JP2004120601A - 画像記録装置及びプリンタ並びにプリントシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】一度プリントした画像を二重にプリントすることを防止する。
【解決手段】電子カメラのメモリカードには、撮像した画像データと、プリントを希望する画像データの標識を記述したプリント情報とが記録される。電子カメラがダイレクトに接続されたプリンタは、プリント情報を取り込み、取り込んだプリント情報に定められた画像データを電子カメラから順に取り込んでプリントアウトする。プリント情報に定めた全ての画像データをプリントした後にプリンタは、情報削除信号を電子カメラに送る。電子カメラは情報削除信号を受け取ることで、プリント実行済みのプリント情報を削除する。
【選択図】 図4
【解決手段】電子カメラのメモリカードには、撮像した画像データと、プリントを希望する画像データの標識を記述したプリント情報とが記録される。電子カメラがダイレクトに接続されたプリンタは、プリント情報を取り込み、取り込んだプリント情報に定められた画像データを電子カメラから順に取り込んでプリントアウトする。プリント情報に定めた全ての画像データをプリントした後にプリンタは、情報削除信号を電子カメラに送る。電子カメラは情報削除信号を受け取ることで、プリント実行済みのプリント情報を削除する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ(電子カメラ)、携帯電話、及び画像ファイリング装置などの画像記録装置、及びその画像記録装置にダイレクト接続して該装置に記録した画像データをプリントするプリンタ、並びにこれらを用いるプリントシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子カメラで撮った画像をプリントする場合には、電子カメラとパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)とをUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)というインターフェース規格のもので接続してプリントしていた。これは、従来多くのPCに採用されているUSB接続によるデータ転送がホスト(マスター)とペリフェラル(スレーブ)という関係を前提としており、ホストはPCに限られていたためである。
【0003】
USB規格として、PCを介さずに2つの周辺機器同士を相互に接続することができるUSB−On−The−Go(以下「USBOTG」という)と称する規格が近年発表されている。この規格の特徴は、ホストとペリフェラルというUSB接続の親子関係を、接続し合った周辺機器が動的に切り替えることができる点にある。また、ピア・ツー・ピア・インターフェースとしては、二地点間(ポイント・ツー・ポイント)のバス規格であるIEEE1394と称すシリアル・インターフェースが知られている。
【0004】
PCを用いないで電子カメラに記録した画像をプリンタでプリントするプリンタシステムが提案されている(特許文献1)。このプリンタシステムでは、電子カメラに装着するメモリーカードに、複数の画像データとプリント情報とを記録する。プリント情報は、どの画像をどのような順番で、それぞれ何枚ずつプリントするかというジョブ情報である。そのプリント情報と画像データとを記録したメモリカードをプリンタに装着して、プリンタがメモリカードからプリント情報を読み出してプリント情報に基づいて画像データをプリントする。
【0005】
ところで、メモリーカードは、単位記憶容量当たりの単価が高く、またプリンタにメモリーカード用のスロットを設けると、コンパクト化を阻害する一因となる。しかも、プリントする場合には、電子カメラからいったんメモリーカードを取り出してプリンタにセットし、そして、プリントが終了した後には、メモリーカードを再び電子カメラへ戻す必要があり、メモリーカードの着脱作業が面倒である。そこで、電子カメラとプリンタとをダイレクトに接続して電子カメラで作ったプリント情報をプリンタに直接送ってプリンタ側でプリント情報に基づいてプリントを行うプリントシステムが提案されている(特許文献2)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−8537号公報
【特許文献2】
特開2000−118086号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したプリントシステムでは、プリント情報に応じた順に画像データが電子カメラからプリンタに送られ、受け取った順にプリントを実行する。この実行中に、電子カメラの内蔵電池の容量が無くなったり、電子カメラ又はプリンタの電源を不用意にOFFしたり、さらにはケーブル抜けが生じたりすると、プリンタが印刷を中断する。こうなると、その後復帰してもプリント情報を最初から実行するという不都合が生じる。一度実行したプリント処理を再び始めから実行すると、当然無駄にプリントを行う結果となってしまう。また、一度プリントしたプリント情報の画像を電子カメラから消去し忘れた場合、2重に実行してしまうミスも起き易い。
【0008】
本発明は、一度プリントした画像を二重にプリントしないように工夫した画像記録装置及びプリンタ並びにプリントシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のプリントシステムは、プリンタがプリント情報に定めた画像データの全てをプリントした後に、画像記録装置のメモリ手段から実行済みのプリント情報を削除する情報削除手段を備えたものである。これによれば、プリント情報で指定した画像の全部をプリントした後に、プリント情報を削除するから、不用意に一度実行したプリント情報に基づいたプリント処理を再び実行する不都合を確実に解消することができる。
【0010】
また、プリンタで予め決められた枚数、例えば1枚ずつプリントした後に、それまでにプリントを実行したプリント済み情報を盛り込んだ最新のプリント情報に画像記録装置のメモリ手段に記録したプリント情報を更新する情報更新手段を備えてもよい。これによれば、プリントしながらプリント情報にプリント済み画像の履歴を書き込むようにすると、トラブルが生じても一度プリントした画像を二重にプリントすることはない。
【0011】
通信制御手段としては、マスター・スレーブ型のインターフェースがある。このインターフェースでは、機器の一方にマスターとなるホストコントローラが、また他方にはスレーブとなるターゲットコントローラが必要になる。この場合、ホストコントローラを設けたプリンタ又は画像記録装置に、情報削除手段又は情報更新手段を備えることが必要になる。
【0012】
また、ホストコントローラをプリンタに設ける場合には、プリンタに情報削除信号発生・送出手段又は情報更新信号発生・送出手段を設ける。これらは、プリント情報の削除、又はプリント情報の内容を変更する更新を実行するコマンドを含む信号を発生して画像記録装置に送る。
【0013】
画像記録装置は、複数の画像データを記録するメモリ手段と、そのメモリ手段に記録した複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データ及びその枚数などを定めたプリント情報を作成する情報作成手段とを備えている。
【0014】
