JP2004116544A - 水素供給ステーション及びその制御方法 - Google Patents

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小渕 彰
Mitsuhiro Yoshida
吉田 光弘
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Abstract

【課題】従来の水素供給ステーションの場合には、水素燃料自動車への水素ガスの充填圧力が低く、実用性に欠ける。従って、水素供給ステーションの制御方法について具体的な提案がなされていない。
【解決手段】本発明の水素供給ステーション10は、水素製造装置11と、この水素製造装置11で製造された水素ガスを所定の圧力で貯める水素ガスホルダ12と、この水素ガスホルダ12からの水素ガスを昇圧する圧縮機13と、この圧縮機13で圧縮された水素ガスを貯める蓄ガス器14と、この蓄ガス器14からの水素ガスを水素燃料自動車Mに充填するディスペンサ15と、このディスペンサ15、蓄ガス器14の状況に基づいて水素製造装置11及び/または圧縮機13を制御する監視制御装置16とを備えている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水素供給ステーション及びその制御方法に関し、更に詳しくは、水素ガスを燃料とする水素燃料自動車等の水素燃料車両に水素ガスを無駄なく、しかも効率良く供給する水素供給ステーション及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水素燃料自動車の開発が進められ、近い将来、この種の水素燃料自動車が普及すると、ガソリンスタンドに代わって水素供給ステーションが必要になる。この水素供給ステーションやその運用方法等に関しても種々開発が進められ、提案されている。
【0003】
従来の水素供給ステーションは、水電解装置と、水電解装置によって製造された水素を吸蔵し、且つ放出することが可能な水素吸蔵材を有する水素貯蔵タンクと、水素吸蔵過程にある少なくとも一つの水素貯蔵タンクの水素吸蔵材が発生する熱により水素吸蔵後の少なくとも一つの水素貯蔵タンクを加熱してそのタンク内の圧力を上昇させる加熱手段を有し、水素貯蔵タンクの水素流通口を開けば直ちに車両の水素貯蔵タンクへ水素を供給できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、水素供給ステーションを用いた自動車への燃料供給方法についても知られている(例えば、特許文献2)。この技術では、水素供給ステーションは水素自動車に燃料の水素を供給し、集中管理システムは顧客の運転する水素自動車の位置、水素残量及び想定される残走行距離を遠隔的に監視し、複数箇所の水素供給ステーションにおける水素製造装置あるいは水素貯蔵装置の稼動状況を同一のホストコンピュータで監視する。水素自動車へは水素の補給に最適な水素供給ステーションの位置を通知し、水素供給ステーションにおける水素製造量の決定あるいは水素製造装置の起動、運転制御を行う。このため、自動車を運転する顧客は普及が十分でない水素燃料を使用しても燃料切れを起こすことなく自動車を走行させることができる。
【0005】
更に、水素製造車両及び水素供給システムについても知られている(例えば、特許文献3)。この水素供給システムでは、LPGガスから水素を生成する水素生成装置を搭載した水素製造車両が各ガススタンドを巡回し、各ガススタンドにおいてLPGガスから水素を生成し、ガススタンドに備えられた水素タンクに水素を貯蔵することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−161998号公報(請求項1)
【特許文献2】
特開2002−216296号公報(段落
【0016】〜
【0018】及び図1)
【特許文献3】
特開2000−95020号公報(段落
【0020】及び図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の水素供給ステーションは水電解装置において生成した水素ガスを水素貯蔵タンクの水素吸蔵材で吸蔵する時の発熱を利用して他の水素貯蔵タンクの水素吸蔵材の加熱することによって水素ガスを放出し、この水素ガスを車両に充填するようになっているため、水素ガス充填時のガス圧が十分でなく、車両の走行距離を十分に確保することができないという課題がある。
【0008】
また、特許文献2には複数分散配置した水素供給ステーションの運用方法、即ち、水素供給ステーションと車両間の位置関係に基づいて車両側に最適な水素供給ステーションを割り当てる方法について記載されているため、水素供給ステーション自体の具体的な構成及び制御方法については何等提案されていない。
