JP2004123674A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004123674A JP2004123674A JP2002293947A JP2002293947A JP2004123674A JP 2004123674 A JP2004123674 A JP 2004123674A JP 2002293947 A JP2002293947 A JP 2002293947A JP 2002293947 A JP2002293947 A JP 2002293947A JP 2004123674 A JP2004123674 A JP 2004123674A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- essential oil
- acetate
- hop extract
- cis
- pinene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
【課題】ホップ抽出物の不快臭のマスキング。
【解決手段】ホップ抽出物含有皮膚外用剤に、次の(A)及び(B)を配合する、(A);ダマスコン,メチルヒドロジャスモネート,cis−ジャスモン,オイゲノール,アンブロキサン,クマリン,ダマセノン,ヨノン,ビサボレン,カリオフェン,シダーウッド,シトロネラ,ラブダナム,パチュリ,サンダルウッド,バニラの1種以上、(B);cis−3−ヘキセノール,cis−3−ヘキセニルアセテートトリプラール,イソボルニルアセテート,β−フェニルエチルアルコール,リナリルアセテート,リナロール,ベンジルアセテート,スチラリルアセテート,ベンジルプロピオネート,シトラール,アルデヒドC−10,シネオール,リモネン,α−ピネン,β−ピネン,ボルネオール,ゲラニルアセテート,ゲラニオール,テルピネオール,シネオール,シトロネラール,シトロネロール,カンファー,テルピネン,ライム,ベルガモット,ガルバナム,ローズマリー,ラベンダー,ユーカリ,ローズ,イランイラン,ネロリ,バジル,エレミ,ペパーミント,プチグレン,タイムの1種以上。
【選択図】 なし
【解決手段】ホップ抽出物含有皮膚外用剤に、次の(A)及び(B)を配合する、(A);ダマスコン,メチルヒドロジャスモネート,cis−ジャスモン,オイゲノール,アンブロキサン,クマリン,ダマセノン,ヨノン,ビサボレン,カリオフェン,シダーウッド,シトロネラ,ラブダナム,パチュリ,サンダルウッド,バニラの1種以上、(B);cis−3−ヘキセノール,cis−3−ヘキセニルアセテートトリプラール,イソボルニルアセテート,β−フェニルエチルアルコール,リナリルアセテート,リナロール,ベンジルアセテート,スチラリルアセテート,ベンジルプロピオネート,シトラール,アルデヒドC−10,シネオール,リモネン,α−ピネン,β−ピネン,ボルネオール,ゲラニルアセテート,ゲラニオール,テルピネオール,シネオール,シトロネラール,シトロネロール,カンファー,テルピネン,ライム,ベルガモット,ガルバナム,ローズマリー,ラベンダー,ユーカリ,ローズ,イランイラン,ネロリ,バジル,エレミ,ペパーミント,プチグレン,タイムの1種以上。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はホップ抽出物の不快臭が改善された皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホップ抽出物は、テストステロン5α−リダクターゼ阻害作用(特許文献1)、抗酸化作用(特許文献2)、線維芽細胞増殖促進作用(特許文献3)、抗菌作用(特許文献4)、黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制作用(特許文献5)等を利用して皮膚外用剤に配合されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−18026号公報
【特許文献2】
特開平7−196572号公報
【特許文献3】
特開平10−36279号公報
【特許文献4】
特開2000−226280号公報
【特許文献5】
特開2001−226280号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ホップ抽出物には特有の不快臭があり、これを配合した皮膚外用剤の商品価値が低下するという問題があった。このような不快臭に対する対策として、従来からマスキング用香料の処方設計がある。しかし、この手段では、充分なマスキング効果を得るために、刺激的できつく強い香りをもつ香料を処方しなければならず、逆に香りが強すぎて不快感を与えてしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、下記特定の2種の群の香料を組み合せて配合すれば、ホップ抽出物の不快臭を充分にマスキングでき、かつ香りがやさしく、違和感のない皮膚化粧料が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、ホップ抽出物と特定の2つの群から成る香料成分を組み合わせて配合して成る、皮膚外用剤を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明においてホップ抽出物を得るのに用いるホップ(Humulus lupulus L.)は、生薬「ホップ」(Lupuli Strobilus)の基原植物であり、クワ科(Moraceae)に属する蔓性多年草である。花,葉,茎,果実等各部位を用いることができるが、雌花穂を用いることが特に好ましい。
