JP2004116326A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランプ装置を簡単に取り付けられるようにすると共に、取付部の寸法誤差を吸収して分岐製品を固定できるようにすることにある。
【解決手段】分岐製品10の胴部10Aに挿入して分岐部10Bを軸方向に通過可能な切欠部1C1が形成された筒状体1Bを有し、筒状体1Bの他端部1Dが分岐製品10の取付部に接合すると共に一端部1Eが他方の装置部品30に圧接して軸方向に弾性力を有するものである。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取付部品を保持するクランプ装置に関する。更に詳しくは、二股に分かれた分岐製品、例えば、内燃機関に取り付けるインジェクタを取り付けるクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関する技術には、図11に示す内燃機関用のインジェクタが存在する。図11は、インジェクタ100がシリンダヘッド131に取り付けられてクランプ105により固定された状態の側面図である。
このインジェクタ100は、図示上部のデリバリパイプ130にOリング120と、このOリング120を取り付ける保持部品125とを介して嵌着されている。そして、インジェクタ100の小フランジ100Dがデリバリパイプ130の端部に接合して固着されている。
【0003】
このインジェクタ100の下部側は、シリンダヘッド131の取付孔に嵌着する本体100Eが設けられている。又、この本体100Eの上部には、フランジ部100Bとクランプ105を取り付ける胴部100Fとが形成されている。
更に又、このインジェクタ100には、胴部100Fの上部にソレノイドコイルに結線するための電気コネクタ用の分岐管100Aが設けられている。このように構成されたインジェクタ100はフランジ部100B及び胴部100Fを設ける為に長くなるので問題となっている。
又、インジェクタ100の下部先端にはプランジャ100Cが設けられている。
【0004】
インジェクタ100をシリンダヘッド131に固定するクランプ105は、インジェクタ100の両側に並列に2個取り付けられている。このクランプ105は、シリンダヘッド131のねじ孔に座金107を介してボルト106が螺合することにより締め付けられる。このクランプ105は、インジェクタ100に対して横方向へ長くなるためにシリンダヘッド131の構造を変更しなければならない問題が存する。更に、ボルト106を介して取り付けるために流れ作業に於いて工数増加によるコスト高が生じている。
又、フランジ部100Bは、インジェクタ100のフランジ部100Bの反対側に配置された銅ガスケット121を介して固定されると共に、この銅ガスケット121によりフランジ部100Bの接合面がシールされる。この銅ガスケット121は、シリンダヘッド131内部からの熱に耐える金属ガスケットに構成されているために、ゴム状弾性能力がなくてシール能力に欠ける。
【0005】
インジェクタ100の下部には、板ばね状の支持板122が配置されている。この支持板122も耐熱性のために金属に構成されているので、シール能力に劣る欠点がある。
この支持板122は、インジェクタ100を弾性的に支持してクランプ105からの圧力によりインジェクタ100が破損するのを防止する。このために、銅ガスケット121のシール能力を発揮させるためには、インジェクタ100とシリンダヘッド131の取付孔の寸法精度を向上させなければならない。この寸法加工精度は、加工コストを引き上げることになる。
【0006】
このインジェクタ100には、デリバリパイプ130から圧送されるデリバリ燃料圧力が矢印Aで示すようにOリング120を介して下方へ受けることになる。尚、このデリバリ燃料圧送圧力は5から25MPaである。
一方、このインジェクタ100は、シリンダヘッド131内のガス圧力を矢印B方向へ受ける。このガス圧力は、5から20MPaである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして取り付けられたインジェクタ100は、クランプ105により銅ガスケット121を介してシリンダヘッド131に固着される。この為に、クランプ105を取り付けるための場所を必要とし、シリンダヘッド131を設計変更しなければならない。叉、クランプ105はボルト106を介して取り付けるために工数を多くして流れ作業に於けるコストが増加する。
