JP2004113068A - 腸内ビフィズス菌増殖促進剤 - Google Patents

腸内ビフィズス菌増殖促進剤 Download PDF

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堀田 久子
Yoko Degawa
出川 洋子
Hitomi Nishihara
西原 仁美
Kumiko Ninomiya
二宮 久美子
Susumu Hisaku
檜作   進
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Abstract

【課題】スクラーゼ阻害剤を利用した腸内ビフィズス菌増殖促進剤、腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料、及び腸内ビフィズス菌増殖促進のためのスクラーゼ阻害剤の使用方法を提供する。
【解決手段】スクラーゼ阻害剤及びスクロース(砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料)を有効成分として含有することを特徴とする腸内ビフィズス菌増殖促進剤、スクラーゼ阻害剤及びスクロース(砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料)を含有することを特徴とする腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料、及び腸内ビフィズス菌増殖促進のためにスクロース(砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料)の摂取と同時に又は摂取前にスクラーゼ阻害剤を摂取することを特徴とするスクラーゼ阻害剤の使用方法。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクラーゼ阻害剤とスクロースの相互作用を利用した腸内ビフィズス菌増殖促進剤、腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料、及び腸内ビフィズス菌増殖促進のためのスクラーゼ阻害剤及びスクロースの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒトの腸管内には様々な細菌が常在し、複雑な腸内フローラを形成している。これらの腸内フローラは相互に共生又は拮抗関係を保ちながら、摂取された食物や消化管に分泌された生体成分を栄養素として絶えず増殖しては排泄され、宿主の健康・疾病と密接に関係している。これらの腸内細菌の内でもビフィズス菌(Bifidobacterium)は糞便中のアンモニア、インドール、フェノール、硫化物などの腐敗産物量の低下、腸内pH、血清コレステロール、血中トリグリセリド値の低下を引き起こし、大腸内を浄化する有用菌である。従って腸内ビフィズス菌の増殖を促進させることは宿主の健康に有利に作用する。かかる腸内ビフィズス菌の増殖を促進させる物質としてはフラクトオリゴ糖などが従来知られている。
【0003】
一方、スクロース(砂糖)は本来小腸粘膜に局在する砂糖分解酵素スクラーゼによってブドウ糖と果糖に分解されて吸収されるが、L−アラビノース等のスクラーゼ阻害剤はスクラーゼ活性を阻害し、小腸粘膜からのスクロースの吸収を阻害することが知られている。しかし小腸での吸収が阻害されたスクロースが大腸に達した後、どのように処理されるかについてはこれまでのところ明らかになっていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の現状に鑑み創案されたものであり、その目的は、従来のフラクトオリゴ糖などに代わる新規な腸内ビフィズス菌増殖促進剤、腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料、及び腸内ビフィズス菌増殖促進方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者はかかる目的を達成するために種々の研究を重ねたところL−アラビノース等のスクラーゼ阻害剤の併用により小腸での吸収が阻害されたスクロースは大腸において腸内ビフィズス菌の基質となり、その結果腸内ビフィズス菌の増殖が促進されることを意外にも発見し、本発明の完成に至った。
【0006】
即ち、本発明はスクラーゼ阻害剤及びスクロース(例えば砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料をスクロース源とする)を有効成分として含有することを特徴とする腸内ビフィズス菌増殖促進剤である。
又、本発明はスクラーゼ阻害剤及びスクロース(例えば砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料をスクロース源とする)を含有することを特徴とする腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料である。
