ベルト31に当接して設置されている。また、2次転写ニップ部の転写材搬送方向の下流側には、定着ローラ47と加圧ローラ46を有する定着手段として定着装置40が設置されている。
【0012】
ドラムクリーニング装置15a,15b,15c,15dは、ブレード部材によって感光ドラム11a,11b,11c,11d表面にそれぞれ残った転写残トナーを除去して回収する。
【0013】
露光装置13a,13b,13c,13dは、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光が、リーダー部1Rからそれぞれ入力される。このとき上記レーザ光は、レーザ出力部(不図示)から出力され、高速回転するポリゴンミラー(不図示)等を介して各感光ドラム11a,11b,11c,11d表面を露光する。これにより、露光装置13a,13b,13c,13dは、各帯電器12a,12b,12c,12dで帯電された各感光ドラム11a,11b,11c,11d表面に画像情報に応じた各色の静電潜像を形成する。
【0014】
リーダー部1Rには、原稿(不図示)の画像に光を照射して走査する走査部を有する。走査部からの走査光(原稿からの反射光)は光学レンズ系を介してCCDに入力されて電気信号に変換され、色分解等の処理を施してプリンタ部1Pの各露光装置13a,13b,13c,13dに入力される。
【0015】
次に、上記した画像形成装置1による画像形成動作について説明する。
画像形成装置1に備えられた操作盤(不図示)から画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各画像形成部a,b,c,dの各感光ドラム11a,11b,11c,11dは、それぞれ帯電器12a,12b,12c,12dによって一様に負極性に帯電される。そして、露光装置13a,13b,13c,13dは、リーダー部1Rから入力される原稿(不図示)のカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光で帯電された各感光ドラム11a,11b,11c,11d上をそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
【0016】
そして、画像形成部a,b,c,dは、先ず感光ドラム11d上に形成された静電潜像に、感光ドラム11dの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置14dによりイエローのトナーを付着させて、トナー像として可視像化する。このイエローのトナー像は、感光ドラム11dと転写ブレード35d間の1次転写部Tdにて1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された転写ブレード35dにより、回転(移動)している中間転写ベルト31上に1次転写される。
【0017】
イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト31は画像形成部c側に回転(移動)される。そして、画像形成部cにおいても、前記同様にして感光ドラム11cに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト8上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、1次転写部Tcにて転写される。
【0018】
以下同様にして、画像形成部a,b,c,dは、中間転写ベルト8上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画像形成部b,aの感光ドラム11b,11aで形成されたシアン、ブラックのトナー像を各1次転写部Tc,Tdにて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト8上に形成する。
【0019】
そして、中間転写ベルト8上のフルカラーのトナー像先端が2次転写対向ローラ10と2次転写ローラ12間の2次転写ニップ部Teに移動されるタイミングに合わせて、転写材(用紙)Pは、給紙カセット21a,21b又は手差し部27から選択されて転写材搬送部24を通して給紙される。上記転写材Pは、レジストローラ25により2次転写ニップ部Teに搬送される。このとき、画像形成部a,b,c,dは、2次転写ローラ36を中間転写ベルト8を介して2次転写対向ローラ34に当接させる。そして、フルカラーのトナー像は、2次転写ニップ部Teに搬送された転写材Pに、トナーと逆極性(すなわち正極性)の2次転写バイアスと印加された2次転写ローラ12により、一括して2次転写される。
【0020】
フルカラーのトナー像が形成された転写材Pは、定着装置40に搬送される。定着装置40は、定着ローラ47と加圧ローラ46間の定着ニップでフルカラーのトナー像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後に排紙トレイ48a,または48b上に排出して、一連の画像形成動作を終了する。このとき、48a、48bの切り替えは、フラッパー51により行う。なお、図12のフラッパー51の位置は、排紙トレイ48aへ排紙される位置に切り替えられている。
【0021】
また、単色画像(例えばモノクロ画像)を得る場合は、特定の画像形成部(例えば画像形成部d)より中間転写ベルト31上に単色(モノクロ画像)の可視画像が1次転写され、以下上記したフルカラー画像を形成する場合と同様のプロセスを経て、単色画像を得ることができる。
【0022】
