JP2004121615A - ジューサ - Google Patents

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JP2004121615A
JP2004121615A JP2002291626A JP2002291626A JP2004121615A JP 2004121615 A JP2004121615 A JP 2004121615A JP 2002291626 A JP2002291626 A JP 2002291626A JP 2002291626 A JP2002291626 A JP 2002291626A JP 2004121615 A JP2004121615 A JP 2004121615A
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Toshiyuki Yoshida
吉田 敏之
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Abstract

【課題】遠心分離カゴのフィルター上を高速に移動する切削された果物等について、一時的に移動速度を低速にして、遠心分離によるジュース分の搾り率を向上させるようにしたジューサを提供する。
【解決手段】底部に材料を切削するカッターと周面に多数の小孔を形成した逆円錐状のフィルターとを有し電動機に連結されて回転する遠心分離カゴを備えたジューサにおいて、前記フィルターの内周面に回転中心の回りに環状となるよう内側に突出した環状隆起部を設けたジューサーである。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体に内蔵された電動機に連結されて回転する遠心分離カゴによりジュース分を分離して抽出するジューサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内部に電動機を備えたジューサ本体の上部に配設されジュース流出口を有するジュース収集室と、このジュース収集室の上方に設けられたカス排出口とを有するケースを設け、このケースの前記ジュース収集室内に多数の小孔が形成された薄板により逆円錐状に形成したフィルターとこのフィルターの下部に設けたカッターとを有する遠心分離カゴを回転自在に配設し、この遠心分離カゴを前記電動機により回転させるとともに、前記ケースを覆う蓋体に形成した投入口から投入された野菜あるいは果物(以下果物等という)を、前記カッターによって切削するとともに前記フィルターによってジュース分を遠心分離してジュースを得るようにしたジューサは広く知られている。
【0003】
このようなジューサには、例えば特開平10−248709号に記載のものがあり、このジューサの遠心分離カゴ100は図5に示すような構造となっている。すなわち、多数の小孔101aが形成された金属の薄板により逆円錐状に形成したフィルター101、このフィルター101の下側縁部に取り付けられた底板部材102、この底板部材102に図示しないねじによって固定されたカッター104、前記フィルター101の上側縁部に取り付けられた枠部材103とによって形成されている。このような前記遠心分離カゴ100は、図示しない電動機により高速に回転されるものである。なお、前記底板部材102および枠部材103は、薄板により形成されたフィルター101を逆円錐形状に保形するように設けてある。これらの底板部材102および枠部材103は、前記フィルター101の下側縁部および上側縁部に一体成型される合成樹脂からなっている。
【0004】
このような構成において、図示しない電動機により前記遠心分離カゴ100を回転した状態で、前記ケースの蓋体に形成した投入口から果物等を投入することによって、果物等は高速で回転する遠心分離カゴ100のカッター104によりいわゆるおろし状に切削され、この切削された材料(以下おろし状材料という)は遠心力によりフィルター101の内面に沿って上方に移動するが、この移動過程においておろし状材料に含まれているジュース分は遠心分離されて多数の小孔101aからケースのジュース収集室に収集され、ジュース分が搾られたカスつまり残滓はフィルター101の内周面に沿って上方に移動し枠部材103から飛散してカス排出口からケース内のカス収集室に排出されるものである。
【0005】
このようにおろし状材料は、フィルター101の内周面に沿って上方に移動する間フィルター101の表面は湾曲しているものの平面的であるために、高速でフィルター101の表面を通過することになる。これにより比較的粘度の高いおろし状材料の場合は、液体を十分搾りきれずにジュース分を多く含んだ状態でフィルター101の外部に排出されることになるため、ジュースの搾り率が低くなることがある。
【0006】
この搾り率の向上には、過去において例えば特公平4−71524号に示す円筒状となった遠心分離筒を利用することで、おろし状材料の搾り時間を長くするようにして、おろし状材料のジュース分を十分遠心分離する方法が考えられたこともあった。しかし、この場合には遠心分離筒に残った残滓の処理や洗浄が面倒であるとともに、連続したジュース分の抽出作業ができないために近年では普及が進んでいなかった。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−248709号公報(図1、図4)
【特許文献2】
特公平4−71524号公報(第3図、第5図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
