JP2004109824A - 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の駆動回路および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の駆動回路および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】各画素のスイッチング素子やその周辺回路に要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子の小型化を可能した電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の駆動回路および電子機器を提供すること。
【解決手段】1フレームを構成した後で、共通電極の電位を反転させる前の全走査線選択期間Tbに、反転前の共通電極電位LCCOMを、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれた全ての画素に書き込む。これにより、全ての画素の電荷が全て吐き出され、各画素の電圧がリセットされる。この後、t8時点に共通電極の電位を反転させる。その反転により各画素の絶対的な電位が上がっても、その電位は反転時の電位差よりも高くならない。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の駆動回路および電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気光学装置として、マトリクス配置された画素ごとに薄膜トランジスタが設けられた液晶表示パネルを有するアクティブマトリクス型液晶表示装置で、各画素の画素電極と液晶を介して対向する共通電極の電位をフィールドごとに反転させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、アクティブマトリクス型液晶表示装置で、各画素の画素電極と液晶を介して対向する対向電極の電位の極性を1水平走査期間ごとに反転させる「1Hコモン振り反転駆動」を行なうものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
このように共通電極(対向電極)の電位を所定期間ごとに(フィールドごと或いは1水平期間ごとに)反転させる液晶表示装置では、所定期間ごとに正極性のビデオ信号と負極性のビデオ信号とが交互に各画素に書き込まれ、液晶が交流駆動される。これにより、ビデオ信号などのデータ信号の振幅を小さくすることができ、低消費電力を実現できるなどの利点がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平8―334741号公報
【特許文献2】
特開平9―269511号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術のように共通電極(対向電極)の電位を所定期間ごと、例えばフレーム(フィールド)ごとに反転させる液晶表示装置では、各画素の容量にビデオ信号の電荷を書き込み、その電荷を保持した状態で共通電極の電位を反転する。なお、「反転する」とは、所定の電位(例えば0)を基準として正電位側から負電位側へと切り替えること(或いはその逆)を意味する。例えば、図11に示すように、共通電極の電位を、低い電位Vssと高い電位Vddとの間で1フレーム期間Aごとに反転させる場合、あるフレームでは、共通電極電位LCCCOMをVssにした状態で、画素電極にビデオ信号の電位Vpmaxを書き込む。例えば、図11に示すように、n行目の走査線である第n走査線を走査信号Gnによりt1時点に選択して、その走査線に対応する画素の画素電極に電位Vpmaxを書き込む。
【0007】
その書き込みを終了して1フレームを構成した後、画素電極に書き込まれた電荷を保持したまま共通電極電位をVddに反転すると(t2時点)、共通電極電位の上昇に引っ張られて画素電極の電位はVp+(Vdd−Vss)まで上昇する。なお、Vpは、共通電極電位をVssにしたときに画素電極に書き込まれる正極性のビデオ信号の電位Vpmaxと、共通電極電位をVddにしたときに画素電極に書き込まれる負極性のビデオ信号の電位Vpminとの差分である。
【0008】
ここで、ビデオ信号の電位Vpmaxが書き込まれた一つの画素に着目すると、共通電極電位LCCOMをVssからVddに反転させたとき、その一つの画素では電荷の移動は理想的には全くないので、書き込まれた電荷は保持された状態になっている。そのため、その画素の画素電極電位はもともとVpmaxであったのが、共通電極電位LCCOMがVssからVddへ上がることによってVpmaxから反転時の電位差分(Vdd−Vss)だけ上昇する。これにより、その画素の電位差、つまり共通電極と画素電極との間の電位差はVpmaxのままであるが、絶対的な電位という観点で見ると、画素電極電位が反転時の電位差分(Vdd−Vss)だけVpmaxから引き上げられる。つまり、ある一つの画素に書き込まれて保持されていたVpmaxの絶対的な電位が(Vdd−Vss)だけ上がってしまう。その絶対的な電位が上がっても、その画素の電位差は変わらないので、表示そのものには影響は無いはずである。
【0009】
ところが、その画素では、画素電極電位がVpmaxから上記電位差分だけ引き上げられてもそれに耐え得る耐圧がその画素のスイッチング素子や走査線駆動回路などの周辺回路に要求されることになる。こうして、共通電極の電位を反転させたときに、各画素の画素電極には、保持されている電位、例えばVpmaxから反転時の電位差分だけ引き上げられた電位が印加される。その引き上げられた電位以上に耐圧を保証する必要があるため、各画素のTFTやその周辺回路のサイズを小さくすることが困難である。しかも、そのような耐圧が要求されるのは共通電極の電位を反転させるときのわずかな時間だけであり、その時間のために保証した耐圧はそれ以外の動作時には必要以上に高いものであり、無駄が多い。その耐圧を保証できるようなTFTや走査線駆動回路を作る必要があるという問題があった。
【0010】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、各画素のスイッチング素子やその周辺回路に要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子の小型化を可能にした電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電気光学装置の駆動回路および電子機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明における電気光学装置は、2つの基板間に設けた電気光学素子と、n行の走査線とm列のデータ線とが交差する個所に対応してマトリクス配置された画素と、各画素ごとに設けたスイッチング素子とを備え、各画素の画素電極と前記電気光学素子を介して対向する対向電極の電位を低い電位と高い電位との間で所定期間ごとに反転させて、各画素に正極性のデータ信号と負極性のデータ信号を交互に書き込むように構成された電気光学装置であって、前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれて電荷が保持された全ての画素に、これらの画素の電荷を減らすリセット電圧を書き込むリセット手段を備える。
