JP2004126003A - 現像ユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のシール部材間の隙間を安定的にシール可能な現像ユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ブレード下シールの側面と、端部シールの側面と、現像ブレード332と、現像枠体302に形成されたリブ371と、により囲まれた領域に、充填剤337が、穴部341から流体状態で注入され、放熱により固化して、前記現像ブレード、ブレード下シール、端部シール及び現像枠体302に接触しシールする。これにより安定したシールが可能となる現像ユニットを短時間の工程で作製できる。
【選択図】 図1
【解決手段】ブレード下シールの側面と、端部シールの側面と、現像ブレード332と、現像枠体302に形成されたリブ371と、により囲まれた領域に、充填剤337が、穴部341から流体状態で注入され、放熱により固化して、前記現像ブレード、ブレード下シール、端部シール及び現像枠体302に接触しシールする。これにより安定したシールが可能となる現像ユニットを短時間の工程で作製できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー等の粉体を収納した現像ユニット、プロセスカートリッジ及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
ここで、画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
また、現像ユニットとは電子写真感光ドラム上に形成された潜像を現像するための現像手段とそれに付随した部材をユニット化したものをいう。
【0004】
さらに、プロセスカートリッジとは、少なくとも電子写真感光体、現像ユニット等の消耗部品をユニット化して、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成し、ユーザーが交換可能であり、簡易なメンテナンスを実現したものをいう。
【0005】
【従来の技術】
従来、電子写真方式によって画像を形成する画像形成装置の現像ユニットは、現像ローラに現像剤を薄層塗布する機構を持ち、現像ユニット内には現像剤が収納されている。そのため現像ユニットには、現像剤が現像ユニット外部に漏れ出さないように、部材同士の間に隙間ができる個所にシール部材が配置されている。
【0006】
以下に従来のシール構成について図13乃至図15を参照して説明する。図13は従来のブレード下シールと端部シールの配置正面図であり、図14は従来のブレード下シールと端部シールの配置断面図であり、図15端部シールの側面拡大図である。
【0007】
(a)現像ブレードと現像枠体との間の隙間
この部分の隙間には、通常ポリウレタンフォームのような弾性のある発泡部材が配置され、現像ブレードと現像枠体との間で圧縮されることで隙間をシールする(ブレード下シール)。
【0008】
(b)現像ローラと現像枠体との間の隙間
この部分の隙間には、回転する現像ローラとの摺擦条件を良くし、かつシール性を確保するため、表層がフッ化エチレン系樹脂繊維のフェルト等、下層が弾性発泡体からなる部材(端部シール)でシールする。また、表層に少量の潤滑油を塗布する提案も行なわれている(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
(c)ブレード下シールと端部シールとの隙間
ブレード下シールと端部シールが重なる部分を接触させて、この部分の隙間をなくしシールする。
【0010】
以下に、(c)ブレード下シールと端部シールとの隙間の場合の従来のシール構成ついて詳細に述べる(例えば、特許文献2参照。)。
【0011】
図13にブレード下シール351と端部シール352の配置を示す。
【0012】
ブレード下シール351は弾性発泡部材からなり、不図示の両面テープによって現像枠体302に貼り付けられる。また、端部シール352は図15に示すように、表層は表面にフッ化エチレン等の樹脂繊維からなるフェルト層361とその下に弾性発泡体層363、フェルト層と弾性発泡層の間に両者を貼り付ける接着層362、そして弾性発泡体層363の下に両面テープ等の接着層364計4層からなり、この接着層によって端部シール352は現像枠体302に貼り付けられる。
【0013】
ブレード下シール351と端部シール352の大きさは、あらかじめ図13で示すオーバーラップ部360でオーバーラップするように現像枠体302に配置されるように設計されている。
【0014】
両シール部材の現像枠体302への貼り付けは、まずブレード下シール351を現像枠体302に貼り付け、次に、端部シール352を現像枠体302に貼り付る。
【0015】
このとき、図14の断面図に示すようにブレード下シール351のオーバーラップ部360を図中矢印方向に横に寄せた状態で、その上から端部シール352を現像枠体302に貼り付ける。ブレード下シール351を横に寄せた状態から解放すると、ブレード下シール351と端部シール352は側面で密着し隙間が無くなるため、両シール部材の継ぎ目部分からトナーが漏れるのを防止することができる。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−56560号公報
【特許文献2】
特開平11−272071号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシール構成として、ブレード下シールと端部シールとの隙間をシールする場合は、両シール同士を接触させて隙間を無くしていた。しかし、ブレード下シールと端部シールとの接触状態は両部材の貼り付け位置により大きく変わる。そのため、この部分の隙間を安定的に無くそうとすると、充分な貼り付け位置精度が要求され、組立作業に負荷が生じていた。
【0018】
この改善のため、ブレード下シールと端部シールの間に空間を空けておき、この空間に接着剤、発泡性充填剤等の充填剤を注入してシールする手段があるが、以下のような問題点があった。
【0019】
(1)充填剤が充分に硬化する前に、充填剤が外部へ流れ出して、外部を汚染する場合がある。
【0020】
(2)充填剤が充分に硬化する前に、充填剤が外部へ流れ出して隙間ができ、シールができなくなる。
【0021】
(3)充填剤を埋めた後、充填剤が外部へ流れ出さないよう一定の姿勢に保持した状態で充分な硬化時間を取る必要があり、組立時間の増大によるコストアップの要因となる。
【0022】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数のシール部材間の隙間を安定的にシール可能な現像ユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る現像ユニットにあっては、
像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像ローラと、
該現像ローラに前記現像剤を薄層塗布する現像ブレードと、
