JP2004113447A - 遊技機 - Google Patents

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Takashi Kondo
近藤 尚
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Abstract

【課題】変動開始時における識別情報の態様にも遊技者に注目させて、趣向性のより高い遊技機を提供する。
【解決手段】識別情報を表示する表示手段と、前記表示手段に表示されている識別情報を、予め設定された変動開始条件を満たすことを条件として変動開始後、停止表示させる表示制御手段と、前記表示手段に停止表示された識別情報が特定の識別情報の場合に所定の遊技価値を遊技に付加する遊技制御手段とを備え、前記識別情報の変動態様として、前記表示手段で前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる変動態様を有している。また、前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合には、前回停止表示された識別情報から変動開始がなされる場合に比べ、前記停止表示される識別情報が特定の識別情報となる割合が高い。
【選択図】   図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機に代表される遊技機においては、数字や絵等の図柄からなる識別情報を表示する表示手段と、遊技球の入賞(入球)領域を有する始動入賞口とを遊技盤に備え、前記始動入賞口への遊技球の入賞(入球)検出を変動開始条件として前記識別情報が変動開始後、特定の識別情報で停止した場合に、遊技者に有利な遊技価値を付加した大当たり遊技(特別遊技とも称される。)を行っている。なお、本発明の説明において、識別情報の停止は、確定停止のことを言い、識別情報が一旦停止表示されたように遊技者には思わせるが、まだ識別情報が変動中であること、つまり、まだ識別情報が確定停止されていない、いわゆる仮停止を含まないものである。
【0003】
また、前記表示手段における識別情報の変動態様は、常に前回停止表示(確定停止表示のことであり、仮停止表示を含まず。以下同様。)された識別情報から変動を開始し、選択された識別情報で停止表示するようになされている(特許文献1等参照。)。なお、前記表示手段には識別情報とは異なるキャラクターも識別情報と共に表示されるようにし、選択された変動態様によっては、前回の識別情報変動時と今回の識別情報変動時とでキャラクターが相違するようにした遊技機もある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−259171号公報(図1)
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の遊技機では、前記識別情報と異なるキャラクターについては、前回の識別情報変動時と今回の識別情報変動時とで相違することがあるものの、前記識別情報については、常に前回停止表示された識別情報から変動開始する表示制御がなされるため、識別情報の変動開始時における変化に乏しく、遊技の趣向性に欠ける問題がある。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みなされたもので、識別情報の変動開始時についても遊技者に注目させ、しかも変動開始時における識別情報の内容にも注目させることができる、趣向性のより高い遊技機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、識別情報を表示する表示手段と、予め設定された変動開始条件を満たすことを条件として前記識別情報を変動開始後、停止表示させる表示制御手段と、前記停止表示された識別情報が特定の識別情報の場合に所定の遊技価値を遊技に付加する遊技制御手段とを備える遊技機であって、前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる変動態様と、前回停止表示された識別情報から変動開始がなされる変動態様と、前記変動態様を選択する選択制御手段を備え、前記選択制御手段により選択された変動態様に基づき、前記表示制御手段が前記識別情報を変動表示制御することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1において、前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合には、前回停止表示された識別情報から変動開始がなされる場合に比べ、前記表示手段で停止表示される識別情報が前記特定の識別情報となる割合が高いことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合の変動開始時の識別情報は、変動開始後に前記表示手段で停止表示されることとなる識別情報であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図、図3は同遊技機の表示制御回路のブロック図である。
【0011】
図1に示すこの実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、上側始動入賞口10、下側始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払い出される。なお、後に詳述する大当たりになると大入賞口15が開放され、遊技球が入賞し易い大当たり遊技(特別遊技)が実行される。符号22a,22bは風車である。
【0012】
また、前記遊技機1の前面側には、ランプ表示器35、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
【0013】
前記表示装置9は、その上部の普通図柄表示装置41と中央部の特別図柄表示装置43とよりなり、識別情報として、数字,アルファベット,記号或いは絵等の図柄やキャラクターを変動表示及び停止表示可能となっている。普通図柄表示装置41は7セグメントLED等から。また、普通図柄表示装置41の両縁にはLED等からなる普通図柄変動数記憶表示器47が設けられ、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって取得する普通図柄の変動停止に関係する情報の保留記憶数を、保留記憶回数(この例では現在変動中に関するものを含まず最高4回)として記憶し表示するようになっている。
【0014】
前記特別図柄表示装置43は、本発明の表示手段に相当し、大当たりか否かの判定結果を表示する判定結果表示手段に該当するものである。この特別図柄表示装置43は、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、横に並ぶ3つの表示領域に分割されて左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域を備え、左側表示領域には左特別図柄が、中央表示領域には中特別図柄が、右側表示領域には右特別図柄が、それぞれ判定結果表示用の特別図柄(識別情報)として、変動表示及び停止表示可能とされている。また、前記特別図柄表示装置43には、前記特別図柄(識別情報)に加えて背景画像(キャラクター,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、該背景画像が特別図柄(識別図柄)の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっていてもよい。さらに、前記特別図柄表示装置43の上部左右にはLED等からなる特別図柄変動数記憶表示器51が設けられている。なお、この実施例における前記左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ変動および停止表示される特別図柄(識別情報)は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの図柄とされている。
