JP2006171084A - 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 Download PDF

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泰市郎 栗田
Hideo Fujikake
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Hiroto Sato
弘人 佐藤
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Abstract

【課題】 アクティブ駆動を行う液晶表示装置のトランジスタ(TFT)にかかる電圧を低減し、液晶駆動装置の信頼性および駆動素子、液晶の選択の自由度を向上する。
【解決手段】 コモン電極と画素電極の間の液晶層に液晶駆動電圧が印加され、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性が周期的に反転される、アクティブ駆動の液晶表示装置において、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性が反転される前に、前記画素電極の電圧(Ved)が、前記コモン電極の電圧の極性の反転前の極性と同じであって、0≦|Ved|≦2|Vcom|の所定の電圧に変更されることを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法に関する。
液晶表示装置は薄型化が容易であり、また消費電力が少ない特長を有しているため、様々な分野において広く普及している。
このような液晶表示装置において、コントラストに優れた高画質な画像表示を行うためには、各画素にアクティブ回路素子であるTFT(Thin Film Transistor、薄膜トランジスタ)を設け、それにより液晶に印加する電圧を制御する、いわゆるアクティブ駆動を行うことが好ましく、例えば、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、近年広く用いられるようになっている。
例えば、アクティブマトリクス型液晶表示装置では、画素ごとに独立に設けられた画素電極と、全画素に共通に設けられたコモン電極を介して液晶に電圧を印加し、当該電圧に応じて当該液晶の光の透過率または反射率を制御して画像を表示する。
この場合、液晶に同じ極性の電圧を印加し続けると液晶が劣化するため、液晶の劣化を防止するために、液晶に印加される電圧の極性を正負反転させる、いわゆる反転駆動法が用いられることが多い。
前記反転駆動法は様々な方法があるが、例えば、画像表示の一単位であるフィールド(またはフレームと呼ぶ場合もある)ごとにコモン電極に印加する電圧(コモン電圧)を反転するコモン反転駆動法がある。前記コモン反転駆動法は、駆動回路の駆動電圧範囲を狭くすることが可能であり、回路素子選択の自由度が増し、また、回路の消費電力もある程度を抑制できるため、広く用いられる方法のひとつとなっている。
一方、今後の液晶表示装置として、折り曲げが可能なフレキシブルな表示装置が着目されており、例えば従来のガラス基板に換わって、フィルムなどのフレキシブルな材料を用いた表示装置の開発が進んでいる(例えば特許文献1参照)。しかし、これに用いる液晶は一般の液晶より駆動電圧が高い場合がある。
特開2000−122043号公報
しかし、上記のコモン反転駆動法を用いて液晶表示装置を駆動した場合、瞬間的に画素に設けられたTFTに高電圧が印加されてしまう場合があり、例えばTFTのゲート電極とソース電極の間や、ソース電極とドレイン電極の間に、液晶を駆動する電圧の2倍程度の電圧が印加されてしまう場合がある。そのため、TFTや液晶の仕様によっては、当該TFTに損傷を与える可能性があると考えられる。
例えば、上記のフレキシブルな表示装置の場合、アクティブ駆動させるためのTFTには、半導体材料として有機材料が用いられる場合があり、従来のシリコン系の材料を用いたTFTに比べて動作の最大許容電圧が低くなってしまう場合がある。このため、上記のコモン電圧反転駆動法を用いた場合には、TFTの耐圧に問題が生じる場合があると考えられる。特に、前記のフレキシブル材料のような、駆動電圧が高い液晶を用いる場合、問題はより大きくなることがある。
そこで、本発明では上記の問題を解決した、新規で有用な液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法を提供することを目的としている。
本発明の具体的な課題は、アクティブ駆動を行う液晶表示装置のトランジスタにかかる電圧を低減することである。これによって、液晶駆動装置の信頼性、および駆動素子、液晶の選択の自由度を向上することである。
本発明の第1の観点では、上記の課題を、コモン電極と画素電極の間の液晶層に液晶駆動電圧が印加され、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性が周期的に反転される、アクティブ駆動の液晶表示装置において、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性が反転される前に、前記画素電極の電圧(Ved)が、前記コモン電極の電圧の極性の反転前の極性と同じであって、0≦|Ved|≦2|Vcom|の所定の電圧に変更されることを特徴とする液晶表示装置により、解決する。
