JP2004121477A - 麺茹で機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記ゾーン列に沿って延びるパイプ状シャワー(71)が、前記ゾーン列の相互間に配設されていること。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲食店等で使用される麺茹で機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
うどんやラーメン等を提供する飲食店では、食事時間等に集中する多数の注文に応えるため、湯槽内に複数の茹で籠を同時に浸けることができる図6,7の構造を有する麺茹で機が使用されることがある(特許文献1参照)。
【0003】
湯槽(10)の上端開口を閉塞する態様で配設されたカバー(11)に形成された六個の透孔(12)(12)には、バネ(14)(14)で上方に付勢された保持筒(13)(13)が昇降自在に挿入されている。
【0004】
湯槽(10)内の中央近傍には、給水起立管(15)が立設されていると共に、該給水起立管(15)の上端部には給水孔(16)が形成されている。又、湯槽(10)内には上限水位を設定する為の水位センサ(20)が配設されていると共に、オーバーフロー水をオーバーフロー孔(17)から排水管(19)へ導くオーバーフロー管(18)が立設されている。又、湯槽(10)の底部近傍にはヒータ(21)(21)が配設されていると共に、保持筒(13)の下端中央には、湯槽(10)の外底面に添設された電磁石(24)で吸着される吸着体(25)が配設されている。
【0005】
このものでは、保持筒(13)に茹で籠(22)を投入保持させた状態で該保持筒(13)を湯槽(10)内の湯(23)中に浸けると、電磁石(24)が吸着体(25)を麺茹で時間だけ吸着する。そして、この麺茹で時間に茹で籠(22)内の麺が茹で上がり、その後、電磁石(24)がOFF状態になると、バネ(14)(14)の付勢力によって保持筒(13)が待機位置たる最上昇位置まで持ち上げられて茹で籠(22)が湯(23)から脱出する。
【0006】
一方、麺茹で時には湯槽(10)内の湯(23)がオーバーフロー管(18)を介して徐々に漏出する。すると、湯槽(10)内の水位低下によって水位センサ(20)がOFF信号を出力するから、これがON信号を出力するまで給水起立管(15)から湯槽(10)に給水され、これにより、湯槽(10)内が一定水位に保たれる。
【0007】
【特許文献1】
特公平7−4318号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、湯槽(10)内が水位低下したときには給水起立管(15)の配設部近傍に集中的に給水されるから、該給水位置の湯温がこれから離れた部位の湯温に比べて低温になる。よって、上記従来のものでは、湯槽(10)内の湯温が場所によって不均一になり易く、麺を茹でる場所によって、その茹で上がり状態に微妙なばらつきが生じる。
【0009】
そこで、かかる問題を解決する為に、複数の給水起立管(15)(15)を各保持筒(13)(13)の近傍に各別に配設することも考えられる。ところが、かかる場合は、給水起立管(15)(15)の配設数が多くなる分、部品点数が増加して麺茹で機の構造が複雑化すると共に、麺茹で機の製造に手間が掛かるという問題があった。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、
『茹で籠を浸ける複数の麺茹でゾーンが一列に並んだゾーン列が、少なくとも二列、湯槽(10)内に於いて平行に並ぶ態様で設定されている、麺茹で機』に於いて、湯槽(10)内での場所による湯温のばらつきを簡単な構造で防止できる麺茹で機を提供することをその課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『前記ゾーン列に沿って延びるパイプ状シャワーが、前記ゾーン列の相互間に配設されている』ことである。
上記技術的手段によれば、パイプ状シャワーからの給水は、該パイプ状シャワーが延びる領域、即ち、ゾーン列に沿った領域全体に分散される。従って、特定の麺茹でゾーンが集中的に温度低下することがなく、パイプ状シャワーからの給水時に湯槽(10)内の温度が場所によってばらつきにくくなる。