ホストコントローラを設けたプリンタには、情報取込信号発生・送出手段、データ取込信号発生・送出手段、及び、プリント手段を備える必要がある。情報取込信号発生・送出手段は、画像記録装置との接続が完了することに応答してプリント情報を取り込むための情報取込信号を発生し、その信号を画像記録装置に送る。データ取込信号発生・送出手段は、取り込んだプリント情報で指定された画像データを取り込むための信号を発生し、その信号を画像記録装置に送る。プリント手段は、取り込んだ画像データをプリント情報で指定した枚数に基づいてプリントする。
【0015】
ホストコントローラを画像記録装置に設ける場合には、画像記録装置に情報削除手段又は情報更新手段を設ける。ホストコントローラを設けた画像記録装置には、作成されたプリント情報で指定された画像データを順に送るデータ送出手段と、送った画像データをプリント指示するための信号を発生し、その信号をプリンタに送るプリント指示信号発生・送出手段とを設ける必要がある。
【0016】
通信制御手段としてピア・ツウ・ピア型のインターフェースを用いる場合には、情報更新手段又は情報削除手段をプリンタと画像記録装置との何れか一方に設ければよい。通信制御手段としてピア・ツウ・ピア型のインターフェースを用い、プリンタに情報更新又は情報削除手段を設ける場合には、情報更新又は情報削除手段を、情報削除信号発生・送出手段又は情報更新信号発生・送出手段とする。加えてプリンタには、前記情報取込信号発生・送出手段、データ取込信号発生・送出手段、及び、プリント手段を設ければよい。
【0017】
通信制御手段としてピア・ツウ・ピア型のインターフェースを用い、画像記録装置に情報更新手段又は情報削除手段を設ける場合には、前記データ送出手段とプリント指示信号発生・送出手段とを設ければよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態であるプリントシステムは、プリンタに対して画像記録装置、例えば電子カメラを直接接続して電子カメラからプリント情報を取り込みその後にプリント情報に基づく画像を取り込んでプリントしている途中で、不用意な操作などで電子カメラ又はプリンタ側で電源がOFFしたり、接続ケーブルが抜けてしまったりするトラブルが生じた後の復帰動作で、一度プリントした画像を二重にプリントしないように、プリントをしながら電子カメラに記憶したプリント情報を更新することに特徴がある。
【0019】
図1に示すように、プリントシステム10は、ダイレクトに接続される電子カメラ11とプリンタ12とで構成されている。電子カメラ11は、メインコントローラ13、撮像部14、画像処理部15、表示部16、操作部17、メディアコントローラ18、ROM19、接続検知部20、及びUSBインタフェース21からなる。撮像部14は、撮影光学系、CCDイメージセンサ、A/Dコンバータなどからなり、被写体を撮像し得られた画像をデジタルデータに変換して出力する。画像処理部15は、デジタル化された画像データに対して、例えば伸長・圧縮処理を含む各種の画像処理を施す。メディアコントローラ18は、メモリーカード22にアクセスして画像データの書き込みと読み取りとを行う。USBインタフェース21は、USBコネクタ24とUSBターゲットコントローラ25とからなる。メインコントローラ13は、操作部17からの操作信号に応じて、電子カメラ11の各部を制御する。
【0020】
電子カメラ11には、操作部17での切り替え操作により選択される撮影モード、及び再生モードとがある。撮影モードでは、撮像部14を駆動して撮像した画像データを圧縮してメモリーカード22に記録する。再生モードは、メモリーカード22に記録した画像データを表示部16に表示するモードであり、このモードにプリント指定機能がある。プリント指定機能を選択操作すると、ROM19に予め記録したプリントアウト指定プログラムが実行される。
【0021】
このプログラムは、プリントアウト指定ファイル(プリント情報)を作成するプログラムである。プリントアウト指定ファイルは、メモリーカード22に記録した画像データを表示部16に順に表示しながらプリントアウトの選択、及びプリントアウトする場合の希望プリント枚数とを操作部17から指定する応答形式で作成される。このプログラムにより作成されたプリントアウト指定ファイルは、平易なテキスト形式となっており、ヘッダー部とジョブ記述部とから構成されている。ヘッダー部には、カメラ機種名、ファイル作成日時、ユーザーIDなどが自動的に記録される。
【0022】
ジョブ記述部には、自動プリント情報が記述され、ここに画像データの標識(ファイル名を含むパス)がプリント順に記される。この画像データの標識には、希望のプリント枚数の値などが対応付けされている。このプリントアウト指定ファイルは、画像データとは別々にメモリーカード22に記録される。メモリーカード22は、メディアコントローラ18に着脱自在に取り付けられる。なお、着脱自在なメモリーカード22の代わりに、固定のメモリを用いてもよい。
【0023】
プリンタ12は、メインコントローラ30、ROM31、RAM32、プリント部33、USBインターフェース34、接続検知部35、表示部36、伸長部37、及び操作部38からなる。メインコントローラ30は、プリンタ12の各部を統括的に制御する。伸長部37は、取り込んだ圧縮画像データを伸長して再生画像データに変換する。
【0024】
USBインタフェース34は、USBコネクタ39と、USBホストコントローラ40とからなる。USBコネクタ39は、USBホストコントローラ40とともに、USBホスト機能を備えたUSBインタフェースを構成する。USBインタフェース34は、電子カメラ11とプリンタ12とをデータ通信可能に接続する双方向の通信インタフェースを構成する。
【0025】
接続検知部20,35は、USBコネクタ24,39にケーブルが接続されたときだけ導通状態になるスイッチ(図示せず)を配設してこのスイッチを介して供給される信号によりコネクタの接続状態を検知し、この検出結果をメインコントローラ13,30に供給する。メインコントローラ13,30は、その結果で接続の可否を判定する。
【0026】
USBケーブル41を介して、電子カメラ11とプリンタ12とを物理的に接続すると、双方の接続検知部20,35のスイッチがONしてこの検出結果をメインコントローラ13,30に供給する。ホスト側となるプリンタ12のメインコントローラ30は、USBコネクタ39にUSBターゲット機器が接続されたことを検知する。プリンタ12のUSBホストコントローラ40は、接続が確認されると、予め決められたデータバス確立シーケンスに従ってチェックして、異常なき場合にデータバスを確立し、データ通信を制御する。
【0027】
データバス確立シーケンスは、電子カメラ11に対して、問い合わせコマンドを送って、機器情報を問い合わせる。この機器情報には、ドライブの仕様情報や、USBインタフェースの仕様情報などが含まれる。ドライブの仕様情報としては、例えば、ドライブの種類(メモリーカードにアクセスするドライブユニットであること)などが含まれ、他方、USBインタフェースの仕様情報としては、データの転送速度などが含まれる。
【0028】
電子カメラ11は、プリンタ12からの問い合わせに応じて、電子カメラ11の機器情報を送信する。このようなネゴシエーションが完了すると、データバスが確立されて、データ転送が可能な状態となる。
【0029】
電子カメラ11は、USBホスト機器と接続されると、データ転送モードに自動的に移行する。このモードにおいては、電子カメラ11は、メモリーカード22にアクセスしてデータの読み取りと書き込みとを行うメディアドライブとして動作する。
