JP2004110603A - 自動ガス漏れ報知設備の点検装置 - Google Patents

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Yasuhiro Ogawa
小川 靖洋
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Abstract

【課題】リニューアルで設備の一部分の機器のみを交換した際にも、確認点検作業を簡単に行うことができる自動ガス漏れ報知設備の点検装置を提供する。
【解決手段】受信機1から引き出された多重伝送線2に複数のガス中継器3が接続され、ガス中継器3に設けられる信号入力端子4には信号線5を介してガス検知器6が接続され、ガス検知器6からの信号の電圧変化によりガス中継器3はガス漏れ有りと判断し、ボーリング応答時に受信機1へとガス漏れ信号を返信して、同受信機1で報知する自動ガス漏れ報知設備の点検装置Aであり、ガス中継器3がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧を出力するガス漏れ発生電圧出力手段7と、この出力される電圧をガス中継器3に入力させるため同ガス中継器3の信号入力端子4に着脱自在に接続される信号接続端子8と、を備えている。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信機に複数のガス中継器を介して各々ガス検知器が接続され、各検知器からの信号に基づき同受信機にてガス漏れ有りの報知を行う自動ガス漏れ報知設備の点検装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ガス漏れを検知してこれを報知するガス漏れ警報器は、例えば、特開昭56−85199号公報に示す如く知られている。そして、一般に、ガス検知器が複数配設される場合には、図7に示す如く、受信機1から引き出された多重伝送線2に複数のガス中継器3が接続され、各ガス中継器3には信号線5を介してガス検知器6が接続され、ガス検知器6からの信号の電圧変化によりガス中継器3はガス漏れ有りと判断して、受信機1からのポーリング応答時に同受信機1へとガス漏れ信号を返信し、この受信機1にてガス漏れ有りの報知を行う自動ガス漏れ報知設備とされる。
【0003】
この場合、各ガス中継器3には受信機1から導出分岐されたガス中継器用電源線14を介して電源供給され、各ガス検知器6にはガス検知器用電源15から導出分岐されたガス検知器用電源線16を介して電源供給されるものである。又、受信機1は、各ガス中継器3をポーリングして、各ガス検知器6でのガス漏れ検出を行っている。各ガス検知器6は、正常時には各ガス中継器3に対して一定電圧(例えば、6V)を発生させており、ガス漏れ検出時には各ガス中継器3に対して所定レベルの電圧(例えば、12V)を発生させる。そして、ガス中継器3は、ガス検知器6からの電圧が変化(例えば、6V→12V)すると、ガス漏れ有りと判断して、受信機1からのボーリングの応答時にガス漏れ信号を返信する。
【0004】
したがって、この自動ガス漏れ報知設備にあっては、受信機1にて、いずれのガス検知器6がガス漏れを検出したかを表示する等して自動的に報知することが可能となる。又、この自動ガス漏れ報知設備を点検するに際しては、実際に各ガス検知器6にライターのガス等を注入して、受信機1が正常に動作し報知するかを確認することで点検している。又、特開平10−208164号公報には、自火報システムの中継器が示されており、このものにあっては、蓄積機能の動作試験が簡単にできるようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭56−85199号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平10−208164号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、図7に示した自動ガス漏れ報知設備において点検を行う場合、前記の如く、実際に各ガス検知器6にライターのガス等を注入して、受信機1が正常に動作し報知するかを確認している。このように各ガス検知器6の設置場所までわざわざ行って点検作業を行うことには、自動ガス漏れ報知設備が新規に設置施工される新規物件である場合にはさほど問題とならないが、既に納入済の物件で長期間(例えば、10年〜15年)経過しており、設備の一部分の機器のみをリニューアルで取り替える場合(例えば、受信機1のみを交換する場合、一部分のガス中継器3のみを交換する場合)には、次のような問題があった。
