JP2004121817A - 矯正用ブラケットを位置決めするための特注ジグとその製作方法および使用方法 - Google Patents

矯正用ブラケットを位置決めするための特注ジグとその製作方法および使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】歯矯正用ジグの機能および取扱いを改善する。
【解決手段】接続構造体41は、ジグ本体10に固体され、穴に嵌めされるスプリング・メタル・チップ43を有し、装置を結合した後でジグを取り外すために歯からこう合方向に動かしたとき、チップがブラケットの穴から滑り出るように、こう合ー歯肉方向に向きが定められたくぎの形をとる。ハンドル50は、ジグと装置の組合せを把持するよう取扱いツールを設けることにより、その組合せを歯の表面に配置し、装置および歯からジグを取り外す。くぎは、1層または折曲げられたスプリング・メタル・ストリップから形成でき、曲げられた部分はばね付勢されて広がり、取外し可能に装置の穴に嵌め込まれ、その他端は、ジグ本体に固定されている。フィーチャが不十分な歯の場合、位置合せ構造体を歯に付加えることができ、または隣接する歯に位置合せされるよう取外し可能な延長部をジグに製作ができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
本願は、2001年8月28日出願の米国特許出願第09/941,151号、および2000年12月29日出願の国際特許出願No.PCT/US00/35558、および1999年12月29日出願の米国仮特許出願第60/173,890号に関し、これら全てについてその全体を参考文献として本願明細書に特に援用する。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯の表面に矯正用装置(orthodontic appliances)を位置決めすることに関し、より詳細には、装置位置決めジグとそのようなジグ、特に矯正用装置を位置決めするための特注ジグの製造および使用に関する。
【0003】
【従来の技術】
患者の歯を位置決めする矯正用装置は、患者の歯に接触するようにかつこれらの歯に力が加わるよう構成され、それによって、矯正歯科医が決定した理想的とされる配列または治療目的を満足させる配列に歯を動かすことが可能になる。矯正治療の目的には、所望の治療結果を実現するのに理想的であると決定された最終的な歯の位置にできる限り近付けて患者の歯を動かすこと、治療に用いられる装置を患者が装着しなければならない期間を最小限に抑えること、および矯正歯科医にかかる時間またはチェアタイム(chair−time)を最小限に抑えることが含まれる。これらの目的の全ては、装置を用いて患者を治療する期間中に矯正歯科医が行う必要のあるワイヤの曲げなど、装置を手で調整する量を減少させることによって実現される。
【0004】
最も一般的で有用なタイプの矯正用装置は、弾性アーチワイヤを支持しそのワイヤに相互に接続する一組のブラケットであって、患者のそれぞれの歯にそれぞれ結合されたブラケットを含む。アーチワイヤは、その応力がかかっていない形状から弾力的に変形し、アーチワイヤは、その応力がかかっていない形状に戻りつつあるときにそのブラケットを通して歯に力を加える。装置の設計または選択の際の傾向として、所定の設計位置で歯に固定されたブラケットに取り付けたときに、ワイヤを曲げる間に矯正歯科医による介入なしでまたは最小限の介入でこれらの歯を所望の治療位置に押しやるような、所定の形状を有するアーチワイヤを使用する。解剖学的に平均になるよう構成された標準的な装置では、一般に、患者の治療期間中も若干の調整を必要とする。特注の装置は、この調整の必要性を理想的になくしまたは最小限に抑える。しかしアーチワイヤの調整を最小限に抑えまたはなくすという目的を達成するには、そのために装置が設計された厳密な位置で、患者の歯の表面に正確に位置決めしなければならない。
【0005】
患者の歯の表面に矯正用ブラケットを正確に位置決めするために、特注の位置決めジグを使用することが提案されている。矯正用装置のブラケットを位置決めするそのようなジグは、例えば米国特許第5,368,478号や国際特許出願No.PCT/US00/35558に記載されており、参考文献として本願明細書に援用する。そのようなジグは、患者の歯をスキャンして得られた歯冠形状データから製造された、精密形成特注表面を含んでよい。そのような表面のそれぞれは、患者のそれぞれの歯の歯冠部を覆うよう精密に適合し、歯の表面でのその適正な設計位置に対して矯正用装置のブラケットを保持しようとするものであり、同時にブラケットを歯の表面に結合させておくものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そのようなジグの提供は、上記論じた矯正目的を達成するのに多いに役立っているが、これらの矯正目的をより良く実現するためにそのようなジグの機能および取扱いを改善することが依然として求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の主な目的は、歯の表面に矯正用装置を位置決めするためのジグを提供することであり、特に、患者の歯に結合させるよう装置を位置決めするために矯正歯科医が容易に、効果的に、かつ確実に使用することができるジグを提供することである。本発明の特定の目的は、矯正用装置とジグとを組み合わせたものであって、矯正歯科医が患者の歯の表面に容易にかつ正確に位置決めすることができ、装置を結合させながら歯の表面に容易に維持され、装置を分離して患者の口からジグを取り外しながら歯の表面に装置を残すことができ、患者の治療中、歯の表面に装置を再び結合しなければならずまたはその他の方法で再び位置決めしなければないときに再使用できるものを提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、装置位置決めジグを製作し使用する効率的な方法を提供することである。
【0009】
本発明の原理によれば、治療される個々の患者の少なくとも1本の歯の歯冠部の少なくとも一部に一致するジグ位置特定面を有する矯正用装置位置決めジグが提供される。ジグには、このジグを装置に取外し可能に保持するための装置接続フィーチャが設けられており、このジグは、装置を歯に結合するよう設計されたものである。ジグには、ジグと装置との組合せを取外し可能に歯に保持するための歯冠接続フィーチャも設けられている。
【0010】
