JP6942783B2 - 歯列矯正ブラケットの改善されたインダイレクトボンディング法 - Google Patents

歯列矯正ブラケットの改善されたインダイレクトボンディング法 Download PDF

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Description

本出願は、2019年1月4日に出願された米国仮特許出願番号第62/788232号からの優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される。
本発明は、歯列矯正ブラケットのインダイレクトボンディング法に関するものであり、特に、歯列矯正ブラケットを患者の各歯に接着するために用いられる位置決めガイドを製造する方法に関するものである。
歯列矯正治療では、歯列矯正ブラケットは一般に各歯に個別に接着され、歯列矯正アーチワイヤーは、下または上歯列弓に隣接して配置され、歯列弓の歯列矯正ブラケットを接続し、歯列矯正ブラケットを介して歯に力を発生させて歯を歯列矯正アーチワイヤーの事前に形成された形状と一致させる。理想的な治療効果を得るために、適切な位置に歯列矯正ブラケットを取り付けることが非常に重要である。
歯列矯正ブラケットの設置位置をより正確に決めるために、インダイレクトボンディング法と呼ばれる方法が採用されている。インダイレクトボンディング法では、歯科医が患者の歯列の形状をした位置決めガイドを作製する。歯列矯正ブラケットのセットが位置決めガイドに取り外し可能に取り付けられる。患者の準備ができたとき、歯列矯正ブラケットの接着面および/または歯面が接着剤でコーティングされる。次いで、位置決めガイドが患者の口に入れられ、接着剤が硬化するまで患者の歯に押し付ける。次いで、歯列矯正ブラケットが歯の表面にしっかりと接着されたまま、位置決めガイドが口から取り外される。従って、歯列矯正ブラケットは、位置決めガイドから移され、それらの所望の位置で歯の表面に接着されるようになる。従来の位置決めガイドは、通常、柔軟なポリマー材料(例えば、EVA樹脂)のみから作製される。
既存のインダイレクトボンディング法は、それらの意図された目的には十分であるが、あらゆる点で完全に満足できるものではない。例えば、発生する可能性のある問題は、位置決めガイドを移したときに歯列矯正ブラケットの取り付け位置が簡単にずれることである。従って、歯列矯正ブラケットの正確かつ容易な位置決めをするのに役立つ改善されたインダイレクトボンディング法が必要である。
本発明のいくつかの実施形態によれば、歯列矯正ブラケットを患者の歯に接着するために用いられる位置決めガイドを生成する方法が提供される。この方法は、セットアップ歯科模型の対応する歯の側面に対する歯列矯正ブラケットの位置を決定および固定するステップを含み、セットアップ歯科模型は、矯正治療後の患者の歯列弓の歯列状態を有する。この方法は、歯列矯正ブラケットの外面の一部を覆う第1の部分、およびセットアップ歯科模型の対応する歯の咬合面を覆う第2の部分を有する剛性ガイド構造を形成するステップも含み、剛性ガイド構造の第1の部分と第2の部分は分離されている。また、この方法は、可撓性連結構造を形成して剛性ガイド構造の第1の部分と第2の部分を接続し、歯列矯正ブラケットの位置決めガイドを得るステップを含む。剛性ガイド構造は非可撓性であり、可撓性連結構造は、弾性かつ形状を保持する。
いくつかの実施形態では、剛性ガイド構造の第2の部分は、第2の部分の他の部分よりも厚い厚さを有するハンドル部分を含む。この方法は、各々がそれぞれの位置決めガイドと一体化された複数の歯列矯正ブラケットを、歯列矯正治療前の患者の歯列弓の歯列状態を再現している元の歯科模型に移すことにより、位置決めガイドユニットを形成するステップをさらに含む。また、この方法は、少なくとも1つの保持部を用いて、ハンドル部分で隣接する複数の位置決めガイドを接合するステップを含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの保持部および剛性ガイド構造は、同じ材料を含む。
いくつかの実施形態では、剛性ガイド構造は光重合性材料を含み、剛性ガイド構造の形成は、光エネルギーを介して光重合性材料を硬化させるステップを含む。光重合性材料は、デュラレイ樹脂、デンタルトレイ樹脂などを含む。
いくつかの実施形態では、可撓性連結構造は光重合性材料を含み、可撓性連結構造の形成は、光エネルギーを介して光重合性材料を硬化させるステップを含む。光重合性材料は、エチレン酢酸ビニル(EVA)樹脂などを含む。
いくつかの実施形態では、可撓性連結構造は、セットアップ歯科模型の対応する歯の側面に形成される。
いくつかの実施形態では、剛性ガイド構造の第2の部分は、セットアップ歯科模型の対応する歯の側面と反対側の第2の側面の一部を覆うようにさらに延伸する。可撓性連結構造は、第2の側面上の第2の部分に形成された部分をさらに有する。
いくつかの実施形態では、この方法は、可撓性連結構造に隣接する剛性連結構造を形成して、剛性ガイド構造の第1の部分と第2の部分を接続するステップをさらに含む。剛性連結構造は、可撓性連結構造よりも硬度が大きくてもよい。
いくつかの実施形態では、剛性連結構造および剛性ガイド構造は同じ材料を含む。
本発明のいくつかの実施形態によれば、歯科用器具も提供される。歯科用器具は、歯列矯正ブラケット、および歯列矯正ブラケットを患者の歯に配置するように構成された位置決めガイドを含む。歯列矯正ブラケットは、歯に接着するための接合面を有する。位置決めガイドは、剛性ガイド構造と可撓性連結構造を含む。剛性ガイド構造は、互いに分離された第1の部分と第2の部分を含む。第1の部分は、接合面と反対側の歯列矯正ブラケットの外面の一部を覆うように構成される。第2の部分は、歯の咬合面に適合する形状を有する。可撓性連結構造は、剛性ガイド構造の第1の部分と第2の部分を接続するように構成される。剛性ガイド構造は非可撓性であり、可撓性連結構造は、可撓性かつ弾性を保持する。
いくつかの実施形態では、剛性ガイド構造の第2の部分は、第2の部分の他の部分よりも厚い厚さを有するハンドル部分を含む。
いくつかの実施形態では、歯科用器具は、複数の歯列矯正ブラケット、複数の位置決めガイド、およびハンドル部分で隣接する複数の位置決めガイドを一体化するように構成された少なくとも1つの保持部をさらに含む。
本発明は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明及び例を読むことで、より完全に理解することができる。
図1は、いくつかの実施形態による、インダイレクトボンディング法の簡略化されたフローチャートである。 図2は、いくつかの実施形態による、患者の歯列弓の元の歯科模型およびセットアップ歯科模型の概略上面図である。 図3は、いくつかの実施形態による、歯列矯正ブラケットの概略側面図である。 図4は、いくつかの実施形態による、図2のセットアップ歯科模型の歯の舌側面に接着されている歯列矯正ブラケットを示す概略側面図である。 図5は、いくつかの実施形態による、2つの分離した部分からなる剛性ガイド構造の形成を示す概略側面図である。 図6は、いくつかの実施形態による、剛性ガイド構造の2つの部分を一体化するための可撓性連結構造の形成を示す概略側面図である。 図6Aは、いくつかの実施形態による、歯の舌および頬の側面に形成されている可撓性連結構造を示す概略側面図である。 図7は、いくつかの実施形態による、剛性ガイド構造の2つの部分を一体化するための剛性連結構造の形成を示す概略側面図である。 図8は、いくつかの実施形態による、いくつかの位置決めガイドユニットの形成を示す概略上面図である。 図9は、いくつかの実施形態による、歯列矯正ブラケットが患者の実際の歯に接着された後に位置決めガイドが取り外されることを示す概略側面図である。
次の開示では、異なる特徴を実施するために、多くの異なる実施形態または実施例を提供する。本開示を簡潔に説明するために、複数の要素および複数の配置の特定の実施形態が以下に述べられる。(これらはもちろん単に例示するためであり、それに限定するという意図はない。)例えば、下記の開示の第2の特徴の上方、または上への第1の特徴の形成は、第1と第2の特徴が直接接触で形成される複数の実施形態を含むことができ、かつ第1と第2の特徴が直接接触でないように、付加的な特徴が第1と第2の特徴間に形成された複数の実施形態を含むこともできる。
また、以下の説明は、複数の例において同じ構成要素の符号または文字を繰り返し用いる可能性がある。繰り返し用いる目的は、簡易化した、明確な説明を提供するためのもので、複数の以下に討論する実施形態および/または構成の関係を限定するものではない。種々の特徴は、簡潔で明確にするために、異なる寸法に任意に描かれることができる。
さらに、「下の方」、「下方」、「下部」、「上方」、「上部」およびこれらに類する語のような、空間的に相対的な用語は、図において1つの要素または特徴の関係を別の(複数の)要素と(複数の)特徴で記述するための説明を簡潔にするために用いられる。空間的に相対的な用語は、図に記載された方向に加えて、使用または操作する装置の異なる方向を包含することを意図している。装置は、他に方向づけされてもよく(90度回転、または他の方向に)、ここで用いられる空間的に相対的な記述は、同様にそれに応じて解釈され得る。
