JP2004114842A - エアバッグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアバッグ(1) は筒状長縁部(3) の一部領域に連通する前後一対の膨張部(4,5) と、その膨張部(4,5) 間に連続して形成される非膨張部(6) とを有している。非膨張部(6) は、膨張時における展開位置が車体前後方向に変位可能なスリット(14)を有している。エアバッグ(1) は、上下方向に蛇腹状に折り畳んだ圧縮状態でピラー部の近傍からルーフサイドレールに沿って配されており、膨張時に、スリット(14)が車体前後方向に拡開する。エアバッグ(1) の下端部はフロントピラー部の下方空間に穏やかに且つ安全に展開し、膨張部(4,5) の膨出面がドアの窓部の近傍に即座に膨張展開する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の衝突時等に膨張展開して乗員を確実に且つ効果的に保護できる車体窓用のエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種のエアバッグ装置が乗員の安全性を確保するために広く普及している。例えば自動車では、標準装備として運転者の前方であるステアリングホイールの中心部だけではなく、助手席や後部座席の近傍にもエアバッグ装置を装着することが一般的になりつつあり、エアバッグの装着部位も大幅に増加している。
【0003】
この種のエアバッグの一例として、車両のピラーからルーフサイドレールに跨がって膨張展開可能に蛇腹状に折り畳まれて収容されるエアバッグが、例えば特開平11−235965号公報に開示されている。同公報に開示されたエアバッグは、車体前後方向に長い筒状のガス導入通路の一部領域に前席用及び後席用の膨張部を下方に向けて延設し、各膨張部間を非膨張部を介して連結している。
【0004】
エアバッグの上端縁部はフロントピラーからルーフサイドレールに沿って取り付けられている。前席用膨張部の前端下部はストラップを介してフロントピラーの下部に連結されている。前記ガス導入通路の後端部に車両のリアピラーの下部に配されたインフレータが接続されている。前席用膨張部と後席用膨張部は、上下方向に蛇腹状に折り畳まれて長尺状にされた状態でフロントピラーを覆うフロントピラーガーニッシュの近傍とルーフサイドレールを覆うルーフヘッドライニングの車幅方向外側部とに覆われて収容される。
【0005】
車両に所定以上の大きな側面衝突による衝撃を受けたとき、その衝撃を感知してエアバッグのガス導入通路に接続されたインフレータからの高圧ガスが、エアバッグの各膨張部内に導入される。蛇腹状に折り畳まれた各膨張部は、その展開膨張力により前記フロントピラーガーニッシュ及びルーフヘッドライニングの車幅方向外側部を押し開きながら、下方に向けて伸張展開し、サイドドアの窓部の近傍で瞬時にカーテン状に膨出する。前記ストラップは緊張して各膨張部を所定の位置に保持する。こうして、エアバッグにより乗員の上半身を緩衝支持して人体に加わる衝撃力を緩和する。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−235965号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フロントピラーガーニッシュは、軟質の合成樹脂材からなるルーフヘッドライニングよりも硬質の合成樹脂材により形成され、水平方向に延設されたルーフヘッドライニングの前端外側部から斜め下方に傾斜して配されている。
即ち、フロントピラーガーニッシュとルーフヘッドライニングとの接合部分では斜め下方に屈曲している。
【0008】
一方、エアバッグの前席用膨張部は、サイドドアガラスの車室側内面の広い範囲にわたって膨張することが望ましい。そのため、エアバッグの前席用膨張部をフロントピラーガーニッシュとルーフヘッドライニングの車幅方向外側部との接合部分に跨がって収容しようとすると、フロントピラーガーニッシュとルーフヘッドライニングとの間の硬度差に基づき、エアバッグの膨張展開時において、圧縮して折り畳まれたエアバッグのルーフヘッドライニング側とフロントピラーガーニッシュ側に収容された部分に膨張展開差が生じる。この膨張展開差をなくそうとするには、フロントピラーガーニッシュ側とルーフヘッドライニング側との間に膨張展開差をなくすようにガス圧差を付与する必要がある。