【0012】
これによれば、対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素の電荷が減らされる。つまり、対向電極の電位を反転させる前に、各画素の電荷を減らしてから、対向電極の電位を反転させる。これにより、対向電極の電位を反転させる場合に、その反転により各画素の絶対的な電位が上がったとしても、その電位は低く抑えられる。したがって、各画素のスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子を小型化することができる。
【0013】
なお、「交差する」とは、TFTのような3端子スイッチング素子を使ったアクティブマトリクス液晶表示装置のように、同一基板上で交差する構成と、TFDのような2端子スイッチング素子を使った同液晶表示装置のように、素子基板上にあるデータ線と対向基板上にある走査線(対向電極)とが空間的に交差する構成の両方を含む。
【0014】
この電気光学装置において、前記リセット手段は、前記リセット電圧として、前記対向電極の反転前の電位を前記全ての画素に書き込む。
これによれば、対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出され、これらの画素の各画素電極と対向電極の電位差が零になる。つまり、対向電極の電位を反転させる前に、各画素の電荷がリセットされる。こうして前記所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に電荷が残っていない状況を作ってから、対向電極の電位を反転させる。これにより、対向電極の電位を反転させる場合に、その反転により各画素の絶対的な電位が上がったとしても、その電位は反転時の電位差よりも高くならない。つまり、各画素のスイッチング素子には、反転時の電位差以下の電位しか印加されないことになり、共通電極の電位を反転させるときのわずかな時間のためだけに必要以上の耐圧を保証する必要がなくなる。したがって、各画素のスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子を小型化することができる。
【0015】
この電気光学装置において、前記所定期間は1フレーム期間であり、前記リセット手段は、前記対向電極の電位を1フレーム期間ごとに反転させる前に、前記リセット電圧を1フレーム期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に書き込む。
【0016】
これによれば、1フレームを構成し終わった後で、対向電極の電位を反転させる前に、その反転前の対向電極の電位が1フレーム期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に書き込まれる。これにより、対向電極の電位を反転させる前に、前記全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出され、これらの画素の各画素電極と対向電極の電位差が零になる。こうして1フレーム期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に電荷が残っていない状況を作ってから、対向電極の電位を反転させる。これにより、対向電極の電位を反転させたとき、その反転により各画素の絶対的な電位が上がったとしても、その電位は反転時の電位差よりも高くならない。したがって、対向電極の電位を1フレーム期間ごとに反転させる場合にも、各画素のスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子を小型化することができる。
【0017】
この電気光学装置において、前記所定期間は1水平走査期間であり、前記リセット手段は、前記対向電極の電位を1水平走査期間ごとに反転させる前に、前記リセット電圧を1水平走査期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に書き込む。
【0018】
これによれば、1ライン分の表示を構成し終わった後で、対向電極の電位を反転させる前に、その反転前の対向電極の電位が1水平走査期間に含まれる全ての画素に書き込まれる。これにより、対向電極の電位を反転させる前に、前記全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出され、これらの画素の各画素電極と対向電極の電位差が零になる。こうして1水平走査期間に含まれる全ての画素に電荷が残っていない状況を作ってから、対向電極の電位を反転させる。このため、対向電極の電位を1水平走査期間ごとに反転させる場合に、その反転により各画素の絶対的な電位が上がったとしても、その電位は反転時の電位差よりも高くならない。したがって、対向電極の電位を1水平走査期間ごとに反転させる場合にも、各画素のスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子を小型化することができる。
【0019】
この電気光学装置において、前記リセット手段は、前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に選択された全ての走査線を選択し、該全ての走査線に接続された前記スイッチング素子の全てを導通状態にする全選択手段と、該全選択手段により前記全ての走査線を選択したタイミングで、前記対向電極の電位を前記データ線と前記全てのスイッチング素子とを介して、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に直接印加するプリチャージ回路とを備える。
【0020】
これによれば、対向電極の電位を反転させる前に、所定期間に選択された全ての走査線を全選択手段により選択したタイミングで、プリチャージ回路により、対向電極の反転前の電位のデータ信号をデータ線と前記全てのスイッチング素子とを介して、所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に直接印加して書き込む。これにより、対向電極の電位を反転させる前に、所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出される。このため、対向電極の反転前の電位を各画素に書き込むための電圧を作る回路が不要である。したがって、電気光学装置の製造コストを増大させることなく、スイッチング素子を小型化することができる。
【0021】
この電気光学装置において、前記リセット手段は、前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に選択された全ての走査線を選択し、該全ての走査線に接続された全ての前記スイッチング素子を導通状態にする全選択手段を含み、前記全ての走査線を選択したタイミングで、前記対向電極の反転前の電位のデータ信号を前記データ線と前記全てのスイッチング素子とを介して、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に書き込む。
