JP2004112052A - 情報処理装置、画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラム Download PDF

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河野 竜次
Takeshi Kunishi
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Abstract

【課題】複数の画像処理装置を有する画像処理装置グループに対して精度の高い出力画像の品質の診断および管理を行うことができる情報処理装置、画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラムを提供する。
【解決手段】グループ特定処理部24は、受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像処理装置の属する画像処理装置グループを特定する。選択処理部25は、グループ特定処理部24が特定する画像処理装置グループに属する画像処理装置の中より最も高性能な画像入力機能を有する画像処理装置を選択する。テスト画像生成部26は、選択処理部25が選択した画像処理装置の識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する。命令返信処理部27は、テスト画像生成部26が生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像処理装置へ返信する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿等の画像を電子化した画像データとして読み込むことができる画像入力装置や、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された画像データあるいは画像入力装置で読み込んだ画像データを顕画化した画像として出力する画像出力装置や、上述した画像入力装置と画像出力装置が合体した複合装置である画像入出力装置に対してネットワークを介して統括、管理する情報処理装置と、上述した複数の装置から構成される画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像出力装置として電子写真方式の画像形成プロセスと固体レーザ素子とレーザスキャナ装置を組合せたレーザプリンタが広く実用化されている。また、従来の画像入力装置としてCCD等の画像読み込み手段を利用したスキャナ(画像読み取り装置)も広く実用化されている。また、上述した画像出力装置と画像入力装置を合体した複合装置である画像入出力装置も実用化されている。
【0003】
図7は、従来の画像入出力装置のハードウェア構成を示す図である。図7に示すように画像入出力装置100は、画像入力装置200と画像出力装置300が合体した複合装置である。まず、画像入力装置200の概略構成について説明する。
図7に示すように、画像入力装置200は、原稿となる紙などを載せる原稿ガラス台53と、図の矢印Lの方向に移動しながら原稿ガラス台53にセットされた原稿Dを照明する原稿照明装置50と、原稿照明装置50と合わせて移動する反射ミラー54と、反射ミラー54の反射した光をCCD52に投影するための投影レンズ51と、投影レンズ51により投影された像を光電変換して電子的な画像データを出力するCCD52とを具備する。
【0004】
次に、上述した画像入力装置200の動作について説明する。利用者が原稿台ガラス53上に原稿Dをセットして不図示の画像読み取りスタートキーを押下すると、原稿照明装置50が矢印Lの方向へ移動を開始し、合わせて反射ミラー54等も所定のスピードで移動する。これにより、原稿Dの端から順に光が照射され、反射ミラー54は原稿Dの反射光を投影レンズ51へ反射する。投影レンズ51によって原稿Dからの反射光がCCD52に投影され原稿上の画像が電子化された画像データに変換される。
【0005】
次に、画像出力装置300の概略構成について説明する。画像出力装置300は、画像入力装置200で読み込んだ画像データに演算処理を加える不図示の画像処理コンピュータやディジタル画像展開装置からの処理後の画像データをネットワーク経由で受信し、受信した画像データを顕画化した画像を所定の用紙等(以下、転写材とする)に印刷して出力する。その画像出力装置300を構成する各部について以下に示す。像担持体10は、感光材料を表面に持ち、矢印Kの方向に回転しながら表面にトナー像を形成する。また、一次帯電器11は、像担持体10の表面に一様に帯電させる。また、レーザスキャナ12は、レーザビーム13を像担持体10の表面に照射することで静電潜像を形成する。尚、レーザスキャナ12は上述した画像データに対応して点灯が制御される不図示のレーザ発光手段と、そのレーザ光を像担持体10の回転軸方向に走査する不図示のポリゴンスキャナによって構成されている。
【0006】
現像装置14は、レーザビーム13により画像部の電位をなくして粒子を付着させる反転現像方式によって像担持体10に生成された静電潜像に応じてトナーを付着させる。これにより、像担持体10にトナー像が形成される。転写帯電器15は、転写材Tを介し像担持体10に接触回転し,トナーと逆極性のバイアスを印加することにより、像担持体10の静電潜像に応じて付着したトナーを転写材Tに付着させる転写を行う。分離帯電器16は、転写の直後に、転写材Tの静電吸着力を低下させ転写材Tの剛性と重力を利用して、像担持体10から転写材Tを分離する。
【0007】
搬送装置17は、分離帯電器16が分離後の転写材Tを後述する定着装置18に運ぶ。定着装置18は、ここを通過することで転写材T上のトナー像を転写材Tに定着させる。クリーニング装置19は、転写後の像担持体10上に残存するトナーを除去する装置である。レジローラ20は、像担持体10へ転写材Tを供給するローラである。
【0008】
次に、画像出力装置300の動作について説明する。まず、一次帯電器11によって一様に帯電された像担持体10の表面に、レーザスキャナ12からレーザビーム13が照射され像担持体10表面に静電潜像が形成される。次に、レーザビーム13が照射された部位に、現像装置14によってトナーが付着して画像データに対応したトナー像が形成される。次に、像担持体10表面に形成されたトナー像は転写帯電器15によって転写材Tに転写される。次に、トナー像を転写された転写材Tは分離帯電器16によって像担持体10より分離される。さらに、分離された転写材Tは、搬送装置17によって定着装置18に運ばれ、定着装置18を通過したのち画像出力装置300の外に排出される。以上に示した動作により、画像出力装置300は、画像データを顕画化した画像を所定の転写材Tに印刷して出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術においては、以下に説明する問題が存在していた。
画像出力装置300が出力する画像を評価する一項目である画像出力特性の代表例として細線の線幅の再現特性と呼ばれるものがある。この特性は500μmに満たない細線の画像信号に対して画像出力装置から実際に出力されるトナー像の線幅が、画素数から計算した理想的な線幅に対してどのような関係にあるかを表す特性である。例えば画像出力装置300の解像度が600dpiである場合の理想的な特性は図8に示すようになる。図8は、画像出力特性の一例である細線の線幅の再現特性において、理想的な特性を示す図である。図8に示すように、細線の線幅の再現特性は、1画素分の理想的計算上の線幅は42.3μmでありn画素分の線幅はその整数倍となることが理想である。
【0010】
しかしながら、複数の画像出力装置300の印刷品質を管理する場合においては、各々の装置毎に、一次帯電器11によって帯電される像担持体10の表面電位、現像装置14に印加される現像バイアスの電圧、像担持体10の感光特性等のバラツキが存在する。従って複数の画像出力装置300で同一の画像データに基づく印刷を行っても、同一の画像が出力されないことが常であった。特に、500μmに満たない細線や数画素程度の微小なドットの網点パターンで表現される中間調画像を含む画像データを基に出力する出力画像は、画像出力装置300間のバラツキの影響を受けやすく、装置毎に異なった線幅や濃度の出力画像が出力されてしまう問題があった。
【0011】
また、現像装置14の現像特性や、レーザビーム13の光量は画像出力装置300の使用が進むにつれて変化することもあり、ひとつの画像出力装置300に着目してもその線幅の再現特性は変化を生じ、安定した線幅と濃度の出力画像を得ることが困難であるという問題があった。
【0012】
更に、上述したような問題を解決するための方法として以下に一例を示す。例えば、画像出力装置300で中間調画像のテストパターンを含んだテスト画像を出力させる。次に、その出力画像を画像入力装置200で読み込んで、画像入出力装置100内の演算装置で濃度を測定し目標濃度からのズレを算出する(以下、画像診断とする)。次に、その画像診断の結果を基に画像出力装置300の調整および修正を行う。以上の処置を定期的に行うことで、画像出力装置300は安定した濃度の出力画像を得ることが出来る。
