JP2004120505A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行う。
【解決手段】原稿の画像を読み取って生成された画像データを出力設定と共に記憶手段140に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段150により画像形成する場合に、原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段140に記憶されているジョブの画像データの変更を制御手段101が行う。
【選択図】 図1
【解決手段】原稿の画像を読み取って生成された画像データを出力設定と共に記憶手段140に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段150により画像形成する場合に、原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段140に記憶されているジョブの画像データの変更を制御手段101が行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機などの画像形成装置に関し、既に記憶されているジョブの画像データについての変更が可能なように配慮された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置の場合、スキャナなどの読取り手段での読み取りにより生成された画像データについて出力設定と共にジョブとして記憶手段に予約しつつ記憶しておき、この記憶手段に記憶された画像データを出力設定に従って順次画像形成して出力するように構成されたものがある。
【0003】
このようにしてジョブを予約しておくことが可能な画像形成装置の場合、ハードディスク装置などの記憶手段の容量に応じて、複数のジョブを記憶することが可能になっている。このため、あるジョブについての画像形成中であったとしても、新たなジョブについての原稿の読み込みと出力設定の予約の記憶とが可能であり、画像形成装置を効率的に使用することが可能になるという利点がある。
【0004】
このようにしてジョブを予約しておくことが可能な画像形成装置の場合、以下の特許文献1に記載されているように、一度予約されてしまったジョブについては、出力設定を変えたり、優先順位(出力順番)を変えたり、ジョブ削除をしたりということは可能であったものの、画像データ部分についての変更は配慮されていなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−143013号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合、予約ジョブについての画像データの変更(画像データの追加、画像データの一部削除、画像データの一部もしくは全部の差し替え)するには、予約ジョブ自体の削除、全原稿を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順が必要であった。
【0007】
以上のように、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿について、差し替え,削除,追加を行おうとする場合には、多くの作業時間や手間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記の課題を解決する手段としての本願発明は以下に述べるようなものである。
【0010】
(1)請求項1記載の発明は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取り手段と、前記読取り手段により生成された画像データを出力設定と共に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを出力設定に従って画像形成する画像形成手段と、新たに画像データおよび出力設定を予約ジョブとして前記記憶手段に記憶するための入力を受け付けるジョブ予約指示部、および、前記ジョブ予約指示部からの入力により記憶された前記予約ジョブの画像データの変更のための入力を受け付ける画像データ変更指示部を備える操作入力手段と、前記読取り手段による原稿の読み取り開始から前記画像形成手段による画像形成開始までの間に、前記画像データ変更指示部からの前記予約ジョブの画像データ変更の入力があった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記予約ジョブの画像データの変更を行う制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0011】
この発明では、原稿の画像を読み取って生成された画像データを出力設定と共に記憶手段に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段により画像形成する場合に、原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段に記憶されている予約ジョブの画像データの変更を制御手段が行う。
【0012】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になる。これにより、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合であっても、予約ジョブ自体の削除、原稿全部を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順は必要なくなる。
【0013】
(2)請求項2記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更として、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれかを行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0014】
この発明では、上記(1)での画像データの変更として、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれかを行うようにしている。
【0015】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0016】