また、ここで後処理装置であるフィニッシャー100をつけた場合について、図13を用いて説明する。まず、本フィニッシャー100は画像形成装置1本体の排紙ローラ45aから排出された転写材Pを入口ローラ101で受け取る。その後、フィニッシャー100は、第一排紙ローラ102で排出を行い、処理トレイ103に転写材Pを仮積載する。この部分に転写材Pが数枚積載された状態で、整合板104にて当該転写材Pは整合され、束としてそろえられる。この状態でステープラ108によりステ―プルがおこなわれ、その後束排出ベルト106が一回転して、束排出爪106aによりステープル束は排紙トレイ107に積載される。
【0023】
また上記のステープル動作以外にも、フィニッシャー100は、整合板104の動作により、画像形成装置1本体から来た転写材Pをそのまま排紙トレイ107に出す動作(いわゆるノンソート排紙)や、ステ―プルせずに転写材Pの束を一定枚数ごとに左右にずらして積載する動作(いわゆるソートモード)も可能である。
【0024】
上記の装置で転写材詰まりの処理を行う場合を図14に示す。図14は図12の転写材詰まりの処理時の状態を、画像形成装置1のリーダー部1R側の上方から見た図である。給紙部で転写材Pの転写材P詰まりが発生した場合、カセット21を図14における矢印E方向に引き抜き、給紙部20のドアをあけ給紙のパスを解除することにより、転写材Pの詰まりの処理を行なう。また、搬送部24付近で転写材Pの詰まりが発生した場合は、まず前ドア53,54を開け、搬送部24を一体で矢印F方向に引き出し転写材Pの詰まりの処理を行う。さらに搬送部38及び定着装置40で転写材Pの詰まりが発生した場合は同様に定着装置40付近を一体で矢印G方向に引き出すことにより、転写材Pの詰まりの処理を行う。
【0025】
搬送パス付近で転写材Pの詰まりが発生した場合は、まずフィニッシャー100を図14のように移動させた後、画像形成装置1の搬送部38側のドアを開け、搬送パスを解除することにより、搬送パスの転写材Pの詰まりの処理を行う。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の画像形成装置において、上記の転写材Pの詰まりの処理の際、以下に示すような問題があった。
すなわち、転写材Pの詰まりの際、図14のように左右及び手前に各ユニットを引き出さなければならないため、画像形成装置1の設置に必要な占有面積が広くなってしまうという問題があった。
【0027】
このような場合、特にドアや画像形成装置1の一部を、前面に開けるため、画像形成装置1の一般的な設置状況において装置の置かれている通路等を塞いでしまうという問題があった。
【0028】
本発明は、上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、画像形成装置において、一方向に当該画像形成装置の一部を引き出すことで転写材の詰まりを取り除くことが可能な画像形成装置及び後処理装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段とした。
すなわち、転写材上に転写されたトナー像を前記転写材上に定着する定着手段と、転写材を搬送する搬送手段と、前記定着手段と前記搬送手段とを保持する、画像形成装置に対して排紙方向に引き出し自在に装着され直線方向に移動自在な保持部材と、前記定着手段の下流には前記転写材を後処理する後処理装置を備え、前記後処理装置が、前記画像形成装置における排紙方向の外部に引き出し自在に装着されていることを特徴とする画像形成装置である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0031】
〈実施の形態1〉
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の一例である電子写真方式でインライン型のフルカラー複写機(以下画像形成装置1と称す)を示す概略構成図である。本実施の形態において、画像の形成、及び転写材の搬送、処理動作等は図12に示した画像形成装置1と同一であり、説明は省略する。
なお、以下の記述において、画像形成装置1の上方とはリーダー部1R側であり、該装置1の下方とは車輪1W側である。また同様に、以下の記述において、画像形成装置1の右側とは手差し部27側であり、該装置1の左側とは後処理装置としてのフィニッシャー100側である。
【0032】
画像形成時における転写材Pの詰まり(以下ジャムと称す)が発生した場合の本実施の形態における処置(以下ジャム処理と称す)について説明する。
【0033】
図2に基づいて、画像形成装置1の排紙パス部48付近でジャムが発生した場合の処理を説明する。図2のようにフィニッシャー100をまず左側に引き、その排紙パス部48のドア48cを開けるころにより、ジャム処理ができる。またフィニッシャー100を左に引くことで、フィニッシャー100の入口部101aのジャム処理も可能である。
【0034】
図3に搬送手段としての2次転写ローラ36、転写部37、搬送手段としての搬送部38付近及び定着手段として定着装置40付近でジャムが発生した場合の処理方法を説明する。図3のようにまずフィニッシャー100を左側に引き、その後2次転写ローラ36及び定着装置40を一体で左側に引く。この作業により2次転写ローラ36及び定着装置40のジャム処理を簡単に行うことができる。また2次転写ローラ36及び定着装置40は一体枠50に設置されており、一体で引き出し可能になっている。また、ここで挟持力の強い2次転写ローラ36及び定着装置40のローラを一度に引き出すことにより、転写材Pの破れた紙片が残ること等を防止することができ、画像形成装置1のジャム処理性はさらに向上している。
【0035】
また一体枠50を引き出す際に、最初に本体から引き出すときは枠50の図1左側の取っ手(図示せず)引き出すが、最大長さ引き出す場合には枠50の上部、または画像形成装置1の左側面に備えられた取っ手(図示せず)を持って引き出す。そして、図3の位置において、フィニッシャー100の引き出し長さは最大である。これ以上フィニッシャー100を引き出せない理由は、フィニッシャー100を支えている保持部材としての支持レール110の長さを最小にし且つ強度を高くするためであり、これにより支持レール110変形等の弊害を防ぐ。