【0022】
これによれば、対向電極の電位を反転させる前に、所定期間に選択された全ての走査線を全選択手段により選択したタイミングで、対向電極の反転前の電位のデータ信号をデータ線と前記全てのスイッチング素子とを介して、所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に書き込む。これにより、対向電極の電位を反転させる前に、所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出される。このため、各画素に書き込む対向電極の反転前の電位をもつ信号部を、書き込むタイミングに合わせてデータ信号に予め作っておくだけでよい。したがって、電気光学装置の製造コストを増大させることなく、スイッチング素子を小型化することができる。
【0023】
本発明における電気光学装置の駆動方法は、n行の走査線とm列のデータ線とが交差する個所に対応してマトリクス配置された画素と、各画素ごとに設けたスイッチング素子とを備え、各画素の画素電極と電気光学素子を介して対向する対向電極の電位を低い電位と高い電位との間で所定期間ごとに反転させて、各画素に正極性のデータ信号と負極性のデータ信号を交互に書き込むように構成された電気光学装置の駆動方法であって、前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に、前記対向電極の反転前の電位を書き込む。
【0024】
これによれば、対向電極の電位を反転させる前に、所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出され、これらの画素の各画素電極と対向電極の電位差が零になる。つまり、対向電極の電位を反転させる前に、各画素の電荷がリセットされる。こうして前記所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に電荷が残っていない状況を作ってから、対向電極の電位を反転させる。これにより、対向電極の電位を反転させる場合に、その反転により各画素の絶対的な電位が上がったとしても、その電位は反転時の電位差よりも高くならない。つまり、各画素のスイッチング素子には、反転時の電位差以下の電位しか印加されないことになり、共通電極の電位を反転させるときのわずかな時間のためだけに必要以上の耐圧を保証する必要がなくなる。したがって、各画素のスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子を小型化することができる。
【0025】
この電気光学装置の駆動方法において、前記電気光学素子に電位がかからない状態で黒表示となる表示モードにする。
これによれば、対向電極の電位を反転させる前に、所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出され、これらの画素の各画素電極と対向電極の電位差が零になり、このとき電気光学素子には電位が掛からない状態になり、各画素での表示が黒表示となる。例えば、対向電極の電位をフレームごとに反転させる場合、1フレームを構成した全ての画素での表示が黒表示となり、次のフレームにおいて各ラインを構成する毎に、各ラインでの表示が黒から白に変化するインパルス型になる。したがって、動画に適した表示をすることができる。
【0026】
本発明における電気光学装置の駆動回路は、2つの基板間に設けた電気光学素子と、n行の走査線とm列のデータ線とが交差する個所に対応してマトリクス配置された画素と、各画素ごとに設けたスイッチング素子とを備え、各画素の画素電極と前記電気光学素子を介して対向する対向電極の電位を低い電位と高い電位との間で所定期間ごとに反転させて、各画素に正極性のデータ信号と負極性のデータ信号を交互に書き込むように構成された電気光学装置の駆動回路であって、前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に、前記対向電極の反転前の電位を書き込むリセット手段を備える。
【0027】
これによれば、対向電極の電位を反転させる前に、所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に保持されていた電荷が全て吐き出され、これらの画素の各画素電極と対向電極の電位差が零になる。つまり、対向電極の電位を反転させる前に、各画素の電荷がリセットされる。こうして前記所定期間にデータ信号が書き込まれた全ての画素に電荷が残っていない状況を作ってから、対向電極の電位を反転させる。これにより、対向電極の電位を反転させる場合に、その反転により各画素の絶対的な電位が上がったとしても、その電位は反転時の電位差よりも高くならない。つまり、各画素のスイッチング素子には、反転時の電位差以下の電位しか印加されないことになり、共通電極の電位を反転させるときのわずかな時間のためだけに必要以上の耐圧を保証する必要がなくなる。したがって、各画素のスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子を小型化することができる。
【0028】
本発明における電子機器は、請求項1乃至6のいずれかに記載の電気光学装置を備える。これによれば、電子機器に搭載される電気光学装置は、各画素のスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができ、スイッチング素子を小型化することができるので、電子機器の小型化を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を液晶表示装置に適用した実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置のうち外部回路を除いた液晶表示パネルを示しており、図2は同パネルの断面を一部破断して示しており、そして、図3は液晶表示装置の駆動回路の電気的構成を概略的に示している。
【0031】
本実施形態の液晶表示装置は、2つの基板間に電気光学素子としての液晶が封入され、マトリクス配置された画素ごとにスイッチング素子が設けられた液晶表示パネルを有するアクティブマトリクス型液晶表示装置である。また、この液晶表示装置は、各画素の画素電極と液晶を介して対向する対向電極の電位を低い電位と高い電位との間で所定期間としての1フレーム期間ごとに反転させて、各画素に正極性のデータ信号と負極性のデータ信号を交互に書き込むように構成されている。
【0032】
液晶表示パネル21は、図1および図2に示すように素子基板22と対向基板23とを備え、これら2つの基板の間にTN(Twisted Nematic)型の液晶24が封入されている。また、液晶表示パネル21は、図3に示すように、n行の走査線Y1〜Ynとm列のデータ線X1〜Xmとが交差する個所に対応してマトリクス配置されたn×m個の画素25と、各画素25ごとに設けたスイッチング素子としてのTFT26とを備えている。
【0033】
