JPH07237605A - 農産物仕分け装置 - Google Patents

農産物仕分け装置

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JPH07237605A
JPH07237605A JP2565794A JP2565794A JPH07237605A JP H07237605 A JPH07237605 A JP H07237605A JP 2565794 A JP2565794 A JP 2565794A JP 2565794 A JP2565794 A JP 2565794A JP H07237605 A JPH07237605 A JP H07237605A
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agricultural products
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Fumio Nakazawa
文男 中沢
Yoshikatsu Ikeuchi
善活 池内
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Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 農産物の選別、包装及び仕分けを一連のシス
テムにて行い作業能率の向上を図り、箱詰め時に包装農
産物を等級別に選別する必要がなく、農産物のサイズ、
鮮度、成育状況等の優劣の選別を見誤ることがない。 【構成】 包装機1、搬送コンベア27、複数の仕分けエ
リア群31及び複数の案内体群49を設ける。包装機1に農
産物を等級別に選別指定する選別指定入力手段14を設け
る。複数の仕分けエリア32,33,34,35毎に包装農産物
を検知する複数の包装農産物検知センサー44を設ける。
選別指定入力手段14及び各包装農産物検知センサー44か
らの信号を入力し選別指定された包装農産物が指定仕分
けエリア32,33,34,35の位置に搬送されたとき指定仕
分けエリア32,33,34,35の案内体50,51,52,53を進
出させる制御手段59を設ける。搬送コンベア27の移動距
離を割り出し案内体50,51,52,53を進出させる制御手
段82を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農産物仕分け装置に係
り、たとえば、レタス、キャベツなどの球状野菜や果物
を合成樹脂製フィルムにて包装し、これらの包装農産物
を優・秀・大・小等の等級別に仕分けするものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農産物は、たとえば、特
開平5−221410号公報に記載されているように、
包装機の包装作用によって農産物を合成樹脂製フィルム
にて包装し、この包装機から排出された包装農産物を搬
出コンベヤ及び持上げコンベヤにて後方に向かって搬送
し、この持上げコンベヤの搬出端部から作業テーブル上
に包装農産物を搬出し、この作業テーブル上にて包装農
産物を手作業によって優・秀・大・小等の等級別に仕分
けするとともに、これらの各包装農産物は仕分けされた
等級別毎に包装箱内に箱詰め処理するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構成
では、農産物は予め等級別に選別することなく先ず全て
を合成樹脂製フィルムにて包装し、この農産物を包装し
た後に包装農産物を等級別に選別するため、この選別時
には農産物はフィルムを介して行われサイズ等を選別す
る正確性が損なわれ易く、視覚によってフィルムを通し
て選別するため包装農産物の鮮度や成育状況等の優劣の
選別を見誤ることがあり、フィルムに産地等の銘柄が印
刷されている場合には更に見誤り易く、しかも、これら
の包装農産物の仕分けは手作業によって行うため、その
仕分け作業に手数を要し、したがって、農産物を等級別
に正確に選別し難く、包装農産物を連続的に仕分けるこ
とができず、仕分け作業能率上好ましくない、という問
題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、農産物を包装前に等級別に選別するとともに、
この選別後の農産物をフィルムにて包装し、この包装農
産物を等級別に自動的に確実に仕分けすることができ、
農産物を包装前に直接触れて選別することにより農産物
のサイズ、鮮度、成育状況等の優劣の選別を見誤ること
がなく、したがって、農産物を等級別に正確に選別する
ことができ、包装農産物を連続的に仕分けることがで
き、農産物の選別、包装及び仕分けを一連のシステムに
て行うことによって作業能率の向上を図ることができる
農産物仕分け装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農産物仕
分け装置は、農産物をフィルムにて包装して排出する包
装機と、この包装機から排出された包装農産物を搬送す
る搬送コンベヤと、この搬送コンベヤの搬送方向に対し
て交差する方向に沿って区分して並設され搬送コンベヤ
上から選別された包装農産物を等級別に受け入れる複数
の仕分けエリアと、この各仕分けエリアのそれぞれに対
して進退自在に設けられ搬送コンベヤ上の選別された包
装農産物をこの包装農産物の等級に応じた仕分けエリア
に案内する複数の案内体とを具備し、前記包装機にて包
装する農産物を等級別に選別指定する選別指定入力手段
を設け、前記各仕分けエリア毎に前記搬送コンベヤにて
搬送される包装農産物を検知する複数の包装農産物検知
センサーを設け、前記選別指定入力手段の選別信号に基
づいてこの選別指定入力手段にて選別されて前記搬送コ
ンベヤにて搬送される包装農産物が選別等級に応じた仕
分けエリアに搬送されたとき前記包装農産物検知センサ
ーからの検知信号によりこの包装農産物を受け入れる仕
分けエリアの前記案内体を進出させる制御手段を設けた
ものである。
【0006】請求項2記載の農産物仕分け装置は、農産
物をフィルムにて包装して排出する包装機と、この包装
機から排出された包装農産物を搬送する搬送コンベヤ
と、この搬送コンベヤの搬送方向に対して交差する方向
に沿って区分して並設され搬送コンベヤ上から選別され
た包装農産物を等級別に受け入れる複数の仕分けエリア