追加のステップが本方法の後、本方法の前、または本方法の間に提供されることができ、かつ記載されたいくつかのステップが本方法の他の実施形態で置き換えられる、または削除されてもよいことは理解されるべきである。
歯列矯正ブラケットの改善されたインダイレクトボンディング法の実施形態が提供される。以下の実施形態は、特に、患者の各歯の歯列矯正ブラケットの位置決めをアシストするために用いられる位置決めガイドを製造する改善された方法に関するものである。改善されたインダイレクトボンディング法は、歯列矯正ブラケットの正確かつ容易な位置決めをするのに役立つ。他の利点については後に説明される。実施形態のいくつかのバリエーションが説明される。さまざまな図および例示的な実施形態を通じて、共通の要素は同じ参照番号を用いる。
図1は、いくつかの実施形態による、インダイレクトボンディング法10の簡略化されたフローチャートである。例示のために、フローチャートが図2〜図9に示された図面とともに説明される。 記載された操作のいくつかは、異なる実施形態では置き換えられる、または削除されてもよい。あるいは、いくつかの操作が異なる実施形態で追加されてもよい。
インダイレクトボンディング法10は、図2に示されるように、患者の歯列弓(例えば、下または上歯列弓)の元の歯科模型M1およびセットアップ(または所望の)歯科模型M2が提供される操作S1で開始する。元の歯科模型M1は、歯列矯正治療前の患者の歯列弓の歯列状態を複製する。例えば、歯科医は患者の歯列弓の印象(impression)をとり、その印象をデジタルでスキャンするか、または患者の口の口腔内スキャンを直接行うことができる。次いで、元の歯科模型M1が当技術分野で周知の技術(例えば、石膏成形)を用いて、印象または口腔内スキャン画像から作製される。セットアップ歯科模型M2は、矯正治療後の患者の歯列弓の望ましい歯列状態を有する。例えば、セットアップ歯科模型M2は、元の歯科模型M1の各歯を所望の向きまたは位置(即ち、矯正治療後の向きまたは位置)に手動で移動することにより、元の歯科模型M1から得ることができる。あるいは、デジタルセットアップ歯科模型は、コンピュータシミュレーションアプローチにより作製されることができ、セットアップ歯科模型M2は、当技術分野で周知の技術(例えば、石膏成形)を用いてデジタル模型から作製される。
所望の歯列状態を有するセットアップ歯科模型M2上の各歯列矯正ブラケットの取り付け位置を決定した後、実際の歯列矯正治療の前に、歯列矯正ブラケットが患者の実際の歯に移されて取り付けられることを理解されたい。従って、歯列矯正ブラケットの取り付け位置が理想的になる。このような所望の歯列状態を有するセットアップ歯科模型M2は、以下に説明されるインダイレクトボンディング法10の実施形態が位置決めガイドを用い、患者の実際の歯のセットアップ歯科模型M2で決定された歯列矯正ブラケットの取り付け位置を正確に再現することができるため、用いられることができる。
いくつかの実施形態では、歯科模型に歯列矯正ブラケットを配置する前に、セットアップ歯科模型M2および/または元の歯科模型M1に分離材料が塗布される。分離材料は、歯科模型から歯列矯正ブラケットおよび他の統合された構成要素(後述する)を取り外すのに役立つ。分離材料の適用は、当技術分野で周知であるため、ここでは説明しない。
インダイレクトボンディング法10は、図2に示されるように、一セットの歯列矯正ブラケットと係合した歯列矯正アーチワイヤーWがセットアップ歯科模型M2に取り付けられる操作S2に続く(歯列矯正ブラケットは、簡単にするために図2には示されていない)。歯列矯正アーチワイヤーWは、サポートPを介してセットアップ歯科模型M2の位置に固定されることができる。いくつかのケースでは、各歯列矯正ブラケットが患者の各歯の舌側面に接着されて後続の実際の歯列矯正治療を行う場合、図2に示されるように、歯列矯正アーチワイヤーWは、セットアップ歯科模型M2の舌側M21に配置される。図示されていないいくつかのケースでは、各歯列矯正ブラケットが患者の各歯の頬側面に接着されて後続の実際の歯列矯正治療を行う場合、歯列矯正アーチワイヤーWは、セットアップ歯科模型M2の頬側M22に配置される。歯列矯正アーチワイヤーWは弾力性があり(例えば、形状記憶合金(SMA)または他の利用可能な金属材料からなる)、セットアップ歯科模型M2に適合するように形成される。歯列矯正ブラケットの位置は、歯列矯正ブラケットを固定された歯列矯正アーチワイヤーWに係合させることにより決定される。
