JP2004120754A - 増幅器の出力段のための熱保護システム - Google Patents

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Abstract

 
【課題】 グラウンド基準されないJTS保護回路を提供し、従って、別々の従来型のレギュレート電源を用いずに操作する増幅器の出力段のための熱保護システムを提供する。
【解決手段】 増幅器の出力段40のための熱保護回路300であって、出力段40は、グラウンドを基準とする増幅器電力レールからDC電力を受取り、かつ増幅AC出力信号を発生させ、グラウンドを基準とする増幅器電力レールからの増幅AC出力信号を基準とする、レギュレートされた電力レールを提供するように動作可能である電力調整器と、電力調整器に結合された増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給され、該出力段を熱保護する保護回路とを備える。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、概して、増幅器の出力段のための熱保護システムに関し、より具体的には、増幅器の出力段の出力デバイスの保護に関する。
 出力デバイスにおいて局所的に過熱が発生する問題を解決するために、種々の回路設計が用いられてきた。過熱は、最終的に出力デバイスの機能停止および破壊に導く。1つの一般的な回路設計は、V−Iリミッタである。V−Iリミッタ回路は、出力デバイスの電圧および電流を連続的に感知することによって、出力デバイスにおける電力損失を感知し、電圧および電流の積が所定の閾値を超過する場合、信号を駆動する出力デバイスを制限する。V−Iリミッタ回路は、Kleesによる米国特許第3,234,453号(特許文献1)、Burwenによる米国特許第3,500,218号(特許文献2)、Cambellに対して発行された米国特許第3,526,846号(特許文献3)、Sondermeyerに対して発行された米国特許第3,536,958号(特許文献4)、およびStanleyに対して発行された米国特許第3,493,879号(特許文献5)に記載される。
米国特許第3,234,453号 米国特許第3,500,218号 米国特許第3,526,846号 米国特許第3,536,958号 米国特許第3,493,879号
 V−Iリミッタを実装することの主な利点は、単純さである。回路を支援するために、さらなる電源が必要とされず、かつ回路の形状が比較的単純である。しかしながら、V−Iリミッタの設計は、正常な動作時には何度も起こらない「最悪の場合」の動作状態においてデバイスを保護するために通常、出力電力を犠牲にする。V−Iリミッタは、保護される出力デバイスの実際の温度を補償することはないが、その代わりに、通常、高い周囲温度を想定して設計される。さらに、V−Iリミッタは、実際の電源電圧を補償することはないが、その代わりに、通常、高い電源電圧を想定して設計される。このような過剰設計は、余分な出力デバイスおよび必要とされるマウンティングが原因でコストを上昇させる。
 V−Iリミッタが制限されるので、出力デバイスの実際の温度をシミュレートする保護回路が開発された。これらの回路は、接合部温度シミュレータ(Junction Temperature Simulators)(JTS)として公知である。JTS保護回路は、Stanleyに対して発行された米国特許第4,330,809号に記載され、参考のため援用される。
 JTS回路は、出力デバイスによって損失される瞬時電力をある期間にわたってモニタリングし、かつ出力デバイスと、そのヒートシンクとの間の温度差を連続的に計算することによって動作する。瞬時ヒートシンク温度が同時に測定され、温度差およびヒートシンク温度が合計されて、シミュレートされた出力デバイス温度をリアルタイムでもたらす。
 JTS保護回路は、通常、動作中、シミュレートされた出力デバイス温度をモニタリングする出力リミッタを含む。閾値シミュレート温度に到達すると、出力デバイスへの駆動信号が出力リミッタによって制限される。JTS保護回路は、所定の最大出力デバイス温度に到達した場合にのみ出力を自動的に低減することによって、増幅器の出力を最大化する。
 従来、JTSは、保護される回路の設計および関連コストに制約が課されるために、200ワットより大きい定格の増幅器においてのみ用いられてきた。従来型のJTS回路設計において、シミュレーション回路は、+/−15VDCのレールを有するレギュレート電源によってグランド基準(ground−reference)にされ、かつ電力供給される。しかしながら、JTS回路を実装する増幅器において、電力段は、通常、揺れる(swinging)(グランド基準でない)レールで実装される。従って、JTSを実装する多チャネル増幅器は、チャネルごとに別個の電源、およびグランド基準にされたJTS回路のための、さらなるレギュレート電源を必要とする。
 別々のレギュレート電源が必要とされるので、電源レールがグラウンド基準にされ、かつ、多くの場合、他の出力段(チャネル)と共有される場合、より単純で低コストのハーフブリッジ増幅器にてJTSを実装することはコストを法外に高くする。従って、熱保護を含む低コストの増幅器は、通常、V−Iリミッタ保護回路を用いる。電源変圧器にさらなる二次的巻線を必要とする、さらなる従来型のレギュレート電源のコストを課すことなく、JTS保護回路を実装することが所望される。
 本発明は、グラウンド基準されないJTS保護回路を提供し、従って、別々の従来型のレギュレート電源を用いずに操作する増幅器の出力段のための熱保護システムを提供することを目的とする。
 本発明は、グラウンド基準されないJTS保護回路を提供し、従って、別々の従来型のレギュレート電源を用いずに操作する。それ自体、JTS保護回路は、低コストの高出力増幅器のために有用であり、かつ費用効果的である。グラウンド基準でないJTS保護回路を備える増幅器の製造は、製造中に、広範囲にわたって自動試験装置を用いるので、部分的に実現可能である。自動試験装置は、通常、人間のオペレータを危険にさらすことなく、「オフグラウンド(off ground)」で機能し、従って、このようなJTS保護回路の安全で有効な試験を可能にする。
 JTS保護回路は、出力段およびJTS保護回路に電力供給するための増幅器DC電源を有するハーフブリッジ増幅器にて動作し得る。JTS保護回路は、電力調整器、温度シミュレータ、出力リミッタ、およびバイアス制御を備え得る。電力調整器は、キャパシタ、抵抗、ツェナーダイオード、および市販の電圧レギュレータを備え得る。電力調整器は、増幅器DC電源の正(+Vcc)のおよび負(−Vcc)の電力レールと、および、さらに、出力段の増幅AC出力信号と結合され得る。動作中、電力調整器は、出力段の増幅AC出力信号を基準としてレギュレートされた正(+Vb)および負(−Vb)の電力レールを提供し得る。JTS保護回路の他のコンポーネントもまた、増幅AC出力信号を基準とし得、電力調整器のレギュレートDCレールから電力を受取る。
 JTS保護回路は、出力段の増幅AC出力信号を基準とするので、出力段を通る電流を示す電圧の大きさは比較的小さくなり得る。出力段を通る電流を示す電圧は、出力段内の温度をシミュレートするために、JTS保護回路によって利用され得る。出力段デバイスと増幅AC出力信号との間の電圧の大きさの差が比較的小さいので、電流を示す電圧も比較的小さい。対照的に、JTS保護回路がグラウンドを基準とする場合、出力段を通る電流を示す電圧の大きさは、はるかに大きい。なぜなら、この電圧は、増幅AC出力信号の電圧を含むからである。JTS保護回路は増幅AC出力信号を基準とするので、増幅AC出力信号のはるかに大きい電圧からの、電流を示す電圧の分離が回避される。
 本発明の熱保護回路は、増幅器の出力段のための熱保護回路であって、該出力段は、グラウンドを基準とする増幅器電力レールからDC電力を受取り、かつ増幅AC出力信号を発生させる、熱保護回路であって、グラウンドを基準とする該増幅器電力レールからの該増幅AC出力信号を基準とする、レギュレートされた電力レールを提供するように動作可能である電力調整器と、該電力調整器に結合された該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給され、該出力段を熱保護する保護回路とを備えている。
