JP2004120172A - テレビドアホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】玄関子機にて撮像される映像を録画ユニットに複数回録画する場合において、映像の変化の少ない冗長的な画像データの録画を防止する。
【解決手段】録画ユニット3のメモリ35に録画された最新の録画映像と、玄関子機1のカメラ11にて撮像された玄関先の映像の画像データのうち来訪者の人体に該当する肌色部分の画像データとの変化が両映像の相互相関係数、または両映像の差分により画像比較回路34、34aを介して求めることができる。また、画像比較回路にて求められる映像の変化がトリガとなり、玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび画像圧縮/伸長コーデック36を介して圧縮されたn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)のメモリ37、38への録画動作が複数回繰り返される。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビドアホン装置に係り、特に、玄関子機にて撮像された来訪者の映像を含む玄関先の映像を親機にて表示させ、住戸内の居住者による来訪者の識別を容易としたテレビドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のテレビドアホン装置として、外出モード時において呼出操作を行なった来訪者の映像を含む玄関先の映像を、録画ユニットのタイマにて計時される所定時間内において玄関子機のカメラにて複数回(n回)撮像し、この映像とともに録画されていたキャプチャー機能による分割画面画像データ(n分割画面画像データ)を、再生モード時において親機のモニタに表示させることにより、呼出操作を行った来訪者がカメラの撮像範囲外に移動し、モニタに映像が表示されないといった事態の発生が防止され、住戸内の居住者による来訪者の顔の識別が容易となるテレビドアホン装置が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−94977号公報(第3−4頁)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例のテレビドアホン装置においては、録画ユニットのタイマにて計時される所定時間が経過したことをトリガとして、呼出操作を行った来訪者の映像を含むを玄関先の映像を玄関子機のカメラにて撮像し、この動作を複数回(n回)繰り返すことによりメモリに録画されるため、録画中に来訪者が顔を動かす等、来訪者がカメラの撮影範囲外に移動した場合でも、複数回の映像の何れかに来訪者の顔が容易に識別できる映像が含まれる確率が高いという利点がある、一方、録画中に来訪者が顔を動かして撮影範囲外に移動することは稀であり、大抵の場合、来訪者は撮影範囲内に存在しているため、複数回にわたって録画された映像には、見た目上の違いは変化の少ない映像となることが多く、メモリの記憶領域を必要以上に使用する難点があった。
【0004】
本発明は、上述の難点を解消するためになされたもので、玄関子機にて撮像される映像を録画ユニットに複数回録画する場合において、映像の変化の少ない冗長的な画像データの録画を防止できるテレビドアホン装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明のテレビドアホン装置は、玄関子機の呼出ボタンが操作され呼び出しをかけたとき、玄関子機のカメラにて撮像された玄関先の映像を録画ユニットの外出ボタンの操作により録画ユニットのメモリに録画し、録画ユニットの再生ボタンの操作により録画ユニットに録画されていた玄関先の映像を親機のモニタにて表示するものである。録画ユニットは、録画ユニットのメモリに録画された最新の録画映像と玄関先からの映像との変化を両映像の相互相関係数により求めるための画像比較回路と、画像比較回路から得られる映像の変化をトリガとして玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび画像データのキャプチャー機能によるn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)をメモリに録画し、メモリに録画された画像データをモニタに映像として表示するための画像圧縮/伸長コーデックとを備えたものである。
