JP2004116405A - バルブタイミング制御システムの異常診断装置 - Google Patents

バルブタイミング制御システムの異常診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バルブタイミング制御システムに対する異常診断の診断領域を拡大すると共に診断精度を向上する。
【解決手段】目標進角変化量ΔVTTを積算した目標進角積算量ΣVTTと、実進角補正係数KHによって補正した実進角補正変化量ΔVTHを積算した実進角積算量ΣVTとを所定時間サンプリングし、目標進角積算量ΣVTTと実進角積算量ΣVTとの比を診断値DIAGとして算出する(S101、S102〜S111)。そして、診断値DIAGが判定値DIAGset1を越えている場合、バルブタイミング制御システムが異常であると判定し(S112,S114)、現在の目標進角値VTTを最遅角とする制御指令を発する(S115)。これにより、加減速時等においても的確に異常を検出すると共に、目標進角に対して実進角の応答性が悪化した場合においても的確に異常を検出する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのクランク軸とカム軸との間の回転位相を調整するバルブタイミング制御システムの異常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エンジンのクランク軸とカム軸との間の回転位相を調整するバルブタイミング制御システムを備えたエンジンが実用化されており、この種のバルブタイミング制御システムでは、エンジン運転状態に応じて可変バルブタイミング機構を制御し、吸気バルブと排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングを連続的に変更する。
【0003】
このようなバルブタイミング制御システムでは、万一の故障発生に備えて異常診断装置が必要であり、例えば、特公平6−21526号公報には、実際のバルブタイミングが所定の時間をもって目標値に達しない場合、故障と判断する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特公平6−21526号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バルブタイミングの目標値(クランク軸の回転角とカム軸の回転角との位相差の制御目標値である目標進角値)は、エンジン運転状態に応じて常に変化しており、先行技術のように、目標進角値と実際のバブタイミング(クランク軸の実際の回転角とカム軸の実際の回転角との位相差である実進角値)との偏差によって異常を判定する技術では、目標進角値と実進角値との間に大きな偏差が所定時間継続されない限り、異常を検出することはできない。
【0006】
つまり、目標進角値と実進角値との偏差によって異常を検出できるのは、目標進角値の変化が小さい定常運転状態だけであり、加速や減速時等のように、目標進角値の進角側又は遅角側への変化が激しい運転状態では、バルブタイミング機構に異常があっても、目標進角値と実進角値との偏差が所定時間継続するとは限らず、診断領域が限定されてしまう。
【0007】
また、従来の技術では、バルブタイミングのフィードバック制御における追従性やアクチュエータの作動遅れに起因する目標進角値に対する実進角値の追従性を考慮すると、誤診断を避けるために目標進角値と実進角値との偏差に対する異常判定の判定レベルをある程度下げざるを得ず、機構部の固着等のように明確な故障を除いて、エンジン制御に不都合を生じるような応答性の悪化を検出することは困難であり、診断領域が限定されるばかりでなく、異常検出精度の面からも改善を要する。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、バルブタイミング制御システムに対する異常診断の診断領域を拡大すると共に、診断精度を向上することのできるバルブタイミング制御システムの異常診断装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による第1の異常診断装置は、エンジンのクランク軸とカム軸との間の回転位相を調整するバルブタイミング制御システムの異常診断装置であって、上記クランク軸の回転角と上記カム軸の回転角との位相差の制御目標値である目標進角値の変化量を積算して目標進角積算量を算出する手段と、上記クランク軸の実際の回転角と上記カム軸の実際の回転角との位相差である実進角値の変化量を積算して実進角積算量を算出する手段と、上記