 上記本発明の熱保護回路において、前記電力調整器は、第1のキャパシタと、抵抗と、入力および出力を有する電圧レギュレータとを備え、該電圧レギュレータの該入力、該第1のキャパシタ、および抵抗は、各々、前記増幅器電力レールと前記AC出力信号との間に結合され、該電圧レギュレータの該出力は、前記レギュレートされた電力レールと該増幅AC出力信号との間に結合されることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記電力調整器は、前記増幅器電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合されたツェナーダイオードを備えることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記電力調整器は、前記レギュレートされた電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合された第2のキャパシタをさらに備えることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記増幅器電力レールは、正の増幅器電力レールと負の増幅器電力レールとを備え、前記電力調整器は、第1の電力調整器と第2の電力調整器とを備えることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記第1の電力調整器は、前記増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた正の電力レールを生成するように動作可能であり、該レギュレートされた正の電力レールは、グラウンドを基準とする該正の増幅器電力レールから生成されることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記第2の電力調整器は、前記増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた負の電力レールを生成するように動作可能であり、該レギュレートされた負の電力レールは、グラウンドを基準とする該負の増幅器電力レールから生成されることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記保護回路は温度シミュレータを含み、前記出力段は出力デバイスを含み、該温度シミュレータは、シミュレートされた温度信号を提供するように動作可能であり、該シミュレートされた温度信号は、該出力デバイスのシミュレートされた温度を示すことが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記保護回路は出力リミッタをさらに含み、該出力リミッタは、前記出力デバイスの前記シミュレートされた温度が閾値温度を超過した場合、前記シミュレートされた温度信号の関数として、該出力デバイスによって損失される電力を低減するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記保護回路はバイアス制御をさらに含み、該バイアス制御は、前記シミュレートされた温度信号の関数として、前記出力段のためのバイアス信号を生成するように動作可能であり、該バイアス信号は、静止状態の間、該出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段のバイアスを動的に調節するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記保護回路はバイアス制御を含み、該バイアス制御は、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段のバイアスを調節するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記バイアス制御は、前記出力段のシミュレートされた温度の関数として、前記バイアスを調節するように動作可能であることが好ましい。
 また、本発明の熱保護回路は、増幅器の出力段のための熱保護回路であって、該出力段は、増幅器DC電力レールからDC電力を受け取り、かつ増幅AC出力信号を発生させ、該熱保護回路は、DC電力を調製するための手段であって、該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた電力レールを、グラウンドを基準とする増幅器電力レールから生成するように動作可能であるDC電力を調整するための手段と、該出力段を熱保護するための手段であって、該調整するための手段に結合され、該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給される、手段とを備えるものである。
 上記本発明の熱保護回路において、前記増幅器DC電力レールは、正のDC増幅器電力レールと負のDC増幅器電力レールとを備え、前記調整するための手段は、調整するための第1の手段と調整するための第2の手段とを含み、該調整するための第1の手段は、該増幅AC出力信号を基準とする正のレギュレートされた電力レールを該正のDC増幅器電力レールから生成するように動作可能であり、該調整するための第2の手段は、該増幅AC出力信号を基準とする負のレギュレートされた電力レールを該負のDC増幅器電力レールから生成するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記調整するための手段は、キャパシタと、抵抗と、電圧レギュレータとを備える電力調整器であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記電力調整器は、ツェナーダイオードを備えることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記熱保護するための手段は、シミュレートされた温度信号を生成するための手段を含み、前記出力段は出力デバイスを含み、該シミュレートされた温度信号は、該出力デバイスの温度を示すことが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記熱保護するための手段は、前記出力デバイスによって損失される電力を制限するための手段をさらに含み、該制限するための手段は、前記シミュレートされた温度信号の関数として、該出力デバイスによって損失される電力を低減するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記熱保護するための手段は、前記出力段をバイアスするための手段をさらに含み、該バイアスするための手段は、前記シミュレートされた温度信号の関数として、該出力段のためにバイアス信号を生成するように動作可能であり、該バイアス信号は、該出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段の該バイアスを調節するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記熱保護するための手段は、前記出力段をバイアスするための手段を含み、該バイアスするための手段は、該出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段の該バイアスを調節するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記バイアスする手段は、前記出力段のシミュレートされた温度の関数として、前記バイアスを調節するように動作可能であることが好ましい。
 また、本発明の増幅器は、グラウンドを基準とする増幅器電力レールを生成するように動作可能である増幅器DC電源と、該増幅器電力レールを受取り、かつ増幅AC出力信号を生成するように動作可能である、グラウンドを基準にする出力段と、該増幅器電力レールからの該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた電力レールを提供するように動作可能である電力調整器と、該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該出力段を熱保護するために該レギュレートされた電力レールによって電力供給される、該電力調整器に結合された保護回路とを備えるものである。
 上記本発明の増幅器は、前記出力段は、ハーフブリッジ増幅器として構成されることが好ましい。
 上記本発明の増幅器は、前記出力段は、フルブリッジ増幅器として構成されることが好ましい。
 上記本発明の増幅器は、前記電力調整器は、第1のキャパシタと、抵抗と、入力および出力を有する電圧レギュレータとを備え、該電圧レギュレータの該入力、該第1のキャパシタ、および該抵抗は、各々、前記増幅器電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合され、該電圧レギュレータの該出力は、該レギュレートされた電力レールと該増幅AC出力信号との間に結合されることが好ましい。
 上記本発明の熱保護回路において、前記電力調整器は、前記増幅器電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合されるツェナーダイオードを備えることが好ましい。
 上記本発明の増幅器は、前記電力調整器は第2のキャパシタをさらに備え、該第2のキャパシタは、前記レギュレートされた電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合されたことが好ましい。
 上記本発明の増幅器は、前記保護回路は温度シミュレータを含み、前記出力段は出力デバイスを含み、該温度シミュレータは、シミュレートされた温度信号を提供するように動作可能であり、該シミュレートされた温度信号は、前記出力デバイスのシミュレートされた温度を示すことが好ましい。