【0008】
すなわち、リニューアルでの取り替えの場合、その建物は日常的に使用運用されているので、一部分の機器を取り替えた後の確認点検のため擬似的にガス漏れを発生させようと、該当するガス検知器6の設置場所に行こうとしても、このガス検知器6の設置場所が重要な部屋(例えば、社外秘密情報の存在する部屋)で容易には入室できないとか、部屋に鍵がかかっていてその鍵の持ち主を捜すのに手間を要するとかして、確認点検のための作業でガス漏れを発生させる行為に多大な労力を費やすことがあった。
【0009】
又、上記従来の技術である特開平10−208164号公報に示される自火報システムの中継器にあっては、この中継器そのものを蓄積機能の動作試験が受信機側のみで擬似的に行えるように改良したものであり、既存設備の点検には全く対応できないものであって、リニューアルで設備の一部分の機器のみを取り替えた後の確認点検作業には用いることができないものである。
【0010】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、リニューアルで設備の一部分の機器のみを交換した際にも、その後の確認点検作業を簡単に行うことができる自動ガス漏れ報知設備の点検装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置は、受信機から引き出された多重伝送線に複数のガス中継器が接続され、各ガス中継器に設けられる信号入力端子には信号線を介してガス検知器が接続され、信号入力端子に入力されるガス検知器からの信号の電圧変化によりガス中継器はガス漏れ有りと判断して、受信機からのポーリング応答時に同受信機へとガス漏れ信号を返信し、この受信機にてガス漏れ有りの報知を行う自動ガス漏れ報知設備の点検装置であって、ガス中継器がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧を出力するガス漏れ発生電圧出力手段と、このガス漏れ発生電圧出力手段より出力される電圧をガス中継器に入力させるため、同ガス中継器の信号入力端子に着脱自在に接続される信号接続端子と、を備えたものである。
【0012】
したがって、この場合、点検装置が、ガス中継器がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧を出力するガス漏れ発生電圧出力手段と、このガス漏れ発生電圧出力手段より出力される電圧をガス中継器に入力させるため、同ガス中継器の信号入力端子に着脱自在に接続される信号接続端子と、を備えているので、ガス検知器が設置されている場所までわざわざ行かなくても、ガス中継器の信号入力端子に信号接続端子を接続させるだけで、簡単に確認点検作業を行うことができる。
【0013】
すなわち、ガス中継器の信号入力端子に点検装置の信号接続端子を接続してやると、ガス漏れ発生電圧出力手段より出力されるガス中継器がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧が同ガス中継器に入力されて、擬似的なガス漏れ発生状態とすることができる。そして、ガス中継器はガス漏れ有りと判断して、受信機からのポーリング応答時に同受信機へとガス漏れ信号を返信し、この受信機にてガス漏れ有りの報知が行われ、これにより、自動ガス漏れ報知設備が正常に動作し報知することを確認点検することができる。
【0014】
本発明の請求項2記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置は、上記請求項1記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置において、自動ガス漏れ報知設備のガス中継器が受信機から電源供給を受けるための電源端子を有するものであって、この電源端子に着脱自在に接続される電源接続端子を備え、同電源端子から電源供給を受けるようになしたことを特徴とするものである。
【0015】
したがって、この場合は特に、点検装置が、ガス中継器の電源供給用の電源端子に着脱自在に接続される電源接続端子を備えているので、この電源接続端子を同ガス中継器の電源端子に接続することにより、この電源端子から同点検装置は電源供給を受けることができ、この点検装置は電源を備える必要がなくなって簡単な構造で安価となり、その小型化を図ることもできる。
【0016】
