JP2004112450A - 時分割多重装置 - Google Patents

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北田 克也
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Abstract

【課題】フレームデータの位置に関わらず正常な時分割多重化を行う。
【解決手段】エラスティックメモリ12,13は、多重前データを各別に格納する。書込み制御回路7,8は多重前データのメモリへの書込みを制御し、読出し制御回路9はメモリからの読出しを制御する。セレクタ14はメモリからの読出しデータのいずれかを選択して多重後データとして外部へ出力する。シフトレジスタ1,2は外部からの多重前データのタイミングをライトアドレスとリードアドレスの競合を回避するのに足りる量だけシフトする。位相比較回路10,11はライトアドレスとリードアドレスを比較し、ライトアドレスとリードアドレスとの競合が生じる虞がある場合にはセレクタ切替信号を反転する。入力セレクタ5,6はセレクタ切替信号によりシフト/ダイレクトの多重前データおよび多重前フレームパルスのいずれかを選択して書込み制御回路に出力する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時分割多重装置、同一周期のN個の低速信号を時分割多重してN倍の伝送速度を有する高速信号に変換する時分割多重装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の時分割多重装置は、2つの低速信号を入力してそれぞれクロックを再生し、再生クロックを元に入力信号からデータを抽出する第1及び第2の受信回路と、これら受信回路から出力されるデータを再生クロックで書き込み、同一の読出しクロックで同時に読み出す第1及び第2のメモリと、これらメモリから出力されるデータを入力して読出しクロックの2倍の周波数の切替制御クロックで順次切替出力することで両データを時分割多重する多重回路と、基準信号に基づいて読出しクロック及び切替制御クロックを生成するクロック生成回路とを備えている(従来技術1。例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、その基本構成は上述の時分割多重装置と同じであるが、複数データで構成されるフレームデータに対する時分割多重化を行う従来の時分割多重装置を示す(従来技術2。文献公知発明に係わるものではない)。この時分割多重装置は、外部から入力する多重前データDI1,DI2を格納するためのエラスティックメモリ18および19と、多重前データDI1,DI2のエラスティックメモリ18,19への書込みを制御するための書込み制御回路15および16と、読出しデータDO1,DO2のエラスティックメモリ18,19からの読出しを制御するための読出し制御回路17と、読出し制御回路17による制御の下に読出しデータDO1,DO2のいずれかを選択して多重後データDOとして外部へ出力するセレクタ20とで構成されている。
【0004】
図5は、従来技術2のタイムチャートを示す。多重前データDI1,DI2は、4つのデータから成るフレームデータであり、多重前データDI1の初期値D100,D110,D120,D130、多重前データDI2の初期値D200,D210,D220,D230がアドレス0〜3に書き込まれているものとする。書込み制御回路15,16は、多重前クロックCK1,CK2に同期した多重前フレームパルスFP1,FP2を基準として生成した書込みアドレスAW1,AW2とライト信号WRでエラスティックメモリ18,19に多重前データDI1,DI2を書き込む。この結果、エラスティックメモリ18のアドレス0〜3にはD101,D111,D121,D131、エラスティックメモリ19のアドレス0〜3にはD201,D211,D221,D231が順次に格納される。
【0005】
読出し制御回路17では、多重後クロックCK0に同期した多重後フレームパルスFP0を基準として生成された読出しアドレスAR1,AR2でエラスティックメモリ18、19の各アドレス0〜3を読み出し、読出しデータDO1,DO2はセレクタ20で読出し制御回路17からのセレクタ切替信号SWにより切り替えられて、多重後データDOとして外部へ出力される。
【0006】
【特許文献1】
特開8−335919号公報(第1−6頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術2では、多重前クロックCK1,多重前クロックCK2,多重後クロックCK0は相互に非同期であるため、多重する側のフレームデータと多重される側のフレームデータの整合がとれず、エラスティックメモリから読み出し中のアドレスにデータが書き込まるという不具合が生じることがある問題点がある。
