JP5051561B1 - 歯列矯正装置設置具 - Google Patents

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    • A61C7/14Brackets; Fixing brackets to teeth
    • A61C7/146Positioning or placement of brackets; Tools therefor

Abstract

【課題】
施術者である歯科医の技能レベルに依らず、患者を長時間拘束することなく矯正ブラケットなどの歯列矯正装置を装着することができ、歯列矯正装置の所望の立体的な装着位置に歯列矯正装置を精密に装着することができ、患者一人一人に応じて設計や切削など特別にカスタマイズした歯列矯正装置ではなく大量生産で製造された汎用の歯列矯正装置であっても用いることができる歯列矯正装置設置具を提供することを課題とする。
【解決手段】
歯の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つを覆って嵌合する嵌合面を有する嵌合部と、歯の唇頬側面又は舌側面と密着する裏面を有し、前記裏面の反対面に歯列矯正装置を固着する表面を有する土台部と、前記嵌合部と前記土台部を連接する接続部と、を具備することを特徴とする歯列矯正装置設置具により解決することができた。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯列矯正治療患者の各歯の唇頬側面又は舌側面に歯列矯正装置を立体的に精密に配置し、固着するための歯列矯正装置設置具に関する。
歯科における歯列矯正の治療は、患者の歯に弱い力を加えることで歯を支える組織の変化を促進し、望ましい位置に歯を移動することにより行われる。歯の移動に用いられる歯列矯正装置には多くの種類が存在する。その中でもエッジワイズ装置と呼ばれる歯列矯正装置は、広く使用されており、ブラケット、又は、バッカルチューブにワイヤを装着させて使用する。
そして、歯列矯正の治療において、個々の患者が持つ生物学的背景や歯の形態などを考慮し、矯正治療終了時の理想的な咬合状態を想定した上で歯列矯正装置の所望の立体的な装着位置が決められる。このため歯科医は、理想的な歯列となるように、矯正治療開始時に歯列矯正装置を診療室で患者の歯に直接装着するダイレクトボンディング法(直接接着法)、又は、患者の歯列をシリコンにて型を取り、その型から個々の歯を再配列し作成したセットアップモデル(歯型)を用いて事前に歯列矯正装置の取付位置を決めて、それを患者の歯に装着させるインダイレクトボンディング法(間接接着法)により治療を行う。
ダイレクトボンディング法においては、複数の歯の一つ一つに歯列矯正装置を正確な位置に装着することは技能を要するため、治療の成果は術者である歯科医の技能レベルに左右される。具体的には、例えば、上下28本の歯に歯列矯正装置を装着するために、この治療に慣れた歯科医であれば一つ当たり2分程度で、すなわち、28本全部を約1時間で歯列矯正装置を装着することができるが、この治療に慣れていない歯科医であれば歯列矯正装置を正確な位置に装着することが難しく、正確な位置に装着できたとしてもさらに時間が掛かるため2〜3時間要することもあり、長時間拘束される患者への負担は大きい。また、この治療に慣れた歯科医であっても、もっと素早く歯列矯正装置を装着すると正確な位置に装着できていないこともあり、また、その日の気分や体調如何によっても正確な位置に装着できていないことがあるなど、治療の成果がやはり施術者である歯科医に影響される。
一方、インダイレクト法においては、患者の歯列より取った型からセットアップモデルを作成するので、時間を掛けて正確な位置となるように歯列矯正装置を装着させ易いとも言われるが、このセットアップモデルの作成者である歯科技工士の技能レベルによっては寸法精度に誤差が生じることがあり、それにより歯列矯正装置が浮き上がるなどの問題が生じることがある。また、セットアップモデルから歯列矯正装置を作成するために患者を長く拘束するという患者への負担は軽減されているが、歯科医、又は、歯科技工士は正確な位置に歯列矯正装置を装着させるように時間を掛けて作成しているので、結果的に歯科医にとって簡便な方法とは言い難い。