【0008】
本発明においては、上記植物は生のまま抽出に供してもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜14日間程度とするのが適切である。
【0009】
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,2−ペンタンジオール,1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
【0010】
ホップの上記溶媒による抽出物は、そのままでも皮膚外用剤に配合することができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或いは脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。本発明においては、ホップ抽出物は前記処理物をそのまま、或いは水,低級アルコール等の水性担体、乳剤,ゲル,クリーム,軟膏等の基剤に含有させたり、粉末化或いは顆粒化して皮膚外用剤に配合する。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させることもできる。
【0011】
なおホップ抽出物は、上記したようにして調製したものを用いてもよいが、医薬品や化粧料用の「ホップ抽出物」として市販されているものを用いてもよい。ホップ抽出物の皮膚外用剤全量当たりの含有量としては、特に限定されないが、0.0001〜10.0重量%程度とするのが適切である。
【0012】
本発明においては、ホップ抽出物の不快臭をマスキングするために、(A)及び(B)に示す特定の香料成分を併用して配合する。
【0013】
かかる(A)成分としては、ダマスコン,メチルヒドロジャスモネート,cis−ジャスモン,オイゲノール,アンブロキサン,クマリン,ダマセノン,ヨノン,ビサボレン,カリオフィレン,シダーウッド精油,シトロネラ精油,ラブダナム精油,パチュリ精油,サンダルウッド精油,バニラ精油から選択される1種又は2種以上を、(B)成分としては、cis−3−ヘキセノール,cis−3−ヘキセニルアセテート,トリプラール,イソボルニルアセテート,β−フェニルエチルアルコール,リナリルアセテート,リナロール,ベンジルアセテート,スチラリルアセテート,ベンジルプロピオネート,シトラール,アルデヒドC−10,リモネン,α−ピネン,β−ピネン,ボルネオール,ゲラニルアセテート,ゲラニオール,テルピネオール,シネオール,シトロネラール,シトロネロール,カンファー,テルピネン,ライム精油,ベルガモット精油,ガルバナム精油,ローズマリー精油,ラベンダー精油,ユーカリ精油,ローズ精油,イランイラン精油,ネロリ精油,バジル精油,エレミ精油,ペパーミント精油,プチグレン精油,タイム精油から選択される1種又は2種以上を用いる。これらの(A)成分及び(B)成分の内、精油については、精油そのものを用いることはもちろんの事、精油中の特定の成分を単離,若しくは化学的に合成したものを用いることもできる。また、(A)成分,(B)成分の他、本発明のマスキング効果を損なわない範囲で、他の香気成分を配合することもできる。
【0014】
本発明の(A)成分及び(B)成分については、単独でマスキング効果を若干なりとも発揮する香気成分も含まれているが、(A)成分と(B)成分を併用することにより、皮膚外用剤らしい、バランスのとれた香りとなる。
【0015】
本発明の(A)成分及び(B)成分の配合量は、ホップ抽出物の配合量により、適宜決定することができるが、通常皮膚外用剤全量に対して、(A)成分,(B)成分の合計で、0.00001〜10.0重量%とすることが好ましい。
【0016】
本発明の皮膚外用剤には、前記成分のほか、通常の外用基材、他の薬効成分、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート類、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素等を任意に組み合わせ配合することができる。ここで用いられる外用基材としては、油性基剤をベースとするもの、油/水、水/油型の乳化系基剤をベースとするもの、水をベースとするもののいずれであってもよい。油性基剤としては、例えば植物油、動物油、合成油、シリコーン油、脂肪酸、天然又は合成のグリセリド等が挙げられる。また上記薬効成分としては例えば鎮痛消炎剤、美白成分、殺菌消毒剤、ビタミン類、皮膚柔軟化剤等を必要に応じて適宜使用できる。本発明皮膚外用剤の形態としては、軟膏、クリーム、乳液、化粧水、ジェル、パック剤、パップ剤、ファンデーション、粉末、エアゾール等が挙げられる。
【0017】
【実施例】
さらに本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。まず、本発明の実施例に用いたホップ抽出物の製造方法を示す。
【0018】
[ホップ抽出物1]
ホップの雌花穂250gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液1.0リットル中に浸漬して、25℃で7日間静置して抽出した。抽出物をろ過してろ液を回収し、ミリポアフィルターにて除菌して、ホップ抽出物1とした。
【0019】
[ホップ抽出物2]