【0008】
すなわち、図5において、エラスティックメモリ18では、リードとライトのアドレスに競合は起きておらず、多重後データDOとして、タイミングt0〜t1で初期値D100,D110,D120,D130が読み出され、タイミングt3からは書込みデータD101,D111,D121,D131が読み出され、多重前データDI1は書き込まれた順番通りに読み出されているので連続性が維持されている。
【0009】
一方、エラスティックメモリ19では、タイミングt1〜t3の読出し期間中、タイミングt1〜t2の間は書込みアドレスAW2と読出しアドレスAR2の各値は重複せず、そのときエラスティックメモリ19のアドレス0,1に格納されているD201,D211が読み出される。しかし、タイミングt2〜t3の間では、書込みアドレスAW2と読出しアドレスAR2の各値が重複、すなわち、書込み中のアドレスについて読出しが起きている。このため、この間では、D221,D231が読み出されるべきところ、初期値であるD220,D230が読み出され、多重前データDI2は書き込まれた順番通りに読み出されておらず、連続性が保たれなくなっている。
【0010】
一方、上述した従来技術1は、第1及び第2の受信回路で再生されたクロックのいずれか一方を適当に遅延して他のクロックと一定の遅延関係に処理するタイミング制御手段と、タイミング制御手段で処理された2つのクロックを論理合成して基準信号を生成する論理合成手段とを具備し、クロック生成回路に入力する基準信号は、論理合成処理により生成し、クロックを切り替えることなしに基準信号を決定している。
【0011】
これにより、障害発生時にもメモリの書込みクロックと読出しクロックの間の位相変動を小さく抑え、メモリサイズを小さく抑えても安定動作を実現できるようにしている。しかし、フレームデータを時分割多重化する場合におけるアドレス競合の問題については記載が無いので、フレームデータについて時分割多重化を行う場合のデータの連続性は保障されていないと考えられる。。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、多重前、多重後それぞれのフレームデータの位置関係に関わらず、正常に時分割多重化を行い時分割多重装置の信頼性を向上させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の時分割多重装置は、複数データで構成されるフレームデータを格納するためのエラスティックメモリのライトアドレスとリードアドレスの位相関係が、多重前フレームデータの順番が多重後に保てない関係になっていた場合には、正常動作する位相関係になるようにタイミングを予めずらしている多重前フレームデータに切り替えて前記エラスティックメモリに書き込むことを特徴とするものである。
【0014】
より詳しくは、本発明の時分割多重装置は、複数データで構成されるフレームデータに対する時分割多重装置において、外部から入力する複数組の多重前フレームデータを各別に格納するためのエラスティックメモリ(図1の12,13)と、多重前フレームデータの対応するエラスティックメモリへの書込みを制御するための書込み制御回路(図1の7,8)と、エラスティックメモリからの読出しを制御するための読出し制御回路(図1の9)と、読出し制御回路による制御の下にエラスティックメモリからの読出しデータのいずれかを選択して多重後データとして外部へ出力する出力セレクタ(図1の14)と、外部から入力する多重前フレームデータのタイミングをライトアドレスとリードアドレスの競合を回避するのに足りる量だけシフトするシフトレジスタ(図1の1,2)と、書込み制御回路が出力したライトアドレスと読出し制御回路が出力したリードアドレスを比較し、ライトアドレスとリードアドレスとの競合が生じる虞がある場合にはセレクタ切替信号を反転する位相比較回路(図1の10,11)と、位相比較回路から入力するセレクタ切替信号によりシフトされた多重前フレームデータおよび多重前フレームパルスと、外部から入力する多重前フレームデータおよび多重前フレームパルスのいずれかを選択して書込み制御回路に出力する入力セレクタ(図1の5,6)と有することを特徴とする。
【0015】
なお、書込み制御回路は、入力セレクタで選択した多重前フレームパルスにあわせてライトアドレスを生成する第1のアドレスカウンタ(図2の27,28)で構成し、読出し制御回路は、多重後フレームパルスにあわせてリードアドレスを生成する第2のアドレスカウンタ(図2の29)で構成し、位相比較回路は、第1のアドレスカウンタのカウント値と、第2のアドレスカウンタのカウント値に1を加えた値とを比較する比較器(図2の30,37)と、この比較の結果により一致すると1クロックの間だけパルスを出力する立ち上がり検出回路(図2の31〜34,38〜41)と、このパルスに応答して入力セレクタへのセレクタ切替信号を反転するトグル回路(図2の35,42)とで構成してもよい。