【0009】
この要求が満足されない限り、エアバッグの円滑な膨張展開動作が期待できない。エアバッグの膨張展開が不均衡になる場合は、インフレータの起動後に瞬時に膨張展開することが要求されるエアバッグとしての機能が十分に発揮されないことにつながる。また、蛇腹状に折り畳まれて収容されるエアバッグは、フロントピラーガーニッシュとルーフヘッドライニングとの接合部分において屈曲するため、エアバッグに導入されるガス圧は前記接合部分において一旦止められ、フロントピラーガーニッシュ側での膨張が遅れやすくなることも前記膨張展開を不均衡にする大きな要因となる。
【0010】
更に、一般のサイドエアバッグは、上述の特許文献1にも開示されているように、前席用膨張部の前端下部とフロントピラーの下部とを繋ぐストラップを有している。収容時に車体の長手方向に長いエアバッグの内気を抜いて偏平状にしたのち、上下方向に蛇腹状に折り畳み、これをピラーガーニッシュの近傍からルーフヘッドライニングの車幅方向外側部に沿って収容しようとしても、前席用膨張部の前端下部は、前記ストラップを介してフロントピラーの下部に連結されており、フロントピラーの下部を回動中心として回動するストラップによってフロントピラー側に引き寄せられ、フロントピラーとルーフサイドレールとの接合部分を越えてしまう。その結果、前席用膨張部は、フロントピラーに跨がって収容されることとなり、上記問題が発生する。
【0011】
このような状態に対処するため、フロントピラーとルーフサイドレールとの接合部分まで前記ストラップの回動半径を設定することにより、フロントピラーの設置部位を外してルーフヘッドライニング内に収容することも考えられるが、このようにすると、エアバッグの膨張展開をピラーガーニッシュ側に向けて延長して拡大させることができなくなる。従って、サイドドアガラスの車室側内面に対する前後及び上下の広い膨出面を得ようとする要求にも応えることができない。
【0012】
本発明は、かかる従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、車体の所定位置に嵩張らずにコンパクトに収容することができると共に、車体への装着が容易であり、膨張展開するときに乗員を安定して的確に緩衝支持できる膨張展開形態を得ることを可能にした車体窓用のエアバッグを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
本発明は、織布の内面同士を1以上の箇所で局部的に結合した袋構造を有するエアバッグであって、車体窓枠の長手方向に沿って取り付けられる筒状の長縁部と、少なくとも前記長縁部の一部領域に連通し、前記車体窓枠の上下幅方向に延設され、非膨張時には短縁部方向に折り畳まれ、膨張時にその折り畳み形態が解かれて窓を覆うように展開する少なくとも一部に形成される膨張部と、同膨張部の長手方向に隣接して形成される非膨張部とを有してなり、前記非膨張部は、その膨張時と非膨張時における展開位置が長手方向に変位可能な位置変更手段を有してなることを特徴とする車体窓用のエアバッグを主要な構成としている。
【0014】
エアバッグを形成するにあたっては、乗員対向基布と窓対向基布とを一枚の織布から構成し、その対向基布のガス導入口と非膨張部とを残して、重ね合わせた外周縁部を縫製などにより固着して袋状に形成してもよく、或いは乗員対向基布と窓対向基布とを別体の二枚の織布から構成し、その対向基布のガス導入口と非膨張部とを残して一対の基布を縫着一体化してもよい。収容時におけるエアバッグの折り畳み形態は、特に限定されるものではないが、上下方向に蛇腹状に折り畳んだ圧縮状態で車体窓枠のピラーの近傍からルーフサイドレールに沿って取り付けられ、この車体窓枠を覆うルーフヘッドライニングの車幅方向の外側部の裏面に収容される。
【0015】