素子基板22と対向基板23は、図1および図2に示すように、スペーサ(図示省略)を含むシール材27によって一定の間隔を保って、互いの電極形成面が対向するように貼り合わされ、その間に液晶24が封入されている。シール材27は、対向基板23の周縁に沿って形成されており、液晶24を封入するための開口部27aを有している。この開口部27aは、液晶24の封入後に封止材28で封止されている。
【0034】
また、素子基板22には、図2及び図3に示すように、Y方向に配列されたn行の走査線Y1〜Ynと、X方向に配列されたm列のデータ線X1〜Xmとが形成されている。さらに、素子基板22には、上記n×m個の画素25、および、各画素25ごとに設けたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下「TFT」という)26などが形成されている。各TFT26のゲートは走査線Y1〜Ynの1つに、そのソースはデータ線X1〜Xmの一つに、そして、そのドレインは対応する1つの画素25の画素電極29にそれぞれ接続されている。
【0035】
各画素25の画素電極29は、図2および図3に示すように、対向基板23側に設けた対向電極としての1つの共通電極30と液晶24を介してそれぞれ対向している。また、各画素25は、矩形状の画素電極29と共通電極30の間の液晶24で構成される液晶容量31と、この液晶容量31と並列に接続され、同液晶容量のリークを低減するための蓄積容量32とを備えている。こうして、各画素25の画素回路が、TFT26、画素電極29、共通電極30、液晶容量31、および蓄積容量32などで構成されている。そして、各画素25の画素回路は、TFT26がオン(導通状態)になると、画像信号を電圧信号に変換したビデオ信号(データ信号)がTFT26を介して液晶容量31と蓄積容量32とに書き込まれ、TFT26がオフ(非導通状態)になると、これらの容量に電荷が保持されるようになっている。
【0036】
素子基板22には、図1および図3に示すように、走査線Y1〜Ynを駆動するための左右2つの走査線駆動回路(Yドライバー)33,33と、データ線X1〜Xmを駆動するためのデータ線駆動回路(Xドライバー)34と、サンプルホールド回路35と、プリチャージ回路36とが設けられている。また、素子基板22には、対向基板23側との接続端子である銀点38と、外部回路から各種信号が入力される入力端子39、Xドライバー駆動信号線40、ビデオ信号線41、およびプリチャージ回路信号線42などが形成されている。
【0037】
次に、液晶表示装置の液晶表示パネル21を駆動する駆動回路の電気的構成を図3に基づいて説明する。この駆動回路は、n×m個の上記画素回路、2つの走査線駆動回路33,33、データ線駆動回路34、サンプルホールド回路35、およびプリチャージ回路36などを備えている。そして、この駆動回路は、共通電極30の電位をグランド電位である低い電圧Vssと高い電圧Vddとの間で1フレーム期間(所定期間)ごとに反転させて、各画素25に正極性のビデオ信号と負極性のビデオ信号を交互に書き込むように構成されている。なお、ここにいう「1フレーム期間」は、走査線Y1〜Ynを順次に選択して全ての画素25の容量(液晶容量31および蓄積容量32)にビデオ信号を書き込むことで1画面の表示がなされる期間をいう。また、選択された走査線Y1〜Ynの一つに接続された全ての画素25の容量にビデオ信号を書き込むことで1ライン分の表示がなされる期間を「1水平走査期間(1H期間)」という。
【0038】
各走査線駆動回路33は、走査線Y1〜Ynを順次に選択する垂直走査を、垂直走査開始時にHi(Hレベル)の走査方向切換え信号Dnが入力されたときには上から順に行うとともに、Low(Lレベル)の走査方向切換え信号Dnが入力されたときには下から順に行うようになっている。
【0039】
また、各走査線駆動回路33は、垂直走査期間の最初に供給される転送開始信号DY、クロック信号CYおよび反転クロック信号/CYにより走査信号G1〜Gnを順次に生成して出力することで、走査線Y1〜Ynを順次に選択するようになっている。走査線Y1〜Ynが順に選択されて各走査線に走査信号G1〜Gnが供給されると、各走査線に接続された全てのTFT26がオンになるように構成されている。
【0040】
さらに、各走査線駆動回路33は、共通電極30の電位を1フレーム期間ごとに反転する前の所定のタイミングで供給される反転イネーブル信号/ENB(Lベルのパルス信号)が入力されると、そのタイミングで走査信号G1〜Gnを同時に出力して全ての走査線Y1〜Ynを同時に選択するように構成されている。こうして全ての走査線Y1〜Ynが同時に選択されると、これらの走査線Y1〜Ynに接続されたTFT26の全て、すなわち1フレームを構成する全てのTFT26がオンになる。なお、全ての走査線Y1〜Ynを同時に選択する期間Tb(図6参照)を「全走査線選択期間」という。
【0041】
データ線駆動回路34は、走査線Y1〜Ynが順次に選択される1水平走査期間Ta(図6参照)に、Hレベルのデータ選択信号S1〜Sm(図6参照)を順次に出力するシフトレジスタ(図示省略)を備えている。
【0042】
サンプルホールド回路35は、データ線X1〜Xmにそれぞれ設けられ、Hレベルのデータ選択信号S1〜Smが入力されるとそれぞれ開くトランスミッションゲート35〜35を備えている。各トランスミッションゲート35〜35は、ゲートにHレベルの信号が入力されると開く2つのNチャンネル型TFTからなり、ゲートにHの信号が入力されると開くようになっている。このタイプのトランスミッションゲートを、以下の説明で「N型TG」と呼ぶ。N型TG35〜35がデータ選択信号S1〜Smにより順次に開くと、ビデオ信号線41を介して供給されるビデオ信号が、N型TG35〜35をそれぞれ介してデータ線X1〜Xmに順次に供給される。各データ線X1〜Xmに供給されるビデオ信号は、選択された走査線に接続された各TFT26を介して各画素25に順次に書き込まれるようになっている。
【0043】
また、プリチャージ回路36は、データ線X1〜Xmにそれぞれ設けられたN型TG36〜36を備えている。これらのN型TG36〜36は、上記反転イネーブル信号/ENBと同じタイミングで供給されるイネーブル信号ENB(Hレベルのパルス信号)により同時に開くようになっている。N型TG36〜36が同時に開くと、共通電極30の電位である共通電極電位LCCOMが、プリチャージ回路信号線42、N型TG36〜36、データ線X1〜XmおよびTFT26を介して全ての画素25に印加される。したがって、プリチャージ回路36は、反転イネーブル信号/ENBが供給されるタイミングで、すなわち上記全走査線選択期間Tbに、イネーブル信号ENBによりN型TG36〜36が同時に開くことで、共通電極電位LCCOMを、1フレームを構成する全ての画素25に直接印加するようになっている。
【0044】
