JP2004113867A - ドライヤ設備およびその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、乾燥させた空気の一部量を排気するという無駄を生じさせることなく、ドライや本体の再生運転が行えるドライヤ設備を提供する。
【解決手段】圧縮空気が流入する流入口3の下流側に、ドライヤ本体が介装された第1分流ライン5と第2分流ライン5を設け、これら各分流ライン5,5の下流側をガス冷却器7の第1ガス出入口7と、第2ガス出入口7に連結し、ガス冷却器7に、開閉弁V,Vが介装され、凝縮水を外部に排出する第1、第2排水ライン8,8を設け、第1分流ライン5に第1ガス流出ライン9を、第2分流ライン5に第2ガス流出ライン9を設けると共に、これら分流ラインとガス流出ラインとに、流入口3から流入するガスをドライヤ本体に、またはドライヤ本体から流出するガスをガス流出ラインに選択的に流す第1、第2流入口側開閉手段V,Vを設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機から吐出されるガスに含まれている水分を除去して乾燥させるドライヤ設備に係り、より詳しくは、簡単な構造で、しかも乾燥させた空気の一部量を再生用空気として使用した上で大気中に排気するというような無駄を生じさせることなく、ドライヤ本体の再生運転を行うことを可能ならしめるようにしたドライヤ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧縮機から吐出されるガスを受け入れて、これに含まれている水分を一方のドライヤ本体で除去して乾燥させながら、他方のドライヤ本体の吸着材を再生させることを可能ならしめるようにしたドライヤ設備が知られている。このようなドライヤ設備は、例えば特許文献1に記載されている。以下、この特許文献1に記載されたドライヤ設備を、その回路図の図7を参照しながら、同公報に記載されている同一符号、ならびに同一名称を以って説明する。
【0003】
上記従来例に係るドライヤ設備は、2系統切換式であって、2基の吸着塔式のドライヤ本体10A,10Bと、8個の開閉弁14〜21(4個の切換弁に置換することができる)と、それらを連結する空気配管とによって構成されている。この従来例に係るドライヤ設備によれば、下記のようにして圧縮空気(ガス)の乾燥(除湿)運転と、ドライヤ本体の吸着材の再生運転が行われる。
【0004】
いま、図7において、符号Aを付した方のドライヤ本体10Aが吸着材の再生を終了したフル能力を持つドライヤ本体であり、また符号Bを付した方のドライヤ本体10Bが水分を吸着しきって飽和した再生すべき吸着材を有するドライヤであるとする。そして、白抜きの記号で示された4個の開閉弁15,17,18,20を開弁し、黒塗りの記号で示された4個の開閉弁14,16,19,21を閉弁して、モータ9により回転駆動される圧縮機1側の後方冷却器4から送り出される水分を含んだ圧縮空気を、開閉弁18を経てドライヤ本体10Aに流入させる。
【0005】
前記ドライヤ本体10A内において吸着材で水分が吸着されて乾燥した圧縮空気は、開閉弁20、ドライヤ設備の流出口を経て需要側に送られる。その際、開閉弁20から流出口に至るガス流出ラインから分岐して乾燥した空気の一部量を取出して、これを再生用空気として開閉弁15を介して、吸着材を再生すべきドライヤ本体10Bに送り込ませる。乾燥した圧縮空気はドライヤ本体10B内の水分を含んだ吸着材より蒸気分圧が低いことから、吸着材に吸着されている水分を遊離させ、蒸気状に含んでドライヤ本体10Bの出口から開閉弁17を経て、例えば外部の大気中に排気される。これにより、再生すべきドライヤ本体10Bの吸着材が再生される。
【0006】
吸着運転されている方のドライヤ本体10Aが略能力一杯の吸着を行って飽和状態に達し、一方再生運転している方のドライヤ本体10Bが再生を終了した状態で、開弁している方の4個の開閉弁15,17,18,20を開弁し、閉弁している4個の開閉弁14,16,19,21を開弁することにより、再生運転している方のドライヤ本体10Bでは吸着運転が、吸着運転している方のドライヤ本体10Aでは再生運転がそれぞれ入れ替わって行われる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−279747号公報(第3頁、第6図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載されたドライヤ設備では、回路構造が比較的複雑であるから設備自体が高コストにならざるを得ない。また、上記従来例に係るドライヤ設備は、吸着運転によって乾燥された圧縮空気の一部量が、ドライヤ本体の再生用空気として利用された上で大気中に排気される構成である。そのため、使用し得る乾燥した圧縮空気量がその分だけ少なくなり、無駄が生じて不経済であるという問題がある。
