JP2004111260A - スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】接点の接離を確実に行わせ、また接点開離スピードを速めることを可能とする。
【解決手段】ハウジング側に設けられた固定接点5と、固定接点5に対し接離して電流の給断を行う可動接点15と、ハウジング3側に揺動可能に支持され可動接点15が設けられた接点板13と、ハウジング3側に支持され接点板13に弾接しながらスイッチノブの操作に基づき接点板13に対する弾接位置を変えるスチールボール37とを備え、スイッチノブの操作に基づきスチールボール37が接点板13に対して移動し接点板13を揺動変位させて可動接点15を固定接点5に接離させるスイッチにおいて、ハウジング3側と接点板13との間に、接点板13の揺動変位を接点開離方向へ付勢する板ばね21を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ハウジング側に設けられた固定接点5と、固定接点5に対し接離して電流の給断を行う可動接点15と、ハウジング3側に揺動可能に支持され可動接点15が設けられた接点板13と、ハウジング3側に支持され接点板13に弾接しながらスイッチノブの操作に基づき接点板13に対する弾接位置を変えるスチールボール37とを備え、スイッチノブの操作に基づきスチールボール37が接点板13に対して移動し接点板13を揺動変位させて可動接点15を固定接点5に接離させるスイッチにおいて、ハウジング3側と接点板13との間に、接点板13の揺動変位を接点開離方向へ付勢する板ばね21を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のパワーウインドウ、パワーシート等の電流を断続するため等に用いられるスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチとしては、例えば特開平5−166435号公報や、図4〜図6に記載されたようなものがある。図4は自動車のパワーウインドウスイッチの中立位置における一部切欠側面図、図5は同ダウン動作位置における一部切欠側面図、図6はモジュールスイッチの拡大断面図である。
【0003】
図4、図5のように、パワーウインドウスイッチ101はスイッチノブ103を備え、該スイッチノブ103はケース105に揺動操作可能に支持されている。前記スイッチノブ103は二股の係合足部107,109を備えている。ケース105内にはモジュールスイッチ111が収容されている。モジュールスイッチ111にはアップ動作側の係合部113、ダウン動作側の係合部115が設けられている。アップ動作側の係合部113には前記スイッチノブ103の短い係合足部107が係合可能となっており、ダウン動作側の係合部115には同長い係合足部109が係合可能となっている。
【0004】
従って、スイッチノブ103の押圧操作により該スイッチノブ103を図6の中立位置から図7のダウン動作位置へ揺動させると係合足部109が係合部115に係合して該係合部115を移動させる。これによってパワーウインドウをダウン動作させることができる。スイッチノブ103の引き上げ操作により該スイッチノブ103を図6の中立位置から図7とは逆方向へ揺動させると係合足部107が係合部113に係合して該係合部113を移動させる。これによってパワーウインドウをアップ動作させることができる。
【0005】
前記モジュールスイッチ111の断面をダウン側において示すと図6のようになっている。
【0006】
前記モジュールスイッチ111は、ハウジング117内に常開接点側の固定接点119、常閉接点側の固定接点121が支持されている。またハウジング117内には回路体123から一体に接点板支持部125が立ち上げられている。この接点板支持部125には、接点板127が揺動自在に支持されている。接点板127の端部には、前記固定接点119に接離する常開接点側の可動接点129と、前記固定接点121に接離する常閉接点側の可動接点131が構成されている。
【0007】
前記ハウジング117内には、さらにガイドレール部133が設けられ、可動盤135が移動可能に支持されている。可動盤135には、前記係合部115が一体に設けられ、ハウジング117の窓137から突出している。可動盤135には、ボール支持部139が設けられ、このボール支持部139の先端側に接触部材としてスチールボール141が収容支持されている。ボール支持部139内にはコイルスプリング143が収納され、スチールボール141を突出方向へ付勢している。従って、スチールボール141は前記接点板127に弾接する構成となっている。
【0008】
前記可動盤135とハウジング117との間にもコイルスプリング145が介設されている。コイルスプリング145は、可動盤135を常閉接点である固定接点121及び可動接点131側に付勢している。従って、スイッチノブ103が図4の中立状態にあるときには、コイルスプリング145の付勢力によって可動盤135は接点板支持部125に対し可動接点131側に付勢され、該可動接点131側においてスチールボール141が接点板127に弾接している。この接点板127に対するスチールボール141の弾接により可動接点131が固定接点121に接触する。固定接点121はアース接続されているため、パワーウインドウモータの駆動回路は開となっている。
【0009】
