JP2004123043A - 車両用暗視装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステップS1で検出した自車速より、赤外光による前方認識距離Lnを算出し(S2)、Lnの値に応じて赤外光の出力調整や表示モニタのオン/オフ調整を行う(S4〜S6)。さらに停止必要距離に応じて画像の表示倍率を算出し(S7)、カメラの倍率調整を行う(S8)。
【選択図】図10
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線画像により運転者の夜間視認性を補助する車両用暗視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
障害物の有無や車速に関わらず、赤外光画像を表示する暗視装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。しかし、この従来例では運転者の夜間視認性の補助を目的とする車両用暗視装置として、不必要な画像情報も表示されることがある。そのため、自車両の前方に障害物を検出し、障害物との距離が車速に応じて変更する所定値より短い場合に、前方画像を表示しているものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−205949号公報
【特許文献2】
特開2001−60403号公報
【特許文献3】
特開2001−71843号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術では、前方障害物がない夜間運転時に、例えば道路形状の誤認識による車線からの逸脱などに対しては有効に機能しない。また、車速に関わらず表示される画像の倍率が常に一定であるため、ある距離に位置する物標に対して車速が増す毎に増大する衝突のリスク(以下、衝突リスクという)に応じた適正な情報量を提示できない。
【0005】
本発明の目的は、前方障害物のない夜間運転時においても運転者に必要十分な情報を提示し、かつ衝突リスクに応じて適正な情報量を提示する車両用暗視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明による車両用暗視装置は、赤外光照射手段と、赤外光照射手段からの照射光が物標で生じる反射光を撮影する撮影手段と、撮影手段によって得られた撮影画像を運転者に提示する表示手段と、車速検出手段と、車速検出手段からの信号に応じて、赤外光照射手段による前方認識距離を決定する決定手段と、障害物を検出することなく、決定手段により決定された前方認識距離がしきい値を越えたときに、表示手段に赤外光による物標の画像を表示させる制御手段とを備える。
(2)請求項4の発明による車両用暗視装置は、赤外光照射手段と、赤外光照射手段からの照射光が物標で生じる反射光を撮影する撮影手段と、撮影手段によって得られた撮影画像を運転者に提示する表示手段と、車速検出手段と、車速検出手段からの信号に応じて、撮影手段の撮影倍率または表示手段の表示倍率を決定する決定手段とを備える。
【0007】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明によれば、車速に応じて赤外光による前方認識距離を決定し、その前方認識距離がしきい値を越えたときに赤外光による物標の画像を表示するようにしたので、運転に不要な画像表示を行わず、かつ前方障害物のない夜間運転時においても適切に画像情報を提供することができる。
(2)請求項4の発明によれば、車速に応じて撮影手段の撮影倍率または表示画面の倍率を決定するようにしたので、等価な衝突リスクに対して等価な大きさの画像を表示し、衝突リスクに応じた適正な情報量を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
――第一の実施の形態――
図1に、本発明による車両用暗視装置の第一の実施の形態の基本構成を示す。赤外光(IR)を出力する赤外光照射器1は、電球3と、赤外光成分を透過し可視光成分を遮断するVLカットフィルタ4とを備えている。ここで赤外光照射器1に用いる電球3は、赤外光成分を含む光源であればよく、例えばハロゲン電球、高輝度放電電球(HID)、あるいはLED電球を用いることができる。直接赤外光を出力する電球でもよく、この場合、VLカットフィルタ4を設ける必要はない。可視光(VL)を出力する可視光照射器2は、電球3とは別体の電球5を備えている。可視光照射器2に用いる電球5は可視光成分を含む光源であればよく、電球3と同様に様々な電球を使用することができる。