 上記本発明の増幅器は、前記保護回路は出力リミッタをさらに含み、該出力リミッタは、前記シミュレートされた温度信号の関数として、前記出力デバイスによって損失される電力を低減するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の増幅器において、前記保護回路はバイアス制御をさらに含み、該バイアス制御は、静止状態の間、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段をバイアスするように動作可能であることが好ましい。
 また、本発明の増幅器は、グラウンドを基準とする増幅器電力レールを生成するように動作可能であるDC電源と、該増幅器電力レールを受取り、かつ増幅AC出力信号を生成するように動作可能である、グラウンドを基準とする出力段と、該増幅器電力レールからの該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた電力レールを生成するように動作可能である電力調整器と、該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給される、バイアス制御とを備え、該バイアス制御は、該出力段をバイアスするように動作可能であるものである。
 上記本発明の増幅器において、前記バイアス制御は、静止状態の間、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するように動作可能であることが好ましい。
 上記本発明の増幅器において、前記バイアス制御は、前記出力段の温度の関数として、該出力段をバイアスするように動作可能であることが好ましい。
 また、本発明は、増幅器の出力段を熱保護する方法であって、該出力段は、DC電力を受取り、かつ増幅AC出力信号を発生させ、該方法は、該出力段の出力デバイスにDC電力を提供する工程であって、該DC電力は、グラウンドを基準とする、工程と、該出力デバイスを入力信号で駆動して、該出力デバイスが該DC電力から増幅AC出力信号を生成する工程と、該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされたDC電力を提供するために該DC電力を調整する工程と、該増幅AC出力信号を基準とする該レギュレートされたDC電力で熱保護回路を電力供給する工程と、シミュレートされた温度信号を該熱保護回路で生成する工程であって、該シミュレートされた温度信号は、該出力デバイスのシミュレートされた温度を示す、工程と、該出力デバイスの該シミュレートされた温度が閾値温度を超過する場合、該出力デバイスへの該入力信号を該熱保護回路で低減する工程とを包含するものである。
 上記本発明の方法において、シミュレートされた温度信号を生成する工程は、前記熱保護回路を用いて電流感知信号を受取る工程であって、該電流感知信号は、前記出力段を通る電流を示す、工程と、該熱保護回路を用いて電圧信号を受取る工程であって、該電圧信号は、該出力段を横断する電圧を示す、工程と、該熱保護回路を用いて温度信号を受取る工程であって、該温度信号は、該出力段の温度を示す、工程とを包含し、前記シミュレートされた温度信号は、該電流信号、該電圧信号、および温度信号に基づいて生成されることが好ましい。
 上記本発明の方法において、静止状態の間、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、前記保護回路を用いて前記出力段をバイアスする工程をさらに包含することが好ましい。
 以下の図面および詳細な説明を検討すると、本発明の他のシステム、方法、特徴および利点は、当業者に明らかであるか、または明らかになる。すべてのこのようなさらなるシステム、方法、特徴および利点は、この記載の中に含まれ、本発明の範囲内に含まれ、および添付の請求項によって保護されることが意図される。
 本発明は、増幅器の出力段のための熱保護回路であって、該出力段は、グラウンドを基準とする増幅器電力レールからDC電力を受取り、かつ増幅AC出力信号を発生させ、グラウンドを基準とする該増幅器電力レールからの該増幅AC出力信号を基準とする、レギュレートされた電力レールを提供するように動作可能である電力調整器と、該電力調整器に結合された該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給され、該出力段を熱保護する保護回路とを備えるので、グラウンド基準されないJTS保護回路を提供し、従って、別々の従来型のレギュレート電源を用いずに操作する増幅器の出力段のための熱保護システムを提供することができる。
 本発明は、以下の図を参照することによって、より良好に理解され得る。図中のコンポーネントは、必ずしも縮尺どおりではなく、その代わりに、本発明の原理の図示が強調される。さらに、図において、種々の図面全体にわたって対応する部分を同じ参照符号が示す。
 図1は、ハーフブリッジ増幅器10のシステムレベルのブロック図である。負荷500は図1に示され、ハーフブリッジ増幅器10とグラウンドとの間に結合される。あるいは、フルブリッジ増幅器は、第1のハーフブリッジ増幅器10が負荷500の第1の入力に結合され、第2のハーフブリッジ増幅器10が負荷500の第2の入力に結合されるように構成され得る。このようなフルブリッジ増幅器の各ハーフブリッジ増幅器10は同じであるので、このようなハーフブリッジ増幅器10の1つについてのみ本明細書中に記載される。
 図1に示されるようなハーフブリッジ増幅器10は、入力信号線20上の入力信号を受取り、出力信号線30上の増幅AC出力信号を負荷500に提供する。負荷500は、例示的にスピーカとして示されるが、負荷500は、増幅AC出力信号を必要とする任意の電子デバイスであり得る。入力信号線20上の入力信号、および出力信号線30上の増幅AC出力信号は、各々、グラウンドを基準とし得る。
 ハーフブリッジ増幅器10は、増幅器DC電源100、入力エラー増幅器200、熱保護回路300、および出力段400を含む。増幅器DC電源100は、グラウンドを基準とするDC電力レールを生成することが可能な任意の従来型のDC電源であり得る。図示された増幅器DC電源100は、第1の増幅器電源110および第2の増幅器電源120を含む。第1の増幅器電源110は、増幅器10の出力段400のための+Vcc電力レールを提供し得る。第2の増幅器電源120は、増幅器10の出力段400のための−Vcc電力レール122を提供し得る。+Vcc電力レール112および−Vcc電力レール122の両方がグラウンドを基準とし得る。
 入力エラー増幅器200は、入力信号および出力フィードバック信号を受取り、これから、出力段400を駆動するための第1および第2の駆動信号を生成するための任意の回路またはデバイスであり得る。入力エラー増幅器200への入力信号は、入力信号線20上の入力信号であり得、出力フィードバック信号は、出力信号線30上の増幅AC出力信号であり得る。入力エラー増幅器200は、入力信号線20上の入力信号と、出力信号線30上の増幅AC出力信号との間の差を決定し得る。この差は増幅され得、かつ入力エラー増幅器200によって変換され得、増幅差になる。この増幅差は、信号線40上の第1の駆動信号+Drvおよび信号線50上の第2の駆動信号−Drvである。第1の駆動信号+Drvおよび第2の駆動信号−Drvは、出力段400を駆動し得る。入力信号線20上の入力信号と出力信号線30上の増幅AC出力信号との間の誤差を低減する。
 出力段400は、クラスA、クラスB、クラスAB、クラスH、クラスGまたは任意の他のタイプの線形またはスイッチング増幅器として動作し得る。さらに、出力段400は、準相補的、完全相補的等の任意の従来型の増幅器出力形状を利用して構成され得る。これらの形状の各々について、出力段400は、種々の段および出力デバイスを含み得る。
 図示された出力段400は、第1の出力段410、第2の出力段420、第1の電流感知抵抗412、および第2の電流感知抵抗422を含む。第1の出力段410は、増幅AC出力信号の正の部分を出力信号線30上に提供し得る。第2の出力段420は、増幅AC出力信号の負の部分を出力信号線30上に提供し得る。
 第1の出力段410は、1つ以上のヒートシンク上に取付けられた半導体等の、1つ以上の電力処理出力デバイスを含み得る。第2の出力段420は、同様に、1つ以上の出力デバイスを含み得る。電力処理出力デバイスは、バイポーラ接合トランジスタ(bipolor junction transistor)(NPNまたはPNP)、いくつかの金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)または任意の他のタイプの半導体の特定の組み合わせ等、高電圧および/または高電流の高周波スイッチングが可能な任意のデバイスであり得る。
 第1の出力段410および第2の出力段420によって損失される瞬時電力を表す電力信号は、熱保護回路300によって利用され得る。第1の出力段410または第2の出力段420の1つによって損失される瞬時電力は、出力段410または420の1つを横断する電圧値を、それぞれの出力段410または420を通る電流値と乗算することによって決定され得る。出力段410または420のどちらかを横断する電圧は、それぞれの出力ステージ410または420に電力を提供する電力レールの電圧(+Vcc112または−Vcc122のそれぞれ)から、出力段400の増幅AC出力信号の電圧値を減算することによって決定され得る。
