JP2004109640A - 顕微鏡用ステージ - Google Patents
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Abstract
【課題】液浸対物レンズへの液浸媒質の滴下を簡単に、しかも正確に行うことができる顕微鏡用ステージを提供する。
【解決手段】複数の対物レンズ5を保持し、これら対物レンズ5を選択的に観察光軸a上に移動させるレボルバ4に対向して設けられたステージの、レボルバ4により移動される対物レンズ5の移動軌跡上で、且つ観察光軸a上に位置する対物レンズ5に隣接して配置される対物レンズ5に対応する位置に、対物レンズ5にオイルを注入するオイル注入口205aを形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の対物レンズ5を保持し、これら対物レンズ5を選択的に観察光軸a上に移動させるレボルバ4に対向して設けられたステージの、レボルバ4により移動される対物レンズ5の移動軌跡上で、且つ観察光軸a上に位置する対物レンズ5に隣接して配置される対物レンズ5に対応する位置に、対物レンズ5にオイルを注入するオイル注入口205aを形成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレパラートや培養容器などの標本が載置される顕微鏡用ステージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、倒立顕微鏡は、ステージ上に標本を載置し、この標本をステージの下側に配置された対物レンズにより観察するようになっている。
【0003】
このような倒立顕微鏡のステージは、図5に示すように、XY方向に移動可能にしたステージ本体11の中心部に、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材により形成される中空円板状の第1の中座12を設けるとともに、この第1の中座12の中空部に、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材により形成される中空円板状の第2の中座13を設けるように構成したものがある。この場合、第2の中座13の中空部13aは、ステージ本体11の下側に配置される対物レンズの観察光軸上に位置されており、このような第2の中座13の中空部13a上にプレパラートや溶媒容器などの標本14が載置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、倒立顕微鏡は、タンパク質などの生物標本の反応などを観察するのに用いられるようになっており、これにともない、対物レンズとして、観察標本との間に油や水などの液浸媒質が充填される液浸対物レンズを有する光学システムが適用されている。
【0005】
この場合、ステージ本体11の第2の中座13の中空部13a上に標本14を載置し、ステージ本体11を移動させて標本14上の観察部位を観察光軸上に位置決めするとともに、所望する倍率の液浸対物レンズを選択し、その後、液浸対物レンズに対して液浸媒質を充填することになる。しかし、この状態で、標本14が第2の中座13の中空部13aを塞いでしまうことがあると、このままでは液浸対物レンズへ液浸媒質を注入することができない。
【0006】
そこで、従来では、スポイトのような器具を用いてステージ本体11の下側から液浸対物レンズに液浸媒質を注入するようにしているが、このとき観察者は、体勢の悪い状態で作業を行わなければならないため、液浸対物レンズの先端部に正確に液浸媒質を注入するのが難しい。また、第2の中座13上の標本14を一旦取り除いて、中空部13aから液浸対物レンズに液浸媒質を滴下することも考えられるが、これでは、一旦観察光軸に対して位置決めした標本14の観察部位を動かしてしまうため、改めて標本14の位置決めを行わなければならず、観察作業が面倒になるという問題を生じる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、液浸対物レンズへの液浸媒質の注入を簡単に、しかも正確に行うことができる顕微鏡用ステージを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の対物レンズを保持し、これら対物レンズを選択的に観察光軸上に移動させるレボルバに対向して設けられた顕微鏡用ステージにおいて、ステージ本体と、前記ステージ本体の、前記レボルバにより移動される前記対物レンズの移動軌跡上に形成され、前記対物レンズに液浸媒質を注入する媒質注入部とを具備したことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記レボルバは、複数のクリック(ストップ)ポジションが設けられ、それぞれのクリック(ストップ)ポジションごとに異なる対物レンズを前記観察光軸上に位置させることが可能になっていて、前記媒質注入部は、前記ステージ本体の、前記対物レンズの移動軌跡上で、且つ前記観察光軸上の対物レンズのクリック(ストップ)ポジションより一つずれたクリック(ストップ)ポジションの対物レンズに対応する位置に設けられていることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記ステージ本体は、中空部を前記観察光軸上に位置される、少なくとも1個の中空円板状部材を有し、前記媒質注入部は、前記中空円板状部材の前記レボルバにより移動される前記対物レンズの移動軌跡上に対応する位置に形成されることを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、媒質注入部は、透孔または切欠け部からなることを特徴としている。
【0012】
この結果、本発明によれば、ステージ本体の媒質注入部より、液浸媒質の注入をステージ本体上方から行うことができるので、観察者は、体勢の悪い状態で作業を行うことがなくなり、液浸タイプの対物レンズに簡単に、しかも正確に液浸媒質を注入することができる。
【0013】
また、媒質注入部より液浸媒質の注入する際に、標本を動かすことなく行うことができるので、一度決定した標本の観察部位が動くことがなくなり、これにより改めて標本の位置決めを行うなどの面倒な作業を省略することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従い説明する。
【0015】
図1は、本発明が適用される倒立顕微鏡の概略構成を示している。図において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1には、標本を載置するステージ2が設けられている。顕微鏡本体1のステージ2の上方には、照明装置3が設けられている。照明装置3は、ステージ2上の標本を上方から照明するものである。また、ステージ2の下方には、後述する対物レンズ(ここでは図示していない)が配置され、照明装置3からの照明により標本を透過された観察像を取り込むようになっている。
【0016】
対物レンズは、レボルバ4に複数個保持され、選択的に観察光軸上に切換えられるようになっている。この場合、レボルバ4は、手動操作により回転され、所望する対物レンズを観察光軸上に移動させるようになっている。
【0017】
そして、対物レンズに撮り込まれた観察像は、図示しない光学系を介して接眼レンズ6により観察されるようになっている。
【0018】
図2は、このような倒立顕微鏡のステージ2の概略構成を示している。
【0019】
この場合、ステージ2の下方には、レボルバ4が配置されている。このレボルバ4は、上述したように手動操作により回転動作するもので、上述した顕微鏡本体1に固定される固定部401が設けられている。
【0020】
この固定部401には、回転可能に可動部402が設けられている。この可動部402は、観察光軸aに対して所定の傾斜角θだけ傾斜された軸O回りに回転自在に設けられている。可動部402の上面には、液浸対物レンズとして油浸タイプの対物レンズを含む、異なる倍率を有する複数の対物レンズ5が所定の間隔をおいて配置され、可動部402の回転操作により所望する対物レンズ5が観察光軸a上に位置されるようになっている。
【0021】
この場合、可動部402は、例えば、最大6個の対物レンズを保持した6穴式のものでは、6個所のクリック(ストップ)ポジションが設けられ、それぞれのクリック(ストップ)ポジションごとに、異なる対物レンズ5を観察光軸a上に位置させることができるようになっている。
【0022】
一方、ステージ2は、ステージ本体として、固定ステージ201、Y軸ステージ202、X軸ステージ204を有している。固定ステージ201は、上述した顕微鏡本体1に固定されている。この固定ステージ201上には、枠形状のY軸ステージ202がガイド機構203を介して観察光軸aに直交するY軸方向に直線移動可能に設けられている。また、このY軸ステージ202上には、X軸ステージ204が図示しないガイド機構を介して観察光軸aに直交するX軸方向に直線移動可能に設けられている。
【0023】
X軸ステージ204は、中心部に円形の透孔204aが形成されている。このX軸ステージ204の透孔204aの周縁部には、段状の載置部204bが形成されている。この載置部204bには、中空円板状部材として、中空円板状の第1の中座205が載置されている。この第1の中座205は、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材の他、ガラス、プラスチック材などが用いられる。
【0024】
