JP2004116268A - ターンテーブル移動用駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】垂直循環式立体駐車装置の、ターンテーブルをケージ位置に合わせるための駆動装置である。
【構成】減速機付モータで2個のローラを旋回させ、そのローラの嵌まり込む2箇所の溝のあるスライド板の動きを動力源とした垂直循環式立体駐車装置のターンテーブル移動用駆動装置。
【選択図】 図1
【構成】減速機付モータで2個のローラを旋回させ、そのローラの嵌まり込む2箇所の溝のあるスライド板の動きを動力源とした垂直循環式立体駐車装置のターンテーブル移動用駆動装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
ケージにターンテーブルの位置を合わせるための移動用駆動装置として開発したものである。
【0002】
その外中間点を原点に、押しと引きの動きを動力として取り出すことを必要とする機械や、装置に応用出来る。
【0003】
【従来の技術】
従来の垂直循環式立体駐車装置の、ターンテーブルを移動する駆動装置は、スクリュー方式、油圧によるシリンダー方式、ケージ下面にあるピンを挟んで芯だしする、はさみ芯だし方式が一般的であり、その外クランク方式も考えられる。これらは押し引きの始動時に、いきなり速度が上がるため、モータの出力は大きいものが必要となる欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の垂直循環式立体駐車装置の、ターンテーブルの移動を駆動する方式は、図3に示すように、本発明のもの以外では始動時の速度が速いので、モータの出力は大きいものが必要となる欠点がある。
【0005】
本発明は、垂直循環式立体駐車装置の、ターンテーブルをケージ中心に合わせるための駆動装置であり、押し引きの全距離の中間を原点とし、押しも引きも始動時は、ゆっくりスタートし次第に速度を増し最高速度に達すると、そのあとは次第に速度を落とす動作とし、始動後或る位置での停止指令で停止する。本発明ではこの動作でモータ出力を小さくでき、又従来のスクリュー式やシリンダー式のような給油、交換の必要のない減速機付モータを使用することによりメンテナンスフリーとすることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従来のものは始動時の速度が速いので、モータの出力は大きいものが必要となる欠点がある。本発明はローラのクランク運動で始動をゆっくりから次第に速度をあげる方法をとっている。しかしそれだけの単なるクランク式では押し又は、引きの何れかのみの動作となる。これを例えば押しの動作とすれば、引きの動作としてモータの逆転を利用して、もう一つのローラもクランク運動で反対方向の運動を、始動はゆっくりから次第に速度をあげる方法をとっている。
【0007】
構造は、減速機付モータの出力軸に固着した旋回アームに付いた2個のローラは、モータの回転で旋回し、夫々のローラと嵌まり得る溝を有するスライド板と組合せ、スライド板に動力取出し棒を取り付けて、モータの正、逆回転で押し、引き、の双方とも始めゆっくりからのスタートができる動力を取り出すことを可能にし、さらにモータ出力を小さく、そしてメンテナンスフリーの構造とした。
【0008】
ケージの止まる位置はその都度変わり一定ではないので、ターンテーブル位置即ち本装置のスタート後の停止位置は一定ではなく、速度の速い位置で停止する場合はショックをともなうと共に停止位置精度が悪くなる場合がある。その対策として、質量の大きいターンテーブル側の押し、引きの両方にスプリング或いは慣性を打ち消すダンパー等を付けて停止時のショックを和らげて停止精度の向上をはかることが出来る。
【0009】
【作用】
スライド板に、ローラA、ローラBが夫々嵌まりこむ溝A、溝Bを設け、減速機付モータの出力軸に固着している旋回アームに取り付けられたローラA、ローラBが原点の停止位置で、スライド板の溝A、溝Bと嵌まり込んでいる。
【0010】
この状態から出力軸を中心にローラAが左旋回した場合、ローラAは一定速度で円運動しながら上方向へ旋回すると、スライド板のガイドローラが案内溝に案内されて水平に動き、始めゆっくり次第に速くローラAが最上方に達するとスライド板は最高速度になり更に進むと次第に遅くなり停止指令がでたところて停止する。この場合ローラBはスライド板の溝Bより抜けて下方に逃げる。
【0011】
又、出力軸を中心にローラBが右旋回した場合、ローラBはスライド板を矢印Bの方向に、始めゆっくり次第に速くする動きを与え、ローラAの場合と逆の動きをする。
【0012】
停止位置はパレット位置により決まり一定ではなく、最高速時に停止することがありうる。客待ち時間の短縮のため動作時間を速くしたい場合はターンテーブルの慣性が大きいので、その場合慣性を打ち消すためのスプリング或いは慣性を打ち消すダンパー等をターンテーブルの両側に取り付ける。
【0013】
【実施例】
フレーム1と、ベース2は結合されていて、ベース2には減速機付モータ4が取り付けられている。出力軸3は、減速機付モータ4の出力側にある出力軸である。旋回アーム5は出力軸3に固着してあり、ローラA6、ローラB7を取り付けてある。スライド板8はガイドローラA9とガイドローラB10で、フレーム1の案内溝12で案内されている。
【0014】