しかしながら、この方法には以下の問題があった。
【0013】
例えば、複数の画像入出力装置100を利用している場合、各々の画像入力装置200毎に画像を読み込む特性が異なる。具体的には、入力解像度や反射輝度に対する出力信号の対応特性の違いやバラツキが画像入力装置200毎に存在する。これにより、各々の画像入力装置200でそれらの特性の違いも含んだ画像診断を行うことになる。すなわち、その画像診断の結果を基に画像出力装置300を調整および修正しても、同一の画像データに対して複数の画像出力装置300で同一の出力画像を得ることはできないという問題があった。
特に、中間調画像の濃度を測定することで画像出力装置300の状態を診断する方式においては、個々の画像入力装置200の有する諸特性の違いの影響を受けやすいという問題も存在していた。
【0014】
この発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、複数の画像入力装置や画像出力装置や画像入出力装置を有する画像処理装置グループに対して精度の高い出力画像の品質の診断および管理を行うことができる情報処理装置、画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による情報処理装置においては、複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置であって、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信する受信手段と、受信手段が受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定するグループ特定手段と、グループ特定手段が特定する画像処理装置グループに属する画像入力装置または画像入出力装置の中より画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択する選択手段と、選択手段が選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成するテスト画像生成手段と、テスト画像生成手段が生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置または画像出力装置へ返信する命令返信手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
また、本発明による画像処理装置管理システムにおいては、ネットワークに接続された複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループと、画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置とから構成される画像処理装置管理システムであって、画像入出力装置または画像出力装置は、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を情報処理装置へ送信するテスト要求送信手段と、情報処理装置よりテスト画像の出力要求に応じたテスト出力実行命令を受信する受信手段と、受信手段の受信したテスト出力実行命令を実行してテスト画像を出力する画像出力手段とを具備し、情報処理装置は、識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信する受信手段と、受信手段が受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定するグループ特定手段と、グループ特定手段が特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択する選択手段と、選択手段が選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成するテスト画像生成手段と、テスト画像生成手段が生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置または画像出力装置へ返信する命令返信手段とを具備することを特徴とする。
【0017】
また、本発明による画像処理装置管理方法においては、複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置を用いた画像処理装置管理方法であって、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信する第一のステップと、第一のステップで受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定する第二のステップと、第二のステップで特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択する第三のステップと、第三のステップで選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する第四のステップと、第四のステップで生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置または画像出力装置へ返信する第五のステップとを有することを特徴とする。
【0018】
また、本発明による記録媒体は、複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信する第一のステップと、第一のステップで受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定する第二のステップと、第二のステップで特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択する第三のステップと、第三のステップで選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する第四のステップと、第四のステップで生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置または画像出力装置へ返信する第五のステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0019】
また、本発明によるプログラムは、複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置用のプログラムであって、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信する第一のステップと、第一のステップで受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定する第二のステップと、第二のステップで特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択する第三のステップと、第三のステップで選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する第四のステップと、第四のステップで生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置または画像出力装置へ返信する第五のステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0020】
これにより、本発明の情報処理装置、画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラムにおいては、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信し、受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定し、特定した画像処理装置グループ内で最も高性能な画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択し、選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成し、生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置または画像出力装置へ返信するので、複数の画像入力装置や画像出力装置や画像入出力装置を有する画像処理装置グループに対して精度の高い出力画像の品質の管理を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の一実施形態について説明する。
まず、本発明の一実施形態として、ネットワークに接続された画像入力装置と、画像入出力装置と、画像出力装置と、それらの装置に入出力される画像の品質等を管理する中央情報処理装置(情報処理装置)とを具備する画像処理装置管理システムの概略構成について説明する。尚、上述した画像入力装置と、画像入出力装置と、画像出力装置の設置場所などを考慮して複数台をまとめて、幾つかの画像処理装置グループにグループ分けしている。また、以下の説明において画像処理装置とは画像入力装置、画像入出力装置、画像出力装置を全て含む総称とする。