果物等からジュース分をできるだけ多く分離し、かつ搾りカスの処分を容易に行えるようにすることは、ジューサにとって重要なことである。このため、多数の小孔が形成された薄板により逆円錐状に形成したフィルターと、このフィルターの下部に設けたカッターとを有する遠心分離カゴを利用したジューサにおいて搾り率を向上させることが求められていた。
【0009】
この発明の目的は、上記の遠心分離カゴのフィルター形状を工夫することにより、ジュース分を分離した残滓の処理が容易でかつ搾り率の高いジューサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、この発明の請求項1は、底部に材料を切削するカッターと、周面に多数の小孔を形成した逆円錐状のフィルターとを有し電動機に連結されて回転する遠心分離カゴを備えたジューサにおいて、前記フィルターの内周面に回転中心の回りに環状となるよう内側に突出した環状隆起部を設けたことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1から図4を使用して説明する。図1は、この発明を実施する形態のジューサを示すものである。
【0012】
図1において、20は全体の外形がほぼ長方体をした形状のジューサを示し、このジューサ20は、本体30と、この本体30の上に着脱自在に載置される容器40と、材料をジュース分とかす分とに分離する遠心分離カゴ50と、この遠心分離カゴ50の上方を覆って容器40に着脱自在な蓋体61とから構成されている。
【0013】
本体30は、側部にジュースカップ35の載置台34を形成するとともに、電動機31を内蔵している。その電動機31の駆動軸32は上方に延びており、その上端が本体30の上面から突出し、その上端には回転部材33が設けられている。この回転部材33は駆動軸32とともに回転するものである。
【0014】
容器40は、円筒状をしたジュース受部41の外側の一部にかす収納部42を形成した構成となって合成樹脂で一体的に成形されている。このジュース受部41は、ジュースを本体30の載置台34に置かれたジュースカップ35に流出させる流路43を一体的に形成している。この流路43には内部を容易に洗浄可能なように着脱可能な蓋44を備えている。
【0015】
図2で示されるように、遠心分離カゴ50は、本体30の前記回転部材33に着脱自在に取り付けられるほぼ円盤状のカップリング51と、このカップリング51に取り付けられた上方に開口を有する逆円錐状のフィルター53とを備えている。このフィルター53にはそのほぼ周面全面にわたって多数の円形または水平方向に長い長円形の小孔54が設けられている。
【0016】
このフィルター53の上部周縁および下部周縁には、フィルター53の変形を防止するためにリング状に作られた合成樹脂製のフィルター補強部材55が取り付けられている。フィルター53の上部周縁および下部周縁は、それぞれのフィルター補強部材55を熱成型する際に埋設され一体的になっている。下方のフィルター補強部材55の段部には、果物等の材料をすりおろすために、上方に向け多数の鋭利な刃が設けられた円板状からなるステンレス製のカッター56が嵌合されている。
【0017】
遠心分離カゴ50は、フィルター53とその下方にあるフィルター補強部材55の段部に嵌合したカッター56とを、数個所に設けたカシメ手段57によりカップリング51に固定することで全体的に一体化され、カップリング51が契合している回転部材33の回転にしたがって回転する。
【0018】
図2、図3に示すように、フィルター53の内周面には、上下に設けた二つのフィルター補強部材55の間に、遠心分離カゴ50の回転中心の回りに環状となるように形成した環状隆起部58が設けられている。この環状隆起部58はフィルター53の内側に向かって一定の高さを保ち、断面がほぼ円弧状に連続して突出しており、その頂点に向かう上昇面には小孔54a、また下降面を過ぎた個所には小孔54bが位置するように設けられている。
【0019】
この環状隆起部58の上方には、これと並列状態で環状隆起部58とほぼ同様な断面が円弧状に突出した2本の環状隆起部59、60が設けられている。これらの環状隆起部58、59、60の各頂点の高さは、フィルター53の上方に行くごと低くなっており最上部の環状隆起部60が最も低くなっている。また、環状隆起部59、60には、小孔54a、54bと同様な位置にそれぞれ小孔54c、54d、54e、54fが設けられている。
【0020】
これらの環状隆起部58、59、60は3本がそれぞれ独立して存在するが、フィルター53の内周面に1本または数本の環状隆起部をスパイラル状に存在させることもできる。この場合のスパイラルの方向と角度は、遠心分離カゴ50の回転方向と回転数を考慮して、最もジュース分の搾り率を向上するように設定する必要がある。また、これらの環状隆起部58、59、60、またはスパイラル上の環状隆起部は、それらの頂点の高さが一定に保ちつつ連続的に内側に突出しているが、これと異なる実施例として、一つひとつの頂点がそれぞれ丸みを持つ円錐形状の突起物として多数の隆起部を形成し、これらを一定間隔で環状に配列することにより環状隆起部を形成することでも同様の効果を得ることもできる。
【0021】
図4は、フィルター53に設けられた多数の小孔54の配置について、他の実施例を表している部分的な正面図と断面図である。すなわち、フィルター53のほぼ全面に設けた小孔54は千鳥状に配置され、Aを頂点とする環状隆起部の隣合う小孔54a、54bの間には54gがそれぞれ配置されている。これによりジュース分の搾り率をさらに向上することができる。