(3)請求項3記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更として、前記操作入力手段手段により指定された頁位置に、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替えのいずれかを行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0017】
この発明では、上記(1)での画像データの変更として、操作入力手段手段により指定された頁位置に、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替えのいずれかを行うようにしている。
【0018】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の任意の頁位置について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替え、のいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0019】
(4)請求項4記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した場合には、画像データの変更の完了を待って画像形成を開始する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0020】
この発明では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した場合には、画像データの変更の完了を待って画像形成を開始するように制御手段が制御を行っている。
【0021】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが、画像形成開始までの間に可能になる。
【0022】
(5)請求項5記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した際に、当該ジョブに後続する予約ジョブが前記記憶手段に記憶されている場合には、該後続する予約ジョブについての画像形成を開始する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0023】
この発明では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した際に、当該ジョブに後続する予約ジョブが記憶手段に記憶されている場合には、該後続する予約ジョブについての画像形成を開始するように制御手段が制御を行っている。
【0024】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になり、その画像データ変更作業が長引いた場合は後続予約ジョブの画像形成を先に行うために、予約ジョブ全体の処理が遅れることもなくなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態例では、画像形成装置として複写機を具体例にして説明する。
【0026】
〈第1の実施の形態例〉
まず図2を参照して本実施の形態例の画像形成装置が適用される装置の全体構成を説明する。
【0027】
この図2において、10は電子写真方式などにより記録紙上に画像を形成する画像形成手段、20は原稿の画像を読み取ることで画像データを生成・出力する画像読取り手段、30は画像形成手段10から排出された記録紙に対してソーティング、ステープリング、パンチング等の後処理をする後処理手段である。
【0028】
画像形成手段10は、感光体11を有し、該感光体11上に、帯電、露光、現像によりトナー像を形成し、感光体11に形成されたトナー像を記録紙に転写する像形成ユニット12、画像が形成される記録紙を収納する給紙部13a、13b、13c、13d、両面画像形成用の記録紙反転部14及び記録紙上のトナー像を定着する定着器15を有する。
【0029】
画像読取り手段20は原稿が載置される原稿載置部21、原稿を搬送し、読み取り位置を形成するプラテンローラ22、読み取り済み原稿が載置される原稿排紙台23及び画像光を受光し、画像信号に変換するイメージセンサ24を有する。
【0030】
つぎに、図1により本実施の形態例の画像形成装置の主要な構成要素の電気的構成を示す。
【0031】
101は画像形成装置の各部を制御する制御手段であり、後述するCPU102、ROM103、RAM104を備えて構成されている。102は制御プログラムを実行するCPU、103は実行する制御プログラムを格納するROM、104はCPU102が制御プログラムを実行する際に使用される作業エリアとしてのRAM、である。
【0032】
110はユーザからの操作入力を受け付ける操作入力手段であり、新たに画像データおよび出力設定を予約ジョブとして記憶手段に記憶するための入力を受け付けるジョブ予約指示部と、前記ジョブ予約指示部からの入力により記憶された前記予約ジョブの画像データの変更のための入力を受け付ける画像データ変更指示部と、を備える。この実施の形態例の画像形成装置では、この操作入力手段110により、画像データの出力設定や画像データの変更に関する各種操作の入力がなされる。なお、この操作入力手段110は、液晶表示部とタッチパネルとが一体に構成された操作パネル部や、テンキーやスタートキーなどのハードキー部などで構成されている。
【0033】
120は画像読取り手段20において、原稿の両面を自動的に搬送するためのRADFの電気的構成部分である。130は原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取り手段20の電気的構成部分である。
【0034】
140は画像読取り手段130での読み取りにより生成された画像データについて、出力設定と共にジョブとして記憶する記憶手段であり、ハードディスク装置などによって構成されている。
【0035】
150は記憶手段140に記憶されたジョブの画像データについて出力設定に従って画像形成して出力する画像形成手段であり、図2の画像形成手段10の電気的構成部分である。
【0036】
なお、CPU102は画像形成や画像処理のための制御プログラムを実行しており、その制御プログラムに基づいて本実施の形態例の動作の制御や各種画像処理の制御を実行するものである。また、この実施の形態例の画像形成装置は、画像形成手段150は、レーザビームを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものでもよい。