【0009】
更に、特許文献3にはガススタンドに水素製造車両を差し向け、水素製造車両においてガススタンドのガスを用いて水素を製造し、水素タンクに貯蔵するようにしているため、ガススタンドと水素製造車両が必要で水素供給ステーション自体では水素ガスを製造し、供給することができない。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、水素ガスを無駄なく効率良く製造、貯蔵し、車両に対して水素ガスを迅速且つ確実に供給することができる水素供給ステーション及びその制御方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の水素供給ステーションは、水素製造装置と、この水素製造装置で製造された水素ガスを昇圧する圧縮機と、この圧縮機で圧縮された水素ガスを貯める蓄ガス器と、この蓄ガス器からの水素ガスを車両に充填する水素ガス供給装置と、この水素ガス供給装置及び/または上記蓄ガス器の状況に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を監視、制御する監視制御装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項2に記載の水素供給ステーションは、請求項1に記載の発明において、上記圧縮機の前段に配置され且つ上記水素ガスを所定の圧力で貯めるバッファタンクを有することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明の請求項3に記載の水素供給ステーションは、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記蓄ガス器は、第1バンク部と、この第1バンク部の不足分を補う第2バンク部とを有すること特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の請求項4に記載の水素供給ステーションは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記監視制御装置を、上記水素製造装置、上記バッファタンク、上記圧縮機、上記蓄ガス器及び水素ガス供給装置のいずれかに設けたことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明の請求項5に記載の水素供給ステーションの制御方法は、水素製造装置と、この水素製造装置で製造された水素ガスを昇圧する圧縮機と、この圧縮機で圧縮された水素ガスを貯める蓄ガス器と、この蓄ガス器からの水素ガスを車両に充填する水素ガス供給装置と、この水素ガス供給装置及び/または上記蓄ガス器の状況に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を監視、制御する監視制御装置とを備え、上記監視制御装置によって上記蓄ガス器の圧力を監視し、この監視結果に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を制御することを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明の請求項6に記載の水素供給ステーションの制御方法は、請求項5に記載の発明において、上記圧縮機の前段に配置され且つ上記水素ガスを所定の圧力で貯めるバッファタンクを有し、上記監視制御装置を介して上記バッファタンクを監視し、この監視結果に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を制御すること特徴とするものである。
【0017】
また、本発明の請求項7に記載の水素供給ステーションの制御方法は、請求項5または請求項6に記載の発明において、上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たす時には、上記監視制御装置を介して上記圧縮機をアイドル運転または止めることを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明の請求項8に記載の水素供給ステーションの制御方法は、請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の発明において、上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たす時には、上記監視制御装置を介して上記水素製造装置のアイドル運転を行うことを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