【0009】
VLカットフィルタ4Aは、VLカットフィルタ4と同一のフィルタリング性能を有し、車両前方からの反射光を受けて赤外光成分のみをカメラ6へ出力する。カメラ6は、VLカットフィルタ4Aからの出力を画像情報に変換し、コントローラ7へ出力する。カメラ6には例えば赤外光に感度を持つ高感度CCDカメラを用いることができる。
【0010】
車速センサ8は、自車速を検知しコントローラ7へ車速情報を出力する。点灯スイッチ10は、図示しない操作部位の操作に基づいて可視光照射器2の電球5を点灯するとともに、コントローラ7に点灯状態を出力する。コントローラ7は、点灯スイッチ10から入力される点灯出力信号および後述する車速センサ8から入力される車速情報に基づき、赤外光照射器1の電球3の出力調整を行うとともに、画像表示モニタ9へ赤外画像信号を出力する。画像表示モニタ9は、例えば液晶ディスプレイが用いられる。
【0011】
図2は、第一の実施の形態による車両用暗視装置における赤外光(IR)と可視光(VL)の照射距離の関係を示すイメージ図である。車速Vで走行中の車両100は、可視光(VL)を照射する。これにより、直接視によって車両前方の物標や走行環境を距離LLまで認識できる。さらに、赤外光(IR)を照射し、その反射光の画像信号を画像表示モニタ9に表示する。これにより、車両前方の物標や走行環境を距離LCまで認識できる。
【0012】
図3に第一の実施の形態による車両用暗視装置の制御フローを示す。この制御フローはコントローラ7で実行されるプログラムに基づく処理フローである。ステップS0で可視光(VL)電球5の点灯スイッチ10がオンかオフかを判定し、オン状態の場合はステップS1に進む。ステップS1では、車速センサ8から出力される自車速情報を読み込む。ステップS2では、次式を用いて読み込まれた自車速Vにおいて必要な前方認識距離Lnを算出する。
【数1】
Ln=V2/2α+τ0 (α、τ0は定数とする)
ここで、定数αは通常走行時における緩やかな減速度を想定し、例えば1.96m/s2(0.2G)とする。定数τ0は、停止目標に対する認識、反応、ブレーキ操作およびブレーキユニットの制動開始までに要する空走距離と、停止目標までの余裕距離を想定して設定される値とする。すなわち、前方認識距離は車速に応じた停止必要距離と等価である。
【0013】
ステップS3では、ステップS2で算出されたLnが可視光照射による前方認識距離LL以上かどうかを判定する。ここで、LLがしきい値である。Ln≧LLの場合、Lnは可視光照射では認識できない範囲、すなわち赤外光照射による視覚補助が必要な距離範囲にあると判断し、ステップS4に進む。一方、Ln<LLの場合には、Lnは可視光の照射で衝突リスクに関わる物標や走行環境を十分認識できる距離範囲であると判断し、ステップS6に進む。
【0014】
ステップS4では、赤外光照射器1の光源である電球3の出力をオンとし、赤外光による前方認識距離LCがステップS2で算出されたLnの値となるよう、電球3の出力コントロールを行う。ステップS5では、画像表示モニタ9をオンにして、カメラ6にて撮影された赤外画像を表示する。その後は再びステップS0に戻って処理を繰り返す。ステップS6では、電球3の出力をオフにするとともに画像表示モニタ9の出力をオフにする。これにより、Lnが可視光の照射で認識可能な距離にある場合には、直接視のみで運転者が状況把握をする状態に設定し、必要のない赤外画像情報の提示を行わないようにする。すなわち、赤外光の照射を制限する。
【0015】
図4は、車速Vと赤外光の照射による前方認識距離LCとの関係を示すグラフである。可視光の照射による前方認識距離LLにおける車速をVLとすると、車速VがVL以下の場合には赤外光照射を行わない、すなわちLCをゼロとする。このとき、上述したとおり画像表示モニタ9の出力もオフにする。車速VがVL付近にあるときは状態遷移を繰り返す、いわゆるチャタリング現象を引き起こす可能性がある。そのため、赤外光照射および画像表示モニタ出力の切り替え条件にはヒステリシスを持たせるのが好ましい。なお上記式(1)における定数τ0は、V≧VLの時のLCを表す曲線をV=0まで延長した時の切片にて表される。
