JP2004114732A - 突起駆動型の弾性クローラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周方向において一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起7が内周面に形成された係合孔を有しないクローラ本体8と、このクローラ本体8の外周面に所定のパターンで形成されたラグ又はブロック群9と、クローラ本体8の内部に周方向に沿って埋設された抗張体10と、を備えている突起駆動型の弾性クローラにおいて、各駆動突起7の根本部の周方向両側に、その駆動突起7に係合する駆動輪6の駆動曲面12よりも曲率半径が小さい逃げ面13を、根本部の周方向中央側に向けて凹んだ状態で形成する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、突起駆動型の弾性クローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、クローラ式走行装置は建設機械や農業機械用のみならず、レジャー用として、RV車の車輪の代わりに装着して使用するケースが増大しており、かかるクローラ走行装置に使用する弾性クローラとして、駆動輪の駆動力をクローラ本体の内周面に連続的に突設した駆動突起を介して伝達する突起駆動型のものがある。
【0003】
この突起駆動型の弾性クローラは、通常、周方向において一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起が内周面に形成された係合孔を有しないクローラ本体と、このクローラ本体の外周面に所定のパターンで形成されたラグ群と、前記クローラ本体の内部に周方向に沿って埋設された抗張体とから構成されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−129547号公報
【特許文献2】
特開平9−207840号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の突起駆動型の弾性クローラでは、駆動輪の駆動ピンが主として駆動突起の根本部分に係合するようになっているので、特に軟弱地等において、駆動ピンと駆動突起との係脱が繰り返されるうちに泥土等の異物が駆動突起の根本部に付着して堆積し、これによって駆動ピンの駆動突起に対する噛み込みが悪くなって歯飛びが発生することがある。
また、従来の突起駆動型の弾性クローラでは、駆動突起の周方向両側面が平滑に形成されているため、その駆動突起と係合する駆動輪の駆動ピンとの間の摩擦抵抗がそれほど大きくなく、また、走行中に駆動突起と駆動ピンの間に泥や水分が介在したりして、駆動ピンが駆動突起の周方向側面を滑ってしまって歯飛びが発生することがある。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑み、駆動突起に対する異物の堆積を防止できるようにして、歯飛びに伴う走行性能の低下を防止することができる突起駆動型の弾性クローラを提供することを第一の目的とする。
また、本発明は、駆動突起の周方向両側面の摩擦抵抗を増大して、歯飛びに伴う走行性能の低下を防止することができる突起駆動型の弾性クローラを提供することを第二の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、前記した突起駆動型の弾性クローラにおいて、前記各駆動突起の根本部の周方向両側に、その駆動突起に係合する駆動輪の駆動曲面よりも曲率半径が小さい逃げ面が前記根本部の周方向中央側に向けて凹んだ状態で形成されていることを特徴とする。
【0008】
この場合、各駆動突起の根本部の周方向両側に設けられた逃げ面が駆動輪の駆動曲面よりも曲率半径が小さくなっているので、駆動輪の駆動曲面が駆動突起の根本部に係合する際にその根本部との間で常に隙間が形成されることになる。このため、駆動突起の根本部と駆動輪の駆動曲面の間に泥土等の異物が入り込んでも、その異物は駆動突起の根本部に押し付けられることなく外部に排出され、駆動突起の根本部に異物が堆積するのが防止される。
【0009】
また、上記の本発明では、駆動突起の根本部の周方向両側に設けられた前記逃げ面は、当該根本部の周方向中央側に向けて凹んだ状態に形成されているので、その逃げ面を設けた部分においてクローラ本体が薄肉化されず、しかも、クローラ本体の断面内部で応力集中が生じるのが防止され、クローラ本体の耐久性が損なわれることがなく、更に大きい負荷、大トルクにも対応できるものである。
【0010】
更に、本発明は、前記した駆動突起型の弾性クローラにおいて、各駆動突起の周方向両側面の幅方向両端部に、幅方向外側に向かうに従って周方向中央側に傾斜した状態で当該駆動突起の根本部に至る排出面が形成されていることを特徴とする。