明の請求項9に記載の水素供給ステーションの制御方法は、請求項5または請求項6に記載の発明において、上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たさない時には、上記監視制御装置を介して上記水素製造装置の負荷運転を行うと共に上記圧縮機を駆動することを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明の請求項10に記載の水素供給ステーションの制御方法は、請求項5または請求項6に記載の発明において、上記蓄ガス器は、第1バンク部と、この第1バンク部の不足分を補う第2バンク部とを有し、上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たさない時には、上記監視制御装置を介して上記圧縮機から第2バンク部に水素ガスを満たした後、第1バンク部に水素ガスを満たすことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の水素供給ステーションの一実施形態を示す概念図、図2は図1に示す監視制御装置を示すブロック図、図3は図2に示す監視制御装置の制御フロー図、図4は本発明の水素供給ステーションの他の実施形態を示す概念図、図5は図4に示す監視制御装置の制御フロー図である。
【0022】
本実施形態の水素供給ステーション10は、例えば図1に示すように、水素製造装置11と、この水素製造装置11で製造された水素ガスを所定の圧力で貯めるバッファタンク(例えば、水素ガスホルダ)12と、この水素ガスホルダ12からの水素ガスを昇圧する圧縮機13と、この圧縮機13で圧縮された水素ガスを貯める蓄ガス器14と、この蓄ガス器14からの水素ガスを水素燃料自動車Mに充填する水素ガス供給装置(以下、「ディスペンサ」と称す。)15と、このディスペンサ15、蓄ガス器14の状況に基づいて水素製造装置11及び/または圧縮機13を制御する監視制御装置16とを備え、各構成機器はそれぞれ監視制御装置16の制御下で駆動する。そして、各構成機器間は配管(図示せず)によって接続されている。水素燃料自動車Mとしては、例えば、水素を燃料として燃焼させ、内燃機関であるエンジンを機械的に駆動する内燃式車両や、燃料電池で電気化学的に水素から電力を発生させてモータを電気的に駆動する燃料電池式車両等を挙げることができる。
【0023】
また、水素ガスホルダ12には放散弁17が取り付けられ、水素ガスホルダ12の水素ガスの圧力が所定値を超えると放散弁17を介して水素ガスを放出して水素ガスの圧力を所定値に保持する。圧縮機13と蓄ガス器14を接続する配管には安全弁18が取り付けられ、蓄ガス器14が所定の圧力に達し満杯になると安全弁18が働いて水素ガスを放出する。
【0024】
水素製造装置11は、例えば脱硫した天然ガス、都市ガス等の炭化水素系ガスを改質炉で高温水蒸気を用いて改質して得られる水素、一酸化炭素、炭酸ガス、メタン等からなる改質ガスを、一酸化炭素変成塔で一酸化炭素を水素及び二酸化炭素に転換した後、水素PSA(Pressure Swing adsorption)装置で精製して高純度(例えば、ファイブナイン以上)の水素を製造するもので、監視制御装置16の制御下で例えば水素ガスを50Nm/hrの能力で製造することができる。また、水素ガスを水素ガスホルダ12へ供給する場合には水素製造装置11は30〜100%で負荷運転を行い、30%以下ではアイドル運転を行い、出口のガス圧力の変動範囲は例えば0.65±0.02MPaGに設定されている。このような水素製造装置11としては例えば本出願人が提案した特開平9−309703号公報に記載のものを使用することができる。
【0025】
水素ガスホルダ12は、水素製造装置11によって製造された水素ガスを貯めて水素の脈流を防止すると共に圧縮機13の吸入圧力を保持し、圧縮機13での負圧を防止する。水素ガスホルダ12は容量が大きいほど運転時に圧力変動が小さくて良いが、設置スペースの観点から例えば本実施形態では0.45〜0.63MPaGの圧力で0.1〜2Nm/hrの容量のものが用いられる。水素ガスホルダ12には圧力センサ(図示せず)が取り付けられ、この圧力センサを介して水素ガスホルダ12内の水素ガス圧力を検出し、検出信号をA/D変換器を介して監視制御装置16へ出力する。
【0026】