【0030】
また、プリンタ12は、USBスレーブ機器と接続されると、自動プリントアウトモードに移動的に移行して、ROM31に予め記憶されているプリントアウトプログラムを実行する。このプログラムは、電子カメラ11のメディアドライブ内にプリントアウト指定ファイルがあるか否かを検索し、ある場合にはそのファイルを取り込んでそのファイルで指定した順に画像データを取り込み、プリント部33に指定枚数分だけプリント指示するとともに、一枚ずつプリントするごとにプリント済みの履歴をプリント情報に書き込むための情報更新信号を発生してその信号を電子カメラ11に送るプログラムである。このプログラムをメインコントローラ30が実行することで、情報検索信号発生・送信手段、情報取込信号発生・送出手段、画像取込信号発生・送出手段、情報更新手段、及びプリント手段が機能する。
【0031】
以下、上記プリントアウトプログラムの作用を図2及び図3を参照しながら説明する。電子カメラ11とプリンタ12とをUSBケーブルで接続すると、前述したように、データバスの確立が行われる。データバスの確立完了後には、電子カメラ11がデータ転送モードに自動的に移行し、またプリンタ12が自動プリントアウトモードに移行する。
【0032】
プリンタ12がプリントアウトモードに移行すると、プリントアウトプログラムが実行される。まず、プログラムを構成する情報検索信号発生・送信手段は、データバスの確立完了を受けることに応答してプリントアウト指定ファイルがあるか否かの検索を問い合わせる検索信号を発生してこの検索信号をUSBインターフェース34を介して電子カメラ11に送る。電子カメラ11は、検索信号を受け取ることでメモリーカード22のドライブを検索し、プリントアウト指定ファイルが存在する場合には有信号をプリンタ10に送って返答する。なお、無い場合には、このプログラムを終了する。
【0033】
プリンタ12は、電子カメラ11からプリントアウト指定ファイルが存在する旨の信号を受け取ることに応答して情報取込信号発生・送出手段がプリントアウト指定ファイルを取り込むための情報取込信号を発生し、この情報取込信号をUSBインターフェース34を介して電子カメラ11に送る。電子カメラ11は、情報取込信号を受け取ることに応答してメモリーカード22からプリントアウト指定ファイルを読み出してプリンタ12に送る。
【0034】
プリンタ12のファイル記憶手段は、取り込んだプリントアウト指定ファイルをRAM32に一時的に格納する。そして、格納完了に応答して画像取込信号発生・送出手段がRAM32からプリントアウト指定ファイルを読み出して、そのファイルで指定した画像データを取り込むための画像取込信号を発生し、この画像取込信号をUSBインターフェース34を介して電子カメラ11に送る。この画像取込信号は、プリントアウト指定ファイルの自動プリント情報に記述した最初の標識に該当する画像データを取り込むためのコマンドを含んでいる。これにより、プリントアウト指定ファイルで指定した最初の画像データが電子カメラ11から送られる。
【0035】
プリンタ12のプリント指示手段は、取り込んだ画像データをRAM32に一時的に記憶する。そしてプリント指示手段は、画像データの取り込みが完了することに応答してRAM32から画像データを読み出してプリント処理する。
【0036】
画像データは、RAM32から読み出すときに伸長部37で伸長され、再生画像データとして読み出される。また、プリント指示手段は、プリントアウト指定ファイルに定めた枚数値の情報もプリント部33に送る。
【0037】
プリント部33は、プリントを一枚完了するごとにプリント完了信号を送出する。このプリント完了信号に応答して情報更新手段は、電子カメラ11のメモリーカード22に記録されているプリントアウト指定ファイルを更新するための情報更新信号を発生し、USBインターフェース34を介してその情報更新信号を電子カメラ11に送る。
【0038】
この情報更新信号を電子カメラ11が受け取ることで、電子カメラ11では、プリントアウト指定プログラム又は更新専用プログラムが実行され、このプログラムを利用して直前にプリントした画像データに対応付けした希望プリント枚数値を1つ減算した値に書き直してプリントアウト指定ファイルを更新する。なお、枚数値がゼロとなったときには、枚数値をそのまま「0」と書き込む。
【0039】
電子カメラ11は、プリントアウト指定ファイルを更新すると、更新完了信号を送出する。プリンタ12は、画像データの標識に対するプリント済みの枚数をカウントしており、前記更新完了信号を受け取ると、RAM32に一時記憶したプリントアウト指定ファイルを参照して残りの未プリント枚数があるか否かを確認し、ある場合には、再びRAM32から前記画像データを読み出して2枚目のプリントを実行する。
【0040】
残りの未プリント枚数が無い場合には、RAM32から前記画像データを削除し、その後、画像取込信号発生・送出手段がRAM32に記憶のプリントアウト指定ファイルを参照して未プリントの画像データがあるか否かを確認し、ある場合には次の画像データを取り込むための画像取込信号を発生して電子カメラ11に送る。
【0041】
以下、前述したように画像データを順に取り込んでプリントを行いながら、プリントを一枚ずつ完了するごとに、プリントアウト指定ファイルを更新していく。プリントアウト指定ファイルで指定した全ての画像データをプリント処理した後には、プリンタ12のファイル記憶手段がプリンタ12のRAM32に一時的に記憶したプリントアウト指定ファイルを削除する。こうすることで、電子カメラ11のメモリーカード22に記録した元のプリントアウト指定ファイルの内容は、画像データの標識に対応付けしたプリント希望枚数の値が全てゼロになっている。
【0042】
上記実施形態では、全ての画像をプリントアウトしたときには、プリントアウト指定ファイルの画像データの標識に対応付けた枚数値がゼロになっているが、図4に示すように、プリント希望枚数をプリントアウトした後に、その画像データの標識及びこれに対応付けた枚数値の記述をプリントアウト指定ファイルの自動プリント情報の領域から削除する標識削除信号を発生するようにしてもよい。この場合、全ての画像データをプリントアウトした後には、プリントアウト指定ファイルは、自動プリント情報の領域になにも記述のない内容となる。なお、枚数値を減算する更新を省略して標識の記述を削除する更新だけでもよい。
【0043】
プリントアウトプログラムは、USB接続ケーブルが抜けたり、プリンタ12及び電子カメラ11の電源がダウンしたりする不都合が生じた場合、処理が中断する。この場合、従来のプリントシステムでは、再接続又は電源投入により再びプリントアウトプログラムを最初から立ち上げることになるため、プリントアウト指定ファイルを再び取り込んで一度プリントした画像を最初からプリントする結果となってしまうのに対し、本実施形態では、電子カメラ11に記録のプリントアウト指定ファイルの内容が一度プリントした画像をプリント済みとして更新されているから、二重にプリントするような不都合を確実に防止することができる。
【0044】
上記構成では、画像データを取り込んで1枚プリントを行う毎にプリントアウト指定ファイルを更新しているが、図5に示すように、全ての画像データをプリントアウトした後に、電子カメラに記録のプリントアウト指定ファイルを削除してもよい。この場合には、プリントアウト指定ファイルで指定した全ての画像データをプリントアウトした後に、プリントアウト指定ファイルを削除する信号を発生し、それを電子カメラ11に送る情報削除信号発生・送出手段をプリンタ12に設ければよい。
