JP2004112332A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回線と外付電話との接続を制御する回路19を半導体により形成して小型、低電力化を図る。
【解決手段】網制御部10からの閉結制御信号により制御されて、当該網制御部10と回線との接続を行う閉結回路18と、閉結制御信号により制御されて、外付電話機と回線と接続するか否かを切換える電話機切換回路19とを設け、この電話機切換回路19を局給電にすると共に半導体により形成する。これにより通信装置の小型化、低電力及びコストダウンを可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】網制御部10からの閉結制御信号により制御されて、当該網制御部10と回線との接続を行う閉結回路18と、閉結制御信号により制御されて、外付電話機と回線と接続するか否かを切換える電話機切換回路19とを設け、この電話機切換回路19を局給電にすると共に半導体により形成する。これにより通信装置の小型化、低電力及びコストダウンを可能にする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線網と接続される回線制御部と、この回線制御部に絶縁回路を介して接続されたシリアルIF部とから構成される半導体DAA(Data Access Arrangement)の網制御部と外付電話との回線接続を制御する半導体製の電話機切換回路及び閉結回路を備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の網制御動作を行い、相手先のファクシミリ装置と通信を行うファクシミリ装置は、原稿をファクシミリ装置にセットしたことを検出する紙検出部、相手から送信されたト−ン信号を検出する検出部、前記紙検出部が紙を検出することで回線を電話機またはファクシミリ装置に切換えるリレ−回路、前記検出部の検出信号と前記紙検出部の検出信号で信号を送出する制御部、該制御部の信号で前記リレ−回路を駆動する駆動部等で構成されている(特許文献1参照)。
【0003】
一方、近年インターネット、デジタル携帯電話等が普及するに伴い、携帯端末、小型端末等の通信装置の小型化が進んでいる。
【0004】
しかし、公衆の回線網に接続するモデム内蔵の通信装置では、回線網との接続に直流絶縁の目的で、比較的大きな形状のトランスが必要とされ、このトランスが通信装置の小型化を阻害する要因となっていた。
【0005】
ところが、近年の半導体プロセス技術の進歩やアイソレーション技術の進歩に伴い、網制御等を行う半導体DAAが開発されて、ランスの機能を極めて小型なパルストランスやコンデンサ、フォトカプラ等により置換えることが可能になってきている(特許文献2参照)。
【0006】
このような半導体により形成された機能素子により、通信装置等の小型化や低コスト化が期待され、例えばファクシミリ装置のように携帯端末ではない通信装置への採用も模索されている。
【0007】
このような通信装置においては、回線網を制御するための網制御機能や回線網を介して送受信する信号の変復調を行う変復調機能等が必要になる。
【0008】
網制御機能は、上述したように半導体DAAにより半導体化され、また変復調機能は所謂モデムと称され、今日では半導体プロセスにより形成されたDSPが主要部品として用いられて高速処理が行えるようになっている。
【0009】
従って、通信に必要な最小限の機能である網制御機能及び変復調機能が共に半導体化されて供給されるようになっている。
【0010】
【特許文献1】
特開平5−344311号公報
【特許文献2】
特開平6−98038号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなファクシミリ装置においては、信動作中の外付電話機からのノイズを防止するため、回線から外付電話機を切離す必要があり、外付電話機を回線に接続するか否かの切換をメカニカルなリレ−回路で行っており、形状も大きくコストも高く消費電流も大きい問題があった。
【0012】
また、かかるリレ−回路はファクシミリ装置本体側から制御をするため、リレ−周辺のパタ−ンには沿面距離などの制約が発生して、基板等の小型化を阻む要因となる問題があった。
【0013】