当該液晶駆動装置によれば、液晶表示装置のトランジスタにかかる電圧を低減し、液晶駆動装置の信頼性および駆動素子、液晶の選択の自由度を向上することができる。
また、前記所定の電圧は、前記コモン電極の電圧と同一であると、液晶表示装置のトランジスタに係る電圧を効率的に低減することが可能となり、好適である。
また、前記液晶層を透過させる光を発するバックライトが設けられ、当該バックライトは、前記液晶層に前記液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯され、前記画素電極の電圧が前記所定の電圧に変更される前に消灯されると、バックライトによる消費電力が抑制され、好適である。
また、前記液晶層を透過させる光を発するバックライトが、カラー表示の3原色ごとに独立に発光制御できるライトであり、第1の原色の発光は、前記液晶層に第1の液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯されて第2の液晶駆動電圧の書き込みがされる前に消灯され、第2の原色の発光は、前記液晶層に前記第2の液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯されて第3の液晶駆動電圧の書き込みがされる前に消灯され、第3の原色の発光は、前記液晶層に前記第3の液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯されて、前記画素電極の電圧が前記所定の電圧に変更される前に消灯されると、信頼性の高いカラー表示対応の液晶表示装置を構成することが可能となり、好適である。
また、本発明の第2の観点では、上記の課題を、コモン電極と画素電極の間の液晶層に液晶駆動電圧を印加し、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性を周期的に反転する、アクティブ駆動の液晶表示装置の駆動方法において、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性を反転する前に、前記画素電極の電圧(Ved)を、前記コモン電極の電圧の極性の反転前の極性と同じであって、0≦|Ved|≦2|Vcom|の所定の電圧に変更することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法により、解決する。
当該液晶駆動装置の駆動方法によれば、液晶表示装置のトランジスタにかかる電圧を低減し、液晶駆動装置の信頼性および駆動素子、液晶の選択の自由度を向上することができる。
また、前記所定の電圧は、当該コモン電極の電圧と同一であると、液晶表示装置のトランジスタに係る電圧を効率的に低減することが可能となり、好適である。
また、前記液晶駆動装置に、前記液晶層を透過させる光を発するバックライトを設け、当該バックライトを、前記液晶層に前記液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯し、前記画素電極の電圧を前記所定の電圧に変更する前に消灯すると、バックライトによる消費電力が抑制され、好適である。
また、前記液晶層を透過させる光を発するバックライトが、カラー表示の3原色ごとに独立に発光制御できるライトであり、第1の原色の発光を、前記液晶層に第1の液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯して第2の液晶駆動電圧の書き込みをする前に消灯し、第2の原色の発光を、前記液晶層に前記第2の液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯して第3の液晶駆動電圧の書き込みをする前に消灯し、第3の原色の発光を、前記液晶層に前記第3の液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯して、前記画素電極の電圧を前記所定の電圧に変更する前に消灯することを特徴とする請求項5または6記載の液晶表示装置の駆動方法と、カラー表示対応の液晶表示装置の信頼性を向上することが可能となり、好適である。
本発明によれば、液晶表示装置のトランジスタにかかる電圧を低減することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面に基づき、以下に説明する。
図1は、本発明の実施例1による液晶表示装置100の一部の断面を、模式的に示した図である。
図1を参照するに、液晶表示装置100は、基板101上に形成されたコモン電極(共通電極)Ecomと、基板上102上に形成された画素電極Edが、対向するようにして設置され、当該コモン電極Ecomと画素電極Edの間に液晶層103が保持された構造を有している。前記画素電極Edは、表示装置の画素ごとに設けられた電極であり、前記コモン電極Ecomは、全画素に共通に設けられた電極である。
ここで、当該コモン電極Ecomと画素電極Edの間の液晶層103に、画像表示のために液晶を駆動する電圧(以下液晶駆動電圧と呼ぶ)を印加することにより、前記液晶層103の光の透過率または反射率を制御して、画像を表示する。