この場合、各駆動突起の周方向両側面の幅方向両端部に設けられた排出面が幅方向外側に向かうに従って周方向中央側に傾斜した状態で当該駆動突起の根本部に至っているので、駆動突起の根本部と駆動輪の駆動曲面の間に泥土等の異物が入り込んでも、その異物は排出面の傾斜方向に沿って駆動突起の幅方向外側に排出され、駆動突起の根本部に異物が堆積するのが防止される。
【0011】
また、上記の本発明では、異物の排出機能を有する排出面が駆動突起の四隅に設けられているので、かかる排出面を設けたことによってクローラ本体が薄肉化されることがなく、しかも、クローラ本体の断面内部で応力集中が生じるのが防止され、クローラ本体の耐久性が損なわれることがない。
【0012】
更に、本発明は、前記した突起駆動型の弾性クローラにおいて、前記各駆動突起の周方向両側面に、その駆動突起に係合する駆動輪の駆動曲面に対する滑り止め機能を有する表面処理が施されていることを特徴とする。なお、かかる表面処理は、例えば図9及び図10に示すように、駆動突起の幅方向に延びる凹凸条を多数列設したものでもよいし、シボ加工、エンボス加工及びエッチング加工のような微少な凹凸による粗面を形成するものでもよい。
【0013】
上記の本発明によれば、各駆動突起の周方向両側面に、駆動輪の駆動曲面に対する滑り止め機能を有する表面処理が施されているので、駆動突起の周方向両側面の摩擦抵抗が増大し、駆動輪の駆動曲面が駆動突起の周方向側面を滑って歯飛びが発生するのを有効に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1〜図4は本発明の第一実施形態を示している。
このうち、図1及び図3は第一実施形態に係る弾性クローラ1を示し、図2はこのクローラ1を用いたクローラ式走行装置2を示している。
図2に示すように、この場合のクローラ走行装置2は、いわゆるRV車やハーフトラック等に車輪の代わりとして装着されるもので、駆動力を伝達する上部中央に配置された駆動輪6と、前後一対のアイドラ4,4と、このアイドラ4,4間に列設された複数の転輪5とを備えており、これらの外周に上記弾性クローラ1を巻き掛けることによって構成されている。
【0015】
図1に示すように、本実施形態の弾性クローラ1は、周方向(図1(a)の上下方向)で一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起7が内周面に形成された係合孔を有しないクローラ本体8と、このクローラ本体8の外周面に所定のラグパターンで形成されたラグ群9と、同クローラ本体8の内部に周方向に沿って埋設された抗張体10と、クローラ本体8の内部における抗張体10の外周側に埋設された幅方向補強層11と、を備えている。
【0016】
このうち、クローラ本体8は、ゴム様弾性体によってほぼ一定厚さの無端帯状に形成されており、このクローラ本体8の内周面における幅方向(図1(a)の左右方向)中央部に、当該クローラ本体8と同じ材質のゴム様弾性体からなる前記駆動突起7が突設されている。この駆動突起7は周方向に一定間隔をおいてクローラ本体8の全周に渡って設けられており、この各駆動突起7に後述する駆動輪6の駆動ピン12を係合させることにより、弾性クローラ1を周方向に沿って駆動できるようになっている。
【0017】
クローラ走行装置2の駆動輪6は、クローラ幅方向に一定間隔をおいて同軸心状に一体化された左右一対の円形車輪部6A,6Aを有しており、この両車輪部6A,6Aはその間で駆動突起7を跨いだ状態でクローラ本体8の内面に当接するようになっている(図1(b)参照)。また、その両車輪部6A,6Aの対向面間は周方向で一定間隔おきに並ぶ複数の円柱状の駆動ピン12で連結されており、この各駆動ピン12は駆動突起7に対して一対一の関係で根本部に係合するようになっている。
【0018】
抗張体10は、周方向に沿って延設されたスチールコード等よりなる抗張力コードを並設することによって構成されている。他方、幅方向補強層11は、周方向に対して傾斜した方向にスチールコード等よりなる抗張力コードを並設することによって構成されている。なお、この補強層11は、抗張体10の内周側や、その内周側及び外周側の双方に設けることもできる。また、駆動突起7の内部に、硬質樹脂製又は金属製の補強部材を埋設することにしてもよい。
ラグ群9は、クローラ本体8の幅方向横一文字に延びた多数のラグ9Aよりなり、このラグ9Aは、周方向において各駆動突起7の間に配置されるよう一定間隔おきに設けられている。
【0019】
図3は、第一実施形態に係る弾性クローラ1と駆動輪6の駆動ピン12との係合状態を示す側面図である。この図3に示すように、各駆動突起7は、なだらかな裾野を有するほぼ山形の側面形状に形成されており、前記駆動ピン12とほぼ同じピッチで周方向で一定間隔おきに並ぶようにクローラ本体8の内周面に突設されている。
【0020】