【0022】
また、本実施形態の画像入力装置とは、例えば原稿画像をCCD等の画像読み取り手段を利用して読み取り、所定のデータ形式(JPEG、GIF等)のディジタル画像データを生成し、出力することができる装置である。また、本実施形態の画像入力装置とは、ディジタル画像データに対応したトナー像を紙等の転写材上に形成して画像出力を行う装置である。また、本実施形態の画像処理装置は、ネットワーク3に接続されており、ディジタル画像データ等の送受信が可能である。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態における中央情報処理装置を具備する画像処理装置管理システムの概略構成を示す図である。図1において、符号1は、画像処理装置管理システムであり、ネットワーク2に接続された画像入力装置と、画像入出力装置と、画像出力装置と、それらの装置に入出力される画像の品質等を管理する中央情報処理装置とを具備する。2は中央情報処理装置であり、ネットワーク3に接続される複数の画像入力装置、画像入出力装置、画像出力装置を含む画像処理装置グループをグループ単位で管理する。また、図1に示す画像処理装置管理システム1においては、画像処理装置グループとしてグループAとグループBの2つがある。尚、上述した画像処理装置グループは、グループAとグループBの2つを示したが、この限りではなく任意の数の画像処理装置グループを形成してよい。
【0024】
また、図1において、「R」の付与された四角は画像入力装置を示し、「R/P」の付与された四角は画像入出力装置を示し、「P」の付与された四角は画像出力装置を示す。すなわち、グループAは、画像入出力装置A1、A3と画像出力装置A2とで構成される。また、グループBは、画像入出力装置B1、B3と画像入力装置B2とで構成される。また、上述した画像入出力装置A1、画像入出力装置A3、画像出力装置A2、画像入出力装置B1、画像入出力装置B3、画像入力装置B2は、ネットワーク3を介して他の装置や中央情報処理装置2と通信することができる。また、図1に示す符号A1、A2、A3、B1、B2、B3は、グループ名(AorB)+グループ内コード(1、2、3)より構成される各画像処理装置を識別するための“アドレス情報”でもある。
【0025】
次に、図1に示したグループAの各画像処理装置の性能について説明する。画像入出力装置A1は、解像度600dpi、階調性は反射輝度で256階調の性能を有する画像入力装置と、解像度600dpiの2値出力(モノクロ出力)が可能な画像出力装置を有した複合装置である。画像出力装置A2は解像度600dpiの2値出力が可能な画像出力装置である。画像入出力装置A3は解像度1200dpi、階調性は反射輝度で256階調の性能を有した画像入力装置と、解像度600dpiの2値出力が可能な画像出力装置を有した複合装置である。尚、これらの情報は、性能情報として中央情報処理装置2に格納している。
【0026】
尚、図1に示す画像入力装置B2は図7に示した画像入力装置200と同様のハードウェア構成であり、図1に示す画像入出力装置A1、A3、B1、B3は図7に示した画像入出力装置100と同様のハードウェア構成であり、図1に示す画像出力装置A2は図7に示した画像出力装置300と同様のハードウェア構成であるので、各装置のハードウェア構成の説明を省略する。また、画像出力装置が出力する基となるディジタル画像データは、上述した画像入力装置が出力するディジタル画像データや、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納されているディジタル画像データや、ネットワーク3経由で取得するディジタル画像データなどがある。
【0027】
次に、図1に示した中央情報処理装置2の機能構成について説明する。
図2は、図1に示した中央情報処理装置2の機能構成を示すブロック図である。符号21は、制御部であり、中央情報処理装置2内のデータの流れを制御する。22は、送受信処理部(受信手段を含む)であり、ネットワーク3を介して種々のデータを送受信する。例えば、送受信処理部22は、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報(以下、テストプリント要求とする)を、その画像入出力装置または画像出力装置より受信する。
【0028】
23は、データベースであり、管理対象となるグループAやグループBに含まれる画像入力装置や画像入出力装置や画像出力装置に関する情報を格納する装置情報データベース23aと、テストパターンの雛型となる情報を格納するテストパターン格納部23bと、画像診断用の計算式や係数などを格納する画像診断情報格納部23cとを具備する。尚、計算式については具体例を後述する。
【0029】
ここで、データベース23が具備する装置情報データベース23a、テストパターン格納部23b、画像診断情報格納部23cについて説明する。
まず、装置情報データベース23aの構成例を図で示して説明する。
図3は、図2に示した装置情報データベース23aの構成例を示す図である。図3に示すように、装置情報データベース23aは、ネットワーク3上で各画像処理装置を識別するための情報である“アドレス情報”(識別情報)に関連付けて、その“アドレス情報”で特定される画像処理装置に関する以下に示す情報を格納する。尚、本実施形態においては“アドレス情報”として上述したグループ名+グループ内コードの構成の情報としたがこの限りではなく、例えば各画像処理装置のIPアドレスなど、ネットワーク3上で中央情報処理装置2が各画像処理装置を識別可能な情報であればよい。
【0030】
“装置名”とは、“アドレス情報”で特定される画像処理装置の名称に関する情報である。“グループ名”とは、“アドレス情報”で特定される画像処理装置の属する画像処理装置グループの名称に関する情報である。図1に示した画像処理装置管理システム1において“グループ名”は、グループAまたはグループBとなる。“機種名”とは、“アドレス情報”で特定される画像処理装置の機種名に関する情報である。
【0031】
“性能情報”とは、“アドレス情報”で特定される画像処理装置の性能に関する情報であり、“解像度情報”、“カラー機能情報”、…などの情報を含む。“解像度情報”とは、“アドレス情報”で特定される画像処理装置の解像度に関する情報である。具体的には、画像入力装置であれば画像を読み取る際の解像度に関する情報であり、画像出力装置であれば画像を出力した際の出力画像の解像度に関する情報である。“カラー機能情報”とは、カラー画像を処理する機能の有無に関する情報である。また、カラー画像を処理可能な場合には、“カラー機能情報”は、カラー画像の処理性能に関する情報も更に含む。また、“性能情報”には、上述した“カラー機能情報”以外にも種々の機能の有無に関する情報を含んでもよい。
【0032】
“故障履歴情報”とは、“アドレス情報”で特定される画像処理装置の過去の故障に関する履歴情報である。“診断結果情報”とは、“アドレス情報”で特定される画像処理装置が過去に行った画像診断結果に関する情報である。以上に示したように、装置情報データベース23aは、画像処理装置に関する種々の情報を“アドレス情報”に関連付けて格納する。また、上述した実施形態においては、“アドレス情報”はネットワーク3上で特定可能なアドレスであったが、この限りではなく、各画像処理装置を識別可能な情報であればよい。
【0033】
次に、テストパターン格納部23bについて説明する。テストパターン格納部23bは、図4(a)に示すような画像出力装置の出力画像の画質をテストするためのテストパターンを含むテストパターン画像データの雛型を複数種類格納する。テストパターン格納部23bの格納するテストパターン画像データは、500μm以下の細線を含むパターンである。その細線は、縦線、横線、斜め線などであり、線幅も調整可能である。
【0034】
次に、画像診断情報格納部23cについて説明する。画像診断情報格納部23cは、図8に示した画像出力特性を診断する際に用いる情報を格納する。具体的には、テストパターンに含まれる細線の線幅別に理想線幅を算出する計算式に関する情報などを格納する。
【0035】
次に、中央情報処理装置2の構成の説明に戻る。
上述した送受信処理部22は、ネットワーク3を介して、画像入出力装置または画像出力装置を識別する“アドレス情報”を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信する。24は、グループ特定処理部(グループ特定手段)であり、送受信処理部22が受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる“アドレス情報”を基に装置情報データベース23aより“グループ情報”を参照して画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定する。
【0036】
