JP2004114109A - スポット溶接用電極チップの交換方法及び交換装置 - Google Patents

スポット溶接用電極チップの交換方法及び交換装置 Download PDF

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Hisaaki Kaide
海出 久明
Takumi Nihonmatsu
二本松 巧
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Abstract

【課題】駆動手段を別途付加する必要がなく、電極チップの自動交換動作を簡略化する。
【解決手段】スポット溶接ガンのシャンク部に着脱可能に取り付けられた電極チップを交換する方法で、要交換電極チップ11を案内部104に位置させることにより係止カム108に外接させ、要交換電極チップ11を回転させて係止カム108ところがり接触により回転させることにより係止させた状態で引き抜いた後、交換用電極チップ21のホルダ206にシャンク部を移動させ、交換用電極チップ21をシャンク部に取り付ける動作に連動して要交換電極チップ11の係止状態を解除するように係止カム108を回転させる。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポット溶接ガンの取付部に着脱可能に取り付けられるスポット溶接用電極チップの交換方法及び交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スポット溶接は、ロボットアームなどに連結されたスポット溶接ガンのシャンク部に一対の通電可能な電極チップを対向配置し、これら一対の電極チップで溶接されるワークを挟み込んだ状態で大電流を集中して流し、この抵抗熱により局部的に加熱し、加圧しながら行う、所謂抵抗溶接である。
【0003】
上記電極チップは使用するに従って徐々に摩耗してくるため、必要に応じて電極チップの先端形状を整えるためのドレス研磨を行うが、最終的には新たな電極チップに交換される。
【0004】
この電極チップの交換は、作業者がパイプレンチなどの工具を用いて手作業で行われている。ところが、この手作業による交換は、溶接ロボットの稼動開始前の点検時などに行われるが、手作業によるために作業に手間取るとその後の稼動開始時期が遅れ、生産性低下の原因ともなる。
【0005】
そこで、電極チップの交換を自動化するために、古い電極チップをスポット溶接ガンから引き抜く作業と、新たな電極チップを取り付ける作業とを溶接ロボットにより自動で行える装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−144284号公報(図1)
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報記載の構成では、クランプ板をエアシリンダなどの駆動手段を用いてスライドさせることにより古い電極チップを挟持する機構のため、駆動手段や駆動手段を制御する手段が別途必要となり高コスト化を招くと共に、スライド駆動を許容するための動作領域を確保するために装置が大型化するなどの弊害をもたらす。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、駆動手段を別途付加する必要がなく安価かつ小型な構成とし、電極チップの自動交換動作を簡略化できるスポット溶接用電極チップの交換方法及び交換装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明のスポット溶接用電極チップの交換方法は、スポット溶接ガン(60)の取付部(12)に着脱可能に取り付けられた電極チップ(11)の交換方法であって、前記スポット溶接ガン(60)の取付部(12)の電極チップ(11)を案内部(104)に位置させることによりカム部材(108)に外接させ、前記電極チップ(11)を回転させて前記カム部材(108)ところがり回転させることにより当該電極チップ(11)を係止させ、前記電極チップ(11)を係止させた状態で前記取付部(12)から電極チップ(11)を引き抜いた後、新たな電極チップ(21)の取付位置に前記取付部(12)を移動させ、前記新たな電極チップ(21)を前記取付部(12)に取り付ける動作に連動して前記電極チップ(11)の係止状態を解除するように前記カム部材(108)を回転させる。
【0009】