本発明のある実施形態によれば、装置位置決めジグには、装置位置決め手順の効率および装置の位置決めの正確さを向上させるため、ジグのみ、またはジグと装置とを組み合わせたものの取扱いを容易にするハンドルおよびグリップ形状構成が設けられている。これらのフィーチャは、単独でまたは様々な組合せで、この目的の達成を助ける。本発明のフィーチャを有するジグを製作し、本発明のジグおよびフィーチャを使用するプロセスも提供される。
【0011】
したがって本発明の原理は、本明細書に図示され記述されるある実施形態で提供される。これらは、歯の表面の結合位置でジグに接続される矯正用装置をジグが保持しながら、例えば感圧性またはその他粘着性の接着などの、ジグを歯に一時的に保持する剥離可能な接着剤で被覆されたジグ位置特定面を提供することを含む。矯正用またはその他の歯科用接着剤で装置を歯に結合する間、剥離可能な接着剤によって装置は所定位置に保たれ、したがって医師は、歯科用接着剤が固まりまたは硬化する間、ジグを手で保持する必要がない。
【0012】
本発明のその他の原理によれば、ジグは、このジグから突出し、ジグの表面に形成され、またはこのジグに成形されたハンドル構造体を備えており、したがって装置を患者の歯の表面に素早くかつ迅速に位置決めすることができるように、またジグを歯から容易に取り外して結合している装置から切り離すことができるように、ピンセット、矯正用手工具、またはその他の歯科用装置を取り扱う器具によって装置の保持または向きの確定が容易に行われる。ハンドル構造体は、それによってジグと装置の組合せが保持されるときにバランスをとるように、また、ジグ、装置、および歯の間に加えられる力をバランスのとれた手法で制御することができるように、ジグ上に構成され位置付けられる。ハンドルをより良好に掴むために、取扱いツールには協働する構造体も設けることができる。このハンドルおよびツールのフィーチャによって、歯の表面におけるジグと装置の組合せの位置決め、歯の表面からのジグ本体の取外し、および装置からのジグの切離しが容易になる。
【0013】
本発明のさらに他の原理によれば、装置とジグを一緒に保持するが、装置を歯の表面に位置決めして結合した後に装置からジグを容易に取り外すことが可能な手法で、矯正用装置を接続する構造体を使用する。記述される実施形態で、この構造体は、ジグの本体に固定されるくぎを含む。くぎは、ジグを歯の歯冠部から離して装置を歯に結合するときに、装置上の協働する構造体から容易に分離されるよう構成される。剥離可能な接着剤を使用して、歯の歯冠部に一時的にジグを保持する場合、同様の方向を持った力、好ましくは上述のハンドルによって加えられた力によって、歯の歯冠部からジグ本体を取り外すと共に、装置からジグのくぎを取り外す。ハンドル構造体をジグに設ける場合、そのような構造体は、力がジグに加えられてジグ位置特定面と歯を分離し、またジグと装置も分離するように構成されかつ位置付けられ、これはバランスのとれた安定な手法で行われる。
【0014】
記述された本発明の一実施形態では、患者の歯の歯冠部の、こう合部分の精密な形状に一致させるため、特注位置決めジグは、コンピュータによる三次元製造プロセスによって形成された特注歯冠適合キャビティを内部に有する硬質発泡体を備える。このキャビティの表面は、コンタクト接着剤、感圧接着剤、またはその他の剥離可能な接着剤で被覆されており、したがって装置が歯に結合しているときに歯に対してジグが保持される。
【0015】
本発明の追加の特徴によれば、1本の歯の生来のフィーチャを越えた構造体が設けられ、したがってその歯の歯冠部に対するジグの独自の位置決めが容易になるが、これは、歯の表面にジグを確実に位置合せするには歯冠のフィーチャが少なすぎる状態で有用である。一実施形態によれば、位置合せ構造体は、小さい突起を結合させたり切欠きを切削するなどして患者の歯の歯冠部表面に形成された表面の凹凸である。別の実施形態によれば、ジグは、隣接する歯に位置合せされるよう構成される。
【0016】
患者の歯に結合された位置合せ構造体によれば、そのような位置合せ構造体は、ジグ製作のため三次元データを獲得する目的で歯の歯冠部の印象またはスキャンを行う前に、歯の表面に配置することができる。次いで位置合せ構造体は、装置が歯の表面に位置決めされるまで、同じ位置で歯に結合されたままであることが好ましい。ジグのキャビティは、そのキャビティの輪郭に位置合せ構造体を含むよう製作されることになり、したがってジグを歯の表面に位置決めすると、その位置合せ構造体が歯の歯冠部のその他の表面構造体と協働して、ジグのキャビティの形状に位置合せされる。装置を位置決めした後は、位置合せ構造体を患者の歯から取り外すことができる。そのような位置合せ構造体は、歯の表面に形成された溝またはその他のフィーチャ、あるいは、ジグの位置決めの際にセンサと相互に作用することができる、歯の表面につけられたマークなどの形態をとることもできる。
【0017】
隣接する歯にジグを位置合せする実施形態では、表面にジグが配置されることになる歯を越えてジグの本体が延在し、隣接する1個または両方の歯に接触するが、このとき、ジグ本体の延長部に形成された特注三次元キャビティが、隣接する歯の歯冠部の小さい部分に位置合せされる。隣接する歯に用いられるキャビティの形成は、特注ジグ製造操作中に、歯の初期不正こう合位置、すなわち一般には装置を歯の表面に配置する位置を考慮に入れた三次元データから実行される。治療中、および歯をその初期位置から動かした後に、装置を歯に再び結合しなければならない場合、隣接する歯はもはやジグにとって信頼性ある基準にはならないので、ジグの再使用を容易にするために、隣接する歯に接触するジグ本体の任意の部分がジグ本体の残りの部分から取外し可能になるようジグ本体を製作することができる。
【0018】
ジグ本体には装置接続構造体が設けられる。装置接続構造体は、キャビティを歯に適合させたときに、精密な設計位置に装置を保持して歯の歯冠部に対して結合するよう構成され、また装置を歯に結合した後に、装置を解放してジグを歯から容易に取り外すことが可能になるよう構成される。装置接続構造体は、ジグ本体に一体化した構造体、または別個の部品でよい。一体構造体は、装置の凹部にスナップ嵌合される延長部または突起を含むことができ、あるいは、装置の一部が嵌合する弾力性あるソケットまたはその他の凹部を含むことができる。別個の構造体は、装置に対してジグを拘束するクリップを含むことができ、装置の穴または凹部に嵌合するくぎを含むことができる。
【0019】
図示される実施形態で接続構造体は、くぎの形をとり、ジグ本体に固定され、キャビティが歯に適合したときに装置を精密な設計位置に保持して歯の歯冠部に結合するよう構成される。くぎは、例えば装置の穴に摩擦嵌めされ、しかし歯の歯冠部からこう合によってジグが動くときにその穴から滑り出すようなスプリング・メタル・チップを設けることによって、装置を支持するように、しかし装置は容易に解放されるように構成される。このため、くぎに取着された装置を歯に結合した後に歯から外れるようこう合方向にジグを動かすとき、そのチップがブラケットの穴から滑り出るようにこう合−歯肉方向にくぎを向けることができる。
