JP2004116554A - プレス式管継手 - Google Patents

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JP2004116554A
JP2004116554A JP2002277033A JP2002277033A JP2004116554A JP 2004116554 A JP2004116554 A JP 2004116554A JP 2002277033 A JP2002277033 A JP 2002277033A JP 2002277033 A JP2002277033 A JP 2002277033A JP 2004116554 A JP2004116554 A JP 2004116554A
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pressure
press
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Koji Okamura
岡村 弘二
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CK KINZOKU KK
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CK KINZOKU KK
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Abstract

【課題】配管施工のためにプレス工具によりかしめると、その箇所が発色するために、発色の有無により締め忘れを容易に発見でき、耐候性があって発色する機能が保持され、また、発色した色が退色することがなく、しかも、プレス工具にその色が移らないプレス式管継手を提供する。
【解決手段】接続パイプが嵌まるよう開拡された受口の内周に環状凹溝を設け、環状凹溝にOリングが嵌着されるプレス式管継手において、受口をかしめる箇所の外周に、かしめの圧力で発色する感圧発色帯を形成し、その感圧発色帯は、顔料又は染料が封入されたマイクロカプセルを塗布した層からなり、破裂によるマイクロカプセルからの顔料又は染料の放出を視認できるように、その発色を透かしみることのできる透明又は半透明のラミネート層で感圧発色帯を被覆した。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、接続パイプに対してそれが嵌まる周囲をかしめることにより結合する配管施工形式のプレス式管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス式管継手は、ステンレス等の管部材に塑性加工等で継手としての成形を施したもので、接続パイプが差し込まれる部分の内径が拡張する受口を有する。配管施工では、この受口の部分をプレス工具によりかしめ、その絞りにより接続パイプに対して密着結合させるが、これのみでは、気密・水密性に不足し液漏れが生じるおそれがあるので、受口の一部に内側に開口する環状凹溝を設け、環状凹溝にOリングが嵌着される。
【0003】
プレス式管継手は、このようにかしめが施工に不可欠で最も重要な事項であるが、時として締め忘れがあり、締め忘れがあっても、かしめの変形の有無だけでは発見しがたいため、締め忘れのまま操業されることにより大事故を招くことがあった。配管施工が完了すると、水圧(又は空圧)試験が行なわれて、水漏れの有無がチェックされるが、かしめがなくてもOリングだけの機能で水漏れしない場合があるために、締め忘れが看過されることがあり、したがって、水圧試験では締め忘れを検知するのに信頼性が得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
締め忘れを水圧試験で発見できるように、Oリングに工夫を凝らし、接続パイプを差し込んだだけでは、Oリングの機能が発揮されないようにすることが考えられた。これについては、仮にOリングの内径を接続パイプの外径よりもやや大きめに遊びを持たせておく考えであると、接続パイプを差し込んだ時の位置決めが不安定となる不都合があり採用できないため、Oリングの一部に膨出凸部に挟まれる凹部を設ける提案がなされている(実公平6−33258号公報)。
【0005】
これによると、接続パイプを差し込んだ段階では、Oリングの凹部が未だ完全に潰されておらず、これにより管継手と接続パイプとの双方の間に水が通過する間隙が生じる。これで、水圧試験において締め忘れを確認できるよう水漏れが生じることとなるはずであるが、実際には、水漏れが生じないために締め忘れを水圧試験で発見できないことがあった。しかも、これはOリングの機能を犠牲にするものであり、また、接続パイプの差し込みに凸部を突かれてOリングが環状凹溝から外れるおそれもあるため、シール性に万全を期すという理想から外れ、管継手として好ましい対策とは言えなかった。