【0037】
また、この実施の形態例において、ジョブあるいはJOBとは、コピージョブのことであり、原稿の読み取りにより生成された画像データについて、出力設定(画像形成出力に関する各種設定)と共に記憶手段に、読み取られた一連の原稿を単位として記憶されたものを意味している。また、予約ジョブとは、原稿の読み取りと画像形成出力とがリアルタイムで行われずに、画像形成待ちの状態で記憶手段に記憶された状態のジョブを意味している。
【0038】
以上のような画像形成装置において、本実施の形態例の特徴部分の動作について、角度決定を含めた画像形成について図3のフローチャート、および図4以降の説明図などを参照して動作説明を行う。
【0039】
画像形成装置の操作入力手段110の表示画面としては、通常状態では制御手段101の制御によって図4に示す基本画面が表示されている。この図4の画面例では、JOB1〜JOB9までは予約ジョブとして既に割り当てられており、JOB10以降が空きジョブであることを示している。
【0040】
ここでは、既に原稿を読み取り手段20によって読み取って、読み取りにより生成された画像データについて、出力設定と共に予約ジョブとして記憶手段140に記憶しているものとする。そして、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために、ユーザが差し替え,削除,追加をしようとする場合を想定する。
【0041】
このような場合に、まず、ユーザは操作入力手段110の基本表示画面の「予約リスト」(図4▲1▼)を選択する(図3S1でY)。このような操作が操作入力手段110からなされると、制御手段101は図5の予約ジョブリストを表示する(図3S2)。ここでは、制御手段101の制御によって、記憶手段140内に予約ジョブとして割り当てられて記憶されているJOB1〜JOB9が表示される。
【0042】
この図5の予約ジョブリストでは、ユーザは、JOB1〜JOB9のいずれかを選択することが可能であり、さらに、選択した予約ジョブについて「JOB削除」,「ジョブ優先」,「原稿変更」のいずれかを実行することを選択可能である。
【0043】
ここで、「JOB削除」とは、選択された予約JOBそのものを削除する処理である。また、「JOB優先」とは、選択された予約JOBの優先順位を上げる処理である。また、「原稿変更」とは、選択された予約JOBとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をするため、予約JOBについての画像データの変更(画像データの追加、画像データの一部削除、画像データの一部もしくは全部の差し替え)する処理である。
【0044】
すなわち、この図5の予約ジョブリストの画面で選択された予約JOBについて「JOB削除」が選択されれば、その予約JOBそのものを記憶手段140の中から削除する処理を制御手段101が実行する(図3S5「JOB削除」、S6)。
【0045】
また、この図5の予約ジョブリストの画面で選択された予約JOBについて「JOB優先」が選択されれば、その予約JOBの出力順番の優先順位を上げる処理を制御手段101が実行する(図3S5「優先順位変更」、S7)。
【0046】
そして、この図5の予約ジョブリストの画面で選択された予約JOBについて「原稿変更」が選択されれば、その予約JOBについての原稿変更についての設定画面(図6)を制御手段101が操作入力手段110に表示する(図3S5「原稿変更」、S8)。図5では、「JOB3」について「原稿変更」が選択された様子を示している。
【0047】
また、図6にて「原稿の追加」がユーザにより選択された場合、制御手段101は、追加する原稿を追加する位置を指定するための詳細画面(図7)を操作入力手段110に表示する。
【0048】
また、図6にて「原稿の削除」がユーザにより選択された場合、制御手段101は、削除位置(削除する頁)を指定するための詳細画面(図8)を操作入力手段110に表示する。
【0049】
また、図6にて「原稿の差し替え」がユーザにより選択された場合、制御手段101は、差し替え位置(差し替える頁)を指定するための詳細画面(図9)を操作入力手段110に表示する。なお、制御手段101は、指定頁のみの差し替えだけではなく、全頁の差し替えも、ユーザからの選択により受け付ける。
【0050】
これら図7〜図9のような詳細画面が操作入力手段110に表示された場合、ユーザは追加、削除、差し替えをする頁位置を項目あるいはテンキーからの入力により指定する。
【0051】
この図7での追加位置であれば、指定頁以外に、先頭あるいは末尾という項目をユーザが選択することも可能である。また、この図9での差し替え位置であれば、指定頁以外に、全頁という項目をユーザが選択することも可能である。
【0052】
なお、追加あるいは差し替えを実行する場合には、新たな原稿の読み込みが必要となるため、制御手段101は図10のような原稿セットを促す画面を操作入力手段110に表示する。新たな原稿が読み取り手段20にセットされて、ユーザによりコピーボタンが押下された場合には、制御手段101は原稿読み取りの制御を行う(図3S11)。すなわち、原稿読取り手段20,130で原稿を読み取らせ、画像データを生成する。
【0053】
この原稿の読み取りの際に、読み取った原稿が、追加あるいは差し替える頁数に足りない場合には、制御手段101は、所定のエラーメッセージを操作入力手段110に表示して、所定枚数の原稿のセットをユーザに促す。
【0054】
ここで、制御手段101は、記憶手段140内の選択された予約JOBについて、指定された頁位置の原稿に相当する画像データを削除,追加,差し替えする画像データの編集処理についての制御を実行する(図3S12)。なお、このような制御においては、図示されていない画像処理プロセッサなどのハードウェアを用いてもよい。
【0055】
記憶手段140内に記憶されたジョブが圧縮されていない状態である場合には、追加,削除,差し替えする部分の画像データを処理した後にジョブを保存すればよい。また、記憶手段140内に記憶されたジョブが圧縮された状態である場合には、圧縮データを一旦伸長し、追加,削除,差し替えする部分の画像データを処理した後に再び圧縮して、今までのジョブと置き換えるようすればよい。