又、本発明は腸内ビフィズス菌増殖促進のためにスクロース(例えば砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料をスクロース源とする)の摂取と同時に又は摂取前にスクラーゼ阻害剤を摂取することを特徴とするスクラーゼ阻害剤の使用方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進剤、腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料を以下に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、本発明においては用語「ビフィズス菌」は狭義のBifidobacterium bifidumのみならずBifidobacterium属に含まれる全ての菌種を意味するものとする。
【0008】
本発明において使用されるスクラーゼ阻害剤としてはスクラーゼ阻害活性を有する物質であればいずれも使用でき、例えばL−アラビノース、D−キシロース、D−リボース、D−タガトース、L−フコース、D−グルクロノ−6,3−ラクトン、D−グルコノ−1,5−ラクトン、アカルボース、及びボグリボースからなる群から選択される少なくとも一種の化合物を使用することができる。この内、スクラーゼ阻害活性の強さ及び味質の観点からはL−アラビノースが特に好ましい。
【0009】
これらのスクラーゼ阻害剤としては、従来公知の様々な方法で製造されたものを用いることができ、例えばL−アラビノースとしては、特開平11−313700号公報に記載されているようにL−アラビノースを構成糖の一部に含有する植物繊維を低濃度の酸に接触させて酸加水分解し、L−アラビノースを選択的に生成させることによって高純度で高効率に製造されたものを用いることができる。
【0010】
本発明において使用されるスクロースとしては、化学的に精製されたスクロースの他、スクロース源としてスクロース含有物、例えば砂糖又は砂糖含有食品又は飲料を用いることができる。砂糖製品にはその原料、製法、精製程度、色、加工形態などによって様々なものがあるが、スクロースを含有する限り本発明においてはいずれのものも使用することができる。
【0011】
本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進剤、腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料はスクラーゼ阻害剤とスクロースが腸内で同時に存在する状態を作ることができる限り、スクラーゼ阻害剤とスクロースを別々に時間を置いて摂取することができる。但し、L−アラビノース等のスクラーゼ阻害剤は一般的に腸管からの吸収が遅く長時間腸内に止まり、一方スクロースの消化吸収は速やかであることから、スクラーゼ阻害剤はスクロース(砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料)の摂取と同時に又は摂取前に摂取することが腸内ビフィズス菌増殖促進に有効である。本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進剤、腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料における等のスクラーゼ阻害剤の使用量は特に制限はないが、スクラーゼ阻害剤がスクロースに対して0.5〜90重量%、好ましくは1〜50重量%の割合で存在させることが好ましい。スクラーゼ阻害剤の使用量が上記下限値より少ないとスクラーゼ阻害剤とスクロースによる併用効果が発現しにくくなるため好ましくなく、上記上限値を越えると量的効果が期待できず経済的に好ましくない。
【0012】
本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進剤はスクラーゼ阻害剤とスクロースのみを用いる他、これらを公知の医薬用担体と組合せ製剤化することによっても容易に製造することができる。当該製剤の製造は一般的には、スクラーゼ阻害剤及びスクロースを薬学的に許容できる液状又は固体状の担体と配合し、かつ必要に応じて溶剤、分散剤、乳化剤、緩衝剤、安定剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、潤沢剤等を加えて、錠剤、顆粒剤、散剤、粉末剤、カプセル剤等の固形剤、通常液剤、懸濁剤、乳剤等の液剤とすることができる。またこれを使用前に適当な担体の添加によって液状となし得る乾燥品とすることができる。
【0013】
本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進剤はスクラーゼ阻害剤とスクロースの併用効果を有効に発現させるためには経口剤であることが好ましい。経口剤の医薬用担体としては、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩等が利用される。また経口剤の調製に当たっては、更に結合剤、崩壊剤、界面活性剤、潤沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料等を配合することもできる。
【0014】
本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進剤としての投与量は、その製剤形態、投与方法、使用目的及びこれに適用される患者の年齢、体重、症状によって適宜設定され、一定ではないが一般には製剤中に含有されるスクラーゼ阻害剤の量が成人1日当たり1mg〜10g/kgである。もちろん投与量は、種々の条件によって変動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、あるいは範囲を超えて必要な場合もある。本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進剤はそのまま経口投与するほか、任意の食品又は飲料に添加して日常的に摂取させることもできる。