次に、スイッチノブ103を押し込めて、図5のダウン動作側に操作すると、スイッチノブ103の係合足部109が係合部115に係合して、可動盤135がコイルスプリング145の付勢力に抗しガイドレール133に沿って移動する。この移動によりスチールボール141が接点板127に対する弾接位置を変える。スチールボール141の接点板127に対する弾接位置が、接点板支持部125を越えて常開接点の可動接点129側へ移動すると、接点板127が揺動変位し、可動接点129が固定接点119に接触する。この接触により固定接点119、可動接点129、接点板127、接点板支持部125、回路体123の閉回路が形成され、パワーウインドウモータに電流が供給される。この電流の供給によって、パワーウインドウモータが回転し、パワーウインドウがダウン動作する。
【0010】
前記スイッチノブ103の押し込めを解除すると、コイルスプリング145の付勢力によって可動盤135が図6の位置へ復帰し、可動接点129が固定接点119から離間し、可動接点131が固定接点121に再び接触する。従って、パワーウインドモータのダウン動作側の駆動回路は開となり、パワーウインドウのダウン動作が停止する。
【0011】
前記スイッチノブ103を引き上げたときは、係合足部107が係合部113に係合して移動させ、スイッチノブ103の引き上げを解除したときには係合部113がコイルスプリングの付勢力によって元の位置に復帰する。従って、ダウン動作側と同様にパワーウインドウをアップ動作させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなスイッチでは、可動盤135と接点板127に弾接するスチールボール141との相対位置が弾接方向にのみ変位可能な構成となっているため、可動盤135の変位とスチールボール141の接点板127に対する弾接ポイントの変位とが1対1となっている。従って、固定接点119に対する可動接点129の接点開離スピード、すなわち可動接点129が固定接点119に接触している状態から離れるときのスピードは、スイッチノブ103による可動盤135の操作スピードによって決まることになる。このためスイッチノブ103による可動盤135の操作スピードが遅くなったり、可動接点129と固定接点119との間隔が狭くなった状態で可動盤135の操作が停止されることによって、近接する可動接点129と固定接点119との間にアーク放電が発生し、接点を消耗させて耐久性が低下するという問題を招く恐れがあった。このため接点開離スピードをより速め、或いはスイッチノブの操作を操作初期に途中で停止しても接点を大きく離間させるようにすることが課題となっていた。
【0013】
本発明は、接点を確実に離間させると共に接点開離スピードを速め、アーク放電を抑制して、耐久性の高いスイッチの提供を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ハウジング側に設けられた固定接点と、前記固定接点に対し接離して電流の給断を行う可動接点と、前記ハウジング側に揺動可能に支持され前記可動接点が設けられた接点板と、前記ハウジング側に支持され前記接点板に弾接しながらスイッチノブの操作に基づき前記接点板に対する弾接位置を変える接触部材とを備え、前記スイッチノブの操作に基づき前記接触部材が前記接点板に対して移動し該接点板を揺動変位させて前記可動接点を前記固定接点に接離させるスイッチにおいて、前記ハウジング側と接点板との間に、前記接点板の揺動変位を接点開離方向へ付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載のスイッチであって、前記付勢部材は、板ばね、コイルばね、又はトーションばねであることを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のスイッチであって、前記ハウジング側に、前記接点板の先端部に対向する受け部を設け、前記接点板の先端部と前記受け部との間に前記付勢部材を介設したことを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明では、ハウジング側に設けられた固定接点と、前記固定接点に対し接離して電流の給断を行う可動接点と、前記ハウジング側に揺動可能に支持され前記可動接点が設けられた接点板と、前記ハウジング側に支持され前記接点板に弾接しながらスイッチノブの操作に基づき前記接点板に対する弾接位置を変える接触部材とを備え、前記スイッチノブの操作に基づき前記接触部材が前記接点板に対して移動し該接点板を揺動変位させて前記可動接点を前記固定接点に接離させることができる。
【0018】
しかも、前記ハウジング側と接点板との間に、前記接点板の揺動変位を接点開離方向へ付勢する付勢部材を設けたため、付勢部材の付勢力を持った接点板の揺動復帰により可動接点を固定接点から離間させることができる。
【0019】
そして、前記可動接点の固定接点に対する接点開離スピードは、スイッチノブの操作スピードに拘わらず、付勢部材による接点板の付勢力を持った強制的な揺動復帰作用に依存するため、スイッチノブの操作を操作初期に停止しても固定接点に対する可動接点の離間を確実に行わせることが可能となり、且つスイッチノブの操作が遅い傾向にあっても付勢力の作用により接点開離スピードを強制的に速くすることができる。従って、接点間のアーク放電が抑制され、接点消耗を抑制し、耐久性を高めることができる。