このため、例えば、特許文献1には、矯正歯科専門医が患者の歯に接着する歯列矯正装置を配置するために、それぞれの歯の1つに取り付けられるように特別に各々設計された矯正ブラケットを保持するようそれぞれ構成された3つ、又は、4つの矯正ブラケット支持部を有する矯正器具位置づけジグに関する発明が開示されている。
特開2008−43731号
しかしながら、特許文献1に記載の矯正器具位置づけジグは、歯冠との一致面を有する本体と、矯正ブラケットを保持する構造を具備しているが、矯正ブラケットは直接的に歯に取り付けられる。このため、矯正ブラケットにおけるベースの歯への取付面をそれぞれの歯の表面形状に応じて設計する、又は、切削しなければならず、すなわち、矯正ブラケット一つ一つが特別に作成されなければならず、その矯正ブラケットの作成に非常に手間を有していた。
また、矯正ブラケットと矯正器具位置づけジグは別体であるために、それらを組み合わせたときに、矯正ブラケットの所望の立体的な装着位置よりも矯正ブラケットがずれていることもある。その場合には、矯正ブラケットにおけるベースの歯への装着面を切削するなどの微調整を行うが必要があった。
そこで、本発明では、施術者である歯科医の技能レベルに依らず、患者を長時間拘束することなく矯正ブラケットなどの歯列矯正装置を装着することができ、歯列矯正装置の所望の立体的な装着位置に歯列矯正装置を精密に装着することができ、患者一人一人に応じて設計や切削など特別にカスタマイズした歯列矯正装置ではなく大量生産で製造された汎用の歯列矯正装置であっても用いることができる歯列矯正装置設置具を提供することを課題とする。
すなわち、本発明の歯列矯正装置設置具は、歯の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つを覆って嵌合する嵌合面を有する嵌合部と、歯の唇頬側面又は舌側面と密着する裏面を有し、前記裏面の反対面に歯列矯正装置を固着する表面を有する土台部と、前記嵌合部と前記土台部を連接する接続部と、を具備することを特徴とする歯列矯正装置設置具である。
そして、歯列の立体形状を光学式方法により読み取られて得られた情報に基づいて、前記嵌合部の前記嵌合面、及び、前記土台部の前記裏面が、歯の唇頬側面又は舌側面と密着するよう成形されていることを特徴とする前記の歯列矯正装置設置具である。
そして、前記土台部の前記表面より突設し、前記歯列矯正装置と嵌合することができる枠部を有することを特徴とする前記の歯列矯正装置設置具である。
そして、前記接続部が、歯の唇頬側面又は舌側面との間に隙間を有するよう設けられていることを特徴とする前記のいずれかに記載の歯列矯正装置設置具である。
そして、前記嵌合面が、歯の隣接面まで覆っていることを特徴とする前記のいずれかに記載の歯列矯正装置設置具である。
そして、前記嵌合部が複数の歯の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つを覆い、その嵌合部の一部からその歯の一つ又は二つ以上の歯のそれぞれの唇頬側面又は舌側面に取り付けられるよう設けられた前記土台部を有することを特徴とする前記のいずれかに記載の歯列矯正装置設置具である。
以上、本発明によれば、施術者である歯科医の技能レベルに依らず、患者を長時間拘束することなく矯正ブラケットなどの歯列矯正装置を装着することができ、歯列矯正装置を所望の立体的な装着位置に精密に装着することができ、患者一人一人に応じて設計や切削など特別にカスタマイズした歯列矯正装置ではなく大量生産で製造された汎用の歯列矯正装置であっても用いることができる。
本発明の第一実施例を一本の歯に装着させた状態のA−A線断面図である。 本発明の第一実施例を一本の歯に装着させた状態の左側面図である。 図1の状態に矯正ブラケットを固定させた状態の正面図である。 図1の状態に矯正ブラケットを固定させた状態の左側面図である。 図3の状態から嵌合部と接続部とを除去した状態の正面図である。 図3の状態から嵌合部と接続部とを除去した状態の左側面図である。 本発明の第一実施例を用いて複数の歯に装着した矯正ブラケットにワイヤを通して治療を行った後の状態図である。 本発明の第二実施例に矯正ブラケットを固定させた状態の正面図である。 本発明の第三実施例に矯正ブラケットを固定させた状態の正面図である。