前記現像ローラと前記現像ブレードを保持する現像枠体と、
前記現像ブレードと前記現像枠体との隙間をシールするブレード下シールと、
前記現像ローラの長手方向の両端部と前記現像枠体との隙間をシールする端部シールと、
前記ブレード下シールと前記端部シールとの間に設けられた空間部に隣接する領域に配置され、前記現像枠体より熱伝導率の大きい放熱部と、
該放熱部に設けられ前記空間部に連通する穴部から流体状態で注入され、放熱により固化して、前記放熱部、前記ブレード下シール、前記端部シール及び前記現像枠体に接触しシールする充填剤と、
を備えたことを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、ブレード下シールと端部シールを精度良く配置する必要がなく、それらの隙間に充填剤を充填することでシールすることができ、また、充填剤が充填される空間部に隣接する領域に熱伝導率の大きい放熱部が設けられているので充填剤の硬化時間を短縮することができる。さらには、空間部に充填剤を注入するための穴部を放熱部に設けたので、充填剤の注入後すぐに穴部が封止され、安定したシールが可能となる。
【0025】
前記放熱部は、前記現像ブレードに一体的に設けられていることが好適である。
【0026】
この構成によれば、特に放熱部のスペースを必要とせず、現像ブレードを作成する工程を特に増加させることもなく、安定したシールが可能となる。
【0027】
前記放熱部は、金属材料であることが好適である。
【0028】
前記空間部は、
前記ブレード下シールの側面と、前記端部シールの側面と、前記放熱部と、該放熱部と近接するように前記現像枠体に形成されたリブと、により囲まれた領域であることが好適である。
【0029】
この構成によれば、放熱部とリブの間から充填時に用いる射出ガスや充填材から揮発する溶剤等の気体を抜くことができ、固化した充填剤に気泡が入ったり、高圧によるリブやシールの変形を防止することができる。
【0030】
また、本発明に係るプロセスカートリッジにあっては、
静電潜像を担持する感光ドラムと、
前記静電潜像を現像する前記現像ユニットと、を一体化し、
画像形成装置に着脱自在であることを特徴とする。
【0031】
また、本発明に係る画像形成装置にあっては、
記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記現像ユニットと、
該現像ユニットを取り外し可能に装着する装着手段と、
前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
【0033】
なお、以下の説明において、「装置前面」とは、転写プロセスから定着プロセスへの記録媒体の搬送上流側の面を指し(図2において右側)、「装置本体及びプロセスカートリッジに関して左右」とは、装置前面から見て左または右である。また「長手方向」とは、記録媒体の表面と平行であり、かつ、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。
【0034】
(第1の実施の形態)
(カラー画像形成装置の画像形成動作概略)
まず、カラー画像形成装置の全体構成について、図2を参照して概略説明する。図2は本実施の形態に係るカラー電子写真画像形成装置の一形態で、現像カートリッジ(現像ユニット)とドラムカートリッジ及び中間転写体ユニットを画像形成装置本体に装填したカラーレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断面図である。
【0035】
このカラー画像形成装置本体は、図2に示すように、露光手段3から画像情報に基づいた光像を照射して像担持体(以下「感光ドラム」という)1に静電潜像を形成し、現像手段によってこれを現像して現像剤像(以下「トナー像」という)を形成する。そして、前記トナー像の形成と同期して転写材をピックアップローラ18、搬送ローラ対19、レジストローラ対7等からなる搬送手段によって搬送し、前記感光ドラム1に形成したトナー像が中間転写体5aに転写される。
【0036】
次にその中間転写体5a上のトナー像が二次転写手段11によって転写材に転写し、その転写材を加圧ローラと加熱ローラを有する定着装置8に搬送し、転写トナー像を定着して排出部10へ排出するように構成している。
【0037】
さらに詳細に画像形成工程を説明する。
【0038】
感光ドラム1は中間転写ベルト5aの回転と同期して図2の矢印方向(反時計回り)に回転する。帯電装置2は、感光ドラム1の表面を均一に帯電する。露光手段3は、帯電された感光ドラム1表面を各色画像情報に基づいた画像光、例えばイエロー画像情報に基づいた画像光、を照射し、感光ドラム1上にイエロー画像に対応した静電潜像を形成する。
【0039】
露光手段は次の工程を経て行なわれる。露光手段3は外部装置等から読み込んだ画像情報に基づいて感光ドラム1を光照射するものであり、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、スキャナーモーター、結像レンズ及び反射ミラーから概略構成されている。
【0040】
そして外部機器等から画像信号が与えられると、レーザーダイオードが前記画像信号に応じて発光し、ポリゴンミラーに前記画像光として照射する。このポリゴンミラーはスキャナーモーターによって高速回転し、前記ポリゴンミラーで反射した画像光が結像レンズ及び反射ミラーを介して前記感光ドラム1の表面を選択的に露光し、その結果感光ドラム上に静電潜像を形成する。
【0041】
この静電潜像形成と同期してイエローの現像カートリッジ4Yを現像位置に回転移動し、所定のバイアス電圧を印加し静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写ベルト5aの押えローラ(一次転写ローラ)5jにトナーと逆極性のバイアス電圧を印加することで、感光ドラム1上のイエローのトナー像が中間転写ベルト5a上に一次転写される。
【0042】
上述のようにイエロートナー像の一次転写が終了すると、現像装置4の次の現像カートリッジ(4M)が回転移動し、感光ドラム1に対向する位置に位置決めされる。以上のような静電潜像の形成、現像及び一次転写の各工程を、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色についても順次繰り返して行うことによって、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
【0043】
この間、二次転写ローラ11は、中間転写ベルト5aとは非接触状態の位置にあり、クリーニングユニットとしてのクリーニング帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aとは非接触状態の位置にある。
【0044】
二次転写ローラ11は、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像が形成された後に、図2に示すように、中間転写ベルト5aに圧接される。さらに、中間転写ベルト5aの回転と同期して、給送手段であるレジストローラ対7近辺の所定の位置で待機していた記録媒体が中間転写ベルト5aと二次転写ローラ11のニップ部に送り出される。