【0015】
本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料の製造法は、特に限定はないが、調理、加工及び一般に用いられている食品又は飲料の製造法による製造を挙げることができ、製造された食品又は飲料において腸内ビフィズス菌増殖促進作用を有するスクラーゼ阻害剤及びスクロースが有効成分として使用されていれば良い。本発明の腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料としては、腸内ビフィズス菌増殖促進作用を有するスクラーゼ阻害剤及びスクロースが含有、添加及び/又は希釈されていれば特にその形状に限定は無く、タブレット状、顆粒状、カプセル状、ゲル状、ゾル状等の形状の経口的に摂取可能な形状物も包含する。
【0016】
【実施例】
本発明で使用するスクラーゼ阻害剤とスクロースの併用による腸内ビフィズス菌の増殖促進効果を、L−アラビノースをスクラーゼ阻害剤として用いて以下に示す。
【0017】
<実施例1>
使用した実験動物及び飼育条件
Wister Hanovar GALASラット(BrlHan:WIST、オス、4週齢、日本クレア(株))を14匹用意し、このラットを1週間予備飼育した後、平均体重が揃うように7匹ずつ2群(コントロール群及びアラビノース群)に分けて実験に使用した。各ラットは個別に金網ケージに入れられ、12時間明暗サイクル(午前7時−午後7時までが明条件、午後7時から翌朝午前7時までが暗条件)で室温23±1℃、相対湿度50%に維持して飼料及び水の自由摂取下で飼育された。
【0018】
飼育スケジュール
コントロール群のラットには飼料として表1記載のコントロール食(炭水化物源としてα−コーンスターチ、スクロース、セルロースを含有するが、L−アラビノースを含有しない飼料)を4週間摂取させた。一方、アラビノース群のラットには飼料として表1記載のアラビノース食(炭水化物源としてα−コーンスターチ、スクロース、セルロースを含有し、L−アラビノースを1%含有する飼料)を4週間摂取させた。
【0019】
【表1】
Figure 2004113068
【0020】
腸内ビフィズス菌増殖促進効果の調査
(1)調査対象
調査対象としてはラットの盲腸内容物及び糞便を用いた。盲腸内容物は、4週間の飼育終了後のラットを18時間絶食させ、エーテル麻酔後開腹して取り出した盲腸から採取した。糞便は、4週間の飼育終了後のラットの新鮮糞便を採取した。
(2)調査方法
調査方法としては光岡の方法(Mitsuoka,T., Ohno,K., Benno,Y., Suzuki,K. and Namba, K. Zentralbl. Bakterid. Parasitenkd. Intektionskr. Hyg. I Abt.Orig.A 234,219, 1976; Mitsuoka, T., Sega,T. and Yamamoto, S. Zentralbl.Bakteriol. Parasitenkd. Infektionskr. Hyg. I Abt. Orig.A 195, 1965)を用いた。採取した0.1gの盲腸内容物又は糞便をただちに嫌気性グローブボックス中で嫌気性希釈液(KHPO 4.5g、NaHPO 6.0g、L−システイン塩酸塩 0.5g、Tween80 0.5g、寒天 1.0g、精製水 1000ml:各成分を混合して加温溶解し、試験管に1.8mlずつ分注して、オートクレーブで121℃、20分間滅菌する)に入れ、10,10及び10倍に希釈した。これらの希釈液各50μlを滅菌マイクロピペットでBL寒天培地上にとり、速やかに滅菌コンラージ棒で寒天培地上の1/3ないし1/4に塗布した。嫌気培養は、BBLのガスパックシステムを用いた嫌気ジャーを37℃のインキュベーター中に48時間静置して行った。培養終了後、コロニーの形態とコロニー数を調べ、グラム染色性などの結果からビフィズス菌のコロニーを同定し、ビフィズス菌数を盲腸内容物又は糞便1g当たりの常用対数値として示した。
【0021】
調査結果
調査結果を表にして以下に示す。
【表2】
Figure 2004113068
【0022】
表2から明らかなように、アラビノース群では盲腸内容物中及び糞便中ともにビフィズス菌の菌数がコントロール群と比較して増加し、盲腸内容物においてはビフィズス菌の出現率も14%から100%に上昇していた。
【0023】
<実施例2>
実施例2ではアラビノース摂取中止後の腸内ビフィズス菌増殖促進効果の持続について調査した。
【0024】
実施例1と同様にしてコントロール群及びアラビノース群のラットを用意し、以下の飼育スケジュールに従って飼育した。
【0025】
飼育スケジュール
コントロール群のラットには飼料として表1記載のコントロール食を6週間摂取させた。一方、アラビノース群のラットには飼料として表1記載のアラビノース食を4週間摂取させた後、続いてコントロール食を2週間摂取させ(つまりアラビノース摂取中止2週)、計6週間飼育した。
【0026】
6週間の飼育終了後、実施例1と同様にして腸内ビフィズス菌増殖促進効果の調査を行い、腸内ビフィズス菌増殖促進効果の持続具合を調査した。その調査結果を以下の表に示す。