以下、本発明に係る歯列矯正装置設置具に関する実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨が明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1、図2に示すように、本発明に係る歯列矯正装置設置具(1)に関する第一の実施形態は、歯(2)の切縁(23)を覆って嵌合する嵌合面(111)を有する嵌合部(11)と、歯(2)の唇頬側面(21)と密着する裏面(121)を有し、前記裏面(121)の反対面に歯列矯正装置(3)を固着する表面(122)を有する土台部(12)と、前記嵌合部(11)と前記土台部(12)を連接する接続部(13)と、を具備している。
具体的には、歯列矯正装置設置具(1)の一部である嵌合部(11)の内側に設けられた嵌合面(111)が、1つの歯が他の歯と咬合する部分である切縁(23)を覆っており、この切縁(23)と密着している。そして、この嵌合部(11)と連接し歯(2)の唇頬側面(21)との間に隙間を有するアーチ状の接続部(13)が、一端で嵌合部(11)と連接し、他端で土台部(12)と連接している。そして、この土台部(12)は、歯(2)の唇頬側面(21)と密着する裏面(121)と、裏面(121)の反対面に歯列矯正装置(3)を固着する表面(122)と、表面(122)より突設し、歯列矯正装置(3)と嵌合する枠部(123)を有する。なお、図1、図2では、歯列矯正装置設置具(1)の土台部(12)は、歯(2)の唇頬側面(21)と密着するよう設けられているが、歯(2)の舌側面(22)と密着するよう設けられていてもよい。
嵌合部(11)は、略円管を軸に沿って半分とし、その両端に覆いを取り付けた形状を有している。そして、その内側に設けられた嵌合面(111)において、歯(2)の切縁(23)を覆って密着することができる。そして、さらにこの嵌合面(111)は、切縁(23)周辺の唇頬側面(21)、舌側面(22)、及び、歯と歯との間の隣接面(26)の一部を覆っている。また、この嵌合面(111)は、後述するように歯(2)の立体形状を光学式方法により読み取られて得られた情報のうち、切縁(23)、並びに、切縁(23)周辺の唇頬側面(21)、舌側面(22)、及び、歯と歯との間の隣接面(26)の表面形状に基づいて、それらと密着するように形成されている。なお、各臼歯に対して使用する場合には、嵌合部(11)は、切縁(23)だけでなく、図7に示す咬頭(24)および咬合面(25)も覆うこととなる。
そして、土台部(12)は、略四角形で平板状の形状を有している。そして、その裏面(121)は、後述するように歯(2)の立体形状を光学式方法により読み取られて得られた情報のうち、唇頬側面(21)の表面形状に基づいて、唇頬側面(21)と密着するように成形されている。そして、表面(122)は、平面状であり、その外縁に沿って表面(122)より盛り上がるよう突設する枠部(123)を有している。この枠部(123)が、矯正ブラケットなどの歯列矯正装置(3)の基部(31)と嵌合し、汎用に製造される歯列矯正装置(3)であっても、これを固定すべき箇所に固着することができる。また、表面(122)は、接着力を向上させるために凹凸状を有するよう表面処理を行うことでき、又は、予め凹凸状を有するように設計されていてもよい。なお、この土台部(12)の形状は、略四角形で平板状の形状に限らず、歯列矯正装置(3)を嵌合できる枠部(123)を設けることができれば、略円形、略楕円形など種々の形状を有することができる。さらに外縁を囲む形状だけでなく、土台部(12)の四隅に設けられたL字状の形状など枠部(123)が途中で途切れている形状を有していてもよい。
そして、接続部(13)は、嵌合部(11)の外側の一側面と連接し、反対側において、土台部(12)の枠部(123)の外側の一側面と連接しており、さらに、歯(2)の唇頬側面(21)との間に隙間を有するようアーチ状に形成されている。なお、この接続部(13)は、円弧状や角形状のアーチ形状のように、唇頬側面(21)との間に隙間を有するよう設けられることが好ましいが、唇頬側面(21)との間に隙間を有さないように設けられることを妨げるものではない。