と、この各仕分けエリアのそれぞれに対して進退自在に
設けられ搬送コンベヤ上の選別された包装農産物をこの
包装農産物の等級に応じた仕分けエリアに案内する複数
の案内体とを具備し、前記包装機にて包装する農産物を
等級別に選別指定する選別指定入力手段を設け、前記搬
送コンベヤの搬入部に前記包装機から排出された包装農
産物の搬入を検知する包装農産物検知センサーを設け、
前記選別指定入力手段の選別信号に基づきこの選別指定
入力手段にて選別されて前記搬送コンベヤにて搬送され
る包装農産物毎に前記包装農産物検知センサーによる検
知信号の出力時から前記搬送コンベヤの移動距離を割り
出し包装農産物が選別等級に応じた仕分けエリアに搬送
されたときこの包装農産物を受け入れる仕分けエリアの
前記案内体を進出させる制御手段を設けたものである。
【0007】請求項3記載の農産物仕分け装置は、請求
項1または2記載の農産物仕分け装置において、その搬
送コンベヤの搬入部に包装機から排出された包装農産物
の転動を防ぐゲートを開閉可能に設けたものである。
【0008】請求項4記載の農産物仕分け装置は、請求
項2記載の農産物仕分け装置において、その搬送コンベ
ヤの搬入部にゲートを開閉自在に設け、前記搬送コンベ
ヤの搬送方向に位置して前記ゲートの近傍にこのゲート
を通過した包装農産物を検知する通過検知センサーを設
け、制御手段は包装農産物検知センサーの検知信号に基
づき前記ゲートの開放信号を出力するとともに前記通過
検知センサーからの通過信号によってゲートを閉じる信
号を出力するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の農産物仕分け装置では、農産物
の等級に相応した選別指定入力手段を入力操作すると、
この選別指定入力手段からの選別信号は制御手段に入力
される。
【0010】また、選別指定入力手段を操作した後、包
装機にこの選別した農産物を供給すると、この農産物は
フィルムにて全体を被覆した状態に包装されて包装農産
物として包装機から排出される。
【0011】また、包装機から排出された包装農産物は
搬送コンベヤの搬入部に搬入されるとともに、この搬送
コンベヤにて包装農産物は各仕分けエリアの前面部に向
って搬送される一方、この包装農産物がその選別等級に
応じた仕分けエリアに搬送されたとき、その仕分けエリ
アの包装農産物検知センサーにて包装農産物の搬入が検
知され、この包装農産物を検知した包装農産物検知セン
サーからの検知信号は制御手段に入力される。
【0012】また、制御手段にて各包装農産物検知セン
サーからの検知信号と選別指定入力手段にて等級選別さ
れた選別信号とに基づいてこの包装農産物がその等級に
応じた仕分けエリアに搬送されたことを検知したとき
に、この制御手段からその仕分けエリアの案内体に作動
信号が出力され、この案内体はその仕分けエリアに向か
って進出される。
【0013】そして、この案内体にて包装農産物は搬送
コンベヤから案内されて選別指定入力手段にて選別され
た等級に応じた位置の仕分けエリア内に搬出される。
【0014】請求項2記載の農産物仕分け装置では、農
産物の等級に相応した選別指定入力手段を入力操作する
と、この選別指定入力手段からの選別信号は制御手段に
入力される。
【0015】また、選別指定入力手段を操作した後、包
装機にこの選別した農産物を供給すると、この農産物は
フィルムにて全体を被覆した状態に包装されて包装農産
物として包装機から排出される。
【0016】また、包装機から排出された包装農産物は
搬送コンベヤの搬入部に搬入されるとともに、この搬送
コンベヤの搬入部の包装農産物検知センサーにて包装農
産物が搬入部に搬入されたことを検知したときに、この
包装農産物検知センサーからの検知信号は制御手段に入
力される。
【0017】また、この包装農産物は搬送コンベヤにて
各仕分けエリアの前面部に向って搬送される一方、制御
手段にて選別指定入力手段からの選別信号に基づき包装
農産物検知センサーからの検知信号の出力時から搬送コ
ンベヤの移動距離が割り出され、この包装農産物を搬出
する位置の仕分けエリアが選択設定される。
【0018】そして、この包装農産物が搬送コンベヤに
て選択設定された移動距離分だけ移動されたときに、制
御手段からその包装農産物を搬出する仕分けエリアの案
内体に作動信号が出力され、この案内体はその仕分けエ
リアに向かって進出される。そして、この案内体にて包
装農産物は搬送コンベヤから案内されて選別指定入力手
段にて選別された等級に応じた位置の仕分けエリア内に
搬出される。
【0019】請求項3記載の農産物仕分け装置では、包
装機から排出された包装農産物が搬送コンベヤの搬入部
に搬入されると、この包装農産物はゲートにて転動が防
止され位置決めされるとともに、この包装農産物は静止
状態でゲートを通過して搬送コンベヤにて搬送される。
【0020】請求項4記載の農産物仕分け装置では、搬
送コンベヤの搬入部に包装農産物を搬入する際にはゲー
トを閉じておくことにより、このゲートにて包装農産物
はゲートにて転動が防止されて位置決めされ、この包装
農産物が搬送コンベヤの搬入部に搬入されたことが包装
農産物検知センサーにて正確に検知される。また、この
包装農産物検知センサーの検知信号に基づき制御手段か
らゲートの開放信号が出力され、このゲートが開放され
る。したがって、包装農産物を搬送する搬送コンベヤの
移動距離の割り出しが正確に行われる。
【0021】また、搬送コンベヤにて包装農産物が搬送
され、この包装農産物が開放されたゲートを通過する
と、この包装農産物が通過検知センサーにて検知され、
この通過検知センサーからの通過信号が制御手段に出力
され、この制御手段にてゲートは再びつぎの包装農産物
の搬入に備えて閉じられる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
【0023】先ず、図1乃至図5に示す第1実施例にお
いて、1は農産物を包装する包装機で、この包装機1
は、農産物を供給する供給部2、この供給部2に供給さ
れた農産物を合成樹脂製フィルムにて全体を被覆した状
態に包装してフィルムの周側部をヒートシールする包装
部3及びこの包装部3にて包装された包装農産物を排出
する排出口4を有している。
【0024】また、前記包装機1は、その上部に前記供