つまり、プリチャージ回路36は、前記全ての画素25にビデオ信号を書き込んで1フレームを構成し終わった後、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25に、共通電極電位LCCOMを反転する前に、その反転前の共通電極電位を直接書き込むようになっている。これにより、共通電極30の電位を反転する前に、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれた全画素25の画素電極29の電位を反転前の共通電極電位LCCOMと同じレベルにして、両電極29,30間の電位差を零にするようになっている。
【0045】
次に、上述した各走査線駆動回路33を図4に基づいてさらに詳しく説明する。
各走査線駆動回路33は、垂直走査の開始時にHレベルの上記走査方向切換え信号Dnが入力されたとき、転送開始信号DYを順次下に転送するトランスミッションゲートTG1と、Lレベルの走査方向切換え信号Dnが入力されたとき、転送開始信号DYを順次上に転送するトランスミッションゲートTG1とを備える。トランスミッションゲートTG1(以下、単に「TG1」という)は、n+1個のN型TG50〜50n+1を有する。一方、トランスミッションゲートTG2(以下、単に「TG2」という)は、n+1個のトランスミッションゲート51〜51n+1を有する。各トランスミッションゲート51〜51n+1は、ゲートにLレベルの信号が入力されると開くPチャンネル型TFTと上記Nチャンネル型TFTからなり、ゲートにLレベルの信号が入力されると開くようになっている。このタイプのトランスミッションゲートを、以下の説明で「P型TG」と呼ぶ。
【0046】
TG1の各N型TG50〜50n+1は、垂直走査の開始時にHレベルの走査方向切換え信号Dnが入力されると同時に開くようになっている。TG1のN型TG50〜50n+1が同時に開くと、転送開始信号DYは、1段目のN型TG50を通った後、1段目のN型TG61,62を介して2段目のN型TG50に送られる。さらに、同信号Dnは、2段目のN型TG50を通った後、2段目のN型TG61,62をそれぞれ介して3段目のN型TG50に送られる。こうして転送開始信号DYは下に順次転送され、n段目のN型TG50(図示省略)を通った後、n段目のN型TG61,62(図示省略)、n+1段目のN型TGn+1、および同段のN型TG61,62を順に通って最終出力端子YEPDに送られるようになっている。
【0047】
また、1段目からn+1段目までの各段のN型TG61にはクロック信号CY(図5参照)が、各段のN型TG62には反転クロック信号/CY(同図参照)がそれぞれ入力されている。各段のN型TG61を通る信号は、インバータ(NOT回路)63、インバータ64、ナンド回路65、ナンド回路66、インバータ(NOT回路)67、およびインバータ68に送られる。各段のナンド回路66には、ナンド回路65の出力信号と、入力端子69に供給される反転イネーブル信号/ENBとが入力されている。そして、この反転イネーブル信号/ENBは、共通電極30の電位を反転する直前の上記全走査線選択期間TbにのみLレベルになる信号である(図5参照)。
【0048】
したがって、各走査線駆動回路33は、転送開始信号DYが供給された後(図5のt2時点後)に各段のN型TG61の出力が順次にLレベルになると、各段のインバータ68から各走査線Y1〜YnにHレベルの走査信号G1〜Gnがそれぞれ出力されるように構成されている。
【0049】
また、TG2の各N型TG51〜51n+1は、垂直走査の開始時にLレベルの走査方向切換え信号Dnが供給されると同時に開くようになっている。このとき、転送開始信号DYは、1段目のP型TG51側からP型TG51n+1側へ、つまり下から上へ順次転送され、最終出力端子YEPUに送られるようになっている。
【0050】
以上のように構成された液晶表示装置の動作を図5および図6に基づいて説明する。なお、ここでは、走査方向切換え信号DnがHレベル(Hi)で、転送開始信号DYが上から下へ転送される場合について説明する。
【0051】
前のフレームが構成された後、図5のt1時点に共通電極電位LCCOMがVddからVssに反転され、この後、t2時点に転送開始信号DYが各走査線駆動回路33に供給される。これにより、各走査線駆動回路33の1段目のインバータ68からは、図5のt3時点にT1期間でHレベルになる走査信号G1が走査線Y1に出力される。この後、各走査線駆動回路33の2段目以降の各インバータ68からは、T2,T3,・・・Tn期間でそれぞれHレベルになる走査信号G2,G3,・・・Gnが対応する各走査線Y2,Y3,・・・Ynに順次に出力される。
【0052】
こうして、走査線Y1〜Ynに走査信号G1〜Gnが順次に出力されて走査線Y1〜Ynが順次に選択される各水平走査期間Taでは、図6に示すようにデータ線駆動回路34からHレベルのデータ選択信号S1〜Smが順次に出力され、サンプルホールド回路35の各N型TG35〜35が順次に開く。
【0053】
例えば、第1行目の走査線Y1を選択し、これに接続された全てのTFT26をオンにして第1ラインを構成する場合、N型TG35が開くと、ビデオ信号線41を通って供給されるビデオ信号が、N型TG35を介してデータ線X1に供給される。これにより、ビデオ信号が、データ線X1に接続されたTFT26のうち第1行目の走査線Y1に接続されたTFT26を介してアドレス(X1,Y1)の画素25に書き込まれる。この後、N型TG35〜35が順に開くと、ビデオ信号が、N型TG35〜35をそれぞれ介してデータ線X2〜Xmに順次に供給される。これにより、ビデオ信号が、データ線X2〜Xmにそれぞれ接続されたTFT26のうち第1行目の走査線Y1に接続されたTFT26を介してアドレス(X2,Y1)〜(Xm,Y1)の各画素25に順次に書き込まれる。これにより、1フレーム期間における第1行目の1ライン分が構成される。
【0054】
この後、上記と同様に走査線Y2〜Yn−1を順次に選択し、N型TG35〜35を順次に開き、第2行目〜第n−1行目の各ラインを順に構成する。
そして、図5のt4時点からt5時点までのTn期間で、1フレーム期間における最後の行である第n行目の走査線Ynを走査信号Gnで選択し、N型TG35〜35mを順次に開き、走査線Ynの全画素25にビデオ信号の書込みを終了すると、1フレームが構成されて1画面分の表示がなされる。このフレーム期間では、共通電極30の電位が低い電位Vssに反転されているので、全画素25に正極性のデータが書き込まれて1フレームが構成される。
【0055】
こうして1フレームを構成した後、図5のt6時点に反転イネーブル信号/ENBが入力端子69に供給されると、各走査線駆動回路33における各段のナンド回路66の出力信号は全てLレベルからHレベルになる。これにより、各走査線駆動回路33は、各段のインバータ68から走査信号G1〜Gnを同時に出力し、全ての走査線Y1〜Ynを同時に選択する。これにより、1フレーム期間に含まれる全ての画素25のTFT26が全走査線選択期間Tbの間オンになる。
【0056】
この全走査線選択期間Tbでは、反転イネーブル信号/ENBと同じタイミングでHレベルのイネーブル信号ENBがプリチャージ回路36の各N型TG36〜36のゲートに供給されるので、全てのN型TG36〜36が同時に開く。これにより、共通電極電位LCCOMが、プリチャージ回路信号線42、データ線X1〜Xmおよび全てのTFT26を介して、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25に直接印加され書き込まれる。このとき書き込まれる共通電極電位LCCOMは、共通電極30の電位をVssからVddに反転する前の電位Vssである。