【0009】
従って、本発明の目的は、簡単な構造で、しかも乾燥させた空気の一部量を再生用空気として使用した上で大気中に排気するというような無駄を生じさせることなく、ドライヤ本体の再生運転が行うことができるドライヤ設備を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るドライヤ設備が採用した手段の特徴とするところは、流入口から流入するガスからドレンを抽出して乾燥させた乾燥ガスを流出口より流出させるドライヤ設備において、前記流入口以降に分岐し、分岐したそれぞれにドライヤ本体が介装されてなるガス分流ラインと、前記ドライヤ本体を基準として前記流入口とは反対側のガス分流ラインそれぞれが連通するよう、その内部が構成されてなるガス冷却手段と、排水側開閉手段が介装され、前記ガス冷却手段の内部に形成されてなる凝縮水溜め部に溜まった凝縮水を外部に排水する排水ラインと、前記ドライヤ本体を基準として前記流入口と同じ側の前記ガス分流ラインそれぞれを前記流出口に連通させるガス流出ラインと、前記流入口より流入するガスを前記ドライヤ本体に、または前記ドライヤ本体から流出するガスを前記ガス流出ラインに、選択的に流入させる流入口側開閉手段を備えたところにある。
【0011】
本発明の請求項2に係るドライヤ設備が採用した手段の特徴とするところは、請求項1に記載のドライヤ設備において、前記排水側開閉手段は、前記凝縮水溜め部に溜まった凝縮水の水位を検出する水位検出手段からの検出信号に基づいて開閉制御される開閉弁であるところにある。
【0012】
本発明の請求項3に係るドライヤ設備の運転方法が採用した手段の特徴とするところは、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載のドライヤ設備の運転方法であって、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載のドライヤ設備の運転方法であって、前記流入口から流入するガスを前記ガス分流ラインの一方に流入させて前記ドライヤ本体の一方を再生し、そのガスを前記ガス冷却手段に流入させて水分を凝縮し、前記排水ラインを介して凝縮した水分を外部に排出させると共に、水分が除去されたガスを前記ドライヤ本体を基準として前記流出口とは反対側から前記ガス分流ラインの他方に流入させて前記ドライヤ本体の他方でさらに乾燥させた上、前記ガス流出ラインを介して流出口から流出させるところにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1に係るドライヤ設備を、添付図面を順次参照しながら説明する。図1はドライヤ設備の模式的回路図、図2(a)はガス冷却器の断面図、図2(b)は他の例に係るガス冷却器の断面図である。また、図3は一方のドライヤ本体の吸着材の再生運転状態の説明図、図4は他方のドライヤ本体の吸着材の再生運転状態の説明図である。
【0014】
先ず、図1、および図2(a)を参照しながら、本実施の形態1に係るドライヤ設備1を説明する。このドライヤ設備1は、圧縮機2から吐出されたガスである高温の圧縮空気を流入口3から受け入れて、一方のドライヤ本体の吸着材を再生させる。そして、圧縮空気を冷却して、この圧縮空気に含まれている水分を凝縮させると共に、他方のドライヤ本体で乾燥させた圧縮空気を、流出口4を介して図示しない需要先側に供給するものである。
【0015】
より詳しくは、前記ドライヤ設備1は、前記流入口3の下流側位置で分岐した第1ガス分流ライン5と、第2ガス分流ライン5を備えている。前記第1ガス分流ライン5には、第1ドライヤ本体6が介装されると共に、この第1ドライヤ本体6の前記流入口3とは反対側が、ガス冷却手段である後述するガス冷却器7の第1ガス出入口7に接続されている。また、前記第2ガス分流ライン5には、第2ドライヤ本体6が介装されると共に、この第2ドライヤ本体6の前記流入口3とは反対側が、前記ガス冷却器7の第2ガス出入口7に接続されている。