また、好ましくは、前記係止状態が解除された電極チップ(11−1)は、次に交換する電極チップ(11−2)が前記案内部(104)に挿入されることにより当該案内部(104)から押し出されて回収される。
【0010】
本発明のスポット溶接用電極チップの交換装置は、スポット溶接ガン(60)の取付部(12)に着脱可能に取り付けられた電極チップ(11)の交換装置(10)であって、前記スポット溶接ガン(60)の取付部(12)の電極チップ(11)に外接し、当該電極チップ(11)ところがり回転することにより当該電極チップ(11)を係止するカム部材(108)と、前記スポット溶接ガン(60)の取付部(12)の電極チップ(11)を前記カム部材(108)に外接する位置に案内する案内部(104)と、新たに取り付けられる電極チップ(21)を供給する供給部(206)と、前記電極チップ(21)を係止させた状態で前記取付部(12)から電極チップ(11)を引き抜いた後、新たな電極チップ(21)を前記取付部(12)に取り付ける動作に連動して前記電極チップ(11)の係止状態を解除するように前記カム部材(108)を回転させる操作部(114,210)とを具備する。
【0011】
また、好ましくは、前記操作部(114,210,213)は、前記新たな電極チップ(21)の取り付け時に前記供給部(206)を上下動させる可動部材(213,219)と、当該可動部材(213,219)の下方向への動作を前記カム部材(108)の回転動作に変換して伝達するリンク部材(114,210)とを有する。
【0012】
また、好ましくは、前記可動部材(213)は、前記新たな電極チップ(21)を取り付けた後、前記供給部(206)を上方向に動作させる重量部(219)を有する。
【0013】
【発明の効果】
以上説明のように、請求項1の発明によれば、スポット溶接ガンの取付部の電極チップを案内部に位置させることによりカム部材に外接させ、電極チップを回転させてカム部材ところがり回転させることにより電極チップを係止させ、電極チップを係止させた状態で取付部から電極チップを引き抜いた後、新たな電極チップの取付位置に取付部を移動させ、新たな電極チップを取付部に取り付ける動作に連動して電極チップの係止状態を解除するようにカム部材を回転させることにより、電極チップの自動交換動作を簡略化できる。
【0014】
請求項2の発明によれば、係止状態が解除された電極チップは、次に交換する電極チップが案内部に挿入されることにより案内部から押し出されて回収されることにより、簡単な動作で電極チップを確実に回収できる。
【0015】
請求項3の発明によれば、スポット溶接ガンの取付部の電極チップに外接し、電極チップところがり回転することにより電極チップを係止するカム部材と、スポット溶接ガンの取付部の電極チップを前記カム部材に外接する位置に案内する案内部と、新たに取り付けられる電極チップを供給する供給部と、電極チップを係止させた状態で取付部から電極チップを引き抜いた後、新たな電極チップを取付部に取り付ける動作に連動して電極チップの係止状態を解除するようにカム部材を回転させる操作部とを具備することにより、駆動手段を別途付加する必要がなく安価かつ小型な構成にできる。
【0016】
請求項4の発明によれば、操作部は、新たな電極チップの取り付け時に供給部を上下動させる可動部材と、可動部材の下方向への動作をカム部材の回転動作に変換して伝達するリンク部材とを有することにより、簡単な構成で可動部材の下方向への動作をカム部材の回転動作に変換して伝達できる。
【0017】
請求項5の発明によれば、可動部材は、新たな電極チップを取り付けた後、供給部を上方向に動作させる重量部を有することにより、簡単な構成で供給部を上方向に作動させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【0020】
[スポット溶接用電極チップの交換装置]
図1は、本発明に係る実施形態のスポット溶接用電極チップの交換装置(以下、交換装置という)を示す側面図である。図2は、図1を矢視S1方向から見た図であり、図1に示す交換装置の一構成要素である電極チップを取り外すための電極チップ係止機構を示す側面図である。図3は、図1を矢視S2方向から見た図であり、図1に示す交換装置の構成要素である電極チップ係止機構と電極チップ供給機構とを示す図である。図4は、電極チップ長さを検出するための電極チップ長検出装置の側面図である。
【0021】
図1乃至図3において、交換装置10は、後述するスポット溶接ロボットと共に工場内に設置され、基台テーブル1上に配置された電極チップ係止機構100と電極チップ供給機構200とを備える。
