JP2004119625A - 電子部品用蓋体とその製造方法、ならびに圧電デバイスと圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器 - Google Patents

電子部品用蓋体とその製造方法、ならびに圧電デバイスと圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】外部からの衝撃に強い構造の電子部品用蓋体とその製造方法、ならびに、このような蓋体を利用することにより、外部からの衝撃によっても容易に性能に支障を来すことがない圧電デバイス、このような圧電デバイスを利用した携帯電話と電子機器を提供すること。
【解決手段】電子部品の所定の開口部を塞ぐために、電子部品に固定される電子部品用蓋体70であって、前記蓋体が透明な合成樹脂材料72とガラス材料71を積層して一体とした構成を備える。
【選択図】  図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電振動片をパッケージに収容した圧電デバイス等の電子部品の開口部に取付けられる蓋体及びその製造方法と、この蓋体を用いた圧電デバイス、ならびに、圧電デバイスを利用した携帯電話と電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、モバイルコンピュータ、あるいはICカード等の小型の情報機器や、携帯電話、自動車電話、またはページングシステム等の移動体通信機器において、パッケージ内に圧電振動片を収容した圧電振動子や圧電発振器等の圧電デバイスが広く使用されている。
図12は、このような圧電デバイスの構成例を示す概略断面図である。
図において、圧電デバイス1は、パッケージ2の内部に、圧電振動片3を収容している。この圧電振動片3は、例えば水晶基板を利用して形成されている。この圧電振動片3は、パッケージ2の内側底部に形成された電極部6に対して、導電性接着剤6aを用いて、その基部3aが接合されている。
【0003】
パッケージ2は、セラミックグリーンシートを金型で枠状に抜き、内側に内部空間を形成するために複数枚積層した後、焼結して形成されている。パッケージ2の内部空間S1には、上述した圧電振動片3が収容され、収容後に、パッケージ2の開口部5は蓋体4により塞がれている。
この蓋体4は、具体的には、パッケージ2の開口部5に隣接したパッケージ2の上端に、ロウ材4aを適用し、このロウ材4aにより接合されている。
これにより、圧電振動片3を収容した内部空間S1は、蓋体4によって、気密に封止されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構造の圧電デバイス1では、蓋体4がパッケージ2を構成する材料と線膨張係数の近いセラミックで形成したり、蓋体4の封止後に、圧電振動片3にレーザ光を当てて、圧電振動片3の電極部を一部蒸散させることで行う周波数調整に対応できるように、レーザ光を透過するガラスで形成されることがある。
【0005】
この場合、パッケージ2の上面に蓋体4が露出することになるが、このような構造であると、外部から加えられる衝撃で、蓋体4が破損するおそれがある。そして、蓋体4が破損すると、製品の外観を損なうだけでなく、損傷が大きいと気密性が損なわれ、所定の発振性能を得られない場合がある。
【0006】
そこで、図13のような構成も考えられる。
図13は、パッケージの形態を工夫することで、蓋体の損傷をできるだけ防止しようとする圧電デバイスの構造の一例であり、図12と同一の符号を付した箇所は、図12の圧電デバイス1と同じ構成である。
【0007】
図13において、圧電デバイス10のパッケージ2は、枠部7を備えている。つまり、パッケージ2の開口部5の外側に上向き段部5aを備え、その外側に低い壁状の内周を備える枠部7が形成されている。
この上向き段部5aにロウ材4aを適用して、蓋体4を接合する構造とされている。
したがって、圧電デバイス10においては、蓋体4が、枠部7に囲まれることから、外部から衝撃を受けやすい蓋体4の側面が枠部7により保護されることになり、従来の圧電デバイス1よりも蓋体4が損傷しにくい。
【0008】
しかしながら、広い面積を示す蓋体4の上面4bが外部に晒されたままであり、この部分に衝撃を受けると、依然として損傷しやすい。また、パッケージ2が枠部7を備える分、サイズが大きくなり、圧電デバイスの小型化に不利であるという欠点が付加される。このため、パッケージの大型化を許容するにしても得られる利点が少ないという問題がある。
【0009】