【0016】
前記ガス冷却器7の第1凝縮水流出口7には、凝縮水を外部に排水するための、第1排水側開閉手段である開閉弁Vが介装された第1排水ライン8が接続されている。また、前記ガス冷却器7の第2凝縮水流出口7には、凝縮水を外部に排水するための、第2排水側開閉手段である開閉弁Vが介装された第2排水ライン8が接続されている。なお、前記第1ドライヤ本体6と、前記第2ドライヤ本体6とは、同構成、同能力を備えてなるものである。
【0017】
前記第1ガス分流ライン5の第1ドライヤ本体6を基準として前記流入口3と同じ側から、第1流入口側開閉手段Vの一方を構成する開閉弁V12が介装された第1ガス流出ライン9が分岐している。そして、この第1ガス流出ライン9の分岐位置よりも流入口3寄りの位置に、前記第1流入口側開閉手段Vの他方を構成する開閉弁V11が介装されている。また、前記第2ガス分流ライン5の第2ドライヤ本体6を基準として前記流入口3と同じ側から、第2流入口側開閉手段Vの一方を構成する開閉弁V22が介装された第2ガス流出ライン9が分岐している。そして、この第2ガス流出ライン9の分岐位置よりも前記流入口3寄りの位置に、前記第2流入口側開閉手段Vの他方を構成する開閉弁V21が介装されている。前記第1ガス流出ライン9と第2ガス流出ライン9の下流側は合流して前記流出口4に連通している。
【0018】
以上の説明から良く理解されるように、前記流入口3より流入する圧縮空気を前記第1ドライヤ本体6に、または前記第1ドライヤ本体6より流入する圧縮空気を第1ガス流出ライン9に選択的に流入させる前記第1流入口側開閉手段Vは開閉弁V12と開閉弁V11とから構成されている。また、前記第2ドライヤ本体6または第2ガス流出ライン9に選択的に流入させる前記第2流入口側開閉手段Vは開閉弁V22と開閉弁V21とから構成されている。
【0019】
前記ガス冷却器7は、図2(a)に示すように、左右側が鏡板で閉塞されてなる円胴体を備えている。そして、円胴体の内側に、外部下側に突設された冷却水流入口8から流入する冷却水をジグザグに流して外部上側に設けられた冷却水流出口8に案内する複数の仕切板を備えている。さらに、円胴体の内側、かつ両最外側の仕切板と鏡板との間の下部に凝縮水を溜める凝縮水溜め部7,7が形成されており、これら凝縮水溜め部7,7に溜まった凝縮水が前記第1排水ライン8と、前記第2排水ライン8から交互に排水されるように構成されている。
【0020】
ところで、本実施の形態1に係るドライヤ設備1では、前記凝縮水溜め部7,7に溜まる凝縮水が所定量に達した場合に、自動的にこれら開閉弁V,Vを開弁するようにすることができる。この場合には、例えば図2(b)に示すように、円胴体の内側の凝縮水溜め部7の上方位置に、凝縮水の水位を検出する水位検出手段であるフロート式のレベル計10を配設する。そして、このレベル計10からのレベル信号を受信すると共に、このレベル信号から得られる凝縮水のレベルが、予め設定した値を超えると前記電磁操作式の開閉弁V,Vを開弁させる制御器11を設ける構成にすれば良い。このような構成にすると、圧縮空気の漏出を防止し、ドライヤ設備1の運転の省力化が可能になるという効果が生じる。
【0021】
以下、第1ドライヤ本体6の吸着材を再生しながら、流入口3から流入するガスを乾燥させるドライヤ設備1の運転方法を、ガスが空気である場合を例として、図3を参照しながら説明する。この場合、下記の開閉弁は閉弁される。
▲1▼ 第1ガス流出ライン9に介装された第1流入口側開閉手段Vの開閉弁V12
▲2▼ 第2分流ライン5に介装された第2流入口側開閉手段Vの開閉弁V21
▲3▼ 第1排水ライン8に介装された開閉弁V
なお、第2排水ライン8に介装された開閉弁Vは凝縮水を排水するときに開弁され、排水終了後にはガスの外部への排出を防止するために閉弁される。
また、下記の開閉弁は開弁される。
▲1▼ 第1分流ライン5に介装された第1流入口側開閉手段Vの開閉弁V11
▲2▼ 第2ガス流出ライン9に介装された第2流入口側開閉手段Vの開閉弁V22
【0022】
本実施の形態1に係るドライヤ設備1によれば、図3において細矢印で示すように、圧縮機1から吐出される高温の圧縮空気の全量が流入口3に流入する。
この流入口3に流入した圧縮空気は、第1分流ライン5から第1ドライヤ本体6、ガス冷却器7、第2ドライヤ本体6、および第2ガス流出ライン9の順に流れて流出口4から排出される。従って、圧縮機2から吐出されて第1ドライヤ本体6に流入する圧縮空気の温度は、上記のとおり、高温(160℃程度である)であるから第1ドライヤ本体6内の吸着材が再生される。