ホップの乾燥花750gを細切し、1,2−ペンタンジオール2.5リットル中に浸漬して、20℃で5日間攪拌抽出した。抽出物をろ過してろ液を回収し、ホップ抽出物2とした。
【0020】
[実施例1〜実施例5,比較例1(A)〜比較例5(B)] 液剤
(1)ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 1.00(重量%)
(2)95%エタノール 5.00
(3)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(4)ホップ抽出物1 5.00
(5)香気成分 表1,表2に示した量
(6)精製水 全量を100とする量
製法:(1)〜(6)の全成分を、混合,均一化する。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
前記の実施例1〜実施例5及び比較例1(A)〜比較例5(B)を40℃恒温槽にて30日保存後室温に戻し、10名の専門パネラーの腕に0.05mL/cm2の量で塗布し、塗布直後の香りを以下に示した方法にて、官能評価を行い、結果を表3に示した。
【0024】
(1)マスキング効果
ホップ抽出物1の不快臭がマスキングされているか否かについて、官能評価を行い、合議により以下の3段階に評価した。
マスキング効果
○:ホップ臭が充分にマスキングされている
△:ホップ臭がほぼマスキングされている
×:ホップ臭のマスキングが不充分である
【0025】
(2)香りの官能評価
塗布直後の香りを皮膚外用剤らしさの観点から官能評価を行い、合議により以下の3段階に評価した。
香りの評価基準
○:バランスのとれた香りがする
△:香りがややアンバランスで少し気になる
×:香りがアンバランスで気になる
【0026】
【表3】
【0027】
表3に示したとおり、本発明の実施例は、全てホップ抽出物1の不快臭をマスキングする効果に優れ、しかも皮膚外用剤らしい良好な香調であった。これに対し、(A)成分のみを含有する比較例1(A)〜比較例5(A)においては、ホップ抽出物1の不快臭をマスキングできず、しかも良好だと判断された香りは認められなかった。また(B)成分のみを含有する比較例1(B)〜比較例5(B)では、一部マスキング効果の認められる香りもあったが、かかる比較例においては、皮膚外用剤らしい香調を示していなかった。
【0028】
さらに、表4に示した組成を有する精油混合物を含有する、他の実施例を示す。なお、表4中の組成は、重量部にて示した。
【0029】
【表4】
【0030】
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、加熱溶解して75℃とする。一方、(8)〜(12)の水相成分を混合,溶解して75℃とする。これに前記油相を加えて予備乳化した後、(13)を添加してホモミキサーにて均一に乳化し、次いで(14)を加えて増粘させた後冷却し、40℃で(15)を添加し、混合する。
【0031】
[実施例7] 水中油型クリーム剤
(1)ミツロウ 6.00(重量%)
(2)セタノール 5.00
(3)還元ラノリン 8.00
(4)スクワラン 27.50
(5)グリチルレチン酸ステアリル 0.05
(6)グリセリン脂肪酸エステル 4.00
(7)親油型グリセリンモノステアリン酸エステル 2.00
(8)ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン 5.00
モノラウリン酸エステル
(9)グリチルレチン酸ステアリル 0.25
(10)レチノール 0.20
(11)プロピレングリコール 5.00
(12)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(13)ホップ抽出物2 1.00
(14)精製水 35.80
(15)精油混合物2 0.10
製法:(1)〜(10)の油相成分を混合,溶解して75℃とする。一方、(11)〜(14)を混合,溶解し、75℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成分を添加して予備乳化した後ホモミキサーにて均一に乳化する。冷却後40℃にて(15)を添加して、混合する。
【0032】
[実施例8] ゲル剤
(1)ジプロピレングリコール 10.0(重量%)
(2)カルボキシビニルポリマー 0.5
(3)水酸化カリウム(10.0重量%水溶液) 1.0
(4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(5)ホップ抽出物1 1.0
(6)精油混合物1 0.1
(7)精製水 87.3
製法:(7)に(1)〜(6)を順次添加して均一に溶解する。
【0033】
[実施例9] 油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンジオレイン酸エステル 5.0
(5)L−グルタミン酸ナトリウム 1.6
(6)L−セリン 0.4
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)ホップ抽出物1 2.0
(10)ニガリ 1.5
(11)精製水 49.3
(12)精油混合物2 0.1
製法:(5),(6)を(10)の一部に溶解して50℃とし、あらかじめ50℃に加温した(4)に撹拌しながら徐々に添加する。これをあらかじめ混合し、70℃に加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに、(7)〜(10)を(11)の残部に添加し、70℃に加熱したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。冷却後、40℃にて(12)を添加,混合する。