【表3】
Figure 2004113068
【0027】
表3から明らかなように、コントロール群、アラビノース群ともに糞便中にはビフィズス菌が全く検出されなかった。しかし、アラビノース群では盲腸内容物中でのビフィズス菌出現率(43%)がコントロール群(29%)と比較して高かった。
【0028】
<実施例1及び2の考察>
4週間にわたるL−アラビノース摂取により盲腸内容物中にBifidobacterium(ビフィズス菌)が増加したこと(実施例1[表2])は、L−アラビノースとスクロースの併用が腸内ビフィズス菌増殖促進作用を有することを示す。しかもビフィズス菌はL−アラビノース摂取中止2週後でも盲腸内容物中に検出されており(実施例2[表3])、このことはL−アラビノースとスクロースの併用による腸内ビフィズス菌増殖促進効果が持続することを示唆する。
【0029】
なお上記実施例1及び2においてはスクラーゼ阻害剤の代表例としてL−アラビノースを用いた例を行った。上述の本発明のメカニズムを考慮すると、L−アラビノース以外のスクラーゼ阻害剤を用いても同様の腸内ビフィズス菌増殖促進効果が奏されることは当業者には容易に理解されるであろう。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、スクラーゼ阻害剤とスクロースの併用により腸内ビフィズス菌の増殖を促進させることができ、腸内ビフィズス菌増殖促進剤、腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料として極めて有効である。特に、スクラーゼ阻害剤としてL−アラビノースを用いる場合、L−アラビノースの味質はスクロースに近く、添加しても味質の変化は感知されにくいため、スクロース(砂糖)が欠かせない種々の食品又は飲料にL−アラビノースを添加した食品又は飲料は従来の甘味を変化させることなくしかも腸内にビフィズス菌を増加させる健康的な食品又は飲料として極めて有望である。

Claims (14)

  1. スクラーゼ阻害剤及びスクロースを有効成分として含有することを特徴とする腸内ビフィズス菌増殖促進剤。
  2. 経口剤であることを特徴とする請求項1記載の腸内ビフィズス菌増殖促進剤。
  3. スクラーゼ阻害剤がL−アラビノース、D−キシロース、D−リボース、D−タガトース、L−フコース、D−グルクロノ−6,3−ラクトン、D−グルコノ−1,5−ラクトン、アカルボース、及びボグリボースからなる群から選択される少なくとも一種の化合物であることを特徴とする請求項1又は2記載の腸内ビフィズス菌増殖促進剤。
  4. スクラーゼ阻害剤がL−アラビノースであることを特徴とする請求項3記載の腸内ビフィズス菌増殖促進剤。
  5. スクロース源として砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の腸内ビフィズス菌増殖促進剤。
  6. スクラーゼ阻害剤がスクロースに対して0.5〜90重量%の割合で存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の腸内ビフィズス菌増殖促進剤。
  7. スクラーゼ阻害剤及びスクロースを含有することを特徴とする腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料。
  8. スクラーゼ阻害剤がL−アラビノース、D−キシロース、D−リボース、D−タガトース、L−フコース、D−グルクロノ−6,3−ラクトン、D−グルコノ−1,5−ラクトン、アカルボース、及びボグリボースからなる群から選択される少なくとも一種の化合物であることを特徴とする請求項7記載の腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料。
  9. スクラーゼ阻害剤がL−アラビノースであることを特徴とする請求項8記載の腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料。
  10. スクラーゼ阻害剤がスクロースに対して0.5〜90重量%の割合で存在することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項記載の腸内ビフィズス菌増殖促進用食品又は飲料。
  11. 腸内ビフィズス菌増殖促進のためにスクロースの摂取と同時に又は摂取前にスクラーゼ阻害剤を摂取することを特徴とするスクラーゼ阻害剤の使用方法。
  12. スクラーゼ阻害剤がL−アラビノース、D−キシロース、D−リボース、D−タガトース、L−フコース、D−グルクロノ−6,3−ラクトン、D−グルコノ−1,5−ラクトン、アカルボース、及びボグリボースからなる群から選択される少なくとも一種の化合物であることを特徴とする請求項11記載のスクラーゼ阻害剤の使用方法。
  13. スクラーゼ阻害剤がL−アラビノースであることを特徴とする請求項12記載のスクラーゼ阻害剤の使用方法。
  14. スクロース源として砂糖又は砂糖含有食品もしくは飲料を用いることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項記載のスクラーゼ阻害剤の使用方法。
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