【0020】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記付勢部材は、板ばね、コイルばね、又はトーションばねであるため、簡単な構造により接点板に付勢力を持った揺動復帰を行わせることができ、接点をより確実に離間させることができ且つ接点開離スピードをより確実に速くすることができる。
【0021】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記ハウジング側に、前記接点板の先端部に対向する受け部を設け、前記接点板の先端部と前記受け部との間に前記付勢部材を介設したため、付勢部材を容易に取り付けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明の一実施形態に係り、図1は常開接点離間状態におけるモジュールスイッチの断面図、図2は接点板中立状態におけるモジュールスイッチの断面図、図3は常開接点接触状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【0023】
まず図1のように、本発明実施形態のモジュールスイッチ1も基本的には図6と同様な構成となっており、図4,図5のようにして用いられ、例えばパワーウインドウスイッチとして構成されている。但し、スイッチとしてはパワーウインドウスイッチに限らず、パワーシートの操作スイッチなど他の種々のスイッチとして構成することも可能である。
【0024】
図1のモジュールスイッチ1も、図6のモジュールスイッチ111と同様に、ハウジング3内に固定接点5,7が設けられ、固定接点5,7間の中央に回路体9と一体の接点板支持部11が設けられている。前記接点板支持部11には、接点板13が揺動自在に支持され、該接点板13の一端部に可動接点15が設けられ、他端部に他の可動接点17が設けられている。
【0025】
前記固定接点5及び可動接点15は、常開接点として設けられ、可動接点15が固定接点5に対し接離し、例えばパワーウインドウモータに対し電流の給断を行う構成となっている。前記固定接点7及び可動接点17は、常閉接点として設けられ、固定接点7はアース接続されている。
【0026】
そして、本実施形態では特に、前記ハウジング3側に、前記固定接点5に対し前記接点板支持部11の反対側に位置する受け部19が設けられている。この受け部19はハウジング3に平坦面で形成されている。
【0027】
前記接点板13は金属板で形成され、中央部に平坦な揺動係合部13aが形成されている。接点板13はこの揺動係合部13aにおいて前記接点板支持部11に揺動可能に支持されている。前記接点板支持部11を境にして前記接点板13の前記可動接点17側に後述するスチールボールを位置決める凹部13bが前記揺動係合部13aに隣接して設けられている。前記接点板支持部11を境にして前記接点板13の前記可動接点15側には前記揺動係合部13aに隣接する斜面13cが設けられている。接点板13の先端部である常開接点側先端部13dは前記受け部19側まで延設され、受け部19が常開接点側先端部13dに対向する構成となっている。
【0028】
前記接点板13の前記常開接点側先端部13dと前記受け部19との間には付勢部材として波形に形成された板ばね21が介設されている。板ばね21の一端の足部23は前記受け部19に固着され、同他端の足部25は前記接点板13の常開接点側先端部13dに固着されている。板ばね21の強さは、スイッチノブの操作力と接点板13の揺動復帰速度との兼ね合いで決定される。こうして、前記ハウジング3側と接点板13との間に、前記接点板13の揺動変位を接点開離方向へ付勢する付勢部材を設けた構成となっている。
【0029】
また前記モジュールスイッチ1は、図6のモジュールスイッチ111と同様にハウジング3内に形成されたガイドレール部27に可動盤29が移動可能に支持されている。可動盤29には、係合部31が突設され、図4,図5と同様にスイッチノブの係合足部に係合可能となっている。
【0030】
前記可動盤29にはボール支持部33にコイルスプリング35で付勢された接触部材としてのスチールボール37が支持されている。スチールボール37は、接点板13に対する弾接位置を変える構成となっている。すなわち、スイッチノブの操作で可動盤29がガイドレール部27に沿って移動すると、スチールボール37は前記接点板13に弾接しながら接点板13に対する弾接位置を変える構成となっている。この場合、前記コイルスプリング35の弾発力は、前記板ばね21の弾発力よりも大きく設定されている。
【0031】
前記可動盤29とハウジング3との間には、コイルスプリング39が介設されている。従って、可動盤29はコイルスプリング39の付勢力によって常閉接点である固定接点7及び可動接点17側に位置決められている。
【0032】
次に作用を説明する。スイッチ操作前の中立状態においては、コイルスプリング39の付勢力によって可動盤29が常閉接点である固定接点7及び可動接点17側に位置決められ、スチールボール31は凹部13b内に落ち込んで安定している。このときスチールボール31の中心は、接点板支持部11に対し可動接点17側に位置し、図1のように可動接点17が固定接点7に接触した状態となっている。この状態では、パワーウインドウモータの駆動回路は開となっている。
【0033】
次に図5と同様のスイッチノブの操作で、スイッチノブの係合足部が可動盤29の係合部31に係合すると、可動盤29がガイドレール部27に沿ってコイルスプリング39の付勢力に抗し移動する。この移動によって、スチールボール37は図2のように揺動係合部13a側へ移行し、接点板13に対する弾接位置を変えて中立状態へ移行する。