圧縮機13は、監視制御装置16の監視下でインバータ制御またはスピルバック制御により駆動し、例えば水素ガスホルダ12から吸引した水素ガスを約40MPaGの高圧まで昇圧し、水素製造装置11の製造能力に見合った流量で吐出することができる。圧縮機13の吐出流量が大きすぎると水素製造装置11の製造能力とのバランスから水素ガスホルダ12内の圧力変動が増大し、圧縮機13の負圧及び流量の制御が難しくなる。逆に能力が小さすぎると水素製造装置11の最大製造能力まで運転することができず、また、最大能力で運転できたとしても水素ガスホルダ12内の貯留能力を超えて水素ガスを放出しなくてはならず、水素供給ステーション10の効率的な運転ができなくなる。圧縮機13の吸入圧力は水素製造装置11及び水素ガスホルダ12の能力から例えば0.45〜0.70MPaGの範囲が好ましい。
【0027】
蓄ガス器14は、圧縮機13によって昇圧された水素ガスを貯めるタンクである。本実施形態では、蓄ガス器14は、例えば一次充填用の第1バンク部(以下、「可変バンク部」と称す。)14Aと、この可変バンク部14Aの圧力またはそれ以上の高い圧力で可変バンク部14Aによる充填不足を補う二次充填用の第2バンク部(以下、「高圧バンク部」と称す。)14Bとを有し、圧縮機13によって所定の圧力で満杯になるまで高圧バンク部14B内に水素ガスを充填した後、高圧バンク部14Bから可変バンク部14Aに切り換えて所定の圧力で満杯になるまで可変バンク部14A内に水素ガスを充填する。可変バンク部14Aには例えば35〜40MPaGの圧力範囲で水素ガスを貯留し、高圧バンク部14Bには例えば40MPaGの圧力で水素ガスを貯留する。可変バンク部14A及び高圧バンク部14Bはいずれも複数本のバンクから構成され、各バンクには圧力センサ(図示せず)が取り付けられ、これらの圧力センサを介して各バンク内の水素ガス圧力を検出し、この検出信号をA/D変換器を介して監視制御装置16へ出力する。本実施形態では、可変バンク部14Aは例えば0.24mのバンクを10本有し、高圧バンク部14Bは例えば0.24mのバンクを2本有している。この場合には、例えば充填圧力が35MPaGで、充填容量が0.144mの燃料タンクを有する水素燃料自動車Mであれば、連続5台の水素燃料自動車Mの水素ガスを供給することができる。
【0028】
ディスペンサ15は、蓄ガス器14の高圧水素ガスを水素燃料自動車Mに充填するように構成され、水素燃料自動車Mに水素ガスを充填する必要があれば、充填操作手段(図示せず)を介して監視制御装置16に対して充填要求信号を出力し、水素ガスの充填要求をする。充填要求により蓄ガス器14内の水素ガスの圧力を勘案して水素燃料自動車Mに水素ガスを充填し、あるいは蓄ガス器14内の水素ガスの圧力が充填可能な圧力に達するまで待って充填する。
【0029】
而して、監視制御装置16は、例えば図1、図2に示すように、各構成機器11〜15に接続され、蓄ガス器14等の検出圧力に基づいて水素製造装置11、圧縮機13及びディスペーサ15を制御する。この監視制御装置16は、水素製造装置11、水素ガスホルダ12、圧縮機13、蓄ガス器14及び水素ガス供給装置15のいずれの場所に設置しても良い。また、監視制御装置16は、水素供給ステーション10とは別の場所で複数の水素供給ステーション10を集中管理する中央管理室(図示せず)内に設置することもできる。
【0030】
ここで監視制御装置16について説明する。監視制御装置16は、例えば図2に示すように、蓄ガス器14の圧力センサからの入力信号に基づいて蓄ガス器14内の水素ガスが満杯であるか否かを判断する圧力判断部16Aと、この圧力判断部16Aからの信号に基づいて蓄ガス器14内の水素ガスの不足量を演算する第1負荷演算部16Bと、この第1負荷演算部16Bの演算結果に基づいて水素製造装置11に対する負荷運転またはアイドル運転の指令信号を設定し出力する第1負荷設定部16Cとを有し、圧力判断部16Aにおいて蓄ガス器14の圧力を判断した後、この判断結果に基づいて第1負荷演算部16Bにおいて水素ガスの不足量を演算し、水素ガスに不足があれば第1負荷設定部16Cを介して不足量に即して水素製造装置11に対して負荷運転指令(30〜100%の負荷運転指令)を出力し、蓄ガス器14が満杯であれば水素ガスを補充する必要がないため水素製造装置11に対してアイドル運転指令を出力する。
【0031】
また、監視制御装置16は、図2に示すように、水素ガスホルダ12の圧力センサからの入力信号及び第1負荷演算部16Bからの入力信号に基づいて圧縮機13を起動するか否かを判断する起動判断部16Dと、この起動判断部16Dからの信号に基づいて圧縮機13の負荷を演算する第2負荷演算部16Eと、この第2負荷演算部16Eの演算結果に基づいて圧縮機13に対して負荷を設定し出力する第2負荷設定部16Fとを有し、起動判断部16Dにおいて起動するとの判断をすれば圧縮機13に対して起動指令を出力すると共に負荷時間を指令し、圧縮機13が駆動中であればそのまま継続する。起動判断部16Dにおいて起動しないとの判断をすれば、圧縮機13を停止するか、停止したままにする。