【0022】
電極チップ供給機構200は、交換用の新たな電極チップ21(以下、交換用電極チップ)を複数個(例えば、10個程度)収容する電極チップ収容部201と、この電極チップ収容部201から交換用電極チップ21が1個ずつ供給される電極チップ供給部202とを有する。
【0023】
電極チップ収容部201は、中空円筒状で両端部が開口したパイプ部材203と、このパイプ部材203をブラケット204により保持する保持部材205とを有し、保持部材205は、パイプ部材203の開口する一端部(下端部)203aが他端部(上端部)203bより下方に位置するように傾斜(例えば、基台テーブル1に対して45°の角度)した状態で保持し、パイプ部材の内部に収容された電極チップがその自重により一端部(下端部)の開口から滑り出るように構成されている。
【0024】
また、パイプ部材203の他端部203bには、パイプ部材203を斜め上方に延設する延設パイプ203cが内部で連通するように連結され、パイプ部材203及び延設パイプ203cの内部は、交換用電極チップ21の直径より大きな径を持つように構成されている。延設パイプ203cは交換用電極チップをスポット溶接ロボットの動作領域外から補充できるように延設されている。
【0025】
パイプ部材203の下端部203a近傍には、パイプ部材203から滑り出た交換用電極チップ21を1個ずつ保持する電極チップホルダ206が設けられている。この電極チップホルダ206は、ホルダ基板207上に交換用電極チップ21を1個ずつ垂直に保持するためのホルダ穴208を形成するホルダブロック209と、後述する連動カム210が取り付けられている。
【0026】
電極チップホルダ206は、基台テーブル1の下面から下方に延びるガイド機構211及びガイド軸212により基台テーブル1に対して上下方向に移動可能に構成されている。
【0027】
ガイド機構211は、基台テーブル1の下面に下方に延びるように取り付けられたガイドレール213と、このガイドレール213下端から側方に延びるように取り付けられたガイドアーム214と、電極チップホルダ206の下面に下方に延びるように取り付けられてガイドレール213に摺動可能に係合するガイド部材215とを有する。また、ガイド軸212は、電極チップホルダ206の下面に下方に延びるように取り付けられ、ガイドアーム214に形成されたガイド孔216に摺動可能に挿通される。
【0028】
また、電極チップホルダ206のホルダ穴208には、その底面からの突出量が調整可能なピン部材217がホルダ基板207を上下方向に貫通するように螺合され、このピン部材217の突出量によりスポット溶接ガンへの取り付けに適合するようにホルダ穴208での交換用電極チップ21の高さが調整される。
【0029】
電極チップホルダ206は、スポット溶接ガンの電極チップが取り付けられるシャンク部に交換用電極チップ21を取り付ける時に印加される下方への押圧力により下降し、その下降範囲はガイド軸212に設けられたストッパ218により適正な量に規制されている。
【0030】
また、電極チップホルダ206は、スポット溶接ガンのシャンク部への交換用電極チップ21の取り付けが完了し、その押圧力が解かれた時に、重量物としてのウエイト219の重力を利用したてこの作用により上昇する。このてこの作用は、ブラケット220の中央部付近を支持部材221及び支点ボルト222により回動自在に軸支し、ブラケット220の一端部220aをガイド部材215の下端部に設けたガイドローラ223に当接させると共に、ブラケット220の他端部220bにウエイト219を吊り下げて構成することにより達成される。
【0031】
電極チップ係止機構100は、スポット溶接ガンのシャンク部に取り付けられた交換が必要な電極チップ11(以下、要交換電極チップともいう)を係止位置に案内する案内ホルダ101と、この案内ホルダ101に配置された要電極チップ11の外周面に当接して要電極チップ11を軸まわりに回転させることにより転がり接触して回転するカム部材102と、スポット溶接ガンのシャンク部から取り外された要交換電極チップ11を回収する回収パイプ103とを有する。
【0032】
案内ホルダ101は、要交換電極チップ11を係止する係止孔104が形成され、この係止孔104は回収パイプ103に連通している。
【0033】
回収パイプ103の下端部103aには、回収パイプ103を下方に延設する延設パイプ105が内部で連通するように連結されている。延設パイプ105は要交換電極チップ11をスポット溶接ロボットの動作領域外まで搬送できるように延設されている。