いま、車両に所定以上の大きな側突や横転による衝撃を受けると、インフレータが作動して、大量の高圧縮ガスがエアバッグの内部に瞬時に侵入し、エアバッグの織布に瞬間的に強力な膨張圧がかかり、その力が前記ルーフヘッドライニングに作用する。このとき、エアバッグは、前記ルーフヘッドライニングの車幅方向外側部を下方に押し広げながら、ルーフヘッドライニング裏面側の収容位置から展開位置に向けて伸張展開し、ドアの窓部の近傍で瞬時に膨張する。
【0016】
一般に、エアバッグの膨張部を、前記ルーフヘッドライニングとその車体前後方向の端縁外側部から斜め下方に屈曲して配されたピラーガーニッシュとの接合部分に跨がって収容すると、蛇腹状に折り畳まれて収容されるエアバッグは、前記接合部分において屈曲する。同接合部分の収納容積には限度があり、エアバッグの端部が嵩張ってしまい収容しきれなかったり、或いはエアバッグに導入されるガス圧が前記接合部分において一旦止められて前記ピラーガーニッシュ側での膨張が遅れやすくなり、エアバッグの膨張展開が不均衡になる。このような状態に対処するため、前記接合部分を外して前記ルーフヘッドライニング内に収容すると、エアバッグの膨張展開を前記ピラーガーニッシュ側に向けて拡大させることはできなくなる。
【0017】
本発明によるエアバッグにあっては、前記膨張部の長手方向に隣接して形成される非膨張部は、膨張時と非膨張時における展開位置が前記長手方向に変位可能な位置変更手段を有している。このため、エアバッグの非膨張時、即ちエアバッグ収容時にエアバッグをピラーガーニッシュの設置部位を避けてルーフヘッドライニングの裏面側に収容しても、前記ピラーガーニッシュによる拘束を受けることなく、エアバッグの飛び出しタイミングが遅れることなく、エアバッグの膨張部をピラーガーニッシュ側に向けて広い範囲にわたって拡大させることができると共に、エアバッグの展開挙動を安定化させ、窓と乗員との間の広い範囲に膨出させることができるようになり、乗員を円滑に且つ速やかに緩衝支持することができる。
【0018】
一方、エアバッグの収容時においては、膨張時にエアバッグの展開位置を長手方向に変位できるため、前記接合部分を外してルーフヘッドライニング内に嵩張らずコンパクトな折り畳み形態をもって収容することができるようになり、折畳み波形や折畳み高さが一定化し、前記車体窓枠に容易に取り付けることができるようになる。乗員の側方空間が大きな部位にコンパクトなエアバッグを設置する場合でも、室内の前後及び上下の広い範囲にわたってエアバッグの膨出面を充分に得ることができる。
【0019】
本発明は、インフレータとは反対側に配される前記膨張部の一端部と車体とを繋ぐストラップを有し、同ストラップが非伸縮性であることが望ましい。
一般に、車体窓枠の長手方向は上方に湾曲する非直線形状をなしており、その長手方向に沿って取り付けられるエアバッグの前記長縁部は、前記非直線形状に合致した非直線形状を有している。エアバッグの前記膨張部が膨張すると、エアバッグの全長は前記膨張部の膨張によって減少し、前記ストラップは緊張する。本発明にあっては、前記ストラップに加わる張力によりエアバッグに張力が作用すると、上記位置変更手段は、前記ストラップの動きに伴い上記非膨張部を前記長手方向に展開させる。このストラップの張力によりエアバッグが前記ピラーガーニッシュの下方の所望の位置に保持される。こうして、前記膨張部の膨張面は前記ピラーガーニッシュの下方に向けて大きく延設し、車体に干渉することなく窓と乗員との間の所望の位置に円滑に且つ確実に展開させることが保証できる。
【0020】
上述のような展開位置を拡大するエアバッグは、前記膨張部が前記長縁部に沿って前記非膨張部を介して2以上に区分され、前記非膨張部と各膨張部間とは連続して形成されていることが好ましい。
前記車体窓枠の長手方向に沿う所望の位置に前記膨張部を配することにより、窓と乗員との間の前後及び上下の広い範囲にわたってエアバッグの膨出面を充分に得ることができるようになり、前方座席に着座する乗員及び後部座席に着座する乗員の安全性が確保できる。
【0021】
