JP2004123627A5 - - Google Patents
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【0005】
【課題の解決手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、化粧実感が仕上がりの変化、広がりと同程度に得られる粉体含有化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなる造粒物を含有させた化粧料にそのような特性を見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関する。
(1)少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなる造粒物。
(2)更に、色素を含有することを特徴とする、(1)に記載の造粒物。
(3)更に、水溶性高分子を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の造粒物。
(4)水溶性高分子が、セルロース誘導体乃至はキサンタンガムであることを特徴とする、(3)に記載の造粒物。
(5)外観の真珠光沢感が、造粒物を潰したときの真珠光沢感より少ないことを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の造粒物。
(6)外観の色が、造粒物を潰したときの色と異なることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の造粒物。
(7)少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなり、当該造粒により得られた造粒物の外観の真珠光沢感が、これを潰したときの真珠光沢感より少ない造粒物。
(8)少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなり、当該造粒により得られた造粒物の外観の色が、これを潰したときの色と異なる造粒物。
(9)(1)〜(8)何れか1項に記載の造粒物を含有する化粧料。
(10)水性ゲル中に(1)〜(8)何れか1項に記載の造粒物を分散した剤形であることを特徴とする、(9)に記載の化粧料。
【課題の解決手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、化粧実感が仕上がりの変化、広がりと同程度に得られる粉体含有化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなる造粒物を含有させた化粧料にそのような特性を見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関する。
(1)少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなる造粒物。
(2)更に、色素を含有することを特徴とする、(1)に記載の造粒物。
(3)更に、水溶性高分子を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の造粒物。
(4)水溶性高分子が、セルロース誘導体乃至はキサンタンガムであることを特徴とする、(3)に記載の造粒物。
(5)外観の真珠光沢感が、造粒物を潰したときの真珠光沢感より少ないことを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の造粒物。
(6)外観の色が、造粒物を潰したときの色と異なることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の造粒物。
(7)少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなり、当該造粒により得られた造粒物の外観の真珠光沢感が、これを潰したときの真珠光沢感より少ない造粒物。
(8)少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなり、当該造粒により得られた造粒物の外観の色が、これを潰したときの色と異なる造粒物。
(9)(1)〜(8)何れか1項に記載の造粒物を含有する化粧料。
(10)水性ゲル中に(1)〜(8)何れか1項に記載の造粒物を分散した剤形であることを特徴とする、(9)に記載の化粧料。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の造粒物
本発明の造粒物は、少なくとも、1種の着色されていても良いチタンマイカを50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなることを特徴とする。ここで、チタンマイカとは、マイカの表面に二酸化チタンの微粒子がコートした形態の粉体であって、該二酸化チタンのコートにより干渉色或いは干渉によるパール感を呈する粉体を意味する。本発明の造粒物にはかかる着色されていても良いチタンマイカを1種含有させることもできるし、2種以上組み合わせて含有させることもできる。チタンマイカとしては、チミロンMP1005、チミロンスーパーレッド、チミロンスーパーブルー等チミロンシリーズに代表されるメルク社製のものやクロイゾネゴールド等のクロイゾネシリーズ、デュオクロム、デュオクロムスパークルなどのデュオクロムシリーズ、フラメンコSP100、フラメンコレッド等のフラメンコシリーズ等に代表されるエンゲルハード社製のものなど、多くのものが既に市販されており、これらの市販品を利用することができる。勿論、マイカ上に水酸化チタンを他の金属水酸化物とともに析出させ、これを焼成することにより酸化物と為して製造し、使用することもできる。又、前記の市販品のチタンマイカに着色剤をコートした着色チタンマイカを製造し、それを用いることもできる。かかる着色されても良いチタンマイカで特に好ましいものとしてはエンゲルハード社製のフラメンコシリーズが例示できる。かかる着色されても良いチタンマイカは造粒することにより、造粒物の外観としてはパール感を著しく減じる。前記造粒物が使用時に崩壊すると、元のチタンマイカのパール感が発現し、外観の著しい変化が得られる。