【0016】
本発明では、書込み制御回路で生成されたエラスティックメモリのライトアドレスと読出し制御回路で生成されたエラスティックメモリのリードアドレスの位相を位相比較回路で比較する。それぞれのアドレスの位相関係が、多重前データの順番が多重後に保てない関係になっていた場合、エラスティックメモリに書き込む多重前フレームデータを予めシフトレジスタでタイミングをずらしている多重前フレームデータに切り替えて正常動作する位相関係にする。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の時分割多重装置の一実施例を示すブロック図である。この時分割多重装置の基本的な構成要素は、図4に示した従来技術2と同様に、外部から入力する多重前データDI1,DI2を格納するためのエラスティックメモリ12および13と、多重前フレームデータDI1,DI2のエラスティックメモリ12,13への書込みを制御するための書込み制御回路7および8と、読出しデータDO1,DO2のエラスティックメモリ12,13からの読出しを制御するための読出し制御回路9と、読出し制御回路9による制御の下に読出しデータDO1,DO2のいずれかを選択して多重後データDOとして外部へ出力するセレクタ14とである。これらの構成要素の参照番号は違えているが、その機能は、図4における同じ位置・同じ名称の構成要素と同じである。以下、フレームデータは単にデータと記す。
【0019】
本実施例では、書込み制御回路7の入力側に2つのシフトレジスタ1,2およびセレクタ5が前置され、書込み制御回路8の入力側に2つのシフトレジスタ3,4およびセレクタ6が前置され、また、書込み制御回路7の出力側に位相比較回路10、書込み制御回路8の出力側に位相比較回路11が設けられている。
【0020】
シフトレジスタ1は、多重前データDI1のタイミングを多重前クロックCK1によりシフトし、シフトレジスタ2は、多重前フレームパルスFP1を多重前クロックCK1によりシフトし、セレクタ5のそれぞれA0端子,B0端子に出力する。このとき多重前データDI1と多重前フレームパルスFP1のシフト量は同一であって、シフト量は後述のように、ライトアドレスAW1とリードアドレスAR1の競合を回避するのに足りる量とされる。
【0021】
セレクタ5のA1端子,B1端子には、多重前データDI1,多重前フレームパルスFP1がダイレクトに入力している。セレクタ5は、位相比較回路10からS端子に入力するセレクタ切替信号SW1により、シフトされたA0端子上の多重前データDI1およびB0端子上の多重前フレームパルスFP1と、ダイレクトのA1端子上の多重前データDI1およびB1端子上の多重前フレームパルスFP1のいずれかを選択する。セレクタ5は、選択した多重前データDI1をA端子からエラスティックメモリ12に出力し、また選択した多重前フレームパルスFP1をB端子から書込み制御回路7に出力する。
【0022】
同様に、シフトレジスタ3は、多重前データDI2のタイミングを多重前クロックCK2によりシフトし、シフトレジスタ4は、多重前フレームパルスFP2を多重前クロックCK2によりシフトし、セレクタ6のそれぞれA0端子,B0端子に出力する。このとき多重前データDI2と多重前フレームパルスFP2のシフト量は同一であって、シフト量は後述のように、書込みアドレスAW2と読出しアドレスAR2の競合を回避するのに足りる量とされる。
【0023】
セレクタ6のA1端子,B1端子には、多重前データDI2,多重前フレームパルスFP2がダイレクトに入力している。セレクタ6は、位相比較回路11からS端子に入力するセレクタ切替信号SW2により、シフトされたA0端子上の多重前データDI2およびB0端子上の多重前フレームパルスFP2と、ダイレクトのA2端子上の多重前データDI2およびB1端子上の多重前フレームパルスFP2のいずれかを選択する。セレクタ6は、選択した多重前データDI2をA端子からエラスティックメモリ13に出力し、また選択した多重前フレームパルスFP2をB端子から書込み制御回路8に出力する。
【0024】
書込み制御回路7は、セレクタ5のB端子上の多重前フレームパルスFP1を基準に、多重前クロックCK1を使用してライトアドレスAW1を生成し、セレクタ5のA端子上の多重前データDI1をエラスティックメモリ12のライトアドレスAW1に書き込む。同様に、書込み制御回路8は、セレクタ6のB端子上の多重前フレームパルスFP2を基準に、多重前クロックCK2を使用してライトアドレスAW2を生成し、セレクタ6のA端子上の多重前データDI2をエラスティックメモリ13のライトアドレスAW2に書き込む。