本発明は、外部からの衝撃に強い構造の電子部品用蓋体とその製造方法、ならびに、このような蓋体を利用することにより、外部からの衝撃によっても容易に性能に支障を来すことがない圧電デバイス、このような圧電デバイスを利用した携帯電話と電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、第1の発明によれば、電子部品の所定の開口部を塞ぐために、電子部品に固定される電子部品用蓋体であって、前記蓋体が透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした電子部品用蓋体により、達成される。
上記構成によれば、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層することにより、板状の蓋体の強度が向上し、外部から衝撃を受けた場合に容易に破損しない構造とすることができる。特に、電子部品の開口部を塞ぐ蓋体にこのような構造を採用することで、当該電子部品の密閉性を向上させることができ、さらには、液晶表示パネル等の外部に露出する箇所を保護する機能を向上させることができる。
【0011】
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記電子部品の開口部を塞ぐ状態で外部に露出する箇所に前記合成樹脂材料が配置されていることを特徴とする。上記構成によれば、蓋体自体の強度だけでなく、蓋体の外部に向いた露出面への衝撃に対しては、合成樹脂材料がその衝撃を緩和し、蓋体の損傷を有効に防止することができる。また、合成樹脂材料が外部に露出しているので、合成樹脂材料から出るガスが蓋体により閉鎖された空間内に滞留して、内部の素子に付着して悪影響を与え、素子の信頼性を低下させることがない。
【0012】
第3の発明は、第1の発明の構成において、前記合成樹脂材料を間に挟んで、表裏両面にガラス材料が配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、硬度の低い合成樹脂部が外部に露出することなく蓋体の強度を向上させ、さらに、間に挟まれた合成樹脂によりパッケージ内部面に露出するガラスへの衝撃を緩和し、気密性を確実に保持できる。さらに、二枚のガラス材料の間に合成樹脂材料を配置する構成を採用すると、合わせガラスの製造手法を利用して、蓋体を製造することが可能となる。
また、前記合成樹脂材料を間に挟んで、表裏両面にガラス材料が配置されていることから、合成樹脂材料が蓋体による閉鎖された空間内に露出しないため、合成樹脂材料から出るガスが蓋体により閉鎖された空間内に滞留して、内部の素子に付着して悪影響を与え、素子の信頼性を低下させることがない。
【0013】
また、上記目的は、第4の発明によれば、パッケージの開口部を蓋体により封止して、パッケージ内に圧電振動片を気密に収容する構成とした圧電デバイスであって、前記蓋体が、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした構成を備える、圧電デバイスにより、達成される。
上記構成によれば、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層することにより、板状の蓋体の強度が向上し、外部から衝撃を受けた場合に容易に破損しない構造とすることができる。これにより、パッケージの気密状態が損なわれたり、製品としての圧電デバイスの外観等が損なわれることがない。
【0014】
第5の発明は、第4の発明の構成において、前記パッケージが、前記蓋体により封止される開口部に、枠部を有しており、この枠部が、前記蓋体の外形に沿った相似形の内周形状を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、蓋体の損傷しやすい側面部を枠部により保護することができる。これに加えて、パッケージの枠部は、前記蓋体の外形に沿った相似形の内周形状を備えることで、蓋体を緊密に受容することができる。つまり、例えば、蓋体が全体として矩形に形成されていると、極めて小型で厚みも薄く形成される蓋体を枠部内に入れて封止固定しようとする場合に、蓋体の角部が引っ掛かりを生じて作業しにくくなる。そこで、例えば蓋体の角部を面取りして、枠部に対する引っ掛かりを防止すると同時に、このような面取り形状に合わせて、パッケージ側の枠部の内周形状を形成することで、蓋体の固定封止を確実にすることができる。
【0015】