 瞬時電流は、第1の出力段410および第2の出力段420の出力電流を測定することによって決定され得る。出力段410または420の1つを通る電流値を表す電流感知信号を生成するための1つの回路は、それぞれの出力段410または420の出力と直列に接続される電流感知抵抗を含む。抵抗を横断する電圧降下は、電流感知信号を提供し得る。図1に示されるように、第1の電流感知抵抗412は、第1の出力段410を通る電流値を表す第1の電流感知信号線414上に第1の電圧信号を発生させ得る。同様に、第2の電流感知抵抗422は、第2の電流感知信号線424上の第2の出力段420のために第2の電圧信号を発生させ得る。巨大磁気抵抗(GMR)センサ等の出力段410および420を通る電流を表す値を生成するための任意のメカニズムが、第1の電流感知信号線414および第2の電流感知信号線424上に電流感知信号を生成するために用いられ得る。
 第1の電流感知信号線414および第2の電流感知信号線424上の第1および第2の電圧信号は、出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準とする。従って、第1および第2の電圧信号の大きさは、比較的小さくなり得る。なぜなら、第1および第2の出力段410および420と、出力信号線30上の増幅AC出力信号との間の電圧が比較的小さいからである。
 第1および第2の電圧信号がその代わりに従来技術におけるように、グラウンドを基準とした場合、第1および第2の電圧信号の大きさは、はるかに大きい。これは、第1および第2の電圧信号が出力信号線30上の増幅AC出力信号の電圧を含むからである。このような構成において、抵抗412および422を横断して降下する小さい電圧を、高い大きさの第1および第2の電圧信号から「分別する(separating out)」ことが可能な高度に精密なコンポーネントが利用され得る。これらの小さい電圧は、例えば、各々、1ボルト未満であり得る一方で、増幅AC出力信号は、100ボルトよりも大きくなり得る。
 従って、熱保護回路300は、抵抗412および422を横断する小さい電圧の「分別」を迅速化するために、出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準とする。図示された熱保護回路300は、保護回路301および電力調整器600を含む。熱保護回路300のための電力は、増幅DC電源100によって提供され得る。より具体的には、電力調整器600は、+Vcc電力レール112および−Vcc電力レール122から電力を受取り、レギュレートされた+Vb電力レール630および−Vb電力レール640を電力保護回路301に提供し得る。さらに、保護回路301は、+Vcc電力レール112および−Vcc電力レール122から電力を直接的に受取り得る。熱保護回路300への入力は、出力信号線30上の増幅AC出力信号、ならびに第1の電流感知信号線414および第2の電流感知信号線424上の第1および第2の電圧信号も含み得る。
 動作中、熱保護回路300は、第1の出力段410および/または第2の出力段420の1つ以上の電力処理出力デバイスの温度をシミュレートし得る。出力段400の電力処理出力デバイスを過熱から保護するために、熱保護回路300は、シミュレートされた温度が閾値を越えて上昇した場合、信号線40上の第1の駆動信号+Drvおよび信号線50上の第2の駆動信号−Drvを制限し得る。
 図2は、図1に示される熱保護回路300のブロック図である。熱保護回路300は、保護回路301および電力調整器600を含む。保護回路301は、温度センサ340、第1の温度シミュレータ302、第2の温度シミュレータ304、第1の出力リミッタ370、第2の出力リミッタ380およびバイアス制御390を含む。
 温度センサ340は、出力段400における少なくとも1つのヒートシンクの実際の温度(単数または複数)を感知し、かつ感知された温度(単数または複数)を示す信号を提供することが可能な任意の回路またはデバイスであり得る。熱保護回路300の第1の温度シミュレータ302および第2の温度シミュレータ304は、各々、1つ以上の電力処理出力デバイスのシミュレートされた温度を生成することが可能な任意の回路またはデバイスであり得る。
 第1の出力リミッタ370および第2の出力リミッタ380は、各々、受取られた温度信号に基づいて、出力段400(図1)から駆動電流の部分を分流させ得る任意の回路またはデバイスであり得る。バイアス制御390は、温度信号を受け取り、かつバイアス信号を提供する任意の回路またはデバイスであり得る。
 図3は、図1に示される熱保護回路300の回路模式図である。熱保護回路300は、保護回路301および電力調整器600を含む。保護回路301は、温度センサ340、第1の温度シミュレータ302、第2の温度シミュレータ304、第1の出力リミッタ370、第2の出力リミッタ380およびバイアス制御390を含む。
 図示された温度センサ340は、少なくとも1つの温度感知デバイス341、第1の抵抗342、第2の抵抗343、第3の抵抗344、および第4の抵抗345を含む。図3に示される温度センサ340は、単一の温度感知デバイス341を含む。しかしながら、温度センサ340は、さらなる温度感知デバイスを含み得る。1つより多い温度感知デバイス341は、第1の出力段410の予測される電力損失が、第2の出力段420の予測される電力損失とかなり異なる場合に含まれ得る。1つの温度感知デバイス341のみが用いられた場合、出力段400のヒートシンクは、第1の出力段410および第2の出力段420の温度を等化するように構成され得る。あるいは、温度感知デバイス341は、ヒートシンク(単数または複数)の最も高熱の部分に配置され得る。
 温度感知デバイス341は、感知された温度の関数であるヒートシンク温度信号を提供することが可能な任意の回路またはデバイスであり得る。例えば、温度感知デバイス341は、サーミスタ、感温トランジスタ、熱電対、感温集積回路、または感知された温度を表す信号を提供することが可能な任意の他のこのようなデバイスであり得る。図示された温度感知デバイス341は、National Semiconductorによって製造されるLM35DT等の感温集積回路であり得る。電力を受取るために、温度感知デバイス341は、レギュレートされた+Vb電力レール630(電力調整器600の正の出力)と、出力信号線30上の増幅AC出力信号との間に結合され得る。温度感知デバイス341は、温度出力信号を発生させ得、この信号は、温度感知デバイスが取り付けられるヒートシンクの温度の関数として変化する。
 抵抗342および345は、温度に依存する電流を第1および第2の仮想グラウンドの加算ノード346および347にそれぞれ加算し得る。第1の仮想グラウンドの加算ノード346および第2の仮想グラウンドの加算ノード347は、温度センサ340から温度出力信号を受け取り得る。抵抗343および344からの一定の電流は、温度シミュレータ302および304のために所望の温度信号オフセットをそれぞれ生成し得る。
 第1の温度シミュレータ302および第2の温度シミュレータ304は、各々、1つ以上の電力処理出力デバイスのシミュレートされた温度を生成し得る。例えば、第1の温度シミュレータ302または第2の温度シミュレータ304は、各々、デジタルコンピュータまたはアナログコンピュータであり得る。第1および第2の温度シミュレータ302および304は、1つ以上の信号を受け取り得、この信号から、第1または第2の出力段410または420によって損失される瞬時電力が計算され得る。さらに、温度センサ340からのヒートシンク温度信号は、第1および第2の温度シミュレータ302および304によって受け取られ得る。受取られた信号に基づいて、第1および第2の温度シミュレータ302および304は、第1の出力段410または第2の出力段420それぞれの1つ以上の電力処理出力デバイスのシミュレートされた温度を表す、シミュレートされた温度信号を生成するための手段であり得る。
 図3に示される第1の温度シミュレータ302は、第1の乗算器320および第1のシミュレーション回路330を含む。第2の温度シミュレータ304は、同様に、第2の乗算器350および第2のシミュレーション回路360を含み得る。第1および第2の乗算器320および350は、第1の入力電圧を第2の入力電圧で乗算し、かつ積を表す出力電流を供給し得る。
 第1の乗算器320は、第1の段410を横断する電圧、および第1の出力段410を通る電流に基づいて、第1の出力段410によって損失される瞬時電力を表す電力信号を生成することが可能な任意の回路またはデバイスであり得る。上述のように、第1の段410を横断する電圧は、出力信号線30上の増幅AC出力信号の電圧と、+Vcc電力レール112の電圧との間の電圧差であり得る。第1の出力段410を通る瞬時電流を示す電流感知信号は、第1の電流感知信号線414上の第1の電圧信号であり得る。
 同様に、第2の乗算器330は、瞬時電圧信号および電流感知信号に基づいて、第2の出力段420によって損失される瞬時電力を表す電力信号を生成することが可能な任意の回路またはデバイスであり得る。第2の乗算器350は、第1の乗算器320と同様の態様で動作し得る。
