JP2004116080A - 鋼管柱と梁の接合構造および接合方法 - Google Patents

鋼管柱と梁の接合構造および接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】分割リングと分割ダイアフラムを有した複数の分割接合部材を組合わせて構成する柱梁の接合部材における、分割接合部材の接合簡略化と、施工の容易化を図る。
【解決手段】円形または角型鋼管よりなるCFT柱10(または杭)と、H型鉄骨梁15とを、分割リング24と分割ダイアフラム25を有する2つもしくは複数の分割接合部材22aを組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材22にて接合する構造において、前記分割ダイアフラム25と前記H型鉄骨梁15のフランジ23とをボルト27で接合させることでリングを構成すると共に、各分割接合部材22aを一体化した接合部材22を構成し、該接合部材22を介して柱10にH型鉄骨梁15を接合する。
【選択図】図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄骨骨組みとなる円形鋼管柱または杭とH鋼梁、RC梁、SRC梁との接合構造および接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、中空やコンクリート充填された円形鋼管にH形断面の鉄骨梁や、RC梁を接合する形式としては、通しダイアフラム形式と外ダイアフラム形式がある。
【0003】
通しダイアフラムによる接合形式は、図13(A)、図14(A)に示すように、鋼管柱1を梁2のフランジ部2a及びウェブ2bの接合位置で切断し、そこに鋳造形成または板から切り出し形成される梁フランジ取付け用のリング状またはプレート状のダイアフラムを挟み込み、鋼管とダイアフラム3を溶接して1本の柱として再接合した後、ダイアフラム3に梁2のフランジ部2aを溶接2wすることにより行われている。しかし、このダイアフラム形式では、鋼管の切断、再溶接といった加工に多大な手間が掛かるという不具合がある。
【0004】
一方、外ダイアフラムによる接合形式は、図13(B)、図14(B)に示すように、鋼管柱1の外径に丁度嵌る大きさのリング状のダイアフラム3を鋳造や板からの切り出しにより製作し、このようなダイアフラム3を鋼管柱1に嵌め通して、梁2のフランジ部2aの接合位置で鋼管柱1に溶接し接合した後、ダイアフラム3に梁2のフランジ部2aを溶接することにより行われ、通しダイアフラム形式にような鋼管柱1の切断、再溶接といった加工手間を回避することができる。
【0005】
しかし、このような外ダイアフラム形式では、ダイアフラム3の製作時に、板からリングを切り出す場合には、リング切り出し後の板材に残る孔による材料無駄が生じ、材料の歩留りが悪い。この材料無駄を回避するために、ダイアフラムを分割して切出した後に、鋼管柱への取付け時に、溶接によりリング状に接合する方法もあるが、溶接などの手間が掛かる。また、鋳造成形に場合も、材料歩留りは良いものの、ダイアフラム3のリングサイズ毎に成形型が必要になったり、材料強度的にも制約があり、設計の自由度を阻害するという問題がある。
【0006】
また、通しダイアフラム及び外ダイアフラムによる接合形式では、作業効率、溶接品質管理の面から、ダイアフラム3の鋼管柱1への取付けは鉄骨加工工場にて行われ、現場では梁の取付・接合のみが行われる。柱に先付けされたダイアフラムと鉄骨梁フランジの接合は、現場溶接される場合が多いが、これも作業・品質管理の面で多大な手間を要する。
【0007】
他方、地下を有する建築物の地下骨組を構築する際に地下部分と地上部分を同時に平行して施工でき、それによって工期短縮が可能な逆打ち工法が多用されつつある。
【0008】
この逆打ち工法では、地中に建込まれる構真柱は、水平方向、高さ方向に建込み誤差が大きいため、事前にダイアフラムが取付けられている場合には、梁の取付位置等の変更が困難といった問題がある。また、地下空間は湿度が高いため、梁フランジとダイアフラムの現場溶接には地上骨組にもまして品質管理が重要となるため、そのため手間は多大である。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−220876号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の欠点、つまり、柱へのダイアフラム取付けや現場におけるダイアフラムと鉄骨梁の接合に掛る溶接とその品質管理手間や、逆打ち工法で構築される地下骨組にこれらを適用した場合の施工上・品質管理上の問題を取り除き、円形鋼管柱とH形断面鉄骨梁を容易に接合かつ品質確保できるようにする改良技術につき、本出願人は、特開2002−220876号を提案した。この先行技術は、柱梁接合に用いられる接合部材を2つ若しくは複数組合わせてボルト接合することで、通しダイアフラムや外ダイアフラムが有する従来技術の欠点を改良するものである。
【0011】
本発明は、特開2002−220876号公報の技術をさらに改良し、分割リングと分割ダイアフラムを有した2つ若しくは複数の分割接合部材を組合わせて構成する柱梁の接合部材における、分割接合部材の接合構造の簡略化と、それに伴い施工の容易化を図ったものである。
【0012】