【0025】
一方、読出し制御回路9は、多重後フレームパルスを基準に多重前クロックをカウントして多重後データDOを生成するためにエラスティックメモリ12,13からデータを読み出すための読出しアドレスAR1,AR2を生成する。生成したリードアドレスAR1,AR2はエラスティックメモリ12,13に出力するとともに、セレクタ切替信号SW0をセレクタ14へ出力する。
【0026】
位相比較回路10は、書込み制御回路7が出力したライトアドレスAW1と読出し制御回路9が出力したリードアドレスAR1を比較する。その結果、そのままではライトアドレスAW1とリードアドレスAR1との競合が生じる虞がある場合には、セレクタ5へのセレクタ切替信号SW1を反転する。同様に、位相比較回路11は、書込み制御回路8が出力したライトアドレスAW2と読出し制御回路9が出力したリードアドレスAR2を比較する。その結果、そのままではライトアドレスAW2とリードアドレスAR2との競合が生じる虞がある場合には、セレクタ6へのセレクタ切替信号SW2を反転する。
【0027】
セレクタ14は、読出し制御回路9が出力したセレクタ切替信号SW0により、エラスティックメモリ12,13からの読出しデータDO1,DO2を選択し、多重後データDOとして外部へ出力する。
【0028】
いま、シフトされた多重前フレームパルスFP1を基準に作成したライトアドレスAW1がリードアドレスAR1と比較されているとする。その比較結果が競合しないタイミングであれば、そのままエラスティックメモリ12の書込みと読出しが進行する。しかし、競合を起こすタイミングであれば、位相比較回路10はセレクタ5のセレクタ切替信号SW1を反転する。すると、セレクタ5は、ダイレクトの多重前フレームパルスFP1および多重前データDI1に切り替え、その状態でエラスティックメモリ12の書込みと読出しを行うことによって競合を回避する。シフトレジスタ1,2におけるシフト量は、競合を回避するのに足りる量とされる。
【0029】
この状態で使用中に、再び競合を起こすタイミングになれば、位相比較回路10でセレクタ5のセレクタ切替信号SW1を再度反転し、今度はシフトされた多重前フレームパルスFP1および多重前データDI1に戻す。
【0030】
以上の動作は、多重前前フレームパルスFP2および多重前データDI2についても同様である。このような制御を繰り返し、何らかの理由で競合を起こすタイミングになると、タイミングの違う多重前フレームパルスFP1および多重前データDI1、またはタイミングの違う多重前フレームパルスFP2および多重前データDI2に切り替えることで、常に競合しない状態を創出している。
【0031】
【実施例】
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
[実施例の構成]
図2は、図1に示した実施の形態を具体化した、本発明の時分割多重装置の一実施例を示す。この実施例では、図1のシフトレジスタ1,2,3,4に対しては2クロックシフトレジスタ21,22,23,24、図1のセレクタ5,6,14に対してはセレクタ25,26,45、図1のエラスティックメモリ12,13に対してはエラスティックメモリ43,44がそれぞれ対応する。
【0033】
また、図1の書込み制御回路7,書込み制御回路8,読出し制御回路9として、それぞれアドレスカウンタ27,アドレスカウンタ28,アドレスカウンタ29および比較器36が対応する。また、比較器30と、2つのANDゲート31,34と、2つのフリップフロップ(F/F)32,33と、トグル回路35とで図1の位相制御回路10を構成し、比較器30と、2つのANDゲート38,41と、2つのフリップフロップ(F/F)39,40と、トグル回路42とで図1の位相制御回路11を構成している。
【0034】
2クロックシフトレジスタ21,22は、多重前データDI1,多重前フレームパルスFP1のタイミングを多重前クロックCK1の2つ分だけ後ろにずらす。同様に、2クロックシフトレジスタ23,24は、多重前データDI2,多重前フレームパルスFP2のタイミングを多重前クロックCK2の2つ分だけ後ろにずらす。
【0035】
セレクタ25は、2クロックシフトレジスタ21,22でタイミングをずらした多重前データDI1,多重前フレームパルスFP1と、ずらしていない多重前データDI1,多重前フレームパルスFP1のいずれかを選択する。同様に、セレクタ26は、2クロックシフトレジスタ23,24でタイミングをずらした多重前データDI2,多重前フレームパルスFP2と、ずらしていない多重前データDI2,多重前フレームパルスFP2のいずれかを選択する。
【0036】