図3は、いくつかの実施形態による、歯列矯正ブラケットBの概略側面図である。いくつかの実施形態では、使用される歯列矯正ブラケットBは、歯列矯正アーチワイヤーW(簡略化のため図3には図示せず)を受容するための中央縦溝12を有する本体11を含む。本体11は、ワイヤ固定溝(tie-down grooves)16を画定する上部および下部タイウィング14をさらに有する。ブラケットベース18は、本体11と一体化され、歯列矯正ブラケットBを患者の歯の歯面(例えば、舌または頬の側面)に接着させるための接合面20を有する。歯列矯正アーチワイヤーWは、操作S2でセットアップ歯科模型M2に取り付けられるが、各歯列矯正ブラケットBの接合面20は、接着されるセットアップ歯科模型M2の対応する歯の歯面(例えば、舌または頬の側面)に面する(図4を参照)。上述の歯列矯正ブラケットBは単に例示的な例であり、他のタイプまたは形状の歯列矯正ブラケットも用いられることができる。歯列矯正ブラケットBは、セラミック、金属、または他の入手可能な材料(例えば、ポリカーボネート)からなるか、またはそれらを含むことができる。
インダイレクトボンディング法10は、図4に示されるように、各歯列矯正ブラケットの接合面20とセットアップ歯科模型M2の対応する歯Tの歯面(例えば、舌側面T1)との間の空間がパッド材料30で充填される操作S3に続く。接合面20へのパッド材料30の接着をし易くするために、いくつかの実施形態では、パッド材料30を形成する前に、プライマー層32が歯列矯正ブラケットBの接合面20にコーティングされる。プライマー層32は、次のステップの前に化学硬化、光硬化、または二重硬化されてもよい。
コーティングされたプライマー層32が硬化した後、各歯列矯正ブラケットBとセットアップ歯科模型M2の対応する歯Tとの間の空間を充填するために、パッド材料30がプライマー層32上にコーティングされる。次いで、コーティングされたパッド材料30は硬化して、歯列矯正ブラケットBを、予め分離材料でコーティングされた対応する歯Tの歯面に一時的に接着する。このようにして、セットアップ歯科模型M2(および患者の実際の歯)の各矯正ブラケットBの取り付け位置が決定される。いくつかの実施形態では、歯列矯正アーチワイヤーWは、歯列矯正ブラケットBがセットアップ歯科模型M2の歯に接着された後に取り外される。
いくつかの実施形態では、プライマー層32およびパッド材料30は、1つ以上の歯科修復材料から作製される。これらの歯科修復材料は当技術分野で知られており、アクリレートまたはメタクリレート樹脂などの光重合性樹脂(例えば、エトキシ化ビスフェノールAジメタクリレート(EBPADMA); ウレタンジメタクリレート(UDMA)およびトリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)); 重合開始剤(例えば、カンファーキノン(CQ)); 重合促進剤(例えば、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル(EDMAB)); フィラー粒子(例えば、シリカおよびガラス); および添加剤(例えば、青色または紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤など)を含む。あるいは、グラスアイオノマー材料(通常、フルオロアルミノシリケートであるシリケートガラス粉末とポリアルカン酸の反応に基づく)が単独で、またはそのような光重合性樹脂と組み合わせて用いられてもよい。いくつかの実施形態では、接合面と歯面との間の空間を充填するために、パッド材料30はプライマー層32よりも高い粘度を有する。いくつかの他の実施形態では、プライマー層32も省略することができる。
インダイレクトボンディング法10は、図5に示されるように、2つの分離された部分からなる(即ち、間にギャップを有する)剛性ガイド構造40が形成される操作S4に続く。剛性ガイド構造40は、歯列矯正ブラケットBを患者の実際の歯に移すために用いられる本開示で提供される位置決めガイドPG(図6参照)の一部である。ここで用いられる「剛性ガイド構造」という用語は、非可撓性であり、歯列矯正ブラケットBを移すときに変形しないことを示している。
図5に示されたいくつかの実施形態では、形成された剛性ガイド構造40は、歯列矯正ブラケットBの一部または全体の外面21(図3も参照)に適合して覆う第1の部分41を含み、外面21は接合面20の反対側にある。形成された剛性ガイド構造40は、セットアップ歯科模型M2の対応する歯Tの咬合面T2に適合して覆う第2の部分42をさらに含む。いくつかの実施形態では、第2の部分42は、図5に示されるように、セットアップ歯科模型M2の歯Tの反対側の歯面の一部(例えば、頬側面T3)を覆うようにさらに延伸する。上述の構成により、各歯列矯正ブラケットBは、咬合面を覆うように第2の部分42を患者の各歯に嵌めるだけで、患者の実際の各歯に正確に取り付けられることができる。これについては、さらに後述する。