本発明の請求項3記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置は、上記請求項2記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置において、信号接続端子及び電源接続端子から先端に着脱クリップを有するコード線を導出し、両着脱クリップが信号入力端子と電源端子とに各々着脱自在に接続されるようになしたことを特徴とするものである。
【0017】
したがって、この場合は特に、信号接続端子及び電源接続端子から先端に着脱クリップを有するコード線が導出され、両着脱クリップを信号入力端子と電源端子とに各々着脱自在に接続することができるので、各端子間の着脱を容易に行うことができるようになって、点検装置による確認点検作業はより簡単となる。
【0018】
本発明の請求項4記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置において、ガス漏れ発生電圧出力手段より出力される電圧のレベルを変化調整する出力電圧調整手段を備えたことを特徴とするものである。
【0019】
したがって、この場合は特に、ガス漏れ有りと判断する電圧のレベルはガス中継器の種類によって異なることもあり、種類の異なるガス中継器であっても、点検装置が、ガス漏れ発生電圧出力手段より出力される電圧のレベルを変化調整する出力電圧調整手段を備えているので、ガス中継器の信号入力端子へ出力する電圧を同出力電圧調整手段により変化調整させて対応することができ、同点検装置を共通して使用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜6は、本発明の請求項1〜4全てに対応した一実施形態である自動ガス漏れ報知設備の点検装置Aを示している。この自動ガス漏れ報知設備は、図1に示す如く、受信機1から引き出された多重伝送線2に複数のガス中継器3が接続され、各ガス中継器3に設けられる信号入力端子4には信号線5を介してガス検知器6が接続されたもので、同信号入力端子4に入力されるガス検知器6からの信号の電圧変化によりガス中継器3はガス漏れ有りと判断して、受信機1からのポーリング応答時に同受信機1へとガス漏れ信号を返信し、この受信機1にてガス漏れ有りの報知を行うものである。
【0021】
そして、この自動ガス漏れ報知設備を点検するための点検装置Aは、前記ガス中継器3がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧を出力するガス漏れ発生電圧出力手段7と、このガス漏れ発生電圧出力手段7より出力される電圧を同ガス中継器3に入力させるため、このガス中継器3の信号入力端子4に着脱自在に接続される信号接続端子8と、を備えている。
【0022】
又、この実施形態の自動ガス漏れ報知設備では、ガス中継器3が受信機1から電源供給を受けるための電源端子9を有するものであって、点検装置Aでは、この電源端子9に着脱自在に接続される電源接続端子10を備え、同電源端子9から電源供給を受けるようになっている。この場合、信号接続端子8及び電源接続端子10から先端に着脱クリップ11を有するコード線12を導出されていて、両着脱クリップ11が信号入力端子4と電源端子9とに各々着脱自在に接続されるようになっている。更に、点検装置Aが、ガス漏れ発生電圧出力手段7より出力される電圧のレベルを変化調整する出力電圧調整手段13を備えてもいる。
【0023】
以下、この実施形態の自動ガス漏れ報知設備の点検装置Aについて、より詳細に説明する。まず、自動ガス漏れ報知設備は、図1に示す如く、受信機1と、この受信機1に分岐接続される複数のガス中継器3と、このガス中継器3毎に各一接続されるガス検知器6と、を備えている。受信機1と各ガス中継器3との間では、受信機1から導出分岐されたガス中継器用電源線14を介してこの受信機1と各ガス中継器3とが接続されており、同受信機1から各ガス中継器3に電源供給されるもので、ここでは、ガス中継器用電源線14の先端が各ガス中継器3に突設された電源端子9に接続され、又、受信機1から導出分岐された多重伝送線2を介して各ガス中継器3と同受信機1とは接続されており、両者の間でポーリングとして信号の送受信が行われる。
【0024】
ガス中継器3とガス検知器6とは、信号線5を介して接続されており、ガス検知器6から入力される信号の電圧変化によってガス中継器3がガス漏れ有りと判断するもので、ここでは、信号線5の先端が各ガス中継器3に突設された信号入力端子4に接続されている。又、各ガス検知器6にはガス検知器用電源15から導出分岐されたガス検知器用電源線16が接続されており、このガス検知器用電源線16を介して各ガス検知器6には同ガス検知器用電源15から電源供給されるものである。
【0025】
