JP2004113645A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放射線画像撮影装置におけるカセッテの取付部に、簡単な操作でカセッテを取り付けることを可能にする。
【解決手段】放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10の取付面10aの全域に保持部としての磁石11を備えるとともに、カセッテ20の背面に被保持部としての磁性体である鉄箔22を備える。そして、磁石11と鉄箔22とが磁力により吸着される作用を利用し、カセッテ20をカセッテ取付台10の取付面10aの全域における所望の位置に容易に取り付けることができる構成にした。
【選択図】 図2
【解決手段】放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10の取付面10aの全域に保持部としての磁石11を備えるとともに、カセッテ20の背面に被保持部としての磁性体である鉄箔22を備える。そして、磁石11と鉄箔22とが磁力により吸着される作用を利用し、カセッテ20をカセッテ取付台10の取付面10aの全域における所望の位置に容易に取り付けることができる構成にした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線画像撮影技術に関し、特に、放射線画像撮影装置に放射線画像撮影用のカセッテ等を取り付ける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、病気診断等を目的として、X線画像に代表される放射線画像が用いられている。このような放射線画像を得るための方式としては、輝尽性蛍光体を採用した放射線画像読み取り方式が提案され、実用化されている。この方式においては、被写体を透過させた放射線を輝尽性蛍光体に照射して、被写体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーを蓄積させる。そして、この輝尽性蛍光体を輝尽励起光で走査することによって蓄積させた放射線エネルギーを輝尽発光光として放出させ、光電変換手段を用いてこの輝尽発光光を画像信号に変換して、デジタル画像データとして放射線画像を得ている。
このような放射線画像読み取り方式で用いられる放射線画像記録媒体としてのシート状或いはフィルム状の輝尽性蛍光体(輝尽性蛍光体シート)は、通常、カセッテと呼ばれる持ち運び可能な平たい筐体に収納された状態で、放射線画像撮影装置に取り付けられ、被写体を透過させた放射線に基づく放射線エネルギーがその輝尽性蛍光体シートに蓄積、記録されるように、放射線画像の撮影が行われる。
【0003】
従来、カセッテ2は、例えば、図5、6に示されるような放射線画像撮影装置の撮影台50におけるカセッテ保持機構部60に取り付けられ、この状態で放射線画像の撮影が行われる。カセッテ保持機構部60は、撮影台50の前面に備えられた上下方向に延出するスライド軸70と、スライド軸70に沿って上下方向に移動自在なカセッテホルダー部66等により構成されている。
このカセッテ保持機構部60に、カセッテ2を取り付けるには、図6に示されるように、カセッテホルダー部66を構成する上ホルダー66Aと、下ホルダー66Bとの間に任意のサイズのカセッテ2を挟み、保持させるとともに、上下方向に高さ調整を行い、撮影を行う被写体の部分に対し、カセッテ2の位置合わせを行う(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
コニカメディカル(株) 総合カタログ、2000年1月発行、p.37
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカセッテ保持機構部60の場合(非特許文献1)では、カセッテ2をカセッテホルダー部66に取り付け、保持させる操作は、カセッテ2のサイズに応じ、上ホルダー66Aと、下ホルダー66Bとを、それぞれ独立して移動させることにより、カセッテ2を上ホルダー66Aと下ホルダー66Bとで挟み込むため、煩雑な作業であり、手間がかかった。
また、撮影を行う被写体に対し、カセッテ2の位置合わせを行う際には、カセッテ2を上ホルダー66Aと下ホルダー66Bとで挟みつつ位置調整し、その位置にカセッテホルダー部66をロックするため、煩雑で面倒な作業であった。
また、より鮮明な放射線画像を撮影するために、放射線の散乱線を除去するグリッド3を用いる場合、カセッテ2と放射線源40の間に、使用するカセッテ2と同サイズのグリッド3をカセッテ2とともにカセッテホルダー部66に保持していたため、様々なサイズのカセッテ2に対応した各種サイズのグリッド3を用意する必要があった。
また、例えば、被写体のあごの下側である喉部の撮影を行うような際、カセッテ2を保持するカセッテホルダー部66の上ホルダー66Aが、カセッテ2と被写体との間に入り込むことにより、カセッテ2の上方向への移動が妨げられ、その分撮影可能な領域が少なくなるといった問題があった。
【0006】
本発明の課題は、カセッテを容易に取り付けることができる放射線画像撮影装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
放射線画像記録媒体を収納するカセッテと、当該カセッテを取り付ける取付部と、を備え、
被写体を透過させた放射線を前記放射線画像記録媒体に照射し、前記放射線に基づく放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置において、
前記取付部の取付面に、前記カセッテを保持する保持部を備えるとともに、前記カセッテの背面に、前記保持部に保持される被保持部を備え、
前記保持部と前記被保持部のうち、何れか一方が他方に吸着されることにより、前記カセッテが前記取付部に取り付けられることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、放射線画像撮影装置における取付部の取付面に備えられた保持部と、カセッテの背面に備えられた被保持部とが吸着することにより、カセッテが取付部に取り付けられるので、放射線画像撮影装置における取付部にカセッテを容易に取り付けることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像撮影装置において、