次に、本発明に係る歯列矯正装置設置具(1)に関する第一の実施形態の作成方法について説明する。
すなわち、第1ステップとして、歯列矯正治療前の患者より採取した印象、又は、その印象を元に製作した歯列模型を3次元光学スキャナにより読み取り、患者の歯列の3次元データを電子情報として取得する。なお、このとき使用する印象としては、シリコン印象材など高い精度を持つ材料、すなわち、硬化したときに収縮率や膨張率が小さい材料が好ましい。また、その印象を元に製作した歯列模型は、膨張率が0.1%未満であるセッコウなどを材料とすることが好ましい。これらにより、歯科医や歯科技工士の経験による差や作業精度の差が介在しないので、患者の歯(2)に歯列矯正装置(3)を正確に装着できる歯列矯正装置設置具(1)を製作することができる。
そして、第2ステップとして、前記第1ステップで得られた患者固有の3次元データを、患者が持つ生物的背景、歯の形態などを考慮した上で、バイオデント社から販売されている3DTXerなどの市販ソフトウエアを使用して矯正治療後の理想的な咬合状態を有する電子的なセットアップモデル(以下、「電子的セットアップモデル」という)を得る。
そして、第3ステップとして、前記電子的セットアップモデル上に歯科医が用いる電子的歯列矯正用ワイヤを、電子情報として得られた歯の唇頬側面、又は、舌側面にコンピュータ上で設定する。
そして、第4ステップとして、電子情報として得られた複数の歯の個々の歯に対して、第3ステップで設定したワイヤに適合する歯列矯正装置の装着位置をコンピュータ上で設定する。なお、コンピュータ上で取り扱われる歯列矯正装置の3次元データは、各社から販売されていて、歯科医などの術者が実際に用いる任意の装置を元に得られたものである。
そして、第5ステップとして、電子的セットアップモデルの個々の歯の唇頬側面、又は、舌側面と、それに対応する装着位置に設定された歯列矯正装置の装着面との間に存在する空間のデータ(以下、「歯面−装着面空間情報」という)を得る。
そして、第6ステップとして、前記歯面−装着面空間情報を元に、個々の歯の唇頬側面、又は、舌側面と、それに対応する装着位置に設定された歯列矯正装置の装着面との空間を埋める土台部についての情報を含む歯列矯正装置設置具の情報(以下、「歯列矯正装置設置具情報」という)を、コンピュータ上で作成する。特に、土台部の厚みについては、均一ではなく土台部の箇所により異なるが、第4ステップで設定された歯列矯正装置の装着位置と電子的セットアップモデルより、歯列矯正装置の装着面と、個々の歯の唇頬側面、又は、舌側面との距離が一義的に定まるので、土台部の各箇所の厚みも一義的に定まる。
そして、第7ステップとして、さらに、前記歯列矯正装置設置具情報に、歯の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つ、並びに、その周辺の唇頬側面、舌側面、及び、歯と歯との間の隣接面の表面形状のデータに基づいて、それらに嵌合する嵌合面を有する嵌合部についての情報を付与する。
そして、第8ステップとして、さらに、前記歯列矯正装置設置具情報に、土台部と嵌合部との間に、歯(2)の唇頬側面(21)との間に隙間を有するようアーチ状の接続部についての情報を付与する。これは、土台部(12)の裏面(121)からはみ出す余剰の接着剤を除去するため、そして、歯列矯正装置(3)を装着後に歯(2)の唇頬側面(21)を傷つけることなく嵌合部(11)を除去することを容易にするためである。
そして、第9ステップとして、さらに、前記歯列矯正装置設置具情報に、歯列矯正装置(3)を嵌合することができるように、歯列矯正装置の3次元データに基づいて土台部の外縁に土台部の表面より突出する枠部についての情報を付与する。
こうして、土台部についての情報、嵌合部についての情報、アーチ状の接続部についての情報、土台部の表面より突出する枠部についての情報を含む歯列矯正装置設置具情報が最終的に得られる。
この最終的に得られた歯列矯正装置設置具情報に基づいて、3次元ミリング機などの切削装置によって、樹脂から成るレジンブロック、例えば、GC社製のユニファストIIIなどを重合して得られたレジンブロックから削りだして、歯列矯正装置設置具(1)を製作する。なお、この最終的に得られた歯列矯正装置設置具情報に基づいて、積層型の造形装置を用いて、金属、セラミック、又は、樹脂などの素材により歯列矯正装置設置具(1)を製作してもよい。