図2に示す如く、ガス検知器6には電源用端子17が対に設けられ、一方は電源端子(BG+)、他方は電源グランド端子(BG−)であり、両電源用端子17には対のガス検知器用電源線16の各先端が接続されている。そして、このガス検知器6には信号出力端子18が対に設けられ、一方は信号出力端子(GL)、他方は信号出力グランド端子(GC)であり、両信号出力端子18には対の信号線5の各先端が接続されている。
【0026】
図3に示す如く、ガス中継器3には信号入力端子4が対に設けられ、一方は信号入力端子(GL)、他方は信号入力グランド端子(GC)であり、両信号入力端子4には前記対の信号線5の反対側の各先端が接続されている。そして、このガス中継器3には電源端子9が対に設けられ、一方は電源端子(G+)、他方は電源グランド端子(G−)であり、両電源端子9には対のガス中継器用電源線14の各先端が接続されている。又、このガス中継器3には多重伝送端子19が対に設けられ、一方は多重伝送端子(NA)、他方は多重伝送グランド端子(NB)であり、両多重伝送端子19には対の多重伝送線2の各先端が接続されている。
【0027】
図4に示す如く、受信機1は、AC100V電源から電源供給を受ける電源入力部20と、この電源入力部20に分岐接続される外部用電源部21及び内部用電源部22と、を有している。外部用電源部21からは、前記ガス中継器用電源線14を介してガス中継器3に電源供給される。又、受信機1には、多重伝送制御部23、読替テーブル24、表示部25、及び、これ等を制御するCPU26が設けられており、これ等には前記内部用電源部22から電源供給される。多重伝送制御部23は前記ガス中継器3と多重伝送線2を介して接続され、ポーリングのための送受信を制御するものである。
【0028】
読替テーブル24においては、例えば、図5に示す如く、多重伝送制御部23からの入力情報として、中継器種類(・・・ガス中継器・・・)、アドレス(・・11、12、13、14・・)が設定され、表示部25で表示する読替情報として、棟(・・・1・・・)、階(・・B1、B2・・)、地区(・・1、2、3、4・・)、メッセージ(・・地下1階食堂・・・地下2階厨房・・)が設定されるものである。
【0029】
そして、受信機1は、前記各ガス中継器3をポーリングして、各ガス検知器6でのガス漏れ検出を行っており、すなわち、受信機1は多重伝送線2を介して接続されている各ガス中継器3に割り当てられた固有のアドレスを循環的に呼び出してガス検出を監視している。この場合、各ガス検知器6が、正常時には各ガス中継器3に対して一定電圧(例えば、6V)を発生させており、ガス漏れ検出時には各ガス中継器3に対して所定レベルの電圧(例えば、12V)を発生させるものである。ここで、各ガス中継器3は、各ガス検知器6からの電圧が変化(例えば、6V→12V)すると、ガス漏れ有りと判断して、受信機1からのポーリングの応答時にガス漏れ信号を返信する。
【0030】
受信機1は前記ガス中継器3からのガス漏れ信号を受信すると、受信機1内の読替テーブル24を参照し、当該ガス漏れ信号を返信したガス中継器3に対応する読替情報を同受信機1の表示部25で表示して報知する。例えば、受信機1で、読替テーブル24を参照してあるガス中継器3に対応する読替情報を検索し、当該ガス中継器3に対応する読替情報「棟1、階B1、地区1、地下1階食堂」のような表示を表示部25で行ってガス漏れ発生を報知する。したがって、この自動ガス漏れ報知設備では、受信機1にて、いずれの場所(ガス漏れを検出したガス検知器6の設置された建物内の部屋や部位等)でガス漏れ発生しているかを表示して自動的に報知することができる。
【0031】
次に、前記自動ガス漏れ報知設備を点検する点検装置Aについて説明する。図6に示す如く、点検装置Aは、ガス漏れ発生電圧入力手段27とガス漏れ発生電圧出力手段7、及び、この両者各々での電圧を調整する入力電圧調整手段28と出力電圧調整手段13とを有している。ガス中継器3の電源端子9から入力される電圧はその製品の品種により異なる(例えば、DC24V、DC27V等)場合があり、どのような製品でも対応して使用できるように入力電圧調整手段28にて入力電圧を調整する。又、ガス中継器3の信号入力端子4へ出力する電圧はその製品の品種によって異なる(例えば、DC12V、DC18V等)場合があり、どのような製品でも対応して使用できるように出力電圧調整手段13にて出力電圧を調整する。
【0032】
又、信号接続端子8及び電源接続端子10には各々、(+)と(−)の電極があり、各電極毎に、コード線12a,12a、12b,12bが導出されている。各コード線12a、12bの先端には鰐口状の着脱クリップ11が設けられており、各着脱クリップ11はガス中継器3の信号入力端子4及び電源端子9に各々挟持するように取着接続され、容易に着脱することができるものである。