この場合、第1の中座205には、図3に示すように、対物レンズ5に対し、液浸媒質、例えばオイルを注入するための円形の透孔からなる媒質注入部として、オイル注入口205aが設けられている。この場合、第1の中座205上のオイル注入口205aは、レボルバ4の回転操作により移動する対物レンズ5の移動軌跡S上で、且つ観察光軸a上に位置する対物レンズ5に隣接して配置される対物レンズ5に対応する位置、つまり、観察光軸a上の対物レンズ5のクリック(ストップ)ポジションAより一つずれたクリック(ストップ)ポジションBの対物レンズ5に対応する位置に設けられている。
【0025】
なお、図示例では、オイル注入口205aは、円形の透孔の場合を述べたが、円形以外の形状でもよいし、透孔に代えて切欠き部であってもよい。また、オイル注入口205aは、対物レンズ5の移動軌跡上で、且つ観察光軸a上のクリック(ストップ)ポジションAより一つずれたクリック(ストップ)ポジションの対物レンズ5に対応する位置ならば、クリック(ストップ)ポジションBと反対側にずれたクリック(ストップ)ポジションCの対物レンズ5に対応する位置であってもよく、または、これらクリック(ストップ)ポジションB、Cのそれぞれの対物レンズ5に対応する位置に設けるようにしてもよい。
【0026】
第1の中座205の中空部の周縁部には、段状の載置部205bが形成されている。この載置部205bには、他の中空円板状部材として、中空円板状の第2の中座206が載置されている。この第2の中座206も、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材の他、ガラス、プラスチック材などが用いられる。
【0027】
この第2の中座206は、中空部206aを観察光軸a上に位置されている。また、中空部206aには、周縁部の一部に切欠き部206bが形成されている。この切欠き部206bは、観察光軸a上に位置される対物レンズ5に対して、オイルを注入するためのオイル注入口を形成している。
【0028】
このような構成において、顕微鏡本体1のステージ2上に、標本が載置され、標本観察が行われる。
【0029】
まず、図4(a)に示すようにステージ2の第2の中座206の中空部206a上に、標本としてプレパラート7を載置した場合を説明する。この場合、プレパラート7により中空部206aの切欠き部206b上が塞がれることがないものとする。
【0030】
ここで、標本観察に先立って、ステージ2のY軸ステージ202とX軸ステージ204をXY軸方向に移動させてプレパラート7上の所望する観察部位を観察光軸a上に位置させる。また、レボルバ4を回転操作して観察光軸a上に所望倍率の油浸タイプの対物レンズ5を位置させる。
【0031】
この状態から、対物レンズ5にオイルを注入するには、レボルバ4を手動で僅かに回転させ、油浸タイプの対物レンズ5の先端を中空部206aの切欠き部206bの下まで移動させる。そして、切欠き部206bの上方からオイルを対物レンズ5の先端部に対して注入する。
【0032】
その後、オイルを十分に注入したところで、対物レンズ5を観察光軸a上に戻すようにすれば、プレパラート7と油浸タイプの対物レンズ5との間に所定量のオイルを充填することができる。
【0033】
一方、図4(a)に示すようにステージ2の第2の中座206の中空部206a上に、標本として、培養細胞などを収容した、例えば35mm程度の培養容器8を載置したような場合、図示のように第2の中座206の中空部206aとともに切欠き部206bも完全に塞がれることがある。
【0034】
この場合も、標本観察に先立って、ステージ2のY軸ステージ202とX軸ステージ204をXY軸方向に移動させて培養容器8の所望する観察部位を観察光軸a上に位置させる。また、レボルバ4を回転操作して観察光軸a上に所望する倍率の油浸タイプの対物レンズ5を位置させる。
【0035】
この状態から、油浸タイプの対物レンズ5にオイルを注入するには、レボルバ4を回転操作して、観察光軸a上の対物レンズ5をクリック(ストップ)ポジションAから一つずれたクリック(ストップ)ポジションBの位置に移動させ、第1の中座205のオイル注入口205aに油浸タイプの対物レンズ5の先端部を一致させる。そして、オイル注入口205aからオイルを対物レンズ5の先端部に対して注入する。
【0036】
その後、オイルを十分に注入したところで、油浸タイプの対物レンズ5をクリック(ストップ)ポジションAの位置の観察光軸a上まで戻すようにすれば、培養容器8と油浸タイプの対物レンズ5との間に所定量のオイルを充填することができる。
【0037】