前記保持部は、前記取付面の全域に前記被保持部を保持することができるように設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部が取付面の全域に被保持部を保持することができるように設けられているので、取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の放射線画像撮影装置において、
前記カセッテの前面に配置される任意の大きさの散乱放射線除去用グリッドを備え、
前記散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドの縁部に、前記取付部側に突出した脚部と、
前記脚部に設けられ、前記保持部に保持される第2の被保持部とを備えるとともに、
前記保持部と前記第2の被保持部のうち、何れか一方が他方に吸着されることにより、前記散乱放射線除去用グリッドが前記取付部に取り付けられることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、その縁部に取付部側に突出した脚部を備えるとともに、その脚部に保持部に保持される第2の被保持部を備えているので、散乱放射線除去用グリッドは、散乱放射線除去用グリッドと取付部との間に脚部の長さに相当する空間を形成しつつ、保持部に保持される。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の放射線画像撮影装置において、
前記散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、前記放射線画像撮影装置において使用されるカセッテのうち、最大のものと略同一或いはそれより大きいことを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の放射線画像撮影装置において、
前記保持部と前記被保持部の何れか一方が磁石により形成され、他方が磁性体により形成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部と被保持部の何れか一方が磁石により形成され、他方が磁性体により形成されているので、保持部と被保持部とは磁力による吸着を行うことができる。
よって、磁力と磁性体との磁力による吸着作用を利用し、保持部を有する取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1又は2に記載の放射線画像撮影装置において、
前記カセッテの前面に配置される任意の大きさの散乱放射線除去用グリッドを備え、
前記散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドを、前記カセッテの前面に着脱自在に取り付けるための固定部を備えていることを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドを、カセッテに着脱自在に取り付けるための固定部を備えているので、取付部に取り付けたカセッテに対し、散乱放射線除去用グリッドを、被写体とカセッテとの間に配置するように取り付けることができる。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の放射線画像撮影装置において、
前記散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、前記放射線画像撮影装置において使用されるカセッテのうち、最大のものと略同一或いはそれより大きいことを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明によれば、請求項6に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明にかかる放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10と、当該カセッテ取付台10に取り付けられるカセッテ20とグリッド30とを示す分解斜視図であり、図2は、カセッテ取付台10にカセッテ20とグリッド30とが取り付けられた状態を示す斜視図である。図3は、放射線画像撮影装置100において被写体を撮影する状態を示す説明図であり、カセッテ取付台10箇所は図2のIII−III線における断面図である。
【0022】
図1から図3に示されるように、取付部であるカセッテ取付台10は、放射線源40から出力された放射線が、被写体を透過して照射されるカセッテ取付台10の前面に、カセッテ20を取り付ける取付面10aを有し、その取付面10aには、保持部としての板状の磁石11が設けられている。この磁石11は、取付面10aの全域に亘る任意の場所に後述するカセッテ20を保持できるように、例えば、碁盤目状に配置されている。
また、カセッテ取付台10の上面には、カセッテ取付台10に被写体を位置合わせする際に、被写体のあごの位置の基準となる、あご載せ台12が備えられている。
【0023】
カセッテ20は、その内部に被写体を透過した放射線の放射線エネルギーを蓄積し、その放射線エネルギーに基づく放射線画像を記録し、撮影する放射線画像記録媒体としての輝尽性蛍光体シート(図示省略)を収納した平板状筐体である。そのカセッテ20の背面には、カセッテ取付台10の磁石11に吸着される被保持部としての磁性体である鉄箔22が設けられている。
【0024】
グリッド30は、放射線が被写体等の物体を透過する際に散乱した低エネルギーの放射線(散乱線)を除去するための手段として用いられる散乱放射線除去用の板状物であり、放射線の散乱線を除去することにより、より鮮明な放射線画像を輝尽性蛍光体シート(図示省略)に記録させることができる。