【0015】
また、この実施例における前記普通図柄表示装置41に変動および停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』である。
【0016】
前記第1種始動入賞口10,11は特別図柄表示装置43の真下に設けられ、下側第1種始動入賞口11については2つの可動片11a,11bが背面の第1種始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されているのに対し、上側第1種始動入賞口10は単に開口したものとされている。前記下側第1種始動入賞口11の拡開開放は、前記普通図柄表示装置41の普通図柄が変動した後特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
【0017】
また、前記遊技盤3の背面には、第1種始動入賞口10,11に入賞した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、該入賞球の検出により前記特別図柄表示装置43で特別図柄変動(識別情報の変動)を開始するようになっている。このように、この実施例では、前記第1種始動入賞口10,11に遊技球が入賞し、該入賞球が前記特別図柄変動開始スイッチ(始動入賞口センサ)で検出されることが、前記特別図柄の変動開始条件(識別情報の変動開始条件)に予め設定されている。また、前記特別図柄(識別情報)の変動中に第1種始動入賞口10,11に入賞することによって取得する特別図柄の変動停止に関係する情報の保留記憶数を、保留回数(この例では現在変動中に関するものを含まず最高4回)として、前記特別図柄変動数記憶表示器51に表示し、特別図柄の変動開始による保留記憶数の減少によって前記表示器51の表示個数を減らすようになっている。
【0018】
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は前記特別図柄表示装置43の左右に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示装置41の図柄変動を開始させるようになっている。また、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0019】
前記大入賞口15は第1種始動入賞口10,11の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、該入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口63を有する。さらに、該特定領域入賞口63には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口63には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口63に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
【0020】
前記発射装置91は、操作レバー92の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置91により発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。前記遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出される。なお、この例の遊技機1は、プリペイドカードユニット93が接続されている。
【0021】
また、前記遊技機1の裏側には、遊技を制御するための複数の制御装置が制御手段として設けられている。図2のブロック図は同遊技機の電気制御を簡略に示すものであり、前記制御装置として、主制御回路70、音声制御回路85、表示制御回路90、払出制御回路110等が図示されている。主制御回路70は、本発明の遊技制御手段に相当し、メインプログラムに従って制御動作を行うCPU72、該CPU72のワーク用メモリとして機能するRAM73、遊技制御用プログラムを記憶するROM74を備えたワンチップマイクロコンピュータ71、該ワンチップコンピュータ71と表示制御回路90等を結ぶI/O(入出力)バス75,76、出力ポート77、ドライバ78、バッファゲート79、インターフェイス80等により構成されている。
【0022】
前記CPU72は、制御部、演算部、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、遊技の制御に使用する乱数値の生成、例えば、大当たり(特別遊技状態)の発生確率や普通図柄による小当たり(下側始動入賞口11の入賞領域拡大)の発生確率を定める乱数、さらには他の制御回路等に対する制御指令信号等をメインプログラムに従って生成する。
【0023】
前記RAM73は特別図柄変動開始スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域、前記CPU72で生成される各種乱数用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、並びにCPU72の作業領域を備えている。さらに、前記ROM74には、遊技上の制御プログラムや制御データ、制御コマンドが書き込まれている他、大当たり及び普通図柄による小当たりの判定値等が書き込まれている。
【0024】
その他、前記ワンチップマイクロコンピュータ71には、遊技機1の電源投入時に各種制御情報を初期化する初期リセット回路と、ワンチップマイクロコンピュータ71のROM74に記憶されている遊技制御用プログラムを定期的(この例では2msec毎)に実行させる定期リセット回路が設けられている。
【0025】
前記主制御回路70から出力される制御指令信号(コマンド)は、前記I/Oバス75や出力ポート77、ドライバ78を介して種々の装置を制御する。すなわち、前記ドライバ78には下側始動入賞口11、大入賞口15、情報出力回路83等が接続され、前記出力ポート77には表示制御回路90と発光体制御回路88が接続され、前記I/Oバス75には音声制御回路85が接続されている。なお、前記情報出力回路83にはホストコンピュータであるホール用の管理装置84が接続され、大当たり情報や図柄確定情報、確率変動情報等の各種遊技情報が出力される。
【0026】
前記表示制御回路90は、前記主制御回路70から表示制御指令信号(コマンド)を受信し、受信した表示制御指令信号に基づいて所定の表示制御処理を行う表示制御手段であってサブ制御回路に相当し、この表示制御回路90に接続されている普通図柄表示装置41、普通図柄変動数記憶表示器47、特別図柄変動数記憶表示器51、特別図柄表示装置43、発光体制御回路88、音声制御回路85の制御を行う。
【0027】