又、ゾーン列の相互間に対して一本のパイプ状シャワーを配設するだけでよいから、既述のように各麺茹でゾーンの夫々に対応する給水起立管(15)(15)を設ける場合、即ち、麺茹でゾーンと同数の給水起立管(15)(15)を設ける場合に比べ、構造の簡略化を図ることができる。
【0012】
[2項]
前記1項に於いて、
『前記パイプ状シャワーは平面視に於いて直線状に形成されており、
前記パイプ状シャワーの上流端は、これに給水する給水元管に形成された差込孔に対して挿抜自在に差し込まれると共に、前記パイプ状シャワーの下流端は、該下流端の外周下部及び先端面に当接する支持部材に載置されており、
前記給水元管に給水コックを介して給水される』ものでは、給水元管に形成された差込孔に対してパイプ状シャワーが挿抜自在に差し込まれている。従って、湯槽(10)内を洗浄する時にはパイプ状シャワーを取り外すことができ、湯槽(10)内の洗浄作業を円滑に行うことができる。
又、パイプ状シャワーの下流端の先端面が前記支持部材に当接しているから、該パイプ状シャワーが先端方向に移動するのを阻止することができる。従って、前記パイプ状シャワーの上流端が給水圧によって給水元管から抜け落ちるのを確実に防止することができ、該パイプ状シャワーの取付け状態が安定する。
【0013】
[3項]
前記1項又は2項に於いて、
『上限水位を超える前記湯槽(10)内の湯を継続的に排水する為のオーバーフロー装置が設けられ、
前記パイプ状シャワーは前記上限水位より上方に配設されている』ものでは、湯槽(10)内の湯面より上方にパイプ状シャワーが配設されているから、湯槽(10)内の湯が管状ヤワーからその上流の給水回路に逆流することがなく、該給水回路の汚染防止を図ることができる。
【0014】
[4項]
前記1項〜3項に於いて、
『前記ゾーン列の一端に位置する第1端部麺茹でゾーンに給水する一又は複数の第1端部吐水孔と、前記ゾーン列の他端に位置する第2端部麺茹でゾーンに給水する一又は複数の第2端部吐水孔と、前記第1,第2端部麺茹でゾーンの間に位置する各中間麺茹でゾーンに各別に給水する一又は複数の中間吐水孔が前記パイプ状シャワーに形成されており、
前記一つの中間麺茹でゾーンに給水する中間吐水孔の総開口面積は、前記第1端部吐水孔の総開口面積及び前記第2端部吐水孔の総開口面積よりも大きい』ものとすることができる。
パイプ状シャワー(71)の上流端近傍(ゾーン列の一端又な他端に対応する)ではその下流側に比べて水圧低下が少なく、下流端近傍(ゾーン列の他端又は一端に対応する)ではパイプ状シャワー(71)の先端に動圧が作用するから、これら上流端近傍及び下流端近傍では、これらの相互間に比べて水圧が高い。
ところが、上記技術的手段では、一つの中間麺茹でゾーンに給水する中間吐水孔の総開口面積は、ゾーン列の両端に対応する第1端部吐水孔の総開口面積及び第2反部吐水孔の総開口面積よりも大きくなっている。
従って、パイプ状シャワー(71)の上下流路端とその中間部で水圧が相違しても、各面茹でゾーンに対して均一に給水することができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
パイプ状シャワーからの給水は、ゾーン列に沿った領域全体に分散されるから、特定の麺茹でゾーンが集中的に温度低下されることがなく、湯槽(10)内への給水時に場所による湯温のばらつきが少なくなる。
【0016】
又、ゾーン列の相互間に対して一本のパイプ状シャワーを配設するだけでよいから、各麺茹でゾーンの夫々に対応する給水起立管(15)(15)を設ける場合に比べ、構造の簡略化を図ることができる。
【0017】
4項のものでは、既述したように、パイプ状シャワー(71)の上下流路端とその中間部で水圧が相違しても、各面茹でゾーンに対して均一に給水することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1,図2に示すように、麺茹で機本体(A)には上方に開放する矩形状の湯槽(10)が形成されている。
【0019】
上記麺茹で機本体(A)の天板(41)には、湯槽(10)の上端開口部の短辺から前後に延長する段部(42)(43)が形成されており、該段部(42)(43)の相互間が下方に凹んだ湯槽(10)となっている。
【0020】
上記湯槽(10)は平面視が長方形に形成されており、その底部には前記長方形の長辺方向に並んだ三個のヒータ(45)(45)から成るヒータ列が、平行に二列並んでいる。
【0021】