【0034】
[実施例10] ハンドクリーム
(1)セタノール 4.00(重量%)
(2)ワセリン 2.00
(3)流動パラフィン 10.00
(4)グリセリンモノステアリン酸エステル 1.50
(5)ポリオキシエチレン(60EO)グリセリン 2.50
イソステアリン酸エステル
(6)酢酸トコフェロール 0.25
(7)グリセリン 20.00
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(9)ホップ抽出物2 1.50
(10)精製水 58.05
(11)精油混合物1 0.10
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,溶解して75℃とする。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合,溶解して75℃とする。次いで、この水相成分に前記油相成分を添加してホモミキサーにて均一に乳化し、冷却後40℃で(11)を添加する。
【0035】
[実施例11] パック
(1)精製水 68.9(重量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.5
(3)エタノール 10.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1540) 3.0
(6)ホップ抽出物1 0.3
(7)ホップ抽出物2 0.2
(8)精油混合物2 0.1
製法:(1)に(2)〜(8)の成分を順次添加して、混合,溶解,均一化する。
【0036】
[実施例12] ヘアートニック
(1)エタノール 50.0(重量%)
(2)精製水 48.3
(3)クエン酸ナトリウム 0.1
(4)ホップ抽出物2 1.5
(5)精油混合物1 0.1
製法:(1)〜(5)の成分を、混合,均一に溶解する。
【0037】
[実施例13] ヘアーシャンプー
(1)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 18.0(重量%)
(2)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
(3)プロピレングリコール 2.0
(4)ホップ抽出物2 0.5
(5)ホップ抽出物1 0.5
(6)精油混合物 0.1
(7)精製水 76.9
製法:(1)〜(6)の成分を順次(7)に添加して、均一とする。
【0038】
実施例6〜実施例13について、実施例1〜実施例5と同様に官能評価を行ったところ、ホップ抽出物の不快臭のマスキング効果に優れ、しかも皮膚外用剤らしい良好な香りであるとの評価が得られた。
【0039】
なお実施例1〜実施例13については、25℃で6カ月間保存した場合において状態の変化は全く認められず、男性パネラー30名による48時間の背部閉塞貼付試験においても、問題となる皮膚刺激性反応は認められなかった。
【0040】
【発明の効果】
特定の2種の群の香料を組み合せて配合することにより、ホップ抽出物の不快臭を充分にマスキングでき、かつ香りがやさしく、違和感のない皮膚外用剤を提供することができた。
【発明の属する技術分野】
本発明はホップ抽出物の不快臭が改善された皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホップ抽出物は、テストステロン5α−リダクターゼ阻害作用(特許文献1)、抗酸化作用(特許文献2)、線維芽細胞増殖促進作用(特許文献3)、抗菌作用(特許文献4)、黄色ブドウ球菌エンテロトキシン産生抑制作用(特許文献5)等を利用して皮膚外用剤に配合されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−18026号公報
【特許文献2】
特開平7−196572号公報
【特許文献3】
特開平10−36279号公報
【特許文献4】
特開2000−226280号公報
【特許文献5】
特開2001−226280号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ホップ抽出物には特有の不快臭があり、これを配合した皮膚外用剤の商品価値が低下するという問題があった。このような不快臭に対する対策として、従来からマスキング用香料の処方設計がある。しかし、この手段では、充分なマスキング効果を得るために、刺激的できつく強い香りをもつ香料を処方しなければならず、逆に香りが強すぎて不快感を与えてしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、下記特定の2種の群の香料を組み合せて配合すれば、ホップ抽出物の不快臭を充分にマスキングでき、かつ香りがやさしく、違和感のない皮膚化粧料が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、ホップ抽出物と特定の2つの群から成る香料成分を組み合わせて配合して成る、皮膚外用剤を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明においてホップ抽出物を得るのに用いるホップ(Humulus lupulus L.)は、生薬「ホップ」(Lupuli Strobilus)の基原植物であり、クワ科(Moraceae)に属する蔓性多年草である。花,葉,茎,果実等各部位を用いることができるが、雌花穂を用いることが特に好ましい。