【0016】
上述した第一の実施の形態による暗視装置によれば、次の作用効果が得られる。赤外光の照射による前方認識距離を、車速によって決まる停止必要距離とし、前方障害物の有無にかかわらず、赤外光の照射による前方認識距離が、可視光の照射により直接視認できない範囲にある場合は、赤外光を照射して表示モニタに赤外画像を表示する。そして、可視光の照射により直接視認できる範囲にある場合は、赤外光の照射を行わないようにし、かつ表示モニタもオフにするようにした。その結果、前方に障害物がない夜間運転時においても、運転者に必要十分な情報を提示することができる。
【0017】
以上の説明では赤外光の照射による前方認識距離LCを電球3の出力調整によって行うことにしたが、カメラ6の絞りを調整してLCを可変にしてもよい。この場合、電球3の出力は固定とし、LCを大きくする場合にはカメラ6の絞りを開け側に制御し、より遠くから反射される少ない光量の反射光でも撮影できるようにする。逆にLCを小さくする場合には、カメラ6の絞りを閉じ側に制御し、撮影できる反射光の光量を制限する。
【0018】
画像表示モニタ9の輝度を調整することでも、同様にLCを制御することができる。この場合、LCを大きくする場合には輝度を高く、逆にLCを小さくする場合には輝度を低くすることで、電球3の出力調整やカメラ6の絞り調整を行うのと同様の効果を得ることができる。
【0019】
――第二の実施の形態――
図5に、本発明による車両用暗視装置の第二の実施の形態の基本構成を示す。第一の実施の形態における電球3と電球5に代えて電球11を共通の光源とし、赤外光照射器1と可視光照射器2に代えて赤外/可視光照射器12を設けている。その他の部分については第一の実施の形態と同じである。
【0020】
図6に第二の実施の形態による車両用暗視装置の制御フローを示す。第一の実施の形態の制御フロー(図3)と異なる点は次の2つである。
(1)ステップS0で電球5がオンであるか判別する代わりに、ステップS0Aで電球11がオンであるか判別する。
(2)ステップS4で電球3の出力をオンにしてその出力コントロールによりLcの制御を行う代わりに、ステップS4Aでカメラ6の絞り調整または画像表示モニタ9の輝度調整によりLcの制御を行う。
この第二の実施の形態においては、電球11を赤外光と可視光の共通光源としている。そのため、電球11の出力を変化させると赤外光と可視光両方の出力が変化し、赤外光による前方認識距離LCと可視光による前方認識距離LLが共に変化する。したがって、第一の実施の形態のように電球11の出力制御によりLCを制御することができない。そこで、LCの制御は、カメラ6の絞り調整、もしくは画像表示モニタ9の輝度コントラストの調整により行うこととなる。
【0021】
赤外/可視光照射器12には、例えば図7に示すものが用いられる。図7(a)は、高輝度放電(HID)電球を用いたリフレクタ型のヘッドランプを示す。HIDヘッドランプアセンブリ70は、赤外光と可視光の共通光源である高輝度放電(HID)バルブ71,可視光遮蔽部材75,上部リフレクタ76,下部リフレクタ77,アウターレンズ78,可視光を遮蔽するカバー79等を有している。HIDバルブ71は、放電管72,アーク放電外被73等から構成される。なお、以下、説明を容易にするためHIDバルブ71の放電管72の焦点位置を光源74として示す。
【0022】
可視光遮蔽部材75およびカバー79は、放電管72の光源74から発せられる光のうち、可視光領域の波長は遮蔽し、赤外光領域の波長は透過する。つまり、可視光遮蔽部材75およびカバー79はVLカットフィルタとして機能する。可視光遮蔽部材75およびカバー79は、光源74から発せられた光のうち、赤外光成分が可視光成分よりも遠方に照射されるように、それらの形状および配置が設定される。
【0023】
上部・下部リフレクタ76,77によって反射された光源74からの光は、アウターレンズ78を介して車両前方を照射する。光の照射領域はリフレクタ76,77の形状によって変更することができる。
【0024】