また、グリッド30は、略矩形状に形成され、その対向する両縁部に、カセッテ取付台10の磁石11に吸着される第2の被保持部としての磁性体である鉄部33が設けられている。この鉄部33は、グリッド30を取付面10aから所定の距離離すための脚部としての役割も有しており、鉄部33がグリッド30を取付面10aから離したスペースに、カセッテ20が取り付けられる空間が形成されている。
また、グリッド30は、カセッテ20を完全に覆うことができるように、カセッテ20より大きいサイズを有している。
【0025】
このように、放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10の取付面10aに設けられた磁石11の磁力により、カセッテ20の一方の面に設けられた鉄箔22が吸着されることにより、カセッテ取付台10にカセッテ20が保持され、取り付けられる。この磁石11は、カセッテ取付台10の取付面10aの全域に設けられているので、カセッテ20は、その取付面10aにおける任意の位置に取り付けることができる。よって、放射線画像撮影を行う被写体における所望の箇所に対応したカセッテ取付台10の位置にカセッテ20を取り付けることができる。
特に、カセッテ20は、カセッテ取付台10に磁力により吸着されているので、このカセッテ20の着脱は容易であるとともに、カセッテ20の微小な取付位置調整も簡単に行うことができ、被写体に対するカセッテ20の位置合わせを容易に行うことができる。
【0026】
また、カセッテ取付台10にカセッテ20を取り付ける際、カセッテ20の周囲を挟持するような部材がないため、図3に示されるように、カセッテ20の周囲、縁部が被写体に当接するような位置(図3においては、被写体のあごに当接する位置)に、カセッテ20を取り付けることができるので、撮影可能な領域を広げることができる。
【0027】
また、グリッド30も、放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10の取付面10aに設けられた磁石11の磁力により、グリッド30に設けられた鉄部33が吸着されることにより、カセッテ取付台10に保持され、取り付けられる。よって、このグリッド30の着脱は容易であり、カセッテ20が取り付けられた位置に応じて取付位置調整を簡単に行うことができる。
【0028】
また、グリッド30は、カセッテ20を完全に覆うことができるように、カセッテ20より大きいサイズを有しているので、カセッテ20に収納された輝尽性蛍光体シート(図示省略)に作用する散乱放射線を確実に除去することができる。特に、放射線画像撮影装置100において用いられるカセッテ20のうち、最大のもの(例えば、半切サイズ)より大きいサイズのグリッド30を用意しておけば、どのようなカセッテ20を用いた場合でも、そのグリッド30をカセッテ取付台10に取り付けることで、カセッテ20を覆うことができるので、そのカセッテ20への散乱放射線を除去することができる。
よって、様々なサイズ毎のグリッド30を複数用意する必要はなく、最大のカセッテ20に応じた最大のグリッド30をひとつ用意することで、様々なサイズのカセッテ20を用いる放射線画像撮影を行うことができる。
【0029】
このように、放射線画像撮影装置100において、磁力を利用し、カセッテ取付台10の取付面10aの全面にカセッテ20が着脱自在に保持され、取り付けられる構成にすることにより、カセッテ20の取り付けや、取付位置調整を容易に行うことができるとともに、被写体における所望の撮影箇所の放射線画像撮影を容易に行うことができる。
【0030】
また、グリッド30も磁力を利用し取り付け可能とすることにより、グリッド30の取り付けの作業性を向上させることができる。さらに、汎用性のある大きいサイズのグリッド30を一つ用意しておけば、各種サイズのカセッテ20を放射線画像撮影装置100において使用することができるので、使用するグリッドを複数用意したり、それらから最適なサイズのグリッドの選択を行う必要がなくなる。
【0031】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の箇所の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における放射線画像撮影装置のカセッテ取付台10にカセッテ20とグリッド35とが取り付けられた状態を示す側面図である。
図4に示されるように、カセッテ20は、カセッテ20に設けられた鉄箔22と、カセッテ取付台10に設けられた磁石11とが吸着することにより、カセッテ取付台10の取付面10aの任意の位置に取り付けられる。
【0032】
グリッド35は、放射線が被写体等の物体を透過する際に散乱した低エネルギーの放射線(散乱線)を除去するための手段として用いられる散乱放射線除去用の板状物であり、放射線の散乱線を除去することにより、より鮮明な放射線画像を輝尽性蛍光体シート(図示省略)に記録させることができる。
また、グリッド35は、グリッド35をカセッテ20に着脱自在に取り付けるための固定部としてのフック部材25を備えている。このフック部材25を、磁力の作用によりカセッテ取付部10に取り付けられたカセッテ20の上端部に引っ掛けることにより、グリッド35をカセッテ20の前面に備えることができる。
【0033】
このフック部材25により、放射線画像撮影を行う被写体における所望の撮影箇所に対応したカセッテ取付台10の位置に取り付けたカセッテ20に対し、グリッド35を容易に取り付けることができる。
よって、カセッテ取付台10に対し、カセッテ20のみを位置合わせし、取り付けた後、グリッド35をカセッテ20の位置に応じて、容易に取り付けることができる。
【0034】
なお、フック部材25がグリッド35に備えられる位置や数は任意であるが、放射線画像撮影や、カセッテ20をカセッテ取付台10の取付面10aに取り付ける際の妨げにならない位置であることが好ましい。
【0035】
なお、以上の実施の形態においては、保持部である磁石11は、取付面10aの全域に碁盤の目状に配置されるとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、磁石11は、縞状、ドット状などの複数分割形状あるいは全面ベタ状に配置してもよい。また、被保持部である鉄箔22も同様に、碁盤の目状、縞状、ドット状などの複数分割形状あるいは全面ベタ状に配置してもよい。