【0020】
ジグ本体には、キャビティの反対側のほぼバランスがとれた位置にハンドルを設けることができる。また、ハンドルを把持しジグおよび装置の組合せを運んで歯の表面に配置し、または装置および歯からジグを取り外すよう特別に構成されたピンセットまたはその他の対向ジョー・グリッパ・ツールまたはその他の取扱いツールを医師に提供することができる。
【0021】
適切なくぎ接続構造体を形成するための方法も提供される。くぎは、一片のスプリング・メタルから切断し、それを2つに折り曲げ、双方の折曲げ部分を一緒に溶接することによって形成することができるが、その結果、折り曲げたほうの端部は、装置の穴に取外し可能に挿入されるようばね付勢されて延び、一方、そのもう一方の端部はジグ本体にしっかりと固定されるようになる。くぎは、スプリング・メタルで製作され、くぎの先端が弾性的に外側に延びるように1片の金属を折り曲げることによって形成されることが好ましく、その結果、くぎは、折り曲げられたくぎの先端が装置の穴に嵌合するときに、摩擦によってジグに対して装置を保持するようになる。くぎの表面には精密ストッパが形成され、その結果装置は、ジグ本体に形成されたキャビティに対して精密な位置に保持される。この一片の両端を互いに対して折り曲げて一緒にスポット溶接し、鋸歯状の縁を有するので、ジグ本体の穴にくぎが固定され、したがってアセンブリ後に引き出されない。
【0022】
ジグ本体を形成する適切な一方法は、歯に一致する特注キャビティの片面をミリングし、キャビティを形成するコンピュータ化ミリング機器を使用してくぎ取付け穴を精密に位置付けることによるものであり、それによって、くぎ取付け穴とキャビティは目的とする関係を確実に有するようになる。レーザ形成法、ステレオリソグラフ法、またはその他の適切な形成方法を使用することができる。
【0023】
ジグと装置との組合せは、例えばジグ本体に取着されたくぎを設け、ジグ本体のキャビティを剥離可能な接着剤で被覆することによって実現する。矯正用装置は、内部に精密に位置付けられた穴をくぎの先端に一致させ、くぎのストッパが滑りを抑えるようになるまでくぎ上に滑り込ませることにより、ジグに接続される。キャビティの反対側のジグ本体にはハンドル構造体が設けられて、ジグと装置を組み合わせたものの取扱いが可能になる。特注の矯正用装置と同様に標準の矯正用装置もジグと共に配置することができる。
【0024】
矯正歯科医は、ハンドルを効率的に把持するよう特別に構成されたピンセットを使用して、そのように取着された装置にジグのハンドルを係合することにより、ジグを使用することが好ましい。ジグと装置の組合せは、そのために構成されたピンセットを用いて患者の1本の歯の歯冠表面に配置され、装置の結合ベースは、その歯の表面の精密な設計位置に位置付けられる。配置する前に、医師は、装置のベースに歯科用接着剤を塗布し、または装置製造業者によって接着剤が事前に塗布された装置を使用する。歯科用接着剤は、一般に、紫外線露光によって硬化する紫外線硬化型接着剤などの熱硬化性接着剤であり、また医師が塗布する場合には多成分接着剤でよい。ジグを歯冠表面に配置するとき、ジグは剥離可能な接着剤によってそこに保持され、したがって医師の手は自由になる。歯科用接着剤を硬化すると、装置は歯に確実に結合する。次いでピンセットでハンドルを掴むことによりジグを歯から持ち上げ、ジグをこう合方向に動かし、剥離可能な接着剤を歯冠から剥離し、装置からくぎを引き出す。
【0025】
本発明によれば、患者の歯の表面に矯正用装置を効率的かつ正確に配置することができる。
【0026】
本明細書で記述する特徴は、標準または特注の矯正用装置を配置するのに有用な特注位置決めジグに特に有用である。さらに、本明細書で記述するある特徴は、個々の患者に向けて特別に製造されていないジグを配置するのにも有用である。
【0027】
本発明のこれらおよびその他の目的および利点は、以下の図面の詳細な説明から、より容易に明らかにされよう。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1は、患者の歯に特注矯正用装置を位置付けて結合するのに使用される、ブラケット位置決めジグ10を示す。ジグ10は、単一部片の材料で形成されたジグ本体11を含む。ジグ本体11には、キャビティ、ソケット、または凹型の窪み12が機械加工されている。本体11のキャビティ12の壁面は、患者の歯の1つの歯冠部の独特な部分に、好ましくは歯のこう合面のほぼ中心にある歯冠部分に、精密に一致するよう構成されたジグ位置特定面13として機能する。
【0029】
図2には、患者の歯20のこう合縁にほぼその中心をおいた歯20の歯冠領域にジグ位置特定面13が位置決めされた状態のジグ10が示されているが、この歯20は、患者の下顎中切歯として示されている。ジグ10は、矯正用ブラケット30の形の矯正用装置を保持した状態が示されており、このブラケット30は、内部にアーチワイヤ用スロットを有するアーチワイヤ支持体38が延びる結合ベースまたはパッド31を有する。ジグ10は、特定の患者を治療するために好ましくは特注により構成された矯正用装置セットの一部として機能するよう設計された位置で、歯20の顔面側に対しブラケット30をその結合ベース31で保持した状態が示されている。矯正用ブラケットは、現在のところ、本明細書で述べるジグを使用して配置されることが最もしばしば予想されるタイプの装置であるが、ブラケットの位置決め用として本明細書に記述されるにも関わらず、ジグ10は、歯に構造体を固定しまたは位置合せするその他のタイプの装置を位置決めするのに使用することができる。そのようなブラケット30は一般に、そのベースがこの位置で歯20に結合すると、ブラケット30が一構成部品である矯正用装置セットの矯正用アーチワイヤ(図示せず)によって、患者のその他の歯に関して同様に構成されまた結合されたブラケットに相互接続する。
【0030】
ジグ10の本体11を製作する材料は、口腔矯正治療に適合する任意の経済的な硬質材料でよく、十分な精度でかつ十分に低コストで位置決めジグに形成することができるが、これは、歯冠表面に配置し、かつ矯正歯科医が最小限の力を手で加えることによりその表面に押し付けるときに、患者の歯の歯冠部における唯一の所定の位置に定置することが可能なものである。発泡材料は、例えば硬質発泡材料やしなやかな(compliant)発泡材料などが有用である。例えば、LAST−A−FOAMという名称でワシントン州TacomaのGeneral Plastics Mfg.Co.から販売されているプロトタイプの材料などの硬質発泡材料が適していることがわかった。この発泡材料は、患者の歯冠形状を画定する三次元データによって駆動されるコンピュータ制御切削ツールでミリングすることができる。そのようなデータは、例えば、上記にて明示され参照により組み込まれる関連出願に記載のスキャン・システムによって導き出されたものでよい。あるいは、ジグ10の本体11を成型することができ、熱可塑性材料で製作することができる。型は、患者の歯の三次元歯冠に一致するように、コンピュータ制御機器により形成することができる。