本発明の造粒物に於ける前記着色されていても良いチタンマイカの好ましい含有量は、総量で造粒物全量に対して、50〜100質量%であり、更に好ましくは60〜95質量%である。これは少なすぎると、造粒物の状態とそれが崩壊した後の状態でのパール感の差が少なくなりすぎる場合があるからである。本発明の造粒物においては、前記着色されていても良いチタンマイカ以外に、造粒物の外観から更にパール感を隠蔽するさらには外観の色と塗布色とを異ならせる目的で、色素類を含有することができ、この様な色素類を含有する形態がより好ましい。この様な色素としては、顔料が好ましく、赤色226号、黄色4号アルミニウムレーキなどの有機顔料、ベンガラ、黄色酸化鉄、群青、紺青などの無機顔料などが好ましく例示できる。かかる色素の含有量は、総量で造粒物全量に対して0.1〜10質量%が好ましい。又、本発明の造粒物は、造粒の為の結合剤を含有することができる。結合剤としては、水溶性高分子が好ましく、中でもキサンタンガムやセルロース系の水溶性高分子が好ましい。セルロース系の水溶性高分子としては、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどが好ましく例示できる。かかる結合剤の好ましい含有量は、0.1〜10質量%であり、更に好ましくは0.2〜5質量%である。本発明の造粒物においては、前記着色されていても良いチタンマイカ、色素類、結合剤以外に、通常化粧料で使用されるこれらに分類されない粉体類を含有することができる。かかる粉体類としては、例えば、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、ベントナイト、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、結晶セルロース、ナイロンパウダー、シルクパウダー、メチルシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、乳糖、澱粉、ポリアクリルエステル、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウムなどの金属石けん等のアクリル樹脂等が例示できる。なお、本発明の造粒物において、この様な任意成分の粉体や着色されていても良いチタンマイカ、色素類は、そのまま含有させることもできるし、予め表面を処理して使用することもできる。表面処理方法としては、化粧料用の粉体で知られているものであれば、特段の限定なく適用でき、例えば、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理、ジメチルポリシロキサン焼き付け処理、フルオロアルキル基を有していても良いシリルカップリング剤によるシリル化、フッ素原子で水素原子が置換されていても良いアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理、アシル化アミノ酸及び/又はその塩による被覆処理、コアシェル型ポリマーエマルジョンの被覆、リン酸塩の被覆などが好ましく例示できる。かかる表面処理は、粉体に対して1〜30質量%の被覆剤をコートし、100〜600℃で焼成、30〜50℃で乾燥、アルカリ処理などの処置を行えばよい。
【発明の実施の形態】
(1)本発明の造粒物
本発明の造粒物は、少なくとも、1種の着色されていても良いチタンマイカを50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなることを特徴とする。ここで、チタンマイカとは、マイカの表面に二酸化チタンの微粒子がコートした形態の粉体であって、該二酸化チタンのコートにより干渉色或いは干渉によるパール感を呈する粉体を意味する。本発明の造粒物にはかかる着色されていても良いチタンマイカを1種含有させることもできるし、2種以上組み合わせて含有させることもできる。チタンマイカとしては、チミロンMP1005、チミロンスーパーレッド、チミロンスーパーブルー等チミロンシリーズに代表されるメルク社製のものやクロイゾネゴールド等のクロイゾネシリーズ、デュオクロム、デュオクロムスパークルなどのデュオクロムシリーズ、フラメンコSP100、フラメンコレッド等のフラメンコシリーズ等に代表されるエンゲルハード社製のものなど、多くのものが既に市販されており、これらの市販品を利用することができる。勿論、マイカ上に水酸化チタンを他の金属水酸化物とともに析出させ、これを焼成することにより酸化物と為して製造し、使用することもできる。又、前記の市販品のチタンマイカに着色剤をコートした着色チタンマイカを製造し、それを用いることもできる。かかる着色されても良いチタンマイカで特に好ましいものとしてはエンゲルハード社製のフラメンコシリーズが例示できる。かかる着色されても良いチタンマイカは造粒することにより、造粒物の外観としてはパール感を著しく減じる。前記造粒物が使用時に崩壊すると、元のチタンマイカのパール感が発現し、外観の著しい変化が得られる。本発明の造粒物に於ける前記着色されていても良いチタンマイカの好ましい含有量は、総量で造粒物全量に対して、50〜100質量%であり、更に好ましくは60〜95質量%である。これは少なすぎると、造粒物の状態とそれが崩壊した後の状態でのパール感の差が少なくなりすぎる場合があるからである。本発明の造粒物においては、前記着色されていても良いチタンマイカ以外に、造粒物の外観から更にパール感を隠蔽するさらには外観の色と塗布色とを異ならせる目的で、色素類を含有することができ、この様な色素類を含有する形態がより好ましい。この様な色素としては、顔料が好ましく、赤色226号、黄色4号アルミニウムレーキなどの有機顔料、ベンガラ、黄色酸化鉄、群青、紺青などの無機顔料などが好ましく例示できる。かかる色素の含有量は、総量で造粒物全量に対して0.1〜10質量%が好ましい。又、本発明の造粒物は、造粒の為の結合剤を含有することができる。結合剤としては、水溶性高分子が好ましく、中でもキサンタンガムやセルロース系の水溶性高分子が好ましい。セルロース系の水溶性高分子としては、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどが好ましく例示できる。