また、固定部は、カセッテ20の上端部に引っ掛けるフック部材25としたが、放射線画像撮影や、カセッテ20をカセッテ取付台10の取付面10aに取り付ける際の妨げにならないものであれば、その形状や、固定・取付方法は任意である。
また、放射線画像記録媒体は、輝尽性蛍光体シートに限らず、放射線に基づく画像記録を行えるものであれば任意の記録媒体でよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、放射線画像撮影装置における取付部の取付面に備えられた保持部と、カセッテの背面に備えられた被保持部とが吸着することにより、カセッテが取付部に取り付けられるので、放射線画像撮影装置における取付部にカセッテを容易に取り付けることができる。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部が取付面の全域に被保持部を保持することができるように設けられているので、取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0038】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、その縁部に取付部側に突出した脚部を備えるとともに、その脚部に保持部に保持される第2の被保持部を備えているので、散乱放射線除去用グリッドは、散乱放射線除去用グリッドと取付部との間に脚部の長さに相当する空間を形成しつつ、保持部に保持される。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0039】
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【0040】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部と被保持部の何れか一方が磁石により形成され、他方が磁性体により形成されているので、保持部と被保持部とは磁力による吸着を行うことができる。
よって、磁力と磁性体との磁力による吸着作用を利用し、保持部を有する取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0041】
請求項6記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドを、カセッテに着脱自在に取り付けるための固定部を備えているので、取付部に取り付けたカセッテに対し、散乱放射線除去用グリッドを、被写体とカセッテとの間に配置するように取り付けることができる。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0042】
請求項7記載の発明によれば、請求項6に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる放射線画像撮影装置におけるカセッテ取付台と、カセッテと、グリッドとを示す分解斜視図である。
【図2】本発明にかかる放射線画像撮影装置におけるカセッテ取付台にカセッテとグリッドとが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図を用いた、放射線画像撮影装置において被写体を撮影する状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における放射線画像撮影装置のカセッテ取付台にカセッテとグリッドとが取り付けられた状態を示す側面図である。
【図5】従来の放射線画像撮影装置におけるカセッテ取付台を示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図を用いた、従来の放射線画像撮影装置において被写体を撮影する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カセッテ取付台(取付部)
10a 取付面
11 磁石(保持部)
12 あご載せ台
20 カセッテ
22 鉄箔(被保持部、磁性体)
25 フック部材(固定部)
30、35 グリッド(散乱放射線除去用グリッド)
33 鉄部(脚部、第2の被保持部、磁性体)
40 放射線源
100 放射線画像撮影装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線画像撮影技術に関し、特に、放射線画像撮影装置に放射線画像撮影用のカセッテ等を取り付ける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、病気診断等を目的として、X線画像に代表される放射線画像が用いられている。このような放射線画像を得るための方式としては、輝尽性蛍光体を採用した放射線画像読み取り方式が提案され、実用化されている。この方式においては、被写体を透過させた放射線を輝尽性蛍光体に照射して、被写体各部の放射線透過度に対応する放射線エネルギーを蓄積させる。そして、この輝尽性蛍光体を輝尽励起光で走査することによって蓄積させた放射線エネルギーを輝尽発光光として放出させ、光電変換手段を用いてこの輝尽発光光を画像信号に変換して、デジタル画像データとして放射線画像を得ている。
このような放射線画像読み取り方式で用いられる放射線画像記録媒体としてのシート状或いはフィルム状の輝尽性蛍光体(輝尽性蛍光体シート)は、通常、カセッテと呼ばれる持ち運び可能な平たい筐体に収納された状態で、放射線画像撮影装置に取り付けられ、被写体を透過させた放射線に基づく放射線エネルギーがその輝尽性蛍光体シートに蓄積、記録されるように、放射線画像の撮影が行われる。
【0003】
従来、カセッテ2は、例えば、図5、6に示されるような放射線画像撮影装置の撮影台50におけるカセッテ保持機構部60に取り付けられ、この状態で放射線画像の撮影が行われる。カセッテ保持機構部60は、撮影台50の前面に備えられた上下方向に延出するスライド軸70と、スライド軸70に沿って上下方向に移動自在なカセッテホルダー部66等により構成されている。