【0045】
ここで、レジストローラ対7の直前には、記録媒体の先端を検知してレジストローラ対7の回転駆動力を遮断し、記録媒体を所定の位置で待機させるレジ前センサ14が設けられている。
【0046】
二次転写ローラ11にはトナーと逆極性のバイアス電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上のトナー像は、搬送されてきた転写材の表面に一括して二次転写される。
【0047】
このようにしてトナー像が二次転写された記録媒体は、搬送ベルトユニット12を経由して定着装置8に搬送され、ここで、複数色のトナー像の定着が行なわれる。
【0048】
トナー像が定着された記録媒体は、排出ローラ対13によって排紙ガイド15に沿って搬送され、排出ローラ対9によってカラー画像形成装置A上部の排出部10に排出され、画像形成を完了する。
【0049】
一方、クリーニング帯電ローラ5fは、二次転写終了後に中間転写ベルト5aに圧接され、中間転写ベルト表面と中間転写ベルト5a上に残った残留トナーは所定のバイアス電圧が印加され残留電荷が除電される。
【0050】
除電された残留トナーは、一次転写ニップ部を介して中間転写ベルト5aから感光ドラム1へ静電気的に再転写され、中間転写ベルト5a表面がクリーニングされる。
【0051】
なお、感光ドラム1に再転写された二次転写残の残留トナーは、感光ドラム1用のクリーニングブレード6によって除去し回収される。
【0052】
回収された残留トナーは、廃トナーとして後述する搬送経路をたどり、廃トナーボックス16に回収され蓄積される。
【0053】
(現像カートリッジの構成)
現像装置4は、感光ドラム1上の静電潜像を可視像化するものであり、本実施の形態ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像を可能とする4個の現像カートリッジ4Y,4M,4C,4Bkから構成される。
【0054】
なお、本実施の形態では画像形成装置に着脱自在なカートリッジ方式の現像ユニットである現像カートリッジについて詳述するが、もちろんこの構成に限られるものではなく、画像形成装置に固定される固定現像ユニットにも本発明は好適に適用できる。
【0055】
現像カートリッジ4Y,4M,4C,4Bkは、図2に示すように、軸を中心として回転するロータリーユニット301に形成された装着手段にそれぞれ着脱可能に保持され、画像形成に際しては、各現像カートリッジがロータリーユニット301に保持された状態で軸を中心に回転移動し、所定の現像カートリッジが感光ドラム1に対向した位置に止り、さらに後述する現像ローラ305が感光ドラム1に対し接触するように位置決めされた後、感光ドラム1の静電潜像に対応して可視像を形成する。
【0056】
カラー画像形成時には、中間転写ベルト5aの1回転毎にロータリーユニット301が1回転し、イエロー現像カートリッジ4Y、マゼンタ現像カートリッジ4M、シアン現像カートリッジ4C、次いでブラック現像カートリッジ4Bkの順で現像工程がなされる。
【0057】
図3は現像カートリッジ4Y(4M、4C、4Bkについては概略構成が同一なため説明を省略する)の概略縦断面図、図4はその斜視図である。
【0058】
現像カートリッジ4Yは、図3に示すように、現像枠体を構成する現像枠体302内のトナーをトナー撹拌部材303によってトナー供給ローラ304へ送り込み、図示時計方向に回転するトナー供給ローラ304、及び現像ローラ305の外周に圧接された現像ブレード332によって図示時計方向に回転する現像ローラ305の外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
【0059】
そして潜像が形成された感光ドラム1と対向した現像ローラ305に現像バイアスを印加することにより、潜像に応じて感光ドラム1上にトナー現像を行う。マゼンタ現像カートリッジ4M、シアン現像カートリッジ4C、黒現像カートリッジ4Bkについても上記同様なメカニズムでトナー現像が行なわれる。
【0060】
また各現像カートリッジの各現像ローラ305は、各現像カートリッジが現像位置に回転移動されたときプリンタ本体に設けられた各色現像用高圧電源及び駆動装置(図示せず)と接続されており、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され駆動装置が接続される。
【0061】
図4は現像カートリッジ4Y(4M、4C、4Bk)の外観説明図である。現像カートリッジ4Yの駆動入力ギア306は、不図示の画像形成装置側のギアから駆動入力を受け、前述した現像ローラ305、トナー供給ローラ304及びトナー撹拌部材303を駆動する。
【0062】
図5は駆動ギア列の分解斜視図である。図5に示すように、現像ローラ305の駆動入力ギア306は段ギアとなっており、一つは画像形成装置のギアから駆動入力を受けるギア部307と、現像ローラギア309、及びトナー供給ローラギア310に駆動を伝えるギア部308からなる。そして、現像ローラギア309から段ギアのアイドラギア311、アイドラギア312へ駆動が伝わり、現像枠体302内のトナーを攪拌するためのトナー撹拌ギア313に駆動が伝達される。
【0063】
(現像カートリッジのシール構成)
次に、本実施の形態に係る現像カートリッジのシール構成について図1、図6乃至図12を参照して説明する。図6は本実施の形態におけるブレード下シールと端部シールとの配置を示す現像カートリッジの斜視図、図8はその一部正面図である。
【0064】
図6、図8に示すように、本実施の形態においては、従来シール構成のようにブレード下シール351と端部シール352とは密着しておらず、充填剤を埋めるための空間336が設けられている。
【0065】
図7は本実施の形態に係る現像ブレードのブレード部と現像ブレード支持板との接合の様子を説明するための斜視図である。現像ブレード332はブレード部334と現像ブレード支持板333とから構成されている。ブレード部334はステンレス鋼板若しくはりん青銅の厚み0.1mm程度の薄板からなる。また、現像ブレード支持板333は厚み1〜2mmの鋼板からなる。
【0066】
ブレード部334と現像ブレード支持板333は不図示の支持台に位置決め穴340で位置決めされ、図7に示す溶接部335をレーザーによるスポット溶接によって接合する。ブレード部332と現像ブレード支持板333の両方には穴が開けられており、両者を接合した際に充填剤を注入するために貫通した注入穴341が形成される。
【0067】
図9は現像枠体302に現像ブレード332を取り付けた状態の現像カートリッジの一部正面図である。図9に示すように現像ブレードの充填剤を注入するための注入穴341は、ブレード下シール351と端部シール352の間に位置する。
【0068】