25は、選択処理部(選択手段)であり、“グループ情報”を基に装置情報データベース23aよりグループ特定処理部24が特定する画像処理装置グループに属する画像入力装置または画像入出力装置の“性能情報”を参照して、最も高性能な画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択する。ここで最も高性能な画像入力装置とは、例えば解像度と階調性が最も高い画像入力装置のことである。
【0037】
26は、テスト画像生成部(テスト画像生成手段)であり、選択処理部25が選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する“アドレス情報”とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する。また、テスト画像生成部26は、縦線および横線を少なくとも含む線画像を含む図4(a)に示すテストパターンで構成されたテスト画像データを生成する。更に、テスト画像生成部26は、選択処理部25が選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する“アドレス情報”と、選択処理部25が選択した画像入力装置または画像入出力装置の解像度に応じたテストパターンとを含むテスト画像データを生成する。例えば、画像入出力装置の解像度が600dpiなら、テスト画像生成部26は、4画素分の幅(169μm)の縦線と横線を含むテスト画像データを生成する。図4(a)のテストパターンにおいては、画像入力装置の“アドレス情報”としてA3、画像出力装置の“アドレス情報”としてA1が記載されている。
【0038】
27は、命令返信処理部(命令返信手段)であり、テスト画像生成部26が生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を、テストプリント要求を送信してきた画像入出力装置または画像出力装置へ返信する。また、上述した送受信処理部22は、画像入出力装置または画像出力装置がテスト出力実行命令により出力したテスト画像を選択処理部25が選択した画像入力装置または画像入出力装置で読み取り、テスト画像を電子化した診断用画像データを生成した場合に、その画像入力装置または画像入出力装置より生成された診断用画像データと画像診断要求とを含む診断要求情報を受信する。
【0039】
28は、診断処理部(診断手段)であり、テスト画像生成部26が生成したテスト画像データを参照して送受信処理部22の受信した診断要求情報に含まれる診断用画像データを診断する。具体的には、診断処理部28は、テスト画像生成部26の生成した図4(a)に示すテスト画像データの細線を構成する1画素の大きさより算出できる理想的な線画像の線幅である理想線幅と、診断要求情報に含まれる診断用画像データにおいて対応する線画像の線幅である出力線幅との関係である画像出力特性により診断する。また、診断処理部28は、診断用画像データに含まれる出力線幅を算出する際に、縦線、横線の線幅の平均値を算出することで出力線幅を算出する。また、出力線幅の算出方法はこの限りではなく、任意の1〜数本の線幅を用いてもよい。しかし、診断の精度を高めるには画像データに含まれているできるだけ多くの情報によって計算することが好ましく、本実施形態においては平均値を算出する算出方法を用いている。
【0040】
29は、修正設定値算出処理部(修正設定値算出手段)であり、診断処理部28の診断結果により画像出力装置または画像入出力装置の設定値に修正が必要と判断した場合に、画像出力装置または画像入出力装置に対する修正設定値を算出する。ここで設定値とは、例えば図7に示したレーザビーム13の光量を設定する値である。すなわち、線幅の再現特性は静電潜像を形成するレーザビーム13の光量の大小に強く依存する。この光量が大きめの場合には、線幅は太めに、光量が小さめの場合には、線幅は細めに出力される。これは現像装置14で付与するトナーの量が静電潜像の電位的なコントラストの大きさに対応するからである。また、この線幅の再現特性は、数画素程度の微小なドットの網点パターンで表現される中間調の画像の濃度特性にも対応する。
【0041】
更に、修正設定値算出処理部29の処理について以下に具体例を示す。上述したように図4(a)に示したテスト画像に含まれている線画像の幅は理想的には169μmであるので、診断結果の線幅も169μmが目標値となる。中央情報処理装置2の画像診断情報格納部23cには、画像入出力装置A1の画像出力装置の型式やその型式の画像形成部がもつ画像出力特性の修正係数が予め格納されている。本実施形態の画像診断情報格納部23cにおいては、例えば画像形成動作において、レーザビーム13の光量が10%増加すると4画素分の線幅が相対的に12μm増加することに対応した修正係数が格納されている。ここで、診断結果の線幅をWμmとすると、必要なレーザビーム13の光量の修正量CP(%)は以下の計算式
CP=10*(169−W)/12  … (式1)
で計算される。診断結果の線幅Wが181μmであった場合は修正設定値算出処理部29は、上記の(式1)を用いてレーザビーム13の光量の修正量(修正値)CPを−10%と算出する。
【0042】
30は、修正情報返信処理部(修正情報返信手段)であり、修正設定値算出処理部29の算出した修正設定値を含めた診断結果を、診断要求情報を送信してきた画像入力装置または画像入出力装置へ返信する。31は、情報取得処理部(取得手段)であり、ネットワーク3を介して画像処理装置に関する情報である装置情報として、属する画像処理装置グループに関する情報であるグループ情報と、画像入力処理または画像出力処理の性能に関する情報である性能情報と、画像処理装置を識別する識別情報とを画像処理装置より取得する。
【0043】
以上に示した機能構成により、中央情報処理装置2は、ネットワーク3に接続されている画像処理装置の出力画像の品質を管理する処理を行う。
【0044】
次に、図1に示した画像処理装置管理システム1を構築するために必要な画像入力装置B2と画像出力装置A2の機能構成について図を用いて説明する。
図5は、図1に示した画像処理装置管理システム1を構築するために必要な画像入力装置B2と画像出力装置A2の機能構成について示すブロック図である。尚、図1に示す画像入出力装置A1、A3、B1、B3の具備する画像入力装置および画像出力装置にも同様の機能が備わっている。
【0045】
まず、画像入力装置B2の機能構成について説明する。201は、制御部であり、画像入力装置B2内のデータの流れを制御する。202は、送受信処理部(受信手段を含む)であり、ネットワーク3を介して通信を行う。203は、診断画像生成処理部(診断画像生成手段)であり、画像入出力装置または画像出力装置が出力したテスト画像を読み取り、テスト画像を電子化した診断用画像データを生成する。具体的には、診断画像生成処理部203は、テスト画像を画像読み取り手段により読み取り、所定のデータ形式のディジタル画像データ(診断用画像データ)を生成する。また、この時、診断画像生成処理部203は、可能な限り高い解像度の診断用画像データを生成する。
【0046】
204は、診断要求送信処理部(診断要求送信手段)であり、診断画像生成処理部203の生成した診断用画像データとその診断用画像データの画像診断を要求する要求情報とを含む診断要求情報を中央情報処理装置2へ送信する。また、送受信処理部202は、中央情報処理装置2より診断要求情報に応じた診断結果を受信する。205は、提示処理部であり、送受信処理部202が中央情報処理装置2より受信した診断結果を利用者へ提示する。具体的には、提示処理部205は、液晶パネルなどの表示装置に図4(b)に示すような、診断結果を提示する。図4(b)に示すように、画像出力装置A1の線幅が181μmであり、レーザビーム13の光量を−10%減らす旨の指示が表示されている。
【0047】
次に、画像出力装置A2の機能構成について説明する。301は、制御部であり、画像出力装置A2内のデータの流れを制御する。302は、送受信処理部(受信手段を含む)であり、ネットワーク3を介して通信を行う。303は、テスト要求送信処理部(テスト要求送信手段)であり、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を情報処理装置へ送信する。これにより、送受信処理部302は、中央情報処理装置2よりテスト画像の出力要求に応じたテスト出力実行命令を受信する。また、304は、画像出力処理部(画像出力手段)であり、送受信処理部302の受信したテスト出力実行命令を実行してテスト画像を紙に印刷して出力する。
【0048】
以上に示したように、画像処理装置管理システム1の具備する画像処理装置は、テスト画像を利用して出力画像の品質を管理する中央情報処理装置2に応じた処理を行う機能を有する。尚、画像入出力装置の場合は、画像入力装置と画像出力装置にそれぞれ送受信処理部を設けずに、1つの送受信処理部を共有してもよい。
【0049】