前記非膨張部の前記位置変更手段の好ましい第1の態様としては、前記位置変更手段は膨張時に前記長手方向に向けて拡開するスリットからなる。
エアバッグの膨張部の長手方向に隣接して形成される非膨張部が伸縮性をもたない布帛からなる場合は、前記位置変更手段として、前記非膨張部に前記スリットを形成することにより、前記膨張部の下方への膨張展開を積極的に拡大させることができ、エアバッグの良好な膨張展開特性を得ることができる。前記スリットの形状、設置位置や設置数などを適当に設定することにより、前記膨張部の長手方向の拡張範囲を制御することができる。
【0022】
更に、本発明にあっては、前記非膨張部の前記位置変更手段の第2の態様として、前記位置変更手段を高伸縮性の布帛から構成することができる。
前記伸縮性をもつ布帛として、前記非膨張部の構成糸自体に伸縮性を有するもの、前記非膨張部に自体が伸縮性をもつ織物やメリヤスにより構成することできる。伸縮性織物としては、その構成糸条である経糸及び緯糸のそれぞれが、膨張時に前記長手方向に自由に伸長する伸縮糸が使われるかまたメリヤスの場合には、特に伸縮性糸条を使わなくても、それ自体が伸縮性を備えている。前記非膨張部が伸縮性をもつ布帛からなる場合は、前記非膨張部に前記スリットを形成する必要がなくなり、エアバッグの膨張時において、前記非膨張部を前記長手方向に伸長させることにより乗員が受ける衝撃を緩和するのに理想的な展開形態が得られる。
【0023】
前記非膨張部を形成するにあたっては、特に限定されるものではないが、例えば乗員対向基布と窓対向基布との一方の基布の一部領域を裁断して、その対向基布同士を重ね合わせて縫製などにより固着一体化することにより一枚の偏平板状の非膨張部を形成してもよく、或いは非膨張部を乗員対向基布と窓対向基布とは別体の一枚の構成布から構成し、その構成布の外周縁部を少なくとも一方の基布の一部領域を裁断した部分に縫製などにより固着して形成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の代表的な実施形態であるエアバッグを模式的に示す正面図、図2は同エアバッグの展開状態を模式的に示す車室内側からみた正面図である。なお、本実施形態では、車体の窓枠の一部を構成するルーフサイドレール部に装着される車体窓枠用のエアバッグを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば後部座席や前方座席のドアパネルなどの内部に取り付けられるサイドエアバッグ装置に効果的に使用できる。
【0025】
これらの図において、符号1は車体前後方向に長い車体窓枠用のエアバッグを示している。図示例によるエアバッグ1は、膨張用ガスを発生する図示せぬインフレータに接続されるガス導入口2を有する筒状の長縁部3と、前方座席側に膨張展開する第1の膨張部4と、後部座席側に膨張展開する第2の膨張部5と、各膨張部4,5間の長手方向に連続して形成される非膨張部6と、前記長縁部3の上端縁に設けられた6個の車体取付用の取付片部7,…,7とを有している。前記膨張部4,5は、それぞれ前記筒状長縁部3の一部領域に連通して、同長縁部3の下端縁から下方に向けて延在されており、同長縁部3のガス導入口2からの高圧縮ガスを導入するようになっている。この膨張部4,5の内面同士は部分的に固着されており、膨張時に上下に細長い複数の筒状となるように、膨張部4,5が水平方向に6つの膨張室8,…,8に区分されている。
【0026】
このエアバッグ1は、車室内のフロントピラー部PF、ルーフサイドレール部R、リアピラー部PRにわたって所要の形態に密に圧縮した状態で収容される。
前記膨張部4,5は、フロントピラー部PFに配されたフロントピラーガーニッシュとリアピラー部PRに配されたリアピラーガーニッシュとの間にわたって配されたルーフサイドレール部Rのルーフヘッドライニングにより覆われる。ルーフサイドレール部Rは、その前端部及び後端部が上方に湾曲する非直線形状をなしており、前記長縁部3は、取付時においてルーフサイドレール部Rに一致した非直線形状となる。前記長縁部3の上端縁に設けられた取付片部7はルーフサイドレール部Rの取付部位に対応して形成されており、図示せぬ取付ボルトやナット等の固着手段を介して取り付けられる。