又、インジェクタ100は、クランプ105で取り付けられるために、分岐管100Aの下部に胴部100Fとフランジ部100Bとを設けなければならないから長くなり、インジェクタ100を大型にする。更に、インジェクタ100を大型にすることは、デリバリパイプ130とシリンダヘッド131との距離が長くなるので、取付構造を複雑にする。
【0008】
本発明は上述のような問題点に鑑み成されたものであって、その発明が解決しようとする技術的課題は、クランプ装置で取り付ける分岐製品の取付場所が構造上狭くとも簡単に取り付けられるようにして小型化すると共に、取付を容易にすることにある。
又、クランプ装置により、分岐製品の製作寸法に対する取付部の取付寸法との寸法誤差を吸収できるようにすると共に、寸法誤差を吸収することにより加工精度を低減して加工コストを安価にすることにある。
更に、取付部の振動等により取り付けられた分岐製品が破損しないように弾性的に保持すると共に、振動してもインジェクタが回動して不具合になるのを防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述のような技術的課題を解決するために成されたものであって、その技術的解決手段は以下のように構成されている。
【0010】
この請求項1に係わる本発明のクランプ装置は、2個の装置部品間に配置されて一端部が一方の装置部品に連結すると共に他端部が他方の装置部品に連結し、且つ胴部に分岐部が形成された分岐製品を保持するクランプ装置であって、分岐製品の胴部に挿入して分岐部を軸方向に通過可能な切欠部が形成された筒状体を有し、筒状体の一端部が分岐製品の取付部に接合すると共に他端部が他方の装置部品に圧接して軸方向に弾性力を有するものである。
【0011】
この請求項1に係わる本発明のクランプ装置では、切欠部が分岐部を軸方向へ横切ってクランプ装置が分岐製品の胴部に嵌合することができるので、クランプ装置は分岐部を有する胴部を利用して分岐製品を一方の装置部品に固定することができる。このために、分岐製品の長さを短形に構成できるので、取付場所の制約を受けずに取り付けることができる利点がある。
叉、一方の装置部品と他方の装置部品との間隔寸法が加工精度により変化してもクランプ装置は軸方向に弾性変形して分岐製品を固定するので、分岐製品の加工精度のばらつきに関係なく、分岐製品を固定することが可能になる。
更に、一方の装置部品に振動が発生しても、クランプ装置により分岐製品を一方の装置部品に弾性的に固定しているので、振動力により分岐製品が破損するのを防止する。そして、クランプ装置には切欠部が設けられているので分岐製品に装着するのが容易であり、一方の装置部品と他方の装置部品との間隔に取付が容易になる。
【0012】
請求項2に係わる本発明のクランプ装置は、筒状体の他端部に他方の装置部品と係止する係止部を有するものである。
【0013】
この請求項2に係わる本発明のクランプ装置では、クランプ装置には切欠部を有すると共に、他方の装置部品と係止する係止部を有するので、分岐製品が振動等により回動しようとしても、切欠部が分岐部に係止すると共に、係止部が他方の装置部品と係止するので、分岐製品が回動するのが防止される。特に、クランプ装置は弾性力があるので、各部に振動力を受けてもその部分から破損することが防止できる。叉、クランプ装置は弾性力で分岐製品を固定するので、その構造が簡単になる。
【0014】
請求項3に係わる本発明のクランプ装置は、切欠部が軸方向へ貫通しているものである。
【0015】
この請求項3の本発明のクランプ装置では、切欠部が軸方向へ貫通しているので、切欠部により分岐製品への挿入が極めて容易になる。叉、分岐製品の胴部の大きさが製作上多少大きくとも、切欠部を有するクランプ装置は大きさが変形して対応するから、分岐製品へ嵌着が容易である。
【0016】
請求項4に係わる本発明のクランプ装置は、切欠部が軸方向へU形状に形成されているものである。
【0017】
この請求項4に係わる本発明のクランプ装置では、切欠部が軸方向へU形状に形成されているので、クランプ装置の一端部が環状に形成される。この為に、胴部等の取付部との結合力を強固にすることができる。叉、クランプ装置の環状を成す一端部により分岐製品と他方の装置部品との接合部を強固に接合させると共に、その接合部をシールすることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる好ましい実施の形態のクランプ装置を、その図面に基づいて詳述する。尚、以下に説明する各図面は、実験データを基にした寸法関係が正確な設計図を基にしている。
