JP2004115205A - 容器排除装置 - Google Patents

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Seiji Nakajima
中島 清治
Kazufumi Ishikawa
石川 和史
Keiichi Fujimoto
藤本 圭一
Masatsune Uchida
内田 匡恒
Kazuhiro Horiuchi
堀内 一宏
Junichi Tateishi
立石 純一
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Abstract

【課題】小型で軽量の容器であっても安定的に排除することができ、また、容器が高速で搬送される場合であっても確実に容器を排除することができる容器排除装置を提供する。
【解決手段】搬送される容器を搬送経路から排除する容器排除装置において、搬送される容器の高さ方向に延びる回転シャフト54と、回転シャフト54に取り付けられた接触部材56,58と、回転シャフト54を中心に接触部材56,58を回転させて搬送経路2上に位置させ、搬送される容器を接触部材56,58に接触させて搬送経路2の外側へ移動させる回転機構46とを備えた。容器を接触部材56,58に接触させて搬送経路の外側へ移動させている間は接触部材56,58を静止させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送される容器を搬送経路から排除する容器排除装置に係り、特に不良容器を搬送コンベヤから隣接する排出コンベヤに排除する容器排除装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
搬送コンベヤに載置されて搬送される容器のうち、例えば不良容器を搬送コンベヤから隣接する排出コンベヤに排除する装置として容器排除装置がある。容器として、ペットボトル、ガラス壜、缶等があり、容器排除装置として、エアシリンダのピストンロッドにプッシャバー等を取り付けて容器を押し出すエアシリンダ方式のものがある。プッシャバーはエアシリンダにより短いストロークで容器を加速して搬送コンベヤから押し出すようになっている。短いストロークにするのはプッシャバーが一往復するときに、次の容器に当たらないようにするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したエアシリンダ方式の容器排除装置では、プッシャバーを短いストロークで一往復させることにより、容器を搬送コンベヤから排除しているために、容器を高速で搬送コンベヤから排除することができず、搬送速度の高速化に十分対応できないという問題があった。また、例えば小容量の空壜などのように小型で軽量の容器を排除する場合には、容器の底部近傍を押し出さなければ、容器が転倒してしまうことがあった。
【0004】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、小型で軽量の容器であっても安定的に排除することができ、また、容器が高速で搬送される場合であっても確実に容器を排除することができる容器排除装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような従来技術における問題点を解決するために、本発明の一態様は、搬送される容器を搬送経路から排除する容器排除装置において、上記搬送される容器の高さ方向に延びる回転シャフトと、上記回転シャフトに取り付けられた接触部材と、上記回転シャフトを中心に上記接触部材を回転させて上記搬送経路上に位置させ、上記搬送される容器を上記接触部材に接触させて上記搬送経路の外側へ移動させる回転機構とを備え、上記容器を上記接触部材に接触させて上記搬送経路の外側へ移動させている間は、上記接触部材を静止させることを特徴とする容器排除装置である。
【0006】
上述した構成によれば、接触部材が容器の高さ方向に延びる回転シャフトに取り付けられているため、容器の底部から容器の高さ方向に沿って接触部材を長くすることができる。したがって、小型で軽量の容器であっても容器の底部に接触部材を接触させることができ、容器を転倒させることなく確実に搬送経路の外側へ移動させることができる。また、容器の底部だけでなく、容器の高さ方向に沿ったいずれの位置にも接触部材を配置することができるので、容器の高さが変化した場合にも柔軟に対応することができる。更に、回転機構の回転角度を変えることにより、接触部材の搬送経路上の接触位置を変更することができるので、搬送速度に応じて上記接触位置を適切に設定することができ、容器の搬送速度の変化に柔軟に対応することができる。
【0007】
また、搬送される容器に対して静止した接触部材により容器の進行方向を変えることで、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。すなわち、接触部材を静止させているため、接触時に容器に作用する力が一定となるので、容器が移動される距離及び速度を一定にすることができ、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。したがって、小容量の空壜などのように小型で軽量の容器であっても転倒させることなく、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。また、接触部材を静止させているため、容器が高速で搬送される場合であっても容器を安定して搬送経路の外側に移動させることができる。