例えば、透過型表示装置の場合、前記基板101の外側(電極Ecomが形成される側の反対側)が形成される側と反対側に、液晶を透過する光を照射するバックライト104を設けて、液晶に光を照射し、前記液晶層103による光の透過率が前記駆動電圧を変更することで制御される構造になっている。また、反射型表示装置の場合は、前記バックライト104は、前記基板102の外側(電極Edが形成される側の反対側)に設けてもよい。
また、前記基板101,102の外側には、それぞれ偏光板105,106を設けてもよい。
なお、本図では、液晶を駆動するTFTは図示を省略している。
図2には、前記液晶表示装置100を、前記第2の基板102の側から平面視した場合の概略を示したものである。但し、本図では、画素電極、表示電極、TFT、およびこれらに係る配線などは図示を省略している。
図2を参照するに、前記液晶表示装置100は、平面視した場合に、例えば略長方形の形状であるが、これに限定されるものではない。
ここで、当該長方形の4隅のうちの任意の一転を原点Oとし、当該原点Oに対して長方形の長手方向(横方向)をx方向とし、当該x方向に直行する方向(縦方向)をy方向とし、以下の説明を行う。
図3は、前記液晶表示装置100の等価回路を模式的に示した図である。図3を参照するに、本実施例による液晶表示装置100は、前記第1の基板101または第2の基板102上に形成された、互いに直交する、複数の、データ信号線(D0,D1,D2,・・・)とゲート信号線(G0,G1,G2,・・・)を有している。当該データ信号線とゲート信号線が直行する交点近傍には、例えばTFT(薄膜トランジスタ)であるトランジスタTrが形成されている。当該トランジスタTrのゲート電極Gは前記ゲート信号線に、ソース電極Sは前記データ信号線に、さらにドレイン電極Dは、図1に示した前記画素電極Edに接続され、図1に示したように、当該画素電極Edと対向する前記コモン電極Ecomの間には前記液晶層103が保持され、1セルを形成している。当該液晶層103は、等価回路上は容量で示される。また、例えば回路動作を良好とするため、前記液晶103と並列に容量Csを挿入してもよい。この場合、例えばセル数は表示装置によって任意の数を形成することが可能である。本図では3×3セルのみを表示し、他のセルは図示を省略している。このように形成されたセルによって、画像を表示する1単位である画素が形成され、例えばモノクロの表示装置の場合は1セルに対して1画素が対応するが、カラーフィルタ式のカラー表示装置の場合は、例えばx方向の3セルが1組となり、1画素を構成する。例えば、x方向M画素、y方向N画素のカラー表示装置の場合、セル数はx方向3Mでy方向Nセルである。但し、図9以下で後述するように、色順次式とした場合には、1画素に対して1セルでカラー表示をすることが可能である。
また、画素電極Edはセルごとに個別に形成されるが、共通電極Ecomは、表示装置全体、すなわち複数の画素間(セル間)で共通の一つの電極である。なお、本図では便宜上、共通電極は個別に表記している。
前記x方向(横方向)に並んだ同じ列の複数のトランジスタTrのゲート電極Gは、同一のゲート信号線に接続されている。また、表示装置の上端(前記原点O側)のゲート信号線をG0とすれば、x方向M画素×y方向N画素のカラー表示装置では、下端のゲート信号線はG(N−1)である。これらのゲート信号線(G0,G1,・・・G(N−1))は、図示を省略したゲートドライバに接続され、ゲートドライバにより制御されて、ゲート信号線G0〜G(N−1)は各々独立なライン選択信号で駆動される。
前記y方向(縦方向)に並んだ同じ列の複数のトランジスタTrのソース電極Sは、同一のデータ信号線に接続されている。また、表示装置の左端(前記原点O側)のデータ信号線をD0とすれば、x方向M画素×y方向N画素のカラー表示装置では、右端のゲート信号線はD(3M−1)である。これらのデータ信号線(D0,D1,・・・D(3M−1))は、図示を省略したデータドライバに接続され、データドライバにより制御されて、データ信号線D0〜D(3M−1)は各々独立なデータ信号で駆動される。
例えば、前記トランジスタTrがn型の場合、ゲートドライバによってゲート信号線G0が選択されると、当該ゲート信号線G0にデータ信号線D0〜D(3M−1)のいずれの電圧よりも高い電圧が印加され、トランジスタTrのソース電極Gとドレイン電極Dの間が導通状態となり、各セルの画素電極が、それぞれデータ信号線D0〜D(3M−1)の電圧で充電される、いわゆる書き込みと呼ばれる動作が行われる。ここで、書き込まれた電圧に応じて、各セルの、例えば光透過率が制御され、バックライトの光が変調されて各セルの表示輝度が制御されて画像表示が行われる。
この場合、液晶の劣化を防止するために、いわゆるコモン反転駆動法を用いて、周期的に表示する画像信号のフィールド(画像表示のための1単位、フレームとする場合もある)ごとに、コモン電極Ecomの電圧の極性を反転させており、例えばフィールドが変わるごとに、絶対値が等しく、正負の極性が反転された電圧をコモン電極に印加している。
次に、このようなコモン電極の電圧を反転させる場合の具体的な例について以下に説明する。なお、以下の文中では、コモン電極Ecomの電圧をコモン電圧Vcom,画素電極Edの電圧を画素電圧Ved、トランジスタTrの、ソース電極Sの電圧をソース電圧Vs,ドレイン電極Dの電圧をドレイン電圧Vd、ゲート電極Gの電圧をゲート電圧Vgとしている。この場合、画素電圧Vedとドレイン電圧Vdは略同じ電圧であると仮定し、また前記液晶層103にかかる電圧は、電圧Vcomを基準として、Vd(=Ved)−Vcomで求められる電圧である、液晶駆動電圧Vlcとする。