給部2に農産物を搬入供給する搬入エリア5を横切る位
置に対向して配設した投光素子6及び受光素子7からな
るラインセンサー8を有している。このラインセンサー
8は前記供給部2に農産物を搬入する搬入エリア5に侵
入した農産物を搬入する作業者の手などの搬入手段の有
無を検知するようになっている。
【0025】すなわち、包装機1の電源がON状態で、
作業者の手などの搬入手段によって投光素子6と受光素
子7との間が遮断されている場合には包装機1は包装作
業を開始せず、また、包装作業を開始した後に作業者の
手などの搬入手段によって投光素子6と受光素子7との
間が遮断された場合には包装機1は包装作業を停止する
ようになっている。したがって、このラインセンサー8
は包装作業の安全装置として機能するようになってい
る。
【0026】また、前記包装機1の排出口4には包装機
1から排出された包装農産物を後上方に向かって持上げ
る持上げコンベヤ9が後上方に向かって傾斜して配設さ
れ、この持上げコンベヤ9は前記包装機1に設けられた
連結フレーム10にて連結支持されている。この持上げコ
ンベヤ9は、その無端回行体11の回行方向に所定の間隔
をおいて包装農産物を支持して搬送する櫛歯状に形成さ
れた多数の支持片12を有している。
【0027】さらに、前記包装機1の上部には前記排出
口4とは反対方向に位置して操作盤13が配設固定され、
この操作盤13には農産物を等級別に選別指定する選別指
定入力手段14が設けられている。この選別指定入力手段
14は、たとえば、秀Lサイズの農産物を選別指定する秀
L選別ボタン15、秀Mサイズの農産物を選別指定する秀
M選別ボタン16、優Lサイズの農産物を選別指定する優
L選別ボタン17、優Mサイズの農産物を選別指定する優
M選別ボタン18及びその他のサイズの農産物を選別指定
する、その他選別ボタン19を有するスイッチを備えてい
る。
【0028】また、前記操作盤13の両側部には電源ON
状態を表示するスタート表示ランプ20及び非常停止ボタ
ン21がそれぞれ設けられている。なお、前記各選別ボタ
ン15,16,17,18,19及び前記非常停止ボタン21は押動
操作されることにより赤色ランプにて押動表示されるよ
うになっている。
【0029】また、22は仕分け装置で、この仕分け装置
22は複数の支脚23に支持された機枠24を有し、この機枠
24の一側部には前記持上げコンベヤ9の搬出端部にシュ
ート25を介して搬入部26を連設した搬送コンベヤ27が設
けられている。この搬送コンベヤ27は前後方向のコンベ
ヤフレーム28を有し、このコンベヤフレーム28の前端部
(前記シュート25側)に回転自在に軸架された駆動軸29
と前記コンベヤフレーム28の後端部に回転自在に軸架さ
れた従動軸(図示せず)との間に無端回行体30を回行自
在に懸架して構成されている。
【0030】また、前記機枠24の中間部には前記搬送コ
ンベヤ27の搬送方向に対して交差する方向の一側部に沿
って包装農産物を等級別に仕分ける複数の仕分けエリア
群31が設けられている。この仕分けエリア群31は、前記
操作盤13の選別指定入力手段14の複数の選別ボタン群1
5,16,17,18の各スイッチに対応して秀Lサイズの包
装農産物を仕分ける秀L仕分けエリア32、秀Mサイズの
包装農産物を仕分ける秀M仕分けエリア33、優Lサイズ
の農産物を仕分ける優L仕分けエリア34、優Mサイズの
包装農産物を仕分ける優M仕分けエリア35及びその他の
サイズの包装農産物を仕分ける、その他仕分けエリア36
からなっている。
【0031】前記各仕分けエリア32,33,34,35,36
は、前記搬送コンベヤ27の搬送方向に対して交差する方
向の板状の仕切体37にて区分して並設されているととも
に、この各仕切体37間の各仕分けエリア32,33,34,3
5,36には前記搬送コンベヤ27の搬送方向に対して交差
する方向の外方に向かって包装農産物を搬送する多数の
搬送ローラ38が回転自在に並設軸架されている。この各
仕分けエリア32,33,34,35,36の各搬送ローラ38は包
装農産物を搬送する方向の外方に向かって下降傾斜して
回転自在に並設軸架されている。
【0032】また、前記機枠24の他側部には前記各仕分
けエリア32,33,34,35,36から搬出される各包装農産
物を箱詰め処理する箱詰作業台39が設けられている。
【0033】つぎに、前記搬送コンベヤ27の搬入部26に
位置して前記コンベヤフレーム28にはゲート40が設けら
れている。このゲート40は門型状の支持フレーム41を有
し、この支持フレーム41の上部には前記搬送コンベヤ27
の無端回行体30に向かって垂設されたゴム板などからな
るゲート体42を有している。このゲート体42は、前記搬
入部26に包装機1から排出された包装農産物の転動を防
ぐとともに包装農産物の搬送移動を可能に開閉可能に設
けられている。また、前記支持フレーム41の後側部には
前記ゲート体42を通過した包装農産物を検知する通過検
知センサー43が設けられている。
【0034】また、前記搬送コンベヤ27の外側部に位置
してコンベヤフレーム28には前記各仕分けエリア32,3
3,34,35毎に搬送コンベヤ27にて搬送される包装農産
物を等級別に検知する包装農産物検知センサー44が配設
されている。この包装農産物検知センサー44は、前記操
作盤13の選別指定入力手段14の各選別ボタン15,16,1
7,18,19の各スイッチに対応して秀Lサイズの包装農
産物を検知する秀L用センサー45、秀Mサイズの包装農
産物を検知する秀M用センサー46、優Lサイズの包装農
産物を検知する優L用センサー47、優Mサイズの包装農
産物を検知する優M用センサー48からなっている。そし
て、前記各センサー45,46,47,48の検知部は前記搬送
コンベヤ27の無端回行体30の回行上部の位置より上方に
突出した位置に配設されている。
【0035】また、前記各センサー45,46,47,48の後
側近傍に位置して前記コンベヤフレーム28には前記各仕
分けエリア32,33,34,35毎に前記搬送コンベヤ27にて
搬送される包装農産物を等級に応じた仕分けエリア32,
33,34,35に案内する案内体群49が前記搬送コンベヤ27
の無端回行体30の回行上部に対して水平方向に進退自在
にすなわち水平方向に開閉回動自在に設けられている。
【0036】前記案内体群49は、前記操作盤13の選別指