従って、このようにすれば、第1の中座205上の、レボルバ4の回転操作により移動する対物レンズ5の移動軌跡S上で、且つ観察光軸a上に位置する対物レンズ5に隣接して配置される対物レンズ5に対応する位置にオイル注入口205aを形成し、このオイル注入口205aより油浸タイプの対物レンズ5の先端にオイルを注入できるようにしたので、オイル注入をステージ2の上方から行うことができる。これにより、従来のステージ本体の下側から対物レンズに液浸媒質を注入するのに比べ、観察者は、体勢の悪い状態で作業を行うことがなくなり、油浸タイプの対物レンズ5の先端部に簡単に、しかも正確にオイルを注入することができる。
【0038】
また、オイル注入口205aよりオイルを注入する際に、ステージ上の標本を動かすことがないので、従来の中座上の標本を一旦取り除いて対物レンズに液浸媒質を注入するものと比べて、観察光軸に対して位置決めした標本の観察部位を動かすようなことがなくなり、改めて標本の位置決めを行うなどの面倒な作業を省くことができ、観察作業を効率化を実現できる。
【0039】
なお、上述した実施の形態では、液浸対物レンズとして、液浸媒質にオイルを用いる油浸タイプの対物レンズの例を述べたが、液浸媒質に水を用いる水浸タイプの対物レンズに適用することもできる。また、レボルバ4は、手動により回転動作される手動式のものについて述べたが、電動式で回転動作する電動レボルバであってもよい。このような電動レボルバを採用すると、レボルバのクリック(ストップ)ポジション間の移動をボタン操作などにより簡単に行うことができるので、特に、観察光軸a上の油浸タイプの対物レンズ5を一旦クリック(ストップ)ポジションAからクリック(ストップ)ポジションBに移動させ、第1の中座205のオイル注入口205aに油浸タイプの対物レンズ5の先端を一致させてオイル注入口205aからオイルを注入し、再びクリック(ストップ)ポジションAに戻すまでの一連の動作をスムーズに行うことができ、この種の作業のさらなる能率向上を実現できる。また、ステージ2は、第1の中座205と、この第1の中座205の中空部に設けられる第2の中座206を有し、このうちの第1の中座205にオイル注入口205aを設けるようにしたが、これら第1の中座205および第2の中座206を一枚の中座で構成し、この中座にオイル注入口を設けるようにしてもよい。また、ステージ2が固定式の場合には、これら第1の中座205および第2の中座206を無くして直接ステージ2にオイル注入口を設けるようにしてもよい。
【0040】
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0041】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、液浸対物レンズへの液浸媒質の滴下を簡単に、しかも正確に行うことができる顕微鏡用ステージを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の顕微鏡用ステージが適用される倒立顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態の顕微鏡用ステージの側面の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態の顕微鏡用ステージの上面の概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態の顕微鏡用ステージを説明するための図。
【図5】従来の顕微鏡用ステージの概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体
2…ステージ
3…照明装置
4…レボルバ
401…固定部
402…可動部
201…固定ステージ
202…Y軸ステージ
203…ガイド機構
204…X軸ステージ
204a…透孔
204b…載置部
205…第1の中座
205a…オイル注入口
205b…載置部
206…第2の中座
206a…中空部
206b…切欠き部
5…対物レンズ
6…接眼レンズ
7…プレパラート
8…培養容器
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレパラートや培養容器などの標本が載置される顕微鏡用ステージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、倒立顕微鏡は、ステージ上に標本を載置し、この標本をステージの下側に配置された対物レンズにより観察するようになっている。
【0003】