目標進角積算量と上記実進角積算量とに基づいて診断用パラメータを算出し、この診断用パラメータによって上記バルブタイミング制御システムの異常の有無を判定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明による第2の異常診断装置は、少なくとも2つのバンクを有するエンジンのバンク毎に備えられ、エンジンのクランク軸とカム軸との間の回転位相を調整するバルブタイミング制御システムの異常診断装置であって、バンク毎に上記クランク軸の実際の回転角と上記カム軸の実際の回転角との位相差である実進角値の変化量を積算して実進角積算量を算出する手段と、上記バンク毎の実進角積算量の比較結果に基づいて診断用パラメータを算出し、この診断用パラメータによって上記バルブタイミング制御システムの異常の有無を判定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
その際、診断用パラメータとしては、目標進角積算量と実進角積算量との比、或いは実進角積算量のバンク毎の差を用い、目標進角積算量或いは実進角積算量が一定値を越えたとき、診断用パラメータを算出することが望ましい。
【0012】
また、実進角値の変化量は、バルブタイミング制御システムの作動オイル温度或いはエンジン水温に応じて補正することが望ましく、エンジン回転数が設定回転数未満の低回転数領域では、バルブタイミング制御システムの診断を中止することが望ましい。
【0013】
更に、エンジン水温或いは排気温度が設定温度未満のときには、実進角値のバンク毎の差を算出し、この差が判定値を越えた状態が設定時間継続するとき、バルブタイミング制御システムが異常であると判定することが望ましく、バルブタイミング制御システムが異常であると判定したときには、制御指令により目標進角値を最遅角位置にすることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の第1形態に係わり、図1は可変バルブタイミング機構付きエンジンの全体構成図、図2は異常診断ルーチンのフローチャートである。
【0015】
先ず、本発明が適用される可変バルブタイミング機構付きエンジンの全体構成について説明する。図1において、符号1は、可変バルブタイミング機構付きエンジン(以下、単に「エンジン」と略記する)であり、図においては、シリンダブロック1aがクランク軸1bを中心として左右2つのバンク(図の右側が左バンク、左側が右バンク)に分割される水平対向型4気筒エンジンを示す。このエンジン1のシリンダブロック1aの左右両バンクには、シリンダヘッド2がそれぞれ設けられ、各シリンダヘッド2に、吸気ポート2aと排気ポート2bとが気筒毎に形成されている。
【0016】
シリンダヘッド2の各吸気ポート2aにはインテークマニホルド3が連通され、このインテークマニホルド3に各気筒の吸気通路が集合するエアチャンバ4を介して、アクセルペダルに連動するスロットル弁5aが介装されたスロットルチャンバ5が連通されている。そして、このスロットルチャンバ5の上流に吸気管6を介してエアクリーナ7が取付けられ、このエアクリーナ7に接続されるエアインテーク通路にチャンバ8が連通されている。
【0017】
また、吸気管6にはスロットル弁5aをバイパスするバイパス通路9が接続されており、このバイパス通路9に、アイドル時にその弁開度によって該バイパス通路9を流れるバイパス空気量を調整することでアイドル回転数を制御するアイドル制御弁10が介装されている。また、インテークマニホルド3の各気筒の吸気ポート2aの直上流にインジェクタ11が配設され、放電電極を燃焼室に露呈する点火プラグ12がシリンダヘッド2の各気筒毎に配設されている。各点火プラグ12は、イグナイタ内蔵のイグニッションコイル13に接続されている。
【0018】
更に、シリンダヘッド2の各排気ポート2bにエキゾーストマニホルド14が連通され、このエキゾーストマニホルド14の集合部に排気管15が連通されている。この排気管15には触媒コンバータ16が介装され、マフラ17に連通されている。
【0019】
一方、左右バンクの各シリンダヘッド2内に、それぞれ吸気カム軸19、排気カム軸20が配設され、クランク軸1bの回転が、各吸気カム軸19、各排気カム軸20に、クランク軸1bに固設されたクランクプーリ21、タイミングベルト22、吸気カム軸19に介装された吸気カムプーリ23、排気カム軸20に固設された排気カムプーリ24等を介して伝達される。そして、吸気カム軸19に設けられた吸気カム、及び排気カム軸20に設けられた排気カムにより、それぞれクランク軸1bと2対1の回転角度に維持される各カム軸19,20の回転に基づいて、吸気バルブ25、排気バルブ26が開閉駆動される。