さらに説明すると特開2002−220876号では、▲1▼分割リング同士の接合ボルトによる締結と、梁と分割リングとの接合を別途行う必要があり、手間が掛かる。▲2▼リングが板状であるため、その板厚に制限されてリングと鋼管柱との接する部分の面積が小さくなり、集中荷重が作用するため、接合部材の局部変形などにより構造性能が劣る。▲3▼リングと柱の隙間に充填材を挿入する方法も開示されているが、リングが板状であるためその板厚に充填材に非常に大きな力が加わり、このため充填材が早期に破壊して、構造性能を発揮することができない。これらの点でさらに改良の余地があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため、本発明は次のように構成する。
【0014】
第1の発明は、円形または角型鋼管よりなる柱または杭とH型断面鉄骨梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、前記分割ダイアフラムと前記H型断面鉄骨梁のフランジとをボルト接合させることでリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱にH型断面鉄骨梁を接合することを特徴とする。
【0015】
第2の発明は、第1発明の接合構造において、分割接合部材における分割リングは柱を外包する所定の幅を持ち、分割ダイアフラムは分割リングの幅方向中間部から外側に突出していることを特徴とする。
【0016】
第3の発明は、第1または第2の発明において、柱断面より大きな形にてダイアフラム付きリングを形成させる分割接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填したことを特徴とする。
【0017】
第4の発明は、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の接合構造において、第1〜第3の何れかの発明におけるH型断面鉄骨梁のフランジにボルト接合した接合部材に、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の主鉄筋を固着したことを特徴とする。
【0018】
第5の発明は、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、梁の主軸方向の主鉄筋の端部が固着された端部定着板を隣り合う前記分割ダイアフラムにボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化すると共に、接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填したことを特徴とする。
【0019】
第6の発明は、円形または角型鋼管よりなる柱または杭とH型断面鉄骨梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と、H型断面鉄骨梁の接合構造において、柱より突出したせん断伝達プレートとH型鉄骨梁のウェブをボルト接合すると共に、前記分割ダイアフラムと前記H型断面鉄骨梁のフランジとをボルト接合させることでリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱にH型断面鉄骨梁を接合し、柱との空隙を常温硬化性充填材にて充填することを特徴とする。
【0020】
第7の発明は、第6発明の柱より突出したせん断伝達プレートとH型鉄骨梁のウェブをボルト接合させてなる、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の接合構造において、請求項6記載のH型断面鉄骨梁のフランジにボルト接合した接合部材に、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の主鉄筋を固着したことを特徴とする。
【0021】
第8の発明は、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、柱より突出したせん断伝達プレートとH型接合部材のウェブをボルト接合すると共に、該H型接合部材の上フランジに梁の主軸方向の上部鉄筋の端部が固着されており、前記H型接合部材のフランジに隣り合う前記分割ダイアフラムをボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成し、かつ各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化すると共に、接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填したことを特徴とする。
【0022】
第9の発明は、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する方法において、梁の主軸方向の主鉄筋の端部を鋼製の端部定着板を固着する工程と、隣り合う前記分割ダイアフラムに跨って前記端部定着板を配置し、その接合部をボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化する工程と、前記接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填する工程とからなることを特徴とする。
【0023】