前記表示制御回路90は、図3に示すように、前記特別図柄表示装置43に表示する遊技画像(特別図柄(識別情報)、背景、キャラクター等が含まれる。)を表示するための表示制御プログラム等の制御データを記憶する制御データROM92、前記制御データを書き換え可能に記憶する制御データRAM93、画像データ等を記憶する画像データROM96、前記主制御回路70から送られてきた制御信号に基づき前記制御データROM92及び制御データRAM93に従って演算及び制御等する表示制御用CPU91、前記表示制御用CPU91からの指令に基づいて画像データROM96から必要なデータを読み出し、前記特別図柄や背景等のマップデータを生成するVDP94、該VDP94で生成したデータを格納するVRAM95、初期リセット回路98からなる。前記表示制御回路90のVDP94からの信号は前記特別図柄表示装置43等に送信され、特別図柄表示装置43で遊技画像(特別図柄(識別情報)、背景、キャラクター等が含まれる。)を表示する。
【0028】
前記発光体制御回路88には、前記ランプ表示器35が接続されている。前記払出制御回路110では、遊技媒体払出装置(図示せず)による遊技媒体(賞品球や貸球)の払い出しを制御する。
【0029】
前記主制御回路70のI/Oバス75及び表示制御回路90に接続されている音声制御回路85には図示しない音声増幅回路を介して前記スピーカ38が接続されている。
【0030】
また、前記主制御回路70のインターフェィス80には、特別図柄変動開始スイッチ、普通図柄変動開始スイッチ、特定入賞球検出スイッチ、入賞球数カウントスイッチ、その他の入賞口用検出スイッチ等が接続され、各検出スィッチ等から出力される検出信号が前記インターフェイス80を介してワンチップマイクロコンピュータ71に送信されるようになっている。
【0031】
その他、前記主制御回路70には、電源回路87と、前記発射装置91による遊技球の発射を制御するための発射制御回路100が接続されている。
【0032】
前記主制御回路70に設けられる複数のカウンタ(乱数)として、この実施例では表1に示す8種類がある。各カウンタの作用については次に示す。
【0033】
【表1】
Figure 2004113447
【0034】
ラベル−TRND−Aは、遊技者にとって有利な遊技価値(前記大入賞口15が所定回数開いて遊技球を大入賞口15に入賞可能にするという遊技価値)を付加した大当たり遊技状態(特別遊技状態)への移行となる大当たりを判定するのに用いられるものである。このラベル−TRND−Aの数値Q1は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、所定時間(この例では2msec)ごとに1ずつ加算され、数値が‘629’に至ると、次に‘0’に書き換えられて前記加算を繰り返すようになっている。ラベル−TRND−Aの数値Q1は、遊技球が始動入賞口10,11に入賞して特別図柄変動開始スイッチによって検出された時に取得され、予め決定されている大当たり数値、この実施例では平常時(低確率状態時)には‘5’,‘500’と対比され、確率変動状態時(高確率状態時)には‘5’,‘50’,‘100’,‘200’,‘300’,‘350’,400’,‘450’,‘500’,‘600’と対比されて大当たりか否か判断される。
【0035】
ラベル−TRND−R1は、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり当否判定結果が外れとなる場合において、リーチ状態となるか否かを決めるリーチ有無決定用のものである。前記リーチ状態とは、前記特別図柄表示装置43で特別図柄(識別情報)が変動表示開始された後、確定停止表示される前段階において、特定の表示態様、つまり大当たりの組合せが表示されやすい可変表示態様になったと遊技者に思わせるための表示態様をいう。リーチ状態の1つとして、前記特別図柄表示装置43の各表示領域の内、最終停止図柄を表示する表示領域、ここでは中央表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で特別図柄(識別情報)が特定の組合せ(例えば同一図柄)となるように停止表示する状態を挙げることができる。
【0036】
このラベル−TRND−R1は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、所定時間(2msec)ごとに1ずつ加算され、数値が‘49’に至ると、次に‘0’に書き換えられて前記加算を繰り返すようになっている。当該ラベル−TRND−R1の数値Q2は、前記第1種始動入賞口10,11への入賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出された時に取得され、大当たり当否判定結果が外れの場合に、その数値が予め決定されているリーチ成立数値と対比されてリーチの有無が判断される。なお、この実施例では、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり当否判定結果が大当たりとなる場合には、必ずリーチ状態が成立するようになっているので、このラベル−TRND−R1は使用されない。
【0037】
ラベル−TRND−T1は、変動態様決定用のものであり、前記特別図柄表示装置43で表示される図柄の変動態様を決定するのに使用される。この例では、変動態様1〜10までの10種類設けられており、それぞれの変動態様は変動時間や、変動状態(例えば変動開始時の特別図柄(識別情報)、特別図柄の拡縮、回転)等を異ならせたものになっている。前記ラベル−TRND−T1の数値Q3は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、所定時間(2msec)ごとに1ずつ加算され、数値が‘35’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算を繰り返すようになっている。前記ラベル−TRND−T1の数値は、前記始動入賞口10、11への入賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出された時に取得される。前記ラベル−TRND−T1の取得乱数値に基づいて、後述のように変動態様が決定される。
【0038】
ラベル−TRND−AZ1は、大当たり成立時、前記特別図柄表示装置43の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止して揃う確定大当たり停止特別図柄組合せ(大当たり表示態様)を決定するものである。このラベル−TRND−AZ1の数値Q4は、電源投入時に‘0’から始まって所定時間(2msec)ごとに‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて前記加算を繰り返すようになっている。ラベル−TRND−AZ1の数値は、前記始動入賞口10,11への入賞球が特別図柄変動開始スイッチによって検出された時に取得される。前記ラベル−TRND−AZ1の数値には、各数値に対応する大当たり停止特別図柄(識別情報)組合せが予め割り当てられている。実施例においては、前記ラベル−TRND−AZ1の数値が‘0’の場合には0のぞろ目、‘1’の場合には1のぞろ目、‘2’の場合には2のぞろ目、‘3’の場合には3のぞろ目というように、各数値のぞろ目が大当たり停止特別図柄組合せとなっている。
【0039】
なお、この実施例の遊技機1は確率変動機能を備えた機種であり、大当たり成立時における大当たり停止特別図柄(識別情報)組合せが確変特別図柄(識別情報)である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり(特別遊技状態)の発生に加えて、大当たり終了後に確率変動が生じ、次回の大当たり発生確率が平常時における通常遊技状態(低確率状態、1/315)よりも高い確率変動状態(高確率状態、5/315)に移行し、次回の大当たりまで高確率状態が継続するようになっている。また、大当たり成立時における大当たり停止特別図柄(識別情報)組合せが通常特別図柄(識別情報)である‘0’、‘2’、‘4’、‘6’、‘8’、‘10’の何れかの偶数のぞろ目であるときには、大当たり終了後、通常遊技状態(低確率状態、1/315)とされ、次回の大当たりまで低確率状態が継続するようになっている。