【0020】
左右バンクの各吸気カム軸19と吸気カムプーリ23との間には、吸気カムプーリ23と吸気カム軸19とを相対回動してクランク軸1bに対する吸気カム軸19の回転位相(変位角)を連続的に変更する周知の油圧駆動式可変バルブタイミング機構27がそれぞれ配設されている。本形態においては、各バンクの可変バルブタイミング機構27を吸気カム軸19側にのみ設け、排気バルブ26の開閉タイミングに対し、吸気バルブ25の開閉タイミングをエンジン運転状態に応じて変更する。
【0021】
各バンクの可変バルブタイミング機構27には、それぞれ、オイルパン1cから図示しないオイルポンプを介して供給される作動油圧を調整するためのオイルフロー制御弁28が備えられ、マイクロコンピュータ等からなる電子制御装置(以下、「ECU」と略記する)50によって制御される。オイルフロー制御弁28は、例えばECU50によりデューティ制御されるスプール弁であり、通電電流に比例してオイルフロー制御弁28のスプールが軸方向に移動し、可変バルブタイミング機構27の進角室(進角作動の油圧室)、遅角室(遅角作動の油圧室)に連通する各ポートを切換えてオイルの流れ方向を切換えると共にパッセージの開度を調整し、可変バルブタイミング機構27の進角室、遅角室に供給する油圧の大きさが調整される。尚、可変バルブタイミング機構27の詳細な構成については、例えば、本出願人による特開2000−97096号公報に詳述されている。
【0022】
次に、エンジン1に取付けられたセンサ類について説明する。吸気管6のエアクリーナ7の直下流には、ホットワイヤ或いはホットフィルム等を用いた吸入空気量センサ30が介装され、スロットルチャンバ5に配設されたスロットル弁5aに、スロットル開度センサ31が連設されている。また、エンジン1のオイルパン1cに油温センサ32が臨まされると共に、シリンダブロック1aの左右両バンクを連通する冷却水通路33に水温センサ34が臨まされ、触媒コンバータ16の上流側に、O2センサ等の空燃比センサ35が配設されている。
【0023】
更に、エンジン1のクランク軸1bに軸着するクランクロータ36の外周に、クランク角センサ37が対設され、クランク軸1bに対して1/2回転する一方のバンク(図においては、左バンク)の吸気カムプーリ23の裏面に、気筒判別センサ38が対設されている、各バンクの吸気カム軸19の後端に固設されたカムロータ39の外周には、カム位置検出用のカム位置センサ40がそれぞれ対設されている。
【0024】
以上の各センサ類の出力信号は、ECU50に入力されて処理され、エンジン運転状態が検出される。ECU50は、予め内部に格納されている制御プログラムに従って、各センサ類・スイッチ類等からの信号を処理し、前述のインジェクタ11、イグニッションコイル13に内蔵されるイグナイタ、アイドル制御弁10、可変バルブタイミング機構27のオイルフロー制御弁28等に対する制御量を演算し、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転数制御、バルブタイミング制御等のエンジン制御を行う。
【0025】
ここで、バルブタイミング制御においては、エンジン運転状態、例えばエンジン負荷とエンジン回転数とに基づいて、クランク軸1bの回転角と吸気カム軸19の回転角との位相差の制御目標値である目標進角値を設定すると共に、クランク角センサ37から出力されるクランク角を表すクランクパルスとカム位置センサ40から出力されるカム位置を表すカム位置パルスとから、クランク軸1bの実際の回転角と吸気カム軸19の実際の回転角との位相差である実進角値を算出する。そして、この実進角値が目標進角値に収束するよう、オイルフロー制御弁28を介して可変バルブタイミング機構27をフィードバック制御する。
【0026】
同時に、ECU50は、可変バルブタイミング機構27やオイルフロー制御弁28に発生する異常、例えば、可変バルブタイミング機構27へ供給されるオイル中の不純物や劣化による異物の堆積・沈殿等による摺動部の摺動性悪化、異物の噛み込みによる固着等の異常発生を検出するため、可変バルブタイミング機構27及びオイルフロー制御弁28を含むバルブタイミング制御システムの異常診断を定期的に実施している。
【0027】
このバルブタイミング制御システムに対する異常診断は、本形態においては、目標進角値の変化量を積算した目標進角積算量と実進角値の変化量を積算した実進角積算量との比を診断用パラメータとして異常を判定しており、目標進角値の変化量を積算すると共に実進角値の変化量を積算することで、目標進角値の変化が小さい定常運転状態はもとより、加速や減速時等のように目標進角値の進角側又は遅角側への変化が激しい運転状態においても診断を可能としている。