第10の発明は、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する方法において、該H型接合部材の上フランジに梁の主軸方向の上部鉄筋の端部を固着すると共に、下フランジに梁の主軸方向の下部鉄筋の端部を固着した鉄筋籠を予め組立てた後、柱より突出したせん断伝達プレートとH型接合部材のウェブをボルト接合する工程と、前記H型接合部材のフランジに隣り合う前記分割ダイアフラムをボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成し、かつ各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化する工程と、前記接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填する工程とからなることを特徴とする。
【0024】
【作用】
本発明の鋼管柱と梁の接合構造によると、分割リングおよび分割ダイアフラムを有する分割接合部材を組立て一体化する際に、分割リング同士の接合と、梁の接合を同時にできるため、作業の手間が省略できる。さらに、接合部材は、リングを柱を外包する所定の幅をもったリングとそれに接合するダイアフラムから構成することにより、リングと柱の接触面積が大きくなるため、局部変形を防ぐことができるとともに、柱とリングの空隙に充填する充填材の応力も小さくできるため、高い耐力が維持できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
【0026】
図1〜図6は実施形態1を示し、図1は縦断面説明図、図2は図1の(イ)部の拡大図、図3は、柱と分割接合部材の接合前の横断平面図、図4は、図3の縦断面、図5は、柱と分割接合部材の接合後の横断平面図、図6は、図5の斜視図である。
【0027】
実施形態1において、外面突起突き鋼管4が杭孔5に挿入され、鋼管4と周辺地盤6との間隙にソイルセメント7が充填された鋼管ソイルセメント杭8において、鋼管4の上部に内面突起突き円形または角形鋼管内にコンクリート10aを充填してなる柱(以下、CFT柱という)10の下端部が挿入され固着されている。CFT柱10の下端にはアンカープレート11が固着されていて、予め鋼管4内において所定の高さまで充填され硬化した充填コンクリート12の上端面に配置され、かつ、仮固定アンカーボルト13が植設されたベースプレート9の上面に前記アンカープレー11が配置され、アンカープレート11の上面側から仮固定アンカーボルト13にナット14を締結したうえ、増し打ちコンクリート12aを打設することで、鋼管ソイルセメント杭8にCFT柱10が固着されている。
【0028】
CFT柱10の上端部には、H型鉄骨梁15と鉄筋16が埋設されるようにコンクリート17を打設してなる鉄骨鉄筋コンクリート製梁(以下、SRC梁という)18が接合されており、本実施形態1では、この柱梁接合構造(図1(イ)部)が主要素をなしている。
【0029】
図2以下を参照してその詳細を説明すると、CFT柱10とSRC梁18の接合部において、CFT柱10の上部側面にボルト孔を複数有したせん断伝達プレート19が溶接され、梁軸方向に突出している。このせん断伝達プレート19とH型鉄骨梁15のウェブ端部20とは前記ボルト孔に挿通した接合ボルト21で接合されている。
【0030】
また、SRC梁18の上部と下部において、リングとダイアフラムを有する接合部材22が、CFT柱10を取囲むように配設されており、この接合部材22がH型鉄骨梁15の上下のフランジ23に接合されている。
【0031】
さらに詳細に説明すると、図3に示すように接合部材22は周方向に4分割された分割接合部材22aから構成され、各分割接合部材22aはそれぞれ分割リング24と分割ダイアフラム25を有している。したがって、4つの分割接合部材22aでCFT柱10の外周を取囲み相互を接合することで、分割部材が一体化された接合部材22が構成される。
【0032】
実施形態1では、▲1▼4つの分割接合部材22aを接合する接合手段と、▲2▼分割リング24(相互に接合して全周リング24aとなる)が上下に一定の幅を有していることと、▲3▼全周リング24aとCFT柱10の間に常温硬化性充填材26を充填することにある。
【0033】
順に説明すると、分割リング24は4分の1円弧をなし、所定の幅を有しており、分割ダイアフラム25は、分割リング24の外周中間位置から外側に突出している。隣り合う分割ダイアフラム25間は、4方向に伸長するH型鉄骨梁15の材軸と合致するように構成されていて、分割ダイアフラム25は、それぞれH型鉄骨梁15の上下フランジ23に接合ボルト27で接合されていて、4分割された各隣り合う分割ダイアフラム25同士は、このH型鉄骨梁15を介して接合されている。このようにして、分割ダイアフラム25同士が直接ボルト接合される箇所は存在せず、したがって、分割ダイアフラム25同士の接合と、分割ダイアフラム25とH型鉄骨梁15の接合という二度にわたる接合作業は不要となり、一度の接合作業で済むことになる。
【0034】