【0027】
本実施形態では、リアピラー部PRの近傍とフロントピラー部PFの近傍との前後に前記膨張部4,5が配され、車両のセンターピラー部PCに対応する部位に前記非膨張部6が配される。前記膨張部4の前端下部とフロントピラー部PFの下部とはストラップ9を介して繋がれている。同ストラップ9はフロントピラー部PFのフロントピラーガーニッシュ内に収容される。リアピラー部PRの下部に前記インフレータが配されている。
【0028】
なお、収容時におけるエアバッグ1の折り畳み形態は特に限定されるものではなく、例えば渦巻き状に巻き込んで折り畳まれてもよいが、本実施形態では上下方向に向けて互い違いに重なり合わせた蛇腹状に圧縮した状態で折り畳まれる。
また、エアバッグ1の組込手順や取付方法は従来と格別に変わるところはない。
【0029】
図示例によるエアバッグ1は、乗員対向側基布10と窓対向側基布11とからなる織布から構成されている。これらの対向基布10,11は、その中心部が連結された一枚の布材からなる。このエアバッグ1は一枚の布材から構成されているため、縫合工程における作業工数が短縮できる。前記対向基布10,11は、例えば315デニールのナイロン66糸を用いた目付200g/m2 の一枚の織布から構成されており、ゴム、シリコン系樹脂等の樹脂が、表面にコーティングされている。
【0030】
前記乗員対向基布10の中間部は、前記窓対向基布11の一部を含んで略矩形状に裁断されており、それらの対向基布10,11の外周縁部12が前記ガス導入口2を残して縫製されて袋状に一体化されている。この窓対向基布11の中間部分は一枚の偏平板状の布材から構成され、前記非膨張部6とされている。前記長縁部3のガス導入口2の内周面には、筒状のインナチューブ13が前記非膨張部6の付近まで延設されている。このインナチューブ13は、前記対向基布10,11と同じ材質を使用して袋織りにより形成されており、ガス圧に耐えうる十分な強度を付与している。インナチューブ13に前記インフレータからの高圧縮ガスに対する耐熱性を確保するため、ゴム、シリコン系樹脂等の樹脂を含有させることもできる。
【0031】
本実施形態にあっては、対向基布10,11の中心部が連結して一体となった一枚の布材からなっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば対向基布が独立した二枚の布材からなり、その外周縁部を互いに縫着して一体化してもよい。また、対向基布10,11の外周縁部を縫合する代わりに接着剤などにより固着してもよいことは勿論である。
【0032】
ところで、エアバッグの膨張部を、前記フロントピラーガーニッシュが前記ルーフヘッドライニングの車体前方向の端縁に屈曲して接合される接合部分に跨がって収容すると、蛇腹状に折り畳まれて収容されるエアバッグは、前記接合部分において屈曲する。この接合部分の収納容積には限度があり、エアバッグの端部が嵩張ってしまい収容しきれなかったり、或いは煩雑な作業工程が増えて取付作業が円滑に行えず、作業効率を低下させるばかりでなく、作業のコスト高を招くことになる。また、エアバッグに導入されるガス圧が前記接合部分において一旦止められて前記フロントピラーガーニッシュ側での膨張が遅れやすくなり、エアバッグの膨張展開が不均衡になる。このような状態に対処するため、前記接合部分を外して前記ルーフヘッドライニング内に収容すると、エアバッグの膨張面を前記フロントピラーガーニッシュ側に向けて拡大させることはできなくなる。従って、サイドドアガラスの車室側内面に対する前後及び上下の広い膨出面を得ようとするエアバッグ装置の機能を十分に発揮させることが肝要である。
【0033】