いくつかの実施形態では、図5に示されるように、剛性ガイド構造40の第2の部分42は、第2の部分42の他の部分よりも厚いハンドル部421をさらに有する。ハンドル部421は、剛性ガイド構造40の延伸部として形成され、操作を容易にし、隣接する剛性ガイド構造40を接続するための便利な領域を提供する。これについてはさらに後述する。いくつかの実施形態では、ハンドル部421は、実質的に円形の断面を有してもよい。しかしながら、上述の効果が得られる限り、他の断面形状も用いられることができる。
いくつかの実施形態では、剛性ガイド構造40は、デュラレイ樹脂、デンタルトレイ樹脂、または他の利用可能な光重合性樹脂などの光重合性材料で作製されているか、またはそれらを含む。剛性ガイド構造40を形成するために、液体状態の光重合性材料が、歯列矯正ブラケットBの外面21およびセットアップ歯科模型M2の対応する歯Tの咬合面T2に(例えば、注入により)塗布される。次いで、光重合性材料が適切な光エネルギーによって硬化される。従って、剛性ガイド構造40の機械的接合と化学的接合の両方が発生し得る。剛性ガイド構造40は、いくつかの例では、透明、半透明、または着色されてもよい。
インダイレクトボンディング法10は、図6に示されるように、可撓性連結構造50が形成されて剛性ガイド構造40の第1の部分41と第2の部分42を接続する操作S5に続く。可撓性連結構造50は、歯列矯正ブラケットBを患者の実際の歯に移すために用いられる本開示で提供される位置決めガイドPGの一部でもある。ここで用いられる「可撓性連結構造」という用語は、可撓性であり、弾性を保持することを示している(例えば、可撓性連結構造50は、圧力下で屈曲または変形し、圧力が解放されたときその元の形状に戻ることができる)。これは、形成された位置決めガイドPGが歯列矯正ブラケットBから後で取り外すのを容易にする。これについてはさらに後述する。
図5に示されたいくつかの実施形態では、可撓性連結構造50は、歯列矯正ブラケットBと接着されたセットアップ歯科模型M2の歯Tの歯面(例えば、舌側面T1)に形成され、剛性ガイド構造40の第1の部分41および第2の部分42と一体化する。いくつかの実施形態では、可撓性連結構造50を形成する前に、後に形成される可撓性連結構造50がパッド材料30と一体化するのを防ぐために、バリア層52(図6参照)が事前に形成される。バリア層52は、分離を確実にするために、歯科用ワックスまたはシリコーンで作製されても、または含んでもよい。
図6Aに示されたいくつかの代替実施形態では、可撓性連結構造50は、セットアップ歯科模型M2の歯Tの反対側の歯面(例えば、頬側面T3)上の剛性ガイド構造40の第2の部分42の領域に形成された部分をさらに有する。即ち、歯列矯正ブラケットBに接着された歯面以外に、可撓性連結構造50は、歯列矯正ブラケットBなしで反対側の歯面とも接触して適合する。上記の構成により、可撓性連結構造50は、位置決めガイドが適切な位置で曲がり、患者の実際の歯への取り付けおよび取り外しが容易になる。
いくつかの実施形態では、可撓性連結構造50は、エチレン酢酸ビニル(EVA)樹脂または他の利用可能な光重合性樹脂などの光重合性材料で作製されるか、またはそれらを含む。可撓性連結構造50を形成するために、液体状態の光重合性材料が、剛性ガイド構造40の第1の部分41と第2の部分42の間の隙間および/または第2の部分42の事前に形成された凹部(図6A参照)に(例えば、注入により)適用される。次いで、光重合性材料は適切な光エネルギーによって硬化される。従って、可撓性連結構造50の機械的および化学的接合の両方が発生し得る。剛性ガイド構造40は、いくつかの例では、透明、半透明、または着色されてもよい。
図7に示されたいくつかの実施形態では、可撓性連結構造50が形成された後、剛性接続構造54が可撓性連結構造50に隣接してさらに形成され、剛性ガイド構造40の第1の部分41と第2の部分42を接続し、形成された位置決めガイドPGの構造的完全性および強度を強化する。剛性連結構造54は、可撓性連結構造50よりも硬度が大きくてもよい。例えば、剛性連結構造54および剛性ガイド構造40は、同じ材料(例えば、デュラレイ樹脂)を含んでもよい。あるいは、剛性連結構造54および剛性ガイド構造40は、同様の材料(例えば、一方がデュラレイ樹脂を含み、もう一方が歯科用トレイ樹脂を含む)を含んでもよい。剛性連結構造54が、可撓性連結構造50ならびに第1の部分41および第2の部分42の一部の上に適用された後、適切な光エネルギーによって硬化される。