図10は充填剤を注入穴から充填後、現像ブレードを取り去った状態の現像カートリッジの一部正面図であり、図11は充填剤を注入穴から充填した際の現像カートリッジの一部正面図であり、図1は図11に示す現像カートリッジのA−A部の断面図である。
【0069】
ここで充填剤337は、発泡性の充填剤を用いている。充填剤337は常温では固形状態であり、充填の際に充填用タンク内部でおよそ170℃まで熱して、液状にする。液状になった充填剤は吐出装置内部において高圧下で窒素ガスと混合され、吐出装置より大気圧下に吐出されると高圧下にあった窒素ガスが膨張するとともに液状物質が冷却され固化し発泡状物質となる。
【0070】
高圧下で窒素ガスを混合した充填剤を、所定の射出圧下で、電磁弁で開閉可能なノズルを一定時間開いて射出することで充填する。高温状態で充填された充填剤は、時間の経過とともに、冷却されて固化すると同時に、発泡して体積が大きくなり、空間の隙間を埋めることができる。
【0071】
充填剤337が充填されると、ブレード下シール351と端部シール352に接触して、図8に示す空間336を埋める。
【0072】
空間336は、ブレード下シール351の側面と、端部シール352の側面と、リブ上部が現像ブレードと近接するように現像枠体に形成される、発泡性充填剤の流出防止リブ371と、により形成される。
【0073】
流出防止リブ371の上部と現像ブレード332の現像枠体302への取り付け面とは、1mm以下の隙間があり、この隙間は充填剤が充填される際の空気抜きの役目を果たす。
【0074】
さらに、充填剤は充填後僅かに体積が縮み、ひけることがあるが、流出防止リブ371上部に侵入した充填剤の体積は小さいため、この部分のひけの量としては充分小さなものになる。流出防止リブ371上部に充填剤を侵入させることはシール性の安定化に効果がある。
【0075】
またひけによる隙間を発生しにくくするためのもう一つの手段として、幾種かの充填剤の中で粘着性の高い物性を持つ充填剤を使用し、現像ブレード面や現像枠体等に充填剤が粘着しやすいようにしている。
【0076】
充填剤の充填後、充填剤がうまく充填されているか否かの確認は、図11に示すはみ出し部339のはみ出し形状を目視で確認することで判断できる。この部分で判断が可能なのは、充填剤を埋めるための空間336は、端部シール352と接する部分の空間370よりも深さ巾とも充分大きくしてあるため、充填剤を注入穴341から充填すると、空間336内が充分に充填された後、最後に空間370に充填されるためである。
【0077】
図1、図11及び図12で示すように、充填剤の注入穴341部分には、通常φ5〜10mm、厚み2〜3mm程度の充填剤のはみ出し部338ができるが、このはみ出し部338は数秒で固化するため、充填剤の注入後数秒間放置すれば、充填剤のはみ出し部338が垂れて他の部分を汚すことはない。
【0078】
はみ出し部338が固化しやすいのは、充填用の注入穴341が熱伝導率の大きい現像ブレード(金属)に形成されているため、注入穴341付近のはみ出し部338の充填剤は現像ブレード332に接触した状態になり、この部分の充填剤は冷却されやすいためである。よって、次の組立工程へ移るまでの時間を短縮し、組立コスト削減に効果がある。
【0079】
また充填剤が熱伝導率の大きい金属に接触することは、安定したシール性を確保する点でも効果がある。これには以下の点が挙げられる。
【0080】
ブレード下シール351と端部シール352の間の空間336に充填された充填剤は金属製の現像ブレード332に接触するので、冷却されやすく固化しやすくなる。充填剤が充填されてから固化するまでの間に、充填剤が外部へ流出して隙間ができてしまうのを防ぐことができる。
【0081】
図12は充填剤337の注入後、現像枠体302に現像ローラ305を取り付けた図を示す。現像ローラ305は現像枠体302の両側に、現像ローラ305を軸支可能な軸受け部材372を取り付けることにより支持される。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、冷却によって固化する発泡性充填剤を、熱伝導率の大きい現像ブレード(金属)に設けられた穴部から充填することで、穴部からはみ出す充填剤の固化時間を短縮して組立時間を短縮化するとともに、ブレード下シールと端部シールの間の充填剤を現像ブレード(金属)と接触させ固化時間を短縮化しシール性を安定化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る充填剤を注入穴から充填した際の現像カートリッジの一部断面図である。
【図2】本実施の形態に係る画像形成装置の縦断面図である。
【図3】本実施の形態に係る現像カートリッジの断面図である。
【図4】本実施の形態に係る現像カートリッジの斜視図である。
【図5】本実施の形態に係る現像カートリッジのギア列の組み付け図である。
【図6】本実施の形態におけるブレード下シールと端部シールとの配置を示す現像カートリッジの斜視図である。
【図7】本実施の形態に係る現像ブレードと現像ブレード支持板との接合の様子を説明するための斜視図である。
【図8】本実施の形態におけるブレード下シールと端部シールとの配置を示す現像カートリッジの一部正面図である。
【図9】本実施の形態における現像ブレードを取り付けた状態の現像カートリッジの一部正面図である。
【図10】現像ブレードを取り去った状態の現像カートリッジの一部正面図である。
【図11】充填剤を注入穴から充填した際の現像カートリッジの一部正面図である。
【図12】充填剤を充填後に現像ローラを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図13】従来のブレード下シールと端部シールの配置正面図である。
【図14】従来のブレード下シールと端部シールの配置断面図である。
【図15】従来の端部シールの側面拡大図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 帯電ローラ(帯電装置)
3 露光手段
4 現像装置
4Y,4M,4C,4Bk 現像カートリッジ(現像ユニット)
8 定着装置
11 二次転写ローラ(二次転写手段)
12 搬送ベルトユニット
13 排出ローラ対
15 排紙ガイド
18 ピックアップローラ
19 搬送ローラ対
301 ロータリーユニット
302 現像枠体
303 トナー撹拌部材
304 トナー供給ローラ
305 現像ローラ
332 現像ブレード
333 現像ブレード支持板
334 ブレード部
335 溶接部
336、370 空間
337 充填剤
338、339 はみ出し部
340 位置決め穴
341 注入穴
351 ブレード下シール
352 端部シール
360 オーバーラップ部
371 流出防止リブ
A カラー画像形成装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー等の粉体を収納した現像ユニット、プロセスカートリッジ及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