【0008】
本発明においては、上記植物は生のまま抽出に供してもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜14日間程度とするのが適切である。
【0009】
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,2−ペンタンジオール,1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
【0010】
ホップの上記溶媒による抽出物は、そのままでも皮膚外用剤に配合することができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或いは脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。本発明においては、ホップ抽出物は前記処理物をそのまま、或いは水,低級アルコール等の水性担体、乳剤,ゲル,クリーム,軟膏等の基剤に含有させたり、粉末化或いは顆粒化して皮膚外用剤に配合する。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させることもできる。
【0011】
なおホップ抽出物は、上記したようにして調製したものを用いてもよいが、医薬品や化粧料用の「ホップ抽出物」として市販されているものを用いてもよい。ホップ抽出物の皮膚外用剤全量当たりの含有量としては、特に限定されないが、0.0001〜10.0重量%程度とするのが適切である。
【0012】
本発明においては、ホップ抽出物の不快臭をマスキングするために、(A)及び(B)に示す特定の香料成分を併用して配合する。
【0013】
かかる(A)成分としては、ダマスコン,メチルヒドロジャスモネート,cis−ジャスモン,オイゲノール,アンブロキサン,クマリン,ダマセノン,ヨノン,ビサボレン,カリオフィレン,シダーウッド精油,シトロネラ精油,ラブダナム精油,パチュリ精油,サンダルウッド精油,バニラ精油から選択される1種又は2種以上を、(B)成分としては、cis−3−ヘキセノール,cis−3−ヘキセニルアセテート,トリプラール,イソボルニルアセテート,β−フェニルエチルアルコール,リナリルアセテート,リナロール,ベンジルアセテート,スチラリルアセテート,ベンジルプロピオネート,シトラール,アルデヒドC−10,リモネン,α−ピネン,β−ピネン,ボルネオール,ゲラニルアセテート,ゲラニオール,テルピネオール,シネオール,シトロネラール,シトロネロール,カンファー,テルピネン,ライム精油,ベルガモット精油,ガルバナム精油,ローズマリー精油,ラベンダー精油,ユーカリ精油,ローズ精油,イランイラン精油,ネロリ精油,バジル精油,エレミ精油,ペパーミント精油,プチグレン精油,タイム精油から選択される1種又は2種以上を用いる。これらの(A)成分及び(B)成分の内、精油については、精油そのものを用いることはもちろんの事、精油中の特定の成分を単離,若しくは化学的に合成したものを用いることもできる。また、(A)成分,(B)成分の他、本発明のマスキング効果を損なわない範囲で、他の香気成分を配合することもできる。
【0014】
本発明の(A)成分及び(B)成分については、単独でマスキング効果を若干なりとも発揮する香気成分も含まれているが、(A)成分と(B)成分を併用することにより、皮膚外用剤らしい、バランスのとれた香りとなる。
【0015】
本発明の(A)成分及び(B)成分の配合量は、ホップ抽出物の配合量により、適宜決定することができるが、通常皮膚外用剤全量に対して、(A)成分,(B)成分の合計で、0.00001〜10.0重量%とすることが好ましい。
【0016】
本発明の皮膚外用剤には、前記成分のほか、通常の外用基材、他の薬効成分、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコール類、キレート類、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素等を任意に組み合わせ配合することができる。ここで用いられる外用基材としては、油性基剤をベースとするもの、油/水、水/油型の乳化系基剤をベースとするもの、水をベースとするもののいずれであってもよい。油性基剤としては、例えば植物油、動物油、合成油、シリコーン油、脂肪酸、天然又は合成のグリセリド等が挙げられる。また上記薬効成分としては例えば鎮痛消炎剤、美白成分、殺菌消毒剤、ビタミン類、皮膚柔軟化剤等を必要に応じて適宜使用できる。本発明皮膚外用剤の形態としては、軟膏、クリーム、乳液、化粧水、ジェル、パック剤、パップ剤、ファンデーション、粉末、エアゾール等が挙げられる。
【0017】
【実施例】
さらに本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。まず、本発明の実施例に用いたホップ抽出物の製造方法を示す。
【0018】
[ホップ抽出物1]
ホップの雌花穂250gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液1.0リットル中に浸漬して、25℃で7日間静置して抽出した。抽出物をろ過してろ液を回収し、ミリポアフィルターにて除菌して、ホップ抽出物1とした。
【0019】
[ホップ抽出物2]
