JP2004122208A - 部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造 - Google Patents

部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2004122208A
JP2004122208A JP2002292752A JP2002292752A JP2004122208A JP 2004122208 A JP2004122208 A JP 2004122208A JP 2002292752 A JP2002292752 A JP 2002292752A JP 2002292752 A JP2002292752 A JP 2002292752A JP 2004122208 A JP2004122208 A JP 2004122208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
rod
plate
shaped member
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002292752A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Abe
安部  匡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2002292752A priority Critical patent/JP2004122208A/ja
Publication of JP2004122208A publication Critical patent/JP2004122208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】容器の板状部材の内壁面と棒状部材先端との接続部分にCリング状または棒状のロウ材を使用することで、ロウ材の塗布量を最適な状態にすることが出来、塗布位置のバラツキも防止でき、ロウ付け不良を減少させることが出来る部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造を提供する。
【解決手段】この発明の実施形態における金属製の板状部材2と、この圧力容器1内に連通する管状体の棒状部材3とをロウ付けする方法は、先ず圧力容器1の側面の板状部材2に、棒状部材3が挿通する貫通孔5を形成する。そして、この板状部材2の貫通孔5に棒状部材3を挿通させた後、その先端3aをフレア加工し、板状部材2の貫通孔5の側面と棒状部材3の先端3aのフレア加工部との間にCリング状に形成した固形状のロウ材4を装着し、このロウ材4を加熱手段により加熱溶融させて板状部材2と棒状部材3とを密着固定するのである。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造に係わり、更に詳しくは、例えば、圧力容器の板状部材の内壁面と、この圧力容器内に連通する管状体のフレア加工部との接続部のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属製の容器側面と管状体等の棒状部材とをロウ付けする方法としては、容器側面に形成した挿通孔に棒状部材を挿通し、棒状部材の先端部外周面と挿通孔の内壁面とのロウ付け部にペースト状のロウ材を塗布して加熱溶融させることによりロウ付けを行っていた(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−68574号公報(第2〜第4頁,図3)
【特許文献2】
特表2001−501297号公報(第3〜第4頁,図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来のようなペースト状のロウ材を容器の内壁面と棒状部材の先端部外周面との接続部に使用したロウ付け方法では、ロウ材の塗布量及び塗布位置にバラツキが発生し、ロウ垂れや、ロウの溶け込み不足、未ロウ付け等によるロウ付け不良が多く発生しており、また余分なロウ材が回りに散る要因になっていた。
【0005】
この発明の目的は、容器の板状部材の内壁面と棒状部材先端との接続部分にCリング状または棒状のロウ材を使用することで、ロウ材の塗布量を最適な状態にすることが出来ると共に、塗布位置のバラツキも防止でき、ロウ付け不良を減少させることが出来る部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、金属製の板状部材と棒状部材とをロウ付けする方法であって、板状部材に形成した貫通孔に棒状部材を挿通し、棒状部材の先端をフレア加工した後、板状部材の貫通孔の側面と棒状部材のフレア加工部との間に固形状のロウ材を装着し、ロウ材を加熱溶融させて板状部材と棒状部材とを密着固定することを要旨とするものである。
【0007】