【0034】
この中立状態からスチールボール31の中心が接点板支持部11に対し常開接点である可動接点15側へさらに移動すると、接点板13は図3のように揺動変位する。この場合、前記のようにコイルスプリング35の弾発力が前記板ばね21の弾発力よりも大きく設定されているため、受け部19に対し接点板13の常開接点側先端部13dが無理なく接近して板ばね21は撓められる。
【0035】
前記接点板13が揺動変位すると、図3のように可動接点15が固定接点5に接触し、固定接点5、可動接点15、接点板13、接点板支持部11、回路体9の閉回路形成によってパワーウインドウモータに電流が供給される。
【0036】
次にスイッチノブの操作から手を放すと、可動盤29はコイルスプリング39の付勢力によってガイドレール27上を復帰移動する。この可動盤29の復帰移動によって、スチールボール37が図3の状態から凹部13b方向へ戻り始める。
【0037】
前記スチールボール37が、図3の状態から図2の状態のように接点板支持部11の位置まで移動すると、コイルスプリング35による接点板13の常開接点側(可動接点15側)への圧力はほぼ零となる。従って、接点板13の常開接点側(可動接点15側)に作用するばね力は板ばね21の反発力のみとなる。このため、前記板ばね21の反発により常開接点側先端部13dが受け部19に対し離間するように接点板13が瞬時に移動する。この移動により前記接点板13は瞬時に揺動復帰し、図2の中立状態を経て図1の状態へ戻る。これによって、図3から図2,図1のように可動接点15が固定接点5に対し瞬時に離間する。
【0038】
このときの接点開離スピードは、スチールボール37が接点板13に対し移動することによる接点板13の揺動だけではなく、接点板13への板ばね21の前記ばね力を付加した揺動復帰であるため、図3の状態から図1の状態へ接点板13が一気に復帰し、可動接点15が固定接点5から高速の接点開離スピードで離間する。このため、スイッチノブの操作がゆっくり行われたとしても、スチールボール37が図3の位置から図2の位置へ僅かに移動すれば板ばね21の反発力で接点板13が図3の状態から図1の状態へ強制的に瞬時に揺動復帰する。従って、可動接点15の固定接点5に対する接点開離スピードは極めて速く、アーク放電を確実に抑制することができ、耐久性を大幅に高めることができる。また、接点板13とスチールボール37とは摺動面以外に接触していないので、スイッチノブの操作が操作初期に途中で停止され、スチールボール37の動きが止まっても、スチールボール37が図3の位置から図2の位置へ僅かに移動していれば、板ばね21の反発力で接点板13を図3の状態から図1の状態へ強制的に瞬時に揺動復帰させることができ、接点を確実に離間させることができる。
【0039】
本実施形態では可動盤29がコイルスプリング39の付勢力により図3の移動位置から図1の位置へ復帰するため、スチールボール37が位置決め凹部13bへ強制的に戻ることになる。従って、このスチールボール37のコイルスプリング39の付勢力を介した戻りで接点板13の揺動復帰が行われ、このことと相俟って前記板ばね21による接点開離スピードの高速化を確実に達成することができる。
【0040】
前記スチールボール37が接点板支持部11を越えて接点板13の位置決め凹部13bに落ち込むと、他方の可動接点17が固定接点7に図1のように接触した状態で接点板13が位置決められる。このとき、接点板13の常閉接点側にはコイルスプリング35及び板ばね21のばね力が全て作用することとなり、可動接点17の固定接点7に対する接触を確実に保持させることができる。
【0041】
なお、付勢部材は、接点開離スピードを高めることができれば良く、種類、設定位置、個数等は自由である。例えば、付勢部材の種類は板ばねに限らずコイルばね、トーションばね等を用いることもできる。図1において接点板13の常開接点側先端部13dの上側とハウジング3との間に引っ張りのばねを設けることにより付勢部材とすることもできる。常閉接点側に引っ張りまたは圧縮のばねを設けることで付勢部材とすることもできる。さらに、これらいくつかのばねを組み合わせて用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る常開接点離間状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【図2】一実施形態に係り、接点板中立状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【図3】一実施形態に係り、常開接点接触状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【図4】従来のパワーウインドウスイッチの中立状態の一部切欠断面図である。
【図5】従来のパワーウインドウスイッチのダウン動作位置における一部切欠側面図である。
【図6】従来のモジュールスイッチの常開接点離間状態における断面図である。
【符号の説明】
3 ハウジング
5,7 固定接点
11 接点板支持部
13 接点板
15,17 可動接点
19 受け部
21 板ばね(付勢部材)
37 スチールボール(接触部材)