【0034】
また、案内ホルダ101上面には誘導ホルダ106が取り付けられ、この誘導ホルダ106には係止孔104に連通し、要交換電極チップ11を係止位置に誘い込む誘導孔107が形成されている。
【0035】
また、案内ホルダ101における係止孔104の側部には基台テーブル1との間に所定の隙間(凹部)Cが形成されており、この隙間Cは係止孔104の一側面104aを開口する位置まで形成されている。
【0036】
そして、この隙間Cには、上方の案内ホルダ101に重なり合うように係止カム108が配置されている。この係止カム108は、カラー109及びベアリング110を介して支点ボルト111を軸支点として誘導ホルダ106及び案内ホルダ101と基台テーブル1との間で回動自在に軸支されている。
【0037】
係止カム108は、支点ボルト111を基準として略楕円形状又は偏心した形状に形成され、そのカムプロフィール108aが案内ホルダ101の係止孔104内に露出するように軸支されている。この係止孔104内に露出するカムプロフィール108aは、歯車の歯などのように凹凸状に形成される一方、係止カムは鉄、電極チップは銅で構成されているため、要交換電極チップ11の側面部に食い込んで滑りにくく転がり接触して回転しやすい構成となっている。
【0038】
係止カム108は、案内ホルダ101に配置された要電極チップ11をホルダ内周面との間に挟むようにして要電極チップ11を移動不能にクランプする。
【0039】
係止カム108はカムボディ112の一端部に連結され、支点ボルト111を支点としてカムボディ112と一体的に回転する。カムボディ112の他端部には、基台テーブル1上で転がり接触して回転するテーブルローラ113と、係止カム108による要交換電極チップ11の係止状態を解除するときに上記連動カム210のカムプロフィール210aに当接する連動ローラ114とが回転自在に設けられている。
【0040】
係止カム108及びカムボディ112は、係止カム108が要交換電極チップ11を係止する係止状態とこの係止状態を解除する解除状態との間で支点ボルト111を中心として回転することにより変位する。
【0041】
解除状態から係止状態への変位は、要交換電極チップ11の自軸まわりの回転に連動して転がり接触により回転することで達成され、係止状態から解除状態への変位は、連動ローラ114と連動カム210のカムプロフィール210aとが当接した状態で電極チップホルダ206が下降することで達成される。また、解除状態から係止状態へ移行するときには、連動カム210は上方に位置しているため、連動ローラ114は連動カム210と干渉せずに変位し、確実に係止される。
【0042】
即ち、連動カム210のカムプロフィール210aは、その上端から下端に亘って連動ローラ114から遠ざかるように傾斜して形成され、電極チップホルダ206の下降に連動して連動ローラ114がカムプロフィール210aの下端から上端に沿って転がり接触して回転することにより、係止カム108及びカムボディ112は支点ボルト111を中心に図3の紙面に向かって左回りRLに変位する。この解除状態への回転変位量は位置決め部材115により規定され、カムボディ112が位置決め部材115に当接する位置までの範囲に規制される。また、カムボディ112には、位置決め部材115とカムボディ112とに亘って引張コイルスプリング116が設けられ、係止カム108及びカムボディ112が常に解除状態への回転方向RLに向けて付勢されている。
【0043】
案内ホルダ101と誘導ホルダ106とは支点ボルト111及び固定ボルト117により相対回転しないように一体的に固定され、係止孔104内で要交換電極チップ11が係止カム108と転がり接触して回転するときに、支点ボルト111を中心として回転しないようにストッパ118で規制されている。これにより、係止カム108及びカムボディ112のみが支点ボルト111を中心として回転するように構成されている。
【0044】
図4に示すように、電極チップ長検出装置150は、基台テーブル1上に設けられたガイドレール151と、このガイドレール151に沿って摺動するガイドプレート152と、このガイドプレート152を上方に付勢するエアシリンダ153と、ガイドプレート152の近接を検知する近接スイッチ154とを備える。
【0045】