【0056】
この後、あるいは、この制御と並行して、制御手段101は、操作入力手段110の表示を基本画面の通常状態に戻す。
【0057】
以上説明した実施の形態例の動作と効果との対応関係を示せば、以下の(1)〜(5)のようになる。
【0058】
(1)この実施の形態例では、原稿の画像を読み取って生成された画像データについて出力設定と共にジョブとして記憶手段140に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段150により画像形成する場合に、該当する予約ジョブの原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段140に記憶されている予約ジョブの画像データの変更を、制御手段101が行う。
【0059】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になる。これにより、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合であっても、予約ジョブ自体の削除、原稿全部を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順は必要なくなる。さらに、予約ジョブ自体はそのまま残っているため、出力される順番も当初のままであり、何ら変更の作業は必要なくなる。
【0060】
(2)この実施の形態例では、上記(1)での画像データの変更として、予約ジョブに対する画像データの追加、予約ジョブからの画像データの一部削除、予約ジョブに対する画像データの一部差し替え、予約ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれかを行うようにしている。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0061】
(3)この実施の形態例では、上記(2)での画像データの変更として、操作入力手段手段110により指定された頁位置に、予約ジョブに対する画像データの追加、予約ジョブからの画像データの一部削除、予約ジョブに対する画像データの一部差し替えのいずれかを行うようにしている。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の任意の頁位置について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0062】
(4)この実施の形態例では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した場合には、画像データの変更の完了を待って画像形成を開始するように制御手段101が制御を行えばよい。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが、画像形成開始までの間に可能になる。
【0063】
(5)この実施の形態例では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した際に、当該ジョブに後続する予約ジョブが記憶手段140に存在する場合には、該後続する予約ジョブについての画像形成を開始するように制御手段101が制御を行うことも好ましい。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になり、その画像データ変更作業が長引いた場合は後続予約ジョブの画像形成を先に行うために、予約ジョブ全体の処理が遅れることもなくなる。
【0064】
【発明の効果】
以上、実施の形態例により詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
【0065】
この発明では、原稿の画像を読み取って生成された画像データを出力設定と共に記憶手段に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段により画像形成する場合に、原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段に記憶されているジョブの画像データの変更を制御手段が行う。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になる。これにより、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合であっても、予約ジョブ自体の削除、原稿全部を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順は必要なくなる。さらに、予約ジョブ自体はそのまま残っているため、出力される順番も当初のままであり、何ら変更の作業は必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
101 制御手段
102 CPU
103 ROM
104 RAM
110 操作入力手段
120 RADF
130 画像読み取り手段
140 記憶手段
150 画像形成手段
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機などの画像形成装置に関し、既に記憶されているジョブの画像データについての変更が可能なように配慮された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿を読み取って得た画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成装置の場合、スキャナなどの読取り手段での読み取りにより生成された画像データについて出力設定と共にジョブとして記憶手段に予約しつつ記憶しておき、この記憶手段に記憶された画像データを出力設定に従って順次画像形成して出力するように構成されたものがある。
【0003】
このようにしてジョブを予約しておくことが可能な画像形成装置の場合、ハードディスク装置などの記憶手段の容量に応じて、複数のジョブを記憶することが可能になっている。このため、あるジョブについての画像形成中であったとしても、新たなジョブについての原稿の読み込みと出力設定の予約の記憶とが可能であり、画像形成装置を効率的に使用することが可能になるという利点がある。
【0004】