ここで、前記板状部材としては、例えば、圧力容器の側板であり、棒状部材としては、圧力容器内に連通する管状体である。
【0008】
更にロウ材としては、Cリング状または棒状であり、耐熱性,耐食性を有する銅ロウ,銀ロウ,アルミニウムロウ,りん銅ロウ,ニッケルロウ,金ロウ,パラジウムロウ,マグネシウムロウ群から選ばれた一つを使用するものである。
【0009】
このように、板状部材の貫通孔の側面と棒状部材のフレア加工部との間に固形状のロウ材を装着し、ロウ材を加熱溶融させて板状部材と棒状部材とを密着固定することで、ロウ材の塗布量を最適な状態にすることが出来ると共に、塗布位置のバラツキも防止でき、ロウ付け不良を減少させることが出来るものである。
【0010】
また、この発明の容器の接続構造は、容器の板状部材の内壁面と、この板状部材に挿通した棒状部材先端のフレア加工部とをロウ材によりロウ付け加工したことを要旨とするものである。
【0011】
前記容器としては、圧力容器であり、棒状部材としては、圧力容器内に連通する管状体である。
【0012】
このように、容器の板状部材の内壁面と、この板状部材に挿通した棒状部材先端のフレア加工部とをCリング状または棒状のロウ材を使用して接続させることで、最適な塗布量でバラツキの無いロウ付け加工を行うことが出来、気密性を持った容器の接続構造とすることが出来るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の一実施形態を説明する。
【0014】
図1は、この発明のロウ付け方法を実施した圧力容器1の側面の板状部材2と棒状体または管状体等の棒状部材3との接続状態を示す外観図、図2は図1のA−A矢視拡大断面図、図3はこの発明で使用するCリング状の銅ロウから成るロウ材4の拡大正面図を示している。
【0015】
この発明の実施形態における金属製の板状部材2(圧力容器1の側板)と、この圧力容器1内に連通する管状体の棒状部材3とをロウ付けする方法は、先ず圧力容器1の側面の板状部材2に、棒状部材3が挿通する貫通孔5を形成する。
【0016】
そして、この板状部材2の貫通孔5に棒状部材3を挿通させた後、その先端3aをフレア加工(先端を押し広げて抜けないように加工する)し、板状部材2の貫通孔5の側面と棒状部材3の先端3aのフレア加工部との間にCリング状に形成した固形状のロウ材4を装着し、このロウ材4を加熱手段により加熱溶融させて図4に示すように板状部材2と棒状部材3とを密着固定するのである。
【0017】
前記ロウ材4としては、リング状のものに限定されず、棒状のものを適宜切断して曲げて装着することも可能であり、耐熱性,耐食性を有する銅ロウ,銀ロウ,アルミニウムロウ,りん銅ロウ,ニッケルロウ,金ロウ,パラジウムロウ,マグネシウムロウ群から選ばれた一つを使用する。
【0018】
また、この実施形態では、板状部材2として圧力容器1の側板で説明してあるが、この実施形態に限定されず、板状のものであれば良く、更に棒状部材3としては、上記のような管状体に限定されず、棒状体のものでも良い。
【0019】
このように、板状部材2の貫通孔5の側面と棒状部材3の先端3aのフレア加工部との間に固形状のロウ材4を装着し、ロウ材4を加熱溶融させて板状部材2と棒状部材3とを密着固定することで、ロウ材4の塗布量を最適な状態にすることが出来、またロウ材4の塗布位置のバラツキも防止でき、ロウ付け不良を減少させることが出来る。
【0020】
【発明の効果】
この発明は、上記のように金属製の板状部材と棒状部材とをロウ付けする方法であって、板状部材に形成した貫通孔に棒状部材を挿通し、棒状部材の先端をフレア加工した後、板状部材の貫通孔の側面と棒状部材のフレア加工部との間に固形状のロウ材を装着し、ロウ材を加熱溶融させて板状部材と棒状部材とを密着固定するので、ロウ材の塗布量を最適な状態にすることが出来ると共に、塗布位置のバラツキも防止でき、ロウ垂れ、ロウの溶け込み不足、未ロウ付け等のロウ付け不良を減少させることが出来る効果がある。
【0021】
また、この発明の容器の接続構造は、容器の板状部材の内壁面と、この板状部材に挿通した棒状部材先端のフレア加工部とをロウ材によりロウ付け加工したので、最適な塗布量でバラツキの無いロウ付け加工を行うことが出来、気密性を持った容器の接続構造とすることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロウ付け方法を実施した圧力容器の側面の板状部材と棒状体または管状体等の棒状部材との接続状態を示す外観図である。
【図2】図1のA−A矢視拡大断面図である。
【図3】この発明で使用するCリング状の銅ロウから成るロウ材の拡大正面図である。
【図4】ロウ材を加熱溶融させて板状部材と棒状部材とを密着固定させた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 圧力容器
2 板状部材
3 棒状部材
3a 棒状部材の先端
4 ロウ材
5 貫通孔