【0033】
そして、ガス漏れ発生電圧入力手段27には、ガス中継器3の電源端子9からコード線12b及び電源接続端子10を介して、ガス漏れ発生用の電圧を作成する元となる電源が入力される。ガス漏れ発生電圧出力手段7では、ガス漏れ発生電圧入力手段27から入力された電源を電圧変換し、ガス漏れ発生用の所定レベルの電圧(ガス中継器3がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧、例えば、DC12V)を作成して、この電圧を信号接続端子8及びコード線12aを介して、ガス中継器3の信号入力端子4へ供給入力する。
【0034】
したがって、この実施形態の自動ガス漏れ報知設備の点検装置においては、点検装置Aが、ガス中継器3がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧を出力するガス漏れ発生電圧出力手段7と、このガス漏れ発生電圧出力手段7より出力される電圧をガス中継器3に入力させるため、同ガス中継器3の信号入力端子4に着脱自在に接続される信号接続端子8と、を備えているので、ガス検知器6が設置されている場所までわざわざ行かなくても、ガス中継器3の信号入力端子4に信号接続端子8を接続させるだけで、簡単に確認点検作業を行うことができる。
【0035】
すなわち、ガス中継器3の信号入力端子4に点検装置Aの信号接続端子8を接続してやると、ガス漏れ発生電圧出力手段7より出力されるガス中継器3がガス漏れ有りと判断する所定レベルの電圧が同ガス中継器3に入力されて、擬似的なガス漏れ発生状態とすることができる。そして、ガス中継器3はガス漏れ有りと判断して、受信機1からのポーリング応答時に同受信機1へとガス漏れ信号を返信し、この受信機1にてガス漏れ有りの報知が行われ、これにより、自動ガス漏れ報知設備が正常に動作し報知することを確認点検することができる。
【0036】
ここでは、リニューアルで設備の一部分の機器のみを交換した際、例えば、あるガス検知器6を取り替えた場合には、このガス検知器6に接続されるガス中継器3にて前記点検装置Aによる点検作業を行えば良く、あるガス中継器3を取り替えた場合には、このガス中継器3にて前記点検装置Aによる点検作業を行えば良く、受信機1を取り替えた場合には、各ガス中継器3にて前記点検装置Aによる点検作業を行えば良いものである。
【0037】
そして、いずれの場合でも、上記従来の技術におけるように、ガス検知器6が設置されている場所までわざわざ行って、ライターのガス等でガス漏れ発生させるような面倒な作業は不要となり、ガス中継器3の設置場所にてこのガス中継器3の信号入力端子4に点検装置Aの信号接続端子8を接続させるだけで、ガス漏れ発生を受信機1にて報知させることができ、取り替え後の確認点検の作業効率は大幅に向上される。
【0038】
又、この実施形態の自動ガス漏れ報知設備の点検装置においては、点検装置Aが、ガス中継器3の電源供給用の電源端子9に着脱自在に接続される電源接続端子10を備えているので、この電源接続端子10を同ガス中継器3の電源端子9に接続することにより、この電源端子9から同点検装置Aは電源供給を受けることができ、この点検装置Aは別途に電源を備える必要がなくなって簡単な構造で安価となり、その小型化を図ることもできる。しかも、信号接続端子8及び電源接続端子10から先端に着脱クリップ11を有するコード線12a、12bが導出され、両着脱クリップ11を信号入力端子4と電源端子9とに各々着脱自在に接続することができるので、各端子間(8−4間、10−9間)の着脱を容易に行うことができるようになって、点検装置Aによる確認点検作業はより簡単となる。
【0039】
更に、この実施形態の自動ガス漏れ報知設備の点検装置において、ガス漏れ有りと判断する電圧のレベルはガス中継器3の種類によって異なることもあり、種類の異なるガス中継器3であっても、点検装置Aが、ガス漏れ発生電圧出力手段7より出力される電圧のレベルを変化調整する出力電圧調整手段13を備えているので、ガス中継器3の信号入力端子4へ出力する電圧を同出力電圧調整手段13により変化調整させて対応することができ、同点検装置Aを共通して使用することができる。
【0040】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置においては、リニューアルで設備の一部分の機器のみを交換した場合であっても、ガス検知器が設置されている場所までわざわざ行って、ライターのガス等でガス漏れ発生させるような面倒な作業は不要で、ガス中継器の設置場所にてこのガス中継器の信号入力端子に点検装置の信号接続端子を接続させるだけで、簡単にガス漏れ発生を受信機にて報知させることができ、取り替え後の確認点検の作業効率は大幅に向上される。