【0008】
本発明の好ましい一態様は、上記容器が上記接触部材に接触したことを検知するセンサを備え、上記センサにより容器が上記接触部材に接触したことが検知された場合に、上記回転機構により上記接触部材を回転させて上記搬送経路の外側に位置させることを特徴としている。このような構成により、接触部材を回転させるだけで、容器を排除する場合と排除しない場合とを高速に切り替えることができるので、容器が高速で搬送される場合であっても確実に容器を搬送経路の外側に移動させることができる。
【0009】
また、上記接触部材の位置を調整する位置調整機構及び/又は上記接触部材の傾斜角度を調整する傾斜角度調整機構を更に備えることができる。これらの機構により、接触部材の容器への接触の度合(容器を押し出す押圧力に相当)及び位置を最適な状態に調整することができるので、容器押し出し時の容器の転倒をより効果的に防止することができる。
【0010】
ここで、上記接触部材は、弾性体又はブラシにより構成することができる。このような接触部材によれば、ソフトタッチで容器を排出することができる。また、上記接触部材は、翼形状を有していてもよい。このような翼形状を有する接触部材により容器を接触部材の翼面に接触させて滑らかに排出することができる。
【0011】
本発明の好ましい一態様は、上記搬送経路は、容器を直線方向に搬送する搬送コンベヤからなることを特徴としている。
【0012】
本発明の好ましい一態様は、上記搬送コンベヤに隣接して上記排除された容器を搬出する排出コンベヤを備えたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る容器排除装置の実施形態について図1乃至図8を参照して詳細に説明する。なお、図1乃至図8において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施形態における容器排除装置の基本構成を示す平面図である。図1に示すように、例えばガラス壜からなる複数の容器1が、所定の間隔をおいて直立した状態で搬送コンベヤ2上に載置されており、これらの容器1は搬送コンベヤ2の駆動によって図1の矢印の方向に搬送されている。このように、本実施形態においては、容器を直線方向に搬送する搬送コンベヤ2によって容器の搬送経路が構成されている。この搬送コンベヤ2に隣接して不良容器1aを排出する排出コンベヤ3が配設されており、これらの搬送コンベヤ2と排出コンベヤ3とは概略同一の搬送速度で駆動するように設定されている。また、搬送コンベヤ2に隣接して、不良容器1aを搬送コンベヤ2から排出コンベヤ3に排除する容器排除装置4が設置されている。
【0015】
図2は、図1の縦断面図である。図2に示すように、容器排除装置4は、搬送コンベヤ2を支持する支持フレーム5に上下動自在に取り付けられた第1フレーム40と、水平方向に延びるロッド42を介して第1フレーム40に取り付けられた第2フレーム44と、第2フレーム44に保持された交流サーボモータ46と、第2フレーム44に取り付けられた回転部48とを備えている。
【0016】
回転部48の内部には軸受50,52が収容されており、これらの軸受50,52を介して回転シャフト54が回転自在に支承されている。この回転シャフト54は、搬送される容器1の高さ方向(すなわち鉛直方向)に延びており、回転シャフト54の下部には上下に2つのブレード(接触部材)56,58が取り付けられている。これらのブレード56,58は、例えば合成樹脂からなる弾性体により構成される。図3は図1に示すブレード56,58の平面図であり、図3に示すように、ブレード56,58は翼形状を有している。
【0017】
回転シャフト54の上端部にはプーリ60が固定されており、サーボモータ46の回転軸46aの上端にもプーリ62が固定されている。プーリ60とプーリ62との間にはタイミングベルト64が掛け渡されている。このような構成により、サーボモータ46が駆動されると、タイミングベルト64を介して回転シャフト54が回転し、回転シャフト54に取り付けられたブレード56,58が回転シャフト54を中心に回転するようになっている。なお、サーボモータ46のパルス間隔を調整することで、ブレード56,58の回転速度を調整することができ、パルス量を調整することで回転角度を調整することができる。
【0018】
第1フレーム40の下端部には、ブレード56,58の上下方向位置を調整する位置調整機構としての位置調整ハンドル66が設けられている。この位置調整ハンドル66を回転させることにより、第1フレーム40及び第2フレーム44を支持フレーム5に対して上下動させ、ブレード56,58の上下方向の位置を調整することができる。また、第1フレーム40と第2フレーム44とを接続するロッド42の端部には、ブレード56,58の水平方向位置を調整する位置調整機構としての位置調整ハンドル68が設けられている。この位置調整ハンドル68を回転させることにより、第2フレーム44を第1フレーム41に対して水平方向に移動させ、ブレード56,58の水平方向の位置を調整することができる。
【0019】