【0040】
ラベル−TRND−B1〜B3は、前記ラベル−TRND−Aによる大当たり当否判定結果が外れとなる場合において、前記特別図柄表示装置43に確定停止表示する外れ特別図柄(識別情報)組合せ(外れ表示態様)の決定に用いられるものである。前記ラベル−TRND−B1の数値Q5は左側表示領域の左特別図柄、ラベル−TRND−B2の数値Q6は右側表示領域の右特別図柄、ラベル−TRND−B3の数値Q7は中央表示領域(最終停止図柄表示領域)の中特別図柄(最終停止特別図柄)にそれぞれ対応する。
【0041】
前記ラベル−TRND−B1の数値は、電源投入時に‘0’から始まって所定時間(2msec)ごとに‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。また、前記ラベル−TRND−B2の数値は、電源投入時に‘0’から始まって、前記ラベル−TRND−B1の数値が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。さらに、前記ラベル−TRND−B3は、電源投入時に‘0’から始まって、前記ラベル−TRND−B2の数値が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。これによって、ラベル−TRND−B1〜B3の各数値範囲が同一であっても、当該ラベル−TRND−B1〜B3の数値が同期(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。
【0042】
前記ラベル−TRND−B1〜B3の各数値が‘0’の場合には0、‘1’の場合には1、‘2’の場合には2というように、前記ラベル−TRND−B1〜B3の各数値が、遊技の外れ時に特別図柄表示装置43の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に表示される確定停止表示特別図柄(識別情報)として設定されている。そして、前記特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出されるごとにラベル−TRND−B1〜B3から取得される数値の組合せによって、外れ時に特別図柄表示装置43の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に表示される確定停止特別図柄(識別情報)が定まる。
【0043】
前記取得されたQ1〜Q7の乱数値については、それぞれ最大4個、前記主制御回路70のRAM73における該当領域に格納され、順次判定に使用される。また、記憶されている個数については、前記特別図柄用記憶個数報知部51で表示される。
【0044】
ラベル−FRND−Aは、前記普通図柄表示装置41に停止表示する普通図柄を決定するとともに普通図柄の当たり(小当たり)及び外れを判定するもので、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まって所定時間(2msec)ごとに‘1’ずつ加算され、‘9’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。このラベル−FRND−Aの数値Q8は、普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を通過した遊技球を普通図柄変動開始スイッチで検出するごとに取得され、最大4個まで前記主制御回路70のRAM73の普通図柄数値記憶領域に格納される。
【0045】
また、前記ラベル−FRND−Aの数値Q8には、各数値に対応する普通図柄が予め割り当てられている。実施例においては、ラベル−FRND−Aの取得乱数値が‘1’のときは普通図柄表示装置41に停止表示する普通図柄が‘1’となる等、ラベル−FRND−Aの取得乱数値がそのまま普通図柄表示装置41に停止表示する普通図柄として割り当てられている。前記普通図柄の変動開始から停止までに要する時間は約6秒である。
【0046】
なお、この実施例では、普通図柄の当たり確率は1/2となっており、具体的には、前記ラベル−FRND−Aの取得乱数値Q8が奇数である場合、普通図柄の当たりとなり、0.3秒間の下側始動入賞口10の入賞領域拡大を1回行うようになっている。また、前記ラベル−FRND−Aの取得乱数値Q8がその他の場合には普通図柄の外れとなり、前記始動入賞口10が狭小開放状態のままとされる。さらに、この実施例では、前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなった場合には、前記始動入賞口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させるようになっている。
【0047】
また、前記主制御回路70に設けられる複数のフラグとしては、この実施例では大当たり(特別遊技)フラグA1,確率変動フラグB1,リーチフラグR、特別遊技中フラグD1が挙げられる。これらのフラグは、初期設定時には全て0にセットされる。
【0048】
ここで、前記遊技機1が行う遊技について説明する。前記遊技機1では、前記発射装置91により遊技領域6へ向けて発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞すると所定数の遊技球が賞品球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21に遊技球が入賞し、前記普通図柄変動開始スイッチで遊技球が検出されると、前記主制御回路70へ入賞信号が送られ、それに伴って、主制御回路70のラベル−FRND−Aの数値(Q8)が取得され、その取得乱数値が主制御回路70のRAM73の普通図柄数値記憶領域に一旦格納される。そして、当該格納された数値に基づいて普通図柄の当たり(小当たり)の判定が行われ、当たりの場合には、前記普通図柄表示装置41で普通図柄が変動を開始し、所定値で停止、この例では奇数で停止し、始動入賞口10が入賞領域拡大状態になり、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞品球として払い出される。
【0049】
また、前記始動入賞口10,11に遊技球が入賞し、特別図柄変動開始スイッチによって入賞球が検出されると、前記主制御回路70へ入賞信号が送られ、それに伴って、主制御回路70のラベル−TRND−A,ラベル−TRND−R1,ラベル−TRND−T1,ラベル−TRND−AZ1,ラベル−TRND−B1〜B3等の各種数値(Q1〜Q7等)が取得され、その取得乱数値が主制御回路70のRAM73の該当する記憶領域に一旦格納される。そして、当該格納された各数値に基づいて大当たりの判定、リーチの有無決定、変動態様の決定、停止特別図柄組合せの決定等が行われ、前記特別図柄表示装置43の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で特別図柄(識別情報)の変動を開始する。その際、選択された変動態様によっては、後に詳述するように、前記特別図柄表示装置43で前回確定停止表示された特別図柄(識別情報)から今回の変動を開始する場合と、前回確定停止表示された特別図柄(識別情報)以外の特別図柄(識別情報)から変動を開始する場合がある。
【0050】