本発明の最も特徴とするところは、前記非膨張部6に、膨張時と非膨張時における展開位置が前記長縁部3の長手方向に変位可能な位置変更手段を有していることにある。図示例にあっては、前記窓対向基布11の下端縁部に本発明の特徴部の一部を構成する4つの平行なスリット14,…,14が並設されている。これらのスリット14は、膨張時に前記長縁部3の長手方向に向けて拡開するように上下方向に直線状に切欠された切込みによって構成されている。前記非膨張部6が伸縮性に乏しい布帛からなる場合は、前記スリット14を形成することが特に有効である。エアバッグ膨張時において、前記スリット14により前記膨張部4,5の下端部がフロントピラー部PFに向けて長手方向に延設する。
【0034】
前記ストラップ9は膨張展開するエアバッグ1を緊張状態で所望の位置に保持するものであり、非伸縮性であることが望ましい。このストラップ9は、フロントピラー部PFとルーフサイドレール部Rとの接合部分の近傍からフロントピラー部PFの固定部に延びている。この固定部は前記ストラップ9の回動中心Oとなっている。この回動中心Oは、図2に示すように、前記スリット14が拡開したときの前記膨張部4の回動下端位置P1がフロントピラー部PFとルーフサイドレール部Rとの接合部分の近傍にある回動限位置P2よりもフロントピラー部PF側となるように設定することが特に好ましい。なお、ストラップ9の材質、形態などは特に限定されるものではない。
【0035】
図2はエアバッグ1のフル膨張時の展開形態を模式的に示している。いま、車両に所定以上の大きな側突を受けると、その衝撃を感知して図示せぬインフレータからの大量の高圧縮ガスがエアバッグ1内に瞬時に侵入する。高圧縮ガスがエアバッグ1内に導入されると、エアバッグ1の織布に瞬間的に強力な膨張圧がかかり、その力がルーフサイドレール部Rの軟質樹脂製のルーフヘッドライニングに作用する。エアバッグ1の膨張部4,5は、ルーフヘッドライニングの外側部を押し広げながら下方に向けて伸張展開し、ドア窓部の近傍で瞬時に膨張する。
【0036】
エアバッグ1の上端縁部は、上述のように上方に湾曲する非直線形状をなすルーフサイドレール部Rに沿って取り付けられる。エアバッグ1が膨張すると、その上端縁部の長さは一定であるが、エアバッグ1の下端部の全長は前記膨張部4,5の膨張によって短くなり、前記ストラップ9が緊張すると共に、エアバッグ1の下端部にも引っ張り力がかかる。前記ストラップ9に加わる張力により、エアバッグ1の下端部は、前記ストラップ9と一緒にリアピラー部PRとフロントピラー部PFとの前後に緊張するが、前記非膨張部6に前記スリット14が設けられているため、同スリット14を前記ストラップ9の動きと一緒にルーフサイドレール部Rの長手方向に拡開させてエアバッグ1の下端部を動かし、フロントピラー部PFの下方の所望の位置に保持する。
【0037】
こうして、フロントピラー部PFの下方空間を占める展開形態をもって円滑に且つ速やかに展開し、前記膨張部4の膨出面がルーフヘッドライニングの車体前方向の端縁よりも前方に向けて大きく膨張する。前記非膨張部6に前記スリット14を形成することにより、エアバッグ1の展開挙動を安定化させ、エアバッグ1を窓と乗員との間の所望の位置に拡大させて膨張させることができ、エアバッグ1の良好な膨張展開特性を得ることができる。
【0038】
図3を参照すると、本発明に係るエアバッグ1の変形例を示している。なお、同図において上記実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、これらの部材に関する詳細な説明は省略する。図示による変形例は、前記非膨張部6の下端縁部に所望の間隔をもって並設されたスリット14を有している点で上記実施形態と同様であるが、前記非膨張部6の中間部に3つの平行なスリット15,…,15が上下方向に向けて直線状に切欠されている点で上記実施形態とは異なっている。上段の前記スリット15は下段の前記スリット14よりも長く設定されており、前記スリット15の下端部が前記スリット14間に延びている。これらの位置変更手段は切込みによって構成されるため、その形成が容易である。
【0039】
図4は図3に示すエアバッグ1のフル膨張時の展開状態の一例を模式的に示している。この変形例によるエアバッグ1は、上記実施形態に係るエアバッグ1と比べると、前記膨張部4をフロントピラー部PFの下方空間に向けてさらに大きく膨張展開することができる。なお、前記ストラップ9の長さや回動中心、前記スリット14,15の形状、設置位置や設置数などを適当に設定することにより、エアバッグ1の下端部における長手方向の拡張範囲を制御することができる。