なお、上記のように、パソコン上で、電子的セットアップモデルから作成して最終的に得られた歯列矯正装置設置具情報に基づいて、歯列矯正装置設置具(1)を製作することが好ましいが、歯列矯正治療前の患者より採取した印象から実際の模型として製作したセットアップモデルに基づいて、歯列矯正装置設置具(1)を製作してもよい。
このようにして得られた歯列矯正装置設置具(1)によると、歯列矯正装置設置具(1)の嵌合部(11)及び土台部(12)と、歯(2)との位置関係が連接されている接続部(13)を介してただ一つに決まるので、施術者である歯科医の技能レベルに依らず、歯列矯正装置の所望の立体的な装着位置に矯正ブラケットなどの歯列矯正装置(3)を精密に装着することができる。また、患者を長時間拘束することなく歯列矯正装置(1)を装着することができる。
そして、歯列矯正装置(3)の基部(31)を直接歯(2)に装着するのではなく、歯列矯正装置設置具(1)の土台部(12)を歯(2)に密着させた後に、土台部(12)に歯列矯正装置(3)の基部(31)を装着するので、患者一人一人に応じて設計や切削など特別にカスタマイズした歯列矯正装置ではなく、大量生産で製造された汎用の歯列矯正装置であっても用いることができる。このように、汎用の歯列矯正装置であっても使用することができるので、歯列矯正装置設置具(1)さえ製作すれば、歯列矯正装置についての加工に関する費用を抑制することができ、ひいては患者の治療費を低減することができる。
また、歯列の立体形状を光学式方法により読み取られて得られた情報に基づいて、嵌合部(11)の嵌合面(111)、及び、土台部(12)の裏面(121)が、歯(2)の唇頬側面(21)又は舌側面(22)と密着するよう成形されている前記の歯列矯正装置設置具(1)によれば、歯列矯正治療前の患者より採取した印象から実際の模型として製作した歯列模型に基づいて製作した歯列矯正装置設置具よりもさらに高い精度で密着するため、歯列矯正治療中に土台部(12)が歯(2)の唇頬側面(21)又は舌側面(22)から剥がれる、浮き上がる等の不具合を生じることを防ぐことができる。そして、歯科医、又は、歯科技工士にとって、歯列矯正装置(3)の装着面(32)を微調整のため切削する必要がなくなるので、簡便に歯列矯正装置(3)を装着することができる。
また、土台部(12)の表面(122)より突設し、矯正ブラケットなどの歯列矯正装置(3)と嵌合する枠部(123)を具備する前記の歯列矯正装置設置具(1)によれば、土台部(12)に対する歯列矯正装置(3)の装着位置がただ一つに決まるので、歯列矯正治療を行ったことのない術者であっても、容易に歯列矯正装置(3)を装着することができる。
また、接続部(13)が、歯(2)の唇頬側面(21)又は舌側面(22)との間に隙間を有するよう設けられている前記の歯列矯正装置設置具(1)によれば、土台部(12)の裏面(121)に塗布した接着剤が、その裏面(121)を歯(2)の唇頬側面(21)又は舌側面(22)に接着した際に土台部(12)からはみ出しても、そのはみ出した接着剤を土台部(12)の外周全体にわたって除去することができる。このため、液状の接着剤を用いても接続部(13)に接着剤が付着することがなく、土台部(12)を接着した後に、嵌合部(11)と接続部(13)を土台部(12)から除去する際に、接続部(13)を容易に取り除くことができる。また、土台部(12)を接着した後に、嵌合部(11)と接続部(13)を土台部(12)から除去する際に、歯(2)の唇頬側面(21)又は舌側面(22)を傷つけることなく歯科用切削器具等で切断することができる。
また、嵌合面(111)が、歯(2)の隣接面(26)まで覆っている前記の歯列矯正装置設置具(1)によれば、歯(2)の切縁(23)、咬頭(24)および咬合面(25)の少なくとも1つと密着する嵌合面(111)の面積が増えるので、歯(2)の切縁(23)、咬頭(24)および咬合面(25)の少なくとも1つに対する嵌合部(11)の位置決めの精度がさらに向上するため、歯(2)の唇頬側面(21)又は舌側面(22)に対する土台部(12)の位置決めの精度をさらに向上することができる。