また、液晶層の光透過率を略0%(黒表示)〜最大値(白表示)まで変化させるのに必要な駆動電圧を、仮に20Vとし、液晶層は、液晶駆動電圧Vlcが0の時のセルの光の透過率が略0%となる、いわゆるノーマリーオフ型とする。また、コモン電極Ecomを駆動する外部駆動回路の接地電圧を0Vとしている。また、表示装置前面に白を表示する場合を例にとっている。
例えば、上記の液晶表示装置100において、従来のいわゆるコモン反転駆動を適用した場合の例を以下に示す。
図4には、横軸に時間をとり、縦軸に、コモン電圧Vcom、ドレイン電圧Vd、ソース電圧Vs、およびゲート電圧Vgの値を示したものである。
図4を参照するに、例えば、図示する最初のフィールドである、フィールドf1が開始されると、コモン電圧Vcomは+10Vとされ、当該フィールドf1の終了までこの電圧が維持される。同様に、当該フィールドf1が開始されると、ソース電圧Vsは、―10Vとされ、当該フィールドf1の終了までこの電圧が維持される。
また、当該フィールドf1の、例えば時刻t1付近でゲート電圧が、例えば+10V以上とされて液晶駆動電圧の書き込み動作が行われ、ドレイン電圧Vdが−10Vとされる。当該フィールドf1では、当該書き込み後、液晶駆動電圧Vlcが−20Vとなり、白が表示される。
次に、時刻t2において、前記フィールドf1に続く、次のフィールドf2が開始されると、コモン電圧Vcomの極性が反転される。すなわち、液晶層からみたコモン電圧Vcomは、当該フィールドf2では、直前の前記フィールドf1での電圧と絶対値が等しく、極性の正負が反転された電圧とされ、この場合、コモン電圧Vcomは−10Vとされて、当該フィールドf2の終わりまでこの電圧が維持される。また、ソース電圧Vsは、反転された当該コモン電圧Vcomに対応し、液晶層に液晶駆動電圧を印加するために必要な電圧に変更される必要がある。この場合、白を表示するために液晶層の透過率を最大値にする必要があるため、フィールドf2が開始されると、コモン電圧Vcomの場合と同様に反転され、直前の前記フィールドf1での電圧と絶対値が等しく、極性の正負が反転された電圧とされ、この場合、ソース電圧Vsは、+10Vとされる。
また、当該フィールドf2の、例えば時刻t3付近でゲート電圧が、例えば+10V以上とされて液晶駆動電圧の書き込み動作が行われ、ドレイン電圧Vdが+10Vとされる。当該フィールドf2では、当該書き込み後、液晶駆動電圧Vlcが+20Vとなり、白が表示される。
次のフィールドf3以降では、フィールドf1〜f2の動作が繰り返される。例えば、時刻t4でフィールドf3が開始されると、コモン電圧が反転され、これに対応してドレイン電圧も変更され、時刻t5付近でゲート電圧が印加されて書き込みが行われる。
なお、上記の場合、ドレイン電圧Vdと画素電圧Vedは略同一としている。すなわち、液晶層に印加される電圧は、電圧Vcomを基準として、Vd(=Ved)−Vcomでもとめられる電圧である、液晶駆動電圧Vlcとしている。
しかし、この場合、例えばフィールドの変更直後の時刻t2近傍では、コモン電圧Vcomが+10Vから−10Vに変化するため、ドレイン電圧Vdも−10Vから−30Vに変化する。このため、時刻t2から、時刻t3近傍でゲート電圧Vgが+10V以上となって、書き込みが終了するまで、すなわち前記ドレイン電圧Vdが+10Vに上昇するまでの期間は、前記トランジスタTrのゲート電極Gとドレイン電極Gの間に40V以上の大きな電圧が印加されてしまうことになる。また、一方で、前記トランジスタTrのソース電極Sとドレイン電極Dの間にも、時刻t2近傍から時刻t3近傍までの間は、略40Vが印加されることになる。これらは、液晶駆動電圧Vlcの2倍以上の大きな値である。
このため、トランジスタにかかる負荷が大きくなり、トランジスタの損傷の原因となったり、動作の信頼性が低下してしまう懸念が生じていた。
これは、特に、駆動電圧の大きな液晶や、動作許容電圧の低い有機材料を用いたTFTなど、今後実用化・商品化が期待されるフレキシブルな表示装置を構成するために必要な液晶やTFTを用いた場合では、重要な課題である。また、このような問題は、極性が異なるトランジスタ(p型)でも同様に生じる問題である。
そこで、本実施例による液晶駆動装置100では、上記の問題を以下のようにして解決している。
図5には、本実施例による液晶駆動装置100が、駆動される状態を示した図であり、横軸に時間をとり、縦軸に、コモン電圧Vcom、ドレイン電圧Vd、ソース電圧Vs、およびゲート電圧Vgの値を示したものである。
図5を参照するに、例えば、図示する最初のフィールドである、フィールドF1が開始されると、コモン電圧Vcomは+10Vとされ、当該フィールドF1の終わり(フィールドの変更時)までこの電圧が維持される。また、当該フィールドF1が開始されると、ソース電圧Vsは、―10Vとされる。
また、当該フィールドF1の、例えば時刻t6付近でゲート電圧が、例えば+10V以上とされて、トランジスタTrのゲートが導通状態となり、共通電極と画素電極間の液晶層に、画像表示のための液晶駆動電圧が印加される、いわゆる液晶駆動電圧の書き込み動作が行われ、ドレイン電圧Vdが−10Vとされる。当該フィールドF1では、当該書き込み後、液晶駆動電圧Vlcが−20Vとなり、白が表示される。