【0019】
図1は、本発明に係わる好ましい第1実施の形態のクランプ装置を取り付けた分岐製品の側面図である。叉、図2は、図1のクランプ装置のA−A矢視を示す断面図である。
図1に於いて、1はクランプ装置である。クランプ装置1は、円筒状に形成されている。そして、1側面に切欠縁1C、1Cが形成されており、その間が切欠部1C1になっている。この切欠縁1C、1C間は、分岐製品10の分岐部10Bの直径の寸法と略同じ寸法に形成されて嵌り合う関係にある。つまり、この切欠縁1C、1C間の寸法は分岐部10Bが挿入できればよい。
【0020】
更に、クランプ装置1は、軸方向の両端部が、他端部1Dと一端部1Eとに形成されている。この他端部1Dは他方の装置部品であるデリバリパイプ30の端部に圧接している。叉、一端部1Eは、インジェクタ(分岐製品)10における本体10Cの段部(取付部)に密接している。
このクランプ装置1は、他端部1Dにデリバリパイプ30の凹部に係止する凸状の係止部1Aが形成されている。そして、クランプ装置1は係止部1Aによりデリバリパイプ30と結合して回動不能に構成されている。
叉、クランプ装置1の切欠部1C1はインジェクタ10の分岐部10Bと係合するのでインジェクタ10はクランプ装置1により回動が阻止される。その結果、一方の装置部品であるシリンダヘッド20に振動が生じても、クランプ装置1を装着するのみで、インジェクタ10の回動は阻止される。そして、分岐製品10はシリンダヘッド20とデリバリパイプ30に連結することが可能になる。
【0021】
このクランプ装置1は、図2に示すように断面がCに形成されて全体が筒状体1Bに形成されている。そして、クランプ装置1の内周面1Nには、並列に環状溝1Fが複数に形成されて筒状体1Bに弾性力を付与している。
このクランプ装置1は、耐熱性のゴム叉は樹脂で構成することもできるが、高温に耐え得るようにに超弾性合金で構成されている。この筒状体1Bの弾性力によりインジェクタ10をシリンダヘッド20に圧着すると共に、デリバリパイプ30に連結している。
【0022】
クランプ装置1により固着されるインジェクタ10は、シリンダヘッド20の孔にOリング20Pを介して嵌着する本体10Cに形成されている。この本体10C内にはソレノイド・コイル等が内蔵されている。叉、本体10Cの先端にはニードルバルブ等が内蔵された噴射パイプ10Dが設けられている。更に、本体10Cの上部には胴部10Aが形成されていると共に、胴部10Aから二股に分れた分岐部10Bが形成されている。この分岐部10Bは、ソレノイド・コイルに結線する電気コネクタが設けられている。
更に、胴部10Aの上部には、デリバリパイプ30に嵌合する燃料コネクタ10Eが設けられている。この燃料コネクタ10EはOリング35を介してデリバリパイプ30の内周面に嵌合している。
【0023】
シリンダヘッド20は、一方の装置部品に相当し、内燃機関の燃焼室のヘッドカバとなる。叉、デリバリパイプ30は、他方の装置部品に相当し、シリンダヘッド20に取り付けられて燃焼室へ燃料を供給するパイプである。
このデリバリパイプ30とシリンダヘッド20との間隔は構造的に小さくしなければならない技術的課題が存する。叉、内燃機関のコスト低減からインジェクタの加工精度を下げてコストの低減が求められている。
【0024】
このように構成されたインジェクタ10は、本体10Cがシリンダヘッド20に嵌着すると共に、燃料コネクタ10Eがデリバリパイプ30に嵌合して連結する。このとき、インジェクタ10の噴射パイプ10Dは、Oリング20Pによりシリンダヘッド20との嵌合間がシールされる。更に、燃料コネクタ10Eの嵌合間はOリング35によりシールされている。このとき、インジェクタ10に於けるシリンダヘッド20とデリバリパイプ30との間隔の製作上の誤差は、燃料コネクタ10Eがデリバリパイプ30に嵌合してシールされながら上下へ移動することにより吸収される。
【0025】
このクランプ装置1の一端部1Eは、インジェクタ10の段部(取付部)に圧接されると共に、他端部1Dは、デリバリパイプ30の端面に圧接する。そして、シリンダヘッド20とデリバリパイプ30との間隔の製作上の誤差は、クランプ装置1が弾性力を有するように構成されているから、その寸法差はクランプ装置1が弾性変形して両方のシリンダヘッド20とデリバリパイプ30とを圧接する。