次に動作を説明すると。出力軸3が減速機付モータ4で回されると、旋回アーム5も旋回する。例えば、旋回アーム5に取り付けられたローラA6が左旋回した場合、ローラA6は一定速度で円運動しながら上方向へ旋回する。案内溝12で案内されたスライド板8は、ローラA6の動きで矢印Aの方向に、始めゆっくり次第に速く進み、ローラA6が最上方に達するとスライド板8は最高速度になり、更に進むと次第に遅くなり停止指令がでたところで停止する。この場合ローラB7はスイド板8の溝B14より抜けて下方に逃げる。
【0015】
又、出力軸3が減速機付モータ4で右に回されると、旋回アーム5も右に旋回する。旋回アーム5に取り付けられたローラB7が右旋回するので、スライド板8を矢印Bの方向に進め、始めゆっくり次第に速くの動きを与え、ローラA6の場合と逆の動きをする。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、(1)スクリュー式に比し、モータ出力を1/2〜1/3程度に小さくでき、エネルギーの省力化がはかれる。(2)従来のスクリュー式、油圧シリンダー式に比し、長年のメンテナンスフリーに出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動装置の正面図。
【図2】駆動装置の側面図。
【図3】従来の方式との速度を比較した図。
【図4】動作の変化を示した図。
【符号の説明】
1 フレーム
2 ベース
3 出力軸
4 減速機付モータ
5 旋回アーム
6 ローラA
7 ローラB
8 スライド板
9 ガイドローラA
10 ガイドローラB
11 動力取出し棒
12 案内溝
13 溝A
14 溝B
【産業上の利用分野】
ケージにターンテーブルの位置を合わせるための移動用駆動装置として開発したものである。
【0002】
その外中間点を原点に、押しと引きの動きを動力として取り出すことを必要とする機械や、装置に応用出来る。
【0003】
【従来の技術】
従来の垂直循環式立体駐車装置の、ターンテーブルを移動する駆動装置は、スクリュー方式、油圧によるシリンダー方式、ケージ下面にあるピンを挟んで芯だしする、はさみ芯だし方式が一般的であり、その外クランク方式も考えられる。これらは押し引きの始動時に、いきなり速度が上がるため、モータの出力は大きいものが必要となる欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の垂直循環式立体駐車装置の、ターンテーブルの移動を駆動する方式は、図3に示すように、本発明のもの以外では始動時の速度が速いので、モータの出力は大きいものが必要となる欠点がある。
【0005】
本発明は、垂直循環式立体駐車装置の、ターンテーブルをケージ中心に合わせるための駆動装置であり、押し引きの全距離の中間を原点とし、押しも引きも始動時は、ゆっくりスタートし次第に速度を増し最高速度に達すると、そのあとは次第に速度を落とす動作とし、始動後或る位置での停止指令で停止する。本発明ではこの動作でモータ出力を小さくでき、又従来のスクリュー式やシリンダー式のような給油、交換の必要のない減速機付モータを使用することによりメンテナンスフリーとすることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従来のものは始動時の速度が速いので、モータの出力は大きいものが必要となる欠点がある。本発明はローラのクランク運動で始動をゆっくりから次第に速度をあげる方法をとっている。しかしそれだけの単なるクランク式では押し又は、引きの何れかのみの動作となる。これを例えば押しの動作とすれば、引きの動作としてモータの逆転を利用して、もう一つのローラもクランク運動で反対方向の運動を、始動はゆっくりから次第に速度をあげる方法をとっている。
【0007】
構造は、減速機付モータの出力軸に固着した旋回アームに付いた2個のローラは、モータの回転で旋回し、夫々のローラと嵌まり得る溝を有するスライド板と組合せ、スライド板に動力取出し棒を取り付けて、モータの正、逆回転で押し、引き、の双方とも始めゆっくりからのスタートができる動力を取り出すことを可能にし、さらにモータ出力を小さく、そしてメンテナンスフリーの構造とした。
【0008】
ケージの止まる位置はその都度変わり一定ではないので、ターンテーブル位置即ち本装置のスタート後の停止位置は一定ではなく、速度の速い位置で停止する場合はショックをともなうと共に停止位置精度が悪くなる場合がある。その対策として、質量の大きいターンテーブル側の押し、引きの両方にスプリング或いは慣性を打ち消すダンパー等を付けて停止時のショックを和らげて停止精度の向上をはかることが出来る。
【0009】
【作用】
スライド板に、ローラA、ローラBが夫々嵌まりこむ溝A、溝Bを設け、減速機付モータの出力軸に固着している旋回アームに取り付けられたローラA、ローラBが原点の停止位置で、スライド板の溝A、溝Bと嵌まり込んでいる。
【0010】
この状態から出力軸を中心にローラAが左旋回した場合、ローラAは一定速度で円運動しながら上方向へ旋回すると、スライド板のガイドローラが案内溝に案内されて水平に動き、始めゆっくり次第に速くローラAが最上方に達するとスライド板は最高速度になり更に進むと次第に遅くなり停止指令がでたところて停止する。この場合ローラBはスライド板の溝Bより抜けて下方に逃げる。
【0011】
又、出力軸を中心にローラBが右旋回した場合、ローラBはスライド板を矢印Bの方向に、始めゆっくり次第に速くする動きを与え、ローラAの場合と逆の動きをする。
【0012】
停止位置はパレット位置により決まり一定ではなく、最高速時に停止することがありうる。客待ち時間の短縮のため動作時間を速くしたい場合はターンテーブルの慣性が大きいので、その場合慣性を打ち消すためのスプリング或いは慣性を打ち消すダンパー等をターンテーブルの両側に取り付ける。