このような倒立顕微鏡のステージは、図5に示すように、XY方向に移動可能にしたステージ本体11の中心部に、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材により形成される中空円板状の第1の中座12を設けるとともに、この第1の中座12の中空部に、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材により形成される中空円板状の第2の中座13を設けるように構成したものがある。この場合、第2の中座13の中空部13aは、ステージ本体11の下側に配置される対物レンズの観察光軸上に位置されており、このような第2の中座13の中空部13a上にプレパラートや溶媒容器などの標本14が載置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、倒立顕微鏡は、タンパク質などの生物標本の反応などを観察するのに用いられるようになっており、これにともない、対物レンズとして、観察標本との間に油や水などの液浸媒質が充填される液浸対物レンズを有する光学システムが適用されている。
【0005】
この場合、ステージ本体11の第2の中座13の中空部13a上に標本14を載置し、ステージ本体11を移動させて標本14上の観察部位を観察光軸上に位置決めするとともに、所望する倍率の液浸対物レンズを選択し、その後、液浸対物レンズに対して液浸媒質を充填することになる。しかし、この状態で、標本14が第2の中座13の中空部13aを塞いでしまうことがあると、このままでは液浸対物レンズへ液浸媒質を注入することができない。
【0006】
そこで、従来では、スポイトのような器具を用いてステージ本体11の下側から液浸対物レンズに液浸媒質を注入するようにしているが、このとき観察者は、体勢の悪い状態で作業を行わなければならないため、液浸対物レンズの先端部に正確に液浸媒質を注入するのが難しい。また、第2の中座13上の標本14を一旦取り除いて、中空部13aから液浸対物レンズに液浸媒質を滴下することも考えられるが、これでは、一旦観察光軸に対して位置決めした標本14の観察部位を動かしてしまうため、改めて標本14の位置決めを行わなければならず、観察作業が面倒になるという問題を生じる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、液浸対物レンズへの液浸媒質の注入を簡単に、しかも正確に行うことができる顕微鏡用ステージを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の対物レンズを保持し、これら対物レンズを選択的に観察光軸上に移動させるレボルバに対向して設けられた顕微鏡用ステージにおいて、ステージ本体と、前記ステージ本体の、前記レボルバにより移動される前記対物レンズの移動軌跡上に形成され、前記対物レンズに液浸媒質を注入する媒質注入部とを具備したことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記レボルバは、複数のクリック(ストップ)ポジションが設けられ、それぞれのクリック(ストップ)ポジションごとに異なる対物レンズを前記観察光軸上に位置させることが可能になっていて、前記媒質注入部は、前記ステージ本体の、前記対物レンズの移動軌跡上で、且つ前記観察光軸上の対物レンズのクリック(ストップ)ポジションより一つずれたクリック(ストップ)ポジションの対物レンズに対応する位置に設けられていることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記ステージ本体は、中空部を前記観察光軸上に位置される、少なくとも1個の中空円板状部材を有し、前記媒質注入部は、前記中空円板状部材の前記レボルバにより移動される前記対物レンズの移動軌跡上に対応する位置に形成されることを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、媒質注入部は、透孔または切欠け部からなることを特徴としている。
【0012】
この結果、本発明によれば、ステージ本体の媒質注入部より、液浸媒質の注入をステージ本体上方から行うことができるので、観察者は、体勢の悪い状態で作業を行うことがなくなり、液浸タイプの対物レンズに簡単に、しかも正確に液浸媒質を注入することができる。
【0013】
また、媒質注入部より液浸媒質の注入する際に、標本を動かすことなく行うことができるので、一度決定した標本の観察部位が動くことがなくなり、これにより改めて標本の位置決めを行うなどの面倒な作業を省略することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従い説明する。
【0015】
図1は、本発明が適用される倒立顕微鏡の概略構成を示している。図において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1には、標本を載置するステージ2が設けられている。顕微鏡本体1のステージ2の上方には、照明装置3が設けられている。照明装置3は、ステージ2上の標本を上方から照明するものである。また、ステージ2の下方には、後述する対物レンズ(ここでは図示していない)が配置され、照明装置3からの照明により標本を透過された観察像を取り込むようになっている。