ここで、画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
また、現像ユニットとは電子写真感光ドラム上に形成された潜像を現像するための現像手段とそれに付随した部材をユニット化したものをいう。
【0004】
さらに、プロセスカートリッジとは、少なくとも電子写真感光体、現像ユニット等の消耗部品をユニット化して、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成し、ユーザーが交換可能であり、簡易なメンテナンスを実現したものをいう。
【0005】
【従来の技術】
従来、電子写真方式によって画像を形成する画像形成装置の現像ユニットは、現像ローラに現像剤を薄層塗布する機構を持ち、現像ユニット内には現像剤が収納されている。そのため現像ユニットには、現像剤が現像ユニット外部に漏れ出さないように、部材同士の間に隙間ができる個所にシール部材が配置されている。
【0006】
以下に従来のシール構成について図13乃至図15を参照して説明する。図13は従来のブレード下シールと端部シールの配置正面図であり、図14は従来のブレード下シールと端部シールの配置断面図であり、図15端部シールの側面拡大図である。
【0007】
(a)現像ブレードと現像枠体との間の隙間
この部分の隙間には、通常ポリウレタンフォームのような弾性のある発泡部材が配置され、現像ブレードと現像枠体との間で圧縮されることで隙間をシールする(ブレード下シール)。
【0008】
(b)現像ローラと現像枠体との間の隙間
この部分の隙間には、回転する現像ローラとの摺擦条件を良くし、かつシール性を確保するため、表層がフッ化エチレン系樹脂繊維のフェルト等、下層が弾性発泡体からなる部材(端部シール)でシールする。また、表層に少量の潤滑油を塗布する提案も行なわれている(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
(c)ブレード下シールと端部シールとの隙間
ブレード下シールと端部シールが重なる部分を接触させて、この部分の隙間をなくしシールする。
【0010】
以下に、(c)ブレード下シールと端部シールとの隙間の場合の従来のシール構成ついて詳細に述べる(例えば、特許文献2参照。)。
【0011】
図13にブレード下シール351と端部シール352の配置を示す。
【0012】
ブレード下シール351は弾性発泡部材からなり、不図示の両面テープによって現像枠体302に貼り付けられる。また、端部シール352は図15に示すように、表層は表面にフッ化エチレン等の樹脂繊維からなるフェルト層361とその下に弾性発泡体層363、フェルト層と弾性発泡層の間に両者を貼り付ける接着層362、そして弾性発泡体層363の下に両面テープ等の接着層364計4層からなり、この接着層によって端部シール352は現像枠体302に貼り付けられる。
【0013】
ブレード下シール351と端部シール352の大きさは、あらかじめ図13で示すオーバーラップ部360でオーバーラップするように現像枠体302に配置されるように設計されている。
【0014】
両シール部材の現像枠体302への貼り付けは、まずブレード下シール351を現像枠体302に貼り付け、次に、端部シール352を現像枠体302に貼り付る。
【0015】
このとき、図14の断面図に示すようにブレード下シール351のオーバーラップ部360を図中矢印方向に横に寄せた状態で、その上から端部シール352を現像枠体302に貼り付ける。ブレード下シール351を横に寄せた状態から解放すると、ブレード下シール351と端部シール352は側面で密着し隙間が無くなるため、両シール部材の継ぎ目部分からトナーが漏れるのを防止することができる。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−56560号公報
【特許文献2】
特開平11−272071号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシール構成として、ブレード下シールと端部シールとの隙間をシールする場合は、両シール同士を接触させて隙間を無くしていた。しかし、ブレード下シールと端部シールとの接触状態は両部材の貼り付け位置により大きく変わる。そのため、この部分の隙間を安定的に無くそうとすると、充分な貼り付け位置精度が要求され、組立作業に負荷が生じていた。
【0018】
この改善のため、ブレード下シールと端部シールの間に空間を空けておき、この空間に接着剤、発泡性充填剤等の充填剤を注入してシールする手段があるが、以下のような問題点があった。
【0019】
(1)充填剤が充分に硬化する前に、充填剤が外部へ流れ出して、外部を汚染する場合がある。
【0020】
(2)充填剤が充分に硬化する前に、充填剤が外部へ流れ出して隙間ができ、シールができなくなる。
【0021】
(3)充填剤を埋めた後、充填剤が外部へ流れ出さないよう一定の姿勢に保持した状態で充分な硬化時間を取る必要があり、組立時間の増大によるコストアップの要因となる。
【0022】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数のシール部材間の隙間を安定的にシール可能な現像ユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る現像ユニットにあっては、
像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像ローラと、
該現像ローラに前記現像剤を薄層塗布する現像ブレードと、
前記現像ローラと前記現像ブレードを保持する現像枠体と、
前記現像ブレードと前記現像枠体との隙間をシールするブレード下シールと、
前記現像ローラの長手方向の両端部と前記現像枠体との隙間をシールする端部シールと、
前記ブレード下シールと前記端部シールとの間に設けられた空間部に隣接する領域に配置され、前記現像枠体より熱伝導率の大きい放熱部と、
該放熱部に設けられ前記空間部に連通する穴部から流体状態で注入され、放熱により固化して、前記放熱部、前記ブレード下シール、前記端部シール及び前記現像枠体に接触しシールする充填剤と、
を備えたことを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、ブレード下シールと端部シールを精度良く配置する必要がなく、それらの隙間に充填剤を充填することでシールすることができ、また、充填剤が充填される空間部に隣接する領域に熱伝導率の大きい放熱部が設けられているので充填剤の硬化時間を短縮することができる。さらには、空間部に充填剤を注入するための穴部を放熱部に設けたので、充填剤の注入後すぐに穴部が封止され、安定したシールが可能となる。
【0025】
前記放熱部は、前記現像ブレードに一体的に設けられていることが好適である。
【0026】
この構成によれば、特に放熱部のスペースを必要とせず、現像ブレードを作成する工程を特に増加させることもなく、安定したシールが可能となる。
【0027】
前記放熱部は、金属材料であることが好適である。
【0028】
前記空間部は、