定入力手段14の各選別ボタン15,16,17,18,19の各ス
イッチに対応して秀Lサイズの包装農産物を案内する秀
L用案内体50、秀Mサイズの包装農産物を案内する秀M
用案内体51、優Lサイズの包装農産物を案内する優L用
案内体52、優Mサイズの包装農産物を案内する優M用案
内体53からなっている。
【0037】前記各案内体50,51,52,53は、その基端
部がそれぞれのロータリシリンダー54の上下方向の回動
軸55に連結され、この各ロータリシリンダー54は前記コ
ンベヤフレーム28から外方に向かって水平状に突設され
た各取付フレーム56にそれぞれ取着されている。また、
前記各案内体50,51,52,53は、水平方向に長い矩形状
のフレーム57をそれぞれ有し、この各フレーム57には上
下方向の多数の案内ローラ58がそれぞれ回転自在に並設
軸架されている。
【0038】そして、前記各ロータリシリンダー54の回
動軸55の正逆回動により前記各案内体50,51,52,53
は、前記無端回行体30の回行上部に対して所定の傾斜角
度で傾斜した状態に突出して包装農産物を所定の仕分け
エリア32,33,34,35毎に案内する位置及び前記無端回
行体30の回行上部から後退する位置に開閉回動されるよ
うになっている。
【0039】つぎに、前記仕分け装置22には制御手段
(CPU)59が設けられ、この制御手段59は、前記ライ
ンセンサー8からの検知信号を入力し前記包装機1の搬
入エリア5内に農産物搬入手段の不存在のとき前記包装
機1を作動させ、この包装機1の作動後に搬入エリア5
内に搬入手段が存在したとき前記包装機1の作動を停止
させるようになっている。
【0040】また、前記制御手段59は、前記選別指定入
力手段14からの選別信号、前記通過検知センサー43から
の通過信号及び前記包装農産物検知センサー44からの検
知信号を入力し、前記案内体群49の各ロータリシリンダ
ー54を作動させるようになっている。すなわち、前記各
選別ボタン15,16,17,18の中の一つの選択された選別
ボタンにて選別指定された選別信号に基づいて前記搬送
コンベヤ27にて搬送される包装農産物が選別等級に応じ
た仕分けエリア32,33,34,35,36の中の一つに搬送さ
れたときに、この包装農産物を受け入れる仕分けエリア
の案内体を進出させるようになっている。
【0041】なお、60は包装用の農産物を前記包装機1
に向かって搬送する搬送装置、61は前記包装機1の近傍
に配設され包装前の農産物を包装用に形態を整備すると
ともに、この農産物を秀L,秀M,優L,優M,その他
に選別する農産物処理台、62は前記箱詰作業台39の近傍
に配設された空箱載置台である。
【0042】つぎに、前記第1実施例の構成の作用を説
明する。
【0043】先ず搬送装置60から包装作業に従事する作
業者が農産物、たとえば、レタス、キャベツなどの球状
野菜を取り出すとともに、この球状野菜を農産物処理台
61上に搬入し、この農産物処理台61上において球状野菜
から不要な枯葉などが取り除かれ、この球状野菜が包装
用に形態が整備されるとともに、この球状野菜が、サイ
ズ、結球状態、鮮度などに応じて秀L,秀M,優L,優
M,その他に等級別に選別される。
【0044】つぎに、選別された球状野菜が、たとえ
ば、優L等級の球状野菜であるときには、包装機1の操
作盤13の選別指定入力手段14の中から優L等級の球状野
菜に相応した優L選別ボタン17を押動して入力操作する
と、この選別指定された優L選別ボタン17のスイッチか
らの選別信号は制御手段59に入力される。
【0045】また、優L選別ボタン17を入力操作した後
に、作業者の手などの搬入手段によって包装機1の搬入
エリア5から供給部2に前記優L等級の球状野菜を供給
するが、この際、搬入エリア5内に搬入手段が搬入され
ると、この搬入手段にてラインセンサー8の投光素子6
と受光素子7との間が遮断され、このラインセンサー8
からの遮断信号は制御手段59に入力される。そして、制
御手段59にて搬入エリア5内に搬入手段が搬入していな
いこと(搬入エリア5から搬入手段が後退したことを)
を検知するとともに、この制御手段59から包装機1に起
動信号が出力され、包装機1が起動される。
【0046】また、包装機1の包装部3が作動されるこ
とにより、供給部2から包装部3に供給された優L等級
の球状野菜は、包装部3の包装作用によって合成樹脂製
フィルムにて全体を被覆した状態に包装されるととも
に、合成樹脂製フィルムの切り口がヒートシールされ、
この優L等級の球状野菜は包装農産物としての優L等級
の包装球状野菜として包装機1の排出口4から排出され
る。
【0047】また、包装機1の排出口4から排出された
優L等級の包装球状野菜は持上げコンベヤ9の無端回行
体11の支持片12にて支持されるとともに、この無端回行
体11にて後上方に向かって搬送され、この無端回行体11
の搬出端部からシュート25を介して搬送コンベヤ27の搬
入部26に搬入される。そして、この優L等級の包装球状
野菜は搬送コンベヤ27の搬入部26のゲート体42に当接さ
れ、このゲート体42にて優L等級の包装球状野菜がシュ
ート25から搬出された勢いで搬送コンベヤ27の搬送方向
に向かって転動することが防止される。
【0048】この際、搬送コンベヤ27の無端回行体30は
引き続き後方に向かって回行されているので、この無端
回行体30にて優L等級の包装球状野菜はゲート体42を後
方に向かって押動しつつゲート体42を通過すると、通過
検知センサー43にて優L等級の包装球状野菜が通過した
ことが検知され、この通過検知センサー43からの通過信
号は制御手段59に入力される。そして、この制御手段59
にて優L等級の包装球状野菜はゲート体42を通過したこ
とが確認される。
【0049】また、ゲート体42を通過した優L等級の包
装球状野菜は搬送コンベヤ27の無端回行体30にて各仕分
けエリア32,33,34,35,36の前面部に向かって搬送さ
れる一方、この優L等級の包装球状野菜がその選別等級
に応じた仕分けエリア32,33,34,35すなわち優L仕分
けエリア34に搬送されたとき、その優L仕分けエリア34
の優L用センサー47にて優L等級の包装球状野菜の搬入
が検知され、この優L等級の包装球状野菜を検知した優
L用センサー47からの検知信号は制御手段59に入力され
る。