そこで、本発明は、リレー回路を小型、低電力型にすると共に低コスト化を図り、これにより基板の小型化を可能にして安価でコンパクトな通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、回線網と接続された回線制御部と該回線制御部に絶縁回路を介して接続されたシリアルIF部とからなり、回線網を制御すると共にデータの送受信を行う半導体DAAにより形成された網制御部を備え、外付電話が接続可能に設けられた通信装置において、網制御部からの閉結制御信号により制御されて、当該網制御部と回線との接続を行う閉結回路と、閉結制御信号により制御されて、外付電話機と回線と接続するか否かを切換える電話機切換回路とを設けて、通信装置の小型化、低電力及びコストダウンを可能にしたことを特徴とする。
【0015】
請求項2にかかる発明は、電話機切換回路が半導体素子により形成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項3にかかる発明は、電話機切換回路が、局給電により動作することを特徴とする。
【0017】
請求項4にかかる発明は、電話機切換回路に入力する閉結制御信号がレベル反転されて、当該電話機切換回路に入力するようにしたことを特徴とする。
【0018】
請求項5にかかる発明は、回線にダイヤルパルスを送信する際には、閉結制御信号を用いて送信し、その際に当該閉結制御信号が電話機切換回路を制御して外付電話を回線に接続しないように該閉結制御信号をフィルタするフィルタ回路を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る通信装置のブロックである。
【0020】
当該通信装置は、回線制御部11、シリアルIF部12、絶縁回路13、呼出信号検出回路16、ダイオードブリッジ17、閉結回路18、電話機切換回路19、インバータ20、フィルタ回路21、モデム31、通信装置システム部32等を有している。
【0021】
そして、回線制御部11、シリアルIF部12、絶縁回路13が半導体製の網制御部(半導体NCU)10を構成し、回線制御部11及びシリアルIF部12は、半導体DAAにより構成されている。
【0022】
この回線制御部11は、回線側に配置されて局給電により動作し、シリアルIF部12とデ−タ受け渡しを行うことによって回線制御及びデ−タの送受信を行うものであり、シリアルIF部12は、通信装置本体側に配置され、回線制御部11とシリアルIFにてデ−タの受け渡しを行うものである。
【0023】
絶縁回路13は、回線制御部11とシリアルIF部12とを直流的に絶縁状態に接続して、デ−タを送受信するためのデ−タ受け渡を行う回路で、リニアカプラ,トランス,コンデンサ等等により構成されている。
【0024】
呼出信号検出回路16は、回線からの呼出信号を検出するものであり、ダイオードブリッジ17は回線電流を整流するものである。
【0025】
また、閉結回路18は、局給電により動作して回線制御部11と回線との接続を制御するものであり、電話機切換回路19は、半導体で形成されて局給電により動作し、外付電話機と回線との接続を制御するもので、これにより小型化及び電力消費の削減が図られている。
【0026】
インバータ20は、閉結回路18を制御する閉結制御信号をレベル反転するものであり、フィルタ回路21は、回線制御部11から閉結制御信号によりダイヤルパルス制御をしているときに、外付電話機を回線から切離したままにするためのものである。
【0027】
モデム31は、送受信するデータの変復調を行うものであり、通信装置システム部32は通信装置の全体制御するものである。
【0028】
次に、このような構成の通信装置の動作を図2を参照して説明する。操作者が外付電話機をオフフックすると(ステップS1)、回線からの局給電により電話機切換回路19が電話機を回線に接続し通話が可能になる(ステップS2)。
【0029】
そこで、操作者は相手先の着呼を確認して、ファクシミリ送信開始の指示をする(例えば、スタートボタンを押す)。これにより通信装置システム部32から回線閉結信号が送られると(ステップS3)、回線制御部11は閉結制御信号を閉結回路18に送り、当該閉結回路18を制御する(ステップS4)。この閉結回路18は局給電により動作し、回線制御部11からの閉結制御信号により回線と半導体NCU10とを接続する(ステップS5)。
【0030】
一方、回線制御部11からの閉結制御信号は、インバータ20及びフィルタ回路21を介して電話機切換回路19にも送られる。インバータ20により回線制御部11からの閉結制御信号は、反転したレベルとなり、フィルタ回路21に入力する。
【0031】
フィルタ回路21は、所定の周波数の信号(例えば、後述するダイヤルパルス信号)に対しては、フィルタするが、閉結制御信号のようにレベルが一定した信号に対しては、そのまま通過させる働きをする。
【0032】