【0023】
そして、吸着材から分離して蒸発した水分は圧縮空気に含まれるが、圧縮空気がガス冷却器7で冷却されるために水分が凝縮され、圧縮空気から水分が除去されると共に、水分が除去された圧縮空気が第2ドライヤ本体6でさらに水分が除去されて乾燥した圧縮空気となって流出口4から排出される。勿論、凝縮水溜め部7に所定量の凝縮水が溜まると、開閉弁Vが開弁され、排水終了後に閉弁されるため、第2排水ライン8から高圧の圧縮空気が外部に排出されるようなことがない。
【0024】
一方、第2ドライヤ本体6内の吸着材の水分吸着能力が失われると、今度はこの第2ドライヤ本体6の吸着材の再生が、図4に示すようにして行われる。
この場合、下記の開閉弁は閉弁される。
▲1▼ 第1分流ライン5に介装された第1流入口側開閉手段Vの開閉弁V11
▲2▼ 第2ガス流出ライン9に介装された第2流入口側開閉手段Vの開閉弁V22
▲3▼ 第2排水ライン8に介装された開閉弁V
なお、第1排水ライン8に介装された開閉弁Vは凝縮水を排水するときに開弁され、排水終了後にはガスの外部への排出を防止するために閉弁される。
また、下記の開閉弁は開弁される。
▲1▼ 第1ガス流出ライン9に介装された第1流入口側開閉手段Vの開閉弁V12
▲2▼ 第2分流ライン5に介装された第2流入口側開閉手段Vの開閉弁V21
【0025】
この場合には、図4において細矢印で示すように、流入口3から流入する圧縮空気は第2分流ライン5から第2ドライヤ本体6、ガス冷却器7、第1ドライヤ本体6、第1ガス流出ライン9の順に流れて流出口4から排出される。
従って、第2ドライヤ本体6には、圧縮機2から吐出された高温のガスが流入するから、第2ドライヤ本体6内の吸着材が再生される。
【0026】
そして、吸着材から分離して蒸発した水分は圧縮空気に含まれるが、この圧縮空気がガス冷却器7で冷却されるために水分が凝縮され、圧縮空気から水分が除去されると共に、水分が除去された圧縮空気が第1ドライヤ本体6でさらに水分が除去されて乾燥した圧縮空気となって流出口4から排出される。勿論、凝縮水溜め部7に所定量の凝縮水が溜まると、開閉弁Vが開弁され、排水終了後に閉弁されるため、第1排水ライン8から高圧の圧縮空気が外部に排出されるようなことがない。
【0027】
本実施の形態1に係るドライヤ設備1によれば、図1と、従来例に係るドライヤ設備の回路図の図7との比較において良く理解されるように、従来例よりも構造が遥かに簡単であるから、従来例よりも設備コストに関して有利になるという優れた経済効果がある。また、従来例のように圧縮空気の一部量ではなく、圧縮機1から吐出される高温の圧縮空気の全量で、第1ドライヤ本体6または第2ドライヤ本体6内の吸着材を再生させるので、再生所要時間が短くて良く、乾燥不良がないという効果が得られる。そして、従来例のように、乾燥された空気の一部量が大気中に排気されることがなく、使用し得る乾燥した圧縮空気の量が少なくなるようなことがないから、従来例よりも経済的である。
【0028】
本発明の実施の形態2に係るドライヤ設備を、その模式的回路図の図5を参照しながら、上記実施の形態1に係るドライヤ設備と同一のものに同一符号を付して説明する。但し、本実施の形態2に係るドライヤ設備が上記実施の形態1に係るドライヤ設備と相違するところは、流入口側開閉手段の構成が相違するだけであるから、その相違する点について説明する。
【0029】
即ち、第1ガス分流ライン5の第1ドライヤ本体6よりも流入口3寄りの位置に三方弁からなる第1流入口側開閉手段Vが介装されると共に、この第1流入口側開閉手段Vの残りのポートに第1ガス流出ライン9が接続されている。また、第2ガス分流ライン5の第1ドライヤ本体6よりも流入口3寄りの位置に三方弁からなる第2流入口側開閉手段Vが介装されると共に、この第2流入口側開閉手段Vの残りのポートに第2ガス流出ライン9が接続されている。そして、前記第1ガス流出ライン9と前記第2ガス流出ライン9との先端側が合流して流出口4に連通してなる構成になっている。
【0030】
本実施の形態2に係るドライヤ設備1によれば、第1流入口側開閉手段V、第2流入口側開閉手段Vの開閉操作により、圧縮機1から吐出される圧縮空気を第1分流ライン5から第1ドライヤ本体6、ガス冷却器7、第2ドライヤ本体6、および第2ガス流出ライン9の順に流すことができる。また、これとは逆に、圧縮機1から吐出される圧縮空気を第2分流ライン5から第2ドライヤ本体6、ガス冷却器7、第1ドライヤ本体6、第1ガス流出ライン9の順に流すことができる。