【0022】
図1に示す蓋体61は、容器40に着脱自在に載置されて、カッター56に対向して下方に開口する材料投入筒62が一体に形成されている。63は操作部64を有する押し棒で、上方に抜き出した状態で果物等を材料投入筒62から挿入し、この材料をカッター56に押し付けるものである。
【0023】
次に、このような構成のジューサ20の作用を説明する。
【0024】
このジューサ20を使用するには、図1に示すように、蓋体61の材料投入筒62内から押し棒63を引き抜いておき、本体30に設けられた図示しないメインスイッチを押すと、本体30内の電動機31が回転して遠心分離カゴ50が高速回転する。
【0025】
そして、材料投入筒62内に果物等の材料を投入して押し棒63で材料をカッター56に押し付ける。これにより、これらの材料はカッター56ですり下ろされ、このおろし状材料はフィルター53の下方にあるフィルター補強材料55を起点としてフィルター53の内周面にそって上昇し、この上昇していく間にジュース分がフィルター53の小孔54を通過して容器40のジュース受部41に流れ込む。このジュース分はジュース受部41の流路43を通って本体30の載置台34に置かれたジュースカップ35に注がれる。
【0026】
また、おろす状材料のかす分は、遠心分離カゴ50の回転によってフィルター53の内周面上を遠心力により昇ってフィルター53の上部に達し、フィルター53の上方のフィルター補強部材55の上端から飛散して容器40のかす収納部42内に蓄積される。
【0027】
このフィルター53の内周面に沿っておろし状材料が上昇していく状態につき詳細に説明する。まず下方のフィルター補強部材55に近接するフィルター53の下部でおろし状材料のジュース分が小孔54から最初に抽出された後、環状隆起部58の頂点までの上昇面で抵抗を受けておろし状材料の上昇速度が急速に弱められ、またはいったん停止する。この速度が弱められまたは停止中にも遠心分離カゴ50は高速回転しているため、おろし状材料が遠心力により移動しようとする速度と実際の移動速度との相対速度に大きな差が生じることで、おろし状材料がフィルター53の内周面に一層押え付けられることになり、さらに遠心力によるジュース分の分離作用が高められ、環状隆起部58の上昇面に位置する小孔54aからジュース分が放出されるために搾り率が向上することになる。
【0028】
最初の環状隆起部58を通過した直後においてもジュース分は分離して抽出されていくが、二つ目の環状隆起部59および三つ目の環状隆起部60においても最初の環状隆起部58と同様な効果を生じ、小孔54c、54eにより特にジュース分の搾り率がさらに向上することができる。フィルター53は、二つ目および三つ目の環状隆起部59,60となるにしたがって回転中心からの距離が大きくなることにより周速度が高まるために、最初の環状隆起部58の頂点の高さより順次低くしても、同様またはそれ以上のジュース分の分離効果を高めることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明は、ジューサの遠心分離カゴに有するフィルターの内周面に環状隆起部を設けたことにより、ジュース分の搾り率を向上することができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すジューサの全体説明図である。
【図2】同上発明に使用される遠心分離カゴの断面図である。
【図3】同上遠心分離カゴのフィルターの部分断面図である。
【図4】同上フィルターの他の実施例を示す部分的な正面図および断面図である。
【図5】従来の遠心分離カゴの部分的な断面図である。
【符号の説明】
20…ジューサ
30…本体
31…電動機
40…容器
41…ジュース受部
42…かす収納部
50…遠心分離カゴ
53…フィルター
54…小孔
56…カッター
58、59、60…環状隆起部

Claims (5)

  1. 底部に材料を切削するカッターと、周面に多数の小孔を形成した逆円錐状のフィルターとを有し電動機に連結されて回転する遠心分離カゴを備えたジューサにおいて、
    前記フィルターの内周面に回転中心の回りに環状となるよう内側に突出した環状隆起部を設けたことを特徴とするジューサ。
  2. 前記フィルターに設けた環状隆起部は、フィルターの上下方向にほぼ並列状態に複数本設けたことを特徴とする請求項1記載のジューサ。
  3. 前記フィルターに設けた環状隆起部は、スパイラル状にして所定間隔で上下方向に少なくともその一部が重合するように設けたことを特徴とする請求項1記載のジューサ。
  4. 前記フィルターに設けた複数本または上下方向に少なくともその一部が重合する環状隆起部は、フィルターの上方に位置する環状隆起部ほど突出する頂点の高さを低くしたことを特徴とする請求項2ないし請求項3記載のジューサ。
  5. 前記フィルターに形成した多数の小孔の一部は、前記環状隆起部の頂点より下方の上昇面に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載のジューサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107343738A (zh) * 2017-09-18 2017-11-14 德清县亚利达贸易有限公司 一种水果层析过滤的榨汁机

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