【0040】
前記位置変更手段の更に好ましい態様として、高伸縮性を有する布帛から構成することができる。前記非膨張部6が伸縮性をもつ布帛からなる場合は、前記非膨張部6に前記スリット14,15を形成しなくても、エアバッグ1の膨張時に乗員が受ける衝撃を緩和するのに理想的な展開形態が得られる。伸縮性をもつ布帛として、前記非膨張部6の構成糸自体に伸縮性を有するもの、前記非膨張部自体が伸縮性をもつ織物やメリヤスにより構成することができる。伸縮性織物として、その構成糸条である経糸及び緯糸のそれぞれが前記長手方向に自由に伸長する伸縮糸が使われる。メリヤスの場合には、それ自体が伸縮性を有しているため、特に伸縮性糸条を使わなくてもよい。
【0041】
なお、前記位置変更手段を高伸縮性の布帛から構成する場合は、前記非膨張部6を前記乗員対向基布10と窓対向基布11とは別体の一枚の構成布から構成し、その構成布の外周縁部を少なくとも一方の基布の一部領域を裁断した部分に縫製などにより固着一体化することが望ましい。
【0042】
また、前記膨張部4,5の配置位置や設置数などは本実施形態に限定されるものではないが、図示例のように一つの膨張部ではなくルーフサイドレール部Rの長手方向に沿う所望の位置に膨張部4,5を配することにより、窓と乗員との間の上下方向及び前後方向の広い範囲にわたってエアバッグ1の膨張面を拡大することができ、前方座席に着座する乗員及び後部座席に着座する乗員の安全性が充分に確保できる。
【0043】
また、非展開時にはフロントピラー部PFを外してルーフサイドレール部R内にコンパクトに折り畳んで収容し、膨張時にはバッグ容積を増加させることなく乗員の保護範囲を拡大できるため、インフレータからバッグ内に供給されるガスの供給量が小さくなり、所定の膨張圧を得るために高出力のインフレータを使用しなくてもよい。従って、エアバッグ装置全体を大型化することなく、製造コストの増大やエアバッグ装置全体の重量の増大を防止することができる。更に、フロントピラー部PFとルーフサイドレール部Rとの屈曲した接合部分を避けてルーフサイドレール部R内にエアバッグを収容しているため、簡単に且つ円滑に取り付けることができ、作業効率の低下や作業のコスト高を招くことはない。
【0044】
図示例では、エアバッグ1の張力を確保するように非膨張部である5つの結合部16,…,16が前記対向基布10,11の内面同士の一部を密にライン状に固着して形成されている。前記膨張部4,5は、それぞれ結合部16により織布の内面同士を1以上の箇所で局部的に結合されているため、エアバッグ1の前記長縁部3にわたって6つの膨張室8,…,8が形成され、これらの膨張室8間が前記長縁部3及び連通路17を介して連通されている。このため、前記膨張室8は相互に充分な通気性をもつことができるようになり、膨張展開後のエアバッグ1に外圧が働いたとき、同エアバッグ1内の高圧縮ガスを抜気するベントホールを積極的に形成しなくても、乗員が受ける衝撃を緩和するのに適正なクッション性が得られる。
【0045】
前記結合部16の端末部は、円状に取り囲む閉ループ状に形成されており、前記対向基布10,11同士の結合強度を確保している。この結合部16は、前記対向基布10,11の内面同士を局部的に縫合すると共に、シリコン系又はウレタン系の弾性接着剤により覆われている。これらの縫目線は接し合ったり、或いは二重に重ね縫いされ得る。前記結合部16は、前記膨張部4,5の厚みを規制する機能を有すると共に、エアバッグ1を膨張展開させるのに必要なガス量を少なくすることができ、エアバッグ1の膨張開始から完了までの時間を短くすることができる。なお、前記結合部16が、例えば偏平板状に形成されている場合には、上記位置変更手段を設けることができることは勿論である。
【0046】