また、図2および図5に示した各処理部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、各処理部はメモリおよびCPUにより構成され、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメモリに読み込んで実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上記メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、上述したRAM216のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
【0050】
次に、画像出力装置の調整作業の手順について説明し、合わせて画像処理装置管理システム1の動作について説明する。
サービスマンSがグループAとグループBに属する画像入出力装置の整備を担当しているとする。サービスマンSがグループAに属する画像入出力装置A1、A3と画像出力装置A2に画像出力特性の修正を行う場合の手順と、画像処理装置管理システム1の動作を説明する。図6は、画像出力装置の調整作業および図1に示した画像処理装置管理システム1の動作を示すフロー図である。
【0051】
図6に示すように、まず、サービスマンSは画像入出力装置A1の不図示の操作部で画像出力特性を診断するために必要なテストプリントを実行するボタンであるテストボタンを押下する(t1)。この操作によって画像入出力装置A1は遠隔地に存在する中央情報処理装置2とネットワーク3を介して交互通信をスタートする。
【0052】
次に、画像入出力装置A1のテスト要求送信処理部303は、自らの“アドレス情報”と画像出力特性の診断をするためのテストプリントを要求するテスト画像の出力要求情報を中央情報処理装置2に送信する(t2)。これにより、中央情報処理装置2の送受信処理部22は、テスト画像の出力要求情報を受信する。次に、グループ特定処理部24は、受信したテスト画像の出力要求情報に含まれている“アドレス情報”から画像入出力装置A1がグループAに属することを特定する(t3)。
【0053】
次に、選択処理部25は、グループAに属する全ての画像入力装置と画像入出力装置の一部である画像入力装置の中で最も解像度の高い画像入力装置を選択する(t4)。本実施例の場合は、選択処理部25によってグループAの中で最も解像度が高い画像入力装置として画像入出力装置A3(解像度1200dpi)が選択される。このように、解像度が高い画像入力装置を選択する理由は出力したテスト画像を、選択した画像入力装置で読み取って解像度の高い診断用画像データを得ることで、精度の高い診断を行うためである。
【0054】
次に、テスト画像生成部26は、図4(a)に示すようなテストパターンと選択された画像入出力装置A3とテストプリントを要求した画像入出力装置A1の“アドレス情報”が含まれるテストプリント用のテスト画像データを生成する(t5)。次に、命令返信処理部27は、生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置A1に送信する(t6)。この時、図4(a)に示すようにテストパターンは、画像入出力装置A1の解像度を考慮して、4画素分の幅(169μm)の縦線と横線である。また、テスト画像の上部には、選択された画像入力装置A3の“アドレス情報”である「A3」とテストプリントを要求した画像入出力装置A1の“アドレス情報”である「A1」が記されている。
【0055】
次に、画像入出力装置A1の送受信処理部302が、このテスト出力実行命令を受信する。次に、画像入出力装置A1の画像出力処理部304がテスト出力実行命令に応じてテスト画像のプリントを実行する(t7)。次に、サービスマンSは画像入出力装置A1が出力したテスト画像の印刷物を持って中央情報処理装置2によって選択指定された画像入出力装置A3のある場所へ移動する。次に、サービスマンSは画像入出力装置A1が出力したテスト画像の印刷物を、画像入出力装置A3の具備する画像入力装置の原稿台ガラスの上にセットする。
【0056】
次に、サービスマンSは、画像入出力装置A3において不図示である操作部中の画像出力特性の診断と修正処置の計算の実行をするための解析開始ボタンを押下する(t10)。この操作によって画像入出力装置A3は中央情報処理装置と交互通信をスタートする。
【0057】
次に、画像入出力装置A3の診断画像生成処理部203は、画像読み取り手段を制御して原稿台ガラス上の印刷物のテスト画像を読み込む。次に、診断画像生成処理部203は、画像読み取り手段の出力する画像信号を基に診断用画像データを生成する(t11)。次に、診断要求送信処理部204は、画像出力特性の診断と修正処置の計算結果の返信を中央情報処理装置2に対して要求する診断要求情報を送信する(t12)。
【0058】
これにより、中央情報処理装置2の送受信処理部22は、この診断要求情報を受信する。次に、診断処理部28は、受信した診断要求情報に含まれる診断用画像データによって画像入出力装置A1の画像出力特性の診断を行う(t13)。次に、修正設定値算出処理部29は、診断処理部28の画像診断によって算出された線幅から画像入出力装置A1に必要な修正値を算出する(t14)。具体的には上述したように、診断処理部28は、レーザビーム13の光量の修正量CPを算出する。
【0059】
次に、修正情報返信処理部30は、診断処理部28の出力した診断結果を基に、線幅と修正処置のレーザビーム光量の修正量CPに関する情報である診断結果情報を画像入出力装置A3に送信する(t15)。これにより、画像入出力装置A3の送受信処理部202は、診断結果情報を受信する。次に、提示処理部205は、不図示の表示部に図4(b)に示したように線幅Wとレーザビーム光量の修正量CPを提示する(t16)。次に、サービスマンSはこの診断による修正処置の表示内容をメモした上で再び画像入出力装置A1に向かう。そしてレーザビーム光量の修正機能を使用してその光量を−10%の値に調整することで画像入出力装置A1の画像出力特性の修正の作業を終了する(t17)。
【0060】
尚、上述したレーザビーム光量の修正は、サービスマンSが行ったが、画像入出力装置が、修正量CPを基に自動でレーザビーム光量の修正を行う機能を備えてもよい。その場合は、画像入出力装置A3から画像入出力装置A1へ修正量CPが転送される。
【0061】
また、サービスマンSは続けて、画像出力装置A2、画像入出力装置A3でも同様にテスト画像を印刷させ、テスト画像の印刷物を出力させる。次に、上述したように、テスト画像の印刷物を画像入出力装置A3の画像入力装置で読み込んで、中央情報処理装置2へ診断用画像データを送信する。また、中央情報処理装置2は、修正処置を含む診断結果情報を画像入出力装置A3へ送信し、画像入出力装置A3の表示部に診断結果と修正処置が提示される。サービスマンSは、その提示内容に従って画像出力装置A2と画像入出力装置A3のレーザビーム光量を調整する。また、修正処置に利用する装置情報データベース23aに格納している画像出力装置A2と画像入出力装置A3の画像出力特性の修正係数は画像入出力装置A1の修正係数とは異なる値であって、例えば画像出力装置A2および画像入出力装置A3の型式に対応した修正係数である。修正設定値算出処理部29は、この修正係数と(式1)を使って修正量CP(%)を計算することで、精度のよい修正量CPを算出する。
【0062】
以上に示したように、グループAに属する全ての画像処理装置に対して画像出力特性の修正処置を行うことで、グループAに属する全ての画像出力装置の画像出力特性を同一の状態にすることができる。すなわち、グループAに属する全ての画像出力装置は、解像度600dpiの時に4画素分の幅の線画像をほぼ169μmで出力することができる。これにより、同一の画像データに対してはどの画像出力装置で印刷しても同じ線幅の出力画像を得ることができる。また、このように細い線幅の出力特性を同一にすれば網点で形成されている中間調の濃度も同一の濃度に再現することができる。
【0063】
具体的には、画像入出力装置A1の画像入力装置で読み込んだ画像信号をそのまま画像入出力装置A1の画像出力装置で出力しても、ネットワーク3を介して画像入出力装置A3にその画像信号を転送して画像入出力装置A3の画像出力装置で出力しても線幅、中間調の濃度共に同一の出力画像を得ることができる。
また、サービスマンSはグループBの画像出力装置についても同様な修正処置を行うことでグループBにおいても同一の画像信号に対しては、どの画像出力装置で出力を行っても同一の出力画像を得ることが可能となる。
【0064】
次に、上述したテスト画像生成部26が、選択処理部25が選択した画像入力装置の解像度の性能に応じてテストパターンの線幅を変更する処理について更に別の例を示して説明する。すなわち、グループBにおいて、画像入力装置B2の解像度が最も高く、画像入出力装置A3よりも高い場合について説明する。
【0065】
上述したようにグループAにおいて、最も解像度の高い画像入力装置は画像入出力装置A3の一部である画像入力装置である。具体的には、画像入出力装置A3の画像入力装置の解像度は1200dpi、階調性は反射輝度で256階調である。一方グループBにおいて、最も解像度が高い画像入力装置は、画像入力装置B2であり、画像入力装置B2の画像入力装置の解像度は2400dpi、階調性は反射輝度で256階調とする。すなわち、グループBの方がグループAに比べて2倍の解像度の画像入力装置を有する。