【0050】また、制御手段59にて包装農産物検知セン
サー44の優L用センサー47からの検知信号と優L選別ボ
タン17にて等級選別された選別信号とに基づいて優L等
級の包装球状野菜がその等級に応じた優L仕分けエリア
34に搬送されたことを検知したときに、この制御手段59
からその優L仕分けエリア34に対応したロータリシリン
ダー54の駆動回路に作動信号が出力され、このロータリ
シリンダー54の回動軸55が回動される。
【0051】そして、この回動軸55にて優L仕分けエリ
ア34に対応した優L用案内体52が搬送コンベヤ27の無端
回行体30上から優L仕分けエリア34に向かって回動進出
され、この優L用案内体52が無端回行体30上において優
L仕分けエリア34に優L等級の包装球状野菜を案内する
所定の傾斜角度に傾斜した状態に設定される。
【0052】したがって、この優L用案内体52にて優L
等級の包装球状野菜は搬送コンベヤ27の無端回行体30か
ら案内されて優L選別ボタン17にて選別指定された等級
に応じた位置の優L仕分けエリア34内に搬出される。こ
の際、優L用案内体52はフレーム57に回転自在に並設軸
架した上下方向の多数の案内ローラ58を有するので、こ
の各案内ローラ58にて優L等級の包装球状野菜はスムー
ズに優L仕分けエリア34内に搬出される。
【0053】また、優L仕分けエリア34内に搬出された
優L等級の包装球状野菜は優L仕分けエリア34の多数の
搬送ローラ38にて箱詰作業台39に向かって搬出され、こ
の箱詰作業台39上において優L等級の包装球状野菜は箱
詰め処理される。そして、この箱詰めされた優L等級の
包装球状野菜は箱詰作業台39から搬出される。
【0054】このように、包装機1にて合成樹脂製フィ
ルムによって包装する前に球状野菜を等級別に選別し、
制御手段59はこの球状野菜の等級を選別する選別指定入
力手段14の各選別ボタン15,16,17,18,19の各スイッ
チからの選別信号及び包装農産物検知センサー44の各セ
ンサー45,46,47,48からの検知信号を入力し、各選別
ボタン15,16,17,18,19の各スイッチにて選別指定さ
れた選別信号に基づいて搬送コンベヤ27にて搬送される
包装球状野菜(農産物)がその等級に応じた仕分けエリ
ア32,33,34,35,36に搬送されたことを検知したと
き、この包装球状野菜を受け入れる仕分けエリア32,3
3,34,35の案内体50,51,52,53を進出させ、この案
内体50,51,52,53にて包装球状野菜を仕分けエリア3
2,33,34,35に等級別に連続的に仕分けすることがで
きる。なお、その他の球状野菜は、搬送コンベヤ27の無
端回行体30の搬出端部に配設したガイド(図示せず)に
て、その他仕分けエリア36に搬出される。
【0055】つぎに、図7乃至図12に示す第2実施例
は、選別指定入力手段14の複数の選別ボタン15,16,1
7,18,19の各スイッチにて選別指定された選別信号に
基づきこの選別指定入力手段14にて選別されて搬送コン
ベヤ27にて搬送される包装農産物毎に包装農産物検知セ
ンサー77による検知信号の出力時から搬送コンベヤ27の
移動距離を割り出し、この包装農産物が等級に応じた仕
分けエリア32,33,34,35の中の選択した1つの仕分け
エリアに搬送されたとき、この包装農産物を受け入れる
仕分けエリアの案内体を進出させ、この案内体にて包装
農産物を当該仕分けエリアに案内搬出するようにしたも
のである。したがって、前記第1実施例と同一構成につ
いては第1実施例に用いた符号を記入して、それらの説
明を省略する。
【0056】前記第2実施例では、搬送コンベヤ27の搬
入部26に位置してコンベヤフレーム28にはゲート65が設
けられている。このゲート65は、前記コンベヤフレーム
28上に連結された門型状の支持フレーム66を有し、この
支持フレーム66の上端部の水平状部67の下部には前記搬
送コンベヤ27に対して交差する方向に向かって水平状に
配設された回動支軸68が水平状部67の両端部の軸受体69
にて回動自在に軸支されている。
【0057】また、前記回動支軸68には前記搬送コンベ
ヤ27の無端回行体30に向かって垂設された板状のゲート
体70の上端部が固着されている。このゲート体70は、前
記搬入部26に包装機1から排出された包装農産物の転動
を防ぐとともに包装農産物の搬送移動を可能に開閉する
ものである。また、前記回動支軸69の一端部には連動ア
ーム71の基端部が一体に固着されている。
【0058】また、前記支持フレーム66の前方(包装機
側)に位置して前記コンベヤフレーム28の一側部には取
付板72が外方に向かって一体に突設され、この取付フレ
ーム72にはゲート開閉手段としてのシリンダー装置73の
基端部が水平方向の連結軸74にて回動自在に軸支され、
このシリンダー装置73のピストンロッド75の上端部には
支軸76にて前記連動アーム71の先端部が回動自在に軸支
されている。そして、前記シリンダー装置73のピストン
ロッド75の伸縮により前記回動支軸68を介して前記ゲー
ト体70が上下方向に開閉されるようになっている。
【0059】さらに、前記支持フレーム66の前側部には
前記包装機1から搬出された包装農産物が前記搬送コン
ベヤ27の搬入部26に搬入されたことを検知する前記包装
農産物検知センサー77が設けられている。この包装農産
物検知センサー77は前記支持フレーム66の両側前部に相
対して配設された投光素子78及び受光素子79からなって
いる。
【0060】また、前記支持フレーム66の後側部には前
記ゲート体70を通過した包装農産物を検知する通過検知
センサー80が設けられている。そして、後述する制御手
段(CPU)にて前記包装農産物検知センサー77の検知
信号に基づき前記ゲート体70の開放信号を出力するとと
もに、前記通過検知センサー80の通過信号によって前記
ゲート体70を閉じる信号が出力され、前記ゲート体70が
下降回動され支持フレーム66内が閉じられるようになっ
ている。
【0061】また、前記搬送コンベヤ27の駆動軸29の一
端部にはこの駆動軸29の回転数をカウントしてパルスを
発生するエンコーダ81が設けられている。
【0062】つぎに、前記仕分け装置22には制御手段
(CPU)82が設けられ、この制御手段82は前記ライン
センサー8からの検知信号を入力し前記包装機1の搬入