このカセッテ保持機構部60に、カセッテ2を取り付けるには、図6に示されるように、カセッテホルダー部66を構成する上ホルダー66Aと、下ホルダー66Bとの間に任意のサイズのカセッテ2を挟み、保持させるとともに、上下方向に高さ調整を行い、撮影を行う被写体の部分に対し、カセッテ2の位置合わせを行う(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
コニカメディカル(株) 総合カタログ、2000年1月発行、p.37
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカセッテ保持機構部60の場合(非特許文献1)では、カセッテ2をカセッテホルダー部66に取り付け、保持させる操作は、カセッテ2のサイズに応じ、上ホルダー66Aと、下ホルダー66Bとを、それぞれ独立して移動させることにより、カセッテ2を上ホルダー66Aと下ホルダー66Bとで挟み込むため、煩雑な作業であり、手間がかかった。
また、撮影を行う被写体に対し、カセッテ2の位置合わせを行う際には、カセッテ2を上ホルダー66Aと下ホルダー66Bとで挟みつつ位置調整し、その位置にカセッテホルダー部66をロックするため、煩雑で面倒な作業であった。
また、より鮮明な放射線画像を撮影するために、放射線の散乱線を除去するグリッド3を用いる場合、カセッテ2と放射線源40の間に、使用するカセッテ2と同サイズのグリッド3をカセッテ2とともにカセッテホルダー部66に保持していたため、様々なサイズのカセッテ2に対応した各種サイズのグリッド3を用意する必要があった。
また、例えば、被写体のあごの下側である喉部の撮影を行うような際、カセッテ2を保持するカセッテホルダー部66の上ホルダー66Aが、カセッテ2と被写体との間に入り込むことにより、カセッテ2の上方向への移動が妨げられ、その分撮影可能な領域が少なくなるといった問題があった。
【0006】
本発明の課題は、カセッテを容易に取り付けることができる放射線画像撮影装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
放射線画像記録媒体を収納するカセッテと、当該カセッテを取り付ける取付部と、を備え、
被写体を透過させた放射線を前記放射線画像記録媒体に照射し、前記放射線に基づく放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置において、
前記取付部の取付面に、前記カセッテを保持する保持部を備えるとともに、前記カセッテの背面に、前記保持部に保持される被保持部を備え、
前記保持部と前記被保持部のうち、何れか一方が他方に吸着されることにより、前記カセッテが前記取付部に取り付けられることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、放射線画像撮影装置における取付部の取付面に備えられた保持部と、カセッテの背面に備えられた被保持部とが吸着することにより、カセッテが取付部に取り付けられるので、放射線画像撮影装置における取付部にカセッテを容易に取り付けることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像撮影装置において、
前記保持部は、前記取付面の全域に前記被保持部を保持することができるように設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部が取付面の全域に被保持部を保持することができるように設けられているので、取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の放射線画像撮影装置において、
前記カセッテの前面に配置される任意の大きさの散乱放射線除去用グリッドを備え、
前記散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドの縁部に、前記取付部側に突出した脚部と、
前記脚部に設けられ、前記保持部に保持される第2の被保持部とを備えるとともに、
前記保持部と前記第2の被保持部のうち、何れか一方が他方に吸着されることにより、前記散乱放射線除去用グリッドが前記取付部に取り付けられることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、その縁部に取付部側に突出した脚部を備えるとともに、その脚部に保持部に保持される第2の被保持部を備えているので、散乱放射線除去用グリッドは、散乱放射線除去用グリッドと取付部との間に脚部の長さに相当する空間を形成しつつ、保持部に保持される。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の放射線画像撮影装置において、
前記散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、前記放射線画像撮影装置において使用されるカセッテのうち、最大のものと略同一或いはそれより大きいことを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の放射線画像撮影装置において、
前記保持部と前記被保持部の何れか一方が磁石により形成され、他方が磁性体により形成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部と被保持部の何れか一方が磁石により形成され、他方が磁性体により形成されているので、保持部と被保持部とは磁力による吸着を行うことができる。
よって、磁力と磁性体との磁力による吸着作用を利用し、保持部を有する取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1又は2に記載の放射線画像撮影装置において、
前記カセッテの前面に配置される任意の大きさの散乱放射線除去用グリッドを備え、