以上の説明からも明らかなように、本実施形態に係るエアバッグ1は、膨張時にエアバッグ1の展開位置がルーフサイドレール部Rの長手方向に変位できるため、エアバッグ1の膨張時において、フロントピラー部PFによる拘束を受けることがなくなり、エアバッグ1の飛び出しタイミングが遅れることなくエアバッグ1をフロントピラー部PF側に向けて広い範囲にわたって拡大させることができると共に、エアバッグ1の展開挙動を安定化させ、窓と乗員との間の広い範囲に膨出させることができるようになり、乗員を円滑に且つ速やかに緩衝支持することができる。
【0047】
また、エアバッグ1の収容時には、膨張時におけるエアバッグ1の展開位置がルーフサイドレール部Rの長手方向に変位できるため、フロントピラー部PFの設置部位を避けてルーフヘッドライニング内に嵩張らずコンパクトな折り畳み形態をもって収容することができるようになり、折畳み波形や折畳み高さが一定化し、車体に容易に取り付けることができる。乗員の側方空間が大きな部位にコンパクトなエアバッグ1を設置する場合でも、室内の前後及び上下の広い範囲にわたってエアバッグ1の膨出面を充分に確保することができる。
【0048】
なお、上記実施形態や変形例では、前席用膨張部4の前端下部とフロントピラー部PFとがストラップ9を介して連結され、リアピラー部PRにインフレータが配されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば後席用膨張部5の後端下部とリアピラー部PRとをストラップ9を介して連結し、フロントピラー部PFにインフレータを配することもでき、上記実施形態や変形例から当業者が容易に変更可能な技術的な範囲をも当然に包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるエアバッグを模式的に示す正面図である。
【図2】同エアバッグの展開形態の一例を模式的に示す正面図である。
【図3】同エアバッグの変形例を模式的に示す正面図である。
【図4】図3に示すエアバッグの展開形態の一例を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ
2 ガス導入口
3 長縁部
4,5 膨張部
6 非膨張部
7 取付片部
8 膨張室
9 ストラップ
10,11 対向基布
12 外周縁部
13 インナチューブ
14,15 スリット
16 結合部
17 連通路
PC センターピラー部
PF フロントピラー部
PR リアピラー部
R ルーフサイドレール部
Claims (5)
- 織布の内面同士を1以上の箇所で局部的に結合した袋構造を有するエアバッグであって、
車体窓枠の長手方向に沿って取り付けられる筒状の長縁部と、
少なくとも前記長縁部の一部領域に連通し、前記車体窓枠の上下幅方向に延設され、非膨張時には短縁部方向に折り畳まれ、膨張時にその折り畳み形態が解かれて窓を覆うように展開する少なくとも一部に形成される膨張部と、
同膨張部の長手方向に隣接して形成される非膨張部と、
を有してなり、
前記非膨張部は、その膨張時と非膨張時における展開位置が長手方向に変位可能な位置変更手段を有してなることを特徴とするエアバッグ。 - インフレータとは反対側に配される前記膨張部の一端部と車体とを繋ぐストラップを有し、同ストラップが非伸縮性であることを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
- 前記膨張部は前記長縁部に沿って前記非膨張部を介して2以上に区分され、前記非膨張部と各膨張部間とは連続して形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグ。
- 前記非膨張部の前記位置変更手段は、前記膨張部の膨張時に前記長手方向に向けて拡開するスリットからなることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグ。
- 前記非膨張部の前記位置変更手段は、高伸縮性の布帛から構成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグ。
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