【0041】
又、本発明の請求項2記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置においては、特に、電源接続端子をガス中継器の電源端子に接続することにより、この電源端子から電源供給を受けることができ、同点検装置は電源を備える必要がなくなって簡単な構造で安価となり、その小型化を図ることもできる。
【0042】
又、本発明の請求項3記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置においては、特に、コード線の先端の着脱クリップを信号入力端子と電源端子とに各々着脱自在に接続することができ、各端子間の着脱を容易に行うことができて、点検装置による確認点検作業はより簡単となる。
【0043】
又、本発明の請求項4記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置においては、特に、種類の異なるガス中継器であっても、このガス中継器の信号入力端子へ出力する電圧を出力電圧調整手段により変化調整させて対応することができ、同点検装置を共通して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自動ガス漏れ報知設備の点検装置の点検使用状態の全体を示す概略ブロック回路図。
【図2】同自動ガス漏れ報知設備におけるガス検知器を示す概略構成図。
【図3】同自動ガス漏れ報知設備におけるガス中継器を示す概略構成図。
【図4】同自動ガス漏れ報知設備における受信機を示すブロック構成図。
【図5】同受信機における読替テーブルを例示する説明図。
【図6】同自動ガス漏れ報知設備の点検装置の点検使用状態の要部を示すブロック構成図。
【図7】自動ガス漏れ報知設備における従来の点検方法を説明するための概略ブロック回路図。
【符号の説明】
1 受信機
2 多重伝送線
3 ガス中継器
4 信号入力端子
5 信号線
6 ガス検知器
7 ガス漏れ発生電圧出力手段
8 信号接続端子
9 電源端子
10 電源接続端子
11 着脱クリップ
12a コード線
12b コード線
13 出力電圧調整手段
A 点検装置

Claims (4)

  1. 受信機から引き出された多重伝送線に複数のガス中継器が接続され、各ガス中継器に設けられる信号入力端子には信号線を介してガス検知器が接続され、信号入力端子に入力されるガス検知器からの信号の電圧変化によりガス中継器はガス漏れ有りと判断して、受信機からのポーリング応答時に同受信機へとガス漏れ信号を返信し、この受信機にてガス漏れ有りの報知を行う自動ガス漏れ報知設備の点検装置であって、ガス中継器がガス漏れ有りと判断するレベルの電圧を出力するガス漏れ発生電圧出力手段と、このガス漏れ発生電圧出力手段より出力される電圧をガス中継器に入力させるため、同ガス中継器の信号入力端子に着脱自在に接続される信号接続端子と、を備えた自動ガス漏れ報知設備の点検装置。
  2. 自動ガス漏れ報知設備のガス中継器が受信機から電源供給を受けるための電源端子を有するものであって、この電源端子に着脱自在に接続される電源接続端子を備え、同電源端子から電源供給を受けるようになしたことを特徴とする請求項1記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置。
  3. 信号接続端子及び電源接続端子から先端に着脱クリップを有するコード線を導出し、両着脱クリップが信号入力端子と電源端子とに各々着脱自在に接続されるようになしたことを特徴とする請求項2記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置。
  4. ガス漏れ発生電圧出力手段より出力される電圧のレベルを変化調整する出力電圧調整手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動ガス漏れ報知設備の点検装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007323210A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Nohmi Bosai Ltd 中継器

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