【0066】
これにより、テスト画像生成部26は、グループBに属する画像処理装置の画像出力特性を診断するために、600dpiの2画素分の幅(84μm)の線幅の縦線と横線からなるテストパターンを含むテスト画像データを生成する。例えば、送受信処理部22がグループBに属する画像出力装置からのテスト画像の出力要求情報を受信した場合に、選択処理部25は、装置情報データベース23aを参照してグループB内の画像入力装置の最高解像度が2400dpiの画像入力装置B2を選択する。また、テスト画像生成部26は、解像度2400dpiに応じて84μmの線幅で縦線、横線のテストパターンを含むテスト画像データを生成する。
【0067】
また、修正設定値算出処理部29が用いる画像出力特性の修正を行うために算出するレーザビーム光量の修正量CPの計算式も線幅84μmのテストパターンに対応したものに切り替えられる。画像出力装置の修正係数が光量増加10%につき2画素分の線幅増加が7μmであった場合、線幅84μm用の修正量CPは以下の計算式
CP=10*(84−W)/7  … (式2)
で算出できる。この時、画像診断情報格納部23cには、画像出力装置の型式に応じた修正係数が4画素分の線幅に対応する値と2画素分の線幅に対応する値の2種類ともが登録されている。そして、修正設定値算出処理部29は、診断に使用する画像入力装置の解像度とテスト画像データ内の線画像の基本線幅(2画素分か4画素分)に応じて画像診断情報格納部23cより適切な式および係数を選択する。
【0068】
以上に示したように、修正設定値算出処理部29は、各グループの中から選択された最も解像度が高い画像入力装置の解像度の大きさに応じて画像出力特性の診断のための出力されるテスト画像データに含まれる縦線、横線の線幅を決定することができる。つまりグループBでは同一画像信号をどの画像出力装置で出力してもグループAより同一性の高い画像が得られることになる。
【0069】
上述したように、画像出力特性の診断は、診断を行うためのテストパターンである縦線、横線の線幅が細い方がより正確な診断となる。しかし、いくら細い線幅のテスト画像データを出力してもこの画像を読み込む画像入力装置の解像度が低くては、精度の高い診断はできない。例えば、600dpiの2画素分の幅(84μm)の線幅を1200dpiの画像入力装置で読み込んでも線幅算出の誤差が大きくなり、診断の精度を低下させることになる。以上の理由で、各グループに属する画像入力装置の最高解像度に応じたテストパターンを含むテスト画像データを生成する必要がある。
【0070】
また、上述した実施形態においては、選択処理部25が選択処理の際に参照する各装置の情報は、装置情報データベース23aより参照したが、この限りではない。例えば、情報取得処理部31が、テスト画像の出力要求情報を受信した直後にグループAに属する全ての画像処理装置A1、A2、A3からネットワーク上での交互通信により必要な情報を取得してもよい。この場合に、情報取得処理部31は、その時点での各装置の状態に間する情報として、特に故障の有無に関する情報も取得する。これにより、選択処理部25は、故障している装置を除外して効率良く選択を行うことができる。
【0071】
また、図2および図5において各種処理を行う処理部の機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」とは、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0072】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0073】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0074】
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の情報処理装置、画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラムにおいては、画像入出力装置または画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を画像入出力装置または画像出力装置より受信し、受信したテスト画像の出力要求情報に含まれる識別情報を基に画像入出力装置または画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定し、特定した画像処理装置グループ内で最も高性能な画像入力機能を有する画像入力装置または画像入出力装置を選択し、選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成し、生成したテスト画像データを含むテスト出力実行命令を画像入出力装置または画像出力装置へ返信するので、複数の画像入力装置や画像出力装置や画像入出力装置を有する画像処理装置グループに対して精度の高い出力画像の品質の管理を行うことができる。
【0076】
また、発明の情報処理装置、画像処理装置管理システム、画像処理装置管理方法、その記録媒体およびそのプログラムにおいては、画像入出力装置または画像出力装置が出力した画像を選択手段が選択した画像入力装置または画像入出力装置で読み取り、画像を電子化した診断用画像データを生成した場合に、画像入力装置または画像入出力装置より診断用画像データと診断用画像データの画像診断要求とを含む診断要求情報を受信し、テスト画像データを参照して、受信した診断要求情報に含まれる診断用画像データを診断し、診断結果により画像出力装置または画像入出力装置の設定値に修正が必要と判断した場合に、画像出力装置または画像入出力装置に対する修正設定値を算出し、算出した修正設定値を含めた診断結果を画像入力装置または画像入出力装置へ返信するので、複数の画像入力装置や画像出力装置や画像入出力装置を有する画像処理装置グループに対して精度の高い出力画像の品質の診断および管理を行うことができる。
【0077】
以上により、任意の画像処理装置グループ内における全ての画像出力装置に対する画像出力特性の診断と修正処置を行う過程で、各画像出力装置が出力するテスト画像の読み込み処理に、情報処理装置がその画像処理装置グループ内の画像入力装置の中から選択した画像入力装置のみを使用することで、診断用画像データの品質を均一に保つことが出来る。すなわち、画像出力特性の診断と修正処置の精度を向上させ同一の画像処理装置グループ内の画像出力装置において精度よく同一性の高い出力画像を得ることができる。また、画像入出力装置及び画像出力装置において、情報処理装置が選択した画像入力装置の識別情報は、テスト画像データの一部として送信することで、出力されたテスト画像の印刷物を、どの画像入力装置へセットすればよいか明示することができる。これにより、画像出力装置の診断の作業を効率的に行うことができる。
【0078】
また、上述したテストパターン生成手段は、選択手段が選択した画像入力装置または画像入出力装置を識別する識別情報と、選択手段が選択した画像入力装置または画像入出力装置の解像度に応じたテストパターンとを含むテスト画像データを生成するので、各画像処理装置グループの中から選択された最も解像度が高い画像入力装置の解像度の大きさに応じて画像出力特性の診断のための出力されるテスト画像に含まれるテストパターンを変化させることができ、画像処理装置グループ毎に最も精度の高い診断と修正処置の決定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における中央情報処理装置を具備する画像処理装置管理システムの概略構成を示す図である。
【図2】図1に示した中央情報処理装置2の機能構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した装置情報データベース23aの構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態である中央情報処理装置2が出力するテスト画像および診断結果の例を示す図である。
【図5】図1に示した画像処理装置管理システム1を構築するために必要な画像入力装置B2と画像出力装置A2の機能構成について示すブロック図である。
【図6】画像出力装置の調整作業および図1に示した画像処理装置管理システム1の動作を示すフロー図である。
【図7】従来の画像入出力装置のハードウェア構成を示す図である。
【図8】画像出力特性の一例である細線の線幅の再現特性において、理想的な特性を示す図である。
【符号の説明】
1   画像処理装置管理システム     ,2   中央情報処理装置
3   ネットワーク           ,10  像担持体
11  一次帯電器            ,12  レーザスキャナ
13  レーザビーム           ,14  現像装置
15  転写帯電器            ,21  制御部
22  送受信処理部           ,23  データベース
23a 装置情報データベース       ,23b テストパターン格納部23c 画像診断情報格納部        ,24  グループ特定処理部