次に、本発明に係る歯列矯正装置設置具(1)に関する第一の実施形態の使用方法について説明する。
図1、図2に示すように、前述した歯列矯正装置設置具情報に基づいて製作された歯列矯正装置設置具(1)の土台部(12)の裏面(121)に接着剤を塗布してから、患者の歯(2)の切縁(23)に嵌合部(11)を嵌合させる。このとき、土台部(12)の裏面(121)からはみ出した余剰の接着剤を取り除く。また、用いる接着剤がアクリレート基を有する化合物を含有する光重合性レジンの場合は、光照射器、LED照射器などの照射器により重合させる。また、用いる接着剤が、アクリレート基を有する化合物などを含有する化学重合型レジンの場合には、静置して重合させる。なお、必要に応じて、土台部(12)の裏面(121)を接着する前に、歯(2)の唇頬側面(21)の接着する箇所に、接着剤の硬化を促進し、また、密着性を高めるために、光重合性を有する化合物、硬化を促進する材料などが含まれる材料であるプライマーを塗布してもよい。
そして、図3、図4に示すように、歯列矯正装置(3)の基部(31)の装着面(32)に接着剤を塗布してから、歯列矯正装置(3)を土台部(12)の枠部(123)に嵌合させて土台部(12)の表面(122)に接着する。このとき、歯列矯正装置(3)の基部(31)と枠部(123)との間からはみ出した余剰の接着剤を取り除く。また、用いる接着剤がアクリレート基を有する化合物を含有する光重合性レジンの場合は、光照射器、LED照射器などの照射器により重合させる。また、用いる接着剤が、アクリレート基を有する化合物などを含有する化学重合型レジンの場合には、静置して重合させる。なお、必要に応じて、歯列矯正装置(3)の基部(31)の装着面(32)を接着する前に、土台部(12)の表面(122)に、接着剤の硬化を促進し、また、密着性を高めるために、光重合性を有する化合物、硬化を促進する材料などが含まれる材料であるプライマーを塗布してもよい。なお、歯列矯正装置(3)として、図3、図4等において、株式会社トミーインターナショナル社製のクリッピー(登録商標)Cが示されているが、歯列矯正装置(3)はこれに限定されるものでなく、種々のブラケット、又は、バッカルチューブなどを使用することができる。
そして、図5、図6に示すように、歯列矯正装置設置具(1)の接続部(13)と土台部(12)との境界、又は、境界付近を、各種歯科用切削器具を用いて切断し、嵌合部(11)及び接続部(13)を取り外す。なお、切断し易くするために、接続部(13)と土台部(12)との境界に切欠などを設けていてもよい。
そして、同様に装着された複数の歯列矯正装置(3)にワイヤ(4)を通し固着して、作業を終える。なお、上記の歯列矯正装置(3)を装着してから嵌合部(11)及び接続部(13)を取り外す手順については、逆であってもよい。すなわち、歯列矯正装置設置具(1)の接続部(13)と土台部(12)との境界、又は、境界付近を、各種切断装置を用いて切断し嵌合部(11)及び接続部(13)を取り外してから、歯列矯正装置(3)を装着してもよい。
そして、図7に矯正治療が終了したときの歯列の状態を示す。歯列矯正装置(3)として、ブラケットが中切歯、側切歯、犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯の各唇頬側面の側に設けられており、バッカルチューブが第二大臼歯の唇頬側面の側に設けられている。なお、切断された嵌合部(11)は、中切歯、側切歯、犬歯では切縁(23)を、各臼歯では、切縁(23)だけでなく、咬頭(24)および咬合面(25)を覆っていたこととなる。
そして、図8に示すように、本発明に係る歯列矯正装置設置具(1)に関する第二の実施形態は、第一の実施形態における嵌合部(11)が複数の歯(2)の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つ(図示せず)に嵌合している他は第一の実施形態と同様である。そして、複数の土台部(12)は、歯(2)の唇頬側面(21)、又は、舌側面(22)のどちらかにのみ位置する。なお、図8においては、4つの歯(2)の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つ(図示せず)に対して嵌合部(11)が嵌合しているが、任意の複数の歯に対して嵌合できるように構成されてもよいし、上の歯の全部である14本、又は、下の歯の全部である14本に嵌合するように構成されていてもよい。