かかる結合剤の好ましい含有量は、0.1〜10質量%であり、更に好ましくは0.2〜5質量%である。本発明の造粒物においては、前記着色されていても良いチタンマイカ、色素類、結合剤以外に、通常化粧料で使用されるこれらに分類されない粉体類を含有することができる。かかる粉体類としては、例えば、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、ベントナイト、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、結晶セルロース、ナイロンパウダー、シルクパウダー、メチルシロキサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、乳糖、澱粉、ポリアクリルエステル、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウムなどの金属石けん等のアクリル樹脂等が例示できる。なお、本発明の造粒物において、この様な任意成分の粉体や着色されていても良いチタンマイカ、色素類は、そのまま含有させることもできるし、予め表面を処理して使用することもできる。表面処理方法としては、化粧料用の粉体で知られているものであれば、特段の限定なく適用でき、例えば、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理、ジメチルポリシロキサン焼き付け処理、フルオロアルキル基を有していても良いシリルカップリング剤によるシリル化、フッ素原子で水素原子が置換されていても良いアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩処理、アシル化アミノ酸及び/又はその塩による被覆処理、コアシェル型ポリマーエマルジョンの被覆、リン酸塩の被覆などが好ましく例示できる。かかる表面処理は、粉体に対して1〜30質量%の被覆剤をコートし、100〜600℃で焼成、30〜50℃で乾燥、アルカリ処理などの処置を行えばよい。
本発明の造粒物は、前記の成分を常法の造粒法に従って処理することにより造粒することができる。造粒法としては、例えば、粉体類をヘンシェルミキサーやグラッド造粒装置などの造粒装置に仕込み、回転攪拌しながら、水、エタノール水溶液などの水性担体を噴霧し、造粒する方法や、フローコーターやニューマルメライザーなどの流・転動相造粒装置に仕込み、水性担体を噴霧しながら送風、流・転動させる方法、ニーダーに前記成分を仕込み、過剰の水性担体を加え、粘土状に練り上げ、これを押しだし造粒装置で押しだし造粒する方法などが好ましく例示できる。この内、特に好ましいものは、粉体類をヘンシェルミキサーやグラッド造粒装置などの造粒装置に仕込み、回転攪拌しながら、水、エタノール水溶液などの水性担体を噴霧し、造粒する方法である。これはこの方法によって製造される造粒物の嵩密度が、化粧料に適しているからである。本発明の化粧料において、これら本発明の造粒物は唯一種を含有させることもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできる。本発明の化粧料に於ける、前記本発明の造粒物の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.1〜90質量%であり、更に好ましくは、5〜80質量%である。
本発明の化粧料においては、必須成分の造粒物以外に通常化粧料で使用される任意成分を含有することができる。かかる任意成分としては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油やセチルイソオクタネート等のエステル類、オリーブ油等のトリグリセライド類、オクタデシルアルコールやオレイルアルコール等の高級アルコール類、グリセリンや1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤類等が例示できる。これらの内、好ましい形態としては、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリコール、1,3−ブタンジオール、ジグリセリン、ジプロピレングリコールを4〜18質量%含有する形態及び/又はフェノキシエタノールを0.2〜1質量%含有する水性媒体分散の形態が例示できる。この時、キサンタンガムなどの水溶性高分子を分散助剤に用いることが好ましい。かかる分散助剤の好ましい含有量は0.05〜1質量%である。又、粉体との組み合わせにおいて、ポリエチレングリコールやポリオキシエチレン付加非イオン界面活性剤等のポリオキシエチレン基を有する成分は刺激を発現する場合があるのでその含有量を1質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下に含有量を制限することが好ましい。本発明の化粧料は、かかる必須成分と任意成分とを常法に従って処理することにより製造することができる。
実施例1、2の本発明の造粒物1、2を用いて、本発明の化粧料1を作成した。即ち、イの成分にロの成分を徐々に加え、これにハの成分を分散させ、本発明の化粧料1(夏用アイカラー)を得た。
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 60 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
水 4 重量部
ハ
造粒物1 10 重量部
造粒物2 10 重量部
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 60 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
水 4 重量部
ハ
造粒物1 10 重量部
造粒物2 10 重量部
<実施例8>
