JP2004121030A - ポット連結体の分離装置 - Google Patents

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Masanobu Iketani
池谷 政信
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Takeda Kogyo KK
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Abstract

【課題】従来のポットの分離治具は、押し込み部材を両手で持ち、枠体に載置された育苗ポットを押し込んで使用するため、樹脂成形体から各育苗ポットを区画枠で個々に切り離すのに、相当な力を必要とし作業者にかなりの負担を強いることになる。
【解決手段】ハンドル47を握り引き下げて回動アーム29、31と共にベース板33を反時計回りの方向へ回動させる。支持シャフト43、押し込み円盤45を備えたベース板33の重量上の中心に位置するボルト39によって揺動自在に支持されているので、回動アーム29、31が水平に近い姿勢となると、ベース板33は自重で水平となり、押し込み円盤45も水平姿勢となって、この姿勢でポットPの底を押し込む。これにより連結部Pbが枠体9の上端縁に押し付けられ、連結部Pbが分断されてポットPaが個々に分離する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は園芸の育苗等に用いられるポットが複数連結されて成るポット連結体を分離するポット連結体の分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に記載されている育苗ポットの分離治具及び分離方法がある。この公報には、カップ状に成形された育苗ポットを縦横方向に整列状態に連設した樹脂成形体から育苗ポットを個々に切り離す分離治具が開示されている。この分離治具は樹脂成形対の各育苗ポットと対応させた格子状の区画枠を備えた枠体と、この枠体に載置された育苗ポットを枠体の上方から押さえ込むことにより、樹脂成形体から各育苗ポットを区画枠で個々に切り離して落とし込む押し込み部材とから構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−285318号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の育苗ポットの分離治具は、押し込み部材を両手で持ち、枠体に載置された育苗ポットを押し込んで使用する。このため、樹脂成形体から各育苗ポットを区画枠で個々に切り離すのに、相当な力を必要とし作業者にかなりの負担を強いることになる。特に育苗ポットは数百個から数千個単位で使用することも珍しくなく、この分離治具を用いた作業は作業者に負担をかけるだけでなく、能率の悪いものとなっている。
【0005】
本発明は上記した問題点に鑑みて為されたものであり、育苗ポット等のポット連結体を、個々のポットに楽に能率良く分離することができるポット連結体の分離を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1の発明に係るポット連結体の分離装置は、複数のポットが連結部を介して連結されているポット連結体を分離するポット連結体の分離装置において、前記ポット連結体の連結部を支持して各ポットを宙吊り状態に支持する枠体と、前記枠体によって宙吊りとなっているポットを上方から押さえ込んで前記枠体で連結体を分断してポットを分離する複数の押し込み部材と、前記複数の押し込み部材が保持された保持ベースと、前記保持ベースが取り付けられ回動して前記押し込み部材を前記ポット連結体に近接離間させる回動部材とを有し、前記押し込み部材がポット連結部を分断する際にポットを垂直に押すように前記保持ベースの姿勢を保つ姿勢保持手段を具備したことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の発明に係るポット連結体の分離装置は、請求項1に記載したポット連結体の分離装置において、押し込み部材は保持ベースと平行に備えられ、姿勢保持手段は、保持ベースの重量上の中心を揺動自在に支持する支持部材によって構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3の発明に係るポット連結体の分離装置は、請求項1または2に記載したポット連結体の分離装置において、回動部材は保持ベースが水平姿勢となる方向へ動作しても接触しない形状となっていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項4の発明に係るポット連結体の分離装置は、請求項1から3のいずれかに記載したポット連結体の分離装置において、ポット連結体の連結部が分断され分離されて枠体から落下する複数のポットを受けるトレーが備えられていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図5に示すポット連結体Pについて説明する。
このポット連結体Pは園芸の育苗用に使用されるものであり、縦4、横6つ計24個のポットPaが連結部Pbを介して連結されたプラスチック成型品である。このポット連結体Pは後述するよう、本発明の実施の形態に係るポット連結体の分離装置1によって個々のポットPaに分離されるとトレーTに各々収容される。
【0011】
ポット連結体の分離装置1の構造について説明する。
符号3は基台を示し、この基台3の前後方向の長さはトレーTが、短い寸法の方向に2つ並べて載置できる寸法となっている。基台3上にはブラケット5、7が固定されており、このブラケット5、7は左右一対設けられている。ブラケット5、7の上端部には枠体9が固定されており、この枠体9は基台3に間隔を開けて備えられている。枠体9は縦4、横6つ計24個の区画枠11を備えており、ポット連結体Pに対応する寸法、形状に製作されている。
【0012】
また、基台3上にはブラケット13、15が固定されており、このブラケット13、15は左右一対設けられている。ブラケット13、15はブラケット5、7より高さ寸法が低く、その上端部にはトレーガイド17が固定されている。トレーガイド17は細幅の板状で基台3のほぼ全長に渡る寸法を有しており、その先端部が側方へ湾曲している。
【0013】
基台3上の後端部には、左右一対の軸受ベース19、21が固定されており、軸受ベース19、21の上端部には軸受23、25がそれぞれ取り付けられている。軸受23、25には回動シャフト27が回動自在に支持され、回動シャフト27には回動部材として回動アーム29、31が固定されている。アーム29、31は板状で途中部分から先端にかけて細幅部29a、31aが形成されている。
【0014】