上記各ヒータ(45)は、上端が四角錐状又は円錐状に絞られた対流案内筒(46)で覆われていると共に、該対流案内筒(46)の上端部には温水上昇孔(47)が開設されている一方、側壁には温水流入孔(48)(48)が開設されている。
【0022】
そして、本実施の形態では、上記各対流案内筒(46)の上方域が既述発明特定事項たる麺茹でゾーンに対応すると共に、上記三個の対流案内筒(46)(46)の直線状配列域の上方が既述発明特定事項たるゾーン列に対応する。
【0023】
上記各対流案内筒(46)の上方には、リング状の茹で籠ホルダ(51)が位置していると共に、各茹で籠ホルダ(51)は、麺茹で機本体(A)の天板(41)を摺動自在に上下に貫通する昇降管(52)(52)に各別に取付けられている。尚、昇降管(52)(52)はその軸回りに自転しないように構成されている。
【0024】
又、湯槽(10)の前壁部(61)の上端には、既述支持部材たる管受け金具(62)が溶接されていると共に、該管受け金具(62)は、図3に示すように、V字状に曲成された受け板(63)とその先端を閉塞する先端板(64)とから構成されている。更に、上記管受け金具(62)は、湯槽(10)の前壁部(61)に於ける水平方向の中央部に配設されている。そして、前記先端板(64)は後述するパイプ状シャワー(71)の下流端の先端面に当接する一方、V字状の受け板(63)はパイプ状シャワー(71)の下流端の外周下部に当接するようになっている。
【0025】
上記パイプ状シャワー(71)は図4,図5に示すように下流側先端部(72)が閉塞板(73)で閉じられた直線状のパイプで構成されていると共に、該パイプ状シャワー(71)は、三個一列の対流案内筒(46)(46)の配列方向に沿って延びる姿勢で配設され、且つ、該三個一列の対流案内筒(46)(46)群の上方域と、他の三個一列の対流案内筒(46)(46)群の上方域の相互間(ゾーン列の相互間)に対応する部位に位置している。これにより、上記各対流案内筒(46)(46)の上方域に対してパイプ状シャワー(71)から均一に給水できる。
【0026】
上記パイプ状シャワー(71)の上流側端部近傍は上方に若干屈曲されていると共に、該屈曲先端部の近傍の外周には、フランジ状の差込ストッパ(74)が張り出している。又、パイプ状シャワー(71)の側壁には、対流案内筒(46)(46)の相互間の上方に対応する位置に形成された中間吐水孔(70a)(70a)(70b)(70b)と、該中間吐水孔(70a)(70a)(70b)(70b)の形成位置の上流側及び下流側に形成された上流側吐水孔(70d)及び下流側吐水孔(70c)が開設されている。又、これら各吐水孔は同一直径の円形に形成されていると共に、図5に示すように、斜め下方に向けて開設されており、更に、各吐水孔はパイプ状シャワー(17)の下面中央から両円周方向に75度ずつ振り分けられた位置に形成されている。従って、中間吐水孔(70a)(70a)及び中間吐水孔(70b)(70b)は夫々、六個で一組になっている。又、下流側吐水孔(70c)(70c)と上流側吐水孔(70d)(70d)は夫々、二個で一組になっている。
【0027】
従って、中間吐水孔(70a)(70a)の総開口面積と他の中間吐水孔(70b)(70b)の総開口面積は、下流側吐水孔(70c)(70c)の総開口面積及び上流側吐水孔(70d)(70d)の総開口面積よりも大きくなっている。パイプ状シャワー(71)の上流端近傍ではその下流側に比べて水圧低下が少なく、下流端近傍ではパイプ状シャワー(71)の先端に動圧が作用するから、これら上流端近傍及び下流端近傍では、これらの相互間に比べて水圧が高いので、吐水孔の数を前記中流域で多くすることにより、前記上流端及び下流端並びに中流域での吐水量を均一化するためである。
【0028】
尚、前記パイプ状シャワー(71)の上流端及び下流端並びに中流域での吐水量を均一化するためには、中間吐水孔(70a)(70a)及び中間吐水孔(70b)(70b)の配設数を、下流側吐水孔(70c)(70c)及び上流側吐水孔(70d)(70d)の配設数より多くすればよく、これら各吐水孔(70a)(70b)(70c)(70d)の具体的な配設数は特に限定されるものではない。
【0029】
これとは逆に、中間吐水孔(70a)(70a)、中間吐水孔(70b)(70b)、下流側吐水孔(70c)(70c)、及び上流側吐水孔(70d)(70d)の配設数を同じにする一方、上流側吐水孔(70d)(70d)及び下流側吐水孔(70c)(70c)に比べて中間吐水孔(70a)(70a)(70b)(70b)を大きくしてもよい。