 図3に示されるように、第1の乗算器320は、2象限相互コンダクタンス乗算器(two quadrant transconductance multiplier)であり得る。第1の乗算器320は、バイポーラ接合トランジスタ321のマッチドペア、第1の抵抗322、第2の抵抗323、第3の抵抗324およびポテンシオメータ325を含む。バイポーラ接合トランジスタ321のマッチドペアは、第1のトランジスタ327および第2のトランジスタ326を含む。第1の乗算器320は、出力信号線30上の増幅AC出力信号と同じか、またはこれよりも大きい電圧で動作し得る。従って、第1のトランジスタ327および第2のトランジスタ326は、PNPトランジスタであり得る。
 第1の抵抗322は、+Vcc電力レール112と、第1のトランジスタ327および第2のトランジスタ326の共通に接続されたエミッタとの間に結合され得る。第1の抵抗322は、第1のトランジスタ327および第2のトランジスタ326に電流を供給し得、この電流は、第1の電力段410に印加された電圧と比例する。動作中、第2の抵抗323は、第1の電流感知信号線414と第1のトランジスタ327のベースとの間に結合され得る。第2の抵抗323は、第1の電流感知信号線414上の第1の電流感知信号の電圧に比例する、第1のトランジスタ327を駆動するように電流を生成し得る。
 第3の抵抗324は、第1のトランジスタ327のベースと出力信号線30との間に結合され得る。抵抗323および324は、マッチドペア321をバイアスし得る。第2のトランジスタ326のベースは、出力信号線30に結合され得る。これは、乗算器320に出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準にさせる。換言すると、乗算器320は、出力信号線30上の増幅AC出力信号を「浮動(float)」させる。第1の乗算器320によって生成される出力は、第1のトランジスタ327および第2のトランジスタ326のコレクタ電流の合計であり得る。第1の乗算器320によって生成された出力は、出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準とする第1の電力信号であり得る。この第1の電力信号は、第1の出力段410によって損失される瞬時電力を表し得る。
 第2の乗算器350は、2象限相互コンダクタンス乗算器でもあり得る。第2の乗算器350は、バイポーラ接合トランジスタ351のマッチドペア、第1の抵抗352、第2の抵抗353、第3の抵抗354およびポテンシオメータ355を含む。バイポーラ接合トランジスタ351のマッチドペアは、第1のトランジスタ357および第2のトランジスタ356を含む。第2の乗算器350は、出力信号線30上の増幅AC出力信号と同じか、またはこれよりも小さい電圧にて動作し得る。従って、第1のトランジスタ357および第2のトランジスタ356は、NPNトランジスタであり得る。
 第2の乗算器350は、第1の乗算器320と同じ態様で動作し得る。しかしながら、第2の乗算器350は、−Vcc電力レール122および第2の電流感知信号線424に結合され得る。従って、第2の乗算器350によって生成された出力は、第2の出力段420によって損失される瞬時電力を表す第2の電力信号であり得る。
 マッチドペア321および351は、互いに関連して動作し得、互いに完全に一致しなくてもよい。平衡動作について、標準的ポテンシオメータ325および355は、第1の乗算器320および第2の乗算器350をそれぞれ含まれ得、マッチドペア321の第1のトランジスタ327および第2のトランジスタ326と、マッチドペア351の第1のトランジスタ357および第2のトランジスタ356との間のベース対ベースのオフセット電圧をトリムする。
 第1のシミュレーション回路330は、乗算器320によって生成された第1の電力信号の関数である第1のシミュレートされた温度信号、および温度センサ340によって生成された第1の温度信号を発生させ得る。同様に、第2のシミュレーション回路360は、乗算器350によって生成された第2の電力信号の関数である第2のシミュレートされた温度信号、および温度センサ340によって生成された第2の温度信号を発生させ得る。
 第1のシミュレーション回路330および第2のシミュレーション回路360は、出力段400の1つ以上の電力処理出力デバイスの熱インピーダンスをモデル化することが可能な任意の回路またはデバイスであり得る。第1のシミュレーション回路330は、第1の演算増幅器331、第2の演算増幅器332、第1の抵抗333、第2の抵抗334、およびフィードバックネットワーク335を含む。第1の演算増幅器331は、高利得演算増幅器であり得る。第1の演算増幅器331および第2の演算増幅器332の非反転入力は、出力信号線30に結合され得る。これ自体、第1のシミュレーション回路330のすべての入力および出力は、出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準とし得る。換言すると、第1のシミュレーション回路330は、出力信号線30上の増幅AC出力信号とともに「浮動」する。
 第1の抵抗333および第2の抵抗334は一致され得、第1の終端336、第2の終端337および共通ノード338を有する抵抗ネットワークを形成する。第1の終端336は、乗算器320の第2のトランジスタ326のコレクタに、第1の仮想グラウンドの加算ノード346に、および第1の演算増幅器331の反転入力に結合され得る。第2の終端337は、乗算器320の第1のトランジスタ327のコレクタに、および第2の演算増幅器332の反転入力に結合され得る。共通ノード338は、第1の演算増幅器331の出力に結合され得る。第1の演算増幅器331および抵抗ネットワークは、電流ミラーとして動作し得、組み合わされた出力電流を生成する。
 フィードバックネットワーク335は、抵抗キャパシタ(RC)ネットワーク、抵抗インダクタ(RL)ネットワーク、および/または抵抗インダクタ−キャパシタ(RLC)ネットワークを含み得、第1の出力段410の1つ以上の電力処理出力デバイスの熱インピーダンスをモデル化する。フィードバックネットワーク335は、第3次型(third order)の抵抗キャパシタ−(RC)ネットワークとして図示される。しかしながら、フィードバックネットワーク335は、任意の次型のものであり得るが、より高次のネットワークを利用して、より正確なシミュレーションが達成され得る。
 フィードバックネットワーク335は、第2の演算増幅器332の出力と反転入力との間に結合され得る。第2の演算増幅器332およびフィードバックネットワーク335は、電流ミラーからの組み合わされた出力電流を、第1の温度信号線306上の第1の温度信号に変換し得る。第1の温度信号は、第1の出力段410の1つ以上の電力処理出力デバイスの温度を表し得る。
 第1のシミュレーション回路330と同様に、第2のシミュレーション回路360は、第1の演算増幅器361、第2の演算増幅器362、第1の抵抗363、第2の抵抗364およびフィードバックネットワーク365を含む。第1のシミュレーション回路330と同様に、第2のシミュレーション回路360は、出力信号線30上の増幅AC出力信号とともに「浮動」する。
 第2のシミュレーション回路360は、第2のシミュレーション回路360が、第1の乗算器320にではなく、第2の乗算器350に結合され得ることを除いて、第1のシミュレーション回路330と同じ態様で動作し得る。さらに、第2のシミュレーション回路360は、第1の仮想グラウンドの加算ノード346にではなく、第2の仮想グラウンドの加算ノード347に結合され得る。従って、第2のシミュレーション回路360によって生成される出力は、第1の出力段410ではなく、第2の出力段420の1つ以上の電力処理出力デバイスの温度を表す第2の温度信号線308上の第2の温度信号であり得る。
 第1の出力リミッタ370および第2の出力リミッタ380は、各々、受取られた温度信号に基づいて、駆動電流の1部分を出力段400から分流して離し得る。例えば、第1の出力リミッタ370および第2の出力リミッタ380の分流コンポーネントは、機械的に駆動されるポテンシオメータまたは可変抵抗器、バイポーラ接合トランジスタ、MOSFETまたはトライアックであり得る。従って、第1の出力リミッタ370および第2の出力リミッタ380は、出力段400において電力処理出力デバイス(単数または複数)によって損失される電力を制限するための手段であり得る。
 図3に示されるように、第1の出力リミッタ370は、第1のダイオード371、第1の抵抗372、トランジスタ373、第2のダイオード374および第2の抵抗375を含む。第1のダイオード371のアノードは、信号線40に結合され得る。第1のダイオード371のカソードは、トランジスタ373のコレクタに結合され得る。トランジスタ373のエミッタは、出力信号線30に結合され得る。トランジスタ373のベースは、ダイオード374のカソードに、第1の抵抗372に、および第2の抵抗375に結合され得る。第2のダイオード374のアノードは、出力信号線30に結合され得る。第1の抵抗372は、さらに、レギュレートされた−Vb電力レール640、電力調整器600の負の出力に結合され得る。第2の抵抗375は、温度シミュレータ302から伸びる第1の温度信号線306に結合され得る。