このようにしてジョブを予約しておくことが可能な画像形成装置の場合、以下の特許文献1に記載されているように、一度予約されてしまったジョブについては、出力設定を変えたり、優先順位(出力順番)を変えたり、ジョブ削除をしたりということは可能であったものの、画像データ部分についての変更は配慮されていなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−143013号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合、予約ジョブについての画像データの変更(画像データの追加、画像データの一部削除、画像データの一部もしくは全部の差し替え)するには、予約ジョブ自体の削除、全原稿を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順が必要であった。
【0007】
以上のように、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿について、差し替え,削除,追加を行おうとする場合には、多くの作業時間や手間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記の課題を解決する手段としての本願発明は以下に述べるようなものである。
【0010】
(1)請求項1記載の発明は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取り手段と、前記読取り手段により生成された画像データを出力設定と共に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを出力設定に従って画像形成する画像形成手段と、新たに画像データおよび出力設定を予約ジョブとして前記記憶手段に記憶するための入力を受け付けるジョブ予約指示部、および、前記ジョブ予約指示部からの入力により記憶された前記予約ジョブの画像データの変更のための入力を受け付ける画像データ変更指示部を備える操作入力手段と、前記読取り手段による原稿の読み取り開始から前記画像形成手段による画像形成開始までの間に、前記画像データ変更指示部からの前記予約ジョブの画像データ変更の入力があった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記予約ジョブの画像データの変更を行う制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0011】
この発明では、原稿の画像を読み取って生成された画像データを出力設定と共に記憶手段に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段により画像形成する場合に、原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段に記憶されている予約ジョブの画像データの変更を制御手段が行う。
【0012】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になる。これにより、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合であっても、予約ジョブ自体の削除、原稿全部を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順は必要なくなる。
【0013】
(2)請求項2記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更として、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれかを行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0014】
この発明では、上記(1)での画像データの変更として、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれかを行うようにしている。
【0015】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0016】
(3)請求項3記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更として、前記操作入力手段手段により指定された頁位置に、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替えのいずれかを行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0017】
この発明では、上記(1)での画像データの変更として、操作入力手段手段により指定された頁位置に、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替えのいずれかを行うようにしている。
【0018】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の任意の頁位置について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替え、のいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0019】
(4)請求項4記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した場合には、画像データの変更の完了を待って画像形成を開始する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0020】
この発明では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した場合には、画像データの変更の完了を待って画像形成を開始するように制御手段が制御を行っている。
【0021】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが、画像形成開始までの間に可能になる。
【0022】
(5)請求項5記載の発明は、前記制御手段は、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した際に、当該ジョブに後続する予約ジョブが前記記憶手段に記憶されている場合には、該後続する予約ジョブについての画像形成を開始する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0023】