【0032】
また、監視制御装置16は、図2に示すように、ディスペンサ15からの充填要求があるか否かを判断する充填要求判断部16Gを有し、充填要求判断部16Gにおいて充填要求があると判断すれば、充填要求信号を圧力判断部16Aに出力する。圧力判断部16Aでは充填要求信号に基づいて蓄ガス器14内の水素ガスが充填可能な圧力であるか否かを判断し、充填可能な圧力であればディスペンサ15から水素燃料自動車Mに対して水素ガスを充填し、充填不可能な圧力であれば第1負荷演算部16B及び第1負荷設定部16Cを介して水素製造装置11に対して負荷運転指令を出力し水素ガスの不足量を補充する。
【0033】
更に、監視制御装置16は、図2に示すように、充填状況確認部16Hを有し、ディスペンサ15からの信号に基づいて充填状況確認部16Hにおいて水素燃料自動車Mに対する水素ガスの充填中か充填完了かを確認し、この確認結果を水素製造装置11に対して出力する。水素製造装置11は充填状況確認部16Hからの信号に基づいて水素ガス製造を停止しあるいは製造を継続して水素ガスホルダ12及び蓄ガス器14を満杯にする。
【0034】
ところで、蓄ガス器14内の水素ガスが充填可能な圧力であるか否かは、一台の水素燃料自動車Mの空の燃料タンクを満杯にするまで充填するのに必要な蓄ガス器14の最低圧力条件を基準に判断する。蓄ガス器14の最低圧力条件は例えば以下のように設定する。
【0035】
例えば、可変バンク部14Aの最低圧力条件をP1とし、高圧バンク部14Bの最低圧力条件をP2とすると、これらの最低圧力条件P1、P2は下記の▲1▼式、▲2▼式になる。
P1≧21.7[MPaG]・・・▲1▼
P2≧−0.282P1+46.1[MPaG]・・・▲2▼
これら▲1▼式、▲2▼式は下記(1)〜(10)の条件下で以下の手順で求める。
(1)可変バンク部:0.24m/本×10本=2.4m(満杯で35MPaG)
(2)高圧バンク部:0.24m/本×2本=0.48m(満杯で40MPaG)
(3)燃料タンクの最高充填圧力:35MPaG
(4)燃料タンクの最高充填量:35Nm
(5)燃料タンクの充填前圧力:0MPaG
(6)燃料タンクの充填後圧力:35MPaG
(7)燃料タンクの充填温度:35℃
(8)平均ガス圧縮係数:1.26
(9)蓄ガス器と燃料タンク間の差圧:0.5MPaG
(10)燃料タンクの容量:V[m
この容量Vは標準状態で35Nmの水素ガスを35℃で35MPaGに圧縮した容量に等しいことから下記のようになる。
V≒0.144m
【0036】
ところで、水素燃料自動車Mに水素ガスを充填するには可変バンク部14A、高圧バンク部14Bの順で水素ガスを充填する。例えば、可変バンク部14Aから燃料タンクに水素ガスを充填し、可変バンク部14Aの圧力と燃料タンクの圧力が等しくなった時点で高圧バンク部14Bに切り換え、高圧バンク部14Bの圧力によって所定の圧力まで充填する。この際、蓄ガス器14と燃料タンク間の差圧を考慮する。
このことから、可変バンク部14Aによる水素ガス充填後の燃料タンクの圧力PAは下記▲3▼式になる。
PA=(P1−0.5)×2.4/(2.4+0.144)・・・▲3▼
高圧バンク部による水素ガス充填後の燃料タンクの圧力PBは下記▲4▼式になる。
PB=[(P2−0.5)×0.48+PA×0.144]×1/(0.48+0.144)・・・▲4▼
一台の水素燃料自動車Mの燃料タンクを空の状態から満杯にするため、下記▲5▼式が成り立つ。
PB≧35−0=35MPaG
ここで上記▲4▼式に上記▲3▼式を代入してP2を求めると、上記▲2▼式になる。そして、P2=40を上記▲2▼式に代入してP1を求めると、上記▲1▼式になる。つまり、高圧バンク部14Bが満杯でも可変バンク部14Aは少なくとも21.7MPaGの圧力が必要であることになる。
【0037】
次に、本実施形態の水素供給ステーション10の制御方法について動作と共に説明する。水素供給ステーション10では監視制御装置16が働いて水素供給ステーション10の制御が始まる(ステップS1)。まず、監視制御装置16の圧力判断部16Aが蓄ガス器14の圧力を監視し(ステップS2)、蓄ガス器14が満杯(可変バンク14Aが35MPaG以上)であるか否かを判断する(ステップS3)と共に、充填要求判断部16Gからの充填要求があるか否かを判断する(ステップS4)。
【0038】
ステップS3において圧力判断部16Aは蓄ガス器14が満杯であると判断すれば、第1負荷演算手段16B及び起動判断部16Dを介して圧縮機13を停止するか、停止中であれば停止状態を保持する。この場合、圧力判断部16Aの判断結果に基づいて第1負荷演算部16B及び第1負荷設定部16Cが働いて水素製造装置11に対してアイドル移行指令を出力し、水素製造装置11をアイドル運転するか、アイドル運転中であればアイドル運転を続行する(ステップS5)。