更に、クランプ装置1の他端部1Dに設けられた係止部1Aは、デリバリパイプ30の端部に設けられた凹部に係合して連結し、両部品は一体に結合する。叉、クランプ装置1は、インジェクタ10の胴部10Aに嵌合すると共に、切欠縁1C、1Cが分岐部10Bに当接して回動不能に固定する。
【0026】
クランプ装置1は分岐部10Bを設けた胴部10Aを介して固定するためにクランプ装置1を取り付ける部分が不用になる。、特に、クランプ装置1を取り付ける為の部分を必要としないからインジェクタ10の長さを短形に構成できる。その結果、インジェクタ10を小型にすると共に、クランプ装置1の装着を容易にする。しかも、インジェクタ10の加工寸法誤差があっても、弾性を有するクランプ装置1により簡単に吸収することが可能になる。
このクランプ装置1の取付状態は、誤差を図10に示すような弾性変形範囲内の荷重特性にして解消する。つまり、クランプ装置1の長さは、図10に示す範囲において、取付長さL1になるように圧縮して取り付ける。そして、シリンダヘッド20とデリバリパイプ30との寸法間隔が製作誤差により変化してもクランプ装置1の長さが図10のL2とL3内でインジェクタ10を固定するようにすると確実に固定されると共に、弾性圧着が可能になる。しかも、シリンダヘッド20の振動等に対してもクランプ装置1の弾性力により固定し、インジェクタ10が振動により破損するのも防止する。
【0027】
図3及び図4は、本発明に係わる第2実施の形態を示すクランプ装置1である。
図3は、このクランプ装置1の側面図である。叉、図4は図3の平面図である。
図3に示すように、金属製の環状を成す筒状体1Bには、径方向から交互にスリット1Sが形成されてばね力を付与している。叉、筒状体1Bには内周面1Nが設けられており、この内径寸法により筒状体1Bに設計された弾性力が付与されるような肉厚にする。更に叉、筒状体1Bの両端は一端部1Eと他端部1Dに形成されていると共に、他端部1Dに係止部1Aが形成されている。そして、側面には軸方向へ貫通する切欠縁1C、1Cが形成されている。
このクランプ装置1は、ステンレス鋼、ばね鋼、超弾性合金等の材料から製作されている。
【0028】
図5と図6は、本発明に係わる第3実施の形態を示すクランプ装置1である。図5は、クランプ装置1を金属製のベローズにした側面図である。叉、図6は図5の平面図である。
図5に於いて、図3と相違する点は、スリット1Sではなくベローズに形成してばね力を付与したものである。その他の符号は図3と略同一である。この図5のクランプ装置1は、係止部1Aが省略されているが、図3と同様に係止部1Aを設けてデリバリパイプ30の凹部と係止して結合しても良い。このクランプ装置1は、ステンレス鋼、ばね鋼、超弾性合金等の材料から製作されている。
【0029】
図7は、本発明に係わる第4実施の形態を示すクランプ装置1である。このクランプ装置1は、皿ばね状に形成したものである。そして、側面に切欠縁1C、1Cを形成して軸方向に貫通する切欠部1C1を設けたものである。このクランプ装置1は、インジェクタ10に於ける分岐部10Bの上部に設けられた段部(取付部)とデリバリパイプ30の端面との間に配置してインジェクタ10を固着すると良い。
図7のクランプ装置1におけるその他の構成は、図3に符号で示すものと同一構成である。
叉、このようにすることにより、分岐部10Bが小さい場合に適している。叉、分岐部10Bがない場合にも適している。その結果、インジェクタ10を小型に構成することが可能になる。このクランプ装置1の材質はばね鋼、超弾性合金等
から製作される。
【0030】
図8は、本発明に係わる第5実施の形態を示すクランプ装置1である。このクランプ装置1は、周方向へ波形に形成されたクリップである。そして、側面に切欠縁1C、1Cを形成して軸方向に貫通する切欠部1C1を設けたものである。このように切欠部1C1を設けることによりクランプ装置1をインジェクタ10に装着するのが極めて容易になる。
このクランプ装置1は、インジェクタ10に於ける分岐部10Bの上部に設けられた段部とデリバリパイプ30の端面との間に配置してインジェクタ10を固着すると良い。このようにすることにより、分岐部10Bが小さい場合に適している。叉、分岐部10Bがない場合にも適している。その結果、インジェクタ10を小型に構成することが可能になる。図8のクランプ装置1におけるその他の構成は、図3に符号で示すものと同一構成である。このクランプ装置1の材質は、ばね鋼、超弾性合金等から製作される。