前記特別図柄(識別情報)の変動開始から所定時間(前記選択された変動態様で定められている時間、この例では最低約5秒から最高58秒の間で変動態様に応じて決定されている。)変動後、特別図柄(識別情報)が変動停止して、停止特別図柄(識別情報)が確定表示される。この例では、左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で前記特別図柄(識別情報)が同時に変動を開始し、左側表示領域、右側表示領域、中央表示領域の順で特別図柄(識別情報)が変動停止して、停止特別図柄(識別情報)が確定表示される。その際、前記ラベル−TRND−R1の取得乱数値によっては、リーチ状態が成立することがある。この実施例では、リーチ状態の1つとして、前記特別図柄表示装置43の各表示領域のうち、最終停止特別図柄(ここでは中特別図柄を表示する表示領域(ここでは中央表示領域)だけを残して、残りの二つの表示領域で特別図柄(識別図柄)が特定の組合せ(例えば同一図柄(識別情報)となるように停止表示する場合がリーチを構成するものとして設定されている。
【0051】
前記特別図柄(識別情報)がラベル−TRND−AZ1の取得乱数値に従う特定の組み合わせである大当たり停止特別図柄組合せ、この例ではぞろ目で停止表示されると、大当たりになり、特別遊技状態に移行する。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、図示しない賞球払出装置により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数は、特別図柄表示装置43に、0〜10までの数字又は棒グラフのように表示されるようになっている。
【0052】
前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高15回又は13回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
【0053】
前記大当たりの際に、前記大当たり停止特別図柄組合せが確変特別図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり終了後に、次回の大当たり発生確率が通常遊技状態(低確率状態、1/315)よりも高い確率変動状態(高確率状態、5/315)に移行する。
【0054】
また、前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなると、前記始動入賞口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させる。
【0055】
次に、前記遊技を制御する主制御回路70が実行する処理について詳述する。前記主制御回路70のCPU72は、所定の割り込み時間(この例では2.0ms)ごとに、前記主制御回路70のROM74に記憶されている各プログラムに従いメイン処理M1を行う。図4はメイン処理M1のフローチャートである。
【0056】
メイン処理M1では、まず今回電源が投入されたか否か判断され(S10)、今回電源投入された場合には、初期設定処理(S20)が行われる。
初期設定処理(S20)では、スタックの設定、割り込み時間(この例では2msec)の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。このメイン処理M1は割り込み時間ごとに繰り返し行われるが、初期設定処理(S20)については、電源投入時のみに必要な処理であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されずに次の出力処理(S30)に移る。
【0057】
出力処理(S30)では、図5に示すように、前記主制御回路70におけるワンチップマイクロコンピュータ71のコマンドバッファ(図示せず)に出力コマンドデータがある場合、その出力コマンドデータを対応する制御回路等へ出力する(S31,S32)。コマンドの例として、変動態様コマンドや停止図柄指令コマンド等が挙げられる。
【0058】
入力処理(S40)では、各種のセンサーが信号を感知した場合の入力処理が行われる。前記センサーには、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21の遊技球通過を検出する普通図柄変動開始スイッチ(普通図柄センサー)、前記始動入賞口10,11に入賞した球を検出する特別図柄変動開始スイッチ(始動入賞口センサー)、前記大入賞口15における入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサー)等を挙げることができる。
【0059】
乱数更新処理(S50)では、前記ラベル−TRND−A、ラベル−TRND−R1、ラベル−TRND−T1、ラベル−TRND−AZ1、ラベル−TRND−B1〜B3、ラベル−FRND−Aの各数値Q1〜Q8に対して更新が繰り返される。この乱数更新処理(S50)は、前記メイン処理M1の実行時間毎に必ず1回行われる。
【0060】
図6は、前記乱数更新処理(S50)のフローである。この乱数更新処理(S50)では、まず、各カウンタ(ラベル−TRND−B2及びラベル−TRND−B3を除く。)の各数値Qn(n=1〜5,8)が前記所定時間ごとに1ずつ加算され(S51)、前記各数値Qnが所定最大値Xに至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う(S52,S53)。そして、各カウンタの更新数値が主制御回路70のRAM73の各カウンタと対応する乱数記憶エリアにそれぞれ一旦記憶される(S54)。図6中における『Qn’』は、加算される前の各カウンタの数値を意味する。なお、ラベル−TRND−B2及びラベル−TRND−B3については、前述したようにラベル−TRND−B1と関連したタイミングで数値が加算され、前記RAMの乱数記憶エリアにそれぞれ記憶されるようになっている。
【0061】
乱数取得処理(S60)では、図7に示すように、前記始動入賞口10,11への入賞が前記特別図柄変動開始スイッチにより検出されたか否かが確認される(S61)。入賞が無かった場合、この乱数取得処理は直ちに終了し、前記入賞が合った場合には前記各種更新乱数値Q1〜Q7が読み出されて取得され(S62)、前記主制御回路70のRAM73に記憶される(S63)。なお、普通図柄当たり判定・普通図柄決定用のラベル−FRND−Aの数値Q8は、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過して普通図柄変動開始スイッチで検出されたときに取得される。
【0062】
前記乱数取得処理(S60)の後、大当たり当否判定条件が成立しているか否かが確認される(S70)。前記大当たり当否判定条件が成立しているとは、現在特別遊技実行中ではない、あるいは特別図柄変動中ではないことをいう。そして、前記大当たり当否判定条件成立と判断された場合には、大当たり当否判定処理(S80)、リーチ有無決定処理(S90)、確定停止特別図柄決定処理(S100)、変動態様決定処理(S120)、特別遊技実行処理(S150)等が実行される。一方、前記S70で大当たり当否判定条件不成立と判断された場合には、特別遊技実行処理(S150)にジャンプする。
【0063】
大当たり当否判定処理(S80)では、図8に示すように、まず、確率変動フラグB1が1か否か判断され(S81)、該確率変動フラグB1が1ではなく0の場合、すなわち低確率状態時(1/315)では、前記ラベル−TRND−Aの取得乱数値Q1が大当たり数値である‘5’,‘500’と対比され(S82)、前記取得乱数値Q1が前記大当たり数値の何れかであれば大当たりとなり、大当たりフラグA1が1にセットされると共に、該大当たりフラグA1(=1)が主制御回路70のRAM73内に格納される(S83)。一方、前記確率変動フラグB1が1の場合、すなわち高確率状態時(5/315)では、前記取得乱数値Q1が大当たり数値である‘5’,‘50’,‘100’,‘200’,‘300’,‘350’,‘400’,‘450’,‘500’,‘600’と対比され(S84)、前記取得乱数値Q1が前記大当たり数値の何れかと一致すれば大当たりとなり、大当たりフラグA1が1にセットされると共に、該大当たりフラグA1(=1)が主制御回路70のRAM73内に記憶される(S83)。