 第1の抵抗372および第2の抵抗375ならびに第2のダイオード374は、電圧オフセットおよび減衰回路網(network)として機能し得、第1の温度信号線306上の第1の温度信号の電圧ダイナミクスを大きくする。これは、温度シミュレータ302からの第1の温度信号の最大電圧を、示された熱の範囲を大きくするように適合されることを可能にし得る。第1のダイオード371は、電流がトランジスタ373を通って逆方向に流れることを防止し得る。温度シミュレータ302からの第1の温度信号が閾値温度よりも高くなると、トランジスタ373がイネーブルされ得る。閾値温度は、これよりも高いとモデル化された電力処理出力デバイスが熱破壊を受ける温度であり得る。トランジスタ373がイネーブルされると、信号線40上の第1の駆動信号+Drvの電流の1部分は、第1の出力段410から分流して離され得る。この分流は、第1の出力段410によって損失される電力を制限し得る。
 第1の出力リミッタ370と同様に、第2の出力リミッタ380は、第1のダイオード381、第1の抵抗382、トランジスタ383、第2のダイオード384、および第2の抵抗385を含む。第2の出力リミッタ370は、第1の出力リミッタ370と同様の態様で動作し得る。第2の出力リミッタ380への1つの入力は、第2の温度シミュレータ304からの第2の温度信号線308上の第2の温度信号であり得る。動作中、第2の出力リミッタ380は、信号線50上の第2の駆動信号−Drvの電流の1部分を分流して第2の出力段420から離し得る。
 動作中、出力段400の電力処理出力デバイスは、電力を損失するので、これらのデバイスは、より暖かくなり得、従って、より導電性を帯びる。これらのデバイスが、より導電性を帯びると、出力段400の電力処理出力デバイスは、静止状態の間、静止電流の流れを維持するために、信号線40および50上のより小さい駆動信号+Drvおよび−Drvを必要とし得る。静止状態は、ハーフブリッジ増幅器が動作する間に入力信号線20上に入力信号がない場合に生じ得る。
 入力信号線20上に信号がない場合に信号線40および50上の駆動信号+Drvおよび−Drvが一定に保持される場合、出力段400を通る静止電流が大きくなり得る。出力段400を通る静止電流が大きくなると、出力段400の電力処理出力デバイスは、より多くの電力を損失し、暖かくなり続け得る。このようにして、入力信号線20上に信号がないか、または比較的小さい信号しかない場合、出力段400を通る静止電流および電力処理出力デバイスの温度が高くなりなり続け得る。
 バイアス制御390は、バイアス信号で出力段400(図1)をバイアスし得る。バイアス信号は、第1の温度シミュレータ302によって提供される第1の温度信号に基づき得る。動作中、バイアス信号は、信号線40上の第1の駆動信号+Drvおよび信号線50上の第2の駆動信号−Drvをバイアスし得る。このバイアスは、信号線40上の駆動信号+Drvおよび信号線50上の駆動信号−Drvを動的に適合させ得、従って、出力段400を通る、実質的に一定の静止電流を維持する。実質的に一定の静止電流は、増幅AC出力信号におけるノイズおよび出力段400における熱を最小化する。
 図3に示されるように、バイアス制御390は、出力段400をバイアスするための手段であり、第1のトランジスタ391、第2のトランジスタ399、第1の抵抗392、第2の抵抗393、第3の抵抗394、第4の抵抗395、キャパシタ396、第5の抵抗397、および可変抵抗器398を含む。第1のトランジスタ391および第2のトランジスタ399は、バイポーラ接合トランジスタ等のトランジスタのマッチドペアであり得る。
 第1の抵抗392は、レギュレートされた+Vb電力レール630と第1のトランジスタ391のエミッタとの間に結合され得る。第2の抵抗393は、レギュレートされた+Vb電力レール630と第2のトランジスタ399のエミッタとの間に結合され得る。第1のトランジスタ391のベースは、第1のトランジスタ391のコレクタ、第2のトランジスタ399のベース、第3の抵抗394、および第4の抵抗395に結合され得る。第3の抵抗394は、さらに、第1の温度シミュレータ302からの第1の温度信号線306に結合され得る。第4の抵抗395は、さらに、可変抵抗器398に結合され得る。可変抵抗器398は、さらに、出力信号線30に結合され得る。第2のトランジスタ399のコレクタは、第1の駆動信号+Drvを搬送する信号線40に結合され得る。キャパシタ396および第5の抵抗397は、信号線40と信号線50との間に結合され得る。
 第1のトランジスタ391および第2のトランジスタ399、ならびに第1の抵抗392および第2の抵抗393は、電流ミラーとして動作し得る。この電流ミラーは、第2の得ジスタ393の値で除算された第1の抵抗392の値と等しい利得を有し得る。電流ミラーへの入力は、第3の抵抗394および第4の抵抗395ならびに可変抵抗器398を含む、調節可能であるが固定された抵抗ネットワークから取り出され得る。第1の温度シミュレータ302からの第1の温度信号線306上の第1の温度信号は、第4の抵抗394を通じて抵抗ネットワークに印加され得る。電流ミラーの出力は、信号線40上の第1の駆動信号+Drvおよび信号線50上の第2の駆動信号−Drvそれぞれにバイアス電圧を提供し得る。
 可変抵抗器398は、出力段400のバイアスを手動で調節して、出力段400を通る静止電流を最小化することを可能にし得る。例えば、可変抵抗器398は、増幅器が最初に組み立てられた場合、または、出力段400における出力デバイスが置換された場合、初めに出力段400のバイアスを調節するために用いられ得る。第5の抵抗397およびキャパシタ396は、第1の駆動信号+Drvと第2の駆動信号−Drvとの間のACクロストークを防止する低域フィルタとして動作し得る。
 図3に示されるように、電力調整器600は、DC電力を調整するための手段であり得る。例えば、電力調整器600は、+Vcc電力レール112および−Vcc電力レール122から電力を受取り、かつ出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた+Vb電力レール630および−Vb電力レール640を提供するための任意の回路またはデバイスであり得る。上述のように、第1の温度シミュレータ302および第2の温度シミュレータ304、第1の出力リミッタ370および第2の出力リミッタ380、温度センサ340ならびにバイアス制御390を含む熱保護回路300のコンポーネントは、増幅AC出力信号を基準とし得、レギュレートされた+Vb電力レール630および−Vb電力レール640から電力を受取る。
 図4は、電力調整器600の模式図である。電力調整器600は、第1の電力調整器610および第2の電力調整器620を含み得る。第1の電力調整器610は、第1の増幅器電源110から+Vcc電力レール112を受取り得、レギュレートされた+Vb電力レール630を生成し得る。レギュレートされた+Vb電力レール630は、出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準とし得る。第2の電力調整器620は、同様に、第2の増幅器電源120から−Vcc電力レール122を受取り、レギュレートされた−Vb電力レール640を生成し得る。レギュレートされた−Vb電力レール640は、同様に、出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準にし得る。
 第1の電力調整器610は、抵抗611、第1のキャパシタ612、ダイオード613、電圧レギュレータ614および第2のキャパシタ615を含む。電圧レギュレータ614は、National Semiconductorによって製造される78L15といった集積回路電圧レギュレータであり得る。ダイオード613は、最小値よりも大きいが、電圧レギュレータ614の最大定格入力電圧よりも小さいツェナー降服電圧(Zener breakdown voltage)を有するツェナーダイオードであり得る。
 抵抗611は、+Vcc電力レール112と電圧レギュレータ614の入力との間に結合され得る。ダイオード613は、出力信号線30と電圧レギュレータ614の入力との間に結合され得る。第1のキャパシタ612は、出力信号線30と電圧レギュレータ614の入力との間に結合され得る。第1のキャパシタ612は、出力線30と電圧レギュレータ614の入力との間に結合され得る。第2のキャパシタ615は、出力信号線30と電圧レギュレータ614の出力との間に結合され得る。
 第1の電力調整器610の動作の説明は、例示的電圧値を有する例を用いて理解され得る。電圧値は、例示にすぎず、他の値が用いられ得る。動作中、第1の電力調整器610は、+Vcc電力レール112から電力を受取り得る。電圧レギュレータ614は、15ボルト等のレギュレートされた出力電圧を維持するために、18ボルト等の最小入力電圧を用いて動作し得る。ダイオード613は、24ボルト等のツェナー降服電圧を有し得る。ツェナーダイオード613は、キャパシタ612を横断して、および電圧レギュレータ614の入力において24ボルトのツェナー降服電圧を提供し得る。これは、+Vcc電圧レール112と出力信号線30上の増幅AC出力信号との間の電圧差が約25ボルトよりも大きい限りにおいて生じる。