【0013】
【実施例】
フレーム1と、ベース2は結合されていて、ベース2には減速機付モータ4が取り付けられている。出力軸3は、減速機付モータ4の出力側にある出力軸である。旋回アーム5は出力軸3に固着してあり、ローラA6、ローラB7を取り付けてある。スライド板8はガイドローラA9とガイドローラB10で、フレーム1の案内溝12で案内されている。
【0014】
次に動作を説明すると。出力軸3が減速機付モータ4で回されると、旋回アーム5も旋回する。例えば、旋回アーム5に取り付けられたローラA6が左旋回した場合、ローラA6は一定速度で円運動しながら上方向へ旋回する。案内溝12で案内されたスライド板8は、ローラA6の動きで矢印Aの方向に、始めゆっくり次第に速く進み、ローラA6が最上方に達するとスライド板8は最高速度になり、更に進むと次第に遅くなり停止指令がでたところで停止する。この場合ローラB7はスイド板8の溝B14より抜けて下方に逃げる。
【0015】
又、出力軸3が減速機付モータ4で右に回されると、旋回アーム5も右に旋回する。旋回アーム5に取り付けられたローラB7が右旋回するので、スライド板8を矢印Bの方向に進め、始めゆっくり次第に速くの動きを与え、ローラA6の場合と逆の動きをする。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、(1)スクリュー式に比し、モータ出力を1/2〜1/3程度に小さくでき、エネルギーの省力化がはかれる。(2)従来のスクリュー式、油圧シリンダー式に比し、長年のメンテナンスフリーに出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動装置の正面図。
【図2】駆動装置の側面図。
【図3】従来の方式との速度を比較した図。
【図4】動作の変化を示した図。
【符号の説明】
1 フレーム
2 ベース
3 出力軸
4 減速機付モータ
5 旋回アーム
6 ローラA
7 ローラB
8 スライド板
9 ガイドローラA
10 ガイドローラB
11 動力取出し棒
12 案内溝
13 溝A
14 溝B
Claims (1)
- 軸に固定した旋回アームに取り付いた2個のローラと、夫々のローラに嵌まり得る溝を有するスライド板とを組合せ、1個のローラがスライド板の溝に入って動力を伝えるとき、他のローラはスライド板を外れて動力伝達に干渉しない方向に動く構造とし、動力取出し棒より動力を取り出す、ターンテーブル移動用駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315077A JP2004116268A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | ターンテーブル移動用駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002315077A JP2004116268A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | ターンテーブル移動用駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004116268A true JP2004116268A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32289602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002315077A Pending JP2004116268A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | ターンテーブル移動用駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004116268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010202055A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Toyota Central R&D Labs Inc | 歩行者保護装置 |
CN109025437A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-12-18 | 合肥市春华起重机械有限公司 | 一种智能停车库用移车机器人的行走转向机构 |
-
2002
- 2002-09-24 JP JP2002315077A patent/JP2004116268A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010202055A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Toyota Central R&D Labs Inc | 歩行者保護装置 |
CN109025437A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-12-18 | 合肥市春华起重机械有限公司 | 一种智能停车库用移车机器人的行走转向机构 |
CN109025437B (zh) * | 2018-07-02 | 2020-05-19 | 合肥市春华起重机械有限公司 | 一种智能停车库用移车机器人的行走转向机构 |
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