アドレスカウンタ27は、セレクタ25で選択した多重前フレームパルスFP1にあわせてライトアドレスAW1を生成し、セレクタ25で選択した多重前データDI1をエラスティックメモリ43に書き込む。同様に、アドレスカウンタ28は、セレクタ26で選択した多重前フレームパルスFP2にあわせてライトアドレスAW2を生成し、セレクタ26で選択した多重前データDI2をエラスティックメモリ44に書き込む。
【0037】
アドレスカウンタ29は、多重後フレームパルスFP0にあわせて多重後クロックCK0によりリードアドレスAR0を生成する。そして、生成したリードアドレスAR0をエラスティックメモリ43,44に供給して、格納されているデータを読出しデータDO1,DO2を読み出す。セレクタ45は、アドレスカウンタ29が出力したセレクタ切替信号SW0により読出しデータDO1,DO2を選択して、多重後データDOとして外部へ出力する。
【0038】
加算器36は、アドレスカウンタ29が生成した読出しアドレスAR0を1だけ加算する。比較器30は書込みアドレスAW1と加算器36の出力を比較し、比較器37は書込みアドレスAW2と加算器36の出力を比較する。比較の結果、一致していると比較器30,37は“1”を出力する。
【0039】
ANDゲート31,フリップフロップ(F/F)32,33およびANDゲート34は立上り検出器を構成し、比較器30が“1”を出力すると1多重後クロックCK0の間だけトグル回路35のT端子に“1”を出力する。ANDゲート31は、リードアドレスAR0のMSBが“1”の場合には比較結果をマスクする。トグル回路35は、多重後クロックCK0に応答して、そのときのT端子入力が“1”であると、セレクタ25へのセレクタ切替信号SW1を反転する。
【0040】
同様に、ANDゲート38,フリップフロップ(F/F)39,40およびANDゲート41は立上り検出器を構成し、比較器37が“1”を出力すると1多重後クロックCK0の間だけトグル回路42のT端子に“1”を出力する。ANDゲート38は、リードアドレスAR0のMSBが“0”の場合には比較結果をマスクする。トグル回路42は、多重後クロックCK0に応答して、そのときのT端子入力が“1”であると、セレクタ26へのセレクタ切替信号SW2を反転する。
【0041】
[実施例の動作]
図3は、本実施例のタイムチャートを示す。多重前データDI1,DI2は、4つのデータから成るフレームデータであり、多重前データDI1の初期値D100,D110,D120,D130、多重前データDI2の初期値D200,D210,D220,D230がアドレス0〜3に書き込まれているものとする。アドレスカウンタ27,28は、多重前クロックCK1,CK2に同期した多重前フレームパルスFP1,FP2を基準として生成したライトアドレスAW1,AW2とライト信号WRでエラスティックメモリ43,44に多重前データDI1,DI2を書き込む。この結果、エラスティックメモリ43のアドレス0〜3にはD101,D111,D121,D131、エラスティックメモリ44のアドレス0〜3にはD201,D211,D221,D231が順次に格納される。
【0042】
アドレスカウンタ29では、多重後クロックCK0に同期した多重後フレームパルスFP0を基準として生成されたリードアドレスARでエラスティックメモリ43,44の各アドレス0〜3を読み出し、読出しデータDO1,DO2はセレクタ45でアドレスカウンタ29からのセレクタ切替信号SW0により切り替えられて、多重後データDOとして外部へ出力される。
【0043】
図4のタイミングチャートでは、タイミングt1〜t3の読出し期間中、タイミングt1〜t2の間は書込みアドレスAW2と読出しアドレスARの各値は重複せず、そのときエラスティックメモリ44のアドレス0,1に格納されているD201,D211が読み出される。しかし、タイミングt2〜t3の間では、ライトアドレスAW2とリードアドレスARの各値が重複、すなわち、書込み中のアドレスについて読出しが起きている。このため、この間では、D221,D231が読み出されるべきところ、初期値であるD220,D230が読み出され、多重前データDI2は書き込まれた順番通りに読み出されておらず、連続性が保たれなくなっている。
【0044】
タイミングt2において、比較器37での比較結果は“1”となる。そのため、ANDゲート41は1つの多重後クロックCK0の間だけトグル回路42に“1”を出力する。この結果、トグル回路42はタイミングt3においてセレクタ切替信号SW2を反転するので、セレクタ26は2クロックずらされた多重前フレームパルスFP2と多重前データDI2を選択する。すなわち、多重前フレームパルスFP2と多重前データDI2は、図4におけるタイミングt4から2クロック後のタイミングt6までずらされる。
【0045】