【0028】
すなわち、従来のように目標進角値と実進角値との偏差が所定時間継続することを判定条件とする診断では、加速や減速時等のように目標進角値が進角側又は遅角側に変化する運転状態では、異常が発生しても目標進角値と実進角値との偏差が所定時間継続するとは限らず、適正な診断が困難であったが、異常発生時には制御指令に対して目標進角値への実進角値の応答性が悪化していることから、目標進角値の変化分を積算した値に対し、実進角値の変動分を積算した値が小さくなり、加速時や減速時においても異常を検出することが可能となる。
【0029】
更に、従来のように、目標進角値と実進角値との偏差に基づく診断では、目標進角値に対する実進角値の追従性を考慮して判定レベルの感度を下げざるを得ないことから、異常検出精度に限界があるが、目標進角値の変化量の積算値と実進角値の変化量の積算値とを用いることで、正常時の目標進角値に対する実進角値の追従性を反映させた判定レベルとすることができ、エンジン制御に不都合を生じるような応答性の悪化を検出することが可能となり、異常検出精度を向上することができる。
【0030】
以下、ECU50による可変バルブタイミング機構27の異常診断処理について、図2に示す異常診断ルーチンのフローチャートに従って説明する。
【0031】
この異常診断は、左右両バンクに対して同一の処理が実行され、先ず、ステップS101で、現在のエンジン回転数Neが診断可能設定回転数Nesetより大きいか否かを調べる。そして、Ne≦Nesetの場合には、診断を実行せずにルーチンを抜け、Ne>Nesetの場合、診断を実行すべくステップS102以降へ進む。
【0032】
このエンジン回転数の条件は、低回転数領域では、オイルフロー制御弁28を介して可変バルブタイミング機構27に供給されるオイルの粘度が不安定であり、作動油圧が変動して応答性に遅れが生じる可能性があることから、この応答遅れによる誤診断を回避するための条件である。このため、エンジン回転数Neが、可変バルブタイミング機構27やオイルフロー制御弁28の特性を考慮して予めシミュレーション或いは実験等によって設定された診断可能設定回転数Neset未満の低回転数領域では、診断を禁止する。
【0033】
次に、以上のエンジン回転数条件を満足してステップS102へ進むと、現在の目標進角値VTTnと前回(前回ルーチン実行時)の目標進角値VTTn−1との差分(絶対値)を、今回(今回ルーチン実行時)の目標進角変化量ΔVTTnとして算出する(ΔVTTn= VTTn−VTTn−1 )。そして、ステップS103で、前回までの目標進角積算量ΣVTTn−1に今回の目標進角変化量ΔVTTnを加算し、今回の目標進角積算量ΣVTTnを更新する(ΣVTTn=ΣVTTn−1+ΔVTTn)。
【0034】
続くステップS104では、現在の実進角値VTnと前回の実進角値VTn−1との差分(絶対値)を、今回の実進角変化量ΔVTnとして算出する(ΔVT= VTn−VTn−1 )。そして、ステップS105で、可変バルブタイミング機構27の作動オイルの温度を知るべく、油温センサ32からの信号に基づくオイル温度を読込み、ステップS106で、このオイル温度をパラメータとして実進角変化量補正テーブルを補間計算付で参照し、実進角補正係数KHを算出する。
【0035】
実進角補正係数KHは、可変バルブタイミング機構27の作動油圧が規定油圧であることを前提とした実進角値の変化量を、オイル温度に依存するオイル粘度の変化すなわち可変バルブタイミング機構27の作動油圧の変化に対処して補正するものであり、規定油圧を基準とした補正係数を予めシミュレーション或いは実験等によって求めてテーブル化しておく。これにより、油圧変化の影響を排除して実進角値の変化量を的確に把握することができ、診断精度を高めると共に、、低温時等のオイルの粘度が高く可変バルブタイミング機構27の油圧が規定油圧よりも高い状態においても、応答性悪化による誤診断を確実に回避することができる。尚、実進角補正係数KHは、オイル温度に代えて水温センサ34によるエンジン水温を用いて算出しても良く、油温センサを備えないエンジンにも適用できる。
【0036】
ステップS106に続くステップS107では、先に算出した実進角変化量ΔVTに実進角補正係数KHを乗算し、補正後の実進角補正変化量ΔVTHを算出する(ΔVTH=ΔVT×KH)。そして、ステップS108で、前回までの実進角積算量ΣVTn−1に補正後の実進角補正変化量ΔVTHnを加算し、今回の実進角積算量ΣVTnを更新する(ΣVTn=ΣVTn−1+ΔVTHn)。