【0006】
このようなテレビドアホン装置によれば、録画ユニットのメモリに録画された最新の録画映像と玄関子機のカメラにて撮像された玄関先の映像の画像データとの変化が両映像の相互相関係数により画像比較回路を介して求めることができる。また、画像比較回路にて求められる映像の変化がトリガとなり、玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび画像圧縮/伸長コーデックを介して圧縮されたn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)のメモリへの録画動作が複数回繰り返されることにより、映像の変化の少ない冗長的な画像データのメモリへの録画を防止でき、録画した映像を他の場所に転送する場合においても、転送する画像データは少なく抑えられる。
【0007】
また、本発明のテレビドアホン装置は、玄関子機の呼出ボタンが操作され呼び出しをかけたとき、玄関子機のカメラにて撮像された玄関先の映像を録画ユニットの外出ボタンの操作により録画ユニットのメモリに録画し、録画ユニットの再生ボタンの操作により録画ユニットに録画されていた玄関先の映像を親機のモニタにて表示するものである。録画ユニットは、録画ユニットのメモリに録画された最新の録画映像と玄関からの映像との変化を両映像の差分により求めるための画像比較回路と、画像比較回路から得られる映像の変化をトリガとして玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび画像データのキャプチャー機能によるn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)をメモリに録画し、メモリに録画された画像データをモニタに映像として表示するための画像圧縮コーデックとを備えたものである。
【0008】
このようなテレビドアホン装置によれば、録画ユニットのメモリに録画された最新の録画映像と玄関子機のカメラにて撮像された玄関先の映像の画像データとの変化が両映像の差分により画像比較回路を介して求めることができる。また、画像比較回路にて求められる映像の変化がトリガとなり、玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび画像圧縮/伸長コーデックを介して圧縮されたn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)のメモリへの録画動作が複数回繰り返されることにより、映像の変化の少ない冗長的な画像データのメモリへの録画を防止でき、録画した映像を他の場所に転送する場合においても、転送する画像データは少なく抑えられる。
【0009】
また、本発明のテレビドアホン装置において、玄関子機は、玄関子機の撮像範囲に存在しない来訪者からの呼び出しを受け付けないようにするため、玄関子機の撮像範囲に存在しない来訪者の呼出ボタンの操作による呼び出しを無効とする人体センサを備えたものである。
【0010】
このようなテレビドアホン装置によれば、玄関先に近づいた来訪者が玄関子機のカメラの撮像範囲内に存在しており人体センサにて人体感知された場合にのみ、来訪者による呼出操作を有効であると判断する、一方、来訪者が玄関子機のカメラの撮像範囲内に存在しておらず人体センサにて人体感知されなかった場合には、来訪者による呼出操作を無効であると判断して呼び出しを受け付けないようにできる。
【0011】
また、本発明のテレビドアホン装置において、録画ユニットは、玄関先の映像のうち人体の肌色部分を抽出して画像データを画像比較回路に入力するための肌色フィルタを備えたものである。
【0012】
このようなテレビドアホン装置によれば、録画ユニットの画像比較回路にてメモリに録画された最新の録画映像と比較される画像データを、玄関子機のカメラにて撮像される映像のうち、来訪者の人体に該当する肌色部分の画像データとすることにより、映像の変化の少ない冗長的な画像データのメモリへの録画を抑えることができ、録画した映像を他の場所に転送する場合においても、転送する画像データは少なく抑えられる。
【0013】
また、本発明のテレビドアホン装置において、録画ユニットは、玄関先の映像を録画してから次に映像の録画をするまでタイマ設定時間内の画像比較回路の出力を無効とするためのタイマ回路を備えたものである。
【0014】