第2フレーム44は、上部フレーム44aと下部フレーム44bとから構成されており、これらの上部フレーム44aと下部フレーム44bとは支軸70により互いに連結されている。すなわち、上部フレーム44aは下部フレーム44bに対して支軸70を中心として回転可能に構成されている。また、下部フレーム44bには、上部フレーム44aのロッド挿通部72に挿通されたロッド74の一端が回転自在に取り付けられている。このロッド74の他端部には、ブレード56,58の傾斜角度を調整する傾斜角度調整機構としての傾斜角度調整ハンドル76が設けられている。この傾斜角度調整ハンドル76を回転させることにより、支軸70を中心として上部フレーム44aを回転させ、ブレード56,58の傾斜角度を調整することができる。
【0020】
図1に示すように、容器排除装置4の上流側には搬送コンベヤ2を挟んで1対の容器検知センサ6,6が配置されており、この容器検知センサ6,6により搬送される容器の位置が検出される。また、この容器検知センサ6,6の上流側には図示しない容器検査装置が設置されており、この容器検査装置において、搬送される容器が良品か不良品かの検査が行われる。
【0021】
次に、上述のように構成された容器排除装置4の動作を説明する。搬送コンベヤ2の上流側に設置された容器検査装置から不良容器を排除する容器排除信号が容器排除装置4に入力されると、容器検知センサ6,6により不良容器の位置を検出し、サーボモータ46を駆動する。サーボモータ46の駆動により回転シャフト54に取り付けられたブレード56,58を回転させ、ブレード56,58を搬送コンベヤ2上の接触位置A(図1及び図3参照)に移動させる。ブレード56,58はこの接触位置Aで静止させておく。
【0022】
搬送コンベヤ2により搬送されてきた不良容器1aは、静止したブレード56,58に接触して不良容器1aとブレード56,58との間に作用する反発力により進行方向が変更され、搬送コンベヤ2に隣接して配置された排出コンベヤ3に移送される。特に、本実施形態では、翼形状を有するブレード56,58(図3参照)を用いているため、容器をブレード56,58の翼面に接触させて滑らかに排出できるようになっている。不良容器1aがブレード56,58に接触してから一定時間が経過した後、サーボモータ46を駆動し、ブレード56,58を回転させて搬送コンベヤ2の外方の待避位置B(図1及び図3参照)に移動する。通常の状態では、ブレード56,58はこの待避位置Bに位置しているため、不良容器でない場合は、容器はブレード56,58に接触することなく、容器排除装置4を通過してそのまま搬送コンベヤ2により搬送される。
【0023】
本実施形態においては、ブレード56,58が容器の高さ方向に延びる回転シャフト54に取り付けられているため、容器の底部から容器の高さ方向に沿ってブレード56,58を長くすることができる。したがって、小型で軽量の容器であっても容器の底部にブレード56,58を接触させることができ、容器を転倒させることなく確実に搬送経路の外側へ移動させることができる。また、容器の底部だけでなく、容器の高さ方向に沿ったいずれの位置にもブレード56,58を配置することができるので、容器の高さが変化した場合にも柔軟に対応することができる。更に、サーボモータ46の回転角度を変えることにより、ブレード56,58の搬送経路上の接触位置を変更することができるので、搬送速度に応じて接触位置を適切に設定することができ、容器の搬送速度の変化に柔軟に対応することができる。
【0024】
また、本実施形態では、搬送される容器に対して静止したブレード56,58より容器の進行方向を変えているので、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。すなわち、ブレード56,58を静止させているため、接触時に容器に作用する力が一定となるので、容器が移動される距離及び速度を一定にすることができ、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。したがって、小容量の空壜などのように小型で軽量の容器であっても転倒させることなく、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。また、ブレード56,58を静止させているため、容器が高速で搬送される場合であっても容器を安定して搬送経路の外側に移動させることができる。
【0025】
ここで、容器がブレード56,58に接触したことを検知するセンサを設けてもよい。この場合において、ブレード56,58を上記接触位置Aに位置させておき、センサにより容器がブレード56,58に接触したことが検知された場合に、サーボモータ46を駆動してブレード56,58を回転させて待避位置Bに移動させてもよい。このようにすれば、ブレード56,58を回転させるだけで、容器を排除する場合と排除しない場合とを高速に切り替えることができるので、容器が高速で搬送される場合であっても確実に容器を搬送コンベヤ2の外側に移動させることができる。このようなセンサとしては、例えば、プーリ60に取り付けられた圧力センサを用いることができる。この圧力センサによりプーリ60の圧力変動を検出することで容器がブレード56,58に接触したことを検知することができる。あるいは、サーボモータ46に流れる電流を検出するセンサを設け、サーボモータ46に流れる電流を検出することで容器がブレード56,58に接触したことを検知してもよい。
【0026】