この発明では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した際に、当該ジョブに後続する予約ジョブが記憶手段に記憶されている場合には、該後続する予約ジョブについての画像形成を開始するように制御手段が制御を行っている。
【0024】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になり、その画像データ変更作業が長引いた場合は後続予約ジョブの画像形成を先に行うために、予約ジョブ全体の処理が遅れることもなくなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態例では、画像形成装置として複写機を具体例にして説明する。
【0026】
〈第1の実施の形態例〉
まず図2を参照して本実施の形態例の画像形成装置が適用される装置の全体構成を説明する。
【0027】
この図2において、10は電子写真方式などにより記録紙上に画像を形成する画像形成手段、20は原稿の画像を読み取ることで画像データを生成・出力する画像読取り手段、30は画像形成手段10から排出された記録紙に対してソーティング、ステープリング、パンチング等の後処理をする後処理手段である。
【0028】
画像形成手段10は、感光体11を有し、該感光体11上に、帯電、露光、現像によりトナー像を形成し、感光体11に形成されたトナー像を記録紙に転写する像形成ユニット12、画像が形成される記録紙を収納する給紙部13a、13b、13c、13d、両面画像形成用の記録紙反転部14及び記録紙上のトナー像を定着する定着器15を有する。
【0029】
画像読取り手段20は原稿が載置される原稿載置部21、原稿を搬送し、読み取り位置を形成するプラテンローラ22、読み取り済み原稿が載置される原稿排紙台23及び画像光を受光し、画像信号に変換するイメージセンサ24を有する。
【0030】
つぎに、図1により本実施の形態例の画像形成装置の主要な構成要素の電気的構成を示す。
【0031】
101は画像形成装置の各部を制御する制御手段であり、後述するCPU102、ROM103、RAM104を備えて構成されている。102は制御プログラムを実行するCPU、103は実行する制御プログラムを格納するROM、104はCPU102が制御プログラムを実行する際に使用される作業エリアとしてのRAM、である。
【0032】
110はユーザからの操作入力を受け付ける操作入力手段であり、新たに画像データおよび出力設定を予約ジョブとして記憶手段に記憶するための入力を受け付けるジョブ予約指示部と、前記ジョブ予約指示部からの入力により記憶された前記予約ジョブの画像データの変更のための入力を受け付ける画像データ変更指示部と、を備える。この実施の形態例の画像形成装置では、この操作入力手段110により、画像データの出力設定や画像データの変更に関する各種操作の入力がなされる。なお、この操作入力手段110は、液晶表示部とタッチパネルとが一体に構成された操作パネル部や、テンキーやスタートキーなどのハードキー部などで構成されている。
【0033】
120は画像読取り手段20において、原稿の両面を自動的に搬送するためのRADFの電気的構成部分である。130は原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取り手段20の電気的構成部分である。
【0034】
140は画像読取り手段130での読み取りにより生成された画像データについて、出力設定と共にジョブとして記憶する記憶手段であり、ハードディスク装置などによって構成されている。
【0035】
150は記憶手段140に記憶されたジョブの画像データについて出力設定に従って画像形成して出力する画像形成手段であり、図2の画像形成手段10の電気的構成部分である。
【0036】
なお、CPU102は画像形成や画像処理のための制御プログラムを実行しており、その制御プログラムに基づいて本実施の形態例の動作の制御や各種画像処理の制御を実行するものである。また、この実施の形態例の画像形成装置は、画像形成手段150は、レーザビームを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものでもよい。
【0037】
また、この実施の形態例において、ジョブあるいはJOBとは、コピージョブのことであり、原稿の読み取りにより生成された画像データについて、出力設定(画像形成出力に関する各種設定)と共に記憶手段に、読み取られた一連の原稿を単位として記憶されたものを意味している。また、予約ジョブとは、原稿の読み取りと画像形成出力とがリアルタイムで行われずに、画像形成待ちの状態で記憶手段に記憶された状態のジョブを意味している。
【0038】
以上のような画像形成装置において、本実施の形態例の特徴部分の動作について、角度決定を含めた画像形成について図3のフローチャート、および図4以降の説明図などを参照して動作説明を行う。
【0039】
画像形成装置の操作入力手段110の表示画面としては、通常状態では制御手段101の制御によって図4に示す基本画面が表示されている。この図4の画面例では、JOB1〜JOB9までは予約ジョブとして既に割り当てられており、JOB10以降が空きジョブであることを示している。
【0040】
ここでは、既に原稿を読み取り手段20によって読み取って、読み取りにより生成された画像データについて、出力設定と共に予約ジョブとして記憶手段140に記憶しているものとする。そして、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために、ユーザが差し替え,削除,追加をしようとする場合を想定する。
【0041】
このような場合に、まず、ユーザは操作入力手段110の基本表示画面の「予約リスト」(図4▲1▼)を選択する(図3S1でY)。このような操作が操作入力手段110からなされると、制御手段101は図5の予約ジョブリストを表示する(図3S2)。ここでは、制御手段101の制御によって、記憶手段140内に予約ジョブとして割り当てられて記憶されているJOB1〜JOB9が表示される。
【0042】
この図5の予約ジョブリストでは、ユーザは、JOB1〜JOB9のいずれかを選択することが可能であり、さらに、選択した予約ジョブについて「JOB削除」,「ジョブ優先」,「原稿変更」のいずれかを実行することを選択可能である。