上述の操作により、少なくとも2つの分離された部分を有する剛性ガイド構造40および可撓性連結構造50を含む位置決めガイドPG(図6から図8を参照)が形成され、セットアップ歯科模型M2に一時的に接着される各歯列矯正ブラケットBと一体化する。セットアップ歯科模型M2の各歯Tの歯面は、予め分離材料でコーティングされるため、個別の歯列矯正ブラケットBと一体化された位置決めガイドPG(および一体化されたパッド材料30)は簡単に取り外されることができる。
インダイレクトボンディング法10は、図8に示されるように、個別の歯列矯正ブラケットおよび一体化された位置決めガイドPGは、操作S1で得られた元の歯科模型M1に移される操作S6に続く(矯正ブラケットは、視野角が制限されているため表示されていない)。各歯列矯正ブラケットおよび一体化された位置決めガイドPGは、(例えば、図7に示すように)セットアップ歯科模型M2の歯への配置と同様の方法で、元の歯科模型M1の歯に配置または位置づけされることができる。 次いで、複数の隣接する個別の位置決めガイドPGが、保持部60を用いて第2の部分42のハンドル部421で接合されて、位置決めガイドユニットPG’を形成する。保持部60は、上述の剛性ガイド構造40と同じ材料を含むことができるが、変形または温度変化なしに取り扱うことができる任意の他の適切な高密度、正確、かつ非収縮性の材料も、保持部60、ならびに剛性ガイド構造40および剛性連結構造54に用いられることができる。可撓性連結構造50には、成形後の反りや除去後の歪みなく、歯科模型の形状に適合する任意の他の適切な高強度、弾性、および高耐久性材料が用いられることもできる。
図8に示されたいくつかの実施形態では、3つの位置決めガイドユニットPG’が形成され、そのうちの1つは元の歯科模型M1のいくつかの前歯、もう1つはいくつかの左歯、かつもう1つはいくつかの右歯を覆う。しかしながら、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、それぞれ任意の数の位置決めガイドPGからなる1つ以上の位置決めガイドユニットPG’も所望に応じて形成されることができる。元の歯科模型M1の各歯の歯面も、分離材料で事前にコーティングされ、位置決めガイドユニットPG’および一体化された歯列矯正ブラケットBの取り外しを容易にする。
インダイレクトボンディング法10は、図9に示されるように、個別の位置決めガイドユニットPG’および一体化された歯列矯正ブラケットBが、患者の対応する歯列弓の実際の歯ATに移されて接着を行う動作S7に続く。上述のように、各歯列矯正ブラケットBは、図9に示すように、剛性ガイド構造40の第2部分42を患者の実際の各歯ATに嵌めて、咬合面を覆うだけで、患者の実際の各歯ATに正確に取り付けることができる。位置決めガイドPGおよび一体化された歯列矯正ブラケットBの形状および向きは、(剛性ガイド構造40の剛性により)患者の実際の歯に移されたときに維持され、それにより正確な位置決めを提供する。さらに、各位置決めガイドユニットPG’は、患者の歯列状態を再現する元の歯科模型M1の複数の隣接する歯に適合するように形成されるため、歯列矯正ブラケットBのセットを患者の対応する実際の歯ATに移すとき、よりよい位置決め精度を保持する。ボンディング接着剤(図示せず)は、各歯列矯正ブラケットBの接合面20上のパッド材料30の上、および/または対応する実際の歯ATの歯面(例えば、舌側面T1)の上に事前にコーティングされる。
位置決めガイドを用いて、所定のブラケット位置を歯科模型から歯列に移す方法では、位置精度を保持する問題に取り組まなければならない。位置精度の点から、咬合から歯肉方向の位置は、近心から遠位方向の位置よりも保持しやすい。舌側ブラケットの場合、詰まった歯列(a crowded dentition)では隣接する歯は新しいアンダーカットを発生させる。アンダーカットは、位置決めガイドを歯列弓に適切に固定するために係合される必要がある。位置決めガイドが可撓性素材で作製された単一の構造である場合、詰まった隣接する歯の周囲と係合するように、主に近心から遠心方向に伸びる必要がある。しかしながら、伸びた位置決めガイドは、その形状を完全に回復しない可能性があり、従って位置精度が失われる。近心から遠心方向の位置精度を保持するために、本発明は、剛性ガイド構造を連結する剛性構造、剛性連結構造、およびユニット内で隣接する位置決めガイドを保持する保持部を形成する方法を提供する。さらに、歯列弓の部分が慎重に選択されて、最小の伸縮の位置決めガイドユニットを用いることができる。より具体的には、1つの位置決めガイドPGが実際の歯ATに配置されたとき、剛性ガイド構造40、剛性連結構造54、および隣接する位置決めガイドPGに接続された保持部60は、一体化された歯列矯正ブラケットBを、近心から遠心方向に実際の歯ATに配置するための位置精度を合わせて保持し、その全体の構造で全体的にまたは主にEVAまたは他の可撓性材料を用いる従来の位置決めガイドを改善する。