【0031】
本発明の1つの特徴によれば、剥離可能な接着剤被覆15は、キャビティ12を裏打ちする面13を覆う。接着剤被覆15によって、ジグ10は、歯20の歯冠部表面の医師によって配置された位置に保持され、ブラケット30のベース31は、歯の表面の結合される位置に押し付けられるよう保持され、その結果、歯の表面にベース31を結合するのに使用される歯科用接着剤33を硬化するときに、医師は、ジグの装置の組合せを保持し続ける必要がない。剥離可能な接着剤は、感圧接着剤などいくつかのタイプの接着剤のいずれかでよい。被覆15に使用することができる1つの許容可能な接着剤は、Cybergraphic Designs,Inc.からPROS−AIDE(登録商標)およびPROS−AIDE II(登録商標)として市販されているアクリル・エマルジョン系接着剤である。
【0032】
本発明の別の特徴によれば、ジグ本体11には矯正用装置接続構造体が固定される。装置接続構造体は、ジグが装置を保持して患者の歯に移動させるように、しかしいったん歯に結合したら、ジグを歯冠から取り外すときに装置を解放して歯の表面に残るよう構成される。図示される実施形態で、装置接続構造体は、ジグを歯の歯冠部表面に向けてこう合方向に動かし、また歯冠部表面から歯肉方向に動かし、かつその歯の歯冠部の設計位置、一般には垂直方向に取り付けられたブラケット30に対して動かすときに、ブラケット30の穴32に滑り込みかつ滑り出すピンまたはくぎ41の形をとる。歯20が下顎の歯である図1および2において、そこに示される向きの場合、ピン41はその近位端42がジグ本体11に固定され、遠位端43は、ブラケット30の穴32の側面と摩擦嵌めを形成するよう寸法決めされる。図示される実施形態で、くぎ41の遠位下端43は、以下により詳細に述べるように、2つのスプリング・メタル部材44a、44bであって互いに対して延びるようばね付勢される部材で形成される。ブラケット30の穴32は、装置上に特別に構成された協働する構造体であり、くぎ端部43と共に機能してジグ10上にブラケット30が解放可能に支持されるよう構成されている。
【0033】
本発明の別の特徴によれば、ジグ10の本体11にはハンドル構造体50が設けられている。ハンドル構造体50は、面12の反対側の、ジグ本体11の表面16に位置付けられている。ハンドル構造体50は、矯正歯科医がピンセットまたはその他のハンド・ツールを使用して掴むことができるよう構成される。図1および2では、ハンドル構造体50を略球形のノブまたはボール51として示す。ノブまたはボール51は、ジグ本体11の表面16に固定され、表面16からボール51を引き離すポスト52を有する。このハンドル構造体50は、歯20のこう合縁のほぼ真上、またはその顔面側にややずれた場所に位置決めされ、したがってジグを歯の表面に配置しまたは歯の表面から取り外すとき、ジグおよび装置を水平軸の周りに回転させることなく下向きまたは上向きの力をハンドルに加えることができる。以下に述べるように、ハンドル構造体50のボール51を掴むため特殊なピンセット60を使用できることが好ましいが、必ずしも必要なことではない。図1〜3には、ピンセット60を使用して、歯20の表面にブラケット30を配置するジグ10を使用することが示されているが、このピンセット60は、スプリング・メタル・ハンドル63上に、通常は閉じているように構成された1対の半球形グリッピング・ジョー62を有している。
【0034】
図1を参照すると、ボールまたはノブ・タイプのハンドル50を有するジグ10には矯正用ブラケット30が取着されており、くぎ41によってジグ本体11に接続されている。ブラケット30は一般に、くぎ41上において、ブラケット30のパッドまたはベース31がブラケット本体11のキャビティ12に向くよう配置されている。ブラケット30は、くぎ41の周りをいくらか回転可能であり、したがってジグ位置特定面13を適正な歯の歯冠部表面に位置決めするときに、その向きの小さいずれが自動的に補正されることになる。ブラケット30のベース31は、歯20に接するよう配置する前に、歯に矯正用装置を結合するのに使用されるいくつかのタイプのいずれかの歯科用接着剤33で被覆される。そのような接着剤は、歯の表面に装置を配置する前に医師によって塗布されるタイプのものでよく、あるいは製造の際ブラケットに塗布され、または矯正歯科医に提供される前に矯正用装置の供給会社によって塗布されるタイプのものでよい。
【0035】
このジグ10とブラケット30の組合せは、矯正歯科医がピンセット60のジョー62でボール51を掴んで摘み上げ、その組合せを患者の歯20の歯冠部上方に位置決めする。次いで医師は、歯20のこう合縁に対してジグ位置特定面13を軽く押し付けることによりこの組合せを歯20の表面まで下ろし、歯20のこう合面の一部の陰画窪み(negative impression)に相当するキャビティを、歯20の歯冠部における唯一の位置および向きに定置し、このとき図2に示すように、ブラケット30のベース31が歯20の顔面側に対してその正しい結合位置にあるようにする。
【0036】
ジグ10を歯20の表面に置くと、粘着性の接着剤15によって、ジグ10が歯20に保持される。次いでピンセット60を外すことができ、一方、ブラケット30のベース31の接着剤を固める。紫外線硬化型の接着剤を使用する場合、その硬化は、医師が硬化ガン34から接着剤に紫外線を当てることによって行われる。粘着性接着剤15は、ジグ10およびブラケット30を所定位置に保持し、医師の手は自由になる。
【0037】
歯科用接着剤33を固めてブラケット30を歯20に結合した後、医師は、ジグ10のハンドル51とピンセット60のジョー62とを係合させることができる。ピンセット60に係合させた後、歯20からこう合方向にジグ10を動かすことができ、粘着性の接着剤15は歯20の歯冠部から剥離され、くぎ41の遠位端43はブラケット30の穴32から滑り出し、図3に示すように、ブラケット30は歯20に結合されたままになる。次いで医師は、患者の口からジグ10を取り外すことができる。
【0038】