そして、本実施形態の弾性クローラ1は、各駆動突起7の根本部の周方向両側に、泥土等の異物を外部に排出するための逃げ面13を備えている。この逃げ面13は、駆動突起7の幅方向全域に渡りかつ駆動突起7の根本部の周方向中央側に向けて凹んだ状態で形成された溝面よりなり、この溝面は、駆動突起7に係合する駆動輪6側の駆動曲面(本実施形態では駆動ピン12の外周面)よりも曲率半径が小さくなっている。
【0021】
従って、図3に示すように、上記逃げ面13を有する駆動突起7の根本部に駆動輪6の駆動ピン12が係合して駆動力を伝達する際には、その根本部と駆動ピン12の間で常に隙間e(図4参照)が形成されることになる。このため、駆動突起7の根本部と駆動輪6の駆動ピン12の間に泥土等の異物が入り込んでも、その異物は駆動突起7の根本部に押し付けられることなく外部に排出され、これによって駆動突起7の根本部に異物が堆積するのが防止される。
また、本実施形態では、上記逃げ面13が駆動突起7の根本部の周方向中央側に向けて凹んだ状態に形成されているので、逃げ面13を設けた部分においてクローラ本体が薄肉化されず、しかも、クローラ本体の断面内部で応力集中が生じるのが防止され、クローラ本体の耐久性が損なわれることがない。
【0022】
図4は、駆動突起7に設ける逃げ面13の側面形状のバリエーションを示している。このうち、図4(a)に示す駆動突起7では、逃げ面13の上部が駆動突起7の周方向両側の傾斜面7Aに直接連なっており、図4(b)に示す駆動突起7では、逃げ面13の上部が、周方向両側の傾斜面7Aに続いて形成された垂直面7Bに連なっている。
このため、図4(b)に示す駆動突起7の場合には、駆動ピン12が駆動突起7の垂直面7Bに接触することになるので、図4(b)に示す駆動突起7に比べて、駆動ピン12の駆動突起7に対する噛み込みが大きく、より歯飛びが生じ難いという利点がある。
【0023】
一方、図4(c)に示す駆動突起7では、逃げ面13の最深部がその上部よりも周方向内部側に凹んだ状態となるように、当該逃げ面13が駆動突起7の根本部を内部側に抉った形状になっている。かかる形状の逃げ面13を採用した場合には、駆動ピン12の外周面と逃げ面13の間で形成される隙間を可及的に大きくとることができるので、異物の排出効果をより向上することができる。
【0024】
図5〜図8は本発明の第二実施形態を示している。
本実施形態の弾性クローラ1が第一実施形態の弾性クローラ1と異なる点は、泥土等の異物を外部に排出するための排出面15が駆動突起7の四隅に形成されている点にある。
なお、図6〜図8においては、他の面と判別しやすくなるように、排出面15の領域にハッチングが施されている。
【0025】
図6に示すように、この排出面15は、各駆動突起7の周方向両側面の幅方向両端部に配置されており、幅方向外側に向かうに従って周方向中央側に傾斜するように面取り状に形成されている。また、この排出面15は、駆動突起7の高さ方向ほぼ中央部から根本部に至る高さ範囲に形成されている。
従って、本実施形態の弾性クローラ1によれば、駆動突起7の根本部と駆動ピン12の間に泥土等の異物が入り込んでも、その異物は排出面15の傾斜方向に沿って駆動突起7の幅方向外側に排出され、駆動突起7の根本部に異物が堆積するのが防止される。
【0026】
また、排出面15は駆動突起の四隅に設けられているので、かかる排出面15を設けたことによってクローラ本体8が薄肉化されることがなく、しかも、クローラ本体8の断面内部で応力集中が生じるのが防止され、クローラ本体8の耐久性が損なわれることがない。
なお、図7に示すように、上記排出面15は、駆動突起7の高さ方向ほぼ最頂部から根本部に至る高さ範囲に形成することにしてもよい。また、図8に示すうように、単一の駆動突起7に対して前記逃げ面13と排出面15の双方を形成することにしてもよい。
【0027】
図9及び図10は本発明の第三実施形態を示している。
本実施形態の弾性クローラ1が第一実施形態の弾性クローラ1と異なる点は、各駆動突起7の周方向両側面に、その駆動突起7に係合する駆動ピン12に対する滑り止め機能を有する表面処理16が施されている点にある。
図9に示すように、本実施形態の表面処理16は、駆動突起7の幅方向に延びる凹状又は凸条17を、当該駆動突起7の根本部から上部に渡って多数列設することによって構成されている。
【0028】
従って、本実施形態の弾性クローラ1によれば、上記の滑り止め機能を有する表面処理16によって駆動突起7の周方向両側面の摩擦抵抗が増大するので、駆動輪6の駆動ピン12が駆動突起7の周方向側面を滑って歯飛びが発生するのを有効に防止することができる。
なお、かかる滑り止め機能を有する表面処理16としては、シボ加工、エンボス加工及びエッチング加工のような微少な凹凸による粗面を形成する処理を採用することもできる。
【0029】
また、図10に示すように、単一の駆動突起7に対して前記逃げ面13と表面処理16の双方を形成することにしてもよい。
なお、本発明は前記した各実施形態に限定されるものではない。