接着剤を介して歯列矯正ブラケットBを対応する実際の歯ATに接着した後、位置決めガイドPG/位置決めガイドユニットPG’は、(図9の矢印で示されるように)歯列矯正ブラケットBと実際の歯ATから分離されることにより、簡単かつきれいに取り外されることができる。可撓性で弾力性があるため、可撓性連結構造50は、位置決めガイドPG/位置決めガイドユニットPG’を取り外すのに役立つ。他方、剛性である剛性ガイド構造40は、歯列矯正ブラケットBおよび実際の歯ATに留まる可能性は低い。特に延伸したハンドル部421を有する位置決めガイドPGの形状は、取り扱いおよび操作がより容易である。
いくつかの実施形態では、接続された位置決めガイドPGを有する位置決めガイドユニットPG ’全体は、全体として取り外すことができる。あるいは、個別の位置決めガイドPGは、保持部60を切除することにより分離され(図8を参照)、次いで各位置決めガイドPGが除去されてもよい。
いくつかのさらなる実施形態では、歯列矯正アーチワイヤ(図示せず)が提供されて、上述のインダイレクトボンディング法10により患者の実際の歯に強固に接着されている歯列矯正ブラケットBを接続する。歯列矯正アーチワイヤーは弾力性があり、セットアップ歯科模型M2に適合するように事前に成形される。このようにして、歯列矯正アーチワイヤーは、歯列矯正ブラケットBにより歯に力を加え、歯を歯列矯正アーチワイヤーの事前に成形された形状に整合させて、歯列矯正治療を行う。
上述のように、本開示で提供される改善されたインダイレクトボンディング法は、歯列矯正ブラケットの正確かつ容易な位置決めをするのに役立つ。歯列矯正ブラケットは、歯列弓への位置決めガイドの移動中にずれが生じることなく、患者の歯の適切な位置に取り付けられることができるため、理想的な歯列矯正治療効果を得ることができる。
本開示及びそれらの利点の一部の実施形態が詳細に説明されてきたが、添付の特許請求の範囲によって定義されるように、本開示の精神および範囲を逸脱せずに、本明細書において種々の変更、置換、および代替をすることができることを理解すべきである。例えば、本明細書で述べられる特徴、機能、プロセス、および材料の多くが本開示の範囲を逸脱することなく変更できることが当業者にとっては容易に理解されるだろう。また、本出願の範囲は、本明細書中に述べられたプロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法、及びステップの特定の実施形態に限定されることを意図するものではない。当業者が本開示の開示から容易に理解するように、本明細書で述べられた対応する実施形態と、実質的に同様の機能を実行するか、または実質的に同様の結果を達成する、現存の、または後に開発される、開示、プロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法、またはステップが本開示に従って利用され得る。よって、添付の特許請求の範囲は、上述のプロセス、機械、製造、物質の組成、手段、方法、またはステップを含むように意図される。また、各特許請求の範囲は、個別の実施形態を構成し、各請求の範囲及び実施形態の組み合わせは、本発明の保護範囲である。
10 インダイレクトボンディング法
11 本体
12 中央縦溝
14 上部および下部タイウィング
16 ワイヤ固定溝(tie-down grooves)
18 ブラケットベース
20 接合面
21 外面
30 パッド材料
32 プライマー層
40 剛性ガイド構造
41 第1の部分
42 第2の部分
421 ハンドル部
50 可撓性連結構造
52 バリア層
54 剛性接続構造
60 保持部
B 歯列矯正ブラケット
M1 元の歯科模型
M2 セットアップ歯科模型
M21 舌側
M22 頬側
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7 操作
T 歯
T1 舌側面
T2 咬合面
T3 頬側面
AT 実際の歯
W 歯列矯正アーチワイヤー
PG 位置決めガイド
PG’ 位置決めガイドユニット