符号33は保持ベースとしてのベース板を示し、このベース板33の上面には断面L字形の折り曲げ片35、37が左右一対固定されている。折り曲げ片35と折り曲げ片37は互いに間隔を開けて配置され、折り曲げ片35の垂直片35aと折り曲げ片37の垂直片37aとの対向領域には隙間が開いており、この隙間に回動アーム29、31の先端部が入り込んでいる。垂直片35aと垂直片37に形成された穴と回動アーム29、31の先端部に形成された穴には、1本のボルト39が貫通しており、このボルト39は、その先端部分のみにネジ溝が形成され、このネジ溝にナット41が取り付けられている。これによりベース板33は回動アーム29、31の先端部に揺動自在に取り付けられている。ボルト39は後述する支持シャフト43、押し込み円盤45を備えたベース板33の重量上の中心に位置している。
これら折り曲げ片35、37、ボルト39、ナット41によって揺動支持手段が構成されている。
【0015】
ベース板33には24本の支持シャフト43の基端部が取り付けられて固定されている。支持シャフト43の先端部には押し込み部材としての押し込み円盤45が固定されている。この押し込み円盤45はベース板33に対し平行となるよう備えられている。
符号47はハンドルを示し、このハンドル47の基端部は、回動シャフト27の軸受25から側方へ突出する部分に固定されている。また、ハンドル47の基端部には棒状のバネ掛け部49が設けられており、このバネ掛け部49にはコイルスプリング51の一端が掛けられている。コイルスプリング51の他端は基台3の側部に突出して設けられたバネ掛け部53に掛けられている。軸受ベース19には側方へ突出するストッパー55が設けられている。
【0016】
コイルスプリング51は、回動アーム29、31及びベース板33が、ポット連結体の分離装置1の右側面側(ハンドル47が備えられた側)から見て時計回りの方向へ回動させる力を発揮しており、図1、図2に示すように、バネ掛け部49がストッパー55に当接することによって回動が規制され、ベース板33は斜め上方を向く姿勢となっている。この状態では、ベース板33の一端部33aは回動アーム29、31の細幅部29a、31aの下面に当接している。
なお、以下回動アーム29、31及びベース板33の回動方向については、上記したように連結体の分離装置1の右側面側(ハンドル47が備えられた側)から見た側を基準とする。
【0017】
このポット連結体1の分離装置1の使用法について説明する。
トレーTを基台3に載せ、枠体9に対応する位置に置く。そして、ポット連結体Pを枠体9に載せて、連結部Paを枠体3の上端部に支持させ、ポットPbを区画枠11に嵌り込ませて宙吊り状態とする。
次いで、ハンドル47を握り引き下げて回動アーム29、31と共にベース板33を反時計回りの方向へ回動させる。そして、ベース板33に取り付けられた押し込み円盤がポット連結体PのポットPaの底の直前までくると、ベース板33は自重で水平姿勢となる。即ち、前記したように支持シャフト43、押し込み円盤45を備えたベース板33の重量上の中心に位置するボルト39によって揺動自在に支持されているので、回動アーム29、31が回動して水平近くまでくると、ベース板33の一端部33aが回動アーム29、31の細幅部29a、31aの下面から離れて、ベース板33は自重で水平となる。なお、回動アーム29、31は細幅部29a、31aが形成された形状となっているので、ベース板33が水平姿勢になるためボルト39を支点として反時計回りの方向へ回動しても、接触することはなく、ベース板33は水平姿勢となることが可能である。
【0018】
ベース板33が水平姿勢となると、押し込み円盤45も水平姿勢となり、この姿勢でポットPの底を押し込む。これにより連結部Pbが枠体9の上端縁に押し付けられ、連結部Pbが分断されてポットPaが個々に分離する。分離したポットPaは、押し込み円盤45によって更に押し込まれて枠体9から落下し、トレーTに収容される。
ハンドル47を押し下げている手を緩めると、ベース板33はコイルスプリング51の弾性力によって時計回りの方向へ回動させられ、バネ掛け部53がストッパー55に当接する位置で停止する。
【0019】
そして、空のトレーTの前端部を基台3に載せ、この空のトレーTによってポットPが収容されたトレーTを押して基台3を滑らせるように送り、空のトレーTを枠体9の下方に載置して、上記したポット連結体Pの連結部Pbを分断する作業を繰り返す。
トレーガイド17が備えられているので、空のトレーTによってポットPが収容されたトレーTを押して送る際に、トレーTはトレーガイド17によってガイドされ、真っ直ぐに基台3上を移動する。
【0020】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、育苗用のポットを示したが、本発明はこれに限定されず、食品等の包装用ポット等、その他のポットが連結部を介して連結されたポット連結体を分離する装置にも適用することができる。
また、上記実施の形態では、24個のポットを連結したものを示したが、本発明はこれに限定されず、ポットの個数はいくつでもよく、例えば20個または40個のポットを連結したポット連結体を分離するのに本発明のポット連結体の分離装置を用いてもよい。この場合、ポット連結体のポットの個数に応じて、枠体や押し込み円盤の数を変更するのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、育苗ポット等のポット連結体を、個々のポットに楽に能率良く分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るポット連結体の分離装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るポット連結体の分離装置の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るポット連結体の分離装置のポット連結体を分離するための動作を説明するための部分断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るポット連結体の分離装置のポット連結体を分離するための動作を説明するための部分断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る本発明の実施の形態に係るポット連結体の分離装置によって分離するポット連結体及び分離されたポットを収容するトレーの斜視図である。
【符号の説明】
1 ポット連結体の分離装置     3 基台
5、7 ブラケット         9 枠体
11 区画枠            13、15 ブラケット
17 トレーガイド         19、21 軸受ベース
23、25 軸受          27 回動シャフト
29、31 回動アーム       33 ベース板
35、37 折り曲げ片       39 ボルト
41 ナット            43 支持シャフト
45 押し込み円盤         47 ハンドル
49 (ハンドルの)バネ掛け部   51 コイルスプリング
53 (基台の)バネ掛け部     55 ストッパー