【0037】
その後、ステップS109へ進んで判定許可カウンタKをカウントアップし(K=K+1)、ステップS110で、判定許可カウンタKが設定値Kset1に達したか否かを調べる。この設定値Kset1は、以下に説明するように、前回の診断(正常/異常の判定実施)から、目標進角積算量ΣVTTnと実進角積算量ΣVTnとの比(診断値)が一定値を越えて適正な診断が可能となり、判定が許可されるまでのデータサンプリング時間を規定するものであり、運転状態によって異なるサンプリング時間の最長時間を与える固定値、或いは運転状態に応じて可変されるテーブル値等として適宜設定される。例えば、定常運転(アクセル開度が一定)状態では、目標進角値が略一定となって目標進角積算量ΣVTTnと実進角積算量ΣVTnとの差が小さくなる。従って、このような運転状態でも適正な診断が可能となるよう、設定値Kset1が決定される。
【0038】
そして、K≦Kset1であり、前回の診断から判定許可までのデータサンプリング時間が経過していない場合には、ステップS110からルーチンを抜け、K>Kset1であり、前回の診断から判定許可までのデータサンプリング時間が経過した場合、ステップS110からステップS111へ進み、目標進角積算量ΣVTTnと実進角積算量ΣVTnとの比を、診断値DIAGとして算出する(DIAG=ΣVTTn/ΣVTn)。
【0039】
尚、上述したように、判定許可までの適正なデータサンプリング時間は運転状態によって異なるため、このデータサンプリング時間を規定する設定値Kset1を運転状態に応じて可変することが望ましいが、設定値Kset1をテーブル参照等によって決定することは、処理時間や使用メモリ量の関係から必ずしも最適とは言えない場合がある。そこで、判定許可カウンタKを使用せず、目標進角積算量ΣVTTn(或いは実進角積算量ΣVTnでも良い)がある一定値を越えたとき、診断値DIAGを算出するようにしても良い。
【0040】
そして、ステップS111で診断値DIAGを算出した後、ステップS112へ進み、診断値DIAGが判定値DIAGset1を越えているか否かを調べる。この判定値DIAGset1は、可変バルブタイミング機構27やオイルフロー制御弁28の特性を考慮して予めシミュレーション或いは実験等により求めた正常状態での目標進角値に対する実進角値の追従性を反映した判定レベルであり、いわば、正常状態での目標進角値と実進角値との関係をなまして若干の余裕を加えた判定レベルである。
【0041】
その結果、DIAG≦DIAGset1の場合には、ステップS112からステップS113へ進んで可変バルブタイミング機構27及びオイルフロー制御弁28を含むバルブタイミング制御システムは正常であると判定し、ルーチンを抜ける。また、DIAG>DIAGset1の場合には、ステップS112からステップS114へ進み、可変バルブタイミング機構27及びオイルフロー制御弁28を含むバルブタイミング制御システムが異常であると判定し、ステップS115で、現在の目標進角値VTTを最遅角とする制御指令を発してルーチンを抜ける。
【0042】
このように本実施の形態では、目標進角値の変化量の積算値と実進角値の変化量の積算値との比によってバルブタイミング制御システムの異常を診断するため、加減速時等のように目標進角値が大きく変化する運転状態においても、的確に異常を検出することができ、診断領域を拡大することができると共に、摺動部の固着又は固着に近い状態は勿論のこと、目標進角に対して実進角の応答性が悪化した場合においても的確に異常を検出することができ、診断精度を向上することができる。
【0043】
しかも、実進角値の変化量を積算するに当たって、オイル温度又はエンジン水温により実進角値の変化量を補正するため、実進角値の変化量を的確に把握することができ、油圧が規定よりも高く可変バルブタイミング機構27に応答遅れが発生した場合であっても、誤診断を確実に回避することができる。更に、異常を検出した場合、実進角値を最遅角に制御することで、排ガスへの悪化を防止することができる。
【0044】
次に、本発明の実施の第2形態について説明する。第2形態は、左バンクの実進角積算量と右バンクの実進角積算量との差によってバルブタイミング制御システムの異常を検出するものである。すなわち、左右バンクのどちらか一方の応答性が悪化していれば、実進角量の変化量に差が生じるため、これを積算し、左右バンクの差分を算出することで、異常を検出する。
【0045】