【0045】
電子カメラ11にUSBホスト機能を設ける場合には、電子カメラ11に情報更新手段を設ける。ホストコントローラを設けた電子カメラには、データ送出手段が設けられている。データ送出手段は、図6に示すように、接続完了後に、プリントアウト指定ファイルを読み出して、プリント指定した画像データをプリンタに送る。また、電子カメラには、プリント指示信号発生・送出手段が設けられている。プリント指示信号発生・送出手段は、送った画像データをプリント指示するための信号を発生し、その信号をプリンタに送る。電子カメラ11に設けた情報更新手段は、予め決められた枚数、例えば1枚プリントが完了した後に、プリントアウト指定ファイルを更新する。この更新は、プリンタからプリント完了信号を受けることに応答する。更新を完了すると、次の画像データの転送及びプリント指示を行う。
【0046】
なお、情報更新手段の代わりに、情報削除手段を設けてもよい。この場合は、プリント完了を受け取るごとに画像データを転送し、最後の画像データのプリント完了信号を受け取った後に、情報削除手段がプリントアウト指定ファイルを削除する。なお、プリントアウト指定ファイルの内容を更新、又はそのファイルを削除するタイミングとしては、画像データを転送した後としてもよい。この例では、電子カメラ11に情報削除手段又は情報更新手段を設けているので、USBインターフェースを介して相手側に送る必要がない。
【0047】
上記実施形態では、プリンタ12にUSBホスト機能を、電子カメラ11にUSBターゲット機能を設けたUSBインターフェースを備えているが、代わりに、電子カメラ及びプリンタとの双方に、USBホスト機能とUSBターゲット機能との両方をもつUSBインタフェースをそれぞれ備えてもよい。この場合には、電子カメラ及びプリンタとの双方に、形状の異なる「A」コネクタと「B」コネクタと対を設けたUSBコネクタを備える。そして、「A」コネクタのみに挿入することができる形状の「A」端子と、「B」コネクタのみに挿入することができる形状の「B」端子とを両端に持つUSBケーブルを使用する。このように構成することで、USBケーブルの「A」端子を挿入した機器がホスト、相手側がターゲットとなるように、ケーブル端子の違いによって機器がホストかターゲットかを自動的に認識させるようにすることもできる。
【0048】
上記実施形態では、接続される2つの機器の一方が通信制御の主導権を持ち、他方がそれに従属して通信を行うマスター・スレーブ型のUSBインターフェースとしているが、これに限らず、接続される2つの機器が対等な関係で通信制御を行うピア・ツー・ピア(Peer to Peer)型のインターフェース、例えば米国電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers) 1394というシリアル・インターフェースを用いてもよい。この場合には、プリンタ側からプリントアウト指定ファイルを更新又は削除する命令を実行することもできるし、逆に電子カメラ側から実行することも可能である。
【0049】
また、ケーブルを使用して有線通信を行う他に、ワイヤレスで通信を行うようにしてもよい。無線インタフェースとしては、例えば、IEEE802.01規格やBluetooth規格などのインタフェースがある。無線インタフェースとして、USBインタフェースと同様にマスター・スレーブ型のインタフェースを使用した場合には、電子カメラ又はプリンタのいずれかの無線インタフェースにホスト機能を持たせる必要がある。
【0050】
また、上記実施形態では、プリンタに対して複数の画像データを記録する電子カメラを接続する例で説明しているが、代わりに、携帯電話や画像ファイリング装置を用いても良い。携帯電話には、撮影レンズ及び撮像素子を組み込み、撮影レンズを介して撮像素子で撮像した画像をメモリ手段に記録する携帯電話やメールなどに添付される画像データをメモリ手段に記録する携帯電話が知られている。このような携帯電話にプリント情報を作成する作成手段を設け、その携帯電話とプリンタとをダイレクトに接続し、作成したプリント情報に基づいてプリンタで自動的にプリントすることもできる。このとき、所定枚数のプリントごとにプリント情報を更新、又は全プリント後にプリント情報を削除するように構成すればよい。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、プリントを行いながらプリント済みの履歴の情報を盛り込んだ最新のプリント情報に更新する、又は全プリント完了後にプリント実行済みのプリント情報を削除するようにしたから、一度プリントした画像を二重にプリントするような不都合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタと電子カメラとを接続した状態を示す説明図である。
【図2】プリンタと電子カメラとの間でのデータの授受を示す説明図である。
【図3】プリンタの動作を示すフローチャートである。
【図4】未プリント枚数が無くなったときにその画像データの標識の記述を削除して更新を行う例のデータの授受を示すフローチャートである。
【図5】全画像プリント完了後にプリント情報を削除する例のデータの授受を示すフローチャートである。
【図6】電子カメラに情報更新手段を設けた例の電子カメラの動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10 プリントシステム
11 電子カメラ
12 プリンタ
21,34 USBインターフェース
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ(電子カメラ)、携帯電話、及び画像ファイリング装置などの画像記録装置、及びその画像記録装置にダイレクト接続して該装置に記録した画像データをプリントするプリンタ、並びにこれらを用いるプリントシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子カメラで撮った画像をプリントする場合には、電子カメラとパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)とをUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)というインターフェース規格のもので接続してプリントしていた。これは、従来多くのPCに採用されているUSB接続によるデータ転送がホスト(マスター)とペリフェラル(スレーブ)という関係を前提としており、ホストはPCに限られていたためである。
【0003】
USB規格として、PCを介さずに2つの周辺機器同士を相互に接続することができるUSB−On−The−Go(以下「USBOTG」という)と称する規格が近年発表されている。この規格の特徴は、ホストとペリフェラルというUSB接続の親子関係を、接続し合った周辺機器が動的に切り替えることができる点にある。また、ピア・ツー・ピア・インターフェースとしては、二地点間(ポイント・ツー・ポイント)のバス規格であるIEEE1394と称すシリアル・インターフェースが知られている。
【0004】