第6の発明は、第4または5のいずれかの発明の構成において、前記蓋体が、前記パッケージの開口部を塞ぐ状態で、この蓋体の外部に露出する箇所に前記合成樹脂材料が配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、圧電デバイスの外側から作用する衝撃が、広い面積を示す蓋体の外部表面を損傷することを有効に防止することができる。また、合成樹脂材料が外部に露出しているので、合成樹脂材料から出るガスが蓋体により閉鎖された空間内に滞留して、内部の素子に付着して悪影響を与え、素子の信頼性を低下させることがない。
【0016】
第7の発明は、第4または5のいずれか発明の構成において、前記蓋体が、前記パッケージの開口部を塞ぐ状態で、この蓋体の前記パッケージ内面に露出する箇所に前記合成樹脂材料が配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、圧電デバイスの内部に圧電振動片が片持ち式に固定されている場合等において、圧電デバイスにかかる衝撃により、圧電振動片の自由端が、蓋体の内側表面に当たって、蓋体が損傷を受けることを有効に防止することができる。
【0017】
また、上記目的は、第8の発明によれば、ガラス基板の一面に少なくとも硬化した後は透明となる合成樹脂材料を均一に塗布する工程と、前記ガラス基板に塗布された合成樹脂材料を加熱硬化させる工程と、前記加熱硬化工程の後で、加熱硬化した樹脂を有するガラス基板を複数枚重ねて接着剤により貼り合わせる工程と、複数の前記加熱硬化樹脂付きガラス基板を貼り合わせたブロックを所定の大きさに切断して複数の加工用ブロックを形成する工程と、前記加工用ブロックを研磨して面取りを行う工程と、前記加工用ブロックの接着剤を剥離して、チップ状の蓋体を得る工程とを備える、電子部品用蓋体の製造方法により、達成される。
【0018】
上記構成によれば、複数の前記ガラス基板を貼り合わせたブロックを所定の大きさに切断して複数の加工用ブロックを形成する工程に先行して、各ガラス基板に合成樹脂材料を塗布している。このため、切断工程において、ガラス基板に割れや欠けを生じることが有効に防止でき、生産性が向上する。
【0019】
さらにまた、上記目的は、第9の発明によれば、パッケージの開口部を蓋体により封止して、パッケージ内に圧電振動片を気密に収容する構成とした圧電デバイスを利用した携帯電話装置であって、前記蓋体が、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした構成を備える圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにした、携帯電話装置により、達成される。
【0020】
また、上記目的は、第10の発明によれば、パッケージの開口部を蓋体により封止して、パッケージ内に圧電振動片を気密に収容する構成とした圧電デバイスを利用した電子機器であって、前記蓋体が、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした構成を備える圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにした、電子機器により、達成される。
【0021】
以上述べたように、本発明によれば、外部からの衝撃に強い構造の電子部品用蓋体とその製造方法、ならびに、このような蓋体を利用することにより、外部からの衝撃によっても容易に性能に支障を来すことがない圧電デバイス、このような圧電デバイスを利用した携帯電話と電子機器を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明の圧電デバイスの第1の実施の形態を示しており、図1はその概略平面図、図2は図1のA−A線概略断面図である。
図において、圧電デバイス30は、圧電振動子を構成した例を示しており、圧電デバイス30は、パッケージ36内に圧電振動片32を収容している。パッケージ36は、例えば、絶縁材料として、酸化アルミニウム質のセラミックグリーンシートを成形して形成される複数の基板を積層した後、焼結して形成されている。複数の各基板は、その内側に所定の孔を形成することで、積層した場合に内側に所定の内部空間S2を形成するようにされている。
この内部空間S2が圧電振動片を収容するための収容空間である。
すなわち、図2に示されているように、この実施形態では、パッケージ36は、例えば、下から第1の積層基板61、第2の積層基板64、第3の積層基板68を重ねて形成されている。
【0023】
パッケージ36の内部空間S2内の図において左端部付近において、内部空間S2に露出して内側底部を構成する第2の積層基板64には、例えば、タングステンメタライズ上にニッケルメッキ及び金メッキで形成した電極部31,31が設けられている。