近接スイッチ154はガイドプレート152の上位に下方に向くように設けられ、ごみなどの付着による誤検出を防止する構造となっている。エアシリンダ153はガイドプレート152の無負荷時にガイドプレート152が近接スイッチ154に近接又は当接するように下方から上方に付勢し、エアシリンダ153の付勢力はレギュレータ155により調整される。エアシリンダ153はガイドプレート152を押し上げるためにエアを使用しているが、加圧方向への使用でエアを排出することはないのでガイドプレート152を駆動するための動力源とはなっていない。また、ガイドプレート152のクッション性を高めるために、レギュレータ155で加圧力が弱くなるように調整される。
【0046】
近接スイッチ154は、ガイドプレート152と近接又は当接した位置でオン、離間するとオフを出力し、電極チップ12の使用限界長で近接スイッチ154がオンを出力するように構成されている。尚、使用限界長は、研磨処理による研磨量を見込んだ長さに設定される。
【0047】
従って、スポット溶接ガンに取り付けられた電極チップ12をガイドプレート152上面に押し当てた時に、近接スイッチ154がオンからオフに切り換わったならば電極チップ長は正常値、オンのままの場合には電極チップ長が使用限界長より短いため研磨又は交換が必要と判断される。
【0048】
上記電極チップ長検出装置150を用いることにより、電極チップの使用限界長を定量化でき、目視などによる交換時期のバラツキを無くしてコストを低減することができる。
【0049】
尚、近接スイッチ154に代えて、光ビームなどを用いた光電検出器を適用してもよい。
【0050】
[電極チップの取り外し]
図5(a)〜(c)は、係止カムにより要交換電極チップを係止してシャンク部から取り外すときの要交換電極チップと係止カムとの位置関係を示す模式図である。
【0051】
図5(a)〜(c)において、要交換電極チップの中心軸と係止カムの軸支点との間の軸間距離をC、要交換電極チップの半径をD1、要交換電極チップとの接点から係止カムの軸支点までの距離をD2又はD2’(D2<D2’)とすると、図5(a)の解除状態(C=D1+D2)から要交換電極チップ11をロボットにより自軸まわりに右回転させると、要交換電極チップ11(原節)と係止カム108(従節)とが円筒摩擦車の関係となって転がり接触しながら互いに反対方向に回転し、接点が移動して軸間距離C(<D1+D2’)が長くなっていき、要交換電極チップ11と係止カム108とが食い込み(図5(b))、やがて停止する(図5(c))。
【0052】
また、図5(b)から図5(c)までの間においては、要交換電極チップ11を回転させると共に、スポット溶接ガンを抜き方向に約0.5〜1mm上昇させるようにロボットはティーチングされている。
【0053】
また、上記要交換電極チップ11と係止カム108との位置関係を要交換電極チップ11のシャンク部に対する取付力Aと電極チップの回転を停止させる力(係止力)Bとの関係で説明すると、図5(a)のように取付力Aが係止力Bより大きい状態(A>B)から、要交換電極チップ11と係止カム108とが転がり接触して回転することで軸間距離Cが長くなっていき、図5(b)において取付力Aと係止力Bとが等しい状態(A=B)を経て、図5(c)のように取付力Aより係止力Bがより大きい係止状態(A<B)となる。
【0054】
この係止状態でスポット溶接ガンを上昇させることにより、要交換電極チップ11はシャンク部から引き抜かれ、取り外される。
【0055】
[電極の取り付け及び回収]
図6及び図7は、交換用電極チップを取り付けるときの電極チップ供給機構と電極チップ係止機構の連動を示す模式図であり、各図とも(a)は側面図、(b)は平面図で、図1乃至図3に示す部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付して示している。
【0056】
電極チップホルダ206が交換用電極チップ21を保持して上昇位置にあると共に、係止カム108は係止状態を維持している状態(図6)から、スポット溶接ガンのシャンク部12が交換用電極チップ21に差し込まれて電極チップホルダ206がストッパに当接するまで下降し、この下降により連動カム210がカムボディ112を係止状態から解除状態に変位させ、係止カム108による要交換電極チップ11の係止が解かれる(図7)。
【0057】
図8及び図9は、係止された要交換電極チップを回収するときの電極チップ係止機構の動作を示す模式図であり、各図とも(a)は側面図、(b)は平面図で、図1乃至図3に示す部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付して示している。