【0043】
ここで、「JOB削除」とは、選択された予約JOBそのものを削除する処理である。また、「JOB優先」とは、選択された予約JOBの優先順位を上げる処理である。また、「原稿変更」とは、選択された予約JOBとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をするため、予約JOBについての画像データの変更(画像データの追加、画像データの一部削除、画像データの一部もしくは全部の差し替え)する処理である。
【0044】
すなわち、この図5の予約ジョブリストの画面で選択された予約JOBについて「JOB削除」が選択されれば、その予約JOBそのものを記憶手段140の中から削除する処理を制御手段101が実行する(図3S5「JOB削除」、S6)。
【0045】
また、この図5の予約ジョブリストの画面で選択された予約JOBについて「JOB優先」が選択されれば、その予約JOBの出力順番の優先順位を上げる処理を制御手段101が実行する(図3S5「優先順位変更」、S7)。
【0046】
そして、この図5の予約ジョブリストの画面で選択された予約JOBについて「原稿変更」が選択されれば、その予約JOBについての原稿変更についての設定画面(図6)を制御手段101が操作入力手段110に表示する(図3S5「原稿変更」、S8)。図5では、「JOB3」について「原稿変更」が選択された様子を示している。
【0047】
また、図6にて「原稿の追加」がユーザにより選択された場合、制御手段101は、追加する原稿を追加する位置を指定するための詳細画面(図7)を操作入力手段110に表示する。
【0048】
また、図6にて「原稿の削除」がユーザにより選択された場合、制御手段101は、削除位置(削除する頁)を指定するための詳細画面(図8)を操作入力手段110に表示する。
【0049】
また、図6にて「原稿の差し替え」がユーザにより選択された場合、制御手段101は、差し替え位置(差し替える頁)を指定するための詳細画面(図9)を操作入力手段110に表示する。なお、制御手段101は、指定頁のみの差し替えだけではなく、全頁の差し替えも、ユーザからの選択により受け付ける。
【0050】
これら図7〜図9のような詳細画面が操作入力手段110に表示された場合、ユーザは追加、削除、差し替えをする頁位置を項目あるいはテンキーからの入力により指定する。
【0051】
この図7での追加位置であれば、指定頁以外に、先頭あるいは末尾という項目をユーザが選択することも可能である。また、この図9での差し替え位置であれば、指定頁以外に、全頁という項目をユーザが選択することも可能である。
【0052】
なお、追加あるいは差し替えを実行する場合には、新たな原稿の読み込みが必要となるため、制御手段101は図10のような原稿セットを促す画面を操作入力手段110に表示する。新たな原稿が読み取り手段20にセットされて、ユーザによりコピーボタンが押下された場合には、制御手段101は原稿読み取りの制御を行う(図3S11)。すなわち、原稿読取り手段20,130で原稿を読み取らせ、画像データを生成する。
【0053】
この原稿の読み取りの際に、読み取った原稿が、追加あるいは差し替える頁数に足りない場合には、制御手段101は、所定のエラーメッセージを操作入力手段110に表示して、所定枚数の原稿のセットをユーザに促す。
【0054】
ここで、制御手段101は、記憶手段140内の選択された予約JOBについて、指定された頁位置の原稿に相当する画像データを削除,追加,差し替えする画像データの編集処理についての制御を実行する(図3S12)。なお、このような制御においては、図示されていない画像処理プロセッサなどのハードウェアを用いてもよい。
【0055】
記憶手段140内に記憶されたジョブが圧縮されていない状態である場合には、追加,削除,差し替えする部分の画像データを処理した後にジョブを保存すればよい。また、記憶手段140内に記憶されたジョブが圧縮された状態である場合には、圧縮データを一旦伸長し、追加,削除,差し替えする部分の画像データを処理した後に再び圧縮して、今までのジョブと置き換えるようすればよい。
【0056】
この後、あるいは、この制御と並行して、制御手段101は、操作入力手段110の表示を基本画面の通常状態に戻す。
【0057】
以上説明した実施の形態例の動作と効果との対応関係を示せば、以下の(1)〜(5)のようになる。
【0058】
(1)この実施の形態例では、原稿の画像を読み取って生成された画像データについて出力設定と共にジョブとして記憶手段140に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段150により画像形成する場合に、該当する予約ジョブの原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段140に記憶されている予約ジョブの画像データの変更を、制御手段101が行う。
【0059】
この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になる。これにより、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合であっても、予約ジョブ自体の削除、原稿全部を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順は必要なくなる。さらに、予約ジョブ自体はそのまま残っているため、出力される順番も当初のままであり、何ら変更の作業は必要なくなる。
【0060】
(2)この実施の形態例では、上記(1)での画像データの変更として、予約ジョブに対する画像データの追加、予約ジョブからの画像データの一部削除、予約ジョブに対する画像データの一部差し替え、予約ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれかを行うようにしている。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0061】