このようなテレビドアホン装置によれば、録画ユニットのタイマ回路にて計時されるタイマ設定時間内には、画像比較回路の出力が無効となり、ゆえに、メモリへの録画動作が停止されることにより、当該メモリの記憶領域の使用を抑えることができる。
【0015】
また、本発明のテレビドアホン装置は、録画ユニットと親機とを一体化したものである。
【0016】
このようなテレビドアホン装置によれば、住戸内に設置される録画ユニットおよび親機の設置占有スペースを小さくできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテレビドアホン装置を適用した好ましい形態の実施例について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施例によるテレビドアホン装置の構成を示すブロック図であり、玄関先に設置される玄関子機1と、住戸内に設置される親機2と、(2線からなる)伝送線路L1、L2を介して玄関子機1、親機2にそれぞれ接続された録画ユニット3とで構成されており、伝送線路L2を介して接続された親機2および録画ユニット3は一体的に構成される。
【0019】
同図に示す玄関子機1には、玄関先に居る来訪者が住戸内の居住者を呼び出すために操作する呼出ボタン10と、呼出操作を行った来訪者の映像を含む玄関先の映像を撮像するためのカメラ11と、来訪者が呼び出した居住者との間で通話を成立させるために用いるマイク(以下、子機マイクという。)12およびスピーカ(以下、子機スピーカという。)13と、カメラ11の撮像範囲内に人体が存在しているか否かを監視し、この撮像範囲内に存在しない来訪者からの呼び出しを受け付けない、すなわち、呼出ボタン10の呼出操作を無効とするための人体センサ14と、呼出ボタン10、カメラ11、子機マイク12、子機スピーカ13、人体センサ14と伝送線路L1を介して接続された録画ユニット3の後述する伝送インターフェース42との間で送受信される諸信号の信号伝送ラインをそれぞれ形成するための伝送インターフェース(以下、子機I/Fという。)15とが備えられている。
【0020】
同図に示す親機2には、玄関子機1のカメラ11にて撮像された映像を表示するためのモニタ20と、住戸内の居住者が呼出元である玄関先に居る来訪者との間で通話を成立させるために用いるマイク(以下、親機マイクという。)21およびスピーカ(以下、親機スピーカという。)22と、当該親機の構成各部を制御するためのCPU(以下、親機CPUという。)23と、モニタ20、親機マイク21、親機スピーカ22、親機CPU23と伝送線路L2を介して接続された録画ユニット3の後述する伝送インターフェース42との間で送受信される諸信号の信号伝送ラインをそれぞれ形成するための伝送インターフェース(以下、親機I/Fという。)24とが備えられている。
【0021】
同図に示す録画ユニット3には、外出等で住戸内を不在とする前において、居住者が外出モードの設定を行うために操作する外出ボタン30と、住戸内を不在としていた居住者が帰宅時において後述するメモリ38に録画されていた画像データを親機2のモニタ20に表示させるために操作する再生ボタン31と、玄関子機1のカメラ11にて撮像された映像のアナログ映像信号をA/D(アナログ/デジタル)変換するとともに、後述する画像圧縮/伸長コーデック36を介して伸長されたデジタル映像信号をD/A(デジタル/アナログ)変換して親機2のモニタ20に表示させるためのデジタルビデオコーデック32と、デジタルビデオコーデック32を介してA/D変換されたデジタル映像信号に含まれている人体の肌色部分を抽出するための肌色フィルタ33と、後述するメモリ35に予め録画されていた最新の画像データ(録画画像データ)と肌色フィルタ33を介して抽出された人体の肌色部分に該当するデジタル映像信号との変化を、両映像の相互相関係数により求めるための画像比較回路(以下、第1の画像比較回路という。)34と、第1の画像比較回路34にて比較される画像データが録画されるメモリ、例えば、DRAMにて構成されるメモリ(以下、第1のメモリという。)35と、第1の画像比較回路34から得られる映像変化をトリガとして、後述するタイマ回路39にて計時される玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データ、すなわち、デジタルビデオコーデック32を介してA/D変換されたデジタル映像信号および当該画像データのキャプチャー機能によるn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)を圧縮して後述するメモリ37に録画するとともに、メモリ37に録画された画像データを親機2のモニタ20に表示させるために伸長する画像圧縮/伸長コーデック36と、画像圧縮/伸長コーデック36を介して圧縮された画像データが録画されるメモリ、例えば、DRAMにて構成されるメモリ(以下、第2のメモリという。)