JP2004116609A - 機械式ディスクブレーキ - Google Patents

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JP2004116609A
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Akihiro Inatani
稲谷 暁浩
Daisuke Kimura
木村 大介
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Advics Co Ltd
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Abstract

【課題】各パッドにおけるライニングの偏摩耗を防止することが可能な機械式ディスクブレーキを提供すること。
【解決手段】車体に組付けられる支持ブラケット11に組付けられた一対のパッド12,13を、制動レバー14の回動操作によってディスクロータ31の制動側面31a,31bに向けて押動することにより、一対のパッド12,13にてディスクロータ31を挟持して制動可能な機械式ディスクブレーキにおいて、各パッド12,13に対応して同パッド12,13を制動レバー14の回動操作によってディスクロータ31の制動側面31a,31bに向けて押動可能なカム機構A,Bをそれぞれ設けた。また、両カム機構A,Bを近接移動可能で各パッド12,13とディスクロータの制動側面31a,31b間の両隙間S1,S2を同時に調整可能なアジャスト機構Cを設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両(例えば、バッテリーフォークリフト)を制動するための機械式ディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスクブレーキの一つとして、車体に組付けられる支持部材に組付けられた一対のパッドを、制動レバーの回動操作によってディスクロータの制動側面に向けて押動することにより、一対のパッドにてディスクロータを挟持して制動するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−132783号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した公報の機械式ディスクブレーキにおいては、制動レバーの回動操作によってパッドをディスクロータの制動側面に向けて押動可能なカム機構が、一方のパッドに対応して設けられているのみである。このため、一対のパッドの各パッドをディスクロータの制動側面に向けて押動するそれぞれの力に差が生じて、各パッドのライニングとディスクロータの制動側面との当たりが均等でなくなり、ライニングの摩耗に差が生じる(ライニングの偏摩耗が生じる)おそれがある。また、一方のパッドをディスクロータに向けて押動可能なアジャスト機構が設けられているため、一方のパッドとこれに対向するディスクロータの制動側面間の隙間は的確に調整できるものの、他方のパッドとこれに対向するディスクロータの制動側面間の隙間は的確に調整することができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、車体に組付けられる支持部材に組付けられた一対のパッドを、制動レバーの回動操作によってディスクロータの制動側面に向けて押動することにより、一対のパッドにてディスクロータを挟持して制動可能な機械式ディスクブレーキにおいて、前記各パッドに対応して同パッドを前記制動レバーの回動操作によって前記ディスクロータの制動側面に向けて押動可能なカム機構をそれぞれ設けたことに特徴がある。
【0006】
この場合において、前記両カム機構を単一の制動レバーにて操作可能に構成することが望ましく、また、前記両カム機構を近接移動可能で前記各パッドと前記ディスクロータの制動側面間の両隙間を同時に調整可能なアジャスト機構を設けることが望ましい。
【0007】
【発明の作用・効果】
本発明による機械式ディスクブレーキにおいては、各パッドに対応して同パッドを制動レバーの回動操作によってディスクロータの制動側面に向けて押動可能なカム機構をそれぞれ設けたため、制動レバーが回動操作されると、各カム機構がそれぞれ機能して、各カム機構により各パッドがディスクロータの制動側面に向けて均等に押動される。したがって、各パッドをディスクロータの制動側面に均等に押し付けることが可能であり、各パッドにおけるライニングの偏摩耗を防止することが可能である。
【0008】
また、本発明の実施に際して、両カム機構を単一の制動レバーにて操作可能に構成した場合には、制動レバーおよびこれを操作するための操作系部材をシンプルな構成として安価に実施することが可能である。また、本発明の実施に際して、両カム機構を近接移動可能で各パッドとディスクロータの制動側面間の両隙間を同時に調整可能なアジャスト機構を設けた場合には、各パッドとこれに対向するディスクロータの制動側面間の各隙間を同時かつ的確に調整することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による機械式ディスクブレーキを示していて、このディスクブレーキは、バッテリーフォークリフトの制動用に採用されており、車体(図示省略)に組付けられる支持ブラケット11と、この支持ブラケット11に組付けた左右一対のパッド12,13、制動レバー14および左右一対のカム機構A,Bを備えている。
【0010】
支持ブラケット11は、左右一対のパッド12,13、制動レバー14および左右一対のカム機構A,B等を支持する平板であり、車体への取付孔11a、11bを有するとともに、長短一対の連結ボルト15,16が軸方向へ移動可能に貫通する挿通孔(図示省略)と、アンカーピン17を取付けるための取付孔(図示省略)を有している。
【0011】
各パッド12,13は、裏板12a、13aと、これらに固着した円弧状のライニング12b、13bからなり、長いボルト15とこれに螺着したアジャストナット21、長いボルト15上に組付けたリターンスプリング22,23、短いボルト16とこれに螺着したダブルナット24,25、短いボルト16上に組付けたリターンスプリング26,27、およびアンカーピン17等によって、図1の左右方向(ロータ軸方向)へ移動可能に支持されている。
【0012】
各裏板12a,13aは、長いボルト15が貫通するとともに各リターンスプリング22,23の一部を収容する段付孔12a1,13a1と、短いボルト16が貫通する挿通孔12a2,13a2と、アンカーピン17の先端部17a,17bが係合する係合溝12a3,13a3を有するとともに、各カム機構A,Bの一部を構成するカムプレート部12a4,13a4を有している。各カムプレート部12a4,13a4は、矩形形状に形成されていて、外側端面には図2で反時計方向に細くなる涙目形状のカム溝12a5,13a5が一対形成されている。