【0039】
ステップS3において圧力判断部16Aは蓄ガス器14が満杯でないと判断すれば、第1負荷演算部16Bが現在の圧力と満杯時の圧力を勘案して不足水素ガス量を演算し、演算結果を第1負荷設定部16Cへ出力する。第1負荷設定部16Cは演算結果に基づいて水素製造装置11に負荷指令を出力し(ステップS6)、水素製造装置11の負荷運転を高めて水素ガスを製造する。水素製造装置11は製造した水素ガスを水素ガスホルダ12へ水素ガスを充填する。水素ガスホルダ12が満杯になれば、放散弁17が機能して水素ガスを放出させる。水素製造装置11の負荷運転は蓄ガス器14の圧力、特に可変バンク部14Aの圧力に依存する。高圧バンク部14Bの圧力に依存すると高圧バンク部14Bの圧力が40MPaGに達した時点で水素製造装置11の負荷が低下し、可変バンク部14Aの圧力が35MPaGに達しない。従って、水素製造装置11は可変バンク部14Aの圧力に即して30〜100%の範囲で負荷運転を行う。
【0040】
例えば、可変バンク部14Aの圧力が32MPaG以下の時には水素製造装置11を100%で負荷運転を行い、その圧力が34MPaGの時には水素製造装置11を30%で負荷運転を行い、その圧力が35MPaGの時には水素製造装置11のアイドル運転を行う。
【0041】
この際、起動判断部16Dは水素ガスホルダ12の現在の圧力が設定値以上か否かを判断し(ステップS7)、水素ガスの圧力が設定値以上であれば、第2負荷演算部16Eにおいて圧縮機13の負荷時間を演算し、第2負荷設定部16Fを介して圧縮機13に対して起動指令を出力した(ステップS8)後、負荷指令を出力する(ステップS9)と、圧縮機13が起動して水素ガスホルダ12から蓄ガス器14へ水素ガスを充填する。圧縮機13は水素ガスホルダ12及び蓄ガス器14それぞれの圧力に依存してインバータ制御により駆動する。例えば水素ガスホルダ12の圧力が増加すると圧縮機13の負荷を上げ、水素ガスホルダ12の圧力が減少すると圧縮機13の負荷を下げる。
【0042】
ステップS7において水素ガスホルダ12の圧力が設定値に満たなければ、圧縮機13を停止し、水素ガスホルダ12の水素ガス圧力が設定値に達するまで水素製造装置11から水素ガスホルダ12へ水素ガスを充填する。そして、水素ガスホルダ12の水素ガス圧力が設定値に達したら、ステップS7からステップS8、9へ移行し、圧縮機13を介して水素ガスホルダ12から蓄ガス器14へ水素ガスを充填する。蓄ガス器14が満杯以上となる場合には安全弁18が機能して水素ガスを放出する。
【0043】
一方、ステップS4において充填要求判断部16Gが充填要求ありと判断すれば、圧力判断部16Aが蓄ガス器14の圧力が充填可能な圧力であるか否かを判断する(ステップS11)。蓄ガス器14が最低圧力条件を満足する圧力であれば圧力判断部16Aからディスペンサ15に対して充填可能である旨報知し、ディスペンサ15から水素燃料自動車Mへ水素ガスを充填する(ステップS12)。この間充填要求判断部16Gでは充填が完了したか否かを判断し(ステップS13)、水素ガスの充填が完了すれば、ステップS1のスタートに戻る。充填が完了していなければステップS12に戻り、水素ガスの充填を続行する。充填要求がない場合にはステップS1に戻り、蓄ガス器14の圧力を監視する。
【0044】
以上説明したように本実施形態によれば、水素製造装置11と、この水素製造装置11で製造された水素ガスを貯める水素ガスホルダ12と、この水素ガスホルダ12からの水素ガスを昇圧する圧縮機13と、この圧縮機13で圧縮された水素ガスを貯める蓄ガス器14と、この蓄ガス器14からの水素ガスを水素燃料自動車Mに充填するディスペンサ15と、このディスペンサ15及び/または蓄ガス器14の状況に基づいて水素製造装置11、水素ガスホルダ12及び圧縮機13を監視、制御する監視制御装置16とを備え、監視制御装置16によって水素ガスホルダ12及び蓄ガス器14それぞれの圧力を監視し、この監視結果に基づいて水素製造装置11及び圧縮機13を制御するようにしたため、水素製造装置11を制御して水素ガスを効率良く製造し、水素ガスホルダ12及び蓄ガス器14を常に水素燃料自動車Mへ水素ガスを充填できる圧力に維持して貯蔵することができ、水素燃料自動車Mに対して水素ガスを迅速且つ確実に充填することができる。
【0045】