Claims (14)

  1. 歯列矯正ブラケットを患者の歯に接着するために用いられる位置決めガイドを生成する方法であって、
    矯正治療後の患者の歯列弓の歯列状態を有するセットアップ歯科模型の対応する歯の側面に対する前記歯列矯正ブラケットの位置を決定および固定するステップ、
    前記歯列矯正ブラケットの外面の一部を覆う第1の部分、および前記セットアップ歯科模型の前記対応する歯の咬合面を覆う第2の部分を有する剛性ガイド構造を形成し、前記剛性ガイド構造の第1の部分と第2の部分は分離されるステップ、および
    可撓性連結構造を形成して前記剛性ガイド構造の第1の部分と第2の部分を接続し、前記歯列矯正ブラケットの前記位置決めガイドを得、前記剛性ガイド構造は非可撓性であり、前記可撓性連結構造は、弾性かつ形状を保持するステップを含む方法。
  2. 前記剛性ガイド構造の前記第2の部分は、前記第2の部分の他の部分よりも厚い厚さを有するハンドル部分を含み、前記方法は、
    各々がそれぞれの前記位置決めガイドと一体化された複数の前記歯列矯正ブラケットを、前記患者の歯列弓の歯列状態を再現している元の歯科模型に移し、少なくとも1つの保持部を用いて、前記ハンドル部分で隣接する複数の前記位置決めガイドを接合して位置決めガイドユニットを形成するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの保持部および前記剛性ガイド構造は、同じ材料を含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記剛性ガイド構造は光重合性材料を含み、前記剛性ガイド構造の形成は、光エネルギーを介して前記光重合性材料を硬化させるステップを含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記光重合性材料は、デンタルトレイ用樹脂を含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記可撓性連結構造は光重合性材料を含み、前記可撓性連結構造の形成は、光エネルギーを介して前記光重合性材料を硬化させるステップを含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記光重合性材料は、エチレン酢酸ビニル(EVA)樹脂を含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記可撓性連結構造は、前記セットアップ歯科模型の前記対応する歯の前記側面に形成される請求項1に記載の方法。
  9. 前記剛性ガイド構造の前記第2の部分は、前記セットアップ歯科模型の前記対応する歯の前記側面と反対側の第2の側面の一部を覆うようにさらに延伸し、前記可撓性連結構造は、前記第2の側面上の前記第2の部分に形成された部分をさらに有する請求項8に記載の方法。
  10. 前記可撓性連結構造に隣接する剛性連結構造を形成して、前記剛性ガイド構造の前記第1の部分と前記第2の部分を接続するステップをさらに含み、前記剛性連結構造は、前記可撓性連結構造よりも硬度が大きい請求項1に記載の方法。
  11. 前記剛性連結構造および前記剛性ガイド構造は同じ材料を含む請求項10に記載の方法。
  12. 患者の歯に接着するための接合面を有する歯列矯正ブラケット、および
    前記患者の前記歯に前記歯列矯正ブラケットを配置するように構成された位置決めガイドを含み、
    前記位置決めガイドは、
    互いに分離された第1の部分と第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記接合面と反対側の前記歯列矯正ブラケットの外面の一部を覆うように構成され、前記第2の部分は、前記歯の咬合面に適合する形状を有する剛性ガイド構造、および
    前記剛性ガイド構造の前記第1の部分と前記第2の部分を接続するように構成される可撓性連結構造を含み、前記剛性ガイド構造は非可撓性であり、前記可撓性連結構造は、可撓性かつ形状を保持する歯科用器具。
  13. 前記剛性ガイド構造の前記第2の部分は、前記第2の部分の他の部分よりも厚い厚さを有するハンドル部分を含む請求項12に記載の歯科用器具。
  14. 複数の前記歯列矯正ブラケット、複数の前記位置決めガイド、および前記ハンドル部分で隣接する複数の前記位置決めガイドを一体化するように構成された少なくとも1つの保持部をさらに含む請求項13に記載の歯科用器具。



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