【0016】
対物レンズは、レボルバ4に複数個保持され、選択的に観察光軸上に切換えられるようになっている。この場合、レボルバ4は、手動操作により回転され、所望する対物レンズを観察光軸上に移動させるようになっている。
【0017】
そして、対物レンズに撮り込まれた観察像は、図示しない光学系を介して接眼レンズ6により観察されるようになっている。
【0018】
図2は、このような倒立顕微鏡のステージ2の概略構成を示している。
【0019】
この場合、ステージ2の下方には、レボルバ4が配置されている。このレボルバ4は、上述したように手動操作により回転動作するもので、上述した顕微鏡本体1に固定される固定部401が設けられている。
【0020】
この固定部401には、回転可能に可動部402が設けられている。この可動部402は、観察光軸aに対して所定の傾斜角θだけ傾斜された軸O回りに回転自在に設けられている。可動部402の上面には、液浸対物レンズとして油浸タイプの対物レンズを含む、異なる倍率を有する複数の対物レンズ5が所定の間隔をおいて配置され、可動部402の回転操作により所望する対物レンズ5が観察光軸a上に位置されるようになっている。
【0021】
この場合、可動部402は、例えば、最大6個の対物レンズを保持した6穴式のものでは、6個所のクリック(ストップ)ポジションが設けられ、それぞれのクリック(ストップ)ポジションごとに、異なる対物レンズ5を観察光軸a上に位置させることができるようになっている。
【0022】
一方、ステージ2は、ステージ本体として、固定ステージ201、Y軸ステージ202、X軸ステージ204を有している。固定ステージ201は、上述した顕微鏡本体1に固定されている。この固定ステージ201上には、枠形状のY軸ステージ202がガイド機構203を介して観察光軸aに直交するY軸方向に直線移動可能に設けられている。また、このY軸ステージ202上には、X軸ステージ204が図示しないガイド機構を介して観察光軸aに直交するX軸方向に直線移動可能に設けられている。
【0023】
X軸ステージ204は、中心部に円形の透孔204aが形成されている。このX軸ステージ204の透孔204aの周縁部には、段状の載置部204bが形成されている。この載置部204bには、中空円板状部材として、中空円板状の第1の中座205が載置されている。この第1の中座205は、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材の他、ガラス、プラスチック材などが用いられる。
【0024】
この場合、第1の中座205には、図3に示すように、対物レンズ5に対し、液浸媒質、例えばオイルを注入するための円形の透孔からなる媒質注入部として、オイル注入口205aが設けられている。この場合、第1の中座205上のオイル注入口205aは、レボルバ4の回転操作により移動する対物レンズ5の移動軌跡S上で、且つ観察光軸a上に位置する対物レンズ5に隣接して配置される対物レンズ5に対応する位置、つまり、観察光軸a上の対物レンズ5のクリック(ストップ)ポジションAより一つずれたクリック(ストップ)ポジションBの対物レンズ5に対応する位置に設けられている。
【0025】
なお、図示例では、オイル注入口205aは、円形の透孔の場合を述べたが、円形以外の形状でもよいし、透孔に代えて切欠き部であってもよい。また、オイル注入口205aは、対物レンズ5の移動軌跡上で、且つ観察光軸a上のクリック(ストップ)ポジションAより一つずれたクリック(ストップ)ポジションの対物レンズ5に対応する位置ならば、クリック(ストップ)ポジションBと反対側にずれたクリック(ストップ)ポジションCの対物レンズ5に対応する位置であってもよく、または、これらクリック(ストップ)ポジションB、Cのそれぞれの対物レンズ5に対応する位置に設けるようにしてもよい。
【0026】
第1の中座205の中空部の周縁部には、段状の載置部205bが形成されている。この載置部205bには、他の中空円板状部材として、中空円板状の第2の中座206が載置されている。この第2の中座206も、例えば、アルミニウムや黄銅などの金属部材の他、ガラス、プラスチック材などが用いられる。
【0027】
この第2の中座206は、中空部206aを観察光軸a上に位置されている。また、中空部206aには、周縁部の一部に切欠き部206bが形成されている。この切欠き部206bは、観察光軸a上に位置される対物レンズ5に対して、オイルを注入するためのオイル注入口を形成している。
【0028】
このような構成において、顕微鏡本体1のステージ2上に、標本が載置され、標本観察が行われる。
【0029】
まず、図4(a)に示すようにステージ2の第2の中座206の中空部206a上に、標本としてプレパラート7を載置した場合を説明する。この場合、プレパラート7により中空部206aの切欠き部206b上が塞がれることがないものとする。