ホップの乾燥花750gを細切し、1,2−ペンタンジオール2.5リットル中に浸漬して、20℃で5日間攪拌抽出した。抽出物をろ過してろ液を回収し、ホップ抽出物2とした。
【0020】
[実施例1〜実施例5,比較例1(A)〜比較例5(B)] 液剤
(1)ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 1.00(重量%)
(2)95%エタノール 5.00
(3)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(4)ホップ抽出物1 5.00
(5)香気成分 表1,表2に示した量
(6)精製水 全量を100とする量
製法:(1)〜(6)の全成分を、混合,均一化する。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
前記の実施例1〜実施例5及び比較例1(A)〜比較例5(B)を40℃恒温槽にて30日保存後室温に戻し、10名の専門パネラーの腕に0.05mL/cm2の量で塗布し、塗布直後の香りを以下に示した方法にて、官能評価を行い、結果を表3に示した。
【0024】
(1)マスキング効果
ホップ抽出物1の不快臭がマスキングされているか否かについて、官能評価を行い、合議により以下の3段階に評価した。
マスキング効果
○:ホップ臭が充分にマスキングされている
△:ホップ臭がほぼマスキングされている
×:ホップ臭のマスキングが不充分である
【0025】
(2)香りの官能評価
塗布直後の香りを皮膚外用剤らしさの観点から官能評価を行い、合議により以下の3段階に評価した。
香りの評価基準
○:バランスのとれた香りがする
△:香りがややアンバランスで少し気になる
×:香りがアンバランスで気になる
【0026】
【表3】
【0027】
表3に示したとおり、本発明の実施例は、全てホップ抽出物1の不快臭をマスキングする効果に優れ、しかも皮膚外用剤らしい良好な香調であった。これに対し、(A)成分のみを含有する比較例1(A)〜比較例5(A)においては、ホップ抽出物1の不快臭をマスキングできず、しかも良好だと判断された香りは認められなかった。また(B)成分のみを含有する比較例1(B)〜比較例5(B)では、一部マスキング効果の認められる香りもあったが、かかる比較例においては、皮膚外用剤らしい香調を示していなかった。
【0028】
さらに、表4に示した組成を有する精油混合物を含有する、他の実施例を示す。なお、表4中の組成は、重量部にて示した。
【0029】
【表4】
【0030】
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、加熱溶解して75℃とする。一方、(8)〜(12)の水相成分を混合,溶解して75℃とする。これに前記油相を加えて予備乳化した後、(13)を添加してホモミキサーにて均一に乳化し、次いで(14)を加えて増粘させた後冷却し、40℃で(15)を添加し、混合する。
【0031】
[実施例7] 水中油型クリーム剤
(1)ミツロウ 6.00(重量%)
(2)セタノール 5.00
(3)還元ラノリン 8.00
(4)スクワラン 27.50
(5)グリチルレチン酸ステアリル 0.05
(6)グリセリン脂肪酸エステル 4.00
(7)親油型グリセリンモノステアリン酸エステル 2.00
(8)ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン 5.00
モノラウリン酸エステル
(9)グリチルレチン酸ステアリル 0.25
(10)レチノール 0.20
(11)プロピレングリコール 5.00
(12)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(13)ホップ抽出物2 1.00
(14)精製水 35.80
(15)精油混合物2 0.10
製法:(1)〜(10)の油相成分を混合,溶解して75℃とする。一方、(11)〜(14)を混合,溶解し、75℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成分を添加して予備乳化した後ホモミキサーにて均一に乳化する。冷却後40℃にて(15)を添加して、混合する。
【0032】
[実施例8] ゲル剤
(1)ジプロピレングリコール 10.0(重量%)
(2)カルボキシビニルポリマー 0.5
(3)水酸化カリウム(10.0重量%水溶液) 1.0
(4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(5)ホップ抽出物1 1.0
(6)精油混合物1 0.1
(7)精製水 87.3
製法:(7)に(1)〜(6)を順次添加して均一に溶解する。
【0033】
[実施例9] 油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンジオレイン酸エステル 5.0
(5)L−グルタミン酸ナトリウム 1.6
(6)L−セリン 0.4
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)ホップ抽出物1 2.0
(10)ニガリ 1.5
(11)精製水 49.3
(12)精油混合物2 0.1