【0036】
図4に給紙部20、またレジストローラ25付近の搬送部24のジャム処理の例を示す。ここでジャムが発生した場合も給紙部20のドア20aを図4のように開け、また図4のように手差し部27と搬送部24を一体で右側に引くことにより、これらの部分のジャム処理が可能になっている。また搬送部24も一体枠51の上に一体に支持され、一度に図の部分全てが右側に移動可能になっている。
【0037】
図4の状態を上から見た模式図を図5に示す。このように、本実施の形態の構成では用紙の補給を含む全ての場合に、画像形成装置1の左右側からの作業で処理が可能であり、前面の設置スペースを最小に抑えることができる。また、ジャム処理時に画像形成装置1の前の通路を塞ぐ等の弊害もない。
【0038】
また本実施例では画像形成装置1と後処理装置100の受け渡しを上の搬送手段としての排紙ローラ45aでおこなっているため、本体を引き出す際にはこの排紙ローラ45aは移動しない。この排紙ローラ45aでフィニッシャー100への受け渡しをおこなっているのは以下の理由による。図6のように引出し部の排紙ローラ45bの直後にフィニッシャー100を装着した場合に、フィニッシャー100の位置は著しく低くなる。特に排紙トレイ107に転写材Pが満載になった場合には、図7のように排紙トレイ107の位置は地面付近になるため、ユーザの利便性が損なわれる。
【0039】
また、特にカラー画像形成装置の場合は転写材Pへの定着温度が高く、それを後処理装置100で大量に積載した場合、転写材P同士に熱がこもり転写材P同士の張り付きや画像の再転写等の問題を起こす場合がある。このために図1のように排紙搬送路としての排紙パス部48を設け必要な場合には排紙パス部48で転写材Pの冷却等を行うことができる。従って、本実施の形態の画像形成装置1では、良好な状態で後処理装置100で転写材Pの積載を行うことができる。
【0040】
〈実施の形態2〉
実施の形態1では本体に抱えられる懸架式(所謂ランドセル式)の例をしめしたが、本発明はこの場合に限るものではない。図8に本発明の第2の実施例を示す。本後処理装置100は床に自立する形態をとり、第1の実施例に加えて、いわゆる中綴じ製本機能を持ち、排紙トレイ107の容量も多量の転写材Pの積載が可能に考慮されている。本実施例において、図9のように定着装置40及び2次転写ローラ36とともに本後処理装置100を左側に移動させることにより、画像形成装置1が占有する底面積を増加させることなくジャム処理を行うことができる。
【0041】
また図10に示すように、この後処理装置100では画像形成装置1の引き出し部50と本後処理装置100の高さをあわせることは困難であり、定着後の引き出し部50、及び画像形成装置1と本後処理装置100の受け渡し部とは、別途設けることは必須である。
【0042】
〈実施の形態3〉
実施の形態1及び実施の形態2では画像形成装置1の右側にカセット21がある方式で説明したが、本発明は画像形成装置1の前面から用紙を補給する所謂フロントローディング方式でも有効である。
【0043】
図11にフロントローディング方式の画像形成装置の一例を示す。本方式ではカセット21を装置の前面に引き出し転写材Pを補給する構成になっている。この場合はその引出し量分の前面の空間は必要であるが、転写材Pの補給にかかる時間はジャム処理の時間と比較すると短い。従って、例えば通路の遮断等の影響は最小に抑えられる。また一般にカセット21の引き出し量はジャム処理の際のユニットの引き出し量や、前ドアをあけた場合の距離にくらべて小さいため、その効果はこの場合でも十分に発揮される。
【0044】
以上、中間転写を行うフルカラー画像形成装置及びその後処理装置について説明したが、本発明はこれらに限るものではない、例えば、その他の構成のフルカラー画像形成装置や白黒画像形成装置とその後処理装置の一般に広く適用できることはもちろんである。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像形成装置において定着手段とその上流の搬送手段が直線方向に移動自在な保持部材によって保持されており、前記保持部材が画像形成装置に対して排紙方向に引き出し自在に装着され、その後処理装置が排紙方向に引き出し自在に装着されていることにより、一方向に画像形成装置の一部を引き出すため、ジャム処理時に画像形成装置が占有する底面積の省スペース化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す概略図であり、排紙パス付近でジャムが発生した場合の処理を説明する図。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す概略図であり、転写部付近及び定着部付近でジャムが発生した場合の処理方法を説明する図。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す概略図であり、給紙部、またレジストローラ付近の搬送部のジャム処理の例を示す図。
【図5】図4の状態を、画像形成装置の上方から見た図。
【図6】本発明の第1の実施の形態において、引出し部の排紙ローラの直後にフィニッシャーを装着した場合を示す図。