図4に示すように、ジグ10のくぎ41は、2等分になるよう機械加工された2片45a、45bが画定されるようダイカットした、スプリング・シート・メタル45(図5Aおよび5B参照)のストリップで形成することができる。このストリップ45を折り曲げて、これら2分の1の部分45a、45bの接合点でこれらの部分45a、45bが接合された2層を形成し、くぎ41の遠位端43でくぎ41の先端46が画定されるようにする。
【0039】
くぎ41の先端46を画定する折り目付近には、2分の1の部分45a、45bのそれぞれに滑らかなスプリングメタル・セクション44a、44bがある。セクション44a、44bは、ブラケット30の穴32に嵌合するくぎ41の、外向きに広がる部分を形成する。セクション44a、44bは、折り曲げて2分の1の部分45a、45bを形成した後に残る先端46の残留応力が原因で、互いに対してばね付勢される。したがってセクション44a、44bは、穴32の内面で対向する垂直抗力をブラケット30に加えることにより、ブラケット30をくぎ41に摩擦によって保持する。
【0040】
2等分ストリップ片45a、45bの側辺にダイカットされまたはその他の方法で形成された外向きに広がる停止羽根47は、くぎ41の遠位端43がブラケット30の穴32に入り込む距離を確実に制限し、そのため、ジグ10の本体11に対してブラケット30の位置が精密に制御される。2等分片45a、45bは、これらを停止羽根47の領域内で1つに接合するストップ溶接部48を有する。
【0041】
くぎ41の近位端42には、2等分片45a、45bの縁に鋸歯部49が形成されている。鋸歯49を本体11の穴59に挿入して、多かれ少なかれ永久的な接続手法で、すなわちブラケット30をくぎ41の遠位端43に挿入しまたはその遠位端43から取り外すときに本体11にくぎ41が保持される手法で本体11にくぎ41をしっかりと保持する場合、鋸歯49は、ジグ本体11の材料に食い込むように設けられる。くぎ41の端部42を本体11の穴に挿入した状態でくぎ41をジグ10の本体11に固定すると、くぎ41は、本体11から簡単に取り外すことができない。一方、ブラケット30の穴32にくぎ41の遠位端43を配置することにより、アセンブリを動かそうとするときにブラケット30がくぎ41から落ちないよう十分な摩擦によって、しかしブラケット30を歯20に結合した後は、ジグ10をブラケット30から簡単に取り外すことができるよう十分小さい摩擦によって、ブラケット30はジグ10に保持される。
【0042】
くぎ41は、ジグ本体11のキャビティ12に対して精密な位置で、ジグ10の本体11に固定される。キャビティ12は、歯20の歯冠部上のこう合面に、ジグ10を独自に位置付ける。歯20におけるその所定の位置でブラケット30がジグ10によって位置決めされるよう、ブラケット30のベース31は、ブラケット30のアーチワイヤ支持部38の穴32に対して精密な設計位置および向きで位置付けられる。その結果、キャビティ12を歯20の歯冠部表面に独自に位置決めした状態で歯20の表面にジグ10を配置することにより、ブラケット30のベース31は、歯20の歯冠部表面のその正確な設計位置に位置付けられ、そこで歯に結合される。
【0043】
くぎ41を形成する一方法は、図5Aに示すように、1枚のスプリング・メタル・シート70からいくつかのストリップ45をダイカットすることである。これは、スプリング・メタル・シート70を切り抜いて空間71を形成し、シート70の縁72の両側にある縁部72a、72bにそれぞれ接続している連続ストリップ45の2等分片45a、45bの近位端42を残すことによって、実現することができる。ストリップ45の各遠位端42と各縁部72a、72bとの間のメタル・シートには、例えばフォトエッチングによって弱くされた部分73が形成され、その結果、ストリップ45はシート70から容易に分離される。シート70には、別の一連の弱くされた部分74が形成され、縁部72同士を分離し、かつストリップ45の先端46が形成される折り目を画定する。
【0044】
シート70は、くぎの先端46の折り目に沿ってストリップ45のそれぞれが同時に折れるように線74に沿って折り曲げられ、図5Bに示すように2層状のくぎ41を形成する。折り曲げた後、くぎ41は、図示されるように溶接部48でスポット溶接することができる。次いで弱い線73に沿って縁部72a、72bからくぎ41を切り離すことにより、くぎ41をシート70から分離する。
【0045】
ジグ10のハンドル構造体50は、数多くの形のいずれかをとることができる。上述のノブ51について図6Aの実施形態でより詳細に示すが、ピンセット60のジョー60は、ノブ51の外面に一致する曲率を有する凹型の把持面64を有する。この構成により、医師は、広い角度にわたってピンセット50で保持したときにジグ10の向きを選択することが可能になる。図6Bの実施形態で、ジグ本体11のハンドル構造体50は、穴55の形をとる。ピンセット60aのジョーは、穴55に嵌合してジグ本体11を把持するように広がる、半円筒形スプレッダ・タイプのジョー65である。ピンセットは、医師が強く握らなければジョー65が通常は広がるよう構成されることが好ましい。あるいは、図6Cに示されるように、ジグ本体11のハンドル構造体50は、ジグ本体11の最上部にある1対の穴56、またはジグ本体11の側面にある1対の切欠き57の形をとるものでよい。したがってピンセット60bのジョーは、穴56または切欠き57に係合させることによって2つのダボ66間にジグ本体11を把持するよう設計された、1対のダボ66の形にすることができる。
【0046】
ほとんどの場合、図1〜3に示すようなジグ10は、歯20の表面にジグ10を正確かつ独自に位置決めしその向きを定めるのに適切な面13を有するキャビティ12を有し、ジグの面13の幅は、歯20の歯冠部の幅の一部にのみ広がる。何本かの歯に関しては、ジグを位置合せするのに用いられる歯冠のフィーチャが不十分である。例えば、犬歯のこう合先端90(図7および8参照)は、歯の軸線に対して比較的対称的な単一のこう頭を有し、比較的丸い先端になっている。一部の患者の場合、この歯冠は、歯の歯冠部表面でジグを回転させる可能性のある形状を有する。そのような状況では、歯の表面においてジグをその適正な向きに位置合せする追加の構造体が望ましい。図7および8に示すように、そのようなフィーチャを有するジグ10の2つの実施形態が提供される。
【0047】
