JP2004116437A - エンジンのメカニカルガバナ - Google Patents

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Katsusada Tsukiji
築地 勝定
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Abstract

【解決手段】フライウェイト1のガバナ力をガバナスリーブ2を経てガバナレバー3のガバナ力入力部4に伝達させるようにした、エンジンのメカニカルガバナにおいて、ガバナスリーブ2にベアリング5を取り付け、このベアリング5のアウターレース23にガバナ力入力部4を当接させた。ガバナ力入力部4をガバナレバー3の先端で二股状に形成し、ベアリング5の回転中心軸線6と平行な向きに見て、このガバナ力入力部4の2個所の入力点4a・4bを回転中心軸線6に対して点対称となる位置に配置してもよい。
【効果】ガバナスリーブ2とガバナ力入力部4との相互摩耗が低減される。このため、メカニカルガバナの耐用寿命が長くなる。ベアリング5の偏摩耗も抑制される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのメカニカルガバナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フライウェイトのガバナ力をガバナスリーブを経てガバナレバーのガバナ力入力部に伝達させるようにしたものがある。
しかし、この種のものは、通常、ガバナスリーブにガバナレバーのガバナ力入力部を直接に当接させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術には、次の問題がある。
《問題》 ガバナスリーブとガバナレバーのガバナ力入力部との相互摩耗が激しい。
ガバナスリーブにガバナレバーのガバナ力入力部を直接に当接させているため、ガバナスリーブとガバナレバーのガバナ力入力部との相互摩耗が激しい。このため、メカニカルガバナの耐用寿命が短くなる。
【0004】
本発明の課題は、上記問題点を解決できるエンジンのメカニカルガバナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
図1(B)に示すように、フライウェイト(1)のガバナ力をガバナスリーブ(2)を経てガバナレバー(3)のガバナ力入力部(4)に伝達させるようにした、エンジンのメカニカルガバナにおいて、
ガバナスリーブ(2)とガバナ力入力部(4)との間にベアリング(5)を介在させた、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
【0006】
(請求項2の発明)
請求項1に記載したエンジンのメカニカルガバナにおいて、
図1(A)に示すように、ガバナ力入力部(4)をガバナレバー(3)の先端で二股状に形成し、ベアリング(5)の回転中心軸線(6)と平行な向きに見て、このガバナ力入力部(4)の2個の入力個所(4a)(4b)を回転中心軸線(6)に対して点対称となる位置に配置した、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
【0007】
(請求項3の発明)
請求項2に記載したエンジンのメカニカルガバナにおいて、
図1(A)に示すように、ガバナレバー(3)を板金で形成し、ガバナレバー軸(7)を取り付ける軸取付部(8)からガバナ力入力部(4)を延設するに当たり、
ベアリング(5)の回転中心軸線(6)と平行な向きに見て、軸取付部(8)の幅(9)をベアリング(5)の外径(10)よりも広幅に形成し、この軸取付部(8)の表面に沿わせてガバナレバー軸(7)を取り付けた、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
【0008】
(請求項4の発明)
請求項1から請求項3のいずれかに記載したエンジンのメカニカルガバナにおいて、
図1(A)に示すように、ガバナレバー(3)を板金で形成し、ガバナレバー軸(7)を取り付ける軸取付部(8)からガバナ力入力部(4)を延設するに当たり、
図1(C)に示すように、軸取付部(8)の幅(9)方向の端縁(25)からガバナスプリング取付片(26)を折り曲げ形成した、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
【0009】
【発明の効果】
(請求項1の発明)
請求項1の発明は、次の効果を奏する。
《効果1》 ガバナスリーブとガバナレバーのガバナ力入力部との相互摩耗が低減される。
図1(B)に示すように、ガバナスリーブ(2)にベアリング(5)を取り付け、このベアリング(5)のアウターレース(23)にガバナ力入力部(4)を当接させたため、ガバナスリーブ(2)とガバナ力入力部(4)との相互摩耗が低減される。このため、メカニカルガバナの耐用寿命が長くなる。
【0010】
(請求項2の発明)
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果2》 ベアリングの偏摩耗が抑制される。
ガバナ力入力部(4)の2個の入力個所(4a)(4b)を回転中心軸線(6)に対して点対称となる位置に配置したため、ベアリング(5)の偏摩耗が抑制される。このため、メカニカルガバナの耐用寿命が長くなる。
【0011】
(請求項3の発明)
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果3》 ガバナ力入力部の位置ずれが起こりにくい。
図1(A)に示すように、ベアリング(5)の回転中心軸線(6)と平行な向きに見て、軸取付部(8)の幅(9)をベアリング(5)の外径(9)よりも広幅に形成し、この軸取付部(8)の表面に沿わせてガバナレバー軸(7)を取り付けたため、軸取付部(8)がガバナレバー軸(7)で補強され、この部分から延設されるガバナ力入力部(4)の変形による位置ずれが起こりにくい。
【0012】
(請求項4の発明)
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果4》 ガバナ力入力部の位置ずれが起こりにくい。
図1(C)に示すように、軸取付部(8)の幅(9)方向の端縁(25)からガバナスプリング取付片(26)を折り曲げ形成したため、軸取付部(8)がガバナスプリング取付片(26)で補強され、この部分から延設されるガバナ力入力部(4)の変形による位置ずれが起こりにくい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態に係る横型ディーゼルエンジンを説明する図である。
このエンジンの概要は、次の通りである。
図3に示すように、シリンダブロック(11)にシリンダ(12)を内設し、シリンダブロック(11)の上死点側端部にシリンダヘッド(13)とヘッドカバー(14)とを順に組み付けている。シリンダブロック(11)の前部にフロントカバー(14)を取り付け、ここに燃料噴射ポンプ(15)を取り付けるとともに、このフロントカバー(14)にギヤトレイン(16)とメカニカルガバナ(17)とを収容している。
【0014】
メカニカルガバナ(17)の概要は、次の通りである。
図2に示すように、上下方向に向けたガバナレバー軸(7)でガバナレバー(3)をフロントカバー(14)に揺動自在に取り付け、このガバナレバー(3)をガバナスプリング(15)を介して調速レバー(18)に連動連結している。ガバナレバー(3)の基端は燃料噴射ポンプ(15)の調量ラック(19)に連結している。ガバナレバー(3)の先端にはガバナ力入力部(4)を設けている。ギヤトレイン(16)のギヤ(20)にフライウェイト(1)とガバナ軸(21)とを設けている。
【0015】
メカニカルガバナ(17)の詳細は、次の通りである。
図1(B)に示すように、フライウェイト(1)のガバナ力をガバナスリーブ(2)を経てガバナレバー(3)のガバナ力入力部(4)に伝達させるようにしている。ガバナスリーブ(2)にベアリング(5)を取り付けている。このベアリング(5)は、ボールベアリングで、インナーレース(22)とアウターレース(23)との間にボール(24)を配置している。このベアリング(5)のインナーレース(22)をガバナスリーブ(2)に外嵌固定している。図1(A)に示すように、ガバナ力入力部(4)をガバナレバー(3)の先端で二股状に形成し、ベアリング(5)の回転中心軸線(6)と平行な向きに見て、このガバナ力入力部(4)の2個の入力個所(4a)(4b)を回転中心軸線(6)に対して点対称となる位置に配置し、これをアウターレース(23)の端面に当接させている。
【0016】
ガバナレバー(3)の構成は、次の通りである。
図1(A)に示すように、ガバナレバー(3)を板金で形成し、ガバナレバー軸(7)を取り付ける軸取付部(8)からガバナ力入力部(4)を延設するに当たり、ベアリング(5)の回転中心軸線(6)と平行な向きに見て、軸取付部(8)の幅(9)をベアリング(5)の外径(10)よりも広幅に形成し、この軸取付部(8)の表面に沿わせてガバナレバー軸(7)を、密着させて取り付けている。また、軸取付部(8)の幅(9)方向の端縁(25)からガバナスプリング取付片(26)を折り曲げ形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るディーゼルエンジンのメカニカルガバナの要部を説明する図で、図1(A)は正面図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図、図1(C)は図1(A)のC−C線断面図である。
【図2】図1のメカニカルガバナとその周辺部分の縦断正面図である。
【図3】図1のメカニカルガバナを備えたディーゼルエンジンの横断平面図である。
【符号の説明】
(1)…フライウェイト、(2)…ガバナスリーブ、(3)…ガバナレバー、(4)…ガバナ力入力部、(4a)(4b)…入力個所、(5)…ベアリング、(6)…回転中心軸線、(7)…ガバナレバー軸、(8)…軸取付部、(9)…幅、(10)…外径、(23)…アウターレース、(25)…端縁、(26)…ガバナスプリング取付片。