また、図8において、嵌合部(11)は、一体として示されているが、複数の部分を繋ぎ合わせた構成でもよい。例えば、具体的には、嵌合部(11)が、歯間箇所を区切りに複数のパーツで構成されており、それらの端部が凹凸状等の形状を有し、隣接する他のパーツの端部と繋ぎ合わせられる構成を有していてもよい。さらに、第一の実施形態の歯列矯正装置設置具(1)の嵌合部(11)において凹凸状等の形状を有する部材が延設されており、その延設部が隣接する他の歯列矯正装置設置具(1)の嵌合部(11)における延設部と係合し、個々の歯列矯正装置設置具(1)の嵌合部(11)が繋ぎ合わせられて、図8における一の大きい嵌合部(11)を構成してもよい。
そして、図9に示すように、本発明に係る歯列矯正装置設置具(1)に関する第三の実施形態は、第二の実施形態における連結部(13)と土台部(12)が、任意の歯(2)の位置で省略されている他は第二の実施形態と同様である。そして、複数の土台部(12)は、歯(2)の唇頬側面(21)、又は、舌側面(22)のどちらかにのみ位置する。また、嵌合部(11)は、第二の実施形態と同様に、任意の複数の歯に対して嵌合できるように構成されてもよいし、上の歯の全部である14本、又は、下の歯の全部である14本に嵌合するように構成されていてもよい。なお、理想的な咬合状態を有する電子的セットアップモデルを作成した際に、すでに理想的な位置にある歯に対しては、その位置に対応する連結部(13)と土台部(12)を省略することができる。
また、図9において、嵌合部(11)は、一体として示されているが、複数の部分を繋ぎ合わせた構成でもよい。例えば、具体的には、嵌合部(11)が、歯間箇所を区切りに複数のパーツで構成されており、それらの端部が凹凸状等の形状を有し、隣接する他のパーツの端部と繋ぎ合わせられる構成を有していてもよい。さらに、第一の実施形態の歯列矯正装置設置具(1)の嵌合部(11)において凹凸状等の形状を有する部材が延設されており、その延設部が隣接する他の歯列矯正装置設置具(1)の嵌合部(11)における延設部と係合し、個々の歯列矯正装置設置具(1)の嵌合部(11)が繋ぎ合わせられて、図9における一の大きい嵌合部(11)を構成してもよい。
1・・・歯列矯正装置設置具
11・・嵌合部
111・嵌合面
12・・土台部
121・裏面
122・表面
123・枠部
13・・接続部
2・・・歯
21・・唇頬側面
22・・舌側面
23・・切縁
24・・咬頭
25・・咬合面
26・・隣接面
3・・・歯列矯正装置
31・・基部
32・・装着面
4・・・ワイヤ

Claims (4)

  1. 歯の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つを覆って嵌合する嵌合面を有する嵌合部と、
    歯の唇頬側面又は舌側面と密着する裏面を有し、前記裏面の反対面に歯列矯正装置を固着する表面を有する土台部と、
    前記嵌合部と前記土台部を連接する接続部と、
    を具備し、
    前記土台部の前記表面より突設し、前記歯列矯正装置と嵌合することができる枠部を有することを特徴とする歯列矯正装置設置具。
  2. 前記接続部が、歯の唇頬側面又は舌側面との間に隙間を有するよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯列矯正装置設置具。
  3. 前記嵌合面が、歯の隣接面まで覆っていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の歯列矯正装置設置具。
  4. 前記嵌合部が複数の歯の切縁、咬頭および咬合面の少なくとも1つを覆い、その嵌合部の一部からその歯の一つ又は二つ以上の歯のそれぞれの唇頬側面又は舌側面に取り付けられるよう設けられた前記土台部を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の歯列矯正装置設置具。
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