従って、インバータ20によりレベル反転した回線制御部11からの閉結制御信号は、フィルタ回路21を通過して電話機切換回路19に入力し、この結果電話機切換回路19は外付電話機を回線から切離す(ステップS6)。
【0033】
この後、通信装置による送信動作が行われるが(ステップS7)、このとき外付電話機は回線から切離されているのでオフフックしても受話器から音声を入力しても半導体NCU10を介した通信に影響を与えない。
【0034】
また、送信時に半導体NCU10からダイヤルパルスを発呼する場合は、回線制御部11からの閉結制御信号を出力して閉結回路18及び電話機切換回路19を制御する。
【0035】
このときの閉結制御信号がON/OFFする信号であるため、閉結回路18はそのレベルに応じて動作してダイヤルパルスを発呼するが、電話機切換回路19は、フィルタ回路21によりフィルタされてしまうため、この閉結制御信号は電話機切換回路19に入力せず、例えば「L」レベルの信号が電話機切換回路19に入力して外付電話は回線から切離された状態を維持する。
【0036】
従って、ダイヤルパルス発呼中に外付電話機をオフフックしても、外付電話機が回線から切断されているのでダイヤルパルスに影響を与えることがない。
【0037】
次に、受信時の動作を図3を参照して説明する。回線からの呼出信号を受信すると(ステップS11)、半導体NCU10は通信装置システム部32に呼出信号の検出を伝える。
【0038】
通信装置システム部32は、回線閉結信号を半導体NCU10に送り、回線制御部11は閉結制御信号により閉結回路18を制御する(ステップS12)。この閉結回路18は局給電により動作し、回線制御部11からの閉結制御信号により回線と半導体NCU10とを接続する(ステップS13)。
【0039】
一方、閉結制御信号はインバータ20を介して電話機切換回路19にも送られ、電話機切換回路19は外付電話機を回線から切離す(ステップS14)。
【0040】
この後、通信装置による受信動作が行われるが、このときに外付電話機をオフフックしても受話器から音声を入力しても、回線から切断されているため通信への影響が発生しない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1にかかる発明によれば、網制御部からの閉結制御信号により制御されて、当該網制御部と回線との接続を行う閉結回路と、閉結制御信号により制御されて、外付電話機と回線と接続するか否かを切換える電話機切換回路とを設けたので、回線からの局給電の利用が可能となり通信装置の小型化、低電力及びコストダウンが可能になる。
【0042】
請求項2にかかる発明によれば、電話機切換回路が半導体素子により形成したので、メカニカルリレーの場合に比べ通信装置の小型化、低電力及びコストダウンが可能になる。
【0043】
請求項3にかかる発明によれば、電話機切換回路が、局給電により動作するようにしたので、通信装置の小型化、低電力及びコストダウンが可能になる。
通信装置の電力消費を削減することができる。
【0044】
請求項4にかかる発明によれば、電話機切換回路に入力する閉結制御信号がレベル反転されて、当該電話機切換回路に入力するようにしたので、制御信号の数が削減でき、これに伴い半導体NCUの出力ポ−トを削減でき、切換制御も簡単になって通信装置のコスト化が可能になる。
【0045】
請求項5にかかる発明によれば、回線にダイヤルパルスを送信する際には、閉結制御信号を用いて送信し、その際に当該閉結制御信号が電話機切換回路を制御して外付電話を回線に接続しないように該閉結制御信号をフィルタするフィルタ回路を設けたので、半導体NCUの出力ポ−トを削減でき、切換制御も簡単になり、通信装置のコストを削減できると共に、ダイヤルパルス発呼時に外付電話機を持ち上げてもダイヤルパルスに影響を与えなくなり信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される通信装置のブロック図である。
【図2】送信動作時の回線制御手順を示すフローチャートである。
【図3】受信動作時の回線制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 網制御部(半導体NCU)
12 シリアルIF部
11 回線制御部
18 閉結回路
19 電話機切換回路
20 インバータ
21 フィルタ回路
32 通信装置システム部