Claims (4)

  1. フライウェイト(1)のガバナ力をガバナスリーブ(2)を経てガバナレバー(3)のガバナ力入力部(4)に伝達させるようにした、エンジンのメカニカルガバナにおいて、
    ガバナスリーブ(2)にベアリング(5)を取り付け、このベアリング(5)のアウターレース(23)にガバナ力入力部(4)を当接させた、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
  2. 請求項1に記載したエンジンのメカニカルガバナにおいて、
    ガバナ力入力部(4)をガバナレバー(3)の先端で二股状に形成し、ベアリング(5)の回転中心軸線(6)と平行な向きに見て、このガバナ力入力部(4)の2個の入力個所(4a)(4b)を回転中心軸線(6)に対して点対称となる位置に配置した、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
  3. 請求項1または請求項2に記載したエンジンのメカニカルガバナにおいて、
    ガバナレバー(3)を板金で形成し、ガバナレバー軸(7)を取り付ける軸取付部(8)からガバナ力入力部(4)を延設するに当たり、
    ベアリング(5)の回転中心軸線(6)と平行な向きに見て、軸取付部(8)の幅(9)をベアリング(5)の外径(10)よりも広幅に形成し、この軸取付部(8)の表面に沿わせてガバナレバー軸(7)を取り付けた、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載したエンジンのメカニカルガバナにおいて、
    ガバナレバー(3)を板金で形成し、ガバナレバー軸(7)を取り付ける軸取付部(8)からガバナ力入力部(4)を延設するに当たり、
    軸取付部(8)の幅(9)方向の端縁(25)からガバナスプリング取付片(26)を折り曲げ形成した、ことを特徴とするエンジンのメカニカルガバナ。
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