前記散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドを、前記カセッテの前面に着脱自在に取り付けるための固定部を備えていることを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドを、カセッテに着脱自在に取り付けるための固定部を備えているので、取付部に取り付けたカセッテに対し、散乱放射線除去用グリッドを、被写体とカセッテとの間に配置するように取り付けることができる。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の放射線画像撮影装置において、
前記散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、前記放射線画像撮影装置において使用されるカセッテのうち、最大のものと略同一或いはそれより大きいことを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明によれば、請求項6に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明にかかる放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10と、当該カセッテ取付台10に取り付けられるカセッテ20とグリッド30とを示す分解斜視図であり、図2は、カセッテ取付台10にカセッテ20とグリッド30とが取り付けられた状態を示す斜視図である。図3は、放射線画像撮影装置100において被写体を撮影する状態を示す説明図であり、カセッテ取付台10箇所は図2のIII−III線における断面図である。
【0022】
図1から図3に示されるように、取付部であるカセッテ取付台10は、放射線源40から出力された放射線が、被写体を透過して照射されるカセッテ取付台10の前面に、カセッテ20を取り付ける取付面10aを有し、その取付面10aには、保持部としての板状の磁石11が設けられている。この磁石11は、取付面10aの全域に亘る任意の場所に後述するカセッテ20を保持できるように、例えば、碁盤目状に配置されている。
また、カセッテ取付台10の上面には、カセッテ取付台10に被写体を位置合わせする際に、被写体のあごの位置の基準となる、あご載せ台12が備えられている。
【0023】
カセッテ20は、その内部に被写体を透過した放射線の放射線エネルギーを蓄積し、その放射線エネルギーに基づく放射線画像を記録し、撮影する放射線画像記録媒体としての輝尽性蛍光体シート(図示省略)を収納した平板状筐体である。そのカセッテ20の背面には、カセッテ取付台10の磁石11に吸着される被保持部としての磁性体である鉄箔22が設けられている。
【0024】
グリッド30は、放射線が被写体等の物体を透過する際に散乱した低エネルギーの放射線(散乱線)を除去するための手段として用いられる散乱放射線除去用の板状物であり、放射線の散乱線を除去することにより、より鮮明な放射線画像を輝尽性蛍光体シート(図示省略)に記録させることができる。
また、グリッド30は、略矩形状に形成され、その対向する両縁部に、カセッテ取付台10の磁石11に吸着される第2の被保持部としての磁性体である鉄部33が設けられている。この鉄部33は、グリッド30を取付面10aから所定の距離離すための脚部としての役割も有しており、鉄部33がグリッド30を取付面10aから離したスペースに、カセッテ20が取り付けられる空間が形成されている。
また、グリッド30は、カセッテ20を完全に覆うことができるように、カセッテ20より大きいサイズを有している。
【0025】
このように、放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10の取付面10aに設けられた磁石11の磁力により、カセッテ20の一方の面に設けられた鉄箔22が吸着されることにより、カセッテ取付台10にカセッテ20が保持され、取り付けられる。この磁石11は、カセッテ取付台10の取付面10aの全域に設けられているので、カセッテ20は、その取付面10aにおける任意の位置に取り付けることができる。よって、放射線画像撮影を行う被写体における所望の箇所に対応したカセッテ取付台10の位置にカセッテ20を取り付けることができる。
特に、カセッテ20は、カセッテ取付台10に磁力により吸着されているので、このカセッテ20の着脱は容易であるとともに、カセッテ20の微小な取付位置調整も簡単に行うことができ、被写体に対するカセッテ20の位置合わせを容易に行うことができる。
【0026】
また、カセッテ取付台10にカセッテ20を取り付ける際、カセッテ20の周囲を挟持するような部材がないため、図3に示されるように、カセッテ20の周囲、縁部が被写体に当接するような位置(図3においては、被写体のあごに当接する位置)に、カセッテ20を取り付けることができるので、撮影可能な領域を広げることができる。
【0027】
また、グリッド30も、放射線画像撮影装置100におけるカセッテ取付台10の取付面10aに設けられた磁石11の磁力により、グリッド30に設けられた鉄部33が吸着されることにより、カセッテ取付台10に保持され、取り付けられる。よって、このグリッド30の着脱は容易であり、カセッテ20が取り付けられた位置に応じて取付位置調整を簡単に行うことができる。
【0028】
また、グリッド30は、カセッテ20を完全に覆うことができるように、カセッテ20より大きいサイズを有しているので、カセッテ20に収納された輝尽性蛍光体シート(図示省略)に作用する散乱放射線を確実に除去することができる。特に、放射線画像撮影装置100において用いられるカセッテ20のうち、最大のもの(例えば、半切サイズ)より大きいサイズのグリッド30を用意しておけば、どのようなカセッテ20を用いた場合でも、そのグリッド30をカセッテ取付台10に取り付けることで、カセッテ20を覆うことができるので、そのカセッテ20への散乱放射線を除去することができる。
よって、様々なサイズ毎のグリッド30を複数用意する必要はなく、最大のカセッテ20に応じた最大のグリッド30をひとつ用意することで、様々なサイズのカセッテ20を用いる放射線画像撮影を行うことができる。