【0013】
制動レバー14は、ブレーキペダル(図示省略)の動きに連動するリンクやケーブル等の操作系部材(図示省略)によって回動操作可能であり、長いボルト15上に回転可能に組付けられていて、平面視にてU字状で各パッド12,13の裏板12a,13aを外側から把持する把持部14aと、この把持部14aから延出するアーム部14bを有している。把持部14aは、円形のカムプレート部14a1,14a2を有していて、各カムプレート部14a1,14a2の内側端面には、図2で時計方向に細くなる涙目形状のカム溝14a3,14a4が一対形成されている。アーム部14bは、先端部に連結孔14b1を有していて、この連結孔14b1にてリンクやケーブル等の操作系部材に連結される。
【0014】
各カム機構A,Bは、制動レバー14の回転動作を両パッド12,13の軸方向移動に変換して各パッド12,13をディスクロータ31の制動側面31a,31bに向けて押動するものであり、各裏板12a,13aに形成した矩形で一対のカムプレート部12a4,13a4と、制動レバー14に形成した円形で一対のカムプレート部14a1,14a2と、これら各カムプレート部のカム溝12a5と14a3間および13a5と14a4間にそれぞれ介装した二対4個のボール28によって構成されている。
【0015】
ディスクロータ31は、バッテリーフォークリフトの駆動用電気モータの回転軸(図示省略)に一体的に組付けられていて、制動レバー14の回動操作によって各カム機構A,Bを介して各パッド12,13が近接移動することにより、各パッド12,13のライニング12b,13bにより挟持されて制動されるようになっている。
【0016】
また、このディスクブレーキにおいては、両カム機構A,Bを近接移動可能で各パッド12,13とディスクロータ31の制動側面31a,31b間の両隙間S1,S2を同時に調整可能なアジャスト機構Cが設けられている。アジャスト機構Cは、長いボルト(アジャストボルト)15とこれに螺着したアジャストナット21、およびアジャストナット21のフランジ部に一体的に形成したラチェットホイール21aに弾撥的に係合してアジャストナット21の緩み方向(図2の反時計方向)への回転を規制するアジャストレバー32によって構成されている。なお、アジャストレバー32は、ボルト33で長いボルト15の先端に固着されている。
【0017】
上記のように構成したこの実施形態のディスクブレーキにおいては、各パッド12,13に対応してカム機構A,Bをそれぞれ設けたため、制動レバー14が図4に示したように回動操作されると、各カム機構A,Bがそれぞれ機能して、各カム機構A,Bにより各パッド12,13がディスクロータ31の制動側面31a,31bに向けて均等に押動される。したがって、各パッド12,13をディスクロータ31の制動側面31a,31bに均等に押し付けることが可能であり、パッド12,13におけるライニング12b,13bの偏摩耗を防止することが可能である。
【0018】
また、この実施形態においては、両カム機構A,Bを単一の制動レバー14にて操作可能に構成したため、制動レバー14およびこれを操作するための操作系部材をシンプルな構成として安価に実施することが可能である。また、両カム機構A,Bを近接移動可能で各パッド12,13とディスクロータ31の制動側面31a,31b間の両隙間S1,S2を同時に調整可能なアジャスト機構Cを設けたため、各パッド12,13とこれに対向するディスクロータ31の制動側面31a,31b間の各隙間S1,S2を同時かつ的確に調整することが可能である。
【0019】
また、アジャスト機構Cでは、ラチェットホイール21aに弾撥的に係合してアジャストナット21の緩み方向(図2の反時計方向)への回転を規制するアジャストレバー32が設けられているため、長いボルト15が回転しないように固定した状態にて、長いボルト15に螺着したアジャストナット21を適宜な工具にて図2の時計方向に回転することで、上記した各隙間S1,S2を容易に調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機械式ディスクブレーキの一実施形態を示す一部破断正面図である。
【図2】図1に示した機械式ディスクブレーキの側面図である。
【図3】図1に示した機械式ディスクブレーキの一部破断平面図である。
【図4】図1〜図3に示した機械式ディスクブレーキの制動状態での側面図である。
【符号の説明】
11…支持ブラケット、12,13…パッド、12a,13a…裏板、12a4,13a4…カムプレート部、12a5,13a5…カム溝、12b,13b…ライニング、14…制動レバー、14a1,14a2…カムプレート部、14a3,14a4…カム溝、15…長いボルト(アジャストボルト)、16…短いボルト、17…アンカーピン、21…アジャストナット、21a…ラチェットホイール、22,23,26,27…リターンスプリング、24,25…ダブルナット、28…ボール、31…ディスクロータ、31a,31b…制動側面、32…アジャストレバー、33…ボルト、A,B…カム機構、C…アジャスト機構、S1,S2…隙間。

Claims (3)

  1. 車体に組付けられる支持部材に組付けられた一対のパッドを、制動レバーの回動操作によってディスクロータの制動側面に向けて押動することにより、一対のパッドにてディスクロータを挟持して制動可能な機械式ディスクブレーキにおいて、前記各パッドに対応して同パッドを前記制動レバーの回動操作によって前記ディスクロータの制動側面に向けて押動可能なカム機構をそれぞれ設けたことを特徴とする機械式ディスクブレーキ。
  2. 請求項1に記載の機械式ディスクブレーキにおいて、前記両カム機構を単一の制動レバーにて操作可能に構成したことを特徴とする機械式ディスクブレーキ。
  3. 請求項1または2に記載の機械式ディスクブレーキにおいて、前記両カム機構を近接移動可能で前記各パッドと前記ディスクロータの制動側面間の両隙間を同時に調整可能なアジャスト機構を設けたことを特徴とする機械式ディスクブレーキ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110005473A1 (en) * 2005-03-09 2011-01-13 Takao Ishikawa Hydrogen Supply Device and Hydrogen Supplying Method
CN110566602A (zh) * 2019-09-30 2019-12-13 松阳县吉强机车配件有限公司 一种新型双面碟刹

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