【0064】
リーチ有無決定処理(S90)においては、前記特別図柄表示装置43でリーチ状態(大当たり及びリーチ外れ)となるか否かの決定がなされる。図9に示すように、このリーチ有無決定処理(S90)では、大当たりフラグA1が1か否か確認され(S91)、大当たりフラグA1が1ではなく0、つまり大当たり不成立となる場合、前記ラベル−TRND−R1の記憶取得乱数値Q2が読み出され、その取得乱数値Q2が‘24’又は‘49’であるか否か判断される(S92)。そして、取得乱数値Q2が‘24’又は‘49’ではない場合、リーチ無しに決まる。一方、前記取得乱数値Q2が‘24’又は‘49’である場合、リーチ有りに決定され、リーチフラグRが1にセットされると共に、該リーチフラグR(=1)が主制御回路70のRAM73内に格納される(S93)。また、前記S91で大当たりフラグA1が1の場合、つまり大当たり(特別遊技実行可)となる場合にも、リーチ有りとなることが決定し、リーチフラグRが1にセットされると共に、該リーチフラグR(=1)が主制御回路70のRAM73内に格納される(S93)。
【0065】
確定停止特別図柄決定処理(S100)では、前記大当たり当否判定処理(S80)に基づき特別図柄表示装置43に確定(最終)停止表示する特別図柄(識別情報)の決定が行われる。図10に示すように、この確定停止特別図柄決定処理(S100)では、まず、前記大当たりフラグA1の値が1か否か判断される(S101)。A1の値が1と判断された場合、すなわち大当たり(特別遊技実行可)となる場合、前記ラベル−TRND−AZ1の記憶取得乱数値Q4が読み出され、その取得乱数値Q4に対して予め決められている特別図柄(識別情報)の組合せが、特別図柄表示装置43に確定停止表示される確定大当たり停止特別図柄組合せとして決定される(S102)。
【0066】
それに対して、前記S101で大当たりフラグA1の値が1でない、すなわち前記値が0と判断され、外れと判定された場合には、前記ラベル−TRND−B1〜B3の記憶取得乱数値Q5〜Q7が読み出され、その取得乱数値Q5〜Q7が一致するか否か判断され(S103)、取得乱数値Q5〜Q7が一致する場合、続いてリーチ有り(リーチ外れ)か否か、ここでは前記リーチフラグRが1か否か判断される(S104)。そして、リーチ無しと判断された場合、前記ラベル−TRND−B2(右特別図柄用)の取得乱数値Q6を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B3の取得乱数値Q5,Q7に対して予め決められている図柄が、特別図柄表示装置43の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄(外れ識別情報)として決定される(S105)。一方、前記S104で、リーチ有りと判断された場合、前記ラベル−TRND−B3(中特別図柄用)の取得乱数値Q7を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B2の取得乱数値Q5,Q6に対して予め決められている図柄が各表示領域に確定停止表示される外れ特別図柄(識別情報)として決定される(S106)。
【0067】
また、前記S103で、ラベル−TRND−B1〜B3の取得乱数値Q5〜Q7の内、少なくとも1つが異なる数値となる場合には、ラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5とラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6が一致するか否か判断され(S107)、両値が一致する場合、さらにリーチ有りか否か判断される(S108)。そして、リーチ無しの場合、前記ラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6を1加算し、その値とラベル−TRND−B1,B3の取得乱数値Q5,Q7に対して予め決められている図柄が各表示領域に確定停止表示される外れ特別図柄(識別情報)として決定される(S105)。一方、リーチ有りの場合、ラベル−TRND−B1〜B3の取得乱数値Q5〜Q7に対して予め決められている特別図柄(識別情報)が各表示領域に確定停止表示される外れ特別図柄(識別情報)として決定される(S109)。
【0068】
さらに、前記S107でラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5とラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6が一致しない場合、続いてリーチ有りか否か判断される(S110)。そして、リーチ有りと判断された場合には、ラベル−TRND−B2の取得乱数値Q6を強制的にラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5と同一数値に変更し、かつラベル−TRND−B3の取得乱数値Q7を強制的に前記ラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5に1加算した数値に変更し、それらの数値とラベル−TRND−B1の取得乱数値Q5に対して予め決められている図柄が各表示領域に確定停止表示される外れ特別図柄(識別情報)として決定される(S111)。一方、前記S110で、リーチ無しと判断された場合、ラベル−TRND−B1〜B3の取得乱数値Q5〜Q7に対して予め決められている図柄が各表示領域に確定停止表示される外れ図柄(識別情報)として決定される(S109)。
【0069】
変動態様決定処理(S120)では、前記特別図柄表示装置43における特別図柄(識別情報)の変動態様が決定される。前記変動態様には、特別図柄(識別情報)の変動開始時に、前回停止表示された特別図柄(識別情報)以外の特別図柄(識別情報)から変動開始するか否か、および特別図柄(識別情報)の変動時間等が含まれる。この変動態様決定処理(S120)では、図11および図12に示すように、最初に大当たりフラグA1が1か否か確認され(S121)、大当たりフラグA1が1ではなく0、つまり大当たり不成立となる場合、リーチフラグRが1か否か確認され(S122)、前記リーチフラグRが1でない場合には変動態様1(リーチ無し外れ)に決定され(S123)、その決定変動態様が前記主制御回路70のワンチップマイクロコンピュータ71における出力コマンドバッファに格納される(S124)。なお、前記主制御回路70が実行する前記変動態様決定処理(S120)は、変動態様を選択する選択制御手段に相当する。
【0070】
前記S122でリーチフラグRが1の場合には、さらに確定停止中特別図柄が大当たり特別図柄(この例では、確定停止左特別図柄および確定停止右特別図柄)に対してマイナス1の特別図柄か否か判断され(S125)、大当たり特別図柄に対してマイナス1の図柄である場合、変動態様2(リーチ有り外れA1)に決定される(S126)。また、前記S125で確定停止中特別図柄が大当たり特別図柄に対してマイナス1の特別図柄ではないと判断された場合には、さらに確定停止中特別図柄が大当たり特別図柄に対してプラス1の特別図柄か否か判断され(S127)、大当たり特別図柄に対してプラス1の特別図柄である場合、さらに前記変動態様決定用カウンタ(ラベル−TRND−T1)の取得乱数値Q3が0〜15か判断され(S128)、0〜15の場合には変動態様3(リーチ有り外れB1)に決定され(S129)、0〜15でない場合には変動態様4(リーチ有り外れC1)に決定される(S130)。また、前記S127で確定停止中特別図柄が大当たり特別図柄に対してプラス1の図柄ではないと判断された場合、変動態様5(リーチ有り外れD1)に決定される(S131)。