【0029】
このように、放射線画像撮影装置100において、磁力を利用し、カセッテ取付台10の取付面10aの全面にカセッテ20が着脱自在に保持され、取り付けられる構成にすることにより、カセッテ20の取り付けや、取付位置調整を容易に行うことができるとともに、被写体における所望の撮影箇所の放射線画像撮影を容易に行うことができる。
【0030】
また、グリッド30も磁力を利用し取り付け可能とすることにより、グリッド30の取り付けの作業性を向上させることができる。さらに、汎用性のある大きいサイズのグリッド30を一つ用意しておけば、各種サイズのカセッテ20を放射線画像撮影装置100において使用することができるので、使用するグリッドを複数用意したり、それらから最適なサイズのグリッドの選択を行う必要がなくなる。
【0031】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の箇所の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における放射線画像撮影装置のカセッテ取付台10にカセッテ20とグリッド35とが取り付けられた状態を示す側面図である。
図4に示されるように、カセッテ20は、カセッテ20に設けられた鉄箔22と、カセッテ取付台10に設けられた磁石11とが吸着することにより、カセッテ取付台10の取付面10aの任意の位置に取り付けられる。
【0032】
グリッド35は、放射線が被写体等の物体を透過する際に散乱した低エネルギーの放射線(散乱線)を除去するための手段として用いられる散乱放射線除去用の板状物であり、放射線の散乱線を除去することにより、より鮮明な放射線画像を輝尽性蛍光体シート(図示省略)に記録させることができる。
また、グリッド35は、グリッド35をカセッテ20に着脱自在に取り付けるための固定部としてのフック部材25を備えている。このフック部材25を、磁力の作用によりカセッテ取付部10に取り付けられたカセッテ20の上端部に引っ掛けることにより、グリッド35をカセッテ20の前面に備えることができる。
【0033】
このフック部材25により、放射線画像撮影を行う被写体における所望の撮影箇所に対応したカセッテ取付台10の位置に取り付けたカセッテ20に対し、グリッド35を容易に取り付けることができる。
よって、カセッテ取付台10に対し、カセッテ20のみを位置合わせし、取り付けた後、グリッド35をカセッテ20の位置に応じて、容易に取り付けることができる。
【0034】
なお、フック部材25がグリッド35に備えられる位置や数は任意であるが、放射線画像撮影や、カセッテ20をカセッテ取付台10の取付面10aに取り付ける際の妨げにならない位置であることが好ましい。
【0035】
なお、以上の実施の形態においては、保持部である磁石11は、取付面10aの全域に碁盤の目状に配置されるとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、磁石11は、縞状、ドット状などの複数分割形状あるいは全面ベタ状に配置してもよい。また、被保持部である鉄箔22も同様に、碁盤の目状、縞状、ドット状などの複数分割形状あるいは全面ベタ状に配置してもよい。
また、固定部は、カセッテ20の上端部に引っ掛けるフック部材25としたが、放射線画像撮影や、カセッテ20をカセッテ取付台10の取付面10aに取り付ける際の妨げにならないものであれば、その形状や、固定・取付方法は任意である。
また、放射線画像記録媒体は、輝尽性蛍光体シートに限らず、放射線に基づく画像記録を行えるものであれば任意の記録媒体でよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、放射線画像撮影装置における取付部の取付面に備えられた保持部と、カセッテの背面に備えられた被保持部とが吸着することにより、カセッテが取付部に取り付けられるので、放射線画像撮影装置における取付部にカセッテを容易に取り付けることができる。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部が取付面の全域に被保持部を保持することができるように設けられているので、取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0038】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、その縁部に取付部側に突出した脚部を備えるとともに、その脚部に保持部に保持される第2の被保持部を備えているので、散乱放射線除去用グリッドは、散乱放射線除去用グリッドと取付部との間に脚部の長さに相当する空間を形成しつつ、保持部に保持される。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0039】
請求項4記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【0040】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、保持部と被保持部の何れか一方が磁石により形成され、他方が磁性体により形成されているので、保持部と被保持部とは磁力による吸着を行うことができる。
よって、磁力と磁性体との磁力による吸着作用を利用し、保持部を有する取付面において所望する任意の位置に被保持部を有するカセッテを容易に取り付けることができるとともに、取付位置の変更や調整も容易にできる。
【0041】
請求項6記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、カセッテの前面に配置される散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドを、カセッテに着脱自在に取り付けるための固定部を備えているので、取付部に取り付けたカセッテに対し、散乱放射線除去用グリッドを、被写体とカセッテとの間に配置するように取り付けることができる。