PCを用いないで電子カメラに記録した画像をプリンタでプリントするプリンタシステムが提案されている(特許文献1)。このプリンタシステムでは、電子カメラに装着するメモリーカードに、複数の画像データとプリント情報とを記録する。プリント情報は、どの画像をどのような順番で、それぞれ何枚ずつプリントするかというジョブ情報である。そのプリント情報と画像データとを記録したメモリカードをプリンタに装着して、プリンタがメモリカードからプリント情報を読み出してプリント情報に基づいて画像データをプリントする。
【0005】
ところで、メモリーカードは、単位記憶容量当たりの単価が高く、またプリンタにメモリーカード用のスロットを設けると、コンパクト化を阻害する一因となる。しかも、プリントする場合には、電子カメラからいったんメモリーカードを取り出してプリンタにセットし、そして、プリントが終了した後には、メモリーカードを再び電子カメラへ戻す必要があり、メモリーカードの着脱作業が面倒である。そこで、電子カメラとプリンタとをダイレクトに接続して電子カメラで作ったプリント情報をプリンタに直接送ってプリンタ側でプリント情報に基づいてプリントを行うプリントシステムが提案されている(特許文献2)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−8537号公報
【特許文献2】
特開2000−118086号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したプリントシステムでは、プリント情報に応じた順に画像データが電子カメラからプリンタに送られ、受け取った順にプリントを実行する。この実行中に、電子カメラの内蔵電池の容量が無くなったり、電子カメラ又はプリンタの電源を不用意にOFFしたり、さらにはケーブル抜けが生じたりすると、プリンタが印刷を中断する。こうなると、その後復帰してもプリント情報を最初から実行するという不都合が生じる。一度実行したプリント処理を再び始めから実行すると、当然無駄にプリントを行う結果となってしまう。また、一度プリントしたプリント情報の画像を電子カメラから消去し忘れた場合、2重に実行してしまうミスも起き易い。
【0008】
本発明は、一度プリントした画像を二重にプリントしないように工夫した画像記録装置及びプリンタ並びにプリントシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のプリントシステムは、プリンタがプリント情報に定めた画像データの全てをプリントした後に、画像記録装置のメモリ手段から実行済みのプリント情報を削除する情報削除手段を備えたものである。これによれば、プリント情報で指定した画像の全部をプリントした後に、プリント情報を削除するから、不用意に一度実行したプリント情報に基づいたプリント処理を再び実行する不都合を確実に解消することができる。
【0010】
また、プリンタで予め決められた枚数、例えば1枚ずつプリントした後に、それまでにプリントを実行したプリント済み情報を盛り込んだ最新のプリント情報に画像記録装置のメモリ手段に記録したプリント情報を更新する情報更新手段を備えてもよい。これによれば、プリントしながらプリント情報にプリント済み画像の履歴を書き込むようにすると、トラブルが生じても一度プリントした画像を二重にプリントすることはない。
【0011】
通信制御手段としては、マスター・スレーブ型のインターフェースがある。このインターフェースでは、機器の一方にマスターとなるホストコントローラが、また他方にはスレーブとなるターゲットコントローラが必要になる。この場合、ホストコントローラを設けたプリンタ又は画像記録装置に、情報削除手段又は情報更新手段を備えることが必要になる。
【0012】
また、ホストコントローラをプリンタに設ける場合には、プリンタに情報削除信号発生・送出手段又は情報更新信号発生・送出手段を設ける。これらは、プリント情報の削除、又はプリント情報の内容を変更する更新を実行するコマンドを含む信号を発生して画像記録装置に送る。
【0013】
画像記録装置は、複数の画像データを記録するメモリ手段と、そのメモリ手段に記録した複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データ及びその枚数などを定めたプリント情報を作成する情報作成手段とを備えている。
【0014】
ホストコントローラを設けたプリンタには、情報取込信号発生・送出手段、データ取込信号発生・送出手段、及び、プリント手段を備える必要がある。情報取込信号発生・送出手段は、画像記録装置との接続が完了することに応答してプリント情報を取り込むための情報取込信号を発生し、その信号を画像記録装置に送る。データ取込信号発生・送出手段は、取り込んだプリント情報で指定された画像データを取り込むための信号を発生し、その信号を画像記録装置に送る。プリント手段は、取り込んだ画像データをプリント情報で指定した枚数に基づいてプリントする。
【0015】
ホストコントローラを画像記録装置に設ける場合には、画像記録装置に情報削除手段又は情報更新手段を設ける。ホストコントローラを設けた画像記録装置には、作成されたプリント情報で指定された画像データを順に送るデータ送出手段と、送った画像データをプリント指示するための信号を発生し、その信号をプリンタに送るプリント指示信号発生・送出手段とを設ける必要がある。
【0016】
通信制御手段としてピア・ツウ・ピア型のインターフェースを用いる場合には、情報更新手段又は情報削除手段をプリンタと画像記録装置との何れか一方に設ければよい。通信制御手段としてピア・ツウ・ピア型のインターフェースを用い、プリンタに情報更新又は情報削除手段を設ける場合には、情報更新又は情報削除手段を、情報削除信号発生・送出手段又は情報更新信号発生・送出手段とする。加えてプリンタには、前記情報取込信号発生・送出手段、データ取込信号発生・送出手段、及び、プリント手段を設ければよい。
【0017】
通信制御手段としてピア・ツウ・ピア型のインターフェースを用い、画像記録装置に情報更新手段又は情報削除手段を設ける場合には、前記データ送出手段とプリント指示信号発生・送出手段とを設ければよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態であるプリントシステムは、プリンタに対して画像記録装置、例えば電子カメラを直接接続して電子カメラからプリント情報を取り込みその後にプリント情報に基づく画像を取り込んでプリントしている途中で、不用意な操作などで電子カメラ又はプリンタ側で電源がOFFしたり、接続ケーブルが抜けてしまったりするトラブルが生じた後の復帰動作で、一度プリントした画像を二重にプリントしないように、プリントをしながら電子カメラに記憶したプリント情報を更新することに特徴がある。
【0019】
図1に示すように、プリントシステム10は、ダイレクトに接続される電子カメラ11とプリンタ12とで構成されている。電子カメラ11は、メインコントローラ13、撮像部14、画像処理部15、表示部16、操作部17、メディアコントローラ18、ROM19、接続検知部20、及びUSBインタフェース21からなる。撮像部14は、撮影光学系、CCDイメージセンサ、A/Dコンバータなどからなり、被写体を撮像し得られた画像をデジタルデータに変換して出力する。画像処理部15は、デジタル化された画像データに対して、例えば伸長・圧縮処理を含む各種の画像処理を施す。メディアコントローラ18は、メモリーカード22にアクセスして画像データの書き込みと読み取りとを行う。USBインタフェース21は、USBコネクタ24とUSBターゲットコントローラ25とからなる。メインコントローラ13は、操作部17からの操作信号に応じて、電子カメラ11の各部を制御する。