製法:(5),(6)を(10)の一部に溶解して50℃とし、あらかじめ50℃に加温した(4)に撹拌しながら徐々に添加する。これをあらかじめ混合し、70℃に加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに、(7)〜(10)を(11)の残部に添加し、70℃に加熱したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。冷却後、40℃にて(12)を添加,混合する。
【0034】
[実施例10] ハンドクリーム
(1)セタノール 4.00(重量%)
(2)ワセリン 2.00
(3)流動パラフィン 10.00
(4)グリセリンモノステアリン酸エステル 1.50
(5)ポリオキシエチレン(60EO)グリセリン 2.50
イソステアリン酸エステル
(6)酢酸トコフェロール 0.25
(7)グリセリン 20.00
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(9)ホップ抽出物2 1.50
(10)精製水 58.05
(11)精油混合物1 0.10
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,溶解して75℃とする。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合,溶解して75℃とする。次いで、この水相成分に前記油相成分を添加してホモミキサーにて均一に乳化し、冷却後40℃で(11)を添加する。
【0035】
[実施例11] パック
(1)精製水 68.9(重量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.5
(3)エタノール 10.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1540) 3.0
(6)ホップ抽出物1 0.3
(7)ホップ抽出物2 0.2
(8)精油混合物2 0.1
製法:(1)に(2)〜(8)の成分を順次添加して、混合,溶解,均一化する。
【0036】
[実施例12] ヘアートニック
(1)エタノール 50.0(重量%)
(2)精製水 48.3
(3)クエン酸ナトリウム 0.1
(4)ホップ抽出物2 1.5
(5)精油混合物1 0.1
製法:(1)〜(5)の成分を、混合,均一に溶解する。
【0037】
[実施例13] ヘアーシャンプー
(1)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 18.0(重量%)
(2)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
(3)プロピレングリコール 2.0
(4)ホップ抽出物2 0.5
(5)ホップ抽出物1 0.5
(6)精油混合物 0.1
(7)精製水 76.9
製法:(1)〜(6)の成分を順次(7)に添加して、均一とする。
【0038】
実施例6〜実施例13について、実施例1〜実施例5と同様に官能評価を行ったところ、ホップ抽出物の不快臭のマスキング効果に優れ、しかも皮膚外用剤らしい良好な香りであるとの評価が得られた。
【0039】
なお実施例1〜実施例13については、25℃で6カ月間保存した場合において状態の変化は全く認められず、男性パネラー30名による48時間の背部閉塞貼付試験においても、問題となる皮膚刺激性反応は認められなかった。
【0040】
【発明の効果】
特定の2種の群の香料を組み合せて配合することにより、ホップ抽出物の不快臭を充分にマスキングでき、かつ香りがやさしく、違和感のない皮膚外用剤を提供することができた。
Claims (1)
- ホップ抽出物と、次の(A)及び(B)の3成分を含有する皮膚外用剤、(A);ダマスコン,メチルヒドロジャスモネート,cis−ジャスモン,オイゲノール,アンブロキサン,クマリン,ダマセノン,ヨノン,ビサボレン,カリオフィレン,シダーウッド精油,シトロネラ精油,ラブダナム精油,パチュリ精油,サンダルウッド精油,バニラ精油から選択される1種又は2種以上、(B);cis−3−ヘキセノール,cis−3−ヘキセニルアセテートトリプラール,イソボルニルアセテート,β−フェニルエチルアルコール,リナリルアセテート,リナロール,ベンジルアセテート,スチラリルアセテート,ベンジルプロピオネート,シトラール,アルデヒドC−10,リモネン,α−ピネン,β−ピネン,ボルネオール,ゲラニルアセテート,ゲラニオール,テルピネオール,シネオール,シトロネラール,シトロネロール,カンファー,テルピネン,ライム精油,ベルガモット精油,ガルバナム精油,ローズマリー精油,ラベンダー精油,ユーカリ精油,ローズ精油,イランイラン精油,ネロリ精油,バジル精油,エレミ精油,ペパーミント精油,プチグレン精油,タイム精油から選択される1種又は2種以上。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002293947A JP2004123674A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002293947A JP2004123674A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004123674A true JP2004123674A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32284702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002293947A Pending JP2004123674A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004123674A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9132103B2 (en) | 2009-09-24 | 2015-09-15 | Conopco, Inc. | Disinfecting agent comprising eugenol, terpineol and thymol |