従来例の場合、液晶駆動電圧の書き込み後は、この状態がフィールドの終了(フィールドの変更時)まで維持された。しかし、本実施例では、次のフィールド開始直後にTrにかかる電圧を抑制するため、当該フィールドF1において、以下のようにしている。
当該液晶駆動電圧書き込み後、ソース電圧Vsが所定の電圧に変更される。この場合、当該所定の電圧は、当該フィールドF1でのコモン電圧Vcom(次のフィールドF2に移行して極性が反転される前の、コモン電圧Vcom)の極性と同じであって、絶対値が当該コモン電圧Vcomの2倍以下の電圧(前記コモン電圧Vcomの平均電位(0V、または0電位)を含む)であり、例えば当該フィールドF1におけるコモン電圧Vcomと同一の電圧である+10Vとされる。次に、時刻t7近傍で、ゲート電圧Vsが+10V以上とされて書き込み動作が行われ、ドレイン電圧Vdが、当該フィールドF1でのコモン電圧Vcom(次のフィールドF2に移行して極性が反転される前の、コモン電圧Vcom)の極性と同じであって、絶対値が当該コモン電圧Vcomの2倍以下の、所定の電圧(前記コモン電圧Vcomの平均電位(0V、または0電位)を含む)、例えばコモン電圧Vcomと同一の電圧である+10Vとされる。すなわち、当該フィールドF1が終了する前(フィールドが変更される前)であって、コモン電圧Vcomの正負の極性が反転される前に、ドレイン電圧Vd(=画素電極Ved)の電圧を、当該フィールドF1でのコモン電圧Vcomに近い所定の電圧、例えばコモン電圧Vcomと同一の電圧である+10Vとしている。
すなわち、本実施例による場合には、前記コモン電圧Vcomの平均電位を0電位とした場合、前記液晶層からみた前記コモン電圧(Vcom)の極性が反転される前に、前記画素電極の電圧(Ved)が、前記コモン電極の電圧の極性の反転前の極性と同じであって、0≦|Ved|≦2|Vcom|の、所定の電圧に変更されている。
また、以下文中では、フィールド内でのドレイン電圧Vedの電圧の変更に関して、当該フィールドでのコモン電圧Vcom(当該フィールドの次のフィールドに移行して極性が反転される前の、コモン電圧Vcom)の極性と同じであって、0≦|Ved|≦2|Vcom|の電圧を、所定の電圧と記載する。
次に、前記フィールドF1に続く、次のフィールドF2が開始されると、コモン電圧Vcomの電圧の正負の極性が反転される。すなわち、コモン電圧Vcomは、当該フィールドF2では、直前の前記フィールドF1での電圧と絶対値が等しく、極性の正負が反転された電圧とされ、この場合、コモン電圧Vcomは−10Vとされて、当該フィールドF2の終わりまでこの電圧が維持される。また、ソース電圧Vsは、反転された当該コモン電圧Vcomに対応し、液晶層に液晶駆動電圧を印加するために必要な電圧にされる必要がある。この場合、白を表示するために液晶層の透過率を最大値にする必要があるため、例えば、直前の前記フィールドF1の終端での電圧と等しい電圧が維持され、+10Vが維持される。
また、当該フィールドF2の、例えば時刻t8付近でゲート電圧Vgが、例えば+10V以上とされて液晶駆動電圧の書き込み動作が行われ、ドレイン電圧Vdが+10Vとされる。当該フィールドF2では、当該書き込み後、液晶駆動電圧Vlcが+20Vとなり、白が表示される。
次に、当該液晶駆動電圧書き込み後、ソース電圧Vsが所定の電圧、例えばコモン電圧Vcomと同一の電圧である−10Vとされる。次に、時刻t9近傍で、ゲート電圧Vsが+10V以上とされて書き込み動作が行われ、ドレイン電圧Vdが所定の電圧、例えばコモン電圧Vcomと同一の電圧であるー10Vとされる。すなわち、当該フィールドF2が終了する前(フィールドが変更される前)であって、コモン電圧Vcomが反転される前に、ドレイン電圧Vd(=画素電極Ved)の電圧を、当該フィールドF2でのコモン電圧Vcomに近い所定の電圧、例えばコモン電圧Vcomと同一の電圧である−10Vとしている。
次のフィールドF3以降では、フィールドF1〜F2の動作が繰り返される。また、本実施例においても、ドレイン電圧Vdと画素電圧Vedは略同一としている。すなわち、液晶層に印加される電圧は、電圧Vcomを基準として、Vd(=Ved)−Vcomで求められる電圧である、液晶駆動電圧Vlcとしている。
図5に示す、本実施例の場合においては、図4に示した従来の場合に比べて、フィールドを変更した直後において、トランジスタTrにかかる電圧が抑制されている。例えば、ドレイン電極Dに印加される電圧(=画素電極Edに印加される電圧)は、+10Vから−10Vの範囲に抑制される。また、ゲート電極Gとドレイン電極Dの間の電圧と、ソース電極Sとドレイン電極dの間にかかる電圧は、+20Vからー20V程度であり、ゲートとドレイン間やソースとドレイン間に要求される耐圧が、液晶駆動電圧程度に抑制されることになる。
このようにトランジスタに係る電圧が抑制されるために、トランジスタの破損の可能性が減少し、表示装置の信頼性を向上させることができる。また、表示装置のデバイスとして使用可能な液晶や、TFTの選択範囲が広がり、また、設計の自由度が向上する。特に、フレキシブルな表示装置に用いる液晶や、有機材料を用いたTFTなどに対しては、材料選択の幅が広がる効果を奏する。この効果かはトランジスタがp型であっても同様である。