【0006】
この発明は、上記のような実情から、配管施工のためにプレス工具によりかしめると、その箇所が発色するために、発色の有無により締め忘れを容易に発見でき、耐候性があって発色する機能が保持され、また、発色した色が退色することがなく、しかも、プレス工具にその色が移らないプレス式管継手を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、接続パイプが嵌まるよう開拡された受口の内周に環状凹溝を設け、環状凹溝にOリングが嵌着されるプレス式管継手において、受口をかしめる箇所の外周に、かしめの圧力で発色する感圧発色帯を形成し、その感圧発色帯は、顔料又は染料が封入されたマイクロカプセルを塗布した層からなり、破裂によるマイクロカプセルからの顔料又は染料の放出を視認できるように、その発色を透かしみることのできる透明又は半透明のラミネート層で感圧発色帯を被覆したことを特徴とするプレス式管継手を提供するものである。
【0008】
【作用】
上記の構成によれば、配管接続のためにプレス式管継手の所定箇所をかしめると、感圧発色帯がマイクロカプセルの破裂により顔料又は染料(以下「顔料」を代表例として説明していく)が放出され、それがラミネート層を透かして視認することができる。この場合、加圧がラミネート層の上からなされるので、その際にプレス工具に発色が付着しない。
【0009】
耐候性については、顔料がマイクロカプセル化され、しかも、マイクロカプセル群がラミネート層で被覆されることにより品質が保持される。また、発色後もラミネート層の保護もあって色彩が保持される。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明は、かしめの圧力を利用し、マイクロカプセルを破裂させて顔料7を放出させ、かしめ箇所の外周に放出した顔料による発色15がラミネート層8を透かして顕れるようにしたもので、ラミネート層8は、マイクロカプセルとともに発色材料の品質保持をなし、また、プレス工具の汚れ防止の機能を果たすが、その機能を果たす限り層形成の手段は制限されなく、例えばテープの被着、塗料の塗布等により層形成される。
【0011】
このようなテープ基材には、例えば比較的伸びのある20〜200μm程度のポリエチレン等のシート又はフイルムが使用される。皮膜としてマイクロカプセルの不用意な破裂を防止する耐外圧性を高めるためには、このシート又はフイルムの強靱性を高める必要があり、材質的にはポリオレフィン系樹脂等が適当である。
【0012】
マイクロカプセルは、概ね1〜50μmの粒径であって、顔料又は染料が封入された外皮の材質については、壁を作ることのできる材質ならば何でも良く、例えば、有機材料のメラミン系、ウレタン系、アクリル系、ナイロン系樹脂、さらには、ゼラチン系や無機材料の二酸化硅素系、アルミナ系等の材料が使用される。その材質によっては、芯物質の色が透けて見えないよう外皮を適当な手段で不透明化する。例えば色彩でコーティングする。特に、芯物質として変質しやすい染料を選定した場合は、紫外線による劣化、退色防止の処置を同様に施しておく。
【0013】
発色15については、色の変化を識別できれば良く、例えば、最初はプレス式管継手Fの金属色と同様の灰色であるが、それと区別しやすい赤色等である。また、ラミネート層8との関係において、請求項2または3に記載のようにすると、識別しやすい。
【0014】
請求項2に場合であると、例えば、ラミネート層8を灰色の有色透明となし、その下のマイクロカプセル9の色(感圧発色帯6の色)を赤にしてラミネート層8の灰色から透かして際立たせておく。そうして、かしめると、マイクロカプセル9から灰色の顔料7が放出してかしめ箇所が灰色に発色するようにする。
【0015】
請求項3は逆の場合であって、圧力付加前における感圧発色帯6の色がおおむねラミネート層8の灰色に合致し、圧力付加時にラミネート層8の灰色に対し際立つ赤色に発色するようにする。
【0016】
なお、プレス式管継手は、ステンレス、鉄、銅等の金属パイプをプレス加工して、ソケット、エルボ、チー、レジューサー等に成形されたもので、Oリング5の環状凹溝3の位置については、受口1の開口縁である場合(図1)と、受口1の両端間の中途である場合(図5)とがある。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のプレス式管継手によれば、配管のかしめによる加圧付加時に、その箇所に鮮やかな発色が顕れ、その有無により締め忘れを容易に発見でき、しかも、耐候性があって、発色の機能を維持する品質保持能力および発色した状態を維持する退色防止性が高いため、締め忘れの発見に確実性が得られ、また、締め忘れが減少するために、液漏れ事故を未然に防止し、配管の安全性を確保し得る。また、かしめる際にプレス工具を汚す不具合がなく、さらに、検査の作業性も良好となる等の優れた効果がある。