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線網と接続される回線制御部と、この回線制御部に絶縁回路を介して接続されたシリアルIF部とから構成される半導体DAA(Data Access Arrangement)の網制御部と外付電話との回線接続を制御する半導体製の電話機切換回路及び閉結回路を備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の網制御動作を行い、相手先のファクシミリ装置と通信を行うファクシミリ装置は、原稿をファクシミリ装置にセットしたことを検出する紙検出部、相手から送信されたト−ン信号を検出する検出部、前記紙検出部が紙を検出することで回線を電話機またはファクシミリ装置に切換えるリレ−回路、前記検出部の検出信号と前記紙検出部の検出信号で信号を送出する制御部、該制御部の信号で前記リレ−回路を駆動する駆動部等で構成されている(特許文献1参照)。
【0003】
一方、近年インターネット、デジタル携帯電話等が普及するに伴い、携帯端末、小型端末等の通信装置の小型化が進んでいる。
【0004】
しかし、公衆の回線網に接続するモデム内蔵の通信装置では、回線網との接続に直流絶縁の目的で、比較的大きな形状のトランスが必要とされ、このトランスが通信装置の小型化を阻害する要因となっていた。
【0005】
ところが、近年の半導体プロセス技術の進歩やアイソレーション技術の進歩に伴い、網制御等を行う半導体DAAが開発されて、ランスの機能を極めて小型なパルストランスやコンデンサ、フォトカプラ等により置換えることが可能になってきている(特許文献2参照)。
【0006】
このような半導体により形成された機能素子により、通信装置等の小型化や低コスト化が期待され、例えばファクシミリ装置のように携帯端末ではない通信装置への採用も模索されている。
【0007】
このような通信装置においては、回線網を制御するための網制御機能や回線網を介して送受信する信号の変復調を行う変復調機能等が必要になる。
【0008】
網制御機能は、上述したように半導体DAAにより半導体化され、また変復調機能は所謂モデムと称され、今日では半導体プロセスにより形成されたDSPが主要部品として用いられて高速処理が行えるようになっている。
【0009】
従って、通信に必要な最小限の機能である網制御機能及び変復調機能が共に半導体化されて供給されるようになっている。
【0010】
【特許文献1】
特開平5−344311号公報
【特許文献2】
特開平6−98038号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなファクシミリ装置においては、信動作中の外付電話機からのノイズを防止するため、回線から外付電話機を切離す必要があり、外付電話機を回線に接続するか否かの切換をメカニカルなリレ−回路で行っており、形状も大きくコストも高く消費電流も大きい問題があった。
【0012】
また、かかるリレ−回路はファクシミリ装置本体側から制御をするため、リレ−周辺のパタ−ンには沿面距離などの制約が発生して、基板等の小型化を阻む要因となる問題があった。
【0013】
そこで、本発明は、リレー回路を小型、低電力型にすると共に低コスト化を図り、これにより基板の小型化を可能にして安価でコンパクトな通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、回線網と接続された回線制御部と該回線制御部に絶縁回路を介して接続されたシリアルIF部とからなり、回線網を制御すると共にデータの送受信を行う半導体DAAにより形成された網制御部を備え、外付電話が接続可能に設けられた通信装置において、網制御部からの閉結制御信号により制御されて、当該網制御部と回線との接続を行う閉結回路と、閉結制御信号により制御されて、外付電話機と回線と接続するか否かを切換える電話機切換回路とを設けて、通信装置の小型化、低電力及びコストダウンを可能にしたことを特徴とする。
【0015】
請求項2にかかる発明は、電話機切換回路が半導体素子により形成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項3にかかる発明は、電話機切換回路が、局給電により動作することを特徴とする。
【0017】
請求項4にかかる発明は、電話機切換回路に入力する閉結制御信号がレベル反転されて、当該電話機切換回路に入力するようにしたことを特徴とする。
【0018】
請求項5にかかる発明は、回線にダイヤルパルスを送信する際には、閉結制御信号を用いて送信し、その際に当該閉結制御信号が電話機切換回路を制御して外付電話を回線に接続しないように該閉結制御信号をフィルタするフィルタ回路を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る通信装置のブロックである。