【0030】
ここで、標本観察に先立って、ステージ2のY軸ステージ202とX軸ステージ204をXY軸方向に移動させてプレパラート7上の所望する観察部位を観察光軸a上に位置させる。また、レボルバ4を回転操作して観察光軸a上に所望倍率の油浸タイプの対物レンズ5を位置させる。
【0031】
この状態から、対物レンズ5にオイルを注入するには、レボルバ4を手動で僅かに回転させ、油浸タイプの対物レンズ5の先端を中空部206aの切欠き部206bの下まで移動させる。そして、切欠き部206bの上方からオイルを対物レンズ5の先端部に対して注入する。
【0032】
その後、オイルを十分に注入したところで、対物レンズ5を観察光軸a上に戻すようにすれば、プレパラート7と油浸タイプの対物レンズ5との間に所定量のオイルを充填することができる。
【0033】
一方、図4(a)に示すようにステージ2の第2の中座206の中空部206a上に、標本として、培養細胞などを収容した、例えば35mm程度の培養容器8を載置したような場合、図示のように第2の中座206の中空部206aとともに切欠き部206bも完全に塞がれることがある。
【0034】
この場合も、標本観察に先立って、ステージ2のY軸ステージ202とX軸ステージ204をXY軸方向に移動させて培養容器8の所望する観察部位を観察光軸a上に位置させる。また、レボルバ4を回転操作して観察光軸a上に所望する倍率の油浸タイプの対物レンズ5を位置させる。
【0035】
この状態から、油浸タイプの対物レンズ5にオイルを注入するには、レボルバ4を回転操作して、観察光軸a上の対物レンズ5をクリック(ストップ)ポジションAから一つずれたクリック(ストップ)ポジションBの位置に移動させ、第1の中座205のオイル注入口205aに油浸タイプの対物レンズ5の先端部を一致させる。そして、オイル注入口205aからオイルを対物レンズ5の先端部に対して注入する。
【0036】
その後、オイルを十分に注入したところで、油浸タイプの対物レンズ5をクリック(ストップ)ポジションAの位置の観察光軸a上まで戻すようにすれば、培養容器8と油浸タイプの対物レンズ5との間に所定量のオイルを充填することができる。
【0037】
従って、このようにすれば、第1の中座205上の、レボルバ4の回転操作により移動する対物レンズ5の移動軌跡S上で、且つ観察光軸a上に位置する対物レンズ5に隣接して配置される対物レンズ5に対応する位置にオイル注入口205aを形成し、このオイル注入口205aより油浸タイプの対物レンズ5の先端にオイルを注入できるようにしたので、オイル注入をステージ2の上方から行うことができる。これにより、従来のステージ本体の下側から対物レンズに液浸媒質を注入するのに比べ、観察者は、体勢の悪い状態で作業を行うことがなくなり、油浸タイプの対物レンズ5の先端部に簡単に、しかも正確にオイルを注入することができる。
【0038】
また、オイル注入口205aよりオイルを注入する際に、ステージ上の標本を動かすことがないので、従来の中座上の標本を一旦取り除いて対物レンズに液浸媒質を注入するものと比べて、観察光軸に対して位置決めした標本の観察部位を動かすようなことがなくなり、改めて標本の位置決めを行うなどの面倒な作業を省くことができ、観察作業を効率化を実現できる。
【0039】
なお、上述した実施の形態では、液浸対物レンズとして、液浸媒質にオイルを用いる油浸タイプの対物レンズの例を述べたが、液浸媒質に水を用いる水浸タイプの対物レンズに適用することもできる。また、レボルバ4は、手動により回転動作される手動式のものについて述べたが、電動式で回転動作する電動レボルバであってもよい。このような電動レボルバを採用すると、レボルバのクリック(ストップ)ポジション間の移動をボタン操作などにより簡単に行うことができるので、特に、観察光軸a上の油浸タイプの対物レンズ5を一旦クリック(ストップ)ポジションAからクリック(ストップ)ポジションBに移動させ、第1の中座205のオイル注入口205aに油浸タイプの対物レンズ5の先端を一致させてオイル注入口205aからオイルを注入し、再びクリック(ストップ)ポジションAに戻すまでの一連の動作をスムーズに行うことができ、この種の作業のさらなる能率向上を実現できる。また、ステージ2は、第1の中座205と、この第1の中座205の中空部に設けられる第2の中座206を有し、このうちの第1の中座205にオイル注入口205aを設けるようにしたが、これら第1の中座205および第2の中座206を一枚の中座で構成し、この中座にオイル注入口を設けるようにしてもよい。また、ステージ2が固定式の場合には、これら第1の中座205および第2の中座206を無くして直接ステージ2にオイル注入口を設けるようにしてもよい。
【0040】