この電極部31,31は、外部と接続されて、駆動電圧を供給するものである。この各電極部31,31の上に導電性接着剤43,43が塗布され、この導電性接着剤43,43の上に圧電振動片32の基部51が載置されて、導電性接着剤43,43が硬化されるようになっている。尚、導電性接着剤43,43としては、接合力を発揮する接着剤成分としての合成樹脂剤に、銀製の細粒等の導電性の粒子を含有させたものが使用でき、シリコーン系、エポキシ系またはポリイミド系導電性接着剤等を利用することができる。
【0024】
圧電振動片32は、例えば水晶で形成されており、水晶以外にもタンタル酸リチウム,ニオブ酸リチウム等の圧電材料を利用することができる。本実施形態の場合、圧電振動片32は、小型に形成して、必要な性能を得るために、特に図示する形状とされている。
すなわち、圧電振動片32は、パッケージ36側と後述するようにして固定される基部51と、この基部51を基端として、図において右方に向けて、二股に別れて平行に延びる一対の振動腕34,35を備えており、全体が音叉のような形状とされた、所謂、音叉型圧電振動片が利用されている。
【0025】
ここで、図1において、圧電振動片32の基部51において、一対の振動腕34,35の基端部側に寄った位置には、基部51の幅方向に縮幅して設けた切り欠き部もしくはくびれ部52,52を設けるようにしてもよい。
これにより、圧電振動片32の振動の漏れを防止して、CI(クリスタルインピーダンス)値を低減することができる。
また、一対の振動腕34,35には、それぞれ、長手方向に延びる長溝34a,35aを形成してもよい。この場合、各長溝は、図2の長溝34a,34aとして示されているように、各振動腕34,35の上面と下面に同様の態様でそれぞれ形成される。
このように、一対の振動腕34,35に、それぞれ長手方向に延びる長溝34a,35aを形成し、長溝34a,35a内に図示しない励振電極を形成することによって、振動腕34,35における電界効率が向上する利点がある。
【0026】
圧電振動片32の基部51の導電性接着剤43,43と触れる部分には、駆動電圧を伝えるための引出電極(図示せず)が形成されており、これにより、圧電振動片32は、駆動用電極がパッケージ36側の電極部31,31と導電性接着剤43,43を介して、電気的に接続されている。
この引出し電極は、圧電振動片32の長溝34a,35a内に形成された励振電極(図示せず)と一体に形成されて、励振電極に駆動電圧を伝えるためのものである。
また、パッケージ36の底面のほぼ中央付近には、パッケージ36を構成する2枚の積層基板に連続する貫通孔37a,37bを形成することにより、外部に開口した貫通孔37が設けられている。この貫通孔37を構成する2つの貫通孔のうち、パッケージ内部に開口する第1の孔37bに対して、第2の孔である外側の貫通孔37aは、より大きな内径を備えるようにされている。これにより、貫通孔37は、図2において下向きの段部62を備える段つき開口とされている。
【0027】
ここで、貫通孔37に充填される金属製封止材38としては、例えば、鉛を含まない封止材が選択されることが好ましく、例えば、銀ロウ、Au/Sn合金、Au/Ge合金等から選択される。これに対応して、段部62の表面の金属被覆部には、タングステンメタライズ上にニッケルメッキ及び金メッキを形成すると好ましい。
【0028】
さらに、この実施形態では、パッケージ36を構成する積層基板の最下層の基板61には、図2において右端部付近に孔を形成することにより、この積層基板の厚みに対応した凹部42が形成されている。この凹部42は、圧電振動片32の自由端である先端部の下方に位置している。これにより、本実施形態では、パッケージ36に外部から衝撃が加わった場合に、圧電振動片32の自由端が、矢印D方向に変位して振れた場合においても、パッケージ36の内側底面と当接されることを有効に防止されるようになっている。
【0029】
パッケージ36の開放された上端には、後述するように製造された蓋体70が接合されることにより、封止されている。蓋体70は、パッケージ36に封止固定した後で、図2に示すように、外部からレーザ光L1を圧電振動片32の先端部の金属被覆部に照射して、質量削減方式により周波数調整を行うために、光を透過する材料,特に、薄板ガラスにより形成されている。
蓋体70として適するガラス材料としては、例えば、ダウンドロー法により製造される薄板ガラスとして、板厚50μm乃至150μm程度の硼珪酸ガラスが使用される。硼珪酸ガラスはその組成として、一般的に、SiO2 、Al2  3、BaO、B2 Oを所定の割合で含み、種類によりさらにNa2 O、K2 O、ZnO等を含んで形成されている。これらの硼珪酸ガラスから、必要とされる強度や、上述した周波数調整における使用レーザ光の波長等を考慮して決定される。