エリア5内に農産物搬入手段の不存在のとき前記包装機
1を作動させ、この包装機1の作動後に搬入エリア5内
に搬入手段が存在したとき前記包装機1の作動を停止さ
せるようになっている。
【0063】また、前記制御手段82は、前記選別指定入
力手段14からの選別信号、前記包装農産物検知センサー
77からの検知信号及びエンコーダ81からのパルス信号を
入力し、前記案内体群49の各ロータリシリンダー54を作
動させるようになっている。すなわち、前記各選別ボタ
ン15,16,17,18の中の一つの選択された選別ボタンに
て選別指定された選別信号に基づきこの選別指定入力手
段14にて選別されて搬送コンベヤ27にて搬送される包装
農産物毎に前記包装農産物検知センサー77による検知信
号の出力時から前記搬送コンベヤ27の移動距離を割り出
し、包装農産物が等級に応じた仕分けエリア32,33,3
4,35,36の中の一つの位置に搬送されたときに、この
包装農産物を受け入れる仕分けエリアの案内体を進出さ
せるようになっている。
【0064】また、前記制御手段82は前記包装農産物検
知センサー77及び前記通過検知センサー80からの出力信
号を入力し前記シリンダー装置73を作動させて前記ゲー
ト体70を開閉回動させるようになっている。
【0065】つぎに、前記第2実施例の構成の作用を説
明する。
【0066】先ず作業者が農産物、たとえば、レタス、
キャベツなどの球状野菜を包装用に形態を整備するとと
もに、この球状野菜が、サイズ、結球状態、鮮度などに
応じて秀L,秀M,優L,優M、その他に等級別に選別
されることは前記第1実施例の場合と同様である。
【0067】つぎに、選別された球状野菜が、たとえ
ば、優L等級の球状野菜であるときには、包装機1の操
作盤13の選別指定入力手段14の中から優L等級の球状野
菜に相応した優L選別ボタン17を押動して入力操作する
と、この選別指定された優L選別ボタン17からの選別信
号は制御手段82に入力され、この制御手段82に優L等級
の球状野菜が記憶される。
【0068】また、優L選別ボタン17を入力操作した後
に、作業者の手などの搬入手段によって包装機1の搬入
エリア5から供給部2に前記優L等級の球状野菜を供給
するが、この際、搬入エリア5内に搬入手段が搬入され
ると、この搬入手段にてラインセンサー8の投光素子6
と受光素子7との間が遮断され、このラインセンサー8
からの遮断信号は制御手段82に入力される。そして、制
御手段82にて搬入エリア5内に搬入手段が搬入していな
いこと(搬入エリア5から搬入手段が後退したことを)
を検知するとともに、この制御手段82から包装機1に起
動信号が出力され、包装機1が起動される。
【0069】また、包装機1の包装部3が作動されるこ
とにより、供給部2から包装部3に供給された優L等級
の球状野菜は、包装部3の包装作用によって合成樹脂製
フィルムにて全体を被覆した状態に包装されるととも
に、合成樹脂製フィルムの切り口がヒートシールされ、
この優L等級の球状野菜は包装農産物としての優L等級
の包装球状野菜として包装機1の排出口4から排出され
る。
【0070】また、包装機1の排出口4から排出された
優L等級の包装球状野菜は、持上げコンベヤ9の無端回
行体11の支持片12にて支持されるとともに、この無端回
行体11にて後上方に向かって搬送され、この無端回行体
11の搬出端部からシュート25を介して搬送コンベヤ27の
搬入部26に搬入される。
【0071】そして、この優L等級の包装球状野菜は、
搬送コンベヤ27の搬入部26のゲート体70に当接され、こ
のゲート体70にて優L等級の包装球状野菜がシュート25
から搬出された勢いで搬送コンベヤ27の搬送方向に向か
って転動することが防止されて位置決めされる一方、包
装農産物検知センサー77にて搬送コンベヤ27の搬入部26
に優L等級の包装球状野菜が搬入されたことを検知した
とき、すなわち、優L等級の包装球状野菜にて包装農産
物検知センサー77の投光素子78と受光素子79との間が遮
断されたとき、この包装農産物検知センサー77からの検
知信号は制御手段82に入力され、この制御手段82にて搬
送コンベヤ27の搬入部26に優L等級の包装球状野菜が搬
入されたことが確認される。
【0072】また、優L等級の包装球状野菜が搬入部26
に搬入されたときから制御手段82に入力されるエンコー
ダ81からのパルス信号に基づき、制御手段82にて搬送コ
ンベヤ27の駆動軸29の回転数がカウントされる。そし
て、制御手段82にて優L等級の包装球状野菜に応じたパ
ルス数により、この優L等級の包装球状野菜を搬送する
搬送コンベヤ27の無端回行体30の移動距離が演算されて
割り出される。
【0073】したがって、優L等級の包装球状野菜は搬
送コンベヤ27にて各仕分けエリア32,33,34,35,36に
向って搬送される一方、制御手段82にて選別指定入力手
段14からの選別信号に基づき、包装農産物検知センサー
77からの検知信号の出力時から搬送コンベヤ27の移動距
離が割り出され、この優L等級の包装球状野菜を搬出す
る位置の優L仕分けエリア34が選択設定される。
【0074】また、無端回行体30の移動距離が割り出さ
れる一方、包装農産物検知センサー77の検知信号に基づ
き制御手段82からシリンダー装置73の駆動回路に作動信
号が出力され、このシリンダー装置73のピストンロッド
75が伸長され、このピストンロッド75にて連動アーム71
を介して回動支軸68を中心としてゲート体70が上方に向
かって開回動され、このゲート65が開放される。
【0075】この際、搬送コンベヤ27の無端回行体30は
引き続き後方に向かって回行されているので、ゲート65
が開放されるとともに、搬送コンベヤ27の無端回行体30
にて優L等級の包装球状野菜が搬送され、この優L等級
の包装球状野菜がゲート65を通過すると、通過検知セン
サー80にて優L等級の包装球状野菜が通過したことが検
知され、この通過検知センサー80からの通過信号は制御
手段82に入力される。
【0076】そして、この制御手段82にて優L等級の包
装球状野菜がゲート65を通過したことを確認するととも
に、この制御手段82からシリンダー装置73の駆動回路に
作動信号が出力され、このシリンダー装置73のピストン
ロッド75が収縮され、このピストンロッド75にて連動ア
ーム71を介して回動支軸68を中心としてゲート体70が下