図7にはジグ10aが示されており、このジグ10aは、上述のジグ10のキャビティ12と同じ手法で形成されたキャビティ12aを有する本体11aを備えている。キャビティ12aは、歯の歯冠部の接触部分90に一致するよう形成された特注三次元面13aを有する。キャビティ12aを形成するための三次元歯形データを獲得する前に、突起または溝またはその他の読取り可能なマークなどの位置合せ可能な構造体80を付加することによって、患者の歯20の表面に修正を加える。図7では、位置合せ可能な構造体80が、下顎の歯の舌側や上顎の歯の顔面側などこう合を妨げない位置で歯の歯冠部に結合された突起として、示されている。この構造体80は、ジグ10aのキャビティ12aを製造するのに使用される三次元歯形データを獲得する際、歯の表面と共にスキャンされる。次いで、構造体80を含む歯冠の三次元形状に一致するようジグ10aを製造し、したがって、キャビティ12aの歯適合面13aは、表面に構造体80を有する歯冠に一致した形状を有する。構造体80の表面は、こう合方向の歯または顔面の軸線に平行であるべきであり、したがって、適合ジグ面12aに噛み合う部分を形成しそれによってジグ10aを歯の表面に配置したり歯の表面から外したりするのを妨げると考えられる張出しまたは表面が存在しない。
【0048】
図8は、歯の表面へのジグの位置合せを容易にする別のフィーチャを有するジグ10bを示す。ジグ10bは幅の広い本体11bを備え、この本体11bには、上述のジグ10と同じ手法で内部に形成されたキャビティ12を有する中央セクション82があり、歯の歯冠部の三次元形状に一致する面13を有している。さらに本体11bは、隣接する歯の一方または両方の歯冠部の部分91、92に接触するよう構成された1個または複数の側面延長部83を備える。側面セクション83のそれぞれは、隣接する歯の一方の歯冠部の一部分の三次元形状に形成された面を有するキャビティまたは窪み84を有する。隣接する歯の歯冠部のこの部分91、92は、隣接する歯の近位縁上または遠位縁上あるいはその付近にある小さい部分でよい。
【0049】
窪み84は、治療前の不正こう合状態における歯の三次元スキャン・データに基づき、中央キャビティ12を基準として本体11bの表面に位置付けられる。側面セクション83を備えたジグ10bは、歯がその初期位置から動いたときに位置合せのため隣接する歯を正しく使用できるようにその役目を終え、治療の後半で再び結合しなければならない装置をその後配置する際に役立たなくする。そのような再結合は、結合が失敗した場合、または装置を何らかの理由で取り外しまたは再び配置しなければならないときに必要になる可能性がある。ジグ11bを再使用可能にするには、側面セクション83をスロット85によって本体11bの中央セクション82から分離し、中央セクション82から側面セクション83が外れるよう破断することができる細いウェブ86によって中央セクション82に接続し、それによってジグ11bは、治療過程の後半で装置を再び結合する際に再使用できるようになる。
【0050】
当業者なら、本明細書に示す本発明の適用例が様々であり、本発明をある特定の実施形態について記述し、本発明の原理から逸脱することなく追加および変更を加えることができることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のある実施形態による矯正用ブラケット位置決めジグの斜視図である。
【図2】矯正用ブラケットと組み合わせて示され、かつ本発明の原理により患者の歯の歯冠部の所定位置に配置した状態を示す、図1のジグの斜視図である。
【図3】図2に示される、患者の歯における矯正用ブラケットの配置を示す側面図であって、本発明の原理による位置決めジグと共に示した図である。
【図4】図2のジグとブラケットの組合せのアセンブリを示す、分解斜視図である。
【図5A】製造プロセスにおける、図4のジグ用の複数のくぎを示す、1枚のスプリング・メタル材料の平面図である。
【図5B】製造プロセス後半のくぎを示す、図5Aの材料シートの斜視図である。
【図6A】図1のジグに用いられる代替のハンドル構造体および把持ツールの組合せを示す、部分斜視図である。
【図6B】図1のジグに用いられる代替のハンドル構造体および把持ツールの組合せを示す、部分斜視図である。
【図6C】図1のジグに用いられる代替のハンドル構造体および把持ツールの組合せを示す、部分斜視図である。
【図7】歯に対するジグの位置特定を容易にするために位置合せ構造体を使用した位置決めジグの、一実施形態の斜視図である。
【図8】歯に対するジグの位置を位置合せするために隣接する歯を使用した構造体を使用した、図7に示す実施形態の代替の実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
10 ジグ
11 ジグ本体
12 キャビティ
13 ジグ位置特定面
20 歯
30 ブラケット
31 結合ベース
32 穴
41 くぎ
50 ハンドル構造体
60 ピンセット

Claims (50)

  1. 歯の表面に矯正用装置を位置決めするための特注位置決めジグを備える方法であって、
    歯科矯正患者の個々の歯の歯冠部の少なくとも一部の形状を表すデジタル化データに応答して本体に略凹型のジグ位置特定面を形成することを含む、ジグ形成材料でジグ本体を形成する段階と、
    ジグ位置特定面を剥離可能な接着剤で被覆する段階と、
    結合ベースを有する矯正用装置をジグ本体に取外し可能に接続する段階と、を含む方法。
  2. 剥離可能な接着剤を用いてジグ位置特定面を歯の歯冠部表面に取外し可能に取着することによって、歯の歯冠部表面にジグ本体を位置決めし、それによってほぼ同時に装置を歯の歯冠部表面に位置付ける段階と、
    位置付けされた装置を、歯と結合ベースの間の歯科用接着剤によって歯の歯冠部に接着により結合する段階と、
    装置を歯に結合させた状態で、歯の歯冠部からジグ位置特定面を切り離し、装置からジグ本体を切り離すことによって、歯からジグ本体を取り外す段階と、をさらに含む、請求項1に記載の方法により製作された装置を使用する方法。
  3. ジグ位置特定面から離れたジグ本体の表面にあり、かつ組合せを患者の歯に移すための道具によって把持するよう構成されたハンドル構造体を設ける段階をさらに含み、
    位置決めする段階が、道具でハンドル構造体を把持すること、および取着された装置と共にジグを歯の歯冠部に移すことを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 歯からジグ本体を取り外す段階が、対向ジョー・グリッパ・ツールでハンドルを把持し、それと共に歯からジグ本体を動かし、それによって歯の歯冠部からジグ位置特定面を切り離し、装置からジグ本体を切り離すことを含む、請求項2に記載の方法。
  5. ジグ本体を形成する段階が、歯科矯正患者の歯の形状からスキャンされた個々の歯の歯冠部の少なくとも一部の形状のデジタル化された三次元データに応答して、本体のジグ形成材料内にジグ位置特特定面を形成することを含む、請求項2に記載の方法。