光源74から発せられた可視光は、可視光遮蔽部材75およびカバー79により範囲を制限され、VL1およびVL2に示す光に代表されるすれ違いビームとして車両前方を照射する。一方、光源74から発せられた赤外光は、可視光遮蔽部材75およびカバー79によって範囲を制限されることなく、IR1、IR2およびIR3に示す光に代表されるビームとして車両前方の遠方まで照射する。
【0025】
図7(b)は、プロジェクタ型のヘッドランプを示す。ヘッドランプアセンブリ80は、赤外光と可視光の共通光源である電球81と、電球81からの光を車両前方に反射するリフレクタ82と、リフレクタ82で反射する光のうち、すれ違いビームを構成するため可視光を遮蔽するシェード83と、投影レンズ84とを備えている。シェード83は可視光領域の波長は遮蔽し、赤外光領域の波長は透過するVLカットフィルタとして機能する。
電球81から発せられた光のうち、可視光成分はシェード83により遠方への照射を制限されてすれ違いビームを形成する。一方、赤外光成分はシェード83を透過して遠方まで照射される。
【0026】
上述した第二の実施の形態による暗視装置によれば、第一の実施の形態の暗視装置と同様の効果を生じることができる。
【0027】
――第三の実施の形態――
図8に、本発明による車両用暗視装置の第三の実施の形態の基本構成を示す。第一の実施の形態に加え、コントローラ7よりカメラ6の倍率調整を行うための信号13を出力している。その他の部分については第一の実施の形態と同じである。
【0028】
図9により、この車両用暗視装置について説明する。位置Pにある車両100に搭載したカメラ6によって、位置Pからの距離L0における物標200と、位置Pからの距離L1における物標200Aをそれぞれ撮影した場合の、表示画像上の画角の関係を示す。物標200と物標200Aとは、位置Pからの距離のみ異なる同一の物標である。カメラ6の倍率を常に一定とした場合、距離L1に存在する物標200Aの画角はφ、距離L0に存在する物標200の画角はθであり(φ<θ)、物標200Aは相対的に小さな画像として撮像される。その結果、運転者に対して表示される情報量も少なくなる。
【0029】
ここで、L0を車速V0のときの位置Pからの停止必要距離、L1を車速V1のときの位置Pからの停止必要距離とし、物標200には車速V0、物標200Aには車速V1でそれぞれ遭遇するものとして考える。衝突を回避するためには、双方とも位置Pにおいて停止動作を開始する必要がある。そのため、車速V0における物標200への衝突リスクと、車速V1における物標200Aへの衝突リスクは、等価である。しかし前述したように物標200に比べて物標200Aは表示される情報量が少ないため、衝突リスクが小さいと判断してしまうおそれがある。
【0030】
このような問題点を解決するため、第三の実施の形態による車両用暗視装置では、自車両からの距離は異なるが車速に応じた衝突リスクが等価な場合、表示される情報量も等価となるよう画像表示を制御することで、より適正な情報提示を図るものとする。
【0031】
第三の実施の形態による車両用暗視装置では、車速V0で距離L0にある物標200の画角と、車速V1で距離L1にある物標200Aの画角とが同じとなるよう、車速に応じてカメラ6の倍率を調整する。例えば、距離L0にある物標200の画角θを基準値とした場合、車速V1におけるカメラ6の倍率をθ/φ(=L1/L0)とする。このとき物標200Aの画角はθとなり、距離L0にある物標200を撮像したのと同様に運転者には表示される。このようにすることで、車速V0における物標200への衝突リスクと車速V1における物標200Aへの衝突リスクという等価の衝突リスクに対し、表示される情報量を同じにすることができる。
【0032】
図10は、上述した車両用暗視装置の制御フローを示す。ステップS0〜ステップS6は図3に示す制御フローと同じである。ステップS7では、画像表示モニタ9に表示する画像の倍率LC/L0を算出する。L0は基準となる倍率(画角)の設定距離である。ステップS8では、カメラ6の倍率をステップS7で算出した倍率に調整する。これにより、物標は車速に応じた大きさで撮像され、同じ衝突リスクに対して同じ大きさで画像表示モニタ9に表示される。これらの判断処理を終了した後、ステップS0に戻って処理を繰り返す。
【0033】