本実施の形態では、上流側吐水孔(70d)及び下流側吐水孔(70c)が既述発明特定事項たる第1,第2端部吐水孔に対応している。
【0030】
尚、本実施の形態では、各吐水孔(70a)(70b)(70c)(70d)は、各茹で籠ホルダ(51)(51)に保持された茹で籠(22)(22)の相互間および茹で籠(22)からずれた位置(麺茹でゾーンからずれた位置)に対応する部分に形成されており、これにより、上記各吐水孔(70a)(70b)(70c)(70d)からの給水で茹で籠(22)(22)近傍の湯が温度低下するのを防止してる。
【0031】
又、本実施の形態にかかる麺茹で機では、湯槽(10)の後壁(65)の上端に連続する段部(43)からバックガード(44)側に窪んだ凹部(82)が形成されており、該凹部(82)の底壁にはオーバーフロー孔(83)(83)が形成されている。そして、湯槽(10)からのオーバーフロー水は前記オーバーフロー孔(83)(83)から図示しない排水回路を介して継続的に排水されるようになっている。そして、本実施の形態では、オーバフロー孔(83)(83)とこれに繋がる前記排水回路が既述発明特定事項たるオーバーフロー装置に対応する。
【0032】
又、上記凹部(82)には、パイプ状シャワー(71)の上流側端部を差し込むための差込孔(80)が側壁に貫設された給水元管(81)が水平姿勢で配設されていると共に、該給水元管(81)には麺茹で機本体(A)内に設けられた蛇腹状の可撓管(84)を介して給水されるようになっている。そして、該可撓管(84)の上流端は、配管パイプ(86)を介して既述弁装置たる給水コック(85)に繋がっており、該給水コック(85)の操作部(87)を操作することにより、給水元管(81)側に供給される給水量が調節できるようになっている。
【0033】
又、湯槽(10)の上端開放部は、茹で籠投入孔(67)(67)が開設されたカバー(66)で覆われていると共に、上記茹で籠投入孔(67)(67)は対流案内筒(46)(46)に対して上方から対向する部位に位置している。
尚、湯槽(10)の底壁には、排水コック(91)を具備する排水管(92)が連設されている。
【0034】
次に、麺茹で機本体(A)の前面部には、湯槽(10)内の温度を設定する為の温度設定器(32)とその上方隣接部の温度表示器(36)と、これらの下方に位置する電源スイッチ(31)及び電源ランプ(33)が設けられている。又、茹で籠ホルダ(51)(51)が取付けられた各昇降管(52)(52)に各別に対応する調理開始スイッチ(34)(34)と個別タイマ(35)(35)が麺茹で機本体(A)の前面に配設されており、個別タイマ(35)で麺の茹で時間を設定してこれに対応する調理開始スイッチ(34)を投入すると、該投入した調理開始スイッチ(34)に対応する特定の昇降管(52)が前記茹で時間だけ調理位置(茹で籠ホルダ(51)に投入した茹で籠(22)が湯槽(10)内の湯に浸かる位置)まで降下した後に、待機位置(茹で籠ホルダ(51)に投入した茹で籠(22)が湯槽(10)内の湯から脱出する位置)まで上昇する。
【0035】
次に、上記麺茹で機の動作の実際を説明する。
初期状態では各昇降管(52)(52)は待機位置まで上昇した状態に保たれていると共に、湯槽(10)内には水が貯留された状態になっており、更に、パイプ状シャワー(71)からは600cc/minの流量の水が継続的に湯槽(10)内に給水され、湯槽(10)から溢れるオーバフロー水はオーバーフロー孔(83)(83)から排水回路を介して機外に継続的に排水されている。そして、この状態では、湯槽(10)内の湯の上方にパイプ状シャワー(71)が露出するように、該パイプ状シャワー(71)の配設高さが設定されている。従って、湯槽(10)内の湯がパイプ状シャワー(71)からその上流の給水元管(81)側に逆流する心配がない。
【0036】
この状態で、温度設定器(32)で湯温を麺茹で温度(98℃〜99℃)に設定した後に電源スイッチ(31)を投入すると、湯槽(10)内の湯温を検知する図示しない湯温センサの検知温度が上記麺茹で温度に維持されるように、ヒータ(45)(45)への通電が制御される。
【0037】