【0031】
従って、本実施の形態2に係るドライヤ設備1によれば、上記実施の形態1に係るドライヤ設備と同等の効果を得ることができる。なお、この実施の形態2に係るドライヤ設備1の場合には、上記のとおり、第1流入口側開閉手段V、第2流入口側開閉手段Vとして三方弁を使用している。従って、上記実施の形態1の係るドライヤ設備よりも弁の開閉操作が少なくて済み、ドライヤ設備の操作性が向上するという効果がある。
【0032】
本発明の実施の形態3に係るドライヤ設備を、その模式的回路図の図6を参照しながら、上記実施の形態1に係るドライヤ設備と同一のものに同一符号を付して説明する。但し、本実施の形態3に係るドライヤ設備が、上記実施の形態1に係るドライヤ設備と相違するところは、上記実施の形態2に係るドライヤ設備と同様に、流入口側開閉手段の構成が相違するだけであるから、その相違する点について説明する。
【0033】
即ち、第1ガス分流ライン5の第1ドライヤ本体6よりも流入口3寄りの位置にダイヤフラム式三方弁からなる第1流入口側開閉手段Vが介装されると共に、この第1流入口側開閉手段Vの残りのポートに第1ガス流出ライン9が接続されている。また、第2ガス分流ライン5の第2ドライヤ本体6よりも流入口3寄りの位置にダイヤフラム式三方弁からなる第2流入口側開閉手段Vが介装されると共に、この第2流入口側開閉手段Vの残りのポートに第2ガス流出ライン9が接続されている。そして、前記第1ガス流出ライン9と前記第2ガス流出ライン9との先端側が合流して流出口4に連通してなる構成になっている。
【0034】
さらに、前記第1流入口側開閉手段Vのダイヤフラムには、圧縮機1の吐出口と流入口3との間から分岐し、電磁弁22が介装されてなる第1制御ライン21から圧縮空気が供給されるように構成されている。また、前記第2流入口側開閉手段Vのダイヤフラムには、圧縮機1の吐出口と流入口3との間から分岐し、電磁弁32が介装されてなる第2制御ライン31から圧縮空気が供給されるように構成されている。
【0035】
本実施の形態3に係るドライヤ設備1では、電磁弁22の励磁、励磁解除により第1流入口側開閉手段Vを操作し、電磁弁32の励磁、励磁解除により第2流入口側開閉手段Vを開閉操作する。これら第1流入口側開閉手段Vと第2流入口側開閉手段Vの開閉操作により、圧縮機1から吐出される圧縮空気を第1分流ライン5から第1ドライヤ本体6、ガス冷却器7、第2ドライヤ本体6、および第2ガス流出ライン9の順に流すことができる。また、これとは逆に、圧縮機1から吐出される圧縮空気を第2分流ライン5から第2ドライヤ本体6、ガス冷却器7、第1ドライヤ本体6、第1ガス流出ライン9の順に流すことができる。
【0036】
従って、本実施の形態3に係るドライヤ設備1によれば、上記実施の形態1と同等の効果を得ることができる。なお、この実施の形態2に係るドライヤ設備1の場合には、上記のとおり、第1流入口側開閉手段V、第2流入口側開閉手段Vとしてダイヤフラム式三方弁を使用している。そのため、上記実施の形態1の係るドライヤ設備よりも弁の開閉操作が少なくて済み、ドライヤ設備の操作性が向上する。これに加えて、第1流入口側開閉手段V、第2流入口側開閉手段Vの開閉操作が自動的に行われるので、切換所要時間を短縮することができ、ドライヤ設備1の稼働率が向上する。
【0037】
以上では、ドライヤ設備で圧縮空気を乾燥(除湿)させる場合を例として説明したが、一般の圧縮ガスに対しても本発明の技術的思想を適用することができるので、圧縮空気用のドライヤ設備に限定されるものではない。また、上記実施の形態1乃至3は何れも具体例に過ぎないから、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在である。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1に係るドライヤ設備によれば、従来例よりも構造が遥かに簡単であるから、従来例よりも設備コストに関して有利になるという優れた経済効果がある。また、本発明の請求項1、または2に係るドライヤ設備、および本発明の請求項3に係るドライヤ設備の運転方法によれば、従来例のように圧縮空気の一部量ではなく、圧縮機から吐出される高温の圧縮空気の全量で、第1ドライヤ本体または第2ドライヤ本体内の吸着材を再生させるのであるから、再生所要時間が短くて良く、乾燥不良がないという効果が得られる。そして、従来例のように、乾燥された空気の一部量が大気中に排気されることがなく、使用し得る乾燥した圧縮空気の量が少なくなるようなことがないから、従来例よりも経済的である。