方に向かって閉回動され、このゲート65が閉塞される。
【0077】また、ゲート65を通過した優L等級の包装
球状野菜は、搬送コンベヤ27の無端回行体30にて各仕分
けエリア32,33,34,35,36の前面部に向かって搬送さ
れ、この優L等級の包装球状野菜が搬送コンベヤ27の無
端回行体30にて選択設定された移動距離分だけ移動され
たとき、制御手段82から優L等級の包装球状野菜を受け
入れる優L仕分けエリア34に対応して設けたロータリシ
リンダー54の駆動回路に作動信号が出力され、このロー
タリシリンダー54の回動軸55が回動される。
【0078】そして、この回動軸55にて優L仕分けエリ
ア34の優L用案内体52が搬送コンベヤ27の無端回行体30
上から優L仕分けエリア34に向かって回動進出され、こ
の優L用案内体52が無端回行体30上において優L仕分け
エリア34に優L等級の包装球状野菜を案内する所定の傾
斜角度に傾斜した状態に設定される。
【0079】したがって、搬送コンベヤ27の無端回行体
30の移動距離が割り出され、この無端回行体30にて優L
等級の包装球状野菜が優L仕分けエリア34に向かって搬
送されるとともに、優L用案内体52が無端回行体30上に
進出設定され、この優L用案内体52にて優L等級の包装
球状野菜は無端回行体30から案内されて優L選別ボタン
17にて選別指定された等級に応じた位置の優L仕分けエ
リア34内に搬出される。
【0080】また、優L仕分けエリア34内に搬出された
優L等級の包装球状野菜は優L仕分けエリア34の多数の
搬送ローラ38にて箱詰作業台39に向かって搬出され、こ
の箱詰作業台39上において優L等級の包装球状野菜は箱
詰め処理され、この箱詰めされた優L等級の包装球状野
菜は箱詰作業台39から搬出される。
【0081】このように、包装機1にて合成樹脂製フィ
ルムによって包装する前に球状野菜を等級別に選別し、
制御手段82はこの球状野菜の等級を選別指定する選別指
定入力手段14の各選別ボタン15,16,17,18,19の各ス
イッチからの選別信号及び包装球状野菜の搬入部26への
搬入を検知した包装農産物検知センサー77からの検知信
号並びにエンコーダ81からのパルス信号を入力し、搬送
コンベヤ27にて搬送される包装球状野菜毎に検知する包
装農産物検知センサー77による検知信号の出力時から搬
送コンベヤ27の移動距離を割り出して設定し、この搬送
コンベヤ27にて包装球状野菜(農産物)が等級に応じた
仕分けエリア32,33,34,35,36に搬送されたとき、こ
の包装球状野菜を受け入れる仕分けエリア32,33,34,
35の案内体50,51,52,53を進出させ、この案内体50,
51,52,53にて包装球状野菜を等級別に連続的に仕分け
することができる。なお、その他の球状野菜は搬送コン
ベヤ27の無端回行体30の搬出端部に配設されたガイド
(図示せず)にてその他仕分けエリア36に搬出される。
【0082】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、包装機にて包
装する農産物を等級別に選別指定する選別指定入力手段
を設け、各仕分けエリア毎に前記搬送コンベヤにて搬送
される包装農産物を等級別に検知する複数の包装農産物
検知センサーを設け、前記選別指定入力手段の選別信号
に基づいて選別指定入力手段にて選別されて搬送コンベ
ヤにて搬送される包装農産物が選別等級に応じた仕分け
エリアに搬送されたとき前記包装農産物検知センサーか
らの検知信号によりこの包装農産物を受け入れる仕分け
エリアの案内体を進出させる制御手段を設けたので、農
産物を包装前に等級別に選別するとともに、この選別後
の農産物をフィルムにて包装した包装農産物を等級別に
自動的に確実に仕分けすることができ、農産物を包装前
に直接触れて選別することにより農産物のサイズ、鮮
度、成育状況等の優劣の選別を見誤ることがなく、した
がって、農産物を等級別に正確に選別することができ、
包装農産物を連続的に仕分けることができ、農産物の選
別、包装及び仕分けを一連のシステムにて行うことによ
って作業能率の向上を図ることができ、箱詰め時に包装
農産物を等級別に選別する必要がない農産物仕分け装置
を提供することができる。
【0083】請求項2の発明によれば、包装機にて包装
する農産物を等級別に選別指定する選別指定入力手段を
設け、搬送コンベヤの搬入部に前記包装機から排出され
た包装農産物の搬入を検知する包装農産物検知センサー
を設け、前記選別指定入力手段の選別信号に基づき選別
されて搬送コンベヤにて搬送される包装農産物毎に前記
包装農産物検知センサーによる検知信号の出力時から前
記搬送コンベヤの移動距離を割り出し包装農産物が等級
に応じた仕分けエリアに搬送されたときこの包装農産物
を受け入れる仕分けエリアの案内体を進出させる制御手
段を設けたので、各仕分けエリア毎に搬送コンベヤにて
搬送される包装農産物を等級別に検知する複数の包装農
産物検知センサーを設ける必要がなく、構成が簡単であ
り、農産物を包装前に等級別に選別するとともに、この
選別後の農産物をフィルムにて包装した包装農産物を等
級別に自動的に確実に仕分けすることができ、農産物を
包装前に直接触れて選別することにより農産物のサイ
ズ、鮮度、成育状況等の優劣の選別を見誤ることがな
く、したがって、農産物を等級別に正確に選別すること
ができ、包装農産物を連続的に仕分けることができ、農
産物の選別、包装及び仕分けを一連のシステムにて行う
ことによって作業能率の向上を図ることができ、箱詰め
時に包装農産物を等級別に選別する必要がない農産物仕
分け装置を提供することができる。
【0084】請求項3の発明によれば、搬送コンベヤの
搬入部にゲートを開閉可能に設けたので、このゲートに
て包装機から搬出される包装農産物が搬送コンベヤの搬
送方向に向かって転動することを確実に防止することが
でき、搬送方向に向かって搬送する包装農産物のスター
ト位置を定めることができる。
【0085】請求項4の発明によれば、搬送コンベヤの
搬入部にゲートを開閉自在に設け、このゲートの近傍に
位置して包装農産物の通過を検知する通過検知センサー
を設け、制御手段は包装農産物検知センサーの検知信号
に基づきゲートの開放信号を出力するとともに通過検知
センサーからの通信信号によってゲートを閉じる信号を