【0030】
図7に示すように、蓋体70は、上述したような薄板ガラス71に、透明な合成樹脂材料72を積層して形成されている。
このような蓋体70は、本実施形態における圧電デバイス30だけでなく、同様な構成のものが、例えば、液晶パネルの表示面に設けられて、液晶セルを覆うように、装置の開口部に装着される蓋体等、各種電気,電子部品の開口部に適用することができるものである。
【0031】
このような蓋体70は、薄板ガラス71等のガラス材料と、透明な合成樹脂材料72とを積層することにより、板状の蓋体70の強度が向上し、外部から衝撃を受けた場合に容易に破損しない構造とすることができる。特に、電子部品の開口部を塞ぐ蓋体にこのような構造を採用することで、当該電子部品の密閉性を向上させることができ、さらには、液晶表示パネル等の外部に露出する箇所を保護する機能を向上させることができる。すなわち、薄板ガラス71に積層された合成樹脂材料72は、薄板ガラス71を覆うことで、外部から薄板ガラス71に、物が直接衝突することを防止する緩衝材としての保護効果がある。また、薄板ガラス71に合成樹脂材料72が積層されることで、薄板ガラス71を支持し、蓋体70の強度を向上させることができる等の種々の効果が発揮される。
【0032】
このような効果を発揮するために、蓋体70に適用される合成樹脂材料72としては、透明であることと、適用される電子部品に対応して、例えば、本実施形態の圧電デバイス30に適用する場合には、製造工程における加熱により損傷しない耐熱性が要求される。
このため、使用できる合成樹脂材料72としては、例えば、フッ素樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
このうち、フッ素樹脂を用いて、薄板ガラス71にコーティングする場合には、灯油、キシレン、メタノール、20パーセント硫酸等に対して優れた耐薬品性を示す他、耐熱性、低磨耗性、防汚性、非粘着性に優れている。また、比較的低温で焼き付けできるので、分解ガスの発生がほとんど無く、塗膜が一部剥離した場合にも重ね塗りが可能であるという特徴を備えている。
【0033】
さらに、蓋体70の積層構造としては、図7に示す構成に限るものではなく、図示するように、その側面に、薄板ガラス71と合成樹脂材料72の各端面が表れる構造以外に、蓋体70の側面全体に合成樹脂材料72が覆う形態とすることもできる(図示せず)。このような構成の場合には、蓋体70の最も外部からの衝撃に対して脆弱な箇所を合成樹脂材料72で保護することができる。
【0034】
本実施形態では、図2に示されているように、蓋体70は、パッケージ36に固定される際に、外部に露出する箇所、すなわち、図において上面に合成樹脂材料72が位置するようにされている。
これにより、蓋体70の外部に向いた露出面に対する衝撃によって、損傷が及ぶことを有効に防止することができる。
また、これとは逆に、蓋体70が、パッケージ36の開口部36aを塞ぐ状態で、この蓋体70のパッケージ36内面に露出する側に合成樹脂材料72を配置することもできる。
この場合には、パッケージ36に衝撃が加わり、パッケージ36内で圧電振動片32の自由端が蓋体70の内側表面、すなわち、合成樹脂材料72に当たっても、蓋体70の薄板ガラス71が損傷を受けることを有効に防止することができる。
このように、いずれの利点を選択するかにより、蓋体70の表裏を使い分けることができる。
【0035】
さらに、蓋体70では、図7に示すように、各角部が斜めに面取りされた面取り部73,73,73,73が設けられている。
すなわち、図7のように、蓋体70が全体として矩形に形成されていると、極めて小型で厚みも薄く形成される蓋体70をパッケージ36に固定しようとする場合に、蓋体の角部が引っ掛かりを生じて作業しにくくなる。そこで、図示のように蓋体70の角部を面取りして、引っ掛かりを防止することができる。また、面取りをしない角部は、衝撃により破損しやすいが、図示のように蓋体70の角部を面取りすることで、このような損傷を防止することができる。
【0036】
次に、図3ないし図6を参照して、蓋体70の製造方法の一例としての実施形態について説明する。
図3は、蓋体70の製造工程を示すフローチャート、図4ないし図6は、蓋体70の製造工程を示す説明図である。