【0020】
電子カメラ11には、操作部17での切り替え操作により選択される撮影モード、及び再生モードとがある。撮影モードでは、撮像部14を駆動して撮像した画像データを圧縮してメモリーカード22に記録する。再生モードは、メモリーカード22に記録した画像データを表示部16に表示するモードであり、このモードにプリント指定機能がある。プリント指定機能を選択操作すると、ROM19に予め記録したプリントアウト指定プログラムが実行される。
【0021】
このプログラムは、プリントアウト指定ファイル(プリント情報)を作成するプログラムである。プリントアウト指定ファイルは、メモリーカード22に記録した画像データを表示部16に順に表示しながらプリントアウトの選択、及びプリントアウトする場合の希望プリント枚数とを操作部17から指定する応答形式で作成される。このプログラムにより作成されたプリントアウト指定ファイルは、平易なテキスト形式となっており、ヘッダー部とジョブ記述部とから構成されている。ヘッダー部には、カメラ機種名、ファイル作成日時、ユーザーIDなどが自動的に記録される。
【0022】
ジョブ記述部には、自動プリント情報が記述され、ここに画像データの標識(ファイル名を含むパス)がプリント順に記される。この画像データの標識には、希望のプリント枚数の値などが対応付けされている。このプリントアウト指定ファイルは、画像データとは別々にメモリーカード22に記録される。メモリーカード22は、メディアコントローラ18に着脱自在に取り付けられる。なお、着脱自在なメモリーカード22の代わりに、固定のメモリを用いてもよい。
【0023】
プリンタ12は、メインコントローラ30、ROM31、RAM32、プリント部33、USBインターフェース34、接続検知部35、表示部36、伸長部37、及び操作部38からなる。メインコントローラ30は、プリンタ12の各部を統括的に制御する。伸長部37は、取り込んだ圧縮画像データを伸長して再生画像データに変換する。
【0024】
USBインタフェース34は、USBコネクタ39と、USBホストコントローラ40とからなる。USBコネクタ39は、USBホストコントローラ40とともに、USBホスト機能を備えたUSBインタフェースを構成する。USBインタフェース34は、電子カメラ11とプリンタ12とをデータ通信可能に接続する双方向の通信インタフェースを構成する。
【0025】
接続検知部20,35は、USBコネクタ24,39にケーブルが接続されたときだけ導通状態になるスイッチ(図示せず)を配設してこのスイッチを介して供給される信号によりコネクタの接続状態を検知し、この検出結果をメインコントローラ13,30に供給する。メインコントローラ13,30は、その結果で接続の可否を判定する。
【0026】
USBケーブル41を介して、電子カメラ11とプリンタ12とを物理的に接続すると、双方の接続検知部20,35のスイッチがONしてこの検出結果をメインコントローラ13,30に供給する。ホスト側となるプリンタ12のメインコントローラ30は、USBコネクタ39にUSBターゲット機器が接続されたことを検知する。プリンタ12のUSBホストコントローラ40は、接続が確認されると、予め決められたデータバス確立シーケンスに従ってチェックして、異常なき場合にデータバスを確立し、データ通信を制御する。
【0027】
データバス確立シーケンスは、電子カメラ11に対して、問い合わせコマンドを送って、機器情報を問い合わせる。この機器情報には、ドライブの仕様情報や、USBインタフェースの仕様情報などが含まれる。ドライブの仕様情報としては、例えば、ドライブの種類(メモリーカードにアクセスするドライブユニットであること)などが含まれ、他方、USBインタフェースの仕様情報としては、データの転送速度などが含まれる。
【0028】
電子カメラ11は、プリンタ12からの問い合わせに応じて、電子カメラ11の機器情報を送信する。このようなネゴシエーションが完了すると、データバスが確立されて、データ転送が可能な状態となる。
【0029】
電子カメラ11は、USBホスト機器と接続されると、データ転送モードに自動的に移行する。このモードにおいては、電子カメラ11は、メモリーカード22にアクセスしてデータの読み取りと書き込みとを行うメディアドライブとして動作する。
【0030】
また、プリンタ12は、USBスレーブ機器と接続されると、自動プリントアウトモードに移動的に移行して、ROM31に予め記憶されているプリントアウトプログラムを実行する。このプログラムは、電子カメラ11のメディアドライブ内にプリントアウト指定ファイルがあるか否かを検索し、ある場合にはそのファイルを取り込んでそのファイルで指定した順に画像データを取り込み、プリント部33に指定枚数分だけプリント指示するとともに、一枚ずつプリントするごとにプリント済みの履歴をプリント情報に書き込むための情報更新信号を発生してその信号を電子カメラ11に送るプログラムである。このプログラムをメインコントローラ30が実行することで、情報検索信号発生・送信手段、情報取込信号発生・送出手段、画像取込信号発生・送出手段、情報更新手段、及びプリント手段が機能する。
【0031】
以下、上記プリントアウトプログラムの作用を図2及び図3を参照しながら説明する。電子カメラ11とプリンタ12とをUSBケーブルで接続すると、前述したように、データバスの確立が行われる。データバスの確立完了後には、電子カメラ11がデータ転送モードに自動的に移行し、またプリンタ12が自動プリントアウトモードに移行する。
【0032】
プリンタ12がプリントアウトモードに移行すると、プリントアウトプログラムが実行される。まず、プログラムを構成する情報検索信号発生・送信手段は、データバスの確立完了を受けることに応答してプリントアウト指定ファイルがあるか否かの検索を問い合わせる検索信号を発生してこの検索信号をUSBインターフェース34を介して電子カメラ11に送る。電子カメラ11は、検索信号を受け取ることでメモリーカード22のドライブを検索し、プリントアウト指定ファイルが存在する場合には有信号をプリンタ10に送って返答する。なお、無い場合には、このプログラムを終了する。
【0033】
プリンタ12は、電子カメラ11からプリントアウト指定ファイルが存在する旨の信号を受け取ることに応答して情報取込信号発生・送出手段がプリントアウト指定ファイルを取り込むための情報取込信号を発生し、この情報取込信号をUSBインターフェース34を介して電子カメラ11に送る。電子カメラ11は、情報取込信号を受け取ることに応答してメモリーカード22からプリントアウト指定ファイルを読み出してプリンタ12に送る。
【0034】
プリンタ12のファイル記憶手段は、取り込んだプリントアウト指定ファイルをRAM32に一時的に格納する。そして、格納完了に応答して画像取込信号発生・送出手段がRAM32からプリントアウト指定ファイルを読み出して、そのファイルで指定した画像データを取り込むための画像取込信号を発生し、この画像取込信号をUSBインターフェース34を介して電子カメラ11に送る。この画像取込信号は、プリントアウト指定ファイルの自動プリント情報に記述した最初の標識に該当する画像データを取り込むためのコマンドを含んでいる。これにより、プリントアウト指定ファイルで指定した最初の画像データが電子カメラ11から送られる。
【0035】