下記に示す比較化粧料1を作成し、実施例7の化粧料1と使用性、化粧仕上がりに対する使用者の満足度を、アンケートにより調べた。アンケートは年齢25〜48歳の20人の女子に、実施例7の化粧料1と比較化粧料1とを半顔使用で3回メークアップして比較してもらった。アンケートの質問は「この化粧料の使用性はどの様に感じますか?」と「この化粧料の仕上がりはどの様に感じますか?」で選択肢は非常によい、良い、やや良い、やや悪い、悪いとした。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は非常に優れた使用性と化粧仕上がりを有していることがわかる。又、これは本発明の造粒物によることがわかる。即ち、顆粒状態でのパール感と崩壊した状態でのパール感の差が化粧実感を醸成していることがわかる。
(比較化粧料1)
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 60 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2重量部
水 4 重量部
ハ
メタシャインMC1080RYS1 9 重量部
オーロラフレークバイオレット0.05 9 重量部
フラメンコスーパーレッド100 1.6重量部
赤色226号 0.1重量部
セリサイト 0.1重量部
下記に示す比較化粧料1を作成し、実施例7の化粧料1と使用性、化粧仕上がりに対する使用者の満足度を、アンケートにより調べた。アンケートは年齢25〜48歳の20人の女子に、実施例7の化粧料1と比較化粧料1とを半顔使用で3回メークアップして比較してもらった。アンケートの質問は「この化粧料の使用性はどの様に感じますか?」と「この化粧料の仕上がりはどの様に感じますか?」で選択肢は非常によい、良い、やや良い、やや悪い、悪いとした。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は非常に優れた使用性と化粧仕上がりを有していることがわかる。又、これは本発明の造粒物によることがわかる。即ち、顆粒状態でのパール感と崩壊した状態でのパール感の差が化粧実感を醸成していることがわかる。
(比較化粧料1)
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 60 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2重量部
水 4 重量部
ハ
メタシャインMC1080RYS1 9 重量部
オーロラフレークバイオレット0.05 9 重量部
フラメンコスーパーレッド100 1.6重量部
赤色226号 0.1重量部
セリサイト 0.1重量部
<実施例10>
実施例3、4の本発明の造粒物3、4を用いて、本発明の化粧料3を作成した。即ち、イの成分にロの成分を徐々に加え、これにハの成分を分散させ、本発明の化粧料3(夏用アイカラー)を得た。
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 50 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
水 4 重量部
ハ
造粒物3 10 重量部
造粒物4 20 重量部
実施例3、4の本発明の造粒物3、4を用いて、本発明の化粧料3を作成した。即ち、イの成分にロの成分を徐々に加え、これにハの成分を分散させ、本発明の化粧料3(夏用アイカラー)を得た。
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 50 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
水 4 重量部
ハ
造粒物3 10 重量部
造粒物4 20 重量部
<実施例11>
実施例6の本発明の造粒物6を用いて、本発明の化粧料4を作成した。即ち、
イの成分にロの成分を徐々に加え、これにハの成分を分散させ、本発明の化粧料4(夏用チークカラー)を得た。
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 70 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
水 4 重量部
ハ
造粒物6 10 重量部
実施例6の本発明の造粒物6を用いて、本発明の化粧料4を作成した。即ち、
イの成分にロの成分を徐々に加え、これにハの成分を分散させ、本発明の化粧料4(夏用チークカラー)を得た。
イ
1,3−ブタンジオール 5 重量部
ジグリセリン 5 重量部
カルボキシビニルポリマー 0.5重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
水 70 重量部
ロ
10%水酸化カリウム水溶液 5 重量部
水 4 重量部
ハ
造粒物6 10 重量部
Claims (10)
- 少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなる造粒物。
- 更に、色素を含有することを特徴とする、請求項1に記載の造粒物。
- 更に、水溶性高分子を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の造粒物。
- 水溶性高分子が、セルロース誘導体乃至はキサンタンガムであることを特徴とする、請求項3に記載の造粒物。
- 外観の真珠光沢感が、造粒物を潰したときの真珠光沢感より少ないことを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の造粒物。
- 外観の色が、造粒物を潰したときの色と異なることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の造粒物。
- 少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなり、当該造粒により得られた造粒物の外観の真珠光沢感が、これを潰したときの真珠光沢感より少ない造粒物。
- 少なくとも、1種の着色或いは金属乃至は金属酸化物を蒸着されていても良い、薄膜小片を50〜100質量%含む粉体組成物を造粒してなり、当該造粒により得られた造粒物の外観の色が、これを潰したときの色と異なる造粒物。
- 請求項1〜8何れか1項に記載の造粒物を含有する化粧料。
- 水性ゲル中に請求項1〜8何れか1項に記載の造粒物を分散した剤形であることを特徴とする、請求項9に記載の化粧料。
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