【0058】
図8のごとく係止カム108による要交換電極チップ11の係止が解かれたとしても、要交換電極チップ11と係止カム108とは当接した状態にあるため、要交換電極チップ11は案内ホルダ101内に保持された状態を維持する。
【0059】
この状態で次の要交換電極チップ11−2が案内ホルダ101内に挿入されると(図8)、残った要交換電極チップ11−1は押し出されて落下し、回収パイプ103を通って不図示の回収箱に回収される(図9)。
【0060】
[電極チップの供給]
図10(a)〜(d)は、交換用電極チップを電極チップホルダに供給するときの電極チップ供給機構の動作を示す模式図であり、図1乃至図3に示す部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付して示している。
【0061】
電極チップホルダ206が上昇位置にあるときには(図10(a))、パイプ部材203内の次の交換用電極チップ21−2はホルダ206内に保持された交換用電極チップ21−1に当接しているため滑り出ないで止まっている。
【0062】
次に、交換用電極チップ21−1が取り付けられることにより、電極チップホルダ206が下降したときには(図10(b))、パイプ部材203内の次の交換用電極チップ21−2はシャンク部12に当接するため滑り出ないで止まっている。
【0063】
更に、電極チップホルダ206内の交換用電極チップ21−1がシャンク部12に取り付けられた後(図10(c))、シャンク部12による下方向の力が解かれて電極チップホルダ206はウェイトにより上昇すると同時に、ホルダ206内から交換用電極チップ21−1が取り除かれるため、パイプ部材203内の交換用電極チップ21−2が自重により滑り出てホルダ206内に供給される。
【0064】
[スポット溶接用電極チップの交換方法]
次に、本発明に係る実施形態のスポット溶接用電極チップの交換方法について説明する。
【0065】
図11は、本発明に係る実施形態のスポット溶接用電極チップの交換方法を示すフローチャートである。
【0066】
図11において、処理開始後、ステップS1では、電極チップ及びシャンク部内に循環させている冷却水の供給を停止する。この冷却水の供給及び停止は、後述するスポット溶接ロボットのロボット制御部からの出力信号を用いて行われ、冷却水が停止されると冷却水通路内部は真空状態となって電極チップを取り外してもシャンク部から水は漏れない構造となっている。
【0067】
ステップS2では、図4で説明した電極チップ長検出装置150により電極チップ長を検出する。
【0068】
ステップS2において、電極チップ長が使用限界長より大きいならば(近接スイッチがオンからオフ)、ステップS9に移行して研磨処理を行い、ステップS7で冷却水の供給を再開する。
【0069】
また、ステップS2において、電極チップ長が使用限界長より小さいならば(近接センサがオンのまま)、ステップS3に移行して図5で説明した電極チップの取り外し動作を実行し、更に、ステップS4で電極チップ長検出装置により電極チップが取り外されたか否かを判定する。
【0070】
ステップS4において、電極チップが取り外されたならば近接スイッチはオンのままなので、ステップS5に移行して図6及び図7で説明した電極チップの取り付け動作を実行する。
【0071】
また、ステップS4において、電極チップが取り外されていないならば近接スイッチはオンからオフとなるが、この場合には何らかの異常があるためステップS10〜S14までの異常復帰処理を実行する。
【0072】
即ち、ステップS10に移行して異常警報を発すると共にロボットを停止し、ステップS11で不具合を検証し、ステップS12でロボットを初期化させ、ステップS13でマニュアルモードとし、ステップS14で不具合を修正した後、ステップS1にリターンして最初から動作を再開する。
【0073】
ステップS6では、電極チップ長検出装置により電極チップが取り付けられたか否かを判定する。
【0074】
ステップS6において、電極チップが取り付けられているならば近接スイッチがオンからオフとなるので、ステップS7に移行して冷却水の供給を再開する。
【0075】
また、ステップS6において、電極チップが取り付けられていないならば近接スイッチはオンのままなので、ステップS10に移行して上記異常復帰処理を実行する。
[スポット溶接ガンの適用例]