 第1のキャパシタ612を24ボルトの電位が横断するので、第1のキャパシタ612は、24ボルトの電位になるように充電し得る。従って、+Vcc電力レール112と出力信号線30上の増幅AC出力信号との間の電圧差が24ボルト未満に降下する場合はいつでも、第1のキャパシタ612は、電圧レギュレータ614に電流を放電し得る。この状態が存在する一方で、第1のキャパシタ612は、さらに、増幅器電源110に電流を放電し得る。この電流の流れを制限するために、抵抗611が含まれ得、かついくらかの、例えば、2または3ワットの電力損失を処理することが可能であり得る。
 第1のキャパシタ612は、電圧レギュレータ614の最小入力電圧を維持し、所定の期間、レギュレートされた動作を持続するように寸法調整され得る。所定の期間は、出力信号線30上の増幅AC出力信号の最大出力レベルおよび最長間隔に基づき得る。+Vcc電力レール112と出力信号線30上の増幅AC出力信号との間の電位電圧差が電圧レギュレータ614を損傷させるために十分な高さであり得る場合、ダイオード613が含まれ得る。
 動作中、電圧レギュレータ614の入力には、+Vcc電力レール112または第1のキャパシタ612によってレギュレートされた動作のための最小電圧が提供され得る。電圧レギュレータ614は、上述のように、レギュレートされた+Vb電力レール630を熱保護回路300の他のコンポーネントに提供し得る。キャパシタ615は、短期間の重負荷の間、レギュレートされた+Vb電力レール630の電圧を維持するために含まれ得る。
 第2の電力調整器620は、同様に、抵抗621、第1のキャパシタ622、ダイオード623、電圧レギュレータ624および第2のキャパシタ625を含む。電圧レギュレータ624は、National Semiconductorにより製造される79L15等の集積回路電圧レギュレータであり得る。ダイオード623は、最小値よりも大きいが、電圧レギュレータ624の最大定格入力電圧よりも小さいツェナー降服電圧を有するツェナーダイオードであり得る。
 第1の電力調整器610と同様に、第2の電力調整器620は、−Vcc122電力レールから電力を受取り、かつ出力信号線30上の増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた−Vb電力レール640を生成するように動作可能であり得る。レギュレートされた−Vb電力レール640は、上述のように、サーマル回路300の他のコンポーネントに提供され得る。
 再び、図1〜図4を参照して、熱保護回路300は、出力段400に電力供給するための増幅器DC電源100を有するハーフブリッジ増幅器10にて動作し得る。熱保護回路300は、増幅器電源100から電力を受け取り得る。熱保護回路300内の電力調整器600は、第1の温度シミュレータ302および第2の温度シミュレータ304、第1の出力リミッタ370および第2の出力リミッタ380、ならびにバイアス制御390にレギュレート電力を供給し得る。電力調整器600は、熱保護回路300が増幅AC出力信号を基準として動作することを可能にし得る。増幅AC出力信号を基準として動作することによって、熱保護回路300は、グラウンドを基準とする場合よりも小さい電圧および電流で動作し得る。
 上記では、増幅AC出力信号を生成する増幅器のための熱保護回路が開示される。熱保護回路は、出力段に電力供給するために用いられる増幅器電源によって電力供給され得る。増幅器電源はグラウンドを基準とし得る。熱保護回路は、レギュレートされた電力レールを熱保護回路の他のコンポーネントに提供するための電力調整器を含む。レギュレートされた電力レールは、増幅AC出力信号を基準とし得る。
 本発明の種々の実施形態が記載されたが、本発明の範囲内で、より多くの実施形態およびインプリメンテーションが可能であることが当業者に明らかである。従って、本発明は、添付の請求項およびその均等物を考慮に入れることを除いて、限定されるべきでない。
図1は、増幅DC電源によって電力供給される熱保護回路を利用するハーフブリッジ増幅器のシステムレベルのブロック図である。 図2は、増幅器のための熱保護回路のブロック図である。 図3は、増幅器のための熱保護回路の模式図である。 図4は、熱保護回路のための電力調整器の模式図である。
符号の説明
 10 ハーフブリッジ増幅器
 20 入力信号線
 30 出力信号線
 40 出力段
 50 信号線
 100 増幅器DC電源
 110 第1の増幅器電源
 112 +Vcc電力レール
 120 第2の増幅器電源
 122 −Vcc電力レール122
 200 入力エラー増幅器
 300 熱保護回路
 301 保護回路
 400 出力段
 410 第1の出力段
 412 第1の電流感知抵抗
 414 第1の電流感知信号線
 420 第2の出力段
 422 第2の電流感知抵抗
 424 第2の電流感知信号線
 500 負荷
 600 電力調整器

Claims (36)

  1.  増幅器の出力段のための熱保護回路であって、該出力段は、グラウンドを基準とする増幅器電力レールからDC電力を受取り、かつ増幅AC出力信号を発生させる、熱保護回路であって、
     グラウンドを基準とする該増幅器電力レールからの該増幅AC出力信号を基準とする、レギュレートされた電力レールを提供するように動作可能である電力調整器と、
     該電力調整器に結合された該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給され、該出力段を熱保護する保護回路と
     を備える、熱保護回路。
  2.  前記電力調整器は、第1のキャパシタと、抵抗と、入力および出力を有する電圧レギュレータとを備え、該電圧レギュレータの該入力、該第1のキャパシタ、および抵抗は、各々、前記増幅器電力レールと前記AC出力信号との間に結合され、該電圧レギュレータの該出力は、前記レギュレートされた電力レールと該増幅AC出力信号との間に結合される、請求項1に記載の熱保護回路。
  3.  前記電力調整器は、前記増幅器電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合されたツェナーダイオードを備える、請求項2に記載の熱保護回路。
  4.  前記電力調整器は、前記レギュレートされた電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合された第2のキャパシタをさらに備える、請求項2に記載の熱保護回路。
  5.  前記増幅器電力レールは、正の増幅器電力レールと負の増幅器電力レールとを備え、前記電力調整器は、第1の電力調整器と第2の電力調整器とを備える、請求項1に記載の熱保護回路。
  6.  前記第1の電力調整器は、前記増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた正の電力レールを生成するように動作可能であり、該レギュレートされた正の電力レールは、グラウンドを基準とする該正の増幅器電力レールから生成される、請求項5に記載の熱保護回路。
  7.  前記第2の電力調整器は、前記増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた負の電力レールを生成するように動作可能であり、該レギュレートされた負の電力レールは、グラウンドを基準とする該負の増幅器電力レールから生成される、請求項5に記載の熱保護回路。
  8.  前記保護回路は温度シミュレータを含み、前記出力段は出力デバイスを含み、該温度シミュレータは、シミュレートされた温度信号を提供するように動作可能であり、該シミュレートされた温度信号は、該出力デバイスのシミュレートされた温度を示す、請求項1に記載の熱保護回路。
  9.  前記保護回路は出力リミッタをさらに含み、該出力リミッタは、前記出力デバイスの前記シミュレートされた温度が閾値温度を超過した場合、前記シミュレートされた温度信号の関数として、該出力デバイスによって損失される電力を低減するように動作可能である、請求項8に記載の熱保護回路。
  10.  前記保護回路はバイアス制御をさらに含み、該バイアス制御は、前記シミュレートされた温度信号の関数として、前記出力段のためのバイアス信号を生成するように動作可能であり、該バイアス信号は、静止状態の間、該出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段のバイアスを動的に調節するように動作可能である、請求項8に記載の熱保護回路。
  11.  前記保護回路はバイアス制御を含み、該バイアス制御は、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段のバイアスを調節するように動作可能である、請求項1に記載の熱保護回路。