タイミングt4〜t6の間は、セレクタ26における切替過渡期にあるため、エラスティックメモリ44への書込みデータは不定、したがってエラスティックメモリ44から読み出される多重後データDOも不定となる。この不定状態は、エラスティックメモリ44への書込みが正常に機能し始めるタイミングt7で解消する。そして、タイミングt8以降はエラスティックメモリ44からの読出しも正常に復し、多重後データDOは安定してされるようになる。
【0046】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、フレームデータを時分割多重化する場合に、エラスティックメモリの書込みアドレスと読出しアドレスとが競合を起こす関係になると、多重前フレームパルスおよび多重前データを競合を起こさない位置にシフトしてあるものに切り替える構成としたため、多重前のフレームと多重後のフレームが同期していなくても、データが正常に多重できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図
【図2】本発明の時分割多重装置の一実施例を示すブロック図
【図3】図2に示した実施例の動作を示すタイムチャート
【図4】従来の時分割多重装置の一例を示すブロック図
【図5】図4に示した従来例の動作を示すタイムチャート
【符号の説明】
1,2,3,4     シフトレジスタ
5,6,14,20   セレクタ
7,8,15,16   書込み制御回路
9,17        読出し制御回路
10,11       位相比較回路
12,13       エラスティックメモリ
18,19       エラスティックメモリ
21,22       2クロックシフトレジスタ
23,24       2クロックシフトレジスタ
25,26,45    セレクタ
27,28,29    アドレスカウンタ
30,37       比較器
31,34       ANDゲート
32,33       F/F
35,42       トグル回路
36          加算器
38,41       ANDゲート
39,40       F/F
43,44       エラスティックメモリ

Claims (3)

  1. 複数データで構成されるフレームデータを格納するためのエラスティックメモリのライトアドレスとリードアドレスの位相関係が、多重前フレームデータの順番が多重後に保てない関係になっていた場合には、正常動作する位相関係になるようにタイミングを予めずらしている多重前フレームデータに切り替えて前記エラスティックメモリに書き込むことを特徴とする時分割多重装置。
  2. 複数データで構成されるフレームデータに対する時分割多重装置において、
    外部から入力する複数組の多重前フレームデータを各別に格納するためのエラスティックメモリと、
    前記多重前フレームデータの対応するエラスティックメモリへの書込みを制御するための書込み制御回路と、
    前記エラスティックメモリからの読出しを制御するための読出し制御回路と、
    前記読出し制御回路による制御の下に前記エラスティックメモリからの読出しデータのいずれかを選択して多重後データとして外部へ出力する出力セレクタと、
    前記外部から入力する多重前フレームデータのタイミングを書込みアドレスと読出しアドレスの競合を回避するのに足りる量だけシフトするシフトレジスタと、
    前記書込み制御回路が出力した書込みアドレスと前記読出し制御回路が出力した読出しアドレスを比較し、書込みアドレスと読出しアドレスとの競合が生じる虞がある場合にはセレクタ切替信号を反転する位相比較回路と、
    位相比較回路から入力するセレクタ切替信号により、前記シフトされた多重前フレームデータおよび多重前フレームパルスと、前記外部から入力する多重前フレームデータおよび多重前フレームパルスのいずれかを選択して前記書込み制御回路に出力する入力セレクタと有することを特徴とする時分割多重装置。
  3. 前記書込み制御回路は、前記入力セレクタで選択した多重前フレームパルスにあわせてライトアドレスを生成する第1のアドレスカウンタで構成し、
    前記読出し制御回路は、前記多重後フレームパルスにあわせてリードアドレスを生成する第2のアドレスカウンタで構成し、
    前記位相比較回路は、
    前記第1のアドレスカウンタのカウント値と、前記第2のアドレスカウンタのカウント値に1を加えた値とを比較する比較器と、
    該比較の結果により一致すると1クロックの間だけパルスを出力する立ち上がり検出回路と、
    前記パルスに応答して前記入力セレクタへのセレクタ切替信号を反転するトグル回路とで構成したことを特徴とする請求項2に記載の時分割多重装置。
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