25  選択処理部            ,26  テスト画像生成部
27  命令返信処理部          ,28  診断処理部
29  修正設定値算出処理部       ,30  修正情報返信処理部
31  情報取得処理部          ,100 画像入出力装置
200 画像入力装置           ,201 制御部
202 送受信処理部           ,203 診断画像生成処理部
204 診断要求送信処理部        ,205 提示処理部
300 画像出力装置           ,301 制御部
302 送受信処理部           ,303 テスト要求送信処理部304 画像出力処理部
A1、A3、B1、B3 画像入出力装置  ,A2  画像出力装置
B1  画像入力装置

Claims (15)

  1. 複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置であって、
    前記画像入出力装置または前記画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を前記画像入出力装置または前記画像出力装置より受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記テスト画像の出力要求情報に含まれる前記識別情報を基に前記画像入出力装置または前記画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定するグループ特定手段と、
    前記グループ特定手段が特定する前記画像処理装置グループに属する前記画像入力装置または前記画像入出力装置の中より画像入力機能を有する前記画像入力装置または前記画像入出力装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成するテスト画像生成手段と、
    前記テスト画像生成手段が生成した前記テスト画像データを含むテスト出力実行命令を前記画像入出力装置または前記画像出力装置へ返信する命令返信手段と
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記画像入力装置および前記画像入出力装置および前記画像出力装置に関する情報として、属する前記画像処理装置グループに関する情報であるグループ情報と、画像入力処理または画像出力処理の性能に関する情報である性能情報とを少なくとも含む装置情報を、前記画像入力装置および前記画像入出力装置および前記画像出力装置を識別する識別情報に関連づけて格納する装置情報データベースを更に具備し、
    前記グループ特定手段は、前記装置情報データベースより前記グループ情報を参照することで前記識別情報を基に前記画像入力装置および前記画像入出力装置および前記画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定し、
    前記選択手段は、前記装置情報データベースより前記グループ情報および前記性能情報を参照することで前記グループ特定手段が特定する画像処理装置グループ内で最も高精度な画像入力処理を行う前記画像入力装置または前記画像入出力装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ネットワークを介して前記画像入力装置および前記画像入出力装置および前記画像出力装置に関する情報である装置情報として、属する前記画像処理装置グループに関する情報であるグループ情報と、画像入力処理または画像出力処理の性能に関する情報である性能情報と、前記画像入力装置および前記画像入出力装置および前記画像出力装置を識別する識別情報とを前記画像入力装置および前記画像入出力装置および前記画像出力装置より取得する取得手段を更に具備し、
    前記グループ特定手段は、前記取得手段が取得した前記グループ情報を参照することで前記識別情報を基に前記画像入力装置および前記画像入出力装置および前記画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定し、
    前記選択手段は、前記取得手段が取得した前記グループ情報および前記性能情報を参照することで前記グループ特定手段が特定する画像処理装置グループ内で最も高精度な画像入力処理を行う前記画像入力装置または前記画像入出力装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段の取得した前記装置情報を前記識別情報に関連付けて格納する装置情報データベースを更に具備することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記画像入出力装置または前記画像出力装置が前記テスト画像データを基に出力したテスト画像を前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置で読み取り、前記テスト画像を電子化した診断用画像データを生成した場合に、前記画像入力装置または前記画像入出力装置より前記診断用画像データと画像診断要求とを含む診断要求情報を受信する受信手段と、
    前記テスト画像生成手段が生成した前記テスト画像データを参照して前記受信手段の受信した前記診断要求情報に含まれる前記診断用画像データを診断する診断手段と、
    前記診断手段の診断結果により前記画像出力装置または前記画像入出力装置の設定値に修正が必要と判断した場合に、前記画像出力装置または前記画像入出力装置に対する修正設定値を算出する修正設定値算出手段と、
    前記修正設定値算出手段の算出した前記修正設定値を含めた前記診断結果を前記画像入力装置または前記画像入出力装置へ返信する修正情報返信手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記テスト画像生成手段は、縦線および横線を少なくとも含む線画像を含むテストパターンで構成された前記テスト画像データを生成し、
    前記診断手段は、前記テスト画像生成手段の生成した前記テスト画像データの前記線画像を構成する1画素の大きさより算出できる理想的な線画像の線幅である理想線幅と、前記診断要求情報に含まれる前記診断用画像データにおいて対応する前記線画像の線幅である出力線幅との関係である画像出力特性により診断すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記テストパターン生成手段は、前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置を識別する識別情報と、前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置の解像度に応じたテストパターンとを含むテスト画像データを生成することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. ネットワークに接続された複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループと、前記画像処理装置グループに対して前記ネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置とから構成される画像処理装置管理システムであって、
    前記画像入出力装置または前記画像出力装置は、
    前記画像入出力装置または前記画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を前記情報処理装置へ送信するテスト要求送信手段と、
    前記情報処理装置より前記テスト画像の出力要求に応じたテスト出力実行命令を受信する受信手段と、
    前記受信手段の受信した前記テスト出力実行命令を実行して前記テスト画像を出力する画像出力手段と
    を具備し、
    前記情報処理装置は、
    前記識別情報を含む前記テスト画像の出力要求情報を前記画像入出力装置または前記画像出力装置より受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記テスト画像の出力要求情報に含まれる前記識別情報を基に前記画像入出力装置または前記画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定するグループ特定手段と、
    前記グループ特定手段が特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する前記画像入力装置または前記画像入出力装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成するテスト画像生成手段と、
    前記テスト画像生成手段が生成した前記テスト画像データを含む前記テスト出力実行命令を前記画像入出力装置または前記画像出力装置へ返信する命令返信手段と
    を具備すること
    を特徴とする画像処理装置管理システム。
  9. 前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置は、