37と、玄関子機1のカメラ11にて撮像された映像の各回の画像データを、画像圧縮/伸長コーデック36を介して圧縮されたn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)として録画するためのメモリ、例えば、フラッシュROM等の不揮発性メモリにて構成されるメモリ(以下、第3のメモリという。)38と、玄関子機1のカメラ11にて撮像された映像の画像データを第3のメモリ38に録画してから次の映像の画像データを録画するまでの所定の時間とされるタイマ設定時間の計時を行い、このタイマ設定時間内において、第1の画像比較回路34からの出力を無効(停止)とするためのタイマ回路39と、第3のメモリ38に録画された画像データの回数をカウントするためのカウンタ40と、当該録画ユニットの構成各部/回路を制御するためのCPU(以下、ユニットCPUという。)41と、デジタルビデオコーデック32、ユニットCPU41と伝送線路L1を介して玄関子機1の子機I/F15および伝送線路L2を介して親機2の親機I/F24との間で送受信される諸信号の信号伝送ラインをそれぞれ形成するための伝送インターフェース(以下、ユニットI/Fという。)42とが備えられている。
【0022】
このように構成された本発明の実施例によるテレビドアホン装置において、以下、具体的な動作について図1のブロック図を参照して説明する。
【0023】
居住者が外出等で住戸内を不在とする前において、録画ユニット3の外出ボタン30を操作して外出モードの設定を行うと、この操作を検出したユニットCPU41は、玄関子機1の人体センサ14を起動させるためのセンサ起動信号を出力する。このセンサ起動信号は、ユニットI/F42、伝送線路L1、玄関子機1の子機I/F15を介して人体センサ14に伝送されることにより、人体センサ14が起動してカメラ11の撮像範囲内に人物、例えば、来訪者や不審者等が存在しているか否かの監視を開始する。
【0024】
上述のような外出モード設定中、すなわち、居住者が住戸内を不在としている留守中において、玄関先に近づいた来訪者が玄関子機1のカメラ11の撮像範囲内に存在しており呼出ボタン10を操作すると、呼出ボタン10からの呼出信号に当該来訪者を感知した人体センサ14からの人体感知信号を重畳させた呼出信号が子機I/F15から伝送線路L1に出力される、一方、玄関先に近づいた来訪者が玄関子機1のカメラ11の撮像範囲内に存在しておらず呼出ボタン10を操作すると、呼出ボタン10からの呼出信号のみが子機I/F15から伝送線路L1に出力される。また、玄関子機1の子機I/F15からの呼出信号は、伝送線路L1、録画ユニット3のユニットI/F42を介してユニットCPU41と、伝送線路L1、録画ユニット3のユニットI/F42、伝送線路L2、親機2の親機I/F24を介して親機CPU23とにそれぞれ伝送される。
【0025】
また、親機2の親機CPU23および録画ユニット3のユニットCPU41は、玄関子機1からの呼出信号に人体感知信号が重畳されているか否かを検出し、人体感知信号が重畳された呼出信号の入力時のみ玄関先の来訪者による呼出操作を有効であると判断する、すなわち、玄関先に近づいた来訪者が玄関子機1のカメラ11の撮像範囲内に存在しており呼出ボタン10を操作した場合にのみ呼出操作を有効であると判断する、一方、上述の来訪者が玄関子機1のカメラ11の撮像範囲内に存在しておらず呼出ボタン10を操作した場合には、呼出操作を無効であると判断して呼び出しを受け付けないようにできる。
【0026】
ここで、玄関先の来訪者による呼出操作を有効であると判断した親機2の親機CPU23は、玄関子機1のカメラ11を起動させるためのカメラ起動信号を出力する。このカメラ起動信号は、親機I/F24、伝送線路L2、録画ユニット3のユニットI/F42、伝送線路L1、玄関子機1の子機I/F15を介してカメラ11に伝送されることにより、カメラ11が起動して呼出操作を行った来訪者の映像を含む玄関先の映像の撮像が開始される。この映像は、適宜、信号処理されたアナログ映像信号として、子機I/F15、伝送線路L1、録画ユニット3のユニットI/F42を介してデジタルビデオコーデック32に伝送される。一方、玄関先の来訪者による呼出操作を有効であると判断した録画ユニット3のユニットCPU41は、当該録画ユニットの録画機能を能動とするための録画許可フラグを立てる。