よって、散乱放射線除去用グリッドとカセッテとをそれぞれ別々に取り付けることができるので、散乱放射線除去用グリッドとカセッテのサイズを同サイズにする必要がなくなり、カセッテのサイズに応じた様々なサイズのグリッドを用意する必要がなくなる。
【0042】
請求項7記載の発明によれば、請求項6に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きいので、その散乱放射線除去用グリッドが、被写体とカセッテとの間に配置された際に、カセッテへ向かう被写体において散乱された散乱放射線を好適に除去することができる。
特に、放射線画像撮影装置において使用するカセッテのうち最大のものと略同一或いはそれより大きな散乱放射線除去用グリッドは、その散乱放射線除去用グリッドより小さな様々なサイズのカセッテを覆うことができるので、様々なサイズのカセッテに使用できる汎用性がある散乱放射線除去用グリッドとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる放射線画像撮影装置におけるカセッテ取付台と、カセッテと、グリッドとを示す分解斜視図である。
【図2】本発明にかかる放射線画像撮影装置におけるカセッテ取付台にカセッテとグリッドとが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図を用いた、放射線画像撮影装置において被写体を撮影する状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における放射線画像撮影装置のカセッテ取付台にカセッテとグリッドとが取り付けられた状態を示す側面図である。
【図5】従来の放射線画像撮影装置におけるカセッテ取付台を示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図を用いた、従来の放射線画像撮影装置において被写体を撮影する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カセッテ取付台(取付部)
10a 取付面
11 磁石(保持部)
12 あご載せ台
20 カセッテ
22 鉄箔(被保持部、磁性体)
25 フック部材(固定部)
30、35 グリッド(散乱放射線除去用グリッド)
33 鉄部(脚部、第2の被保持部、磁性体)
40 放射線源
100 放射線画像撮影装置
Claims (7)
- 放射線画像記録媒体を収納するカセッテと、当該カセッテを取り付ける取付部と、を備え、
被写体を透過させた放射線を前記放射線画像記録媒体に照射し、前記放射線に基づく放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置において、
前記取付部の取付面に、前記カセッテを保持する保持部を備えるとともに、前記カセッテの背面に、前記保持部に保持される被保持部を備え、
前記保持部と前記被保持部のうち、何れか一方が他方に吸着されることにより、前記カセッテが前記取付部に取り付けられることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 請求項1に記載の放射線画像撮影装置において、
前記保持部は、前記取付面の全域に前記被保持部を保持することができるように設けられていることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 請求項1又は2に記載の放射線画像撮影装置において、
前記カセッテの前面に配置される任意の大きさの散乱放射線除去用グリッドを備え、
前記散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドの縁部に、前記取付部側に突出した脚部と、
前記脚部に設けられ、前記保持部に保持される第2の被保持部とを備えるとともに、
前記保持部と前記第2の被保持部のうち、何れか一方が他方に吸着されることにより、前記散乱放射線除去用グリッドが前記取付部に取り付けられることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 請求項3に記載の放射線画像撮影装置において、
前記散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、前記放射線画像撮影装置において使用されるカセッテのうち、最大のものと略同一或いはそれより大きいことを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の放射線画像撮影装置において、
前記保持部と前記被保持部の何れか一方が磁石により形成され、他方が磁性体により形成されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 請求項1又は2に記載の放射線画像撮影装置において、
前記カセッテの前面に配置される任意の大きさの散乱放射線除去用グリッドを備え、
前記散乱放射線除去用グリッドは、当該散乱放射線除去用グリッドを、前記カセッテの前面に着脱自在に取り付けるための固定部を備えていることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 請求項6に記載の放射線画像撮影装置において、
前記散乱放射線除去用グリッドの散乱放射線除去面の大きさは、前記放射線画像撮影装置において使用されるカセッテのうち、最大のものと略同一或いはそれより大きいことを特徴とする放射線画像撮影装置。
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2002
- 2002-09-27 JP JP2002284049A patent/JP2004113645A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014028289A (ja) * | 2013-09-20 | 2014-02-13 | Canon Inc | グリッド、撮影装置及び放射線画像撮影装置 |
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