湯槽(10)内の湯温が上記麺茹で温度に昇温した後に、茹で籠ホルダ(51)に茹で籠(22)を投入し、該茹で籠(22)を投入した茹で籠ホルダ(51)に対応する個別タイマ(35)で茹で時間を設定した後、これに対応する調理開始スイッチ(34)を投入する。すると、茹で籠(22)を投入した茹で籠ホルダ(51)に対応する昇降管(52)が調理位置まで降下し、これにより、対流案内筒(46)の真上に位置する茹で籠(22)内の麺が上記調理開始スイッチ(34)で設定された麺茹で時間だけ湯槽(10)内の湯に浸けられる。この麺茹で作業時には、湯槽(10)内の低部に位置する湯は、自然対流によって、対流案内筒(46)の温水流入孔(48)からヒータ(45)側に流動し、該対流案内筒(46)内の狭い空間内で高温になってその上部の温水上昇孔(47)から茹で籠(22)に向けて上昇する。これにより、茹で籠(22)内の麺が加熱される。
【0038】
そして、この麺茹で時にはパイプ状シャワー(71)から湯槽(10)内に継続的に給水されているとともに該湯槽(10)からのオーバーフロー水がオーバーフロー孔(83)(83)から常時排水されているから、該湯槽(10)内の湯の濁りやヌメリが防止できる。又、既述したように、各対流案内筒(46)(46)の上方域に対してパイプ状シャワー(71)から均一に給水されるから、湯槽(10)内の温度が場所によってばらつかず、何れの茹で籠ホルダ(51)(51)に茹で籠(22)(22)を投入して麺茹で作業をしても、これらを均一に茹で上げることができる。
【0039】
尚、上記実施の形態では、一列に並んだ三個の対流案内筒(46)(46)群を湯槽(10)の幅方向に二列設けた場合を例示的に説明したが、対流案内筒(46)(46)群を湯槽(10)の幅方向に三列以上配設すると共に、各列相互間の上方域の夫々にパイプ状シャワー(71)を配設してもよい。
【0040】
又、上記実施の形態では、各吐水孔(70a)(70b)(70c)(70d)は、各茹で籠ホルダ(51)(51)に保持された茹で籠(22)(22)の相互間及び茹で籠(22)からずれた位置(麺茹でゾーンからずれた位置)に対応する部分に形成されているが、各茹で籠ホルダ(51)(51)に保持された茹で籠(22)(22)に対応する部分(麺茹でゾーンに対応する部分)に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る麺茹で機の斜視図
【図2】本発明の実施の形態に係る麺茹で機の縦断面図
【図3】管受け金具(62)の斜視図
【図4】パイプ状シャワー(71)の側面図
【図5】パイプ状シャワー(71)の断面図
【図6】従来例の説明図
【図7】従来例の説明図
【符号の説明】
(10)・・・湯槽
(71)・・・パイプ状シャワー
(81)・・・給水元管
(85)・・・給水コック
(70a)(70b)・・・中間吐水孔
(70c)・・・下流側吐水孔
(70d)・・・上流側吐水孔
Claims (4)
- 茹で籠を浸ける複数の麺茹でゾーンが一列に並んだゾーン列が、少なくとも二列、湯槽(10)内に於いて平行に並ぶ態様で設定されている、麺茹で機に於いて、
前記ゾーン列に沿って延びるパイプ状シャワーが、前記ゾーン列の相互間に配設されている、麺茹で機。 - 請求項1に記載の麺茹で機に於いて、
前記パイプ状シャワーは平面視に於いて直線状に形成されており、
前記パイプ状シャワーの上流端は、これに給水する給水元管に形成された差込孔に対して挿抜自在に差し込まれると共に、前記パイプ状シャワーの下流端は、該下流端の外周下部及び先端面に当接する支持部材に載置されており、
前記給水元管に給水コックを介して給水される、麺茹で機。 - 請求項1又は請求項2に記載の麺茹で機に於いて、
上限水位を超える前記湯槽(10)内の湯を継続的に排水する為のオーバーフロー装置が設けられ、
前記パイプ状シャワーは前記上限水位より上方に配設されている、麺茹で機。 - 請求項1から請求項3の何れかに記載の麺茹で機に於いて、
前記ゾーン列の一端に位置する第1端部麺茹でゾーンに給水する一又は複数の第1端部吐水孔と、前記ゾーン列の他端に位置する第2端部麺茹でゾーンに給水する一又は複数の第2端部吐水孔と、前記第1,第2端部麺茹でゾーンの間に位置する各中間麺茹でゾーンに各別に給水する一又は複数の中間吐水孔が前記パイプ状シャワーに形成されており、
前記一つの中間麺茹でゾーンに給水する中間吐水孔の総開口面積は、前記第1端部吐水孔の総開口面積及び前記第2端部吐水孔の総開口面積よりも大きい、麺茹で機。
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