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のパワーウインドウ、パワーシート等の電流を断続するため等に用いられるスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチとしては、例えば特開平5−166435号公報や、図4〜図6に記載されたようなものがある。図4は自動車のパワーウインドウスイッチの中立位置における一部切欠側面図、図5は同ダウン動作位置における一部切欠側面図、図6はモジュールスイッチの拡大断面図である。
【0003】
図4、図5のように、パワーウインドウスイッチ101はスイッチノブ103を備え、該スイッチノブ103はケース105に揺動操作可能に支持されている。前記スイッチノブ103は二股の係合足部107,109を備えている。ケース105内にはモジュールスイッチ111が収容されている。モジュールスイッチ111にはアップ動作側の係合部113、ダウン動作側の係合部115が設けられている。アップ動作側の係合部113には前記スイッチノブ103の短い係合足部107が係合可能となっており、ダウン動作側の係合部115には同長い係合足部109が係合可能となっている。
【0004】
従って、スイッチノブ103の押圧操作により該スイッチノブ103を図6の中立位置から図7のダウン動作位置へ揺動させると係合足部109が係合部115に係合して該係合部115を移動させる。これによってパワーウインドウをダウン動作させることができる。スイッチノブ103の引き上げ操作により該スイッチノブ103を図6の中立位置から図7とは逆方向へ揺動させると係合足部107が係合部113に係合して該係合部113を移動させる。これによってパワーウインドウをアップ動作させることができる。
【0005】
前記モジュールスイッチ111の断面をダウン側において示すと図6のようになっている。
【0006】
前記モジュールスイッチ111は、ハウジング117内に常開接点側の固定接点119、常閉接点側の固定接点121が支持されている。またハウジング117内には回路体123から一体に接点板支持部125が立ち上げられている。この接点板支持部125には、接点板127が揺動自在に支持されている。接点板127の端部には、前記固定接点119に接離する常開接点側の可動接点129と、前記固定接点121に接離する常閉接点側の可動接点131が構成されている。
【0007】
前記ハウジング117内には、さらにガイドレール部133が設けられ、可動盤135が移動可能に支持されている。可動盤135には、前記係合部115が一体に設けられ、ハウジング117の窓137から突出している。可動盤135には、ボール支持部139が設けられ、このボール支持部139の先端側に接触部材としてスチールボール141が収容支持されている。ボール支持部139内にはコイルスプリング143が収納され、スチールボール141を突出方向へ付勢している。従って、スチールボール141は前記接点板127に弾接する構成となっている。
【0008】
前記可動盤135とハウジング117との間にもコイルスプリング145が介設されている。コイルスプリング145は、可動盤135を常閉接点である固定接点121及び可動接点131側に付勢している。従って、スイッチノブ103が図4の中立状態にあるときには、コイルスプリング145の付勢力によって可動盤135は接点板支持部125に対し可動接点131側に付勢され、該可動接点131側においてスチールボール141が接点板127に弾接している。この接点板127に対するスチールボール141の弾接により可動接点131が固定接点121に接触する。固定接点121はアース接続されているため、パワーウインドウモータの駆動回路は開となっている。
【0009】
次に、スイッチノブ103を押し込めて、図5のダウン動作側に操作すると、スイッチノブ103の係合足部109が係合部115に係合して、可動盤135がコイルスプリング145の付勢力に抗しガイドレール133に沿って移動する。この移動によりスチールボール141が接点板127に対する弾接位置を変える。スチールボール141の接点板127に対する弾接位置が、接点板支持部125を越えて常開接点の可動接点129側へ移動すると、接点板127が揺動変位し、可動接点129が固定接点119に接触する。この接触により固定接点119、可動接点129、接点板127、接点板支持部125、回路体123の閉回路が形成され、パワーウインドウモータに電流が供給される。この電流の供給によって、パワーウインドウモータが回転し、パワーウインドウがダウン動作する。
【0010】
前記スイッチノブ103の押し込めを解除すると、コイルスプリング145の付勢力によって可動盤135が図6の位置へ復帰し、可動接点129が固定接点119から離間し、可動接点131が固定接点121に再び接触する。従って、パワーウインドモータのダウン動作側の駆動回路は開となり、パワーウインドウのダウン動作が停止する。
【0011】