【0020】
当該通信装置は、回線制御部11、シリアルIF部12、絶縁回路13、呼出信号検出回路16、ダイオードブリッジ17、閉結回路18、電話機切換回路19、インバータ20、フィルタ回路21、モデム31、通信装置システム部32等を有している。
【0021】
そして、回線制御部11、シリアルIF部12、絶縁回路13が半導体製の網制御部(半導体NCU)10を構成し、回線制御部11及びシリアルIF部12は、半導体DAAにより構成されている。
【0022】
この回線制御部11は、回線側に配置されて局給電により動作し、シリアルIF部12とデ−タ受け渡しを行うことによって回線制御及びデ−タの送受信を行うものであり、シリアルIF部12は、通信装置本体側に配置され、回線制御部11とシリアルIFにてデ−タの受け渡しを行うものである。
【0023】
絶縁回路13は、回線制御部11とシリアルIF部12とを直流的に絶縁状態に接続して、デ−タを送受信するためのデ−タ受け渡を行う回路で、リニアカプラ,トランス,コンデンサ等等により構成されている。
【0024】
呼出信号検出回路16は、回線からの呼出信号を検出するものであり、ダイオードブリッジ17は回線電流を整流するものである。
【0025】
また、閉結回路18は、局給電により動作して回線制御部11と回線との接続を制御するものであり、電話機切換回路19は、半導体で形成されて局給電により動作し、外付電話機と回線との接続を制御するもので、これにより小型化及び電力消費の削減が図られている。
【0026】
インバータ20は、閉結回路18を制御する閉結制御信号をレベル反転するものであり、フィルタ回路21は、回線制御部11から閉結制御信号によりダイヤルパルス制御をしているときに、外付電話機を回線から切離したままにするためのものである。
【0027】
モデム31は、送受信するデータの変復調を行うものであり、通信装置システム部32は通信装置の全体制御するものである。
【0028】
次に、このような構成の通信装置の動作を図2を参照して説明する。操作者が外付電話機をオフフックすると(ステップS1)、回線からの局給電により電話機切換回路19が電話機を回線に接続し通話が可能になる(ステップS2)。
【0029】
そこで、操作者は相手先の着呼を確認して、ファクシミリ送信開始の指示をする(例えば、スタートボタンを押す)。これにより通信装置システム部32から回線閉結信号が送られると(ステップS3)、回線制御部11は閉結制御信号を閉結回路18に送り、当該閉結回路18を制御する(ステップS4)。この閉結回路18は局給電により動作し、回線制御部11からの閉結制御信号により回線と半導体NCU10とを接続する(ステップS5)。
【0030】
一方、回線制御部11からの閉結制御信号は、インバータ20及びフィルタ回路21を介して電話機切換回路19にも送られる。インバータ20により回線制御部11からの閉結制御信号は、反転したレベルとなり、フィルタ回路21に入力する。
【0031】
フィルタ回路21は、所定の周波数の信号(例えば、後述するダイヤルパルス信号)に対しては、フィルタするが、閉結制御信号のようにレベルが一定した信号に対しては、そのまま通過させる働きをする。
【0032】
従って、インバータ20によりレベル反転した回線制御部11からの閉結制御信号は、フィルタ回路21を通過して電話機切換回路19に入力し、この結果電話機切換回路19は外付電話機を回線から切離す(ステップS6)。
【0033】
この後、通信装置による送信動作が行われるが(ステップS7)、このとき外付電話機は回線から切離されているのでオフフックしても受話器から音声を入力しても半導体NCU10を介した通信に影響を与えない。
【0034】
また、送信時に半導体NCU10からダイヤルパルスを発呼する場合は、回線制御部11からの閉結制御信号を出力して閉結回路18及び電話機切換回路19を制御する。
【0035】
このときの閉結制御信号がON/OFFする信号であるため、閉結回路18はそのレベルに応じて動作してダイヤルパルスを発呼するが、電話機切換回路19は、フィルタ回路21によりフィルタされてしまうため、この閉結制御信号は電話機切換回路19に入力せず、例えば「L」レベルの信号が電話機切換回路19に入力して外付電話は回線から切離された状態を維持する。
【0036】
従って、ダイヤルパルス発呼中に外付電話機をオフフックしても、外付電話機が回線から切断されているのでダイヤルパルスに影響を与えることがない。
【0037】
次に、受信時の動作を図3を参照して説明する。回線からの呼出信号を受信すると(ステップS11)、半導体NCU10は通信装置システム部32に呼出信号の検出を伝える。