図12は、本発明に係る実施形態に適用されるスポット溶接ロボットの概略図である。図13は、本発明に係る実施形態に適用されるスポット溶接ガンを示す図である。
【0076】
図12に示すように、スポット溶接ロボット50は、ベース51に対してZ軸まわりに回転する回転アーム52と、この回転アーム52に対してY軸まわりに揺動する第1アーム53と、第1アーム53に対してY軸まわりに揺動すると共に、自軸まわりに回転する第2アーム54と、第2アーム54に対してY軸まわりに揺動すると共に、Z軸まわりに回転する第3アーム55とを備え、この第3アーム55の先端部にスポット溶接ガンGが取り付けられる多関節ロボットである。
【0077】
第3アーム55をZ軸まわりに回転させることにより、スポット溶接ガンGに取り付けられた電極チップを自軸まわりに回転させる。
【0078】
スポット溶接ロボット50の各アーム、モータ、アクチュエータなどの動作は、予めティーチングされて動力/制御ケーブル56を介してロボット制御部57がコントロールする。
【0079】
スポット溶接ガンGは、図13(a)のように電極チップ61に対して受け側の電極がないスタット型60、図13(b)、(c)のように電極チップ71,81に対向して受け側の電極72,82が配置されたC型70やX型80などが適用される。
【0080】
スタット型の溶接ガン60は、ワークの一面のみから溶接する場合に適している。
【0081】
C型の溶接ガン70は、電極チップ71と受け側電極72とが同一軸上に配置され、シャンク部12を上下動させるアクチュエータ73とを備え、車体のルーフやフロアパネルなどのワークを挟み込んで溶接する場合に適している。
【0082】
また、X型の溶接ガン80は、電極チップ81と受け側電極82とが外方に傾斜して各軸心がX字状に交差するように配置され、シャンク部12を支点83まわりに揺動させるアクチュエータ84を備え、車体のルーフやフロアパネルなどのワークを挟み込むと同時に、C型の溶接ガンでは届かない箇所を溶接する場合に適している。
【0083】
上記実施形態の交換装置によれば、エア圧や油圧を必要とせずに電極チップの係止や解除が可能となるため、安価かつ小型な構成にできる。
【0084】
また、生産ラインを停止せずに電極チップを自動交換できるため、生産や作業効率を向上できる。
【0085】
また、電極チップの交換を生産ラインの稼動開始前に行えば更に作業効率や管理効率が向上できる。
【0086】
尚、図11に示すフローチャートに対応する交換方法を実行するためのコンピュータプログラムや当該プログラムコードが格納された記憶媒体を、コンピュータに供給して、当該コンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して、上記実施形態の処理を実行するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のスポット溶接用電極チップの交換装置を示す側面図である。
【図2】図1を矢視S1方向から見た図であり、図1に示す交換装置の一構成要素である電極チップを取り外すための電極チップ係止機構を示す側面図である。
【図3】図1を矢視S2方向から見た図であり、図1に示す交換装置の構成要素である電極チップ係止機構と電極チップ供給機構とを示す図である。
【図4】電極チップ長さを検出するための電極チップ長検出装置の側面図である。
【図5】係止カムにより要交換電極チップを係止してシャンク部から取り外すときの要交換電極チップと係止カムとの位置関係を示す模式図である。
【図6】交換用電極チップを取り付けるときの電極チップ供給機構と電極チップ係止機構の連動を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図7】交換用電極チップを取り付けるときの電極チップ供給機構と電極チップ係止機構の連動を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図8】係止された要交換電極チップを回収するときの電極チップ係止機構の動作を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図9】係止された要交換電極チップを回収するときの電極チップ係止機構の動作を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図10】交換用電極チップを電極チップホルダに供給するときの電極チップ供給機構の動作を示す模式図である。