前記ブレード下シールの側面と、前記端部シールの側面と、前記放熱部と、該放熱部と近接するように前記現像枠体に形成されたリブと、により囲まれた領域であることが好適である。
【0029】
この構成によれば、放熱部とリブの間から充填時に用いる射出ガスや充填材から揮発する溶剤等の気体を抜くことができ、固化した充填剤に気泡が入ったり、高圧によるリブやシールの変形を防止することができる。
【0030】
また、本発明に係るプロセスカートリッジにあっては、
静電潜像を担持する感光ドラムと、
前記静電潜像を現像する前記現像ユニットと、を一体化し、
画像形成装置に着脱自在であることを特徴とする。
【0031】
また、本発明に係る画像形成装置にあっては、
記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記現像ユニットと、
該現像ユニットを取り外し可能に装着する装着手段と、
前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
【0033】
なお、以下の説明において、「装置前面」とは、転写プロセスから定着プロセスへの記録媒体の搬送上流側の面を指し(図2において右側)、「装置本体及びプロセスカートリッジに関して左右」とは、装置前面から見て左または右である。また「長手方向」とは、記録媒体の表面と平行であり、かつ、記録媒体の搬送方向と交差(略直交)する方向である。
【0034】
(第1の実施の形態)
(カラー画像形成装置の画像形成動作概略)
まず、カラー画像形成装置の全体構成について、図2を参照して概略説明する。図2は本実施の形態に係るカラー電子写真画像形成装置の一形態で、現像カートリッジ(現像ユニット)とドラムカートリッジ及び中間転写体ユニットを画像形成装置本体に装填したカラーレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断面図である。
【0035】
このカラー画像形成装置本体は、図2に示すように、露光手段3から画像情報に基づいた光像を照射して像担持体(以下「感光ドラム」という)1に静電潜像を形成し、現像手段によってこれを現像して現像剤像(以下「トナー像」という)を形成する。そして、前記トナー像の形成と同期して転写材をピックアップローラ18、搬送ローラ対19、レジストローラ対7等からなる搬送手段によって搬送し、前記感光ドラム1に形成したトナー像が中間転写体5aに転写される。
【0036】
次にその中間転写体5a上のトナー像が二次転写手段11によって転写材に転写し、その転写材を加圧ローラと加熱ローラを有する定着装置8に搬送し、転写トナー像を定着して排出部10へ排出するように構成している。
【0037】
さらに詳細に画像形成工程を説明する。
【0038】
感光ドラム1は中間転写ベルト5aの回転と同期して図2の矢印方向(反時計回り)に回転する。帯電装置2は、感光ドラム1の表面を均一に帯電する。露光手段3は、帯電された感光ドラム1表面を各色画像情報に基づいた画像光、例えばイエロー画像情報に基づいた画像光、を照射し、感光ドラム1上にイエロー画像に対応した静電潜像を形成する。
【0039】
露光手段は次の工程を経て行なわれる。露光手段3は外部装置等から読み込んだ画像情報に基づいて感光ドラム1を光照射するものであり、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、スキャナーモーター、結像レンズ及び反射ミラーから概略構成されている。
【0040】
そして外部機器等から画像信号が与えられると、レーザーダイオードが前記画像信号に応じて発光し、ポリゴンミラーに前記画像光として照射する。このポリゴンミラーはスキャナーモーターによって高速回転し、前記ポリゴンミラーで反射した画像光が結像レンズ及び反射ミラーを介して前記感光ドラム1の表面を選択的に露光し、その結果感光ドラム上に静電潜像を形成する。
【0041】
この静電潜像形成と同期してイエローの現像カートリッジ4Yを現像位置に回転移動し、所定のバイアス電圧を印加し静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写ベルト5aの押えローラ(一次転写ローラ)5jにトナーと逆極性のバイアス電圧を印加することで、感光ドラム1上のイエローのトナー像が中間転写ベルト5a上に一次転写される。
【0042】
上述のようにイエロートナー像の一次転写が終了すると、現像装置4の次の現像カートリッジ(4M)が回転移動し、感光ドラム1に対向する位置に位置決めされる。以上のような静電潜像の形成、現像及び一次転写の各工程を、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色についても順次繰り返して行うことによって、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
【0043】
この間、二次転写ローラ11は、中間転写ベルト5aとは非接触状態の位置にあり、クリーニングユニットとしてのクリーニング帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aとは非接触状態の位置にある。
【0044】
二次転写ローラ11は、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像が形成された後に、図2に示すように、中間転写ベルト5aに圧接される。さらに、中間転写ベルト5aの回転と同期して、給送手段であるレジストローラ対7近辺の所定の位置で待機していた記録媒体が中間転写ベルト5aと二次転写ローラ11のニップ部に送り出される。
【0045】
ここで、レジストローラ対7の直前には、記録媒体の先端を検知してレジストローラ対7の回転駆動力を遮断し、記録媒体を所定の位置で待機させるレジ前センサ14が設けられている。
【0046】
二次転写ローラ11にはトナーと逆極性のバイアス電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上のトナー像は、搬送されてきた転写材の表面に一括して二次転写される。
【0047】
このようにしてトナー像が二次転写された記録媒体は、搬送ベルトユニット12を経由して定着装置8に搬送され、ここで、複数色のトナー像の定着が行なわれる。
【0048】
トナー像が定着された記録媒体は、排出ローラ対13によって排紙ガイド15に沿って搬送され、排出ローラ対9によってカラー画像形成装置A上部の排出部10に排出され、画像形成を完了する。
【0049】
一方、クリーニング帯電ローラ5fは、二次転写終了後に中間転写ベルト5aに圧接され、中間転写ベルト表面と中間転写ベルト5a上に残った残留トナーは所定のバイアス電圧が印加され残留電荷が除電される。
【0050】
除電された残留トナーは、一次転写ニップ部を介して中間転写ベルト5aから感光ドラム1へ静電気的に再転写され、中間転写ベルト5a表面がクリーニングされる。
【0051】
なお、感光ドラム1に再転写された二次転写残の残留トナーは、感光ドラム1用のクリーニングブレード6によって除去し回収される。