また、接合部材22は、所定板厚の1枚の鋼板を切断してリングとダイアフラムを構成するのではなく、CFT柱10を外包する所定の幅をもった全周リング24aと、それの外周中央部に接合するダイアフラム25aとから構成するもので、これにより全周リング24aとCFT柱10との接触面積が大きくなるため、接合部材22の局部変形を防ぐことができる。さらに、全周リング24aは、CFT柱10の断面外形よりも大きな形にて構成し、両部材の空隙に常温硬化性充填材26を充填するとき、所定の幅をもった全周リング24aが更なる有効性を発揮して、常温硬化性充填材26の応力も小さくできるため、高い耐力が維持できる。
【0035】
図1、図2において、SRC梁18のコンクリート17に埋設される上部鉄筋16aは、CFT柱10の上を通過して配筋されている。また、下部鉄筋16bは、CFT柱10の近傍において、接合部材22のダイアフラム25に設けた端部定着部材28にて固着していて、これら上下の部鉄筋16a、16bとH型鉄骨梁15が埋設されるようにコンクリート17を打設して、SRC梁18が構築される。
【0036】
実施形態1に示したものは、請求項4、6、7に対応する構成である。請求項1等に対応する構成は、図に示した構造が一部省略される場合を含み、例えば、H型鉄骨梁15のみで構成され、せん断伝達プレート19と鉄筋16とコンクリート17等が省略されてなる柱梁の接合部材構造を含むものである。
【0037】
図7〜図12は実施形態2を示し、図7は縦断面説明図、図8は図7の(ロ)部の拡大図、図9は、柱と分割接合部材の接合前の横断平面図、図10は、図9の縦断面、図11は、柱と分割接合部材の接合後の横断平面図、図12は、図11の斜視図である。
【0038】
実施形態2は鋼管杭に地中梁を接合する例を示し、外面突起突き鋼管4が杭孔5に挿入され、鋼管4と周辺地盤6との間隙にソイルセメント7が充填された鋼管ソイルセメント杭8が構築されている。鋼管ソイルセメント杭8の上部に鉄筋コンクリート柱(以下RC柱という)30と鉄筋コンクリート地中梁(以下RC地中梁という)31が接合されている。RC柱30の鋼管ソイルセメント杭8への接合は、RC柱30の鉄筋32の下端部を、鋼管4の上端から所定の高さまで充填され硬化した充填コンクリート12の上端面12bに届くまで挿入し、増し打ちコンクリート12aを打設することで、鋼管ソイルセメント杭8にRC柱30が接合されている。
【0039】
RC柱30の上端部から鉄筋32が突出しており、この鉄筋32と交差して梁部鉄筋33が配筋されており、梁部鉄筋33が埋設されるようにコンクリート34を打設して鉄筋コンクリート梁(以下RC梁という)35が構築されている。
【0040】
本実施形態2では、鋼管ソイルセメント杭8とRC地中梁31との接合構造(図7(ロ)部)が主要素をなす。図7以下を参照してその詳細を説明すると、鋼管4の上部側面にボルト孔を複数有したせん断伝達プレート19が溶接され、梁軸方向に突出している。このせん断伝達プレート19とH型接合部材36のウェブ端部37とは前記ボルト孔に挿通した接合ボルト21で接合されている。
【0041】
また、RC地中梁31の上部と下部において、リングとダイアフラムを有する接合部材42が、鋼管ソイルセメント杭8の鋼管4を取囲むように配設されており、この接合部材42がH型接合部材36の上下のフランジ43にボルト接合されている。
【0042】
さらに説明すると、接合部材42は周方向に3分割された分割接合部材42aから構成され、各分割接合部材42aはそれぞれ分割リング44と分割ダイアフラム45を有している。したがって、3つの分割接合部材42aで鋼管4の外周を取囲み相互を後述の簡易な接合手段で接合することで、分割部材が一体化された接合部材42が構成される。
【0043】
実施形態2では、▲1▼3つの分割接合部材42aを接合する接合手段と、▲2▼分割リング44(相互に接合して全周リング44aとなる)が上下に一定の幅を有していることと、▲3▼全周リング44aと鋼管4との間に常温硬化性充填材26を充填することにある。
【0044】
以下順に説明すると、分割リング44は2分の1円弧が1組と、4分の1円弧が2組からなり所定の幅を有しており、分割ダイアフラム45は、各分割リング44の外周中間位置から外側に突出している。隣り合う分割ダイアフラム45の間は3方向に伸びるRC地中梁31の材軸と合致するように構成されている。
【0045】
RC地中梁31は複数の鉄筋(主筋)38に補強筋を巻いて構成する鉄筋籠にコンクリート47を打設して構成される。また、鉄筋(主筋)38の端部と分割接合部材42aとの間、および隣り合う分割接合部材42a同士は端部定着部材40を介して接合される。端部定着部材40は水平鋼板40aと垂直鋼板40bとからなり、垂直鋼板40bに開設の孔に鉄筋38の端部を挿通した上、定着ナット39を鉄筋38の端部に螺合することで、予め鉄筋38の端部に端部定着部材40固着しておく。
【0046】
なお、鉄筋の定着方法としては、直接鋼板に鉄筋をエンクロ溶接等により直接固着する方法や、鉛直鋼板を省略して水平鋼板の上面もしくは下面にフレア溶接にて固着する方法、水平鋼板の端面に鉄筋をエンクロ溶接にて固着する方法等を用いてもよく、特にその方法を限定するものではない。
【0047】
端部定着部材40は平面的に見て隣合う分割ダイアフラム55の梁方向突出部の幅と略同幅であり、端部定着部材40の水平鋼板40aを隣合う分割ダイアフラム45に亘って当てがい、それぞれに開設のボルト孔に接合ボルト46を挿通してナットを締結することで3分割された各隣り合う分割ダイアフラム45同士は、この端部定着部材40を介して接合される。このようにして、分割ダイアフラム45同士が直接接合される箇所は存在せず、したがって、分割ダイアフラム45同士の接合と、分割ダイアフラム45とH型接合部材36(図9、図10参照)の接合という二度にわたる接合作業は不要となり、一度の接合作業で済むことになる。