【0057】
この書き込みにより、1フレームを構成する全画素25の容量に保持されていた電荷がリセットされ、これらの画素25の各画素電極29と共通電極30の電位差が零になる。こうして1フレームを構成する全画素25に電荷が残っていない状況を作ってから、図5および図6のt8時点に、共通電極30の電位をVssからVddに反転させる。
【0058】
この後、次のフレームの全画素25に負極性となるビデオ信号を順次に書き込む。このフレームを構成し終わった後で、共通電極30の電位をVddからVssに反転させる前に、上述した場合と同様に、共通電極電位LCCOMが、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25に直接印加され書き込まれる。このとき書き込まれる共通電極電位LCCOMは、共通電極30の電位をVddからVssに反転する前の電位Vddである。
【0059】
この書き込みにより、1フレームを構成する全画素25の容量に保持されていた電荷がリセットされ、これらの画素25の各画素電極29と共通電極30の電位差が零になる。こうして1フレームを構成する全画素25に電荷が残っていない状況を作ってから、共通電極30の電位をVddからVssに反転させる(図5のt1時点)。
【0060】
以後同様にして、この液晶表示装置では、共通電極30の電位を1フレーム期間ごとにVssとVddとの間で反転させて、各画素25の容量に正極性と負極性のビデオ信号を交互に書き込む。
【0061】
なお、第1実施形態では、共通電極30の電位を反転させる前に、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれて電荷が保持された全ての画素25に、共通電極30の反転前の電位(リセット電圧)を書き込む「リセット手段」が、走査線駆動回路33,33と、プリチャージ回路36とで構成される。また、「全選択手段」は、各走査線駆動回路33,33における各段のナンド回路66に入力端子69から反転イネーブル信号/ENBを入力させる構成に相当する。この「全選択手段」は、共通電極30の電位を反転させる前に、1フレーム期間に選択された全ての走査線Y1〜Ynを選択し、該全ての走査線に接続されたTFT26の全てをオンにする。
【0062】
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(イ)1フレームを構成し終わった後で、共通電極30の電位を反転させる前に(図5の全走査線選択期間Tbに)、共通電極電位LCCOM(反転前の共通電極30の電位)を、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25に直接印加して書き込む。つまり、共通電極30の電位を低い電位Vssから高いVddに反転させる場合には、その反転前の共通電極電位であるVssを各画素25に直接書き込む。一方、共通電極30の電位をVddからVssに反転させる場合には、その反転前の共通電極電位であるVddを各画素25に直接書き込む。
【0063】
これにより、共通電極30の電位を反転させる前に、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25の電荷が全て吐き出され、これらの画素25の各画素電極29と共通電極30の電位差が零になる。つまり各画素25の電圧がリセットされる(図5の画素電圧リセット)。こうして1フレームを構成する全画素25に電荷が残っていない状況を作ってから、図5および図6のt8時点に、共通電極30の電位を反転させる。このため、共通電極30の電位をVssからVddに反転させる場合には、その反転により各画素25の絶対的な電位が上がったとしても、その電位は反転時の電位差(Vdd−Vdd)よりも高くならない。つまり、各画素25のTFT26には、その電位差以下の電位しか印加されない。また、共通電極30の電位をVddからVssに反転させる場合にも、各画素25のTFT26には、その電位差以下の電位しか印加されない。
【0064】
つまり、各画素25のTFT26には、反転時の電位差以下の電位しか印加されないことになり、共通電極30の電位を反転させるときのわずかな時間のためだけに必要以上の耐圧を保証する必要がなくなる。したがって、各画素25のTFT26や、その周辺回路、例えばデータ線駆動回路34などに要求される耐圧を低く抑えることができ、TFT26を小型化することができる。
【0065】
(ロ)1フレームを構成した後、全走査線選択期間Tbで、プリチャージ回路36の各N型TG36〜36が同時に開くことにより、共通電極電位LCCOMが、プリチャージ回路信号線42、データ線X1〜Xmおよび各画素25のTFT26を介して、全画素25に直接印加されて書き込まれる。つまり、プリチャージ回路36の各N型TG36〜36の入力側に常時印加されている共通電極電位を、プリチャージ回路36により全画素25に直接印加して書き込むようにしている。このため、各画素25に書き込むための電圧を作る回路が不要である。したがって、液晶表示装置の製造コストを増大させることなく、TFT26を小型化することができる。
【0066】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置を図7に基づいて説明する。上第1実施形態では、全ての走査線Y1〜Ynを選択したタイミング、すなわち全走査線選択期間Tbで、プリチャージ回路36の各N型TG36〜36を同時に開くことにより、共通電極電位LCCOMを全画素25に直接印加して書き込むようにしている。
【0067】
これに対して、本実施形態の液晶表示装置では、図7に示すように、上記第1実施形態と同様に全ての走査線Y1〜Ynを選択したタイミングで、すなわち全走査線選択期間Tbに、共通電極30の反転前の電位のビデオ信号をデータ線X1〜Xmと全てのTFT26とを介して、1フレームにビデオ信号が書き込まれた全ての画素25に書き込む。つまり、各フレーム期間の全走査線選択期間Tbに各画素25に書き込むリセット電圧(共通電極30の反転前の電位)をもつ信号部を、書き込むタイミングに合わせてビデオ信号に予め作っておく。この信号部を全走査線選択期間Tbに全ての画素25に書き込む。
【0068】
このように構成された第2実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(ハ)共通電極30の電位を反転させる前の全走査線選択期間Tbに、共通電極30の反転前の電位をもつビデオ信号の前記信号部を1フレームにビデオ信号が書き込まれた全ての画素25に書き込む。これにより、対向電極の電位を反転させる前に、1フレームにビデオ信号が書き込まれた全ての画素25に保持されていた電荷が、ビデオ信号の信号部により全て吐き出される。このため、各画素に書き込む対向電極の反転前の電位をもつ信号部を、書き込むタイミングに合わせてビデオ信号に予め作っておくだけでよい。したがって、液晶表示装置の製造コストを増大させることなく、TFT26を小型化することができる。