先ず、図3において、上述した薄板ガラスと同じ材質で、それより大きいガラス基板としてのガラス板75に、合成樹脂材料76を滴下する(ST10)。この工程は図4(a)に示されている。ここで、適用される合成樹脂材料76は、図7で説明した合成樹脂材料72と同じものであるが、溶剤により液体状とされおり、この時点で必ずしも透明である必要はないが、硬化後においては透明となるものが使用される。この実施形態では、合成樹脂材料76として、例えば、フッ素樹脂によるコーティング剤が用いられ、例えば、ファインケミカルジャパン社の「FC−107ファイン・フッソコート」を用いることができる。
【0037】
次に、図3において、上記合成樹脂材料76をガラス板75に均一に塗布する(ST11)。この様子は、図4(b)に示されている。この例では、ガラス板75を図示しないスピンコータの回転台に載置し、ガラス板75を矢印Bの方向に回転させる。これによりガラス板75の上に滴下されている合成樹脂材料76は、放射状の矢印で示すように、均一に拡がる。所謂、スピンコートにより均一に被膜できる。
続いて、図4(c)において、ガラス板75上に均一に拡がった合成樹脂材料76を加熱して硬化させる(図3のST12)。この場合、例えば、雰囲気温度摂氏220度(以下、温度表示は全て「摂氏」とする)で、約60分、200度で約120分加熱し、合成樹脂材料76を硬化させる。ガラス板75に合成樹脂材料76が塗布されて硬化された後の基板をワーク77とする。
【0038】
次に、図5(d)に示すように、ワーク77の主面が重なるように積層状態として、例えば、紫外線硬化型接着剤を適用し、紫外線を照射することにより、ワーク77の主面どうしを貼り合わせて、ワークブロック78とする(図3のST13)。
そして、図5(e)に示すように、ワークブロック78に対してYC1,YC2と、TC1,TC2,TC3,TC4,TC5で示すような縦横の切断線に沿って切断する(図3のST14)。これにより、切りわけられた複数の加工用ブロック81を得る。
【0039】
次に、図6(f)に示すように、研磨装置として、円筒状のバレル加工器82に、所定の研磨剤とともに、加工用ブロック81を入れて、加工器82の内周面により、加工用ブロック81の角の面取り加工を行う(図3のST15)。
尚、図6(f)では、理解の便宜のため、加工器82に対して加工用ブロック81が極端に大きく表されているが、本来、加工器82内周面の曲率半径と加工用ブロック81との大きさは、適切な面取り加工に対応して決められており、加工器82内には、多くの加工用ブロック81が同時に投入される。
次いで、図6(g)に示すように、紫外線硬化型接着剤を溶かして剥離し、加工用ブロック81の積層固定状態から個々の小片に分離することにより(図3のST16)、この個々の小片が、蓋体70として完成される(図3のST17)。
【0040】
このように、本実施形態の製造方法によれば、複数のガラス板75を貼り合わせたワークブロック78を所定の大きさに切断して、複数の加工用ブロック81を形成する工程に先行して、各ガラス板75に合成樹脂材料76を塗布している。このため、図5(e)の切断工程(ST14)において、ガラス板75に割れや欠けを生じることなく蓋体70を製造することができる。
【0041】
図8は、本発明の圧電デバイスの第2の実施形態を示す概略断面図であり、図1及び図2で説明した圧電デバイス30と同一の符号を付した箇所は、共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
図8の第2の実施形態に係る圧電デバイス90は、第1の実施形態の圧電デバイス30と比較すると、蓋体の構成が相違している。
【0042】
図8に示されているように、この圧電デバイス90の蓋体91は、図7の蓋体70と異なり、薄板ガラス71と合成樹脂材料72の一方の層を複数とした三層構造である。特にこの場合、二枚の薄板ガラス71,71等のガラス材料の間に合成樹脂材料72を配置する構成とされている。
このような三層構造の蓋体90を採用すると、合わせガラスの製造手法を利用して、蓋体を製造することが可能となる。また、このような三層構造の蓋体は、圧電デバイス等の電子部品に取付ける場合には、表裏面の区別がなくなり、製造工程において取り扱いが容易になるという利点がある。
その他の作用効果については、第1の実施形態と同様である。また、蓋体は、このような三層構造に限らず、さらに多くの層構造で形成することができることは勿論である。
【0043】
図9及び図10は、本発明の圧電デバイスの第3の実施の形態を示しており、図9はその概略平面図、図10は図9のE−E線概略断面図である。