前記スイッチノブ103を引き上げたときは、係合足部107が係合部113に係合して移動させ、スイッチノブ103の引き上げを解除したときには係合部113がコイルスプリングの付勢力によって元の位置に復帰する。従って、ダウン動作側と同様にパワーウインドウをアップ動作させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなスイッチでは、可動盤135と接点板127に弾接するスチールボール141との相対位置が弾接方向にのみ変位可能な構成となっているため、可動盤135の変位とスチールボール141の接点板127に対する弾接ポイントの変位とが1対1となっている。従って、固定接点119に対する可動接点129の接点開離スピード、すなわち可動接点129が固定接点119に接触している状態から離れるときのスピードは、スイッチノブ103による可動盤135の操作スピードによって決まることになる。このためスイッチノブ103による可動盤135の操作スピードが遅くなったり、可動接点129と固定接点119との間隔が狭くなった状態で可動盤135の操作が停止されることによって、近接する可動接点129と固定接点119との間にアーク放電が発生し、接点を消耗させて耐久性が低下するという問題を招く恐れがあった。このため接点開離スピードをより速め、或いはスイッチノブの操作を操作初期に途中で停止しても接点を大きく離間させるようにすることが課題となっていた。
【0013】
本発明は、接点を確実に離間させると共に接点開離スピードを速め、アーク放電を抑制して、耐久性の高いスイッチの提供を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ハウジング側に設けられた固定接点と、前記固定接点に対し接離して電流の給断を行う可動接点と、前記ハウジング側に揺動可能に支持され前記可動接点が設けられた接点板と、前記ハウジング側に支持され前記接点板に弾接しながらスイッチノブの操作に基づき前記接点板に対する弾接位置を変える接触部材とを備え、前記スイッチノブの操作に基づき前記接触部材が前記接点板に対して移動し該接点板を揺動変位させて前記可動接点を前記固定接点に接離させるスイッチにおいて、前記ハウジング側と接点板との間に、前記接点板の揺動変位を接点開離方向へ付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載のスイッチであって、前記付勢部材は、板ばね、コイルばね、又はトーションばねであることを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のスイッチであって、前記ハウジング側に、前記接点板の先端部に対向する受け部を設け、前記接点板の先端部と前記受け部との間に前記付勢部材を介設したことを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明では、ハウジング側に設けられた固定接点と、前記固定接点に対し接離して電流の給断を行う可動接点と、前記ハウジング側に揺動可能に支持され前記可動接点が設けられた接点板と、前記ハウジング側に支持され前記接点板に弾接しながらスイッチノブの操作に基づき前記接点板に対する弾接位置を変える接触部材とを備え、前記スイッチノブの操作に基づき前記接触部材が前記接点板に対して移動し該接点板を揺動変位させて前記可動接点を前記固定接点に接離させることができる。
【0018】
しかも、前記ハウジング側と接点板との間に、前記接点板の揺動変位を接点開離方向へ付勢する付勢部材を設けたため、付勢部材の付勢力を持った接点板の揺動復帰により可動接点を固定接点から離間させることができる。
【0019】
そして、前記可動接点の固定接点に対する接点開離スピードは、スイッチノブの操作スピードに拘わらず、付勢部材による接点板の付勢力を持った強制的な揺動復帰作用に依存するため、スイッチノブの操作を操作初期に停止しても固定接点に対する可動接点の離間を確実に行わせることが可能となり、且つスイッチノブの操作が遅い傾向にあっても付勢力の作用により接点開離スピードを強制的に速くすることができる。従って、接点間のアーク放電が抑制され、接点消耗を抑制し、耐久性を高めることができる。
【0020】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記付勢部材は、板ばね、コイルばね、又はトーションばねであるため、簡単な構造により接点板に付勢力を持った揺動復帰を行わせることができ、接点をより確実に離間させることができ且つ接点開離スピードをより確実に速くすることができる。
【0021】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記ハウジング側に、前記接点板の先端部に対向する受け部を設け、前記接点板の先端部と前記受け部との間に前記付勢部材を介設したため、付勢部材を容易に取り付けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明の一実施形態に係り、図1は常開接点離間状態におけるモジュールスイッチの断面図、図2は接点板中立状態におけるモジュールスイッチの断面図、図3は常開接点接触状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【0023】
まず図1のように、本発明実施形態のモジュールスイッチ1も基本的には図6と同様な構成となっており、図4,図5のようにして用いられ、例えばパワーウインドウスイッチとして構成されている。但し、スイッチとしてはパワーウインドウスイッチに限らず、パワーシートの操作スイッチなど他の種々のスイッチとして構成することも可能である。
【0024】
図1のモジュールスイッチ1も、図6のモジュールスイッチ111と同様に、ハウジング3内に固定接点5,7が設けられ、固定接点5,7間の中央に回路体9と一体の接点板支持部11が設けられている。前記接点板支持部11には、接点板13が揺動自在に支持され、該接点板13の一端部に可動接点15が設けられ、他端部に他の可動接点17が設けられている。