本実施形態の容器排除装置によれば、容器の搬送速度や質量、形状、材質等の変化に柔軟に対応することができる。すなわち、容器の搬送速度の変化に対しては、ブレード56,58を容器に接触させる位置(接触位置)をサーボモータ46により制御し、ブレード56,58と容器との接触角度を調整することで対応することができる。また、これにより容器の移動距離も調整することができる。また、ブレード56,58は交換可能となっており、容器の質量や材質の変化に対しては、ブレード56,58の材質や形状を変えることにより対応することができる。更に、容器の形状の変化に対しては、上述した位置調整ハンドル66,68、傾斜角度調整ハンドル76を用いて、ブレード56,58の上下方向位置、水平方向位置、及び傾斜角度を調整することにより対応することができる。このように、上下のブレード56,58の容器への接触の度合(容器を押し出す押圧力に相当)及び位置を最適な状態に調整することができるので、容器押し出し時の容器の転倒を防止することができる。
【0027】
図4は本発明の第2の実施形態における容器排除装置の基本構成を示す平面図、図5は図4の縦断面図である。本実施形態においては、図4及び図5に示すように、接触部材としてのブラシ156,158を有する円筒状のブラシ保持体157,159が回転シャフト54に取り付けられている。図4及び図5に示すように、ブラシ156,158は、ブラシ保持体157,159の軸心方向及び円周方向に所定の間隔をおいて植設されており、ブラシ保持体157,159の円周方向に略180゜の角度だけ設けられている。そして、ブラシ156,158の長さは、方向Cに沿って次第に短くなるように設定されており、ブラシ156,158の外周端は概略半楕円形状の輪郭線上に位置するようになっている。
【0028】
搬送コンベヤ2の上流側に設置された容器検査装置から不良容器を排除する容器排除信号が容器排除装置4に入力されると、容器検知センサにより不良容器の位置を検出し、サーボモータ46を駆動する。サーボモータ46の駆動により回転シャフト54に取り付けられたブラシ保持体157,159を回転させブラシ156,158を搬送コンベヤ2上の接触位置(図4に示す位置)に移動させる。ブラシ156,158はこの位置で静止させておく。
【0029】
搬送コンベヤ2により搬送されてきた不良容器1aは、静止したブラシ156,158に徐々に接触し始め、ブラシの長さが次第に長くなっているため、ブラシによる容器に作用する押圧力が次第に高まっていく。そして、ブラシの弾性により容器1aはバネで押されるように衝撃を受けることなく排出コンベヤ3側にスムーズに移送される。
【0030】
上述の第1及び第2の実施形態においては、容器を搬送経路の外側へ移動させている間は接触部材を静止させているが、容器を搬送経路の外側へ移動させている間に接触部材を回転させてもよい。図6(a)及び図6(b)は、上述の第1の実施形態において、ブレード56,58を矢印D方向に回転させて容器1aを排出する例である。図6(a)においては、ブレード56,58を360°回転させて1つの容器1aを排出する。また、図6(b)における各ブレード56,58は、円周方向に180°の間隔をおいて配置された1対のブレード(56aと56b、58aと58b)を備えており、一方のブレード56a,58aにより容器1aを排出した後に、180°回転させて他方のブレード56b,58bにより次の容器1aを排出するようになっている。図7(a)及び図7(b)は、上述の第2の実施形態において、ブラシ156,158を矢印E方向に回転させて容器1aを排出する例である。図7(a)においては、ブラシ156,158を360°回転させて容器1aを排出する。また、図7(b)においては、各ブラシ保持体157,159の四面に対称となるようにブラシ156,158が植設されており、90°回転させることにより1つの容器1aを排出するようになっている。低速で容器が搬送される場合など、接触部材との接触だけでは容器の進行方向が変わらないような場合には、このように接触部材を回転させることにより、容器を排出することができる。実験によれば、接触部材を静止させた場合が最も安定的に容器を排除することができた。これは、接触時に容器に作用する力が一定となるので、容器が移動される距離及び速度を一定にすることができるためと考えられる。
【0031】
図8は、上述の第1の実施形態において、複数の排出コンベヤ3a,3bを設けた場合の平面図である。この例では、搬送コンベヤ2と排出コンベヤ3aとの間に、容器排除装置4により排除された不良容器1aを各排出コンベヤ3a,3bにガイドするためのガイドバー100が配置されている。ガイドバー100が待避位置(実線で示す位置)にあるときには容器1aは排出コンベヤ3aにより排出され、ガイドバー100が突出位置(二点鎖線で示す位置)にあるときには容器1aは排出コンベヤ3bにより排出される。
【0032】
上述した各実施形態においては、搬送コンベヤによって搬送される容器を排出コンベヤに排除する装置に適用した例について説明したが、本発明は所定の搬送経路に沿って容器を搬送する装置であれば他の装置であっても適用可能である。例えば、容器検査機において良品と不良品を仕分けして分離するための分岐機構に適用可能である。