プリンタ12のプリント指示手段は、取り込んだ画像データをRAM32に一時的に記憶する。そしてプリント指示手段は、画像データの取り込みが完了することに応答してRAM32から画像データを読み出してプリント処理する。
【0036】
画像データは、RAM32から読み出すときに伸長部37で伸長され、再生画像データとして読み出される。また、プリント指示手段は、プリントアウト指定ファイルに定めた枚数値の情報もプリント部33に送る。
【0037】
プリント部33は、プリントを一枚完了するごとにプリント完了信号を送出する。このプリント完了信号に応答して情報更新手段は、電子カメラ11のメモリーカード22に記録されているプリントアウト指定ファイルを更新するための情報更新信号を発生し、USBインターフェース34を介してその情報更新信号を電子カメラ11に送る。
【0038】
この情報更新信号を電子カメラ11が受け取ることで、電子カメラ11では、プリントアウト指定プログラム又は更新専用プログラムが実行され、このプログラムを利用して直前にプリントした画像データに対応付けした希望プリント枚数値を1つ減算した値に書き直してプリントアウト指定ファイルを更新する。なお、枚数値がゼロとなったときには、枚数値をそのまま「0」と書き込む。
【0039】
電子カメラ11は、プリントアウト指定ファイルを更新すると、更新完了信号を送出する。プリンタ12は、画像データの標識に対するプリント済みの枚数をカウントしており、前記更新完了信号を受け取ると、RAM32に一時記憶したプリントアウト指定ファイルを参照して残りの未プリント枚数があるか否かを確認し、ある場合には、再びRAM32から前記画像データを読み出して2枚目のプリントを実行する。
【0040】
残りの未プリント枚数が無い場合には、RAM32から前記画像データを削除し、その後、画像取込信号発生・送出手段がRAM32に記憶のプリントアウト指定ファイルを参照して未プリントの画像データがあるか否かを確認し、ある場合には次の画像データを取り込むための画像取込信号を発生して電子カメラ11に送る。
【0041】
以下、前述したように画像データを順に取り込んでプリントを行いながら、プリントを一枚ずつ完了するごとに、プリントアウト指定ファイルを更新していく。プリントアウト指定ファイルで指定した全ての画像データをプリント処理した後には、プリンタ12のファイル記憶手段がプリンタ12のRAM32に一時的に記憶したプリントアウト指定ファイルを削除する。こうすることで、電子カメラ11のメモリーカード22に記録した元のプリントアウト指定ファイルの内容は、画像データの標識に対応付けしたプリント希望枚数の値が全てゼロになっている。
【0042】
上記実施形態では、全ての画像をプリントアウトしたときには、プリントアウト指定ファイルの画像データの標識に対応付けた枚数値がゼロになっているが、図4に示すように、プリント希望枚数をプリントアウトした後に、その画像データの標識及びこれに対応付けた枚数値の記述をプリントアウト指定ファイルの自動プリント情報の領域から削除する標識削除信号を発生するようにしてもよい。この場合、全ての画像データをプリントアウトした後には、プリントアウト指定ファイルは、自動プリント情報の領域になにも記述のない内容となる。なお、枚数値を減算する更新を省略して標識の記述を削除する更新だけでもよい。
【0043】
プリントアウトプログラムは、USB接続ケーブルが抜けたり、プリンタ12及び電子カメラ11の電源がダウンしたりする不都合が生じた場合、処理が中断する。この場合、従来のプリントシステムでは、再接続又は電源投入により再びプリントアウトプログラムを最初から立ち上げることになるため、プリントアウト指定ファイルを再び取り込んで一度プリントした画像を最初からプリントする結果となってしまうのに対し、本実施形態では、電子カメラ11に記録のプリントアウト指定ファイルの内容が一度プリントした画像をプリント済みとして更新されているから、二重にプリントするような不都合を確実に防止することができる。
【0044】
上記構成では、画像データを取り込んで1枚プリントを行う毎にプリントアウト指定ファイルを更新しているが、図5に示すように、全ての画像データをプリントアウトした後に、電子カメラに記録のプリントアウト指定ファイルを削除してもよい。この場合には、プリントアウト指定ファイルで指定した全ての画像データをプリントアウトした後に、プリントアウト指定ファイルを削除する信号を発生し、それを電子カメラ11に送る情報削除信号発生・送出手段をプリンタ12に設ければよい。
【0045】
電子カメラ11にUSBホスト機能を設ける場合には、電子カメラ11に情報更新手段を設ける。ホストコントローラを設けた電子カメラには、データ送出手段が設けられている。データ送出手段は、図6に示すように、接続完了後に、プリントアウト指定ファイルを読み出して、プリント指定した画像データをプリンタに送る。また、電子カメラには、プリント指示信号発生・送出手段が設けられている。プリント指示信号発生・送出手段は、送った画像データをプリント指示するための信号を発生し、その信号をプリンタに送る。電子カメラ11に設けた情報更新手段は、予め決められた枚数、例えば1枚プリントが完了した後に、プリントアウト指定ファイルを更新する。この更新は、プリンタからプリント完了信号を受けることに応答する。更新を完了すると、次の画像データの転送及びプリント指示を行う。
【0046】
なお、情報更新手段の代わりに、情報削除手段を設けてもよい。この場合は、プリント完了を受け取るごとに画像データを転送し、最後の画像データのプリント完了信号を受け取った後に、情報削除手段がプリントアウト指定ファイルを削除する。なお、プリントアウト指定ファイルの内容を更新、又はそのファイルを削除するタイミングとしては、画像データを転送した後としてもよい。この例では、電子カメラ11に情報削除手段又は情報更新手段を設けているので、USBインターフェースを介して相手側に送る必要がない。
【0047】
上記実施形態では、プリンタ12にUSBホスト機能を、電子カメラ11にUSBターゲット機能を設けたUSBインターフェースを備えているが、代わりに、電子カメラ及びプリンタとの双方に、USBホスト機能とUSBターゲット機能との両方をもつUSBインタフェースをそれぞれ備えてもよい。この場合には、電子カメラ及びプリンタとの双方に、形状の異なる「A」コネクタと「B」コネクタと対を設けたUSBコネクタを備える。そして、「A」コネクタのみに挿入することができる形状の「A」端子と、「B」コネクタのみに挿入することができる形状の「B」端子とを両端に持つUSBケーブルを使用する。このように構成することで、USBケーブルの「A」端子を挿入した機器がホスト、相手側がターゲットとなるように、ケーブル端子の違いによって機器がホストかターゲットかを自動的に認識させるようにすることもできる。
【0048】
上記実施形態では、接続される2つの機器の一方が通信制御の主導権を持ち、他方がそれに従属して通信を行うマスター・スレーブ型のUSBインターフェースとしているが、これに限らず、接続される2つの機器が対等な関係で通信制御を行うピア・ツー・ピア(Peer to Peer)型のインターフェース、例えば米国電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers) 1394というシリアル・インターフェースを用いてもよい。この場合には、プリンタ側からプリントアウト指定ファイルを更新又は削除する命令を実行することもできるし、逆に電子カメラ側から実行することも可能である。