【図7】図6の状態において、排紙トレイ107に転写材Pが積載された場合を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す概略図。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す概略図であり、定着部及び転写部とともに後処理装置を移動させた図。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す概略図であり、画像形成装置の引き出し部と後処理装置の給紙位置を示す図。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す概略図。
【図12】従来例における画像形成装置を示す概略構成図。
【図13】従来例における画像形成装置を示す概略構成図であり、フィニッシャー100を取り付けた場合を示す図。
【図14】図13の状態を画像形成装置の上方から見た図。
【符号の説明】
1     画像形成装置
1P   プリンタ部
1R   リーダー部
1W   車輪
8     中間転写ベルト
10   2次転写対向ローラ
11a 感光ドラム
11b 感光ドラム
11c 感光ドラム
11d 感光ドラム
12a 帯電器
12b 帯電器
12c 帯電器
12d 帯電器
12   2次転写ローラ
13a 露光装置
13b 露光装置
13c 露光装置
13d 露光装置
14a 現像装置
14b 現像装置
14c 現像装置
14d 現像装置
15a ドラムクリーニング装置
15b ドラムクリーニング装置
15c ドラムクリーニング装置
15d ドラムクリーニング装置
20a ドア
20   給紙部
21   カセット
21a 給紙カセット
21b 給紙カセット
24   搬送部
25   レジストローラ
27   手差し部
31   中間転写ベルト
32   駆動ローラ
33   テンションローラ
34   2次転写対向ローラ
35a 転写ブレード
35b 転写ブレード
35c 転写ブレード
35d 転写ブレード
36   2次転写ローラ
37   転写部
38   搬送部
40   定着装置
45a 排紙ローラ
45b 排紙ローラ
46   加圧ローラ
47   定着ローラ
48   排紙パス部
48a 排紙トレイ
48b 排紙トレイ
48c ドア
50   一体枠
51   フラッパー
51a ブレード部材
51   一体枠
52   ベルトクリーニング装置
53   前ドア
54   前ドア
100 フィニッシャー
101 入口ローラ
101a 入口部
102 第一排紙ローラ
103 処理トレイ
104 整合板
106 束排出ベルト
106a 束排出爪
107 排紙トレイ
108 ステープラ
110 支持レール
a     画像形成部
b     画像形成部
c     画像形成部
d     画像形成部
P     転写材
Ta   2次転写ニップ部
Tb   2次転写ニップ部
Tc   2次転写ニップ部
Td   2次転写ニップ部

Claims (6)

  1. 転写材上に転写されたトナー像を前記転写材上に定着する定着手段と、
    転写材を搬送する、前記定着手段の上流側の少なくとも一つの搬送手段と、
    前記定着手段と前記搬送手段とを保持し、画像形成装置に対して排紙方向に引き出し自在に装着された、直線方向に移動自在な保持部材と、
    前記定着手段の下流には前記転写材を後処理する後処理装置と、を備え、
    前記後処理装置が、前記画像形成装置における排紙方向の外部に引き出し自在に装着されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置本体と後処理装置の転写材の受け渡しは、
    前記定着手段の下流側に備えられた、排紙ローラ、及び前記画像形成装置と後処理装置との間に設けられた排紙搬送路とを用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 転写材上に転写されたトナー像を前記転写材上に定着する定着手段を保持し、画像形成装置に対して排紙方向に引き出し自在に装着された、直線方向に移動自在な保持部材と、
    前記定着手段の下流には前記転写材を後処理する後処理装置と、を備え、
    前記後処理装置が、前記画像形成装置における排紙方向の外部に引き出し自在に装着され、
    前記画像形成装置本体と前記後処理装置の転写材の受け渡しは、
    前記定着手段の下流側に備えられた、排紙ローラ、及び前記画像形成装置と後処理装置との間に設けられた排紙搬送路とを用いることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記定着手段は前記定着手段の上流側の少なくとも一つの搬送手段と、
    一体に保持され、画像形成装置に対して排紙方向に引き出し自在に装着された、直線方向に移動自在な保持部材と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着手段は、単数又は複数の像担持体上に形成されたトナー像を転写する転写手段とともに前記保持部材により引き出されることを特徴とする請求項1または3に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体は転写手段を備え、
    前記転写手段は、単数又は複数の像担持体上に形成されたトナー像を中間転写体に1次転写する1次転写部と、前記中間転写体に当接し、前記中間転写体上のトナー像を転写材に2次転写する2次転写部とを有することを特徴とする請求項1または3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012242704A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
CN107976879A (zh) * 2016-10-25 2018-05-01 株式会社东芝 设定画面的控制方法

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