この第3の実施形態による圧電デバイス100において、図1及び図2で説明した圧電デバイス30と同一の符号を付した箇所は、共通する構成であるから、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0044】
第3の実施形態に係る圧電デバイス100は、第1の実施形態の圧電デバイス30と比較すると、蓋体の構造は同じであるが、パッケージの構造が、一部異なっている。
すなわち、圧電デバイス100のパッケージ106は、第1の実施形態のパッケージ36と異なり、第3の積層基板68の上にもう一層の積層基板を重ねて、その内側を大きく除くことにより、枠部93を形成している。
【0045】
この枠部93はパッケージの開口部106aの外側に位置しており、枠部93の内周形状は、図9に示されているように、蓋体70の外形に沿った相似形の内周形状を備えている。つまり、枠部93の内周形状は、特に、蓋体70の面取り部73,73,73,73に対応した形状とされている。
【0046】
第3の実施形態は以上のように構成されており、図10に示されているように、蓋体70は、枠部93の内側に緊密に入り込んで、ロウ材33により固定されている。
このような蓋体70の封止固定を行う封止作業においては、蓋体70が全体として矩形に形成され、極めて小型で厚みも薄く形成されているので、この蓋体70を枠部93内に入れて封止固定しようとする場合に、蓋体70の角部が引っ掛かりを生じて作業しにくくなる。しかしながら、この蓋体70は、角部が面取りされていて、挿入の際に、枠部93に対する引っ掛かりが防止されている。また、枠部93も蓋体70の面取り形状に合わせて、パッケージ側の枠部の内周形状を形成することで、蓋体70の固定封止を確実にすることができる。
それ以外の作用効果は、第1の実施形態と同様である。
【0047】
図11は、本発明の上述した実施形態に係る圧電デバイスを利用した電子機器の一例としてのデジタル式携帯電話装置の概略構成を示す図である。
図において、送信者の音声を受信するマイクロフォン308及び受信内容を音声出力とするためのスピーカ309を備えており、さらに、送受信信号の変調及び復調部に接続された制御部としての集積回路等でなるコントローラ301を備えている。
コントローラ301は、送受信信号の変調及び復調の他に画像表示部としてのLCDや情報入力のための操作キー等でなる情報の入出力部302や、RAM,ROM等でなる情報記憶手段303の制御を行うようになっている。このため、コントローラ301には、圧電デバイス30または圧電デバイス90や圧電デバイス100が取り付けられて、その出力周波数をコントローラ301に内蔵された所定の分周回路(図示せず)等により、制御内容に適合したクロック信号として利用するようにされている。このコントローラ301に取付けられる圧電デバイス30は、圧電デバイス30等単体でなくても、圧電デバイス30等と、所定の分周回路等とを組み合わせた発振器であってもよい。
【0048】
コントローラ301は、さらに、温度補償水晶発振器(TCXO)305と接続され、温度補償水晶発振器305は、送信部307と受信部306に接続されている。これにより、コントローラ301からの基本クロックが、環境温度が変化した場合に変動しても、温度補償水晶発振器305により修正されて、送信部307及び受信部306に与えられるようになっている。
【0049】
このように、制御部を備えた携帯電話装置300のような電子機器に、上述した実施形態に係る圧電デバイスを利用することにより、その蓋体が損傷することを有効に防止できるので、動作品質を損なうことなく、正確なクロック信号を生成することができる。
【0050】
本発明は上述の実施形態に限定されない。各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせたり、省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
また、この発明は、パッケージ内に圧電振動片を収容するものであれば、圧電振動子、圧電発振器等の名称にかかわらず、全ての圧電デバイスに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電デバイスの第1の実施形態を示す概略平面図。
【図2】図1のA−A線概略断面図。
【図3】図1の圧電デバイスの蓋体の製造工程を示すフローチャート。
【図4】図1の圧電デバイスの蓋体の製造工程を示す説明図であり、(a)はガラス基板へ合成樹脂材料を滴下する様子を示し、(b)はガラス基板上に合成樹脂材料をスピンコートする様子を示し、(c)はガラス基板上に合成樹脂材料が均一に塗布された状態を示す。