Claims (5)

  1. 金属製の板状部材と棒状部材とをロウ付けする方法であって、板状部材に形成した貫通孔に棒状部材を挿通し、棒状部材の先端をフレア加工した後、板状部材の貫通孔の側面と棒状部材のフレア加工部との間に固形状のロウ材を装着し、ロウ材を加熱溶融させて板状部材と棒状部材とを密着固定する部材のロウ付け方法。
  2. 前記板状部材が、圧力容器の側板であり、棒状部材が圧力容器内に連通する管状体である請求項1に記載の部材のロウ付け方法。
  3. 前記ロウ材は、Cリング状または棒状であり、耐熱性,耐食性を有する銅ロウ,銀ロウ,アルミニウムロウ,りん銅ロウ,ニッケルロウ,金ロウ,パラジウムロウ,マグネシウムロウ群から選ばれた一つを使用する請求項1または2に記載の部材のロウ付け方法。
  4. 容器の板状部材の内壁面と、この板状部材に挿通した棒状部材先端のフレア加工部とをロウ材によりロウ付け加工して成る容器の接続構造。
  5. 前記容器が圧力容器であり、棒状部材が圧力容器内に連通する管状体である請求項4に記載の容器の接続構造。
JP2002292752A 2002-10-04 2002-10-04 部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造 Pending JP2004122208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002292752A JP2004122208A (ja) 2002-10-04 2002-10-04 部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002292752A JP2004122208A (ja) 2002-10-04 2002-10-04 部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004122208A true JP2004122208A (ja) 2004-04-22

Family

ID=32283914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002292752A Pending JP2004122208A (ja) 2002-10-04 2002-10-04 部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004122208A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334783A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Yodogawa Hu-Tech Kk 継手部を一体に具えた容器及びその製法
CN101905362A (zh) * 2010-08-03 2010-12-08 西安昆仑汽车电子有限公司 恒温下焊接薄壁钢管和薄钢板的方法
JP2011226606A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Nok Corp 電磁弁
JP7439161B2 (ja) 2018-08-17 2024-02-27 浙江盾安人工環境股▲ふん▼有限公司 電子膨張弁

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006334783A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Yodogawa Hu-Tech Kk 継手部を一体に具えた容器及びその製法
JP4738894B2 (ja) * 2005-05-31 2011-08-03 淀川ヒューテック株式会社 継手部を一体に具えた容器及びその製法
JP2011226606A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Nok Corp 電磁弁
CN101905362A (zh) * 2010-08-03 2010-12-08 西安昆仑汽车电子有限公司 恒温下焊接薄壁钢管和薄钢板的方法
JP7439161B2 (ja) 2018-08-17 2024-02-27 浙江盾安人工環境股▲ふん▼有限公司 電子膨張弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4806070B2 (ja) セラミック・ヒーター用電力端子およびその製造方法
US6698644B2 (en) Use of silver-copper-palladium brazing alloys
RU2475708C2 (ru) Стягивающая оправка с лепестковыми вырезами для пайки твердым припоем к расходомерной трубке
EP1076802B1 (en) Heat exchanger manifold block with improved brazability
KR101949179B1 (ko) 히터
DE60230410D1 (de) Verfahren zur herstellung von wärmeübertragungsrohren
JP2004122208A (ja) 部材のロウ付け方法及びこのロウ付け方法を用いた容器の接続構造
JP6265570B2 (ja) セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法及びセラミックスヒータ型グロープラグ
JP6245716B2 (ja) セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法及びセラミックスヒータ型グロープラグ
JP2011012898A (ja) シースヒータ及びグロープラグ
JP5086182B2 (ja) 外管とランプ取付け台に保持された一体型のランプとを備えた電気ランプ及びその製造方法
US20080047139A1 (en) Method For Combining Axially Heated Heat Pipes And Heat-Conducting Base
JP6270185B2 (ja) セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法及びセラミックスヒータ型グロープラグ
JPH1177296A (ja) 電気半田鏝用鏝先並びに電気半田鏝
JP6532779B2 (ja) セラミックヒータ及びセンサ
JP2017080748A (ja) 液相拡散接合方法
JP2010198979A (ja) 導体接続構造
JP2005221117A (ja) 熱交換器の製造方法
JP2007087740A (ja) シーズヒータ
JP2000162554A (ja) 眼鏡用金属材料のロウ付け方法及びそのロウ付け方法により得られた眼鏡用フレーム
US20030160087A1 (en) Method of soldering metallic components by means of a tube-shaped connection piece and cryogenic devices made by said method
JP2014034050A (ja) 金属接合体の製造方法およびCu端子板
TWI378007B (ja)
JP2013195337A (ja) センサ及びその製造方法
JP2004192839A (ja) 電子顕微鏡等のフィラメントアセンブリ