また、上記の場合、コモン電圧Vcomの反転の前に、ドレイン電圧Vd(=画素電圧Ved)を、当該コモン電圧Vcomと極性が同じで、絶対値が当該コモン電圧Vcomの2倍以下の所定の電圧に変更しているが、この場合には、変更される電圧は、トランジスタにかかる電圧を抑制するため、できるだけ当該コモン電圧Vcomに近い電圧であることが好ましく、当該コモン電圧Vcomと同一の電圧であるとさらに好ましい。また、変更される電圧が、当該コモン電圧と同一であると、制御が単純となる効果も有する。また、この場合、電圧を変更した後のドレイン電圧Vdとコモン電圧Vcomの差は、5%程度以下であると実質的な電位差は生じておらず、同一であると考える。
また、次に示す図6は、上記の図5に示す場合において、前記液晶表示装置100のゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルの状態と、コモン電圧Vcomが印加される状態を、横軸に時間経過をとって模式的に示した図である。この場合、矢印で示される、ラインL1は、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルにおいて、それぞれ液晶駆動電圧の書き込みがされる時刻を示しており、矢印で示されるラインL2は、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルにおいて、それぞれ、ドレイン電圧が所定の電圧に変更される(例えばコモン電圧と同一に変更される)時刻を示している。また、対応するコモン電圧の状態も併記している。
図6を参照するに、本実施例の場合、複数のセルのうち、ゲート信号線G0に対応するセルからゲート信号線G(N−1)に対応するセルの方向に向かって順次、液晶駆動電圧の書き込みと、ドレイン電圧の変更(画素電圧の変更)が行われており、その状態が示されている。
また、液晶駆動電圧書き込み後からドレイン電圧変更後までが表示期間となり、ドレイン電圧変更後から、次の液晶駆動電圧書き込みが行われるまで非表示期間となっている。
これは、図5に示すように、例えば、ドレイン電圧をコモン電圧と同一の電圧に変更するようにした場合、表示期間は、例えば時刻t6からt7まで、または時刻t8からt9までであり、ドレイン電圧の変更から次に液晶駆動電圧が書き込まれるまで、例えば、図5の時刻t7からt8までの間は液晶層にかかる電圧が略0となり、ノーマリーオフ型の液晶の場合には、非表示状態となるためである。この場合、例えば、透過型の液晶の場合には、コモン電圧を変更することにより、コントラストが低下することを防止することができる。また、一方で、フィールドごとに、このよう一定の黒表示の期間が形成されることは、画像の動きぼけ改善の効果があり、テレビディスプレイなど動画表示用の表示装置では有効な効果を奏する。
また、前記液晶表示装置100は、以下のように変更して用いることも可能である。この場合、以下に特に説明しない部分は、実施例1に記載した液晶表示装置と同一とする。
図7は、実施例2による、液晶表示装置の、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルの状態と、コモン電圧Vcomが印加される状態を、横軸に時間経過をとって模式的に示した図である。さらに本図の場合、バックライトの点灯と消灯の状態も示している。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図7を参照するに、本実施例の場合には、各電極への電圧の印加の方法は実施例1の場合と同一であるが、バックライトの点灯と消灯の状態が以下に示すように制御されている。
この場合、バックライトは、ゲート信号線G(N−1)に対応するセルにおいて、液晶駆動電圧の書き込みが終了した後で点灯されている。すなわち、複数のゲート信号線(G0,G1,・・・G(N−1))に対応するセルの液晶駆動電圧の書き込みが終了した後に点灯されている。また、ゲート信号線G0に対応するセルにおいて、ドレイン電圧Vd(画素電圧Ved)が所定の電圧に変更される前(例えばコモン電極の電圧Vcomと同一の電圧に変更される前)に消灯されている。すなわち、複数のゲート信号線(G0,G1,・・・G(N−1))のいずれかに対して、ドレイン電圧Vd(画素電圧Ved)が、コモン電圧Vcomに近い所定の電圧に変更される動作が開始される前に消灯されている。
本実施例の場合、実施例1に記載した場合と同様の効果を奏することに加えて、バックライトの点灯時間が抑制され、消費電力が抑制される効果を奏する。
また、本実施例の場合には、ノーマリーオン型、すなわち液晶駆動電圧Vlcが0の場合に液晶の透過率が最大になる型の液晶の場合に特に有効であり、コントラストを低下させることなく、画像を表示することが可能である。例えば、図5に示す時刻t7からt8の間の期間においては、バックライトを制御しない場合、ノーマリーオン型の場合には表示が白となってしまう場合があり、コントラストが低下する懸念があるが、本実施例ではバックライトの制御により、このような現象を防止している。
また、実施例2に記載した液晶表示装置は、以下のように変更して用いることも可能である。この場合、以下に特に説明しない部分は、実施例2に記載した液晶表示装置と同一とする。