【0049】
また、ケーブルを使用して有線通信を行う他に、ワイヤレスで通信を行うようにしてもよい。無線インタフェースとしては、例えば、IEEE802.01規格やBluetooth規格などのインタフェースがある。無線インタフェースとして、USBインタフェースと同様にマスター・スレーブ型のインタフェースを使用した場合には、電子カメラ又はプリンタのいずれかの無線インタフェースにホスト機能を持たせる必要がある。
【0050】
また、上記実施形態では、プリンタに対して複数の画像データを記録する電子カメラを接続する例で説明しているが、代わりに、携帯電話や画像ファイリング装置を用いても良い。携帯電話には、撮影レンズ及び撮像素子を組み込み、撮影レンズを介して撮像素子で撮像した画像をメモリ手段に記録する携帯電話やメールなどに添付される画像データをメモリ手段に記録する携帯電話が知られている。このような携帯電話にプリント情報を作成する作成手段を設け、その携帯電話とプリンタとをダイレクトに接続し、作成したプリント情報に基づいてプリンタで自動的にプリントすることもできる。このとき、所定枚数のプリントごとにプリント情報を更新、又は全プリント後にプリント情報を削除するように構成すればよい。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、プリントを行いながらプリント済みの履歴の情報を盛り込んだ最新のプリント情報に更新する、又は全プリント完了後にプリント実行済みのプリント情報を削除するようにしたから、一度プリントした画像を二重にプリントするような不都合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタと電子カメラとを接続した状態を示す説明図である。
【図2】プリンタと電子カメラとの間でのデータの授受を示す説明図である。
【図3】プリンタの動作を示すフローチャートである。
【図4】未プリント枚数が無くなったときにその画像データの標識の記述を削除して更新を行う例のデータの授受を示すフローチャートである。
【図5】全画像プリント完了後にプリント情報を削除する例のデータの授受を示すフローチャートである。
【図6】電子カメラに情報更新手段を設けた例の電子カメラの動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10 プリントシステム
11 電子カメラ
12 プリンタ
21,34 USBインターフェース
Claims (8)
- 複数の画像データと、前記複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データの標識及びその画像データの希望プリント枚数などを定めたプリント情報とをメモリ手段に記録する画像記録装置と、前記プリント情報で指定した画像データを取り込んでプリントするプリンタと、前記画像記録装置とプリンタとの間でデータの授受を双方向で行う通信制御手段とから構成されるプリントシステムにおいて、
前記プリンタが前記プリント情報に定めた画像データの全てをプリントした後に、プリント実行済みの前記プリント情報を前記メモリ手段から削除する情報削除手段を備えたことを特徴とするプリントシステム。 - 複数の画像データと、前記複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データの標識及びその画像データの希望プリント枚数などを定めたプリント情報とをメモリ手段に記録する画像記録装置と、前記プリント情報で指定した画像データを取り込んでプリントするプリンタと、前記画像記録装置とプリンタとの間でデータの授受を双方向で行う通信制御手段とから構成されるプリントシステムにおいて、
前記プリンタが予め決められた枚数をプリントした後に、それまでにプリントを実行したプリント済み情報を盛り込んだ最新のプリント情報に前記メモリ手段に記録したプリント情報を更新する情報更新手段を備えたことを特徴とするプリントシステム。 - 前記情報更新手段は、前記プリント情報に指定した画像データの標識に対応付けした希望プリント枚数分をプリントした後に、そのプリント済みの画像データの標識の記述を削除して前記プリント情報の内容を更新することを特徴とする請求項3記載のプリントシステム。
- 前記情報更新手段は、前記プリント情報に指定した画像データの標識に対応付けした希望プリント枚数の値をプリントする毎に減算した値に更新することを特徴とする請求項3記載のプリントシステム。
- 複数の画像データと、前記複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データの標識及びその画像データの希望プリント枚数などを定めたプリント情報とをメモリ手段に記録するとともに、通信手段を介して接続されるプリンタに前記プリント情報で指定した画像データを送ってプリント指示する画像記録装置において、
前記プリンタが予め決められた枚数をプリントした後に、それまでにプリントを実行したプリント済み情報を盛り込んだ最新のプリント情報に前記メモリ手段に記録した前記プリント情報を更新する情報更新手段を備えていることを特徴とする画像記録装置。 - 複数の画像データと、前記複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データの標識及びその画像データの希望プリント枚数などを定めたプリント情報とをメモリ手段に記録するとともに、通信手段を介して接続されるプリンタに前記プリント情報に基づいて画像データを送ってプリント指示する画像記録装置において、
前記プリント情報に定められた画像データの全てをプリントした後に、前記メモリ手段から先にプリントを実行した前記プリント情報を削除する情報削除手段を備えていることを特徴とする画像記録装置。 - 複数の画像データと、前記複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データの標識及びその画像データの希望プリント枚数などを定めたプリント情報とをメモリ手段に記録する画像記録装置が通信手段を介して接続され、前記通信手段を介して前記プリント情報を取り込み、取り込んだプリント情報に指定された画像データを順に取り込んでプリントするプリンタにおいて、
前記プリント情報に定められた画像データの全てをプリントした後に、前記メモリ手段からプリント実行済みの前記プリント情報を削除するための情報削除信号を発生し、前記情報削除信号を前記通信手段を介して前記画像記録装置に送る情報削除信号発生・送出手段を備えていることを特徴とするプリンタ。 - 複数の画像データと、前記複数の画像データのうちのプリントを希望する画像データの標識及びその画像データの希望プリント枚数などを定めたプリント情報とをメモリ手段に記録する画像記録装置が通信手段を介して接続され、前記通信手段を介して前記プリント情報を取り込み、取り込んだプリント情報に指定された画像データを順に取り込んでプリントするプリンタにおいて、
予め決められた枚数をプリントした後に、それまでにプリントを実行したプリント済み情報を盛り込んだ最新のプリント情報に前記メモリ手段に記録した前記プリント情報を更新するための情報更新信号を発生し、前記情報更新信号を前記通信手段を介して前記画像記録装置に送る情報更新信号発生・送出手段を備えていることを特徴とするプリンタ。
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