【0031】
図9は、本発明に係わる第6実施の形態を示すクランプ装置1である。このクランプ装置1は、ワイヤを編んだ金網状のシートを巻き込んで円筒状にプレスしたものである。そして、側面に切欠縁1C、1Cを形成して軸方向に貫通する切欠部1C1を設けたものである。
このように切欠部1C1を設けることによりクランプ装置1をインジェクタ10に装着するのが極めて容易になる。
叉、クランプ装置1は、線材として金属の他に、耐熱性を有する合成樹脂の線材等も利用することが可能である。このクランプ装置1はは線材を柔らかく圧縮しているので、弾性力を有する。
図9におけるその他の構成は、図3の符号で示すように同一に構成されている。
【0032】
以上のクランプ装置1に於いて、切欠縁1Cは筒状体1Bの軸方向へ直線の貫通状態に形成したが、筒状体1Bの側面にU形状に形成しても良い。例えば、一端部1E側から切欠縁1CをU形状に形成すると良い。このようにして他端部1Dとデリバリパイプ30の端面を接合し、結合力を強固にすると共に、この接合面をシールすることもできる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係わるクランプ装置1によれば、クランプ装置は分岐部が設けられた胴部を介して固定するために、クランプ装置を取り付ける為の部分を不用とするから、分岐製品の長さが短形にできる効果を奏する。
更に、クランプ装置は分岐製品への装着を容易にする。しかも、分岐製品の加工寸法誤差は、弾性を有するクランプ装置により簡単に吸収することが可能になる。この為に、クランプ装置及び分岐製品の製作コストを低減できる効果を奏する。
しかも、シリンダヘッド20の振動等に対してもクランプ装置の弾性力により対応し、分岐製品が振動により破損するのも効果的に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係わるクランプ装置を分岐製品に取り付けた側面図である。
【図2】図1のクランプ装置A−A矢視を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係わるクランプ装置の側面図である。
【図4】図3のクランプ装置の平面図である。
【図5】本発明の第3実施の形態に係わるクランプ装置の側面図である。
【図6】図5のクランプ装置の平面図である。
【図7】本発明の第4実施の形態に係わるクランプ装置の側面図である。
【図8】本発明の第5実施の形態に係わるクランプ装置の斜視図である。
【図9】本発明の第6実施の形態に係わるクランプ装置の斜視図である。
【図10】本発明に係わるクランプ装置の荷重ー長さの許容範囲を示す特性のグラフである。
【図11】従来のクランプ装置を取り付けたインジェクタの側面図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置
1A 係止部
1B 筒状体
1C 切欠縁
1C1 切欠部
1D 他端部
1E 一端部
1F 環状溝
1N 内周面
10 分岐製品(インジェクタ)
10A 胴部
10B 分岐部
10C 本体
10D 噴射パイプ
10E 燃料コネクタ
20 一方の装置部品(シリンダヘッド)
20P Oリング
30 他方の装置部品(デリバリパイプ)

Claims (4)

  1. 2個の装置部品間に配置されて一端部が一方の装置部品に連結すると共に他端部が他方の装置部品に連結し、且つ胴部に分岐部が形成された分岐製品を保持するクランプ装置であって、前記分岐製品の胴部に挿入して前記分岐部を軸方向に通過可能な切欠部が形成された筒状体を有し、前記筒状体の一端部が前記分岐製品の取付部に接合すると共に他端部が前記他方の装置部品に圧接し且つ軸方向に弾性力を有するクランプ装置。
  2. 前記筒状体の他端部に前記他方の装置部品と係止する係止部を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記切欠部が軸方向へ貫通していることを特徴とする請求項1叉は請求項2に記載のクランプ装置。
  4. 前記切欠部が軸方向へU形状に形成されていることを特徴とする請求項1叉は請求項2に記載のクランプ装置。
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