  6. 接続する段階が、くぎの一端をジグ本体に堅く固定し、くぎをジグの本体に固定するよりも小さい強度でくぎの他端を矯正用装置に取外し可能に接続することを含む、請求項2に記載の方法。
  7. 装置の穴に挿入したときに、ジグが矯正用装置を取外し可能に保持するよう構成された、複数の外向きに付勢された部材が形成されるよう折り曲げられた1枚のスプリング・メタルから、くぎを切り取る段階をさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. くぎを切り取る段階が、シート材料のストリップの両端に鋸歯状の縁を形成することを含み、
    くぎの中央部分でくぎを折り曲げる段階と、
    ジグ本体にくぎが堅く支持されるよう、鋸歯状の縁を有するくぎの端部をジグ本体に挿入する段階と、をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. ジグ本体がくぎを保持するよりも小さい強度でくぎが矯正用装置を取外し可能に保持するよう構成された、1対の外向きに付勢された部材を、中央部分と前記端部との間に残した状態で、両端を一緒に溶接する段階をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 歯の歯冠部の陰画形状になるよう内部に形成された略凹型のジグ位置特定面を有するジグ本体と、
    歯の歯冠部表面にジグを取外し可能に保持するのに十分な、ジグ位置特定面上の剥離可能な接着剤の被覆と、
    本体のジグ位置特定面を歯の歯冠部に嵌めたときに歯に結合させるため、本体の所定位置に矯正用装置を取外し可能に支持するよう構成された、矯正用装置接続構造体体と、を含む矯正用装置位置決めジグ。
  11. ジグ位置特定面から離れた本体表面にあり、歯肉−こう合方向の力をハンドルに加えたときに歯の表面のジグを傾ける可能性のあるモーメントのバランスをとるよう位置決めされたハンドル構造体をさらに含む、請求項10に記載のジグ。
  12. 本体のジグ位置特定面を歯の歯冠部に嵌めたときに歯に結合させるため、矯正用装置接続構造体体が、本体の所定位置で矯正用装置を取外し可能に支持するよう構成された構造体体をジグ本体上に含み、接続構造体体が、装置から分離して装置からジグを容易に取り外すことができるよう構成された、請求項10に記載の矯正用装置位置決めジグ。
  13. 歯の歯冠部に結合するよう構成された結合ベースを有する矯正用装置であって、接続構造体体によりジグの本体に取外し可能に接続され、かつ歯の歯冠部表面の結合位置に位置付けるためにジグ位置特定面を基準として位置決めされた装置をさらに含む、矯正用装置と請求項10に記載のジグとの組合せ。
  14. 装置の結合ベース面に未硬化の歯科用接着剤の被覆をさらに含む、請求項13に記載の組合せ。
  15. ジグ位置特定面から離れたジグ本体表面にあり、患者の歯に組合せを移すために道具により把持するよう構成されたハンドル構造体をさらに含む、請求項14に記載の組合せ。
  16. ジグ本体が一片の機械加工可能な材料で形成され、
    歯科矯正患者の個々の歯の歯冠部独特の形状に一致するよう、前記材料内にジグ位置特定面が機械加工される、請求項13に記載の組合せ。
  17. 矯正用装置接続構造体体がくぎを含み、くぎの一端はジグの本体に堅く固定され、くぎの他端は、ジグの本体がくぎを保持する力よりも小さい強度で取外し可能に矯正用装置をくぎが保持するよう構成されている、請求項13に記載の組合せ。
  18. 前記ジグ位置特定面から離れた本体表面にあり、患者の歯に、または患者の歯からジグを移すために道具により把持するよう構成されたハンドル構造体をジグがさらに含む、請求項13に記載の組合せ。
  19. ジグ本体が一片の機械加工可能な材料で形成され、
    歯科矯正患者の個々の歯の歯冠部独特の形状に一致するよう、材料内にジグ位置特定面が機械加工され、
    矯正用装置接続構造体がくぎを含み、くぎの一端はジグの本体に堅く固定され、くぎの他端は、ジグの本体がくぎを保持するよりも小さい強度で取外し可能に矯正用装置をくぎが保持するよう構成されている、請求項18に記載の組合せ。
  20. ジグ位置特定面から離れた本体表面にあり、患者の歯に、または患者の歯からジグを移すために道具により把持するよう構成されたハンドル構造体をジグがさらに含む、請求項10に記載のジグ。
  21. ハンドル構造体が、ジグ位置特定面の反対側で本体から突出したノブであって、対向してぴたりと重なるグリッパ・ツールのジョーによって把持されるよう構成されたノブを含む、請求項20に記載のジグ。
  22. ハンドル構造体が、本体のジグ位置特定面の反対側にある少なくとも1つの切取り部であって、グリッパ・ツールの両フィンガを受容するよう構成された切取り部を含む、請求項20に記載のジグ。
  23. 請求項20に記載のジグを含むキットであって、使用者の対向する指で強く握ったときにはジグのハンドル構造体が把持されるよう構成され、その他の場合にはジグが解放されるよう構成された、対向するアームを有するジグ取扱いツールをさらに含むキット。
  24. ジグ本体が一片の機械加工可能な材料で形成され、
    歯科矯正患者の個々の歯の歯冠部独特の形状に一致するよう、材料内にジグ位置特定面が機械加工され、
    矯正用装置接続構造体がくぎを含み、くぎの一端はジグの本体に堅く固定され、くぎの他端は、ジグの本体がくぎを保持するよりも小さい強度で取外し可能に矯正用装置をくぎが保持するよう構成されている、請求項10に記載のジグ。
  25. 装置の穴に挿入したときに、ジグが矯正用装置を取外し可能に保持するように構成された、複数の外向きに付勢された部材が形成されるよう折り曲げられた、1枚のスプリング・メタルからくぎを切り取る、請求項24に記載のジグ。
  26. くぎを1枚のスプリング・メタルから切り取り、両端が近接した状態になるよう中央部分で折り曲げて、その中央部分と前記端部との間に複数の外向きに付勢された部材を形成し、これらの部材は、折り曲げられた中央部分が装置の穴に挿入されたときにジグが矯正用装置を取外し可能に保持するよう構成され、
    部材によってくぎが装置を取外し可能に保持するよりも大きい強度で前記端部を本体に挿入したとき、端部は、本体がくぎを保持する際に有効になる、請求項24に記載のジグ。
  27. 装置の穴に挿入したときに、ジグが矯正用装置を取外し可能に保持するよう構成された、複数の外向きに付勢された部材を形成するよう成形された、1枚のスプリング・メタルからくぎを切り取り、