【0048】
また、接合部材42は、所定板厚の1枚の鋼板を切断してリングとダイアフラムを構成するのではなく、鋼管4を外包する所定の幅をもった全周リング44aと、それの外周中央部に接合するダイアフラム45aとから構成することにより、全周リング44aと鋼管4との接触面積が大きくなるため、当該接合部材42の局部変形を防ぐことができる。さらに、全周リング44aは、鋼管4の断面外形よりも大きな形にて構成し、両部材の空隙に常温硬化性充填材26を充填するとき、所定の幅をもった全周リング44aが更なる有効性を発揮して、常温硬化性充填材26の応力も小さくできるため、高い耐力が維持できる。
【0049】
RC地中梁31のコンクリート17に埋設される鉄筋38は鋼管4の近傍において、接合部材42のダイアフラム45aに設けた端部定着部材40に定着ナット39にて固着されていて、これら鉄筋38とH型接合部材36が埋設されるようにコンクリート47を打設して、RC地中梁31が構築される。
【0050】
なお、本発明は実施形態1、2を設計変更して実施することは構わない。
【0051】
【発明の効果】
本発明の鋼管柱と梁の接合構造によると、分割リングおよび分割ダイアフラムを有する分割接合部材を組立て一体化する際に、分割リング同士の接合と、梁の接合を同時にできるため、作業の手間が省略できる。さらに、接合部材は、リングを柱を外包する所定の幅をもったリングとそれに接合するダイアフラムから構成することにより、リングと柱の接触面積が大きくなるため、局部変形を防ぐことができるとともに、柱とリングの空隙に充填する充填材の応力も小さくできるため、高い耐力が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る鋼製柱と鉄筋コンクリート梁との接合構造を示す縦断面説明図である。
【図2】図1の(イ)部の拡大図である。
【図3】柱と分割接合部材の接合前の横断平面図である。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】柱と分割接合部材の接合後の横断平面図である。
【図6】図5の斜視図である。
【図7】実施形態2に係る鋼製柱と鉄筋コンクリート梁との接合構造を示す縦断面説明図である。
【図8】図7の(ロ)部の拡大図である。
【図9】柱と分割接合部材の接合前の横断平面図である。
【図10】図9の縦断面図である。
【図11】柱と分割接合部材の接合後の横断平面図である。
【図12】図11の斜視図である。
【図13】(A)、(B)は、従来の通しダイアフラム形式と外ダイアフラム形式による柱梁の接合状態を示す横断面図である。
【図14】(A)、(B)は、従来の通しダイアフラム形式と外ダイアフラム形式による柱梁の接合状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 鋼管柱
2 梁
2a フランジ部
2b ウェブ部
3 ダイアフラム
4 鋼管
5 杭孔
6 地盤
7 ソイルセメント
8 鋼管ソイルセメント杭
9 ベースプレート
10 CFT柱
11 アンカープレート
12 充填プレート
13 仮固定アンカーボルト
14 ナット
15 H型鉄骨梁
16 鉄筋
16a 上部鉄筋
16b 下部鉄筋
17 コンクリート
17a 増す打ちコンクリート
17b 上端面
18 SRC柱
19 せん断伝達プレート
20 ウェブ端部
21 接合ボルト
22 接合部材
22a 分割接合部材
23 上下のフランジ
24 分割リング
24a 全周リング
25 分割ダイアフラム
25a ダイアフラム
26 常温硬化性充填材
27 ボルト
28 端部定着部材
30 RC柱
31 RC地中梁
32 鉄筋
32a 上部鉄筋
32b 下部鉄筋
33 梁部鉄筋
34 コンクリート
35 RC梁
36 H型接合部材
37 ウェブ部
38 鉄筋
39 定着ナット
40 端部定着部材
42 接合部材
43 フランジ
43a 上フランジ
43b 下フランジ
44 分割リング
44a 全周リング
45 分割ダイアフラム
45a ダイアフラム
46 接合ボルト
47 コンクリート

Claims (10)

  1. 円形または角型鋼管よりなる柱または杭とH型断面鉄骨梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、前記分割ダイアフラムと前記H型断面鉄骨梁のフランジとをボルト接合させることでリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱にH型断面鉄骨梁を接合することを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  2. 請求項1記載の接合構造において、分割接合部材における分割リングは柱を外包する所定の幅を持ち、分割ダイアフラムは分割リングの幅方向中間部から外側に突出していることを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  3. 