(3)この実施の形態例では、上記(2)での画像データの変更として、操作入力手段手段110により指定された頁位置に、予約ジョブに対する画像データの追加、予約ジョブからの画像データの一部削除、予約ジョブに対する画像データの一部差し替えのいずれかを行うようにしている。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の任意の頁位置について、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれか所望の作業を行うことが可能になる。
【0062】
(4)この実施の形態例では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した場合には、画像データの変更の完了を待って画像形成を開始するように制御手段101が制御を行えばよい。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが、画像形成開始までの間に可能になる。
【0063】
(5)この実施の形態例では、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した際に、当該ジョブに後続する予約ジョブが記憶手段140に存在する場合には、該後続する予約ジョブについての画像形成を開始するように制御手段101が制御を行うことも好ましい。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になり、その画像データ変更作業が長引いた場合は後続予約ジョブの画像形成を先に行うために、予約ジョブ全体の処理が遅れることもなくなる。
【0064】
【発明の効果】
以上、実施の形態例により詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
【0065】
この発明では、原稿の画像を読み取って生成された画像データを出力設定と共に記憶手段に記憶し、この記憶された画像データを出力設定に従って画像形成手段により画像形成する場合に、原稿の読み取り開始から画像形成開始までの間に、記憶手段に記憶されているジョブの画像データの変更を制御手段が行う。この結果、多くの作業時間や手間を必要とせずに、予約ジョブとして既に読み込んだ原稿の差し替え,削除,追加を行うことが可能になる。これにより、予約ジョブとして読み込んだ原稿の一部に誤記などがあったために差し替え,削除,追加をしようとする場合であっても、予約ジョブ自体の削除、原稿全部を読み込ませて新たにジョブの予約をする、という手順は必要なくなる。さらに、予約ジョブ自体はそのまま残っているため、出力される順番も当初のままであり、何ら変更の作業は必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態例の画像形成装置の操作入力手段の表示の様子を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
101 制御手段
102 CPU
103 ROM
104 RAM
110 操作入力手段
120 RADF
130 画像読み取り手段
140 記憶手段
150 画像形成手段
Claims (5)
- 原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取り手段と、
前記読取り手段により生成された画像データを出力設定と共に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを出力設定に従って画像形成する画像形成手段と、
新たに画像データおよび出力設定を予約ジョブとして前記記憶手段に記憶するための入力を受け付けるジョブ予約指示部、および、前記ジョブ予約指示部からの入力により記憶された前記予約ジョブの画像データの変更のための入力を受け付ける画像データ変更指示部を備える操作入力手段と、
前記読取り手段による原稿の読み取り開始から前記画像形成手段による画像形成開始までの間に、前記画像データ変更指示部からの前記予約ジョブの画像データ変更の入力があった場合に、前記記憶手段に記憶されている前記予約ジョブの画像データの変更を行う制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、画像データの変更として、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの一部差し替え、ジョブに対する画像データの全部差し替えのいずれかを行う、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、画像データの変更として、前記操作入力手段手段により指定された頁位置に、ジョブに対する画像データの追加、ジョブからの画像データの一部削除、ジョブに対する画像データの差し替えのいずれかを行う、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した場合には、画像データの変更の完了を待って画像形成を開始する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、画像データの変更を実行中に当該ジョブの画像形成のタイミングが到来した際に、当該ジョブに後続する予約ジョブが前記記憶手段に記憶されている場合には、該後続する予約ジョブについての画像形成を開始する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2002282816A JP2004120505A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095849A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sharp Corp | 印刷システム、ドキュメント差し替え装置、及びプリンタドライバ |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002282816A patent/JP2004120505A/ja active Pending
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JP2006095849A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Sharp Corp | 印刷システム、ドキュメント差し替え装置、及びプリンタドライバ |
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