    本体に挿入されたとき、部材によってくぎが装置を取外し可能に保持するよりも大きい強度で本体がくぎを保持するのに有効な端部をくぎが有する、請求項24に記載のジグ。
  28. 歯の歯冠部の陰画形状になるよう内部に形成された略凹型のジグ位置特定面を有するジグ本体と、
    ジグ位置特定面から離れた本体表面にあり、前記歯に、または前記歯からジグを移すために道具によって把持されるよう構成されたハンドル構造体と、
    本体のジグ位置特定面を歯の歯冠部に嵌めたときに歯に結合させるため、本体の所定位置に矯正用装置を取外し可能に支持するよう構成された、本体表面の矯正用装置接続構造体と、を含む矯正用装置位置決めジグ。
  29. ハンドル構造体が、ジグ位置特定面の反対側で本体から突出したノブであって、対向してぴたりと重なるグリッパ・ツールのジョーによって把持されるよう構成されたノブを含む、請求項28に記載のジグ。
  30. ハンドル構造体が、本体のジグ位置特定面の反対側にある少なくとも1つの切取り部であって、グリッパ・ツールの両フィンガを受容するよう構成された切取り部を含む、請求項28に記載のジグ。
  31. 請求項28に記載のジグを含むキットであって、使用者の対向する指で強く握ったときにはジグのハンドル構造体が把持されるよう構成され、その他の場合にはジグが解放されるよう構成された、対向するアームを有するジグ取扱いツールをさらに含むキット。
  32. 歯の表面に矯正用装置を位置決めするための位置決めジグを製作する方法において、
    2つの縁部と、前記2つの縁部の間に延在する少なくとも1つのメタル・ストリップとが形成されるようにスプリング・メタル・シートを切り取る段階であって、ストリップが、それぞれ一方の縁部に取着された端部と、端部と他方の縁部との間のピン部分とを有するものである段階と、
    ピン部分を、互いに離れて弾性的に付勢された複数の面に形成する段階と、
    ストリップと縁部とを分離して、分離されたストリップでできたくぎを形成する段階と、
    くぎの端部をジグ本体に挿入することによって、ジグ本体にくぎをしっかりと取着する段階と、を含む方法。
  33. 切り取る段階が、2つの縁部と、前記2つの縁部の間に延在する少なくとも1つのメタル・ストリップとが形成されるようにスプリング・メタル・シートを切り取ることを含み、ストリップが2等分され、その2等分片のそれぞれが、それぞれ一方の縁部に取着された端部と、その2等分片の端部と他方の2等分片のピン部分との間に延在するピン部分とを有し、
    形成する段階が、ストリップの2つの2等分片のピン部分の接合部で折れ曲がるように、切り取られたシートを折り曲げることを含み、その結果、2等分片が互いに平行に近接して存在し、かつ互いから離れるように弾性的に付勢され、
    分離する段階が、端部でストリップを縁部から分離して、分離されたストリップでできたくぎを形成することを含み、
    取着する段階が、くぎの端部をジグ本体に挿入することによって、ジグ本体にくぎをしっかり取着することを含む、請求項32に記載の方法。
  34. 2等分片の端部を一緒に溶接する段階をさらに含む、請求項33に記載の方法。
  35. 切り取る段階が、周囲に縁部が延在するようシートを切り取って開口を形成すること、およびその開口の端から端まで複数のメタル・ストリップが形成されるよう切り取ることを含み、切り取る段階が、各ストリップ全体を通して互いに共通の位置に弱い部分を形成し、その弱い部分を含んだ線に沿って折り曲げたときにシートが各ストリップの2等分片を折り重ねるようにすることをさらに含む、請求項33に記載の方法。
  36. そのピン部分を矯正用装置の穴に挿入することによって、結合ベースを有する矯正用装置をジグ本体に取外し可能に接続する段階をさらに含む、請求項32に記載の方法。
  37. 切り取る段階が、2等分片のピン部分同士の間でストリップを横切るように弱い部分を形成することを含む、請求項32に記載の方法。
  38. 切り取る段階が、端部に鋸歯状の側縁を形成しピン部分に比較的滑らかな縁を形成するよう切り取ることを含む、請求項32に記載の方法。
  39. 請求項33に記載の方法により製作された矯正用装置位置決めジグ。
  40. ジグ本体にジグ位置決めキャビティを形成する段階と、そのキャビティとは反対側のジグ本体にハンドルを設ける段階をさらに含む、請求項33に記載の方法。
  41. ハンドルを把持してジグを位置決めしジグを歯から取り外すよう構成されたジョーを有するジグ取扱いツールを準備する段階をさらに含む、請求項40に記載の方法。
  42. 装置とジグを一緒に保持するためのくぎを受容するよう構成された穴を有する矯正用装置を準備する段階をさらに含み、ジグを歯に嵌めたときに歯の表面の設計位置に装置が位置付けられるよう、穴が装置上に位置決めされ、くぎがジグ本体上に位置決めされる、請求項33に記載の方法。
  43. 歯の表面に矯正用装置を位置決めするための位置決めジグであって、
    歯の歯冠部の形状を有する略凹型のジグ位置特定面を有するジグ本体を含み、
    前記面の少なくとも一部が剥離可能な接着剤で被覆されるジグ。
  44. ジグ位置特定面に対し所定の関係で矯正用装置をジグ本体に取外し可能に接続するよう構成された、矯正用装置コネクタをさらに含む、請求項43に記載のジグ。
  45. 請求項44に記載のジグを含む、ジグおよび矯正用装置のアセンブリであって、コネクタによってジグ本体に取外し可能に接続された結合ベースを有する矯正用装置をさらに含むアセンブリ。
  46. 歯の表面に矯正用装置を位置決めするためのジグを提供する方法であって、
    歯の歯冠部に嵌合するよう構成された、内部に形成された略凹型のジグ位置特定面を有するジグ本体を形成する段階と、
    歯の表面のジグの向きを定めるよう適合された位置合せ構造体を、特定の歯の生来のフィーチャを越えるように設ける段階と、を含む方法。
  47. 特定の歯の歯冠部に面の凹凸を形成し、一致する形状構成をジグの本体に設けることによって位置合せ構造体を設ける、請求項46に記載の方法。
  48. 位置合せ構造体を、特定の歯の歯冠部の表面に突起を形成し、一致する窪みをジグの本体に設けることによって設ける、請求項46に記載の方法。
  49. 位置合せ構造体を、1つまたは複数の隣接する歯に位置合せされるよう構成された1つまたは複数の延長部をジグ本体に形成することによって設ける、請求項46に記載の方法。
  50. 位置合せ構造体を、1つまたは複数の隣接する歯に位置合せされるよう構成された1つまたは複数の取外し可能な延長部をジグ本体に形成することによって設ける、請求項46に記載の方法。
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