【0052】
回収された残留トナーは、廃トナーとして後述する搬送経路をたどり、廃トナーボックス16に回収され蓄積される。
【0053】
(現像カートリッジの構成)
現像装置4は、感光ドラム1上の静電潜像を可視像化するものであり、本実施の形態ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像を可能とする4個の現像カートリッジ4Y,4M,4C,4Bkから構成される。
【0054】
なお、本実施の形態では画像形成装置に着脱自在なカートリッジ方式の現像ユニットである現像カートリッジについて詳述するが、もちろんこの構成に限られるものではなく、画像形成装置に固定される固定現像ユニットにも本発明は好適に適用できる。
【0055】
現像カートリッジ4Y,4M,4C,4Bkは、図2に示すように、軸を中心として回転するロータリーユニット301に形成された装着手段にそれぞれ着脱可能に保持され、画像形成に際しては、各現像カートリッジがロータリーユニット301に保持された状態で軸を中心に回転移動し、所定の現像カートリッジが感光ドラム1に対向した位置に止り、さらに後述する現像ローラ305が感光ドラム1に対し接触するように位置決めされた後、感光ドラム1の静電潜像に対応して可視像を形成する。
【0056】
カラー画像形成時には、中間転写ベルト5aの1回転毎にロータリーユニット301が1回転し、イエロー現像カートリッジ4Y、マゼンタ現像カートリッジ4M、シアン現像カートリッジ4C、次いでブラック現像カートリッジ4Bkの順で現像工程がなされる。
【0057】
図3は現像カートリッジ4Y(4M、4C、4Bkについては概略構成が同一なため説明を省略する)の概略縦断面図、図4はその斜視図である。
【0058】
現像カートリッジ4Yは、図3に示すように、現像枠体を構成する現像枠体302内のトナーをトナー撹拌部材303によってトナー供給ローラ304へ送り込み、図示時計方向に回転するトナー供給ローラ304、及び現像ローラ305の外周に圧接された現像ブレード332によって図示時計方向に回転する現像ローラ305の外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
【0059】
そして潜像が形成された感光ドラム1と対向した現像ローラ305に現像バイアスを印加することにより、潜像に応じて感光ドラム1上にトナー現像を行う。マゼンタ現像カートリッジ4M、シアン現像カートリッジ4C、黒現像カートリッジ4Bkについても上記同様なメカニズムでトナー現像が行なわれる。
【0060】
また各現像カートリッジの各現像ローラ305は、各現像カートリッジが現像位置に回転移動されたときプリンタ本体に設けられた各色現像用高圧電源及び駆動装置(図示せず)と接続されており、各色現像毎に順次選択的に電圧が印加され駆動装置が接続される。
【0061】
図4は現像カートリッジ4Y(4M、4C、4Bk)の外観説明図である。現像カートリッジ4Yの駆動入力ギア306は、不図示の画像形成装置側のギアから駆動入力を受け、前述した現像ローラ305、トナー供給ローラ304及びトナー撹拌部材303を駆動する。
【0062】
図5は駆動ギア列の分解斜視図である。図5に示すように、現像ローラ305の駆動入力ギア306は段ギアとなっており、一つは画像形成装置のギアから駆動入力を受けるギア部307と、現像ローラギア309、及びトナー供給ローラギア310に駆動を伝えるギア部308からなる。そして、現像ローラギア309から段ギアのアイドラギア311、アイドラギア312へ駆動が伝わり、現像枠体302内のトナーを攪拌するためのトナー撹拌ギア313に駆動が伝達される。
【0063】
(現像カートリッジのシール構成)
次に、本実施の形態に係る現像カートリッジのシール構成について図1、図6乃至図12を参照して説明する。図6は本実施の形態におけるブレード下シールと端部シールとの配置を示す現像カートリッジの斜視図、図8はその一部正面図である。
【0064】
図6、図8に示すように、本実施の形態においては、従来シール構成のようにブレード下シール351と端部シール352とは密着しておらず、充填剤を埋めるための空間336が設けられている。
【0065】
図7は本実施の形態に係る現像ブレードのブレード部と現像ブレード支持板との接合の様子を説明するための斜視図である。現像ブレード332はブレード部334と現像ブレード支持板333とから構成されている。ブレード部334はステンレス鋼板若しくはりん青銅の厚み0.1mm程度の薄板からなる。また、現像ブレード支持板333は厚み1〜2mmの鋼板からなる。
【0066】
ブレード部334と現像ブレード支持板333は不図示の支持台に位置決め穴340で位置決めされ、図7に示す溶接部335をレーザーによるスポット溶接によって接合する。ブレード部332と現像ブレード支持板333の両方には穴が開けられており、両者を接合した際に充填剤を注入するために貫通した注入穴341が形成される。
【0067】
図9は現像枠体302に現像ブレード332を取り付けた状態の現像カートリッジの一部正面図である。図9に示すように現像ブレードの充填剤を注入するための注入穴341は、ブレード下シール351と端部シール352の間に位置する。
【0068】
図10は充填剤を注入穴から充填後、現像ブレードを取り去った状態の現像カートリッジの一部正面図であり、図11は充填剤を注入穴から充填した際の現像カートリッジの一部正面図であり、図1は図11に示す現像カートリッジのA−A部の断面図である。
【0069】
ここで充填剤337は、発泡性の充填剤を用いている。充填剤337は常温では固形状態であり、充填の際に充填用タンク内部でおよそ170℃まで熱して、液状にする。液状になった充填剤は吐出装置内部において高圧下で窒素ガスと混合され、吐出装置より大気圧下に吐出されると高圧下にあった窒素ガスが膨張するとともに液状物質が冷却され固化し発泡状物質となる。
【0070】
高圧下で窒素ガスを混合した充填剤を、所定の射出圧下で、電磁弁で開閉可能なノズルを一定時間開いて射出することで充填する。高温状態で充填された充填剤は、時間の経過とともに、冷却されて固化すると同時に、発泡して体積が大きくなり、空間の隙間を埋めることができる。
【0071】
充填剤337が充填されると、ブレード下シール351と端部シール352に接触して、図8に示す空間336を埋める。
【0072】
空間336は、ブレード下シール351の側面と、端部シール352の側面と、リブ上部が現像ブレードと近接するように現像枠体に形成される、発泡性充填剤の流出防止リブ371と、により形成される。
【0073】
流出防止リブ371の上部と現像ブレード332の現像枠体302への取り付け面とは、1mm以下の隙間があり、この隙間は充填剤が充填される際の空気抜きの役目を果たす。
【0074】
さらに、充填剤は充填後僅かに体積が縮み、ひけることがあるが、流出防止リブ371上部に侵入した充填剤の体積は小さいため、この部分のひけの量としては充分小さなものになる。流出防止リブ371上部に充填剤を侵入させることはシール性の安定化に効果がある。