また、水素製造装置11と圧縮機13間に水素ガスホルダ12を配置したため、圧縮機13が円滑に駆動し、蓄ガス器14に対する水素ガスの充填を安定化することができる。また、蓄ガス器14は可変バンク部14Aと高圧バンク部14Bを有するため、ディスペンサ15を介して水素燃料自動車Mに対して水素ガスを円滑に供給することができる。また、蓄ガス器14の水素ガス圧力が所定の圧力を満たさない時には、監視制御装置16を介して圧縮機13から高圧バンク部14Bに水素ガスを満たした後、可変バンク部14Aに水素ガスを充填するため、圧縮機13を介して水素製造装置11で製造した水素ガスを蓄ガス器14内に円滑に充填することができる。また、余剰の水素ガスを放出する放散弁17及び安全弁18を設けたため、水素製造装置11で余分な水素ガスを製造することがあっても系内に貯めることなく系外へ放出し、水素供給ステーション10の安全性を高めることができる。
【0046】
また、蓄ガス器14内の水素ガス圧力が所定の圧力を満たす時には、監視制御装置16を介して圧縮機13を止め、また、水素製造装置11のアイドル運転を行うため、余分な水素ガスを製造し、放散する虞がない。逆に、蓄ガス器14の水素ガス圧力が所定の圧力を満たさない時には、監視制御装置16を介して水素製造装置の負荷運転を行うと共に圧縮機を駆動するため、水素ガス不足を生じた時には水素ガスを効率良く製造し、圧縮機13を介して蓄ガス器14に迅速に充填することができる。
【0047】
図4及び図5は本発明の他の実施形態を示す図である。本実施形態の水素供給ステーション20は、図4に示すように、水素製造装置21、水素ガスホルダ22、圧縮機23、蓄ガス器24、ディスペンサ25及び監視制御装置26を備え、上記実施形態では蓄ガス器14の検出圧力に基づいて水素製造装置21の負荷運転を制御しているのに対し、本実施形態では水素ガスホルダ22の検出圧力に基づいて水素製造装置21の負荷運転を制御する点以外は上記実施形態に準じて構成されている。
【0048】
そこで、本実施形態の水素供給ステーション20の制御方法について図5を参照しながら説明する。本実施形態では図5に示すように、監視制御装置26が働いて水素供給ステーション10の制御が始まる(ステップS21)。まず、蓄ガス器24の圧力を監視する(ステップS22)と共に水素ガスホルダ22を監視する(ステップS23)。そして、ディスペンサ25からの充填要求があるか否かを判断し(ステップS24)、充填要求がある場合には蓄ガス器24(可変バンク24Aが35MPaG以上)が充填可能な圧力であるか否かを判断し(ステップS25)、充填可能な圧力であればディスペンサ25を介して水素燃料自動車Mに水素ガスを充填し(ステップS26)、次いで充填が完了したか否かを判断する(ステップS27)。充填が完了すればステップS21、22に戻り、蓄ガス器24を監視する。充填が完了していなければ充填が完了するまで充填を続行する。また、ステップS24において充填要求がなければステップS1に戻る。また、蓄ガス器24が充填可能な圧力でなければステップS21、22に戻り、蓄ガス器24の圧力を監視する。
【0049】
また、ステップS22において蓄ガス器24の圧力を監視し、蓄ガス器24が満杯であるか否かを判断し(ステップS28)、満杯であれば圧縮機23を停止する(ステップS29)。満杯でなければステップS23において水素ガスホルダ22の圧力を監視し、水素ガスホルダ22の圧力が設定値以上であるか否かを判断し(ステップS30)、設定値以上であれば監視制御装置26から圧縮機23に対して圧縮機23の起動指令を行った後(ステップS31)、監視制御装置26から圧縮機23に対して負荷指令を行い(ステップS32)、圧縮機23の負荷運転を行って水素ガスホルダ22から蓄ガス器24へ水素ガスを充填する。ステップS30において水素ガスホルダ22の圧力が設定値以下であると判断すれば、監視制御装置26から水素製造装置21へ負荷指令を行い(ステップS33)、水素製造装置21によって水素ガスを製造し、水素ガスを水素ガスホルダ22へ充填する。そして、ステップS30において水素ガスホルダ22の圧力が設定値以上になったと判断すれば、圧縮機23を起動して水素ガスホルダ22から蓄ガス器24へ水素ガスを充填する。また、余剰の水素ガスがある場合には放散弁27及び安全弁28を介して系外へ放出する。
【0050】
以上説明したように本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果を期することができる。
【0051】
尚、本発明は上記各実施形態に何等制限されるものではなく、必要に応じて各構成要素を設計変更することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明の請求項1〜請求項10に記載の発明によれば、水素ガスを無駄なく効率良く製造、貯蔵し、車両に対して水素ガスを迅速且つ確実に供給することができる水素供給ステーション及びその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水素供給ステーションの一実施形態を示す概念図である。