図8は、実施例3による、液晶表示装置の、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルの状態と、コモン電圧Vcomが印加される状態、およびバックライトの点灯と消灯の状態を、横軸に時間経過をとって模式的に示した図である。
図8を参照するに、本実施例の場合には、各電極への電圧の印加の方法は実施例2の場合と同一であるが、バックライトが、例えば2分割されて、2系統設置されている。この場合、例えば、ゲート信号線(G0,G1・・・G(N−1))のうち、任意のP番目までのゲート信号線(G0,G1,・・・GP)までに対応するセルに対応する上バックライトと、当該P番目以降のゲート信号線(G(P+1),(GP+2),・・・G(N−1))に対応するセルに対応する下バックライトが設置されている。
例えば、当該上バックライトは、複数のゲート信号線(G0,G1,・・・GP)に対応するセルの液晶駆動電圧の書き込みが終了した後に点灯されている。また、ゲート信号線G0に対応するセルにおいて、ドレイン電圧Vd(画素電圧Ved)が所定の電圧に変更される前に消灯されている。
また、当該上バックライトは、複数のゲート信号線(G(P+1),G(P+2),・・・G(N−1))に対応するセルの液晶駆動電圧の書き込みが終了した後に点灯されている。また、ゲート信号線G(P+1)に対応するセルにおいて、ドレイン電圧Vd(画素電圧Ved)が所定の電圧に変更される前に消灯されている。
本実施例の場合、実施例2の場合と比べて、画像表示期間を長くし、表示輝度を良好とすることが可能となっている。また、バックライトは2系統を設置する場合に限定されず、例えば3系統、4系統以上など、さらに設置する数を増加させてもよい。
また、実施例2による液晶表示装置を、時分割方式のカラー液晶表示装置に対応させた場合の一例を、次に、図9に示す。この場合、以下に特に説明しない部分は、実施例2に記載した液晶表示装置と同一とする。
図9は、実施例4による、カラー対応とした液晶表示装置の、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルの状態と、コモン電圧Vcomが印加される状態、およびバックライトの点灯と消灯の状態を、横軸に時間経過をとって模式的に示した図である。
図9を参照するに、本図に示すカラー対応の液晶表示装置は、例えば3原色のバックライトを順次かつ交互に点灯させてカラー画像表示を行う、いわゆるフィールド色順次式カラー液晶表示装置である。以下では、便宜上、3原色のバックライトが各々独立に存在するように記述するが、実際には一体化され、構造上分離できない場合もある。しかし、各原色の発光を独立に制御できるライトであれば、構造上の区別にはかかわりなく、同一に扱うことができる。
例えば本実施例の液晶表示装置は、以下のように制御されている。
まず、フィールドが開始されると、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルに対して、R(赤)に対応する液晶駆動電圧の書き込み動作が行われ、当該書き込み終了後に、Rバックライト(赤対応バックライト)が点灯され、一定期間表示後、次に、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルに対して、G(緑)に対応する液晶駆動電圧の書き込み動作が行われる前にRバックライトは消灯される。
当該Rバックライト消灯後に、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルに対して、G(緑)に対応する液晶駆動電圧の書き込み動作が行われ、当該書き込み終了後に、Gバックライト(緑対応バックライト)が点灯され、一定期間表示後、次に、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルに対して、B(青)に対応する液晶駆動電圧の書き込み動作が行われる前にGバックライトは消灯される。
当該Gバックライト消灯後に、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルに対して、B(青)に対応する液晶駆動電圧の書き込み動作が行われ、当該書き込み終了後に、Bバックライト(青対応バックライト)が点灯され、一定期間表示後、ゲート信号線G0〜G(N−1)に対応するセルに対してドレイン電圧Vd(画素電圧Ved)を所定の電圧に変更する前に消灯している。
本実施例による液晶表示装置では、バックライトを、例えばRGBの原色ごとに独立に順次点灯させることにより、カラーフィルタ式のように1画素をRGBの3原色に分割する必要がない。すなわち、本実施例による場合には、RGBのバックライトを順次点灯させる制御を行うことで、1画素に対して1セルを対応させることが可能となっており、このために構造が単純となり、必要とされるセル数を、カラーフィルタ式の実質的に1/3とすることがきる特長がある。
また、時分割方式であるフィールド順次式カラー対応の場合においても、実施例3の図8に示したように、それぞれの色(RGB)に対応するバックライトをさらに分割し、実施例3の場合と同様に制御して用いても良く、高輝度のカラー対応液晶表示装置を形成することが可能となる。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