請求項1または2記載の接合構造において、柱断面より大きな形にてダイアフラム付きリングを形成させる分割接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填したことを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  4. 円形または角型鋼管よりなる柱または杭と、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の接合構造において、請求項1〜3の何れか1項におけるH型断面鉄骨梁のフランジにボルト接合した接合部材に、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の主鉄筋を固着したことを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  5. 円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、梁の主軸方向の主鉄筋の端部が固着された端部定着板を隣り合う前記分割ダイアフラムにボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化すると共に、接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填したことを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  6. 円形または角型鋼管よりなる柱または杭とH型断面鉄骨梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と、H型断面鉄骨梁の接合構造において、柱より突出したせん断伝達プレートとH型鉄骨梁のウェブをボルト接合すると共に、前記分割ダイアフラムと前記H型断面鉄骨梁のフランジとをボルト接合させることでリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱にH型断面鉄骨梁を接合し、柱との空隙を常温硬化性充填材にて充填することを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  7. 請求項6記載の柱より突出したせん断伝達プレートとH型鉄骨梁のウェブをボルト接合させてなる、円形または角型鋼管よりなる柱または杭と、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の接合構造において、請求項6記載のH型断面鉄骨梁のフランジにボルト接合した接合部材に、鉄骨鉄筋コンクリート製梁の主鉄筋を固着したことを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  8. 円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する構造において、柱より突出したせん断伝達プレートとH型接合部材のウェブをボルト接合すると共に、該H型接合部材の上フランジに梁の主軸方向の上部鉄筋の端部が固着されており、前記H型接合部材のフランジに隣り合う前記分割ダイアフラムをボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成し、かつ各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化すると共に、接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填したことを特徴とする鋼管柱と梁の接合構造。
  9. 円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する方法において、梁の主軸方向の主鉄筋の端部を鋼製の端部定着板を固着する工程と、隣り合う前記分割ダイアフラムに跨って前記端部定着板を配置し、その接合部をボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成すると共に、各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化する工程と、前記接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填する工程とからなることを特徴とする鋼管柱と梁の接合方法。
  10. 円形または角型鋼管よりなる柱または杭と鉄筋コンクリート製梁とを、分割リングと分割ダイアフラムを有する2つもしくは複数の分割接合部材を組み合わせて柱断面の外形にフィットするように配設した接合部材にて接合する方法において、該H型接合部材の上フランジに梁の主軸方向の上部鉄筋の端部を固着すると共に、下フランジに梁の主軸方向の下部鉄筋の端部を固着した鉄筋籠を予め組立てた後、柱より突出したせん断伝達プレートとH型接合部材のウェブをボルト接合する工程と、前記H型接合部材のフランジに隣り合う前記分割ダイアフラムをボルト接合させることで柱断面の外形よりも大きな形にてリングを構成し、かつ各分割接合部材を一体化した接合部材を構成し、該接合部材を介して柱に鉄筋コンクリート製梁を接合一体化する工程と、前記接合部材と柱との空隙に常温硬化性充填材を充填する工程とからなることを特徴とする鋼管柱と梁の接合方法。
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