第2形態の異常診断は、図3に示すルーチンによって実行される。このルーチンでは、先ず、ステップS201で、第1形態と同様、現在のエンジン回転数Neが診断可能設定回転数Nesetより大きいか否かを調べる。そして、Ne≦Nesetの場合には、診断を実行せずにルーチンを抜け、Ne>Nesetの場合、ステップS202以降へ進む。
【0046】
ステップS202では、右バンクの現在の実進角値VTRnと前回の実進角値VTRn−1との差分(絶対値)から今回の実進角変化量ΔVTRnを算出し(ΔVTRn= VTRn−VTRn−1 )、更にステップS203で、左バンクの現在の実進角値VTLnと前回の実進角値VTLn−1との差分(絶対値)から今回の実進角変化量ΔVTLnを算出する(ΔVTLn=VTLn−VTLn−1)。
【0047】
次に、ステップS204,S205は、第1形態の異常診断ルーチンにおけるステップS105,S106と同様であり、ステップS204でオイル温度(又はエンジン水温でも良い)を読込み、ステップ205で、このオイル温度をパラメータとして実進角変化量補正テーブルを補間計算付で参照し、実進角補正係数KHを算出する。そして、ステップS206で、右バンクの実進角変化量ΔVTRnに実進角補正係数KHを乗算して補正後の実進角補正変化量ΔVTRHnを算出し(ΔVTRHn=ΔVTRn×KH)、ステップS207で、左バンクの実進角変化量ΔVTLnに実進角補正係数KHを乗算して補正後の実進角補正変化量ΔVTLHnを算出する(ΔVTLHn=ΔVTLn×KH)。
【0048】
続くステップS208では、右バンクの前回までの実進角積算量ΣVTRn−1に実進角補正変化量ΔVTRHnを加算して今回の実進角積算量ΣVTRnに更新し(ΣVTRn=ΣVTRn−1+ΔVTRHn)、ステップS209で、左バンクの前回までの実進角積算量ΣVTLn−1に実進角補正変化量ΔVTLHnを加算して今回の実進角積算量ΣVTLnに更新する(ΣVTLn=ΣVTLn−1+ΔVTLHn)。
【0049】
以上により左右両バンクについて、それぞれ、実進角積算量ΣVTLn,ΣVTRnを算出した後、ステップS210へ進み、判定許可カウンタKをカウントアップし(K=K+1)、ステップS211で、判定許可カウンタKが設定値Kset2に達したか否かを調べる。設定値Kset2は、判定許可までの時間を規定するものであり、本形態においては、右バンクの実進角積算量ΣVTRn−1或いは左バンクの実進角積算量ΣVTLn−1が一定値となるまでのデータサンプリング時間である。
【0050】
そして、K≦Kset2の場合には、ステップS211からルーチンを抜け、K>Kset2の場合、ステップS211からステップS212へ進んで右バンクの実進角積算量ΣVTRnと左バンクの実進角積算量ΣVTLnとの差の絶対値を、診断値DIAGとして算出する(DIAG= ΣVTRn−ΣVTLn )。尚、この場合においても、前述の第1形態と同様、判定許可カウンタKを使用せず、右バンクの実進角積算量ΣVTRn−1或いは左バンクの実進角積算量ΣVTLn−1が一定値を越えたときに診断値DIAGを算出するようにしても良い。
【0051】
その後、ステップS213で診断値DIAGが判定値DIAGset2を越えているか否かを調べる。判定値DIAGset2は、エンジン1の左右バンク毎の特性や、可変バルブタイミング機構27及びオイルフロー制御弁28の特性等を考慮し、予めシミュレーション或いは実験等により求めた正常状態での左右バンクの実進角値の変化量の差分を反映した判定レベルである。
【0052】
その結果、DIAG≦DIAGset2の場合には、ステップS213からステップS214へ進んでバルブタイミング制御システムは正常であると判定し、ルーチンを抜ける。また、DIAG>DIAGset2の場合には、ステップS213からステップS215へ進んでバルブタイミング制御システムが異常であると判定し、ステップS216で、現在の目標進角値VTTを最遅角とする制御指令を発してルーチンを抜ける。
【0053】
第2形態の異常診断においても、第1形態と同様、加減速時にも的確な診断を可能として診断領域を拡大すると共に、実進角の応答性が悪化した場合においても的確に異常を検出して診断精度を向上することができる。この場合、左右バンクに対して同一の処理を行う第1形態の異常診断では、厳密には、判定値DIAGset1にバンク毎の特性差を考慮した若干の余裕値を加える、又は判定値DIAGset1をバンク毎に設定することが望ましいが、第2形態の異常診断では、予め左右バンクの特性差を加味した診断とすることができる。
【0054】