【0038】
通信装置システム部32は、回線閉結信号を半導体NCU10に送り、回線制御部11は閉結制御信号により閉結回路18を制御する(ステップS12)。この閉結回路18は局給電により動作し、回線制御部11からの閉結制御信号により回線と半導体NCU10とを接続する(ステップS13)。
【0039】
一方、閉結制御信号はインバータ20を介して電話機切換回路19にも送られ、電話機切換回路19は外付電話機を回線から切離す(ステップS14)。
【0040】
この後、通信装置による受信動作が行われるが、このときに外付電話機をオフフックしても受話器から音声を入力しても、回線から切断されているため通信への影響が発生しない。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1にかかる発明によれば、網制御部からの閉結制御信号により制御されて、当該網制御部と回線との接続を行う閉結回路と、閉結制御信号により制御されて、外付電話機と回線と接続するか否かを切換える電話機切換回路とを設けたので、回線からの局給電の利用が可能となり通信装置の小型化、低電力及びコストダウンが可能になる。
【0042】
請求項2にかかる発明によれば、電話機切換回路が半導体素子により形成したので、メカニカルリレーの場合に比べ通信装置の小型化、低電力及びコストダウンが可能になる。
【0043】
請求項3にかかる発明によれば、電話機切換回路が、局給電により動作するようにしたので、通信装置の小型化、低電力及びコストダウンが可能になる。
通信装置の電力消費を削減することができる。
【0044】
請求項4にかかる発明によれば、電話機切換回路に入力する閉結制御信号がレベル反転されて、当該電話機切換回路に入力するようにしたので、制御信号の数が削減でき、これに伴い半導体NCUの出力ポ−トを削減でき、切換制御も簡単になって通信装置のコスト化が可能になる。
【0045】
請求項5にかかる発明によれば、回線にダイヤルパルスを送信する際には、閉結制御信号を用いて送信し、その際に当該閉結制御信号が電話機切換回路を制御して外付電話を回線に接続しないように該閉結制御信号をフィルタするフィルタ回路を設けたので、半導体NCUの出力ポ−トを削減でき、切換制御も簡単になり、通信装置のコストを削減できると共に、ダイヤルパルス発呼時に外付電話機を持ち上げてもダイヤルパルスに影響を与えなくなり信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される通信装置のブロック図である。
【図2】送信動作時の回線制御手順を示すフローチャートである。
【図3】受信動作時の回線制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 網制御部(半導体NCU)
12 シリアルIF部
11 回線制御部
18 閉結回路
19 電話機切換回路
20 インバータ
21 フィルタ回路
32 通信装置システム部
Claims (5)
- 回線網と接続された回線制御部と該回線制御部に絶縁回路を介して接続されたシリアルIF部とからなり、前記回線網を制御すると共にデータの送受信を行う半導体DAAにより形成された網制御部を備え、外付電話が接続可能に設けられた通信装置において、
前記網制御部からの閉結制御信号により制御されて、当該網制御部と回線との接続を行う閉結回路と、
前記閉結制御信号により制御されて、外付電話機と回線と接続するか否かを切換える電話機切換回路とを設けたことを特徴とする通信装置。 - 前記電話機切換回路が半導体素子により形成されていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記電話機切換回路が、局給電により動作することを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
- 前記電話機切換回路に入力する前記閉結制御信号がレベル反転されて、当該電話機切換回路に入力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の通信装置。
- 回線にダイヤルパルスを送信する際には、前記閉結制御信号を用いて送信し、その際に当該閉結制御信号が前記電話機切換回路を制御して外付電話を回線に接続しないように該閉結制御信号をフィルタするフィルタ回路を設けたことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の通信装置。
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