US9408870B2 (en) | 2010-12-07 | 2016-08-09 | Conopco, Inc. | Oral care composition |
US9693941B2 (en) | 2011-11-03 | 2017-07-04 | Conopco, Inc. | Liquid personal wash composition |
CN112402324A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-02-26 | 广州市柏菲化妆品有限公司 | 一种薰衣草手部清洁液及其制备方法 |
-
2002
- 2002-10-07 JP JP2002293947A patent/JP2004123674A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9132103B2 (en) | 2009-09-24 | 2015-09-15 | Conopco, Inc. | Disinfecting agent comprising eugenol, terpineol and thymol |
US9408870B2 (en) | 2010-12-07 | 2016-08-09 | Conopco, Inc. | Oral care composition |
US9693941B2 (en) | 2011-11-03 | 2017-07-04 | Conopco, Inc. | Liquid personal wash composition |
CN112402324A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-02-26 | 广州市柏菲化妆品有限公司 | 一种薰衣草手部清洁液及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3583108B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2000191525A (ja) | 皮膚外用剤組成物 | |
TW201235054A (en) | Deodorant containing polyvalent alcohol | |
JP4044274B2 (ja) | 微生物性リパーゼ阻害剤、及びこれを含有するニキビ用皮膚外用剤並びにフケ用皮膚外用剤 | |
JPH09131393A (ja) | 消臭剤、消臭組成物及び消臭化粧料 | |
JP2004123674A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2004123675A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2001206822A (ja) | 頭髪用化粧料 | |
JP4934242B2 (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP3591832B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2001163764A (ja) | 植物ステロールワックス、その製造法およびそれを用いた皮膚外用剤 | |
JP2001181120A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH05286845A (ja) | 皮膚老化防止用化粧料 | |
JP5341289B2 (ja) | マスキング剤及びそれを含有する化粧料 | |
JP3826698B2 (ja) | 微生物性リパーゼ阻害剤、及びこれを含有するニキビ用皮膚外用剤並びにフケ用皮膚外用剤 | |
JP2009203179A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2001131079A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2005041830A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP3754025B2 (ja) | 細胞賦活剤、抗酸化剤、及び皮膚外用剤 | |
JP2000327570A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2004137166A (ja) | 皮膚外用剤、細胞賦活剤、抗酸化剤 | |
JP2003137766A (ja) | 皮膚外用コラーゲン産生促進剤及び皮膚外用ヒアルロン酸産生促進剤 | |
JP3665049B2 (ja) | 細胞賦活剤、抗酸化剤、及び皮膚外用剤 | |
JP2004010558A (ja) | 抗酸化剤、及びこれを含有する皮膚外用剤 | |
JP2003137798A (ja) | 皮膚外用剤 |