【0069】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置を図8に基づいて説明する。
この第3実施形態では、上記第1実施形態と同様の構成において、液晶24に電位がかからない状態で黒表示となる表示モードにする。つまり、液晶の表示モードをノーマリブラックモードにする。
【0070】
これにより、共通電極電位LCCOMを反転させる前に、その反転前の共通電極電位LCCOMを、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25に直接印加して書き込むと、全ての画素25に保持されていた電荷が全て吐き出され、各画素25の画素電極29と共通電極30の電位差が零になる。このとき液晶には電位が掛からない状態になり、全ての画素25での表示が白から黒の表示になる。この状態を図8(a)で示している。
【0071】
この後、次のフレームにおいて第1行目のラインを構成すると、そのラインでの表示が黒から白に変化する。この状態を図8(b)で示している。次に、第2行目のラインを構成すると、そのラインでの表示が黒から白に変化する。この状態を図8(c)で示している。この後、第3行目以降の各ラインを順次に構成すると、各ラインでの表示が黒から白に変化する。こうしてインパルス型の表示が得られる。
【0072】
このように構成された第3実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(ニ)液晶24に電位がかからない状態で黒表示となる表示モードにすることで、1フレームを構成する際に、各ラインでの表示が順に黒から白に変化するインパルス型になる。したがって、動画に適した表示をすることができる。
【0073】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置を図9に基づいて説明する。
上記第3実施形態では、共通電極30の電位を1フレームごとに反転させる1フレーム反転の駆動方法を採用しているが、この第4実施形態では、共通電極30の電位を1水平走査期間(1H)ごとに反転させる1H反転の駆動方法を採用している。その他の点は上記第3実施形態と同じである。
【0074】
本実施形態の液晶表示装置では、1Hごとに共通電極電位LCCOMを反転させる前に、その反転前の共通電極電位を、1H期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25に直接印加して書き込む。これにより、そのラインの全ての画素25に保持されていた電荷が全て吐き出され、各画素25の画素電極29と共通電極30の電位差が零になる。このとき液晶には電位が掛からない状態になり、そのラインの全ての画素25での表示が白から黒の表示になる。
【0075】
例えば、第1行目のラインを構成し終わると、そのラインのみが図9(a)に示すように白表示になる。この後、共通電極電位を反転させる前に、その反転前の共通電極電位を第1行目のラインの全ての画素25に印加して書き込むと、第1行目のラインでの表示が白から黒になる。
【0076】
この後、第2行目のラインを構成すると、そのラインの表示が黒から白に変化し、第2行目のラインのみが白表示になる(図9(b)参照)。この後、共通電極電位を反転させる前に、その反転前の共通電極電位を第2行目のラインの全ての画素25に印加して書き込むと、第2行目のラインでの表示が白から黒になる。
【0077】
この後、第3行目のラインを構成すると、そのラインの表示が黒から白に変化し、第3行目のラインのみが白表示になる(図9(c)参照)。この後、共通電極電位を反転させる前に、第3行目のラインでの表示が白から黒になる。この後、第4行目以降の各ラインでの表示が上記と同様に繰り返される。
【0078】
このように構成された第4実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(ホ)共通電極30の電位を1Hごとに反転させる1H反転の駆動方法を採用した液晶表示装置において、液晶24に電位がかからない状態で黒表示となる表示モードにすることで、1ラインを構成するごとに、その1ラインでの表示のみが黒から白に変化するインパルス型になる。したがって、動画に適した表示をすることができる。
【0079】
[電子機器]
次に、上記各実施形態で説明した液晶表示装置の液晶表示パネル21を用いた電子機器について説明する。液晶表示パネル21は、図10に示すようなモバイル型のパーソナルコンピュータに適用できる。図10に示すパーソナルコンピュータ70は、キーボード71を備えた本体部72と、液晶表示パネル21を用いた表示ユニット73とを備えている。
【0080】
この表示ユニット73に用いた液晶表示パネル21では、上述したように各画素のTFTなどのスイッチング素子や、その周辺回路などに要求される耐圧を低く抑えることができる。したがって、スイッチング素子を小型化することができるので、同パネル21が搭載されるパーソナルコンピュータ70の小型化を図ることができる。
【0081】
[変形例]
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記第1〜第3実施形態では、共通電極30の電位を反転させる前に、共通電極電位LCCOM(反転前の共通電極30の電位)をリセット電圧として、1フレーム期間にビデオ信号が書き込まれてその電荷が保持された全ての画素25に書き込むようにしているが、本発明はこれに限定されない。電荷が保持された全ての画素25に、これらの画素の電荷を減らすリセット電圧を書き込むようにしてもよい。つまり、リセット電圧を、低い電位Vssと高い電位Vddの間の電圧としてもよい。ただし、そのリセット電圧は、反転前の共通電極30の電位により近いほど望まし。
【0082】
・上記上記第1〜第3実施形態では、1フレーム期間ごとに共通電極30の電位を反転させるようにしているが、1水平捜査期間(1H)ごとにその電位を反転させるように構成する場合にも本発明は適用可能である。
【0083】
・上記各実施形態では、TN(Twisted Nematic)型の液晶24を用いている。しかし、液晶24として180°以上のねじれ配向を有するSTN(Super Twisted Nematic)型、BTN(Bi−stable Twisted Nematic)型、強誘電型等のメモリ性を有する双安定型、高分子分散型、ゲストホスト型等を含めて、周知なものを広く用いることができる。
【0084】
・上記各実施形態では、各画素のスイッチング素子として3端子スイッチング素子であるTFTを用いているが、これに代えてTFD(Thin Film Diode)のような2端子スイッチング素子を用いたアクティブマトリクス型液晶表示パネルにも本発明は適用可能である。なお、2端子スイッチング素子を用いる場合には、素子基板上にある各画素の画素電極と液晶を介して対向電極を対向基板側に設け、この対向電極を走査線ごと分割する。そして、素子基板上にあるデータ線と対向基板上にある対向電極(走査線)とが空間的に交差する個所に対応してTFDのような2端子スイッチング素子を素子基板側に配置する。