【0039】
また、本発明の請求項2に係るドライヤ設備によれば、ガス冷却手段の内部の凝縮水溜め部に溜まった凝縮水のレベルが水位検出手段で検出され、検出される凝縮水の水位が所定レベルになると、開閉弁が開弁される。従って、凝縮水溜め部に溜まった凝縮水が、自動的に排水ラインから外部に排出されるから、ガスの漏出を防止し、ドライヤ設備の運転の省力化が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るドライヤ設備の模式的回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係り、図2(a)はガス冷却器の断面図、図2(b)は他の例に係るガス冷却器の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係り、一方のドライヤ本体の吸着材の再生運転状態の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係り、他方のドライヤ本体の吸着材の再生運転状態の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るドライヤ設備の模式的回路図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るドライヤ設備の模式的回路図である。
【図7】従来例に係るドライヤ設備の回路図である。
【符号の説明】
1…ドライヤ設備、2…圧縮機、3…流入口、4…流出口
…第1分流ライン
…第2分流ライン
…第1ドライヤ本体
…第2ドライヤ本体
7…ガス冷却器、7…第1ガス出入口、7…第2ガス出入口、7…第1凝縮水流出口、7…第2凝縮水流出口、7…凝縮水溜め部
…第1排水ライン、8…第2排水ライン、8…冷却水流入口、8…冷却水流出口
…第1ガス流出ライン、9…第2ガス流出ライン
10…レベル計
11…制御器
21…第1制御ライン、22…電磁弁
31…第2制御ライン、32…電磁弁
…第1流入口側開閉手段、V11,V12…開閉弁
…第2流入口側開閉手段、V21,V22…開閉弁
…開閉弁(第1排水側開閉手段)
…開閉弁(第2排水側開閉手段)

Claims (3)

  1. 流入口から流入するガスからドレンを抽出して乾燥させた乾燥ガスを流出口より流出させるドライヤ設備において、前記流入口以降に分岐し、分岐したそれぞれにドライヤ本体が介装されてなるガス分流ラインと、前記ドライヤ本体を基準として前記流入口とは反対側のガス分流ラインそれぞれが連通するよう、その内部が構成されてなるガス冷却手段と、排水側開閉手段が介装され、前記ガス冷却手段の内部に形成されてなる凝縮水溜め部に溜まった凝縮水を外部に排水する排水ラインと、前記ドライヤ本体を基準として前記流入口と同じ側の前記ガス分流ラインそれぞれを前記流出口に連通させるガス流出ラインと、前記流入口より流入するガスを前記ドライヤ本体に、または前記ドライヤ本体から流出するガスを前記ガス流出ラインに、選択的に流入させる流入口側開閉手段を備えたことを特徴とするドライヤ設備。
  2. 前記排水側開閉手段は、前記凝縮水溜め部に溜まった凝縮水の水位を検出する水位検出手段からの検出信号に基づいて開閉制御される開閉弁であることを特徴とする請求項1に記載のドライヤ設備。
  3. 請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載のドライヤ設備の運転方法であって、前記流入口から流入するガスを前記ガス分流ラインの一方に流入させて前記ドライヤ本体の一方を再生し、そのガスを前記ガス冷却手段に流入させて水分を凝縮し、前記排水ラインを介して凝縮した水分を外部に排出させると共に、水分が除去されたガスを前記ドライヤ本体を基準として前記流出口とは反対側から前記ガス分流ラインの他方に流入させて前記ドライヤ本体の他方でさらに乾燥させた上、前記ガス流出ラインを介して流出口から流出させることを特徴とするドライヤ設備の運転方法。
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