【0027】
また、録画ユニット3のデジタルビデオコーデック32は、玄関子機1からのアナログ映像信号をデジタル映像信号にA/D変換する。このデジタル映像信号は、肌色フィルタ33を介して当該デジタル映像信号に含まれている色データのうち、人体の肌色部分の色データに関する当該デジタル映像信号のみを抽出して第1の画像比較回路34に出力し、その他の色データに関する当該デジタル映像信号については無効データに書き換える。
【0028】
また、録画ユニット3の第1の画像比較回路34は、肌色フィルタ33を介して抽出された人体の肌色部分の色データに関するデジタル映像信号と第1のメモリ35に予め録画されていた最新の画像データ、例えば、前回の呼出時における最終の画像データをなす比較デジタル映像信号との変化を両デジタル映像信号の相互相関係数により求め、この値が閾値よりも小さい、すなわち、互いのデジタル映像信号の相互相関係数が類似していないと判断した場合には、トリガとしての録画要求信号をユニットCPU41に出力する。
【0029】
また、録画ユニット3のユニットCPU41は、第1の画像比較回路34からの録画要求信号が検出されると、録画許可フラグを消去し、タイマ回路39にてタイマ設定時間の計時を開始させるとともに、第1の画像比較回路34を制御し、第1のメモリ35に録画される比較デジタル映像信号を、肌色フィルタ33を介して抽出された人体の肌色部分の色データに関するデジタル映像信号に書き換える。
【0030】
また、録画ユニット3のタイマ回路39にて計時中のタイマ設定時間がタイムアップとなると、これを検出したユニットCPU41は、デジタルビデオコーデック32からのデジタル映像信号を画像圧縮/伸長コーデック36に出力させる。画像圧縮/伸長コーデック34は、デジタルビデオコーデック32からのデジタル映像信号を圧縮し、1/1サイズの画像データとして第2のメモリ37に録画するとともに、当該画像圧縮/伸長コーデックが有するキャプチャー機能を用いて1/nサイズ(nは2以上の正の整数)に縮小させたn分割画面画像データを作成し、同様に第2のメモリ37に録画する。
【0031】
その後、録画ユニット3の画像圧縮/伸長コーデック36は、ユニットCPU41の制御により第2のメモリ37から1/1サイズの画像データを読み出し、この画像データは、ユニットCPU41を介して第3のメモリ38に転送されることにより、玄関子機1のカメラ11にて撮像された1回の映像が第3のメモリ38に録画される。
【0032】
このとき、録画ユニット3のユニットCPU41は、カウンタ40のカウント数を調べ、このカウント数がn−1回に達成していない場合には当該カウント数を「1」増加させ、タイマ設定時間の計時を再度開始させるためにタイマ回路39を制御し、タイマ設定時間のタイムアップを検出すると、当該録画ユニットの録画機能を能動とするための録画許可フラグを立てるとともに、カウンタ40のカウント数を「1」増加する。
【0033】
また、録画ユニット3のユニットCPU41は、カウンタ40のカウント数がn−1回に達しない場合には、上述の動作を反復して行う。
【0034】
さらに、録画許可フラグが立てられている録画ユニット3のユニットCPU41は、画像圧縮/伸長コーデック36を制御し、1/nサイズの分割画像データをタイル状に並べたn分割画面データを第2のメモリ37に録画させた後、この画像データを、画像圧縮/伸長コーデック36、ユニットCPU41を介して第3のメモリ38に転送させることにより、玄関子機1のカメラ11にて撮像されたn回の映像がn分割画面画像データとして第3のメモリ38に録画される。
【0035】
一方、録画ユニット3のユニットCPU41にて調べられたカウンタ40のカウント数がn−1回に達成している場合において、これを検出したユニットCPU41は、タイマ回路39でのタイマ設定時間の計時を停止させるとともに、玄関子機1のカメラ11の動作を停止させるためのカメラ停止信号を出力する。このカメラ停止信号は、ユニットI/F42、伝送線路L1、玄関子機1の子機I/F15を介してカメラ11に伝送され、カメラ11の動作を停止させることにより、呼出操作を行った来訪者の映像を含む玄関先の映像の撮像は停止される。