図4は本発明の実施の第3形態に係わり、異常診断ルーチンのフローチャートである。第3形態は、エンジン暖機終了前に、左右バンクの実進角値の差分によって異常を診断するものである。すなわち、エンジン暖機終了前の触媒が活性化されていない状態でバルブタイミング制御システムが最進角側で固着する等の異常が発生すると、排気エミッションが大きく悪化する。このため、エンジン暖機終了前の左右バンクの実進角値の差分による診断を実施することで、速やかに異常を検出する。
【0055】
第3形態の異常診断ルーチンは図4に示され、このルーチンでは、先ず、ステップS301で、エンジン水温TWを読込み、このエンジン水温TWがエンジン暖機終了後の水温に相当する設定水温TWsetより低いか否かを調べる。そして、TW≧TWsetの場合には、既にエンジン暖機が終了して触媒が活性化していると判断し、ステップS302で、前述の第1形態で説明した目標進角積算量と実進角積算量との比に基づく異常診断(診断A)、又は第2形態で説明した左バンクの実進角積算量と右バンクの実進角積算量との差に基づく異常診断(診断B)を実施する。
【0056】
一方、ステップS301において、TW<TWsetの場合には、未だエンジン暖機が完了しておらず、触媒が活性化していないと判断し、左右バンクの実進角値の差分による診断を実施すべく、ステップS303以降へ進む。尚、排気温センサを有するシステムでは、排気温度Texがエンジン暖機終了後の排気温度に相当する排気温度Texsetより低いか否かを調べることで、触媒活性化を判断する。
【0057】
ステップS303では、右バンクの実進角値VTRと左バンクの実進角値VTLとの偏差量(左右バンク偏差量;絶対値)ΔVTRLを算出し(ΔVTRL=VTR−VTL )、ステップS304で、左右バンク偏差量ΔVTRLが判定値VTRLsetを越えているか否かを調べる。判定値VTRLsetは、左右何れかのバンクの可変バルブタイミング機構27の可動部或いはオイルフロー制御弁28のスプール等が固着或いは固着に近い状態になり、油圧系に異常が発生しているか否かを判断するためのものであり、エンジン1の左右バンク毎の特性や、可変バルブタイミング機構27及びオイルフロー制御弁28の特性等を考慮し、予めシミュレーション或いは実験等により求めた正常状態での左右バンクの実進角値の偏差量を反映した判定レベルである。
【0058】
その結果、ΔVTRL≦VTRLsetの場合には、ステップS304からルーチンを抜け、ΔVTRL>VTRLsetの場合、ステップS304からステップS305へ進んで、ΔVTRL>VTRLsetである状態の継続時間Tが設定時間Tsetに達したか否かを調べる。そして、T≦Tsetの場合には、左右バンクの実進角値の一時的な変動による誤診断を避けるため、ステップS305からルーチンを抜ける。このΔVTRL≦VTRLsetである状態、或いは、ΔVTRL>VTRLsetであっても設定時間Tsetを越えて継続していない状態は、仮の正常判定を行った状態であり、エンジン水温TWが設定水温TWset以上に上昇して触媒が活性化したと判断されるまでは、ステップS303以降の処理を継続し、暖機完了後(TW≧TWset)は、ステップS302での診断A又は診断Bによる精密な診断を実施する。
【0059】
一方、ステップS305において、T>Tsetとなった場合、すなわち左右バンク偏差量ΔVTRLが判定値VTRLsetを越えている状態が設定時間Tsetを越えて継続した場合には、ステップS305からステップS306へ進んで左右バンクの何れかのバルブタイミング制御システムが異常であると判定し、ステップS307で、現在の目標進角値VTTを最遅角とする制御指令を発してルーチンを抜ける。
【0060】
第3形態では、エンジンの暖機終了前の異常を迅速に検出することができ、触媒が活性化される前に進角側で固着しても、直ちにバルブタイミングを最遅角位置として排気エミッションの悪化を防止することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、目標進角値の変化量の積算値と実進角値の変化量の積算値との双方、或いは実進角値の変化量の積算値に基づいてバルブタイミング制御システムの異常を診断するため、定常運転のみならず加減速時においても的確に異常を検出することができ、診断領域を拡大することができると共に、バルブタイミング制御システムの摺動部の固着又は固着に近い状態は勿論のこと、応答性が悪化した場合においても的確に異常を検出することができ、診断精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、可変バルブタイミング機構付きエンジンの全体構成図