【0075】
またひけによる隙間を発生しにくくするためのもう一つの手段として、幾種かの充填剤の中で粘着性の高い物性を持つ充填剤を使用し、現像ブレード面や現像枠体等に充填剤が粘着しやすいようにしている。
【0076】
充填剤の充填後、充填剤がうまく充填されているか否かの確認は、図11に示すはみ出し部339のはみ出し形状を目視で確認することで判断できる。この部分で判断が可能なのは、充填剤を埋めるための空間336は、端部シール352と接する部分の空間370よりも深さ巾とも充分大きくしてあるため、充填剤を注入穴341から充填すると、空間336内が充分に充填された後、最後に空間370に充填されるためである。
【0077】
図1、図11及び図12で示すように、充填剤の注入穴341部分には、通常φ5〜10mm、厚み2〜3mm程度の充填剤のはみ出し部338ができるが、このはみ出し部338は数秒で固化するため、充填剤の注入後数秒間放置すれば、充填剤のはみ出し部338が垂れて他の部分を汚すことはない。
【0078】
はみ出し部338が固化しやすいのは、充填用の注入穴341が熱伝導率の大きい現像ブレード(金属)に形成されているため、注入穴341付近のはみ出し部338の充填剤は現像ブレード332に接触した状態になり、この部分の充填剤は冷却されやすいためである。よって、次の組立工程へ移るまでの時間を短縮し、組立コスト削減に効果がある。
【0079】
また充填剤が熱伝導率の大きい金属に接触することは、安定したシール性を確保する点でも効果がある。これには以下の点が挙げられる。
【0080】
ブレード下シール351と端部シール352の間の空間336に充填された充填剤は金属製の現像ブレード332に接触するので、冷却されやすく固化しやすくなる。充填剤が充填されてから固化するまでの間に、充填剤が外部へ流出して隙間ができてしまうのを防ぐことができる。
【0081】
図12は充填剤337の注入後、現像枠体302に現像ローラ305を取り付けた図を示す。現像ローラ305は現像枠体302の両側に、現像ローラ305を軸支可能な軸受け部材372を取り付けることにより支持される。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、冷却によって固化する発泡性充填剤を、熱伝導率の大きい現像ブレード(金属)に設けられた穴部から充填することで、穴部からはみ出す充填剤の固化時間を短縮して組立時間を短縮化するとともに、ブレード下シールと端部シールの間の充填剤を現像ブレード(金属)と接触させ固化時間を短縮化しシール性を安定化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る充填剤を注入穴から充填した際の現像カートリッジの一部断面図である。
【図2】本実施の形態に係る画像形成装置の縦断面図である。
【図3】本実施の形態に係る現像カートリッジの断面図である。
【図4】本実施の形態に係る現像カートリッジの斜視図である。
【図5】本実施の形態に係る現像カートリッジのギア列の組み付け図である。
【図6】本実施の形態におけるブレード下シールと端部シールとの配置を示す現像カートリッジの斜視図である。
【図7】本実施の形態に係る現像ブレードと現像ブレード支持板との接合の様子を説明するための斜視図である。
【図8】本実施の形態におけるブレード下シールと端部シールとの配置を示す現像カートリッジの一部正面図である。
【図9】本実施の形態における現像ブレードを取り付けた状態の現像カートリッジの一部正面図である。
【図10】現像ブレードを取り去った状態の現像カートリッジの一部正面図である。
【図11】充填剤を注入穴から充填した際の現像カートリッジの一部正面図である。
【図12】充填剤を充填後に現像ローラを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図13】従来のブレード下シールと端部シールの配置正面図である。
【図14】従来のブレード下シールと端部シールの配置断面図である。
【図15】従来の端部シールの側面拡大図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 帯電ローラ(帯電装置)
3 露光手段
4 現像装置
4Y,4M,4C,4Bk 現像カートリッジ(現像ユニット)
8 定着装置
11 二次転写ローラ(二次転写手段)
12 搬送ベルトユニット
13 排出ローラ対
15 排紙ガイド
18 ピックアップローラ
19 搬送ローラ対
301 ロータリーユニット
302 現像枠体
303 トナー撹拌部材
304 トナー供給ローラ
305 現像ローラ
332 現像ブレード
333 現像ブレード支持板
334 ブレード部
335 溶接部
336、370 空間
337 充填剤
338、339 はみ出し部
340 位置決め穴
341 注入穴
351 ブレード下シール
352 端部シール
360 オーバーラップ部
371 流出防止リブ
A カラー画像形成装置
Claims (6)
- 像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像ローラと、
該現像ローラに前記現像剤を薄層塗布する現像ブレードと、
前記現像ローラと前記現像ブレードを保持する現像枠体と、
前記現像ブレードと前記現像枠体との隙間をシールするブレード下シールと、
前記現像ローラの長手方向の両端部と前記現像枠体との隙間をシールする端部シールと、
前記ブレード下シールと前記端部シールとの間に設けられた空間部に隣接する領域に配置され、前記現像枠体より熱伝導率の大きい放熱部と、
該放熱部に設けられ前記空間部に連通する穴部から流体状態で注入され、放熱により固化して、前記放熱部、前記ブレード下シール、前記端部シール及び前記現像枠体に接触しシールする充填剤と、
を備えたことを特徴とする現像ユニット。 - 前記放熱部は、前記現像ブレードに一体的に設けられていることを特徴とする現像ユニット。
- 前記放熱部は、金属材料であることを特徴とする請求項2に記載の現像ユニット。
- 前記空間部は、
前記ブレード下シールの側面と、前記端部シールの側面と、前記放熱部と、該放熱部と近接するように前記現像枠体に形成されたリブと、により囲まれた領域であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の現像ユニット。 - 静電潜像を担持する感光ドラムと、
前記静電潜像を現像する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像ユニットと、を一体化し、
画像形成装置に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像ユニットと、
該現像ユニットを取り外し可能に装着する装着手段と、
前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
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