Claims (4)

  1. 複数のポットが連結部を介して連結されているポット連結体を分離するポット連結体の分離装置において、前記ポット連結体の連結部を支持して各ポットを宙吊り状態に支持する枠体と、前記枠体によって宙吊りとなっているポットを上方から押さえ込んで前記枠体で連結体を分断してポットを分離する複数の押し込み部材と、前記複数の押し込み部材が保持された保持ベースと、前記保持ベースが取り付けられ回動して前記押し込み部材を前記ポット連結体に近接離間させる回動部材とを有し、前記押し込み部材がポット連結部を分断する際にポットを垂直に押すように前記保持ベースの姿勢を保つ姿勢保持手段を具備したことを特徴とするポット連結体の分離装置。
  2. 請求項1に記載したポット連結体の分離装置において、押し込み部材は保持ベースと平行に備えられ、姿勢保持手段は、保持ベースの重量上の中心を揺動自在に支持する支持部材によって構成されていることを特徴とするポット連結体の分離装置。
  3. 請求項1または2に記載したポット連結体の分離装置において、回動部材は保持ベースが水平姿勢となる方向へ動作しても接触しない形状となっていることを特徴とするポット連結体の分離装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載したポット連結体の分離装置において、ポット連結体の連結部が分断され分離されて枠体から落下する複数のポットを受けるトレーが備えられていることを特徴とするポット連結体の分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104628431A (zh) * 2015-02-13 2015-05-20 李金哲 一种用于制备水稻育秧草炭土基质板的制板装置

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