【0036】
次に、住戸内に帰宅した居住者が、留守中において玄関先にて呼出操作を行った来訪者の映像を確認するため、録画ユニット3の再生ボタン31を操作すると、再生操作を検出したユニットCPU41は、親機2のモニタ20を起動させるためのモニタ起動信号を出力する。このモニタ起動信号は、ユニットI/F42、伝送線路L2、親機2の親機I/F24を介してモニタ20に伝送され、モニタ20が映像表示可能な状態となる。
【0037】
また、録画ユニット3のユニットCPU41は、モニタ起動信号の出力とともに第3のメモリ38に録画されていたn分割画面画像データおよび1/1サイズの画像データを読み出し、これらの画像データを画像圧縮/伸長コーデック36を介して圧縮させた後、第2のメモリ37に録画するとともに、データ伸長命令信号、n画面キャプチャー表示命令信号をそれぞれ画像圧縮/伸長コーデック36に出力する。
【0038】
また、録画ユニット3において、ユニットCPU41からのデータ伸長命令信号、n画面キャプチャー表示命令信号をそれぞれ検出した画像圧縮/伸長コーデック36は、第2のメモリ37から読み出した画像データを元のデジタル映像信号に伸長させた後、当該画像圧縮/伸長コーデックが有するキャプチャー機能により処理した一画面画像データとしてデジタルビデオコーデック32に出力する。
【0039】
さらに、録画ユニット3のデジタルビデオコーデック32は、画像圧縮/伸長コーデック36からの一画面画像データをアナログ一画面画像データにD/A変換する。このアナログ一画面画像データは、ユニットI/F42、伝送線路L2、親機2の親機I/F24を介してモニタ20に伝送されることにり、住戸内に帰宅した居住者は、留守中において玄関先にて呼出操作を行った来訪者の映像を含む玄関先の映像をモニタ20の表示をもとに確認できる。
【0040】
なお、本発明の実施例によるテレビドアホン装置では、録画ユニット3のユニットCPU41に対してトリガとしての録画要求信号を出力する当該画像比較回路を、肌色フィルタ33を介して抽出された人体の肌色部分の色データに関するデジタル映像信号と第1のメモリ35に録画された最新のデジタル映像信号との変化を、両デジタル映像信号の相互相関係数により求め、互いのデジタル映像信号の相互相関係数が類似していないと判断した場合にのみ当該録画要求信号を出力する第1の画像比較回路34を適用させたが、これに限定されず、肌色フィルタ33を介して抽出された人体の肌色部分の色データに関するデジタル映像信号と第1のメモリ35に録画された最新のデジタル映像信号との変化を、両デジタル映像信号の差分により求め、この値が閾値よりも小さい、すなわち、互いのデジタル映像信号の差分が類似していないと判断した場合にのみ当該録画要求信号を出力する第2の画像比較回路34aも好適とされ、第1の画像比較回路34を適用した場合と同様な効果を奏する。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のテレビドアホン装置によれば、録画ユニットのメモリに録画された最新の録画映像と、玄関子機のカメラにて撮像された玄関先の映像の画像データのうち来訪者の人体に該当する肌色部分の画像データとの変化が両映像の相互相関係数、または両映像の差分により画像比較回路を介して求めることができる。また、画像比較回路にて求められる映像の変化がトリガとなり、玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび画像圧縮/伸長コーデックを介して圧縮されたn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)のメモリへの録画動作が複数回繰り返されることにより、映像の変化の少ない冗長的な画像データのメモリへの録画を防止でき、録画した映像を他の場所に転送する場合においても、転送する画像データは少なく抑えられる。
【0042】
また、玄関先に近づいた来訪者が玄関子機のカメラの撮像範囲内に存在しておらず人体センサにて人体感知されなかった場合には、来訪者による呼出操作を無効であると判断して呼び出しを受け付けないようにできる。
【0043】
また、録画ユニットのタイマ回路にて計時されるタイマ設定時間内には、メモリへの録画動作が停止されることにより、当該メモリの記憶領域の使用を抑えることができる。
【0044】