【0018】
【実施例】
次に、この発明によるプレス式管継手についての実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1から図4は一実施例を示したもので、そのプレス式管継手Fは、ソケットであって、直のステンレス管の両端部に、接続パイプP,Pを挿入しうる開拡された受口1,1を形成し、受口1,1の開口縁にカールプレス加工などにより環状凹溝3,3を形成し、環状凹溝3,3にOリング5,5が嵌着され、さらに、受口1,1の外周には、プレス工具Tでかしめる箇所にマイクロカプセルを塗布したテープを貼り付けたり、継手に直接塗布して感圧発色帯6,6を形成し、その上が透明なラミネート層8により被覆される。なお、Oリング5は、接続パイプPの外径よりもやや小さい内径に形成されるため、接続パイプPを受口1に差し込むだけで水漏れがなくなる。
【0020】
また、プレス工具Tは、この場合上下金型2,2で六角形にかしめるようになっており(図3)、内周に突部4,4を有し、その突部4により六面に発色15,15,・・が顕れる(図4)。
【0021】
感圧発色帯6は、顔料7を封入したマイクロカプセル9の群れを粘着剤10に混入し、それを所定箇所に塗布してなるもので、マイクロカプセル9が不透明であるために、顔料7の色は視覚できないが、マイクロカプセル9の破裂により顕れる。また、不透明なマイクロカプセル化により顔料7の退色が防止される。
【0022】
ラミネート層8は、ポリエチレンフイルムのチューブを輪切りにしたものを使用し、それを受口1の外周に嵌めてから熱収縮させてあり、感圧発色帯6の幅よりも広く被着して、顔料7がはみでないようにしてある。
【0023】
図5および図6は、エルボとしてのプレス式管継手Fについて、この発明の別の実施例を示したもので、受口1,1には、その両端の間に環状凹溝3,3が設けられる。そして、両受口1,1の外周に感圧テープ20を粘着し、テープ基材がラミネート層8に、その下が感圧発色帯6にそれぞれなっており、感圧発色帯6において、顔料7を封入されたマイクロカプセル9が粘着剤10に混合されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるプレス式管継手を一部切欠し、その一点を矢印で引き出した拡大図付きで示した斜視図である。
【図2】同プレス式管継手の要部を示す拡大した層断面の説明図である。
【図3】同プレス式管継手を配管のためにプレス工具でかしめる要領で示す一部断面の説明図である。
【図4】同プレス式管継手をかしめて発色した状態を示す一部断面の説明図である。
【図5】この発明の別の実施例を示すプレス式管継手の一部切欠した側面説明図である。
【図6】同プレス式管継手の要部を示す拡大した層断面の説明図である。
【符号の説明】
F プレス式管継手
P 接続パイプ
1 受口
5 Oリング
6 感圧発色帯
7 顔料
8 ラミネート層
9 マイクロカプセル

Claims (3)

  1. 接続パイプが嵌まるよう開拡された受口の内周に環状凹溝を設け、環状凹溝にOリングが嵌着されるプレス式管継手において、受口をかしめる箇所の外周に、かしめの圧力で発色する感圧発色帯を形成し、その感圧発色帯は、顔料又は染料が封入されたマイクロカプセルを塗布した層からなり、破裂によるマイクロカプセルからの顔料又は染料の放出を視認できるように、その発色を透かしみることのできる透明又は半透明のラミネート層で感圧発色帯を被覆したことを特徴とするプレス式管継手。
  2. ラミネート層を有色透明とし、所定位置に塗布されたマイクロカプセル色をラミネート層の色に際立たせ、且つ、継手所定位置に圧力を付加した時の感圧発色帯がラミネート層と同色に発色するようにしたことを特徴とする請求項1記載のプレス式管継手。
  3. 圧力付加前における感圧発色帯の色がおおむねラミネート層の色に合致し、圧力付加時にラミネート層の色に対し際立つ色に発色するようにしたことを特徴とする請求項1記載のプレス式管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7147228B2 (en) * 2000-07-31 2006-12-12 Wabco Automotive Uk Limited Pressure relief device
JP2017003010A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社タブチ かしめ式継手

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