【図2】図1に示す監視制御装置を示すブロック図である。
【図3】図2に示す監視制御装置の制御フロー図である。
【図4】本発明の水素供給ステーションの他の実施形態を示す概念図である。
【図5】図4に示す監視制御装置の制御フロー図である。
【符号の説明】
10、20  水素供給ステーション
11、21  水素製造装置
12、22  水素ガスホルダ(バッファタンク)
13、23  圧縮機
14、24  蓄ガス器
14A、24A 可変バンク部(第1バンク部)
14B、24B 高圧バンク部(第2バンク部)
15、25  ディスペンサ(水素ガス供給装置)
16、26  監視制御装置

Claims (10)

  1. 水素製造装置と、この水素製造装置で製造された水素ガスを昇圧する圧縮機と、この圧縮機で圧縮された水素ガスを貯める蓄ガス器と、この蓄ガス器からの水素ガスを車両に充填する水素ガス供給装置と、この水素ガス供給装置及び/または上記蓄ガス器の状況に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を監視、制御する監視制御装置とを備えたことを特徴とする水素供給ステーション。
  2. 上記圧縮機の前段に配置され且つ上記水素ガスを所定の圧力で貯めるバッファタンクを有すること特徴とする請求項1に記載の水素供給ステーション。
  3. 上記蓄ガス器は、第1バンク部と、この第1バンク部の不足分を補う第2バンク部とを有すること特徴とする請求項1または請求項2に記載の水素供給ステーション。
  4. 上記監視制御装置を、上記水素製造装置、上記バッファタンク、上記圧縮機、上記蓄ガス器及び上記水素ガス供給装置のいずれかに設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の水素供給ステーション。
  5. 水素製造装置と、この水素製造装置で製造された水素ガスを昇圧する圧縮機と、この圧縮機で圧縮された水素ガスを貯める蓄ガス器と、この蓄ガス器からの水素ガスを車両に充填する水素ガス供給装置と、この水素ガス供給装置及び/または上記蓄ガス器の状況に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を監視、制御する監視制御装置とを備え、上記監視制御装置によって上記蓄ガス器の圧力を監視し、この監視結果に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を制御することを特徴とする水素供給ステーションの制御方法。
  6. 上記圧縮機の前段に配置され且つ上記水素ガスを所定の圧力で貯めるバッファタンクを有し、上記監視制御装置を介して上記バッファタンクを監視し、この監視結果に基づいて上記水素製造装置及び/または上記圧縮機を制御すること特徴とする請求項5に記載の水素供給ステーションの制御方法。
  7. 上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たす時には、上記監視制御装置を介して上記圧縮機をアイドル運転または止めることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の水素供給ステーションの制御方法。
  8. 上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たす時には、上記監視制御装置を介して上記水素製造装置のアイドル運転を行うことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の水素供給ステーションの制御方法。
  9. 上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たさない時には、上記監視制御装置を介して上記水素製造装置の負荷運転を行うと共に上記圧縮機を駆動することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の水素供給ステーションの制御方法。
  10. 上記蓄ガス器は、第1バンク部と、この第1バンク部の不足分を補う第2バンク部とを有し、上記蓄ガス器の水素ガス圧力が所定の圧力を満たさない時には、上記監視制御装置を介して上記圧縮機から第2バンク部に水素ガスを満たした後、第1バンク部に水素ガスを満たすことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の水素供給ステーションの制御方法。
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