    前記画像入出力装置または前記画像出力装置の前記画像出力手段が出力した前記テスト画像を読み取り、前記テスト画像を電子化した診断用画像データを生成する診断画像生成手段と、
    前記診断画像生成手段の生成した前記診断用画像データと前記診断用画像データの画像診断を要求する要求情報とを含む診断要求情報を前記情報処理装置へ送信する診断要求送信手段と、
    前記情報処理装置より前記診断要求情報に応じた診断結果を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記情報処理装置より受信した前記診断結果を利用者へ提示する提示手段と
    を具備し、
    前記情報処理装置は、
    前記画像入力装置または前記画像入出力装置より前記診断要求情報を受信する受信手段と、
    前記テスト画像生成手段が生成した前記テスト画像データを参照して前記受信手段の受信した前記診断要求情報に含まれる前記診断用画像データを診断する診断手段と、
    前記診断手段の診断結果により前記画像出力装置または前記画像入出力装置の設定値に修正が必要と判断した場合に、前記画像出力装置または前記画像入出力装置に対する修正設定値を算出する修正設定値算出手段と、
    前記修正設定値算出手段の算出した前記修正設定値を含めた前記診断結果を前記画像入力装置または前記画像入出力装置へ返信する修正情報返信手段と
    を更に具備すること
    を特徴とする請求項8に記載の画像処理装置管理システム。
  10. 複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置を用いた画像処理装置管理方法であって、
    前記画像入出力装置または前記画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を前記画像入出力装置または前記画像出力装置より受信する第一のステップと、
    前記第一のステップで受信した前記テスト画像の出力要求情報に含まれる前記識別情報を基に前記画像入出力装置または前記画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定する第二のステップと、
    前記第二のステップで特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する前記画像入力装置または前記画像入出力装置を選択する第三のステップと、
    前記第三のステップで選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する第四のステップと、
    前記第四のステップで生成した前記テスト画像データを含むテスト出力実行命令を前記画像入出力装置または前記画像出力装置へ返信する第五のステップと
    を有することを特徴とする画像処理装置管理方法。
  11. 前記画像入出力装置または前記画像出力装置が出力した画像を前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置で読み取り、前記画像を電子化した診断用画像データを生成した場合に、前記画像入力装置または前記画像入出力装置より前記診断用画像データと前記診断用画像データの画像診断要求とを含む診断要求情報を受信する第六のステップと、
    前記第四のステップで生成した前記テスト画像データを参照して前記第六のステップで受信した前記診断要求情報に含まれる前記診断用画像データを診断する第七のステップと、
    前記第七のステップで診断結果により前記画像出力装置または前記画像入出力装置の設定値に修正が必要と判断した場合に、前記画像出力装置または前記画像入出力装置に対する修正設定値を算出する第八のステップと、
    前記第八のステップで算出した前記修正設定値を含めた前記診断結果を前記画像入力装置または前記画像入出力装置へ返信する第九のステップと
    を更に有することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置管理方法。
  12. 複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記画像入出力装置または前記画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を前記画像入出力装置または前記画像出力装置より受信する第一のステップと、
    前記第一のステップで受信した前記テスト画像の出力要求情報に含まれる前記識別情報を基に前記画像入出力装置または前記画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定する第二のステップと、
    前記第二のステップで特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する前記画像入力装置または前記画像入出力装置を選択する第三のステップと、
    前記第三のステップで選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する第四のステップと、
    前記第四のステップで生成した前記テスト画像データを含むテスト出力実行命令を前記画像入出力装置または前記画像出力装置へ返信する第五のステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 前記画像入出力装置または前記画像出力装置が出力した画像を前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置で読み取り、前記画像を電子化した診断用画像データを生成した場合に、前記画像入力装置または前記画像入出力装置より前記診断用画像データと前記診断用画像データの画像診断要求とを含む診断要求情報を受信する第六のステップと、
    前記第四のステップで生成した前記テスト画像データを参照して前記第六のステップで受信した前記診断要求情報に含まれる前記診断用画像データを診断する第七のステップと、
    前記第七のステップで診断結果により前記画像出力装置または前記画像入出力装置の設定値に修正が必要と判断した場合に、前記画像出力装置または前記画像入出力装置に対する修正設定値を算出する第八のステップと、
    前記第八のステップで算出した前記修正設定値を含めた前記診断結果を前記画像入力装置または前記画像入出力装置へ返信する第九のステップと
    を更にコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な請求項12に記載の記録媒体。
  14. 複数の画像入力装置および画像入出力装置および画像出力装置を含む画像処理装置グループに対してネットワークを介して画像出力の品質を管理する情報処理装置用のプログラムであって、
    前記画像入出力装置または前記画像出力装置を識別する識別情報を含むテスト画像の出力要求情報を前記画像入出力装置または前記画像出力装置より受信する第一のステップと、
    前記第一のステップで受信した前記テスト画像の出力要求情報に含まれる前記識別情報を基に前記画像入出力装置または前記画像出力装置の属する画像処理装置グループを特定する第二のステップと、
    前記第二のステップで特定する画像処理装置グループ内で画像入力機能を有する前記画像入力装置または前記画像入出力装置を選択する第三のステップと、
    前記第三のステップで選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置を識別する識別情報とテストパターンとを含むテスト画像データを生成する第四のステップと、
    前記第四のステップで生成した前記テスト画像データを含むテスト出力実行命令を前記画像入出力装置または前記画像出力装置へ返信する第五のステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 前記画像入出力装置または前記画像出力装置が出力した画像を前記選択手段が選択した前記画像入力装置または前記画像入出力装置で読み取り、前記画像を電子化した診断用画像データを生成した場合に、前記画像入力装置または前記画像入出力装置より前記診断用画像データと前記診断用画像データの画像診断要求とを含む診断要求情報を受信する第六のステップと、
    前記第四のステップで生成した前記テスト画像データを参照して前記第六のステップで受信した前記診断要求情報に含まれる前記診断用画像データを診断する第七のステップと、
    前記第七のステップで診断結果により前記画像出力装置または前記画像入出力装置の設定値に修正が必要と判断した場合に、前記画像出力装置または前記画像入出力装置に対する修正設定値を算出する第八のステップと、
    前記第八のステップで算出した前記修正設定値を含めた前記診断結果を前記画像入力装置または前記画像入出力装置へ返信する第九のステップと
    を更にコンピュータに実行させるための請求項14に記載のプログラム。
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