【0025】
前記固定接点5及び可動接点15は、常開接点として設けられ、可動接点15が固定接点5に対し接離し、例えばパワーウインドウモータに対し電流の給断を行う構成となっている。前記固定接点7及び可動接点17は、常閉接点として設けられ、固定接点7はアース接続されている。
【0026】
そして、本実施形態では特に、前記ハウジング3側に、前記固定接点5に対し前記接点板支持部11の反対側に位置する受け部19が設けられている。この受け部19はハウジング3に平坦面で形成されている。
【0027】
前記接点板13は金属板で形成され、中央部に平坦な揺動係合部13aが形成されている。接点板13はこの揺動係合部13aにおいて前記接点板支持部11に揺動可能に支持されている。前記接点板支持部11を境にして前記接点板13の前記可動接点17側に後述するスチールボールを位置決める凹部13bが前記揺動係合部13aに隣接して設けられている。前記接点板支持部11を境にして前記接点板13の前記可動接点15側には前記揺動係合部13aに隣接する斜面13cが設けられている。接点板13の先端部である常開接点側先端部13dは前記受け部19側まで延設され、受け部19が常開接点側先端部13dに対向する構成となっている。
【0028】
前記接点板13の前記常開接点側先端部13dと前記受け部19との間には付勢部材として波形に形成された板ばね21が介設されている。板ばね21の一端の足部23は前記受け部19に固着され、同他端の足部25は前記接点板13の常開接点側先端部13dに固着されている。板ばね21の強さは、スイッチノブの操作力と接点板13の揺動復帰速度との兼ね合いで決定される。こうして、前記ハウジング3側と接点板13との間に、前記接点板13の揺動変位を接点開離方向へ付勢する付勢部材を設けた構成となっている。
【0029】
また前記モジュールスイッチ1は、図6のモジュールスイッチ111と同様にハウジング3内に形成されたガイドレール部27に可動盤29が移動可能に支持されている。可動盤29には、係合部31が突設され、図4,図5と同様にスイッチノブの係合足部に係合可能となっている。
【0030】
前記可動盤29にはボール支持部33にコイルスプリング35で付勢された接触部材としてのスチールボール37が支持されている。スチールボール37は、接点板13に対する弾接位置を変える構成となっている。すなわち、スイッチノブの操作で可動盤29がガイドレール部27に沿って移動すると、スチールボール37は前記接点板13に弾接しながら接点板13に対する弾接位置を変える構成となっている。この場合、前記コイルスプリング35の弾発力は、前記板ばね21の弾発力よりも大きく設定されている。
【0031】
前記可動盤29とハウジング3との間には、コイルスプリング39が介設されている。従って、可動盤29はコイルスプリング39の付勢力によって常閉接点である固定接点7及び可動接点17側に位置決められている。
【0032】
次に作用を説明する。スイッチ操作前の中立状態においては、コイルスプリング39の付勢力によって可動盤29が常閉接点である固定接点7及び可動接点17側に位置決められ、スチールボール31は凹部13b内に落ち込んで安定している。このときスチールボール31の中心は、接点板支持部11に対し可動接点17側に位置し、図1のように可動接点17が固定接点7に接触した状態となっている。この状態では、パワーウインドウモータの駆動回路は開となっている。
【0033】
次に図5と同様のスイッチノブの操作で、スイッチノブの係合足部が可動盤29の係合部31に係合すると、可動盤29がガイドレール部27に沿ってコイルスプリング39の付勢力に抗し移動する。この移動によって、スチールボール37は図2のように揺動係合部13a側へ移行し、接点板13に対する弾接位置を変えて中立状態へ移行する。
【0034】
この中立状態からスチールボール31の中心が接点板支持部11に対し常開接点である可動接点15側へさらに移動すると、接点板13は図3のように揺動変位する。この場合、前記のようにコイルスプリング35の弾発力が前記板ばね21の弾発力よりも大きく設定されているため、受け部19に対し接点板13の常開接点側先端部13dが無理なく接近して板ばね21は撓められる。
【0035】
前記接点板13が揺動変位すると、図3のように可動接点15が固定接点5に接触し、固定接点5、可動接点15、接点板13、接点板支持部11、回路体9の閉回路形成によってパワーウインドウモータに電流が供給される。
【0036】
次にスイッチノブの操作から手を放すと、可動盤29はコイルスプリング39の付勢力によってガイドレール27上を復帰移動する。この可動盤29の復帰移動によって、スチールボール37が図3の状態から凹部13b方向へ戻り始める。
【0037】
前記スチールボール37が、図3の状態から図2の状態のように接点板支持部11の位置まで移動すると、コイルスプリング35による接点板13の常開接点側(可動接点15側)への圧力はほぼ零となる。従って、接点板13の常開接点側(可動接点15側)に作用するばね力は板ばね21の反発力のみとなる。このため、前記板ばね21の反発により常開接点側先端部13dが受け部19に対し離間するように接点板13が瞬時に移動する。この移動により前記接点板13は瞬時に揺動復帰し、図2の中立状態を経て図1の状態へ戻る。これによって、図3から図2,図1のように可動接点15が固定接点5に対し瞬時に離間する。