上述した第三の実施の形態による暗視装置によれば、第一の実施の形態と同様の作用効果が得られるとともに、次の作用効果も得られる。車速に応じた停止必要距離の位置にある同一の物標に対して、表示する赤外画像の大きさが同一となるように赤外画像の倍率を変更するようにした。その結果、衝突リスクに応じた適正な情報量を提供することができる。
【0034】
第三の実施の形態では、カメラの撮影倍率により物標の表示画像の大きさを変更させたが、表示モニタの表示倍率を変更して同様の作用効果を得ることもできる。
【0035】
以上の実施の形態では、赤外光照射手段を赤外光照射器1や赤外/可視光照射器12で実現し、カメラ6により撮影手段を実現している。また、車速センサ8により車速検出手段を実現し、モニタ9により表示手段を実現している。さらに、コントローラ7により、決定手段と制御手段を実現している。しかし、これらはあくまで一例であり、本発明の特徴が損なわれない限り、各構成要素は上記実施の形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態による暗視装置の構成を示すブロック図
【図2】赤外光及び可視光照射のイメージ図
【図3】第一の実施の形態による暗視装置の制御フローチャート
【図4】車速Vに対する赤外光による前方認識距離LCの関係を示す図
【図5】第二の実施の形態による暗視装置の構成を示すブロック図
【図6】第二の実施の形態による暗視装置の制御フローチャート
【図7】赤外/可視光照射器の詳細例を示し、(a)はリフレクタ型ヘッドランプを示し、(b)はプロジェクタ型ヘッドランプを示す図
【図8】第三の実施の形態による暗視装置の構成を示すブロック図
【図9】前方物標の距離と画角の関係を示す図
【図10】第三の実施の形態による暗視装置の制御フローチャート
【符号の説明】
1 赤外光照射器
2 可視光照射器
3 赤外光照射電球
4、4A VLカットフィルタ
5 可視光照射電球
6 カメラ
7 コントローラ
8 車速センサ
9 画像表示モニタ
10 点灯スイッチ
11 可視光及び赤外光照射電球
12 赤外/可視光照射器
100 自車両
200、200A 前方物標
Claims (6)
- 赤外光を車両前方に照射する赤外光照射手段と、
前記赤外光照射手段からの照射光が物標で反射して生じる反射光を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって得られた撮影画像を運転者に提示する表示手段と、
車速検出手段と、
前記車速検出手段からの信号に応じて、前記赤外光照射手段による前方認識距離を決定する決定手段と、
障害物を検出することなく、前記決定手段により決定された前方認識距離がしきい値を越えたときに、前記表示手段に赤外光による物標の画像を表示させる制御手段とを備えることを特徴とする車両用暗視装置。 - 請求項1の車両用暗視装置において、
前記赤外光照射手段による前方認識距離は、車速に応じた停止必要距離と等価であることを特徴とする車両用暗視装置。 - 請求項1または2の車両用暗視装置において、
可視光を車両前方に照射する可視光照射手段を備え、
前記決定手段により決定される前記赤外光照射手段による前方認識距離が、前記可視光照射手段からの照射光による前方認識距離以下の場合は、前記赤外光照射手段からの照射を制限することを特徴とする車両用暗視装置。 - 赤外光を車両前方に照射する赤外光照射手段と、
前記赤外光照射手段からの照射光が物標で反射して生じる反射光を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって得られた撮影画像を運転者に提示する表示手段と、
車速検出手段と、
前記車速検出手段からの信号に応じて、前記撮影手段の撮影倍率または前記表示手段の表示倍率を決定する決定手段とを備えることを特徴とする車両用暗視装置。 - 請求項4の車両用暗視装置において、
前記赤外光照射手段による前方認識距離は、車速に応じた停止必要距離と等価であることを特徴とする車両用暗視装置。 - 請求項4または5の車両用暗視装置において、
前記決定手段は、車速に応じた停止必要距離の位置に存在する同一の物標に対して、前記表示手段で表示される物標の大きさが同一となるよう、前記撮影手段の撮影倍率または前記表示手段の表示倍率を制御することを特徴とする車両用暗視装置。
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