【図2】同上、異常診断ルーチンのフローチャート
【図3】本発明の実施の第2形態に係わり、異常診断ルーチンのフローチャート
【図4】本発明の実施の第3形態に係わり、異常診断ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン
1b クランク軸
19 吸気カム軸
20 排気カム軸
27 可変バルブタイミング機構
28 オイルフロー制御弁
50 電子制御装置
VT 実進角値
VTT 目標進角値
KH 実進角補正係数
ΔVT 実進角変化量
ΔVTH 実進角補正変化量
ΔVTT 目標進角変化量
ΣVT 実進角積算量
ΣVTT 目標進角積算量
DIAG 診断値

Claims (9)

  1. エンジンのクランク軸とカム軸との間の回転位相を調整するバルブタイミング制御システムの異常診断装置であって、
    上記クランク軸の回転角と上記カム軸の回転角との位相差の制御目標値である目標進角値の変化量を積算して目標進角積算量を算出する手段と、
    上記クランク軸の実際の回転角と上記カム軸の実際の回転角との位相差である実進角値の変化量を積算して実進角積算量を算出する手段と、
    上記目標進角積算量と上記実進角積算量とに基づいて診断用パラメータを算出し、この診断用パラメータによって上記バルブタイミング制御システムの異常の有無を判定する手段とを備えたことを特徴とするバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  2. 上記診断用パラメータとして上記目標進角積算量と上記実進角積算量との比を算出し、この比と判定値とを比較して上記バルブタイミング制御システムの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1記載のバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  3. 少なくとも2つのバンクを有するエンジンのバンク毎に備えられ、エンジンのクランク軸とカム軸との間の回転位相を調整するバルブタイミング制御システムの異常診断装置であって、
    バンク毎に上記クランク軸の実際の回転角と上記カム軸の実際の回転角との位相差である実進角値の変化量を積算して実進角積算量を算出する手段と、
    上記バンク毎の実進角積算量の比較結果に基づいて診断用パラメータを算出し、この診断用パラメータによって上記バルブタイミング制御システムの異常の有無を判定する手段とを備えたことを特徴とするバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  4. 上記目標進角積算量或いは上記実進角積算量が一定値を越えたとき、上記診断用パラメータを算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  5. 上記実進角積算量が一定値を越えたとき、上記診断用パラメータを算出することを特徴とする請求項3記載のバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  6. 上記実進角値の変化量を、上記バルブタイミング制御システムの作動オイル温度或いはエンジン水温に応じて補正することを特徴とする請求項1又は3に記載のバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  7. エンジン回転数が設定回転数未満の低回転数領域では、上記バルブタイミング制御システムの診断を中止することを特徴とする請求項1又は3に記載のバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  8. エンジン水温或いは排気温度が設定温度未満のときには、エンジンのバンク毎の上記実進角値の差を算出し、この差が判定値を越えた状態が設定時間継続するとき、上記バルブタイミング制御システムが異常であると判定することを特徴とする請求項1又は3に記載のバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
  9. 上記バルブタイミング制御システムが異常であると判定したとき、上記クランク軸の回転角と上記カム軸の回転角との位相差の制御目標値である目標進角値を最遅角位置にする制御指令を出力することを特徴とする請求項1又は3に記載のバルブタイミング制御システムの異常診断装置。
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