【0071】
一方、前記S121で大当たりフラグA1が1の場合、すなわち大当たりの場合には、前記変動態様決定用カウンタ(ラベル−TRND−T1)の取得乱数値Q3が0であるか(S132)、1〜2であるか(S134)、3〜15であるか(S136)、16〜18又は19〜35の何れであるか(S138)が判断される。そして、前記Q3が0の場合には変動態様6(リーチ有り当たりE1)に決定され(S133)、前記Q3が1〜2の場合には変動態様7(リーチ有り当たりD2)に決定され(S135)、前記Q3が3〜15の場合には変動態様8(リーチ有り当たりC2)に決定され(S137)、前記Q3が16〜18の場合には変動態様9(リーチ有り当たりB2)に決定され(S139)、前記Q3が19〜35の場合には変動態様10(リーチ有り当たりA2)に決定される(S140)。前記変動態様2〜10に決定された場合には、次いで前記リーチフラグRが0にセットされ(S141)、前記決定変動態様が前記主制御回路70のワンチップマイクロコンピュータ71における出力コマンドバッファに格納される(S124)。
【0072】
この実施例では、前記変動態様1〜10の中で、大当たりとなる場合に選択される変動態様6(リーチ有り当たりE1)のみが、特別図柄(識別情報)の変動開始時に、前回停止表示された特別図柄(識別情報)以外の特別図柄(識別情報)から変動開始する変動態様で、その他の変動態様1〜5,7〜10は、前回停止表示された特別図柄(識別情報)から変動開始する変動態様となっている。また、前回停止表示された特別図柄(識別情報)以外の特別図柄(識別情報)から変動開始する変動態様6は、大当たりの場合にのみ選択されるようになっているため、他の変動態様1〜5,7〜10、すなわち、前回停止表示された特別図柄(識別情報)から変動開始がなされる場合よりも、停止表示特別図柄(識別情報)が大当たり停止特別図柄組合せとなる割合、すなわち大当たりになる割合が高い。
【0073】
特別遊技実行処理(S150)においては、図13に示すように、まず、特別遊技実行中か否か判断される(S151)。特別遊技実行中ではないと判断されると、大当たりフラグA1の値が1か否か、つまり大当たりが成立しているか否か判断される(S152)。そして、前記大当たりフラグA1の値が1の場合には、前記特別図柄(識別情報)の変動表示が終了したか否か判断され(S153)、変動表示が終了している場合には特別遊技中フラグD1が1にセットされる(S154)と共に大当たりフラグA1が0にセットされる(S155)。その後、特別遊技終了条件が成立しているか否か判断される(S156)。この特別遊技終了条件成立判断は、前記開閉板16の開放から所定時間(例えば29.5秒)経過した場合、あるいは前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった場合に前記特定領域入賞口63への入賞を検出できなかったか、または前記特定領域入賞口63への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出するごとに発生する継続権利に基づく設定回数に前記開閉板16の開放回数が到達したかが判断される。そして、特別遊技終了条件が成立している場合には、当たり図柄が奇数(1,3,5,7,9,11のぞろ目)か否か判断されて(S157)、奇数の場合には確率変動フラグB1が1にセットされ(S158)、奇数ではない場合には確率変動フラグB1が0にセットされる(S159)。前記確率変動フラグを1又は0にセット後、特別遊技中フラグD1が0にセットされる(S160)。また、前記S156で特別遊技終了条件が成立していない場合には、特別遊技処理が行われる(S161)。この特別遊技処理(S161)では、前記大入賞口15の開閉板16を開放して遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15内へ入賞可能にする。なお、前記S151で特別遊技中と判断された場合には大当たりか否かの判断を行うことなく、S156の特別遊技終了条件成立判断にジャンプする。また、前記S152で大当たりではないと判断された場合、あるいはS153で変動表示が終了していないと判断された場合、直ちにこの特別遊技実行処理(S150)は終了する。
【0074】
その他の処理(S170)では、前記普通図柄の当たり(小当たり)に対する処理や、前記各処理の他に遊技状態時に必要となる処理、例えばエラーの処理等が行われるが、本発明に特に関わりの無い処理であり、詳しい説明を省略する。
【0075】
前記主制御回路70から表示制御指令信号(コマンド)を受け取る前記表示制御回路90での処理について説明する。前記表示制御回路90の表示制御用CPU91は、所定の割り込み時間(この例では20.0ms)ごとに、前記表示制御回路90の制御データROM92に記憶されている各プログラムに従いメイン処理M2を行う。図14は前記表示制御回路90におけるメイン処理M2のフローチャートである。
【0076】
メイン処理M2では、まず今回電源が投入されたか否か判断され(S210)、今回電源投入された場合には、初期設定処理(S220)が行われる。
初期設定処理(S220)では、スタックの設定、割り込み時間(この例では2msec)の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。このメイン処理M2は割り込み時間ごとに繰り返し行われるが、初期設定処理(S220)については、電源投入時のみに必要な処理であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されずに次の出力処理(S230)に移る。
【0077】
出力処理(S230)では、前記表示制御回路90におけるコマンドバッファ(図示せず)に出力コマンドデータがある場合、VDPコマンドを前記特別図柄表示装置43等へ出力する。
【0078】
入力処理(S240)では、前記主制御回路70から送信された表示制御指令信号(変動態様コマンドや停止図柄指令コマンド等)のコマンド受信処理が行われる。
【0079】
変動開始図柄差し替え処理(S250)では、図15に示すように、前記主制御回路70から送信されて受信した変動態様が、前記変動態様6であるか否か判断され(S251)、変動態様6の場合、前記特別図柄表示装置43で変動開始する特別図柄(識別情報)のデータを、今回前記特別図柄表示装置43で停止表示されることとなる特別図柄(識別情報)、すなわち、この実施例では、前記確定大当たり停止特別図柄組合せ決定用カウンタ(ラベル−TRND−AZ1)の取得数値Q4で決定された大当たり特別図柄に差し替えて設定する(S252)。なお、前記受信変動態様が変動態様6ではないと判断された場合(S251)、前記変動開始時の特別図柄(識別情報)差し替え設定(S252)を行うことなく、この変動開始図柄差し替え処理(S250)を終了する。
【0080】
その他の処理(S260)では、前記表示制御回路90の各処理の他に必要な処理が行われるが、本発明に関わりない処理であり、説明を省略する。
【0081】