【0085】
・上記各実施形態では、電気光学装置を液晶表示装置として説明したが、本発明はこれに限るものではなく、液晶のように交流駆動される電気光学素子を用いた電気光学装置および該電気光学装置を備えた電子機器に対しても適用可能である。
【0086】
・液晶表示装置の液晶表示パネル21は、図10に示すようなパーソナルコンピュータに限らず、携帯電話、デジタルカメラ等の各種の電子機器に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る液晶表示装置の液晶表示パネルを示す平面図。
【図2】図1の内部構造を示す断面図。
【図3】液晶表示装置の駆動回路の電気的構成を示す概略構成図。
【図4】走査線駆動回路を示す回路図。
【図5】走査線駆動回路のタイミングチャート。
【図6】データ線駆動回路のタイミングチャート。
【図7】第2実施形態の動作を示すタイミングチャート。
【図8】(a)〜(c)は第3実施形態に係る液晶表示装置による表示を示す説明図。
【図9】(a)〜(c)は第4実施形態に係る液晶表示装置による表示を示す説明図。
【図10】液晶表示装置を用いたパーソナルコンピュータを示す斜視図。
【図11】従来例の動作を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
22…素子基板、23…対向基板、24…電気光学素子としての液晶、Y1〜Yn…走査線、X1〜Xm…データ線、25…画素、26…スイッチング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)、29…画素電極、30…対向電極としての共通電極、Vss…低い電位、Vdd…高い電位、36…プリチャージ回路、33…走査線駆動回路、66…ナンド回路、69…反転イネーブル信号/ENBの入力端子。

Claims (10)

  1. 2つの基板間に設けた電気光学素子と、n行の走査線とm列のデータ線とが交差する個所に対応してマトリクス配置された画素と、各画素ごとに設けたスイッチング素子とを備え、各画素の画素電極と前記電気光学素子を介して対向する対向電極の電位を低い電位と高い電位との間で所定期間ごとに反転させて、各画素に正極性のデータ信号と負極性のデータ信号を交互に書き込むように構成された電気光学装置であって、
    前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれて電荷が保持された全ての画素に、これらの画素の電荷を減らすリセット電圧を書き込むリセット手段を備えることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記リセット手段は、前記リセット電圧として、前記対向電極の反転前の電位を前記全ての画素に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記所定期間は1フレーム期間であり、前記リセット手段は、前記対向電極の電位を1フレーム期間ごとに反転させる前に、前記リセット電圧を1フレーム期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に書き込むことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記所定期間は1水平走査期間であり、前記リセット手段は、前記対向電極の電位を1水平走査期間ごとに反転させる前に、前記リセット電圧を1水平走査期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に書き込むことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  5. 前記リセット手段は、前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に選択された全ての走査線を選択し、該全ての走査線に接続された前記スイッチング素子の全てを導通状態にする全選択手段と、該全選択手段により前記全ての走査線を選択したタイミングで、前記対向電極の電位を前記データ線と前記全てのスイッチング素子とを介して、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に直接印加するプリチャージ回路とを備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記リセット手段は、前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に選択された全ての走査線を選択し、該全ての走査線に接続された全ての前記スイッチング素子を導通状態にする全選択手段を含み、前記全ての走査線を選択したタイミングで、前記対向電極の反転前の電位のデータ信号を前記データ線と前記全てのスイッチング素子とを介して、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に書き込むことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 2つの基板間に設けた電気光学素子と、n行の走査線とm列のデータ線とが交差する個所に対応してマトリクス配置された画素と、各画素ごとに設けたスイッチング素子とを備え、各画素の画素電極と前記電気光学素子を介して対向する対向電極の電位を低い電位と高い電位との間で所定期間ごとに反転させて、各画素に正極性のデータ信号と負極性のデータ信号を交互に書き込むように構成された電気光学装置の駆動方法であって、
    前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に、前記対向電極の反転前の電位を書き込むことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  8. 前記電気光学素子に電位がかからない状態で黒表示となる表示モードにすることを特徴とする請求項7に記載の電気光学装置の駆動方法。
  9. 2つの基板間に設けた電気光学素子と、n行の走査線とm列のデータ線とが交差する個所に対応してマトリクス配置された画素と、各画素ごとに設けたスイッチング素子とを備え、各画素の画素電極と前記電気光学素子を介して対向する対向電極の電位を低い電位と高い電位との間で所定期間ごとに反転させて、各画素に正極性のデータ信号と負極性のデータ信号を交互に書き込むように構成された電気光学装置の駆動回路であって、
    前記対向電極の電位を反転させる前に、前記所定期間に前記データ信号が書き込まれた全ての画素に、前記対向電極の反転前の電位を書き込むリセット手段を備えることを特徴とする電気光学装置の駆動回路。
  10. 請求項1乃至6のいずれかに記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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