【0038】
このときの接点開離スピードは、スチールボール37が接点板13に対し移動することによる接点板13の揺動だけではなく、接点板13への板ばね21の前記ばね力を付加した揺動復帰であるため、図3の状態から図1の状態へ接点板13が一気に復帰し、可動接点15が固定接点5から高速の接点開離スピードで離間する。このため、スイッチノブの操作がゆっくり行われたとしても、スチールボール37が図3の位置から図2の位置へ僅かに移動すれば板ばね21の反発力で接点板13が図3の状態から図1の状態へ強制的に瞬時に揺動復帰する。従って、可動接点15の固定接点5に対する接点開離スピードは極めて速く、アーク放電を確実に抑制することができ、耐久性を大幅に高めることができる。また、接点板13とスチールボール37とは摺動面以外に接触していないので、スイッチノブの操作が操作初期に途中で停止され、スチールボール37の動きが止まっても、スチールボール37が図3の位置から図2の位置へ僅かに移動していれば、板ばね21の反発力で接点板13を図3の状態から図1の状態へ強制的に瞬時に揺動復帰させることができ、接点を確実に離間させることができる。
【0039】
本実施形態では可動盤29がコイルスプリング39の付勢力により図3の移動位置から図1の位置へ復帰するため、スチールボール37が位置決め凹部13bへ強制的に戻ることになる。従って、このスチールボール37のコイルスプリング39の付勢力を介した戻りで接点板13の揺動復帰が行われ、このことと相俟って前記板ばね21による接点開離スピードの高速化を確実に達成することができる。
【0040】
前記スチールボール37が接点板支持部11を越えて接点板13の位置決め凹部13bに落ち込むと、他方の可動接点17が固定接点7に図1のように接触した状態で接点板13が位置決められる。このとき、接点板13の常閉接点側にはコイルスプリング35及び板ばね21のばね力が全て作用することとなり、可動接点17の固定接点7に対する接触を確実に保持させることができる。
【0041】
なお、付勢部材は、接点開離スピードを高めることができれば良く、種類、設定位置、個数等は自由である。例えば、付勢部材の種類は板ばねに限らずコイルばね、トーションばね等を用いることもできる。図1において接点板13の常開接点側先端部13dの上側とハウジング3との間に引っ張りのばねを設けることにより付勢部材とすることもできる。常閉接点側に引っ張りまたは圧縮のばねを設けることで付勢部材とすることもできる。さらに、これらいくつかのばねを組み合わせて用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る常開接点離間状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【図2】一実施形態に係り、接点板中立状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【図3】一実施形態に係り、常開接点接触状態におけるモジュールスイッチの断面図である。
【図4】従来のパワーウインドウスイッチの中立状態の一部切欠断面図である。
【図5】従来のパワーウインドウスイッチのダウン動作位置における一部切欠側面図である。
【図6】従来のモジュールスイッチの常開接点離間状態における断面図である。
【符号の説明】
3 ハウジング
5,7 固定接点
11 接点板支持部
13 接点板
15,17 可動接点
19 受け部
21 板ばね(付勢部材)
37 スチールボール(接触部材)
Claims (3)
- ハウジング側に設けられた固定接点と、
前記固定接点に対し接離して電流の給断を行う可動接点と、
前記ハウジング側に揺動可能に支持され前記可動接点が設けられた接点板と、
前記ハウジング側に支持され前記接点板に弾接しながらスイッチノブの操作に基づき前記接点板に対する弾接位置を変える接触部材とを備え、
前記スイッチノブの操作に基づき前記接触部材が前記接点板に対して移動し該接点板を揺動変位させて前記可動接点を前記固定接点に接離させるスイッチにおいて、
前記ハウジング側と接点板との間に、前記接点板の揺動変位を接点開離方向へ付勢する付勢部材を設けたことを特徴とするスイッチ。 - 請求項1記載のスイッチであって、
前記付勢部材は、板ばね、コイルばね、又はトーションばねの何れかであることを特徴とするスイッチ。 - 請求項1又は2記載のスイッチであって、
前記ハウジング側に、前記接点板の先端部に対向する受け部を設け、
前記接点板の先端部と前記受け部との間に前記付勢部材を介設したことを特徴とするスイッチ。
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Cited By (1)
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KR102120486B1 (ko) * | 2019-11-12 | 2020-06-16 | 덕일산업 주식회사 | 클래드 타입 마이크로 스위치 |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002273488A patent/JP2004111260A/ja not_active Abandoned
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