図16に、前記変動態様6が選択された場合の前記特別図柄表示装置43における表示の一例を示す。図示の例は、図16の(1)図のように、前記特別図柄表示装置43で、左特別図柄(左識別情報)ZLが‘8’、中特別図柄(中識別情報)ZMが‘4’、右特別図柄(右識別情報)ZRが‘9’でそれぞれ停止表示され、また、今回の変動態様として変動態様6が選択され、かつ今回の停止特別図柄、すなわち大当たり特別図柄として‘5,5,5’に決定された場合である。この場合、図16の(2)図に示すように、変動開始特別図柄(識別情報)が、前回の停止表示特別図柄(識別情報)‘8,4,9’から、今回停止表示されることとなる‘5,5,5’に差し替えられ、図16の(3)図のように、前記差し替え後の特別図柄(識別情報)‘5,5,5’から変動を開始し、その後、図16の(4)図に示すように、前記変動開始時の特別図柄‘5,5,5’で停止表示され、大当たり表示結果になる。
【0082】
なお、図16に示した例では、予め決められた順序で配列された特別図柄(識別情報)の順序、この例では数字が1ずつ増加し、11に至ると0に戻る順序にしたがって、特別図柄(識別情報)の差し替え後も、差し替えられた特別図柄(識別情報)から順に1づつ数字が増加するように特別図柄(識別情報)が変動する。すなわち、‘8,4,9’から‘5,5,5’に差し替えられた後は、‘5,5,5’→‘6,6,6’→‘7,7,7’と変動する。
【0083】
図17に示す他の実施例では、予め決められた順序で配列された特別図柄(識別情報)のうち、前回停止表示された特別図柄(識別情報)のみを差し替え、該差し替えられた特別図柄(識別情報)の次からは、前回停止表示された特別図柄(識別情報)の次に配列されている特別図柄(識別情報)に戻って変動が続くようになっている。すなわち、‘8,4,9’から‘5,5,5’に差し替えられた後は‘5,5,5’→‘9,5,10’→‘10,6,11’と変動する。本発明は、図16および図17の何れの変動表示で行われてもよい。
【0084】
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、前記実施例では、前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合には、必ず遊技者に有利な遊技価値の付加された大当たり遊技(特別遊技)となるようにされているが、外れとなる場合を含むものであってもよい。また、本発明の遊技機は前記実施例のパチンコ遊技機に限られるものではなく、コイン遊技機やスロットマシン等のように、表示手段に表示される識別情報が変動し、停止表示される遊技機であれば適用可能である。
【0085】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、請求項1の発明によれば、表示手段に前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる変動態様と、前回停止表示された識別情報から変動開始がなされる変動態様と、前記変動態様を選択する選択制御手段を備え、前記選択制御手段により選択された変動態様に基づき、前記表示制御手段が前記識別情報を変動表示制御するため、識別情報の変動開始時についても遊技者に注目させ、しかも変動開始時の識別情報の内容にも注目させることができ、遊技に対する興味を高めることができる。
【0086】
請求項2の発明によれば、前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合には、前回停止表示された識別情報から変動開始がなされる場合に比べ、前記表示手段で停止表示される識別情報が、所定の遊技価値を付与することを表す特定の識別情報となる割合が高いため、遊技者は識別情報の変動開始時に注目し、しかも前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされた場合には、遊技者は期待感を持って遊技をすることができ、趣向性を高めることができる。
【0087】
請求項3の発明によれば、前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合の変動開始時の識別情報は、変動開始後に前記表示手段で停止表示されることとなる識別情報であるため、遊技者は識別情報の停止結果を予め知ることができ、安心して遊技をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図である。
【図2】同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。
【図3】同遊技機の表示制御回路を簡略に示すブロック図である。
【図4】同遊技機における主制御回路のメイン処理に関するフローチャートである。
【図5】出力処理に関するフローチャートである。
【図6】乱数更新処理に関するフローチャートである。
【図7】乱数取得処理に関するフローチャートである。
【図8】大当たり当否判定処理に関するフローチャートである。
【図9】リーチ有無決定処理に関するフローチャートである。
【図10】確定停止特別図柄決定処理に関するフローチャートである。
【図11】変動態様決定処理に関する第一フローチャートである。
【図12】変動態様決定処理に関する第二フローチャートである。
【図13】特別遊技実行処理に関するフローチャートである。
【図14】表示制御回路におけるメイン処理に関するフローチャートである。
【図15】表示制御回路における変動開始図柄差し替え処理に関するフローチャートである。
【図16】図柄差し替え時の特別図柄表示装置における変動開始の一例を示す簡略図である。
【図17】図柄差し替え時の特別図柄表示装置における変動開始の他の例を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 遊技機
3 遊技盤
10,11 始動入賞口
43 特別図柄表示装置(表示手段)
70 主制御回路(遊技制御手段)
90 表示制御回路(表示制御手段)

Claims (3)

  1. 識別情報を表示する表示手段と、
    予め設定された変動開始条件を満たすことを条件として前記識別情報を変動開始後、停止表示させる表示制御手段と、
    前記停止表示された識別情報が特定の識別情報の場合に所定の遊技価値を遊技に付加する遊技制御手段とを備える遊技機であって、
    前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる変動態様と、前回停止表示された識別情報から変動開始がなされる変動態様と、前記変動態様を選択する選択制御手段を備え、
    前記選択制御手段により選択された変動態様に基づき、前記表示制御手段が前記識別情報を変動表示制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合には、前回停止表示された識別情報から変動開始がなされる場合に比べ、前記表示手段で停止表示される識別情報が前記特定の識別情報となる割合が高いことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前回停止表示された識別情報以外の識別情報から変動開始がなされる場合の変動開始時の識別情報は、変動開始後に前記表示手段で停止表示されることとなる識別情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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JP2011167338A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Daito Giken:Kk 遊技台

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