【図11】本発明に係る実施形態のスポット溶接用電極チップの交換方法を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る実施形態に適用されるスポット溶接ロボットの概略図である。
【図13】本発明に係る実施形態に適用されるスポット溶接ガンを示す図である。
【符号の説明】
1 基台テーブル
10 スポット溶接用電極チップの交換装置
11 要交換電極チップ
12 シャンク部
21 交換用電極チップ
50 スポット溶接ロボット
G,60,70,80 スポット溶接ガン
100 電極チップ係止機構
101 案内ホルダ
102 カム部材
103 回収パイプ
104 係止孔
106 誘導ホルダ
107 誘導孔
108 係止カム
111 支点ボルト
112 カムボディ
113 テーブルローラ
114 連動ローラ
115 位置決め部材
116 引張コイルスプリング
118 ストッパ
150 電極チップ長検出装置
151 ガイドレール
152 ガイドプレート
153 エアシリンダ
154 近接スイッチ
155 レギュレータ
200 電極チップ供給機構
201 電極チップ収容部
202 電極チップ供給部
203 パイプ部材
206 電極チップホルダ
207 ホルダ基板
208 ホルダ穴
209 ホルダブロック
210 連動カム
212 ガイド軸
213 ガイドレール
214 ガイドアーム
217 ピン部材
218 ストッパ
219 ウエイト
220 ブラケット

Claims (5)

  1. スポット溶接ガンの取付部に着脱可能に取り付けられた電極チップの交換方法であって、
    前記スポット溶接ガンの取付部の電極チップを案内部に位置させることによりカム部材に外接させ、
    前記電極チップを回転させて前記カム部材ところがり回転させることにより当該電極チップを係止させ、
    前記電極チップを係止させた状態で前記取付部から電極チップを引き抜いた後、新たな電極チップの取付位置に前記取付部を移動させ、
    前記新たな電極チップを前記取付部に取り付ける動作に連動して前記電極チップの係止状態を解除するように前記カム部材を回転させることを特徴とするスポット溶接用電極チップの交換方法。
  2. 前記係止状態が解除された電極チップは、次に交換する電極チップが前記案内部に挿入されることにより当該案内部から押し出されて回収されることを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接用電極チップの交換方法。
  3. スポット溶接ガンの取付部に着脱可能に取り付けられた電極チップの交換装置であって、
    前記スポット溶接ガンの取付部の電極チップに外接し、当該電極チップところがり回転することにより当該電極チップを係止するカム部材と、
    前記スポット溶接ガンの取付部の電極チップを前記カム部材に外接する位置に案内する案内部と、
    新たに取り付けられる電極チップを供給する供給部と、
    前記電極チップを係止させた状態で前記取付部から電極チップを引き抜いた後、新たな電極チップを前記取付部に取り付ける動作に連動して前記電極チップの係止状態を解除するように前記カム部材を回転させる操作部とを具備することを特徴とするスポット溶接用電極チップの交換装置。
  4. 前記操作部は、前記新たな電極チップの取り付け時に前記供給部を上下動させる可動部材と、当該可動部材の下方向への動作を前記カム部材の回転動作に変換して伝達するリンク部材とを有することを特徴とする請求項3に記載のスポット溶接用電極チップの交換装置。
  5. 前記可動部材は、前記新たな電極チップを取り付けた後、前記供給部を上方向に動作させる重量部を有することを特徴とする請求項4に記載のスポット溶接用電極チップの交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103245704A (zh) * 2013-05-02 2013-08-14 中国科学院合肥物质科学研究院 一种在线重金属分析仪的电极自动更换装置
US10065263B2 (en) 2005-07-28 2018-09-04 Copperhead Industrial Inc. Spot welding cap changer
CN113523526A (zh) * 2021-06-26 2021-10-22 安徽工程大学 一种汽车车架焊接加工焊头更换装置

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