  12.  前記バイアス制御は、前記出力段のシミュレートされた温度の関数として、前記バイアスを調節するように動作可能である、請求項11に記載の熱保護回路。
  13.  増幅器の出力段のための熱保護回路であって、該出力段は、増幅器DC電力レールからDC電力を受け取り、かつ増幅AC出力信号を発生させ、該熱保護回路は、
     DC電力を調製するための手段であって、該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた電力レールを、グラウンドを基準とする増幅器電力レールから生成するように動作可能であるDC電力を調整するための手段と、
     該出力段を熱保護するための手段であって、該調整するための手段に結合され、該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給される、手段と
     を備える、熱保護回路。
  14.  前記増幅器DC電力レールは、正のDC増幅器電力レールと負のDC増幅器電力レールとを備え、前記調整するための手段は、調整するための第1の手段と調整するための第2の手段とを含み、該調整するための第1の手段は、該増幅AC出力信号を基準とする正のレギュレートされた電力レールを該正のDC増幅器電力レールから生成するように動作可能であり、該調整するための第2の手段は、該増幅AC出力信号を基準とする負のレギュレートされた電力レールを該負のDC増幅器電力レールから生成するように動作可能である、請求項13に記載の熱保護回路。
  15.  前記調整するための手段は、キャパシタと、抵抗と、電圧レギュレータとを備える電力調整器である、請求項13に記載の熱保護回路。
  16.  前記電力調整器は、ツェナーダイオードを備える、請求項15に記載の熱保護回路。
  17.  前記熱保護するための手段は、シミュレートされた温度信号を生成するための手段を含み、前記出力段は出力デバイスを含み、該シミュレートされた温度信号は、該出力デバイスの温度を示す、請求項13に記載の熱保護回路。
  18.  前記熱保護するための手段は、前記出力デバイスによって損失される電力を制限するための手段をさらに含み、該制限するための手段は、前記シミュレートされた温度信号の関数として、該出力デバイスによって損失される電力を低減するように動作可能である、請求項17に記載の熱保護回路。
  19.  前記熱保護するための手段は、前記出力段をバイアスするための手段をさらに含み、該バイアスするための手段は、前記シミュレートされた温度信号の関数として、該出力段のためにバイアス信号を生成するように動作可能であり、該バイアス信号は、該出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段の該バイアスを調節するように動作可能である、請求項17に記載の熱保護回路。
  20.  前記熱保護するための手段は、前記出力段をバイアスするための手段を含み、該バイアスするための手段は、該出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段の該バイアスを調節するように動作可能である、請求項13に記載の熱保護回路。
  21.  前記バイアスする手段は、前記出力段のシミュレートされた温度の関数として、前記バイアスを調節するように動作可能である、請求項13に記載の熱保護回路。
  22.  グラウンドを基準とする増幅器電力レールを生成するように動作可能である増幅器DC電源と、
     該増幅器電力レールを受取り、かつ増幅AC出力信号を生成するように動作可能である、グラウンドを基準にする出力段と、
     該増幅器電力レールからの該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた電力レールを提供するように動作可能である電力調整器と、
     該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該出力段を熱保護するために該レギュレートされた電力レールによって電力供給される、該電力調整器に結合された保護回路と
     を備える、増幅器。
  23.  前記出力段は、ハーフブリッジ増幅器として構成される、請求項22に記載の増幅器。
  24.  前記出力段は、フルブリッジ増幅器として構成される、請求項22に記載の増幅器。
  25.  前記電力調整器は、第1のキャパシタと、抵抗と、入力および出力を有する電圧レギュレータとを備え、該電圧レギュレータの該入力、該第1のキャパシタ、および該抵抗は、各々、前記増幅器電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合され、該電圧レギュレータの該出力は、該レギュレートされた電力レールと該増幅AC出力信号との間に結合される、請求項22に記載の増幅器。
  26.  前記電力調整器は、前記増幅器電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合されるツェナーダイオードを備える、請求項25に記載の熱保護回路。
  27.  前記電力調整器は第2のキャパシタをさらに備え、該第2のキャパシタは、前記レギュレートされた電力レールと前記増幅AC出力信号との間に結合された、請求項25に記載の増幅器。
  28.  前記保護回路は温度シミュレータを含み、前記出力段は出力デバイスを含み、該温度シミュレータは、シミュレートされた温度信号を提供するように動作可能であり、該シミュレートされた温度信号は、前記出力デバイスのシミュレートされた温度を示す、請求項22に記載の増幅器。
  29.  前記保護回路は出力リミッタをさらに含み、該出力リミッタは、前記シミュレートされた温度信号の関数として、前記出力デバイスによって損失される電力を低減するように動作可能である、請求項28に記載の増幅器。
  30.  前記保護回路はバイアス制御をさらに含み、該バイアス制御は、静止状態の間、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、該出力段をバイアスするように動作可能である、請求項22に記載の増幅器。
  31.  グラウンドを基準とする増幅器電力レールを生成するように動作可能であるDC電源と、
     該増幅器電力レールを受取り、かつ増幅AC出力信号を生成するように動作可能である、グラウンドを基準とする出力段と、
     該増幅器電力レールからの該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされた電力レールを生成するように動作可能である電力調整器と
     該増幅AC出力信号を基準とし、かつ該レギュレートされた電力レールによって電力供給される、バイアス制御とを備え、該バイアス制御は、該出力段をバイアスするように動作可能である、増幅器。
  32.  前記バイアス制御は、静止状態の間、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するように動作可能である、請求項31に記載の増幅器。
  33.  前記バイアス制御は、前記出力段の温度の関数として、該出力段をバイアスするように動作可能である、請求項31に記載の増幅器。
  34.  増幅器の出力段を熱保護する方法であって、該出力段は、DC電力を受取り、かつ増幅AC出力信号を発生させ、該方法は、
     該出力段の出力デバイスにDC電力を提供する工程であって、該DC電力は、グラウンドを基準とする、工程と、
     該出力デバイスを入力信号で駆動して、該出力デバイスが該DC電力から増幅AC出力信号を生成する工程と、
     該増幅AC出力信号を基準とするレギュレートされたDC電力を提供するために該DC電力を調整する工程と、
     該増幅AC出力信号を基準とする該レギュレートされたDC電力で熱保護回路を電力供給する工程と、
     シミュレートされた温度信号を該熱保護回路で生成する工程であって、該シミュレートされた温度信号は、該出力デバイスのシミュレートされた温度を示す、工程と、
     該出力デバイスの該シミュレートされた温度が閾値温度を超過する場合、該出力デバイスへの該入力信号を該熱保護回路で低減する工程と
     を包含する、方法。
  35.  シミュレートされた温度信号を生成する工程は、
    前記熱保護回路を用いて電流感知信号を受取る工程であって、該電流感知信号は、前記出力段を通る電流を示す、工程と、
     該熱保護回路を用いて電圧信号を受取る工程であって、該電圧信号は、該出力段を横断する電圧を示す、工程と、
     該熱保護回路を用いて温度信号を受取る工程であって、該温度信号は、該出力段の温度を示す、工程とを包含し、
     前記シミュレートされた温度信号は、該電流信号、該電圧信号、および温度信号に基づいて生成される、
     請求項34に記載の方法。
  36.  静止状態の間、前記出力段を通る、実質的に一定の静止電流を維持するために、前記保護回路を用いて前記出力段をバイアスする工程をさらに包含する、請求項34に記載の方法。
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