本発明によれば、液晶表示装置のトランジスタにかかる電圧を低減し、液晶駆動装置の信頼性および駆動素子、液晶の選択の自由度を向上することが可能となる。
実施例1による液晶表示装置を模式的に示した断面図である。 実施例1による液晶表示装置を平面視した図である。 実施例1による液晶表示装置の等価回路図である。 従来の液晶表示装置の制御を示す図である。 実施例1による液晶表示装置の制御を示す図である。 実施例1による液晶表示装置のセルの状態を示す図である。 実施例2による液晶表示装置のセルの状態を示す図である。 実施例3による液晶表示装置のセルの状態を示す図である。 実施例4による液晶表示装置のセルの状態を示す図である。
符号の説明
101,102 基板
103 液晶層
104 バックライト
Ecom コモン電極
Ed 画素電極
Tr トランジスタ
S ソース電極
G ゲート電極
D ドレイン電極
Cs 容量

Claims (8)

  1. コモン電極と画素電極の間の液晶層に液晶駆動電圧が印加され、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性が周期的に反転される、アクティブ駆動の液晶表示装置において、
    前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性が反転される前に、前記画素電極の電圧(Ved)が、前記コモン電極の電圧の極性の反転前の極性と同じであって、0≦|Ved|≦2|Vcom|の所定の電圧に変更されることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記所定の電圧は、前記コモン電極の電圧と同一であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶層を透過させる光を発するバックライトが設けられ、当該バックライトは、前記液晶層に前記液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯され、前記画素電極の電圧が前記所定の電圧に変更される前に消灯されることを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  4. 前記液晶層を透過させる光を発するバックライトが、カラー表示の3原色ごとに独立に発光制御できるライトであり、
    第1の原色の発光は、前記液晶層に第1の液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯されて第2の液晶駆動電圧の書き込みがされる前に消灯され、
    第2の原色の発光は、前記液晶層に前記第2の液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯されて第3の液晶駆動電圧の書き込みがされる前に消灯され、
    第3の原色の発光は、前記液晶層に前記第3の液晶駆動電圧の書き込みがされた後で点灯されて、前記画素電極の電圧が前記所定の電圧に変更される前に消灯されることを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  5. コモン電極と画素電極の間の液晶層に液晶駆動電圧を印加し、前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性を周期的に反転する、アクティブ駆動の液晶表示装置の駆動方法において、
    前記コモン電極の電圧(Vcom)の極性を反転する前に、前記画素電極の電圧(Ved)を、前記コモン電極の電圧の極性の反転前の極性と同じであって、0≦|Ved|≦2|Vcom|の所定の電圧に変更することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  6. 前記所定の電圧は、前記コモン電極の電圧と同一であることを特徴とする請求項5記載の液晶表示装置の駆動方法。
  7. 前記液晶駆動装置に、前記液晶層を透過させる光を発するバックライトを設け、当該バックライトを、前記液晶層に前記液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯し、前記画素電極の電圧を前記所定の電圧に変更する前に消灯することを特徴とする請求項5または6記載の液晶表示装置の駆動方法。
  8. 前記液晶層を透過させる光を発するバックライトが、カラー表示の3原色ごとに独立に発光制御できるライトであり、
    第1の原色の発光を、前記液晶層に第1の液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯して第2の液晶駆動電圧の書き込みをする前に消灯し、
    第2の原色の発光を、前記液晶層に前記第2の液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯して第3の液晶駆動電圧の書き込みをする前に消灯し、
    第3の原色の発光を、前記液晶層に前記第3の液晶駆動電圧の書き込みをした後で点灯して、前記画素電極の電圧を前記所定の電圧に変更する前に消灯することを特徴とする請求項5または6記載の液晶表示装置の駆動方法。
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