例えば、各図のラグ群9のパターンは、クローラ本体8の幅方向横一文字のものを例示しているが、これに限定するものではなく、ブロックタイプのものを採用することもできる。
【0030】
更に、上記の各実施形態では、駆動輪6からクローラ本体8への駆動力伝達方式は駆動ピンタイプを例示しているが、これに限定するものではなく、例えば図11に示すように、スプロケット歯18が駆動突起7に係合するスプロケットタイプを採用することもできる。なお、図11において、駆動突起7の逃げ面13の曲率半径R1は、スプロケット歯18の先端部分(駆動突起7に対する駆動曲面)の曲率半径R2よりも小さくなっている。
また、駆動突起7とクローラ本体8のゴムは、同一材質に限らず、それぞれ違った材質のものを採用することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、駆動突起に対する異物の堆積を防止できるので、歯飛びに伴う走行性能の低下を防止することができる。
また、本発明によれば、駆動突起の周方向両側面の摩擦抵抗を増大することができるので、歯飛びに伴う走行性能の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第一実施形態の弾性クローラを内周側から見た平面図であり、(b)は同クローラを各駆動突起間の部分で切断した場合の横断面図である。
【図2】第一実施形態の弾性クローラを装着したクローラ式走行装置の側面図である。
【図3】第一実施形態の弾性クローラと駆動ピンとの係合状態を示す側面図である。
【図4】逃げ面の側面形状のバリエーションを示すための駆動突起の側面図である。
【図5】第二実施形態の弾性クローラと駆動ピンとの係合状態を示す側面図である。
【図6】(a)は排出面を有する駆動突起の側面図であり、(b)は同駆動突起の平面図である。
【図7】(a)は排出面を有する他の駆動突起の側面図であり、(b)は同駆動突起の平面図である。
【図8】逃げ面と排出面の双方を有する駆動突起の側面図である。
【図9】第三実施形態の弾性クローラと駆動ピンとの係合状態を示す側面図である。
【図10】第三実施形態の弾性クローラと駆動ピンとの係合状態を示す側面図である。
【図11】スプロケット歯と駆動突起の係合状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 弾性クローラ
2 クローラ走行装置
4 アイドラ
5 転輪
6 駆動輪
7 駆動突起
8 クローラ本体
9 ラグ群
10 抗張体
11 幅方向補強層
12 駆動ピン(駆動曲面)
13 逃げ面
15 排出面
16 表面処理
Claims (3)
- 周方向において一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起(7)が内周面に形成された係合孔を有しないクローラ本体(8)と、このクローラ本体(8)の外周面に所定のパターンで形成されたラグ又はブロック群(9)と、前記クローラ本体(8)の内部に周方向に沿って埋設された抗張体(10)と、を備えている突起駆動型の弾性クローラにおいて、
前記各駆動突起(7)の根本部の周方向両側に、その駆動突起(7)に係合する駆動輪(6)の駆動曲面(12)よりも曲率半径が小さい逃げ面(13)が前記根本部の周方向中央側に向けて凹んだ状態で形成されていることを特徴とする突起駆動型の弾性クローラ。 - 周方向において一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起(7)が内周面に形成された係合孔を有しないクローラ本体(8)と、このクローラ本体(8)の外周面に所定のパターンで形成されたラグ又はブロック群(9)と、前記クローラ本体(8)の内部に周方向に沿って埋設された抗張体(10)と、を備えている突起駆動型の弾性クローラにおいて、
前記各駆動突起(7)の周方向両側面の幅方向両端部に、幅方向外側に向かうに従って周方向中央側に傾斜した状態で当該駆動突起(7)の根本部に至る排出面(15)が形成されていることを特徴とする駆動突起型の弾性クローラ。 - 周方向において一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起(7)が内周面に形成された係合孔を有しないクローラ本体(8)と、このクローラ本体(8)の外周面に所定のパターンで形成されたラグ又はブロック群(9)と、前記クローラ本体(8)の内部に周方向に沿って埋設された抗張体(10)と、を備えている突起駆動型の弾性クローラにおいて、
前記各駆動突起(7)の周方向両側面に、その駆動突起(7)に係合する駆動輪(6)の駆動曲面(12)に対する滑り止め機能を有する表面処理(16)が施されていることを特徴とする駆動突起型の弾性クローラ。
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