出力するので、包装農産物の搬入時にはゲートを閉じて
おくことにより、このゲートにて搬送コンベヤの搬入部
に搬入した包装農産物の転動を確実に防止できるととも
に、この包装農産物の搬入を確実に検知することがで
き、ゲートを開放することにより通過検知センサーにて
ゲートを通過した包装農産物を検知するとともに、包装
農産物のゲート通過時に開いたゲートを閉じることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す農産物仕分け装置の平
面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上包装農産物搬入部の拡大側面図である。
【図4】同上包装機の操作盤の平面図である。
【図5】同上ブロック図である。
【図6】同上フローチャートである。
【図7】他の実施例を示す農産物仕分け装置の平面図で
ある。
【図8】同上側面図である。
【図9】同上包装農産物搬入部の拡大平面図である。
【図10】同上側面図である。
【図11】同上ブロック図である。
【図12】同上フローチャートである。
【符号の説明】
1 包装機 14 選別指定入力手段 15 秀L選別ボタン 16 秀M選別ボタン 17 優L選別ボタン 18 優M選別ボタン 19 その他選別ボタン 26 搬入部 27 搬送コンベヤ 32 秀L仕分けエリア 33 秀M仕分けエリア 34 優L仕分けエリア 35 優M仕分けエリア 36 その他仕分けエリア 40,65 ゲート 43,80 通過検知センサー 44 包装農産物検知センサー 45 秀L用センサー 46 秀M用センサー 47 優L用センサー 48 優M用センサー 50 秀L用案内体 51 秀M用案内体 52 優L用案内体 53 優M用案内体 59,82 制御手段 77 包装農産物検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/46

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農産物をフィルムにて包装して排出する
    包装機と、この包装機から排出された包装農産物を搬送
    する搬送コンベヤと、この搬送コンベヤの搬送方向に対
    して交差する方向に沿って区分して並設され搬送コンベ
    ヤ上から選別された包装農産物を等級別に受け入れる複
    数の仕分けエリアと、この各仕分けエリアのそれぞれに
    対して進退自在に設けられ搬送コンベヤ上の選別された
    包装農産物をこの包装農産物の等級に応じた仕分けエリ
    アに案内する複数の案内体とを具備し、 前記包装機にて包装する農産物を等級別に選別指定する
    選別指定入力手段を設け、前記各仕分けエリア毎に前記
    搬送コンベヤにて搬送される包装農産物を検知する複数
    の包装農産物検知センサーを設け、 前記選別指定入力手段の選別信号に基づいてこの選別指
    定入力手段にて選別されて前記搬送コンベヤにて搬送さ
    れる包装農産物が選別等級に応じた仕分けエリアに搬送
    されたとき前記包装農産物検知センサーからの検知信号
    によりこの包装農産物を受け入れる仕分けエリアの前記
    案内体を進出させる制御手段を設けたことを特徴とする
    農産物仕分け装置。
  2. 【請求項2】 農産物をフィルムにて包装して排出する
    包装機と、この包装機から排出された包装農産物を搬送
    する搬送コンベヤと、この搬送コンベヤの搬送方向に対
    して交差する方向に沿って区分して並設され搬送コンベ
    ヤ上から選別された包装農産物を等級別に受け入れる複
    数の仕分けエリアと、この各仕分けエリアのそれぞれに
    対して進退自在に設けられ搬送コンベヤ上の選別された
    包装農産物をこの包装農産物の等級に応じた仕分けエリ
    アに案内する複数の案内体とを具備し、 前記包装機にて包装する農産物を等級別に選別指定する
    選別指定入力手段を設け、前記搬送コンベヤの搬入部に
    前記包装機から排出された包装農産物の搬入を検知する
    包装農産物検知センサーを設け、 前記選別指定入力手段の選別信号に基づきこの選別指定
    入力手段にて選別されて前記搬送コンベヤにて搬送され
    る包装農産物毎に前記包装農産物検知センサーによる検
    知信号の出力時から前記搬送コンベヤの移動距離を割り
    出し包装農産物が選別等級に応じた仕分けエリアに搬送
    されたときこの包装農産物を受け入れる仕分けエリアの
    前記案内体を進出させる制御手段を設けたことを特徴と
    する農産物仕分け装置。
  3. 【請求項3】 搬送コンベヤの搬入部に包装機から排出
    された包装農産物の転動を防ぐゲートを開閉可能に設け
    たことを特徴とする請求項1または2記載の農産物仕分
    け装置。
  4. 【請求項4】 搬送コンベヤの搬入部にゲートを開閉自
    在に設け、前記搬送コンベヤの搬送方向に位置して前記
    ゲートの近傍にこのゲートを通過した包装農産物を検知
    する通過検知センサーを設け、制御手段は包装農産物検
    知センサーの検知信号に基づき前記ゲートの開放信号を
    出力するとともに前記通過検知センサーからの通過信号
    によってゲートを閉じる信号を出力することを特徴とす
    る請求項2記載の農産物仕分け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0957216A (ja) * 1995-08-22 1997-03-04 Daido Denki Kogyo Kk 自動選別機
JP2004115205A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Kirin Techno-System Corp 容器排除装置
CN105691761A (zh) * 2016-03-13 2016-06-22 冯贵良 一种小型农产品自动分拣装箱的方法及其装置
CN117960610A (zh) * 2024-01-29 2024-05-03 广州市从化华隆果菜保鲜有限公司 一种荔枝浸渍用速冻生产系统与方法

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