さらに、住戸内に設置される録画ユニットおよび親機が一体的に構成されることにより、設置占有スペースを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるテレビドアホン装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・・・玄関子機
2・・・・・親機
3・・・・・録画ユニット
10・・・・・呼出ボタン
14・・・・・人体センサ
20・・・・・モニタ
30・・・・・外出ボタン
31・・・・・再生ボタン
33・・・・・肌色フィルタ
34、34a・・・・・(第1、第2の)画像比較回路
35、37、38・・・・・メモリ
36・・・・・画像圧縮/伸長コーデック
39・・・・・タイマ回路

Claims (6)

  1. 玄関子機(1)の呼出ボタン(10)が操作され呼び出しをかけたとき、前記玄関子機のカメラ(11)にて撮像された玄関先の映像を録画ユニット(3)の外出ボタン(30)の操作により前記録画ユニットのメモリ(35、37、38)に録画し、前記録画ユニットの再生ボタン(31)の操作により前記録画ユニットに録画されていた前記玄関先の映像を親機(2)のモニタ(20)にて表示するテレビドアホン装置であって、
    前記録画ユニットは、前記録画ユニットの前記メモリに録画された最新の録画映像と前記玄関先からの映像との変化を両映像の相互相関係数により求めるための画像比較回路(34)と、前記画像比較回路から得られる映像の変化をトリガとして前記玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび前記画像データのキャプチャー機能によるn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)を前記メモリに録画し、前記メモリに録画された画像データを前記モニタに映像として表示するための画像圧縮/伸長コーデック(36)とを備えたことを特徴とするテレビドアホン装置。
  2. 玄関子機(1)の呼出ボタン(10)が操作され呼び出しをかけたとき、前記玄関子機のカメラ(11)にて撮像された玄関先の映像を録画ユニット(3)の外出ボタン(30)の操作により前記録画ユニットのメモリ(35、37、38)に録画し、前記録画ユニットの再生ボタン(31)の操作により前記録画ユニットに録画されていた前記玄関先の映像を親機(2)のモニタ(20)にて表示するテレビドアホン装置であって、
    前記録画ユニットは、前記録画ユニットの前記メモリに録画された最新の録画映像と前記玄関先からの映像との変化を両映像の差分により求めるための画像比較回路(34a)と、前記画像比較回路から得られる映像の変化をトリガとして前記玄関先からの異なる撮像時間での各回の画像データおよび前記画像データのキャプチャー機能によるn分割画面画像データ(nは2以上の正の整数)を前記メモリに録画し、前記メモリに録画された画像データを前記モニタに映像として表示するための画像圧縮/伸長コーデック(36)とを備えたことを特徴とするテレビドアホン装置。
  3. 前記玄関子機は、前記玄関子機の撮像範囲に存在しない来訪者からの呼び出しを受け付けないようにするため、前記玄関子機の撮像範囲に存在しない来訪者の前記呼出ボタンの操作による前記呼び出しを無効とする人体センサ(14)を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項2何れか1項記載のテレビドアホン装置。
  4. 前記録画ユニットは、前記玄関先の映像のうち人体の肌色部分を抽出して前記画像データを前記画像比較回路に入力するための肌色フィルタ(33)を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のテレビドアホン装置。
  5. 前記録画ユニットは、前記玄関先の映像を録画してから次に映像の録画をするまでタイマ設定時間内の前記画像比較回路の出力を無効とするためのタイマ回路(39)を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載のテレビドアホン装置。
  6. 前記録画ユニットと前記親機とを一体化したことを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載のテレビドアホン装置。
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