【0033】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、接触部材が容器の高さ方向に延びる回転シャフトに取り付けられているため、容器の底部から容器の高さ方向に沿って接触部材を長くすることができる。したがって、小型で軽量の容器であっても容器の底部に接触部材を接触させることができ、容器を転倒させることなく確実に搬送経路の外側へ移動させることができる。また、容器の底部だけでなく、容器の高さ方向に沿ったいずれの位置にも接触部材を配置することができるので、容器の高さが変化した場合にも柔軟に対応することができる。更に、回転機構の回転角度を変えることにより、接触部材の搬送経路上の接触位置を変更することができるので、搬送速度に応じて上記接触位置を適切に設定することができ、容器の搬送速度の変化に柔軟に対応することができる。
【0035】
また、搬送される容器に対して静止した接触部材により容器の進行方向を変えることで、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。すなわち、接触部材を静止させているため、接触時に容器に作用する力が一定となるので、容器が移動される距離及び速度を一定にすることができ、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。したがって、小容量の空壜などのように小型で軽量の容器であっても転倒させることなく、容器を安定的に搬送経路の外側に移動させることができる。また、接触部材を静止させているため、容器が高速で搬送される場合であっても容器を安定して搬送経路の外側に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における容器排除装置の基本構成を示す平面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1に示すブレードの平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における容器排除装置の基本構成を示す平面図である。
【図5】図4の縦断面図である。
【図6】図6(a)及び図6(b)は、第1の実施形態における容器排除装置のブレードを回転させて容器を排出する場合を示す平面図である。
【図7】図7(a)及び図7(b)は、第2の実施形態における容器排除装置のブラシを回転させて容器を排出する場合を示す平面図である。
【図8】第1の実施形態において複数の排出コンベヤを設けた場合の平面図である。
【符号の説明】
1  容器
1a 不良容器
2  搬送コンベヤ
3  排出コンベヤ
4  容器排除装置
5  支持フレーム
6  容器検知センサ
40  第1フレーム
42,74  ロッド
44  第2フレーム
46  サーボモータ
48  回転部
50,52  軸受
54  回転シャフト
56,58  ブレード
60,62  プーリ
64  タイミングベルト
66,68  位置調整ハンドル
70  支軸
72  ロッド挿通部
100  ガイドバー
156,158  ブラシ
157,159  ブラシ保持体

Claims (9)

  1. 搬送される容器を搬送経路から排除する容器排除装置において、
    前記搬送される容器の高さ方向に延びる回転シャフトと、
    前記回転シャフトに取り付けられた接触部材と、
    前記回転シャフトを中心に前記接触部材を回転させて前記搬送経路上に位置させ、前記搬送される容器を前記接触部材に接触させて前記搬送経路の外側へ移動させる回転機構とを備え、
    前記容器を前記接触部材に接触させて前記搬送経路の外側へ移動させている間は、前記接触部材を静止させることを特徴とする容器排除装置。
  2. 前記容器が前記接触部材に接触したことを検知するセンサを備え、
    前記センサにより容器が前記接触部材に接触したことが検知された場合に、前記回転機構により前記接触部材を回転させて前記搬送経路の外側に位置させることを特徴とする請求項1に記載の容器排除装置。
  3. 前記接触部材の位置を調整する位置調整機構を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器排除装置。
  4. 前記接触部材の傾斜角度を調整する傾斜角度調整機構を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の容器排除装置。
  5. 前記接触部材は弾性体により構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の容器排除装置。
  6. 前記接触部材は翼形状を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の容器排除装置。
  7. 前記接触部材はブラシにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の容器排除装置。
  8. 前記搬送経路は、容器を直線方向に搬送する搬送コンベヤからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の容器排除装置。
  9. 前記搬送コンベヤに隣接して前記排除された容器を搬出する排出コンベヤを備えたことを特徴とする請求項8に記載の容器排除装置。
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