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0041】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、液浸対物レンズへの液浸媒質の滴下を簡単に、しかも正確に行うことができる顕微鏡用ステージを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の顕微鏡用ステージが適用される倒立顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態の顕微鏡用ステージの側面の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態の顕微鏡用ステージの上面の概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態の顕微鏡用ステージを説明するための図。
【図5】従来の顕微鏡用ステージの概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体
2…ステージ
3…照明装置
4…レボルバ
401…固定部
402…可動部
201…固定ステージ
202…Y軸ステージ
203…ガイド機構
204…X軸ステージ
204a…透孔
204b…載置部
205…第1の中座
205a…オイル注入口
205b…載置部
206…第2の中座
206a…中空部
206b…切欠き部
5…対物レンズ
6…接眼レンズ
7…プレパラート
8…培養容器
Claims (4)
- 複数の対物レンズを保持し、これら対物レンズを選択的に観察光軸上に移動させるレボルバに対向して設けられた顕微鏡用ステージにおいて、
ステージ本体と、
前記ステージ本体の、前記レボルバにより移動される前記対物レンズの移動軌跡上に形成され、前記対物レンズに液浸媒質を注入する媒質注入部と
を具備したことを特徴とする顕微鏡用ステージ。 - 前記レボルバは、複数のクリック(ストップ)ポジションが設けられ、それぞれのクリック(ストップ)ポジションごとに異なる対物レンズを前記観察光軸上に位置させることが可能になっていて、
前記媒質注入部は、前記ステージ本体の、前記対物レンズの移動軌跡上で、且つ前記観察光軸上の対物レンズのクリック(ストップ)ポジションより一つずれたクリック(ストップ)ポジションの対物レンズに対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用ステージ。 - 前記ステージ本体は、中空部を前記観察光軸上に位置される、少なくとも1個の中空円板状部材を有し、
前記媒質注入部は、前記中空円板状部材の前記レボルバにより移動される前記対物レンズの移動軌跡上に対応する位置に形成されることを特徴とする請求項1または2記載の顕微鏡用ステージ。 - 媒質注入部は、透孔または切欠け部からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の顕微鏡用ステージ。
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---|---|---|---|
JP2002273570A JP2004109640A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 顕微鏡用ステージ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002273570A JP2004109640A (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 顕微鏡用ステージ |
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JP2004109640A true JP2004109640A (ja) | 2004-04-08 |
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JP (1) | JP2004109640A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111164488A (zh) * | 2017-09-29 | 2020-05-15 | 卡尔蔡司显微镜有限责任公司 | 在介质供应装置中使用的光学透镜和镜头、介质供应装置和显微镜 |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002273570A patent/JP2004109640A/ja not_active Withdrawn
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