【図5】図1の圧電デバイスの蓋体の製造工程を示す説明図であり、(d)はワークを積層して貼り合わせる様子を示し、(e)はガラスブロックを切断する様子を示す。
【図6】図1の圧電デバイスの蓋体の製造工程を示す説明図であり、(f)は加工用ブロックを研磨して面取り加工する様子を示し、(g)は面取り加工後の加工用ブロックの接着剤を剥離する様子を示す。
【図7】図1の圧電デバイスの蓋体の構成を示す概略斜視図。
【図8】本発明の圧電デバイスの第2の実施形態を示す概略断面図。
【図9】本発明の圧電デバイスの第3の実施形態を示す概略平面図。
【図10】図9のE−E線概略断面図。
【図11】本発明の各実施形態に係る圧電デバイスを利用した電子機器の一例としてのデジタル式携帯電話装置の概略構成を示す図。
【図12】従来の圧電デバイスの一例を示す概略断面図。
【図13】蓋体を保護する構造を有する圧電デバイスの例を示す概略断面図。
【符号の説明】
30,90,100・・・圧電デバイス、32・・・圧電振動片、36,106・・・パッケージ、37・・・貫通孔、70,91・・・蓋体、71・・・薄板ガラス、72・・・合成樹脂材料、42・・・凹部、43・・・導電性接着剤、51・・・基部。

Claims (10)

  1. 電子部品の所定の開口部を塞ぐために、電子部品に固定される電子部品用蓋体であって、
    前記蓋体が透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした
    ことを特徴とする、電子部品用蓋体。
  2. 前記電子部品の開口部を塞ぐ状態で外部に露出する箇所に前記合成樹脂材料が配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品用蓋体。
  3. 前記合成樹脂材料を間に挟んで、表裏両面にガラス材料が配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品用蓋体。
  4. パッケージの開口部を蓋体により封止して、パッケージ内に圧電振動片を気密に収容する構成とした圧電デバイスであって、
    前記蓋体が、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした構成を備えることを特徴とする、圧電デバイス。
  5. 前記パッケージが、前記蓋体により封止される開口部に、枠部を有しており、この枠部が、前記蓋体の外形に沿った相似形の内周形状を備えることを特徴とする請求項4に記載の圧電デバイス。
  6. 前記蓋体が、前記パッケージの開口部を塞ぐ状態で、この蓋体の外部に露出する箇所に前記合成樹脂材料が配置されていることを特徴とする、請求項4または5のいずれかに記載の圧電デバイス。
  7. 前記蓋体が、前記パッケージの開口部を塞ぐ状態で、この蓋体の前記パッケージ内面に露出する箇所に前記合成樹脂材料が配置されていることを特徴とする、請求項4または5のいずれかに記載の圧電デバイス。
  8. ガラス基板の一面に少なくとも硬化した後は透明となる合成樹脂材料を均一に塗布する工程と、
    前記ガラス基板に塗布された合成樹脂材料を加熱硬化させる工程と、
    前記加熱硬化工程の後で、加熱硬化した樹脂を有するガラス基板を複数枚重ねて接着剤により貼り合わせる工程と、
    複数の前記加熱硬化樹脂付きガラス基板を貼り合わせたブロックを所定の大きさに切断して複数の加工用ブロックを形成する工程と、
    前記加工用ブロックを研磨して面取りを行う工程と、
    前記加工用ブロックの接着剤を剥離して、チップ状の蓋体を得る工程と
    を備えることを特徴とする、電子部品用蓋体の製造方法。
  9. パッケージの開口部を蓋体により封止して、パッケージ内に圧電振動片を気密に収容する構成とした圧電デバイスを利用した携帯電話装置であって、
    前記蓋体が、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした構成を備える圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにした
    ことを特徴とする、携帯電話装置。
  10. パッケージの開口部を蓋体により封止して、パッケージ内に圧電振動片を気密に収容する構成とした圧電デバイスを利用した電子機器であって、
    前記蓋体が、透明な合成樹脂材料とガラス材料を積層して一体とした構成